N3571 A Proposal to add Single Instruction Multiple Data Computation to the Standard Library ひとつのCPU命令で複数のデータを操作する、SIMD(Single Instruction Multiple Data)を抽象化したライブラリの提案。これは、スレッドを使用するタスク並列性に対して、データ並列性と呼ばれている分野の技術です。 この提案は、Boost.SIMDとしてBoostに提案される予定のライブラリが元になっています。Boost.SIMDについては、私が翻訳したスライド資料もあるので、合わせて参照してください(Boost.SIMDによる実用的なSIMDアクセラレーション)。 このライブラリは、SIMDを抽象化したpack型と、それに対して操作を行うaccumulate()やtransfor