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マイナ保険証活用した搬送拡大 全国の希望救急隊で実証へ―総務省消防庁

配信
マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」から患者の医療情報をタブレット端末で読み取る救急搬送を実演する救急隊員ら=6月25日、東京消防庁

マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」から患者の医療情報をタブレット端末で読み取る救急搬送を実演する救急隊員ら=6月25日、東京消防庁

  • マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」から患者の医療情報をタブレット端末で読み取る救急搬送を実演する救急隊員ら=6月25日、東京消防庁

 総務省消防庁は、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を活用した救急搬送の実証事業について、年明け以降、希望する全国の救急隊で実施できるように対象を拡大する。救急隊員がカードリーダーでマイナ保険証を読み取り、受診歴や服用している薬などを把握して円滑な搬送につなげる。操作が簡単な専用システムも新たに導入する予定で、全国展開を推進したい考えだ。

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 マイナ救急は救急業務の円滑化が目的。症状に苦しむ患者らから受診歴などを口頭で確認する従来の方法よりも、救急隊に正確に情報が伝わり、搬送先を的確に選定することや、受け入れる医療機関が治療の体制を整えておくことができる。

 救急隊員は、急病人らの同意を得た上でマイナ保険証を読み取るのが原則だが、患者の意識がなければ例外的に同意なしでも情報の閲覧が可能。

 全国には計720の消防本部がある。消防庁はこのうち35都道府県の67消防本部(660隊)で今年5月から11月にかけ、実証をそれぞれ約2カ月間実施した。参加した救急隊からはマイナ保険証の読み取りが役立った例として「外出先の事故で患者がお薬手帳を持っていなかった」「頭痛の症状が強く会話が困難だった」といったケースが挙げられた。

 消防庁は全国展開に向け、救急現場で使うタブレット端末を簡単に操作できるよう、専用システムを改修した上で、今年度末から改めて実証に取り組む。希望する全ての救急隊に、新たなシステムに対応した端末を配備する。

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