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2024-01-04

2024年版・初心者が知るべき暗号資産投資の始め方

皆様明けましておめでとうございます

この記事では、暗号資産投資を考えている初心者の方向けに、いま界隈がどういう状況になっているか、もし投資するとしたらどのようにアプローチしていくべきかを身も蓋もない形で説明します。

1.今投資するとしたら、何に投資すればいいか

以下のどれかが望ましい。


2024年のメインイベント米国ETFビットコイン半減期、そして利下げ開始である

まり主導権は米国経済でありつつ、暗号資産のサイクル的には半減期通過で一定の期待が持てる状況。

ビットコインはまもなく米国現物ETF判断が出て、かなり確度が高く承認の見込み。質のいい資金流入が期待できる。

イーサリアムETF申請が行われており、こちらも確度が高い。スケジュール的にはビットコインの相当あとになりそう。

コインベースは、これらのETFカストディアンとしてほぼすべての申請指名している。新NISAビットコインETFはまだ買えないので、もしその枠で検討するならコインベースがいいだろう。ただし、コインベース自分の鍵で管理できるアセットではない。分散思想的にNGな人はビットコインイーサリアムを買えば良い。

上記三種以外にお金を入れる人は、自信過剰な界隈の猛者か、資金を最速で失うお客様である。これを忘れてはいけない。

上記で挙げなかったが、ソラナ(SOL)とアバランチ(AVAX)は選択肢として検討しうる。ただ、ビットコインイーサリアムより遥かに価格変動が大きい。例えばソラナでいえば、以下の文脈を踏まえた投資必要

もし現時点で一つでも詳しくないトピックがあるとしたら、貴方情報で劣後している。投資家ではなく出口様である。止めておいたほうがいい。



2.大きなイベント説明

主に今年前半、以下のイベントが発生し相場に影響を与えうる。

①【価格上昇要因】ビットコイン現物ETF承認

1月初旬(というか数日中)に承認されそう。承認後は資金流入が期待できるが、事実売りで低迷期があるのではないか?と懸念されている状況。

②【価格上昇要因】ビットコイン半減期

2024年4月になりそう。売却圧が減りテクニカル的に煮詰まることで、半減期後しばらくすると価格が急騰すると一般的には言われている。現在のところ再現性もある。ただし、半減期前後で毎回大きな調整が発生している。

③【価格上昇要因】イーサリアムアップデート

2024年3月ごろになりそう。いわゆるレイヤー2と呼ばれる連中の取引手数料が減ると思えばOK

④【価格下落要因】米国の利下げ

いつ始まるか不明

利下げが始まると、一般的には債権資金流れるため、株やコモディティ価格は下がりがち。

①②③の価格押上効果は強そうだが、④を考えると、通年でのんきに価格が上がっていくというシナリオは考えづらい。

かなり高い確率で、大きめの調整があるだろう。そのため、どのタイミング資金を入れるかはよくよく考える必要がある。

株の暴落があると思うなら調整を待てばいいし、難しいことを考えたくないならドルコスト平均法でのんびり買えば良い。

暗号資産業界に興味があるからNISAコインベースを買って放ったらかします」も悪い選択肢ではない。

3.この暗号資産はどうか?(という潜在的質問に対する回答)

上記以外にお金を入れるな。これに尽きる。インフルエンサーが様々な暗号資産を煽るだろうが、彼らは本質的に出口を欲している。あなたお客様だ。ゲームGPSAI、新興チェーン、まあとにかく手を変え品を変え出てくるだろう。

だが、どれほど詳しい人であっても、基軸となるトークンよりも良いパフォーマンスを出すことは至難である

2023年の年初にBTCを買ってホールドすれば、資産は3倍弱になっていた。大きな声を出してキラキラと煽る彼らがそれ以上の利益を出せていたか?答えはNOである。もちろん例外はいるが、そんなのは例外に過ぎない。

ブロックチェーンゲームで良作が出たとしよう。あなたはそのトークン買ってはいけない楽しいゲームが出たら遊べ。シンプルにそれだけでいい。買うな。初心者が、界隈の猛者を差し置いてラッキーパンチを引けるか? そんなことは不可能である

