F1レッドブルの昇格争いで、エースのマックス・フェルスタッペン陣営がRBの角田裕毅ではなく同僚のリアム・ローソンを支持する方針を表明した。

 セルジオ・ペレスの不振が続くことから、レッドブルは来季に向けてドライバーの交代を検討。姉妹チームのRBに所属する角田とローソンが有力候補になっている。

 角田とローソンが揃ってブラジル・グランプリ(GP)で活躍する中で昇格レースは激化しているが、気になる動きが出てきた。

 オーストラリアのモータースポーツ専門メディア「スピードカフェ」は「リアム・ローソンは、レッドブル・レーシングの昇格に対してフェルスタッペン陣営からの支持を得た」と報道した。

 ローソン推しを表明したのは、フェルスタッペンの父ヨス氏だ。

 スウェーデン動画配信大手「ビアプレイ」のインタビューで「ローソンは非常にうまくやっていると思う」と絶賛。そして「彼がステップアップする準備ができているというのは、理にかなっているように私には思える。彼に今シーズンを終えさせて自信をつけさせ、それからチームは来年に向けて何をするか決めなければならない」と今季の走りを経て、来季満を持して昇格させるべきだと主張した。

 続けてヨス氏は、息子であるフェルスタッペンとローソンのコンビについて「もちろんそれに反対はしない」とプッシュ。「競争心があり、マックスを少しでも前に押し出してくれる人がいれば、もっと良くなるだろう」とローソンの昇格を支持した。

 フェルスタッペン陣営の太鼓判は、ローソンの大きな後押しとなりそう。角田は今後のレースでさらに存在感を見せる必要がありそうだ。