イラク
イラクでの国境なき医師団(MSF)の活動は
イラクでは第二の都市モスルで、過激派組織「イスラム国」(IS)の3年に及ぶ支配が、激しい奪還作戦を経て2017年に終わりました。しかし、復興は国際社会からの資金援助削減により進まず、医療も例外ではありません。480万人を超える人びとが故郷に戻ることができた一方、およそ110万人が国内で避難生活を余儀なくされています。帰還者も国内避難民も、生活における基本的なサービスの利用や就労の面で困難に直面しています。(2024年、国際移住機関)
国境なき医師団(MSF)は紛争の長期的な影響に苦しむ人びとの医療ニーズに応えるため、母子保健や心のケア、外傷患者のリハビリテーション、避難民キャンプでの支援などの活動を行っています。また、2018年から国立結核プログラムを支援し、症例発見の改善、薬剤耐性結核患者に対するより効果的な治療の提供、患者のケアの質の向上に取り組んでいます。
Ⓒ Ahmed Kaka/MSF
更新:2024年12月11日
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