この夏、飛行機で実家に帰ったり、国内外に遊びに行ったりという人も多いだろう。そんなとき注目して欲しいのが、空港で活躍する特殊車両だ。
だいたい何をしているクルマか想像がつくものの、展望デッキから見ると小さすぎてディテールが見えず、機内から見ると部分的にしか見えない、空港で働く特殊車両。
今回、日本航空のご好意で、見たくても見られないそれら特殊車両をじっくりと堪能する機会に恵まれたので、ここでタップリと披露しよう! ポロリもあるよ。ん? ポロリって何だ!?
トーイングトラクター(TT)
「空港の裏側に密着! JALの預け手荷物がロストしない秘密」でも紹介した旅客の手荷物を入れたコンテナを牽引する車両。1台で6個のコンテナを牽引できる。
製造元:トヨタ
寸 法:全長3.6m、全幅1.4m、全高1.4m
車 重:3.6t
排気量:2486cc
馬 力:55HP
最高速:25km/h
ハイリフトローダー(HLB)
トーイングトラクターと連携してコンテナを機内に搬入出する。機体に車両が接触してはならず、その間隔は10cm程度でなければならず、運転が難しいという。
製造元:シンフォニアテクノロジー
寸 法:全長12m、全幅3.2m、全高2.9m
車 重:12t
排気量:3246cc
馬 力:62.4HP
最高速:15km/h
ベルトローダー(BL)
ほとんど場合、機内からコクピットを見て右側後方にある後部貨物室に配備される。コンテナに入らない特殊な荷物などを、バルク(バラ)カーゴ室に積み込む。ボーイング767と787の場合は、左側後部に付く。
製造元:シンフォニアテクノロジー
寸 法:全長7.7m、全幅2.2m、全高2.5m
車 重:3.9t
排気量:2663cc
馬 力:47.1HP
最高速:30km/h
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