党首討論に臨む(左から)国民民主党の玉木雄一郎代表、公明党の石井啓一代表、立憲民主党の野田佳彦代表、自民党の石破茂総裁、日本維新の会の馬場伸幸代表、共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の山本太郎代表=2024年10月12日、東京都千代田区の日本記者クラブ この記事の写真をすべて見る 首相就任から解散までが戦後最短となった今回の衆院選。国会論戦も深まらず、野党は「裏金隠し解散」と批判している。有権者はどう判断するべきか。神戸学院大学教授・上脇博之さんに聞いた。AERA 2024年10月28日号より。 【写真】「自民党の裏金問題告発の火付け役・神戸学院大学教授」はこちら * * * マイナス100点がマイナス90点か95点になったにすぎません。 石破茂首相は9日、27日投開票の衆院選では裏金に関連した12人を非公認とするなどと決定しましたが、それを聞いての実感です。 理由は四つあります。