【音楽家・フジコ・ヘミングさん死去 92歳 「魂のピアニスト」】
ピアニストのフジコ・ヘミングさんが4月21日、すい臓がんで亡くなった。92歳だった。
この記事の画像(14枚)フジコ・ヘミング財団によると、2023年11月に自宅で転倒したあと、一日も早い復帰を目指し、治療とリハビリに臨み、順調な経過をたどっていたという。
しかし検査の結果、3月にすい臓がんと確定診断され治療を続けていたが、4月21日に亡くなった。
フジコ・ヘミングさんは、聴力を失ってもピアノを弾き続ける姿がテレビドキュメンタリーやドラマで紹介され反響を呼んだほか、デビューアルバムの「奇蹟のカンパネラ」は、異例の大ヒットとなった。
各地でコンサートを開き多くの聴衆の魂を揺さぶってきた。
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【脚本家・小山内美江子さん 94歳 「金八先生」生みの親】
「3年B組金八先生」などの脚本家・小山内美江子さんさんが5月に亡くなった。94歳だった。
小山内さんは、NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」、大河ドラマ「徳川家康」「翔ぶが如く」などの名作ドラマを生み出した。
長男で俳優の利重剛さんは、ウェブサイトで「老衰による穏やかな逝去でした。やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された幸せな人生だったと思います」とつづった。
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【作曲家・キダ・タローさん 93歳 「浪花のモーツァルト」】
作曲家のキダ・タローさんが5月に亡くなった。93歳だった。
「浪花のモーツァルト」として親しまれた作曲家のキダ・タローさんが14日に亡くなったと所属事務所が公式サイトで発表した。93歳だった。
所属事務所の「オフィスとんで」は「これまでお世話になった関係者の皆様、応援してくださったファンの皆様に心より感謝お礼申し上げます。これからもキダ・タロー先生の作品が皆様に愛され続けることを切に願います」とコメントしている。
キダ・タロー(本名:木田太良)さんは、1930年12月6日兵庫県宝塚市に5男1女の末っ子として生まれ、関西学院高等部の在学中に長兄の遺品のアコーディオンに触れ、次兄のレコード好きで音楽に目覚めた。
『アホの坂田(コメディNo.1)』や『プロポーズ大作戦』『花の新婚!カンピューター作戦』『爆笑寄席』のテーマ曲、『かに道楽』『551蓬莱』『チキンラーメン』『出前一丁』のCMソングを作曲したことでも知られている。
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【俳優・中尾彬さん 81歳 独特の「ねじねじ」スタイル】
俳優の中尾彬さんが5月に亡くなった。81歳だった。
「アウトレイジ・ビヨンド」や「翔んで埼玉」「GTO」など数々の作品に出演し、バラエティー番組でも人気を博した俳優の中尾彬さんが5月16日、心不全で亡くなった。81歳だった。
中尾さんは1942年千葉県生まれ。1961年に武蔵野美術大学油絵科入学し、同年日活第5期ニューフェイスに合格して俳優となった。
1964年に日活映画「月曜日のユカ」でデビューすると、多数の映画やドラマに出演。北野武監督の映画「アウトレイジ ビヨンド」では、暴力団の幹部を演じた。
またバラエティー番組にも多数出演し、妻の池波志乃さんとも度々共演。「ねじねじ」と呼ばれた独特のファッションや、夫婦の仲睦まじい様子が人気だった。
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【漫才師・今くるよさん 「どやさ!」で一世風靡】
女性漫才師のパイオニア今くるよさんが5月に亡くなった。
「どやさ!」で一世を風靡した漫才師・今くるよさんが膵癌のため亡くなった事が分かった。所属する吉本興業が5月28日ホームページで明らかにした。年齢は非公表。
今くるよさんは、1970年に今喜多代に弟子入りし、その後、高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよさん(2015年5月に逝去)と「今いくよ・くるよ」を結成した。1980年代の漫才ブームにのって一世を風靡し、その後も女性漫才師のパイオニアとして、劇場やテレビ番組、CM、映画など多方面で活躍した。
吉本興業によると、相方いくよさんの死後は、中川家ら後輩の活躍を楽しみに過ごし、2022年4月、なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演したのが最後の舞台になったという。
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【落語家・桂ざこばさん 76歳 上方を代表する落語家】
上方落語をけん引しバラエティー番組などで活躍した落語家の桂ざこばさんが6月に亡くなった。76歳だった。
所属事務所が、桂ざこばさんが6月12日未明、持病のぜんそくのため自宅で亡くなったと明らかにした。76歳だった。
桂ざこばさんは上方落語を代表する落語家として、関西を中心にテレビや舞台、ラジオで活躍してきた。