BTCとETHを以外を買った場合あなたは高確率お金を失う。

4.各勢力の身も蓋もない状況説明(非初心者向け)



ビットコイナー】

Inscriptionのせいで、これまでシットコイン製造機と散々バカにしていたスマコン通貨と同じ悲劇ビットコインで発生。

ビットコインは最早シットコイン製造機であり、ギャンブルの本場であるETF賛否と合わせてコミュニティ意見割れる。

彼らの本音と建前を書くとこうなる。

Inscription:

本音)俺たちの大好きなビットコイン上でカジノ遊びしやがって、ふざけんな絶対に許さん

(建前)Permissionlessなので止めることはできない。手数料が増えることも持続可能性にとってプラスである

ETF

本音ビットコイン価格が上昇するのは超嬉しい!

(建前)ETFは、自分の鍵を自分管理するビットコイン本来のTrustlessに反する動きである賛同しない。

建前の発言本心から発しているビットコイナーは少ない。

【イーサリアン】

ソラナの猛追を受けて自信喪失気味。待望のアップデートが目前、Modularの筋の良さも相まり決済レイヤーとして展望が良くなっている状況でこれは不思議極まる。

一方でOFAC準拠バリデーターが増加傾向だったり、バブル期弱者から資金を抜きまくっていた勢力がエアドロにタカり始めた結果、本家シットコインカジノの汚い輝きが増してきた。彼らは投機を越えた投棄勢であり、ロクな連中ではない。イーサリアム界隈に行くなら注意しよう。

【Binance(バイナンシアン)】

Trustlessの世界で、CZをTrustする不思議なひとたちがかつていた。米国に押し込まれた結果、王国は半壊。パーティー会場として散々散らかされたBSC廃墟と化し、深刻なアイデンティティ危機に見舞われている。opBNBはOP stackを使って構築されているが、BSC共通する文化、つまりオリジナルに対する敬意が極めて希薄コピーキャットを礼賛する連中の集まりのなかで、Pancakeだけが唯一、勢力を保っている。

SOL(ソラナー)】

2023年に最大の利益を得た勢力。といっても、「FTX崩壊事件後、ATHからどの程度戻したか」という指標で見ると実は他とそんなに変わらなかったりする。開発者コミュニティが残り継続的アクティティがあるのは素直に称賛されるべきだろう。とはいえ、JLPはオラクル決済型GMXとほぼ同じ設計で、Bonkはミームである。現状、何もかもが足りていない。FTXの巨大な売圧はまったく解決していないし、他と比べたときの高インフレ体質は調整時の脆弱さにつながる。もちろん高値更新を続ける可能性はある。だが、イキリ散らかした後始末はどこかで歪みとして発生するだろう。

アバランチ

ModularのETHとモノリシックSOLに囲まれて、存在感がどんどん薄くなっている。

イーサリアムアップデート後はさらに苦しい立場になりそう。最近Avalanche Foundationがミームトークン出資する発表をしていたが、まさに迷走を象徴している。

COSMOS勢】

ATOMはもう救えない。みんな諦めた。可哀想に。Celestiaが生まれたことで、Modularの中心候補としてイーサリアンと奇妙な共闘状態になりつつある。同床異夢となるかは分からん

DoKwonが、事業失敗ではなく単なるポンジ詐欺師だったことは様々な報道裁判で明らかになっているが、全員目を背け忘れたフリをしている。

過去に煽ってた連中は涼しい顔をして別のプロジェクト推している。

あとこいつの問題は、「これを買えば安心」という基軸がないこと。これに尽きる。Tia高すぎるだろ。

【Poladot勢】

もう救えない。polkadot sdk微妙に使われているが、そいつらが生き残っていけるかは不明。生き残ったとしてもDOT本体とはあまり関係がない。現在構造競争に勝ち抜くのは無理。

【他の勢力

無理。がんばってください。

5.業界に対する身も蓋もない状況説明

期末時価に対する税制改正など、バズワードだったWeb3をテコにした法改正はとてもうまく立ち回っている印象。汗をかかれたかたはお疲れ様でした。一方で一向に統一されないJVCEAとJCBAトラベルルール相互に送付ができない取引所など、なんでそうなるねんという状況が多い。控えめにいって業界としてのガバナンス能力がない。

