サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(左)とUAE・アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子。サウジ王室提供(2021年12月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAUDI ROYAL PALACE / BANDAR AL-JALOUD 【3月14日 AFP】ロシア軍のウクライナ侵攻により、米国と中東地域において同盟関係にあるサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の間で、かつては想像もできなかったような立場の違いが生じている。主要な産油国であるサウジとUAEは、国際社会で一段と独立色を強めている。 米軍を受け入れてから数十年にわたり依存的に米政府を支持してきた湾岸諸国は、エネルギーから外交分野までロシアの生命線を止めようとするジョー・バイデン(Joe Biden)政権への支持を控える姿勢が顕著だ。 アナリストたちは、湾岸諸国の新たな立ち位置は、2018年のサウジ