欧米ファンから「カラーにして」 トンボ、筆ペン10色に
トンボ鉛筆(東京・北)は筆文字用の水性サインペン10色を、10月上旬から日米欧で相次ぎ発売する。欧米では手書きでアート風の文字を書く「ハンドレタリング」がブーム。インスタグラムなど写真共有アプリ普及を背景に、米国やドイツの筆ペンファンから「『インスタ映え』する投稿のためカラーを追加してほしい」との声が寄せられ、商品化した。
日米欧で発売する「筆之助しっかり仕立て」は特殊加工の樹脂を使っているためペンの穂先が強く、筆ペンに不慣れな人でもボールペン感覚で筆文字を書ける。従来黒色のみ販売してきたが、赤や青などを加え10色をそろえる。希望小売価格は10色セットが1620円、1本が162円。国内では5日に発売し、初年度に30万本の販売をめざす。
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