経営層もさー、明らかにプライベートスマコン触ってないでしょ? そういう人が指揮をとるのは業界の損失なので、さっさと後進に道を譲ってください。

それでは、良い暗号資産ライフを。

2023-01-01

2023年版・ド初心者向け暗号資産投資の始め方

この記事は、以下のような人が対象です。

暗号資産投機詐欺

仮にこの記事ブコメがついたとしたら、やっぱり投機投機書かれるだろう。

そういう人はこの記事対象ではないので無視して良い。はてなコミュニティの老化は見てて悲しいね

購入選択肢通貨

  • BTC、ETH。以上。

買ってもいい時期

これは明らか。今ではない。

理由簡単だ。

いま、米国債の利回りとステーブルコイン運用の利回りを比較したときに、前者のほうが高いかである

FOMC政策金利は4.5%で、ステーブルコイン運用は安定を取るとせいぜい5-10%程度である一見後者のほうが良いようにも思えるが、前者はリスクを取らんでいいのでお話にならないほど差がある。

結果、いまスマコン上で発行されたステーブルコインの償還が止まらない。市場シュリンクしていく過程にある。新規流入がなければBTCの新規マイニング分が吸収できないので、価格だんだんと維持できなくなり、いつか暴落を始める。

半減期後、新規が細ってBTCが暴落を起こすのは毎回引き起こされている現象ではある。今回は特にマクロが悪いので、いつもよりもっと悪いことになる可能性が高い。

2022年は酷い年だった。2023年には期待したいところだが、残念ながら、特に前半はまだこの道半ばにいる可能性が高く、強気でいられる理由がない。

話を戻そう。米金利ターミナルレートに到達してから利下げ開始までは結構時間がかかると見られている。

景気は悪化していく可能性が高い。いまは株価が景気悪化を折り込み始めたタイミングである

あと何周かするとテーマが景気悪化から利下げに戻ってくるので、実際にそのような発言観測が出てきたとき買い始めるのが良さそうだ。

ただ、「いつ利下げを折り込み始めるのか」「折り込み始めたタイミング価格帯が今よりも下なのか」は誰にもわからない。

下落相場なかにあっても、短期的な反発は必ず起きる。今の価格が底で、Pivotのタイミングではもっと上の価格である可能性もある。が、慌てて買わずに、時期を待つことをオススメする。無意味リスクを取る理由がない。

もし、マクロを見ずに買い始めたいのなら、「BTCが前日比10%以上値を下げた」日から分散購入しよう。

一年に数回は発生する珍現象で、タイミングとしてはおそらく望ましい。

買ってはいけない通貨

検討しても良い通貨

スマコン系のアルトL1トークン選択肢である

この分野もだいぶ勝者が絞られてきた。具体的にはatom, matic, avaxが候補である

Solanaは残念ながら脱落した。

atomは将来性があるが、難しい。atom価値cosmos sdk価値ではないからだ。

maticはzk(e)vmの展開次第では化ける。

avaxは上記二者と比べると差別化に苦労しているように見える。

オラクル系も差別化されていて、勝利者であるchainlinkは可能性があるように思える。

DeFiトークンは難しい。様々なリスクがある。

一応候補としては挙げたが、これらがBTC/ETHを安定的にアウトパフォームすることは難しい。

Solanaの劇的な死をいったい誰が予測できたといえるだろうか。そしていままでの価格推移がそれを証明している。需給でイーサに勝つのもなかなか難しい。

買ったあとの運用

BTCは自分ウォレットうつしてガチホする以外に選択肢がない。WBTCはやめておけ。

ETHはどこかのサービスでステークしよう。現状stETHが安牌である

ざっくり、クリプト勢力解説蛇足





こういう愉快な連中が、表向きニコニコしながら内心敵視しあっているのが現状のクリプト業界である。といいつつも前進はしている。どれかに張るならBTCかETHが良い。

フォローするのもビットコイナー/イーサリアンのなかから真面目そうな人を選ぶのが良いだろう。魔界絶対にやめておけ。

では、良い仮想通貨ライフを。

2022-08-30

暗号資産仮想通貨投資の考え方2022

なんか投資関係記事がバズっているので、暗号資産クラスタについてぶっこんでいく。(この記事はfinancial adviceではありません)

