瀬戸内を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が22日、岡山県・岡山芸術創造劇場・ハレノワ大劇場でクリスマスコンサートを開催。来年1月15日に発売する11thシングル「地平線を見ているか?」を初披露した。

 メンバー31人全員がサンタクロースの衣装で登場すると、雪が降る演出の中で、「ノエルの夜」(AKB48楽曲)をキュートに歌唱しスタート。キャプテンの岡田あずみが「今日はSTUサンタからのプレゼントをたくさん受け取ってください!」と呼びかけ、「12月のカンガルー」(SKE48楽曲)などクリスマスらしい楽曲をパフォーマンスし、盛り上げた。

 アンコールでは、新衣装に身を包んだ選抜メンバー16人が登場し、来年1月15日発売の11thシングル「地平線を見ているか?」を初披露。歌詞のメッセージ性の強さや瀬戸内らしい世界観が楽曲の特徴として挙げられるSTU48が、昭和歌謡テイストの曲調に初挑戦。夢を追いかける主人公の挫折と葛藤を描いた、切なくも背中を押される郷愁的な1曲となっている。

STU48が11thシングル「地平線を見ているか?」を初披露した。中央はセンターの曽川咲葵©STU
STU48が11thシングル「地平線を見ているか?」を初披露した。中央はセンターの曽川咲葵©STU

 目まぐるしく移り変わるフォーメーションの中で繊細さとダイナミックな振付が掛け合わされ、キャッチーな動きの繰り返しが心地よいパフォーマンスによってこの楽曲の持つ美しさを最大限に表現した。初の選抜入りで、初センターに抜てきされた3期生の曽川咲葵(19)は「本当にこの日を楽しみにしていて、今日の朝まで毎日ずっと練習していたんですけど、やっぱりすごく緊張してしまいました。皆さんに今日こうやって披露できて、楽曲を知っていただけて、すごく満足な気持ちです! ありがとうございました!」と喜びを爆発させた。

 また、初選抜の2期生・内海里音(22)は涙ぐみながら「披露するまではあまり実感がなかったのですが、やっと実感が湧いてきて、自分の衣装もあって、選抜メンバーの一員として参加することができて本当にうれしいです。私は岡山県出身なので、岡山県で楽曲を初披露できたのもすごくご縁を感じてうれしいです。もっともっとSTU48を広めていきたいし、たくさんの人に知っていただけるように頑張ります」と誓った。

 なお、カップリング楽曲は12月28日の「STU48 大忘年会」、12月31日の「STU48 COUNTDOWN LIVE 2024-2025」で初披露が予定されている。