連日の猛暑の影響で熱中症で搬送される人などが相次ぐ中、九州電力は、冷房などを適切に利用してもらおうと、75歳以上のお年寄りがいる世帯の来月と9月の電気料金を10%割り引く料金体系を導入したと発表しました。 具体的には2年契約などで一定の割り引きが受けられる「スマートファミリープラン」と呼ばれる料金体系で契約していて75歳以上のお年寄りがいる世帯の電気料金を10%割り引くということです。 電気料金が割り引かれるのは来月と9月の2か月間で、23日から電話での受け付けをはじめました。 会社側によりますと、熱中症予防を目的に電気料金を割り引くのはこれが初めてで、国内の電力会社の中でも初めてではないかということです。 九州電力エネルギーサービス事業統括本部の栗山嘉文副本部長は会見で、「猛暑が続く中で、迅速に対応したいと導入した。冷房や扇風機を積極的に使っていただき、熱中症を予防してもらいたい」と述べ