日本ではまだ怪しい投機扱いされている暗号資産だが、アメリカでは既存金融にすでに取り込まれている。

仮にこの記事ブコメがついたとしたら、やっぱり投機投機書かれるだろう。そういう人はこの記事対象ではないし、すでに三周は遅いので無視して良い。

さて、暗号資産というやつは、実はナスダックとの相関性がかなり高いことがわかっている。ので、投資すべきタイミングは米株と同じ考え方で良い。

レバレッジナスダック(いわゆるレバナス)は一度下がってしまうと、元の価格に戻ってきても評価額は減価してしまうが、暗号資産は元の価格に戻ってくる動きをしやすい。

身も蓋もないが、レバナスよりマシな商品と考えればあまり外れていない。

ので、もし現状のマクロ経済状態では米株投資すべきでないと考えるのなら、今は暗号資産投資をすべきではないし、逆に投資しても良いと考えるのなら検討しても良いだろう。

投資しても良い暗号資産はBTC,ETHだけである

これ以外の暗号資産お金を入れてはいけない。お兄さんとの約束だぞ。

慣れてる人はスマコン系の代替L1通貨とか、ORU/zkRUのL2系通貨お金を入れてもまあ良いと思う。ただ、これは自分で一次情報を取れて、かつ本当に詳しいと自認できる人だけにしたほうが良い。

情報を追いたいのならumbrelやLNを追っかけているビットコイナー、またはMergeやDAShanghaiを追っかけてるイーサリアンをフォローしておこう。

ただしtoxicなビットコイナーはやめとけ。心が汚れる。あと「ビットコインも環境問題POSに…」とか言ってるイーサリアンもやめとけ。心が汚れる。

詳しくなった人はsolana/avax/cosmos(atom)などの代替チェーン情報を発信している人をフォローしても良い。ただし火傷に気をつけろ。

stepnとかiost, xym, xrp, 魔界アルトなんかの情報を追っかけてる人、あなたは向いてない。います暗号資産投資をやめろ。金を失う最短ルートを走っている。もう一度チャート見直して冷静になれ。

aptosやsuiが天下を取る…と中身を理解しないまま思ってる人も情報の取り方を再考したほうが良い。あなたは賢いように見えて、大口投資家の出口だ。

NFTは消費として買っても良いと思えるものを買え。これはそういう業界だ。

投資としてNFTを扱いたいのなら、細心の注意を払って行え。今の市況では、難易度が高すぎる。キュレーターより厳しい世界だ。

情報フォローしたいのなら、XCOPYやNOUNSに言及している人にしておけ。

さて、買ったBTCとETHだが、以下の運用オススメする。


WBTCはおすすめしない。カウンターパーティーリスクがある。

ETHは、PriorityFeeやMEVが貰えるようになるので多少利率が高まる

課税イベントは起こさないほうが将来的な利益は高いだろう。なのでガチガチャしないことをオススメする。

この記事の言っていることが正しいかどうかは、界隈のこの記事に対する反応を参考にすること。

don't trust. verify.」がこの世界の基本。


それでは、良い暗号資産ライフを。

2022-02-02

anond:20220202182422

ハック無罪は確かによくない。それは同意する。技術には悪い側面もある

暗号通貨詐欺財産を奪われた人も大勢いるし、ギャンブルで無一文になった人も大勢いる

ただ、増田暗号通貨のことを誤解している。実は暗号通貨はもう通貨という側面で注目されていない

ユーティリティトークンという使われ方をしていることが多い。これはwebサービスインセンティブ設計に使われている

あとスマートコントラクトがすごい

スマートコントラクトは、書き換えることができないプログラムコードで、ブロックチェーンに刻み込める

トランザクションを送れば、マイニングをするマシンがこのプログラムコードを実行する

このトークンスマコンの2つの技術はとても優れている

現状は金融関連のサービスしかないけど、この2つの要素があればかなり面白いことができる

ただ、今あるパブリックブロックチェーンスループットが悪すぎてみんなが使えるほどの性能はないから、普及にはもう少し時間がかかると思うが

 
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