NEC(矢野薫社長)とシンガポールにある同社の東南アジア地域統括会社NEC Asia Pte. Ltd.(NECアジア)は2月22日、総務省が実施する「国際情報通信ハブ形成のための高度ICT共同実験」の一環として、世界初となるマルチベンダー間における無線IP電話の内線通話の実証実験を2月25日より日本とシンガポール間で実施すると発表した。 同実験は、無線IP電話の国際間ローミングを行うために必要となる位置情報を、異なるベンダーの企業向けSIPサーバー間で管理する技術を確立し、無線IP電話の国際ローミングサービスの実証を行うもの。 まず、企業向けSIPサーバー間における無線IP電話のローミング接続の実験を行い、無線IP電話の位置情報を沖電気工業製SIPサーバー「IP CONVERGENCE Server SS9100」とNEC製SIPサーバー「UNIVERGE SV7000」間で管理する技術