ジャパンディスプレイ(JDI)グループのJOLED(東京都千代田区)が、有機ELを低コストで量産する技術に開発のめどが立ったため、実用化に向けて資金調達をする方針を固めたと一部報道機関が10月4日報じた。 同日付の日本経済新聞によると、2019年の量産開始に向け、約1000億円の獲得を目指しているという。既にソニー、キヤノン、富士フイルムなど国内大手数十社を対象に、1社当たり50~100億円の出資を打診しているという。 同紙によると、開発のめどが立ったのは「印刷方式」と呼ぶ手法で、発光材料をパネル上に塗布し、印刷するように有機ELパネルを生産できる点が特徴。実用化すれば、競合の韓国Samsungよりも製造コストを3~4割程度削減できるという。 報道に対し、JDIは「JOLEDの資金調達に関する報道内容は、当社が発表したものではない」とコメント。ただし、「JOLEDと当社は製品量産に向け、当