自社の得意とする事業分野を明確にして、そこに経営資源を集中的に投下する戦略。 1980年代にGE*1のCEOであった、ジャック・ウェルチ氏の戦略として有名である。ウェルチ氏は企業が行っている事業のうち、ナンバー1ないしナンバー2の事業に注力する一方で、弱小事業は他企業へ売却ないし廃止等のリストラを行うというもの。GEはこの戦略に基づき、事業の再編成に伴う資源の再分配を行うことで、業績を飛躍的に向上させた。 我が国企業は、1980年代のバブル経済期はむしろ多角経営が是とされ、この経営手法が注目されるようになったのはバブル崩壊後の1990年代半ば過ぎであった。