欧州委員会(EC)が2022年11月に提案した自動車の新たな環境規制「Euro 7(ユーロ7)」。現行規制「ユーロ6d」まではテールパイプから出る排ガスだけを規制してきたが、今回は新たにタイヤやブレーキから出る摩耗粉じんも対象とする方針だ。これに伴い、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)といったゼロエミッション車(ZEV)も規制の対象となる。 とりわけ、欧州で販売が伸びているEVでは対策が難しくなりそうだ。EVは大容量のリチウムイオン電池を搭載するため、車両質量が内燃機関(ICE)搭載車より重くなりやすい。例えば、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の小型ハッチバック「ゴルフ」は簡易ハイブリッド車(MHEV)の標準モデルが1306kgである。これに対し、同等サイズのEV「ID.3」(現行車)は45kWhの電池を搭載する標準モデルが1719kgと、ゴルフに比べて400k
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