日本は法治国家であって、どこかの共産主義国家、全体主義国家のような恐怖政治、粛正政治が横行しているわけではない。国民の納得する説明を期待する。(『てっちゃんの株式教室』)
甘利大臣、日本人力士優勝、日銀会合~市場アラカルト
「はめられた」甘利大臣の説明責任
甘利経済産業大臣は安倍政権の最重要閣僚だ。TPP担当閣僚として、文字通り日本経済の命運を担っている。
不正献金疑惑で、国会は紛糾しているが、「はめられた」可能性をご本人は周囲に臭わせている。
最初から「落とし入れる目的」(推測)での、数十回に及ぶ隠し録音、週刊文春記者による隠し撮り(1回)が確認されているのだという。
政治資金規正法違反の疑いについて今週中にはご本人の釈明会見が催される見通しだ。計画的な陰謀だというのなら、どう説明するのか。
日本は法治国家であって、どこかの共産主義国家、全体主義国家のような恐怖政治、粛正政治が横行しているわけではない。国民の納得する説明を期待する。
法に適っているからといって、道義的な負い目が無視されてよいわけではない。相場にも断腸の思いが付き纏う。これから、何をつかみとるか。
悶々と自問自答しながら生きるということは大変なことだ。道徳教育の今後の役割は大きい。
落ち着きつつある欧米証券の「横暴」
東証は今年になって初めて「2連騰」となった。まだ、時々の「急落」はあるはずだが、「落ち着き」が確認されつつある。
いつまでも、欧米証券の「横暴」が続くわけではない。当局は何の規制もしない。多勢に無勢、自衛策を工夫しつつ耐えるほかはない。
ソブリンファンド、サウジの株処分も無限ではない。26ドル台に下げていたWTI原油価格が予想通り32ドル台に急反発してきた。狙いは原油投信。
少子化ニッポンでは今は「適わぬ夢」だが、バブル時代の世界一の日本経済を記憶する身としては、東証の日本人投資家比率7~8割だった昔が懐かしい。
「清き流れに魚住まず」。
日本人力士優勝
大相撲社会のグローバル化も時の流れであって、この10年間「日本人力士」の優勝は「皆無」だった。日本人大関琴奨菊が14勝1敗で優勝、これから「結婚披露宴」が控えているのだという。お相撲さんの奥さんは才色兼備の美人が多い。
共同会見の新婦は、新婚生活では夫が寝ている間も「マッサージ」を続行しているそうだ(ごちそうさま)。英語、ロシア語、スェーデン語がペラペラの才女。
奄美大島で降雪
観測史上、初めて鹿児島県奄美大島に「雪が降った」。「115年ぶりの雪」に、現地の人は喜んでいるらしい(明治34年以来)。沖縄本島にも「降雪」。
明治39年の気象観測開始いらい、最強の寒波が北極から襲来。上空1500メートルには、マイナス15度の寒気団。
「暖冬」の年には、とんでもない「大雪」がある。上空に「湿気」が滞留しているからだ。日本全国15人の死者、同じく雪の事故で台湾では81名が死亡。
147年間で2番目の68センチの降雪(ニューヨーク)の米国でも29名の死者。長崎市にも、新記録の17センチの積雪。
昨晩の私のパソコン部屋の室温は2度(石油ファンヒーターでやっと10度)、隣の4畳半のアップライトピアノ(ローズ色)鍵盤は氷のように冷たかった。
グランドピアノは2階の最初の部屋にありますが、ほぼ「冷凍室」。水道管も「凍結」して、ヤカンの湯をかけて大騒ぎ。
ドラギ総裁、そしてFOMCと日銀金融政策決定会合
ECBドラギ総裁の「リップサービス」によれば、3月10日に「金融緩和策」を考慮してるらしい。「何か」をやるのは確かだろう。
今週の、FRBと日銀にはおそらく「現状維持」しか期待しないほうがよい。
「前回」の「轍」を日銀も踏みたくないだろうから、後出しジャンケンでいいから「パンチ力」を近々に発揮して欲しい。今年は「中小型株の年」、全般が2万円奪回に動いてくればなお期待できる。
宜野湾市長選挙、「この勝利は大きい」と安倍総理の談話。
『てっちゃんの株式教室』(2016年1月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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投資歴40年、東大医学部関係者一族。中央大法科。兜町のレオナルドダビンチ。名古屋市御園座カラオケ全国3位、作詞作曲家。ピアノ、フルート、独唱、ユーチューブ「松浦てつお、検索」動画公開。アマゾン「東日本大震災に想ふ妻と二人」著者。NPO法律相談員。東京台東区柔道大会優勝3段。自民系政治家。メルマガ連続発行10周年到達、創業1981年。360度の視野で楽しく書いてます。お子さんの教養書にもどうぞ。