インターネットのポータル(玄関)サイト最大手のヤフーは7日、有線放送最大手USENの100%子会社で映像配信サービスを展開する「GyaO(ギャオ)」の発行済み株式の51%を約5億3000万円で取得すると発表した。ヤフーの映像配信サービスをギャオに統合することでも合意し、今年秋にUSENと合弁で新「ギャオ」のサービスを開始する。 ヤフーには「ヤフー動画」や「ヤフースポーツ」など10以上の映像配信サービスがあり、月間利用者数は約1100万人以上。ギャオの利用者も月間約650万人にのぼり、事業統合により利用者数で国内最大級の連合が誕生する。 両社が合弁に踏み切る背景には、動画投稿サイトへの対抗がある。一般の利用者が撮影した映像を投稿できる「ユーチューブ」や「ニコニコ動画」などの動画投稿サイトでは、テレビ番組や映画などを無許可で投稿するケースが問題となっている。ヤフーの井上雅博社長は記者会見で「著