米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2011年10月27日、パソコンなどを手がけるPersonal Systems Group(PSG)事業について、社内にとどめることにしたと発表した。Leo Apotheker前最高経営責任者(CEO)の下、経営改革を進めていたHPは同事業の分離を検討すると発表していたが、その後の調査の結果、社内に保持する方がメリットが大きいと判断した。HPの取締役会は、PSGが成長の見込める事業であり、HPのほかの事業の製品、サービスの成長も加速させるとしている。 CEO兼社長のMeg Whitman氏は発表資料の中で、「戦略、財務、事業運営といった観点から、分離の影響について客観的に検討した。分析の結果、PSG事業をHP内にとどめておくことが、顧客、パートナー、株主、従業員にとって正しいということが分かった」と述べた。 HPによると、同社は専門家などの