(4) 「発達障害」とは集団生活において不都合が生じているからこそ「障害」と認知された状態だと考えている。たとえば、学校で「発達障害」が問題になる。従来、それは個々人にある「障害/病理」が既存の学校制度にあわないからだと考えられてきた。こうした考え方のもとでは、「障害/病理」のあるこどもが治療/矯正対象となる。こうした現象こそが、「障害/病理」のあるこどもの自尊心を損ない、「健常児以下の存在」としての認知をうえつけてきたのではないか。そこで、私たちは、学校制度が「発達障害」の子どもを排除する装置になっている可能性を再検討すべきだと考えた。そうした意味での「学校不適応症候群」である。なお、こうした考え方は「障害学」におっている。 『発達障害チェックシート できました』をやってみました 目次 > 2. 届いた感想http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resour