所属事務所は「我々スタッフにもお気遣いくださる、とても素敵な師匠でした。追ってお別れの会を執り行う予定ですが、取り急ぎお世話になった関係者の皆様、応援してくださった皆様に深く感謝しますと共に、謹んでお知らせ申し上げます」としている。
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【漫才トリオ・正司照枝さん 91歳 「かしまし娘」次女】
音曲漫才トリオ「かしまし娘」の正司照枝さんが7月に亡くなった。91歳だった。
所属事務所によると、正司照枝さんは7月8日夕方、大阪府内の自宅で、急逝心臓死で亡くなったという。
照枝さんは4姉妹の次女で、「かしまし娘」として親しまれ、女優としても活躍した。
2024年1月には、姉の歌江さんが老衰のため亡くなっている。
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【政治家・徳田虎雄さん 86歳 医療法人徳洲会創設者】
医療法人・徳洲会の創設者で、元衆議院議員の徳田虎雄さんが7月に亡くなった。86歳だった。
徳洲会によると、徳田さんは7月10日午後8時15分ごろ、入院していた神奈川県内の病院で亡くなったという。86歳だった。
徳田さんは1990年に衆院議員に初当選し4期務めましたが、難病のALSを患い2005年に政界引退を表明。
2013年には、息子の選挙運動をめぐる公職選挙法違反事件の責任をとって、徳洲会の理事長を退任していた。
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【声優・小原乃梨子さん死去 88歳 少年役もドロンジョも】
「のび太」役など声優、小原乃梨子さんが7月に亡くなった。88歳だった。
アニメ「ドラえもん」ののび太役などを務めた声優の小原乃梨子さんが、7月12日に亡くなった。88歳だった。
小原さんは多くの人気アニメ作品の声優を務め、代表作「アルプスの少女ハイジ」では、主人公ハイジの友達のペーターを担当。少年役を、はつらつと演じた。
また「タイムボカンシリーズ」では魅力的な悪役のボス、ドロンジョ役を務めるなど、幅広い役柄で人気を博した。
2005年の日本映画批評家大賞の授賞式では、長らく演じ続けた「ドラえもん」ののび太役での受賞に「(のび太くんは)賞とは無縁の少年だと思っていたけど、最後でこんな素晴らしい賞を頂いたので、藤子・F・不二雄先生に『ご褒美頂きました!』って報告したい」と話していた。
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【落語家・桂米丸さん 99歳 新作落語の第一人者】
落語界で現役最高齢だった落語家の桂米丸さんが8月に亡くなった。99歳だった。
最高顧問を務めていた落語芸術協会によると、8月1日に老衰のため東京都内の病院で亡くなったという。葬儀は8月4日近親者にて執り行われた。
桂米丸さんは1925年に横浜市で生まれ、1946年に古今亭今輔に入門。1947年に二ツ目に昇進し、1949年には、四代目桂米丸を襲名し真打となった。
落語界で売れるとともに、テレビ黎明期、開局と共にテレビスターとしても活躍し、広くお茶の間に愛された。
最後の高座は2019年9月で、新型コロナウィルス感染症の流行以降は寄席出演を控えていたが、落語芸術協会によると「電話で元気な声を聞かせてくれることも多く、寄席復帰を模索する中の訃報となりました」という事だ。
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【俳優・アラン・ドロンさん 88歳 世紀の二枚目】
フランスメディアによると、俳優のアラン・ドロンさんが8月に亡くなった。88歳だった。
地元メディアによると、ドロンさんは8月18日早朝、フランス中部にある自宅で家族と愛犬が見守る中、亡くなった。
アラン・ドロンさんは映画「太陽がいっぱい」「若者のすべて」などの作品で知られる。
2019年の第72回カンヌ国際映画祭では、映画界に多大な功績を残したとして「名誉パルムドール」が授与された。
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【服飾評論家・ピーコさん 79歳 辛口ファッションチェック】
辛口ファッションチェックで親しまれた「おすぎとピーコ」のピーコさんが9月に亡くなった。79歳だった。
おすぎさんとの双子のタレントして、服飾評論家としても活躍したピーコさんが9月に亡くなっった。79歳だった。
関係者によると、ピーコさんは数年前から認知症を患い、2021年には個人事務所を閉鎖し、2023年6月からは施設で療養していた。しかし2024年8月半ばには敗血症で入院し、9月3日に、敗血症による多臓器不全で亡くなったという。
ピーコさんは双子の弟で映画評論家のおすぎさんとともに「おすぎとピーコ」としてタレントとして活躍。フジテレビの情報番組「とくダネ!」では、服飾評論家として辛口のファッションチェックが話題になった他、コメンテーターとしてもお茶の間に親しまれた。
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【声優・大山のぶ代さん 90歳 「ドラえもん」の声】
声優の大山のぶ代さんが9月に亡くなった。90歳だった。
人気アニメドラえもんのドラえもんの声で知られる俳優の大山のぶ代さんが老衰のため9月29日に亡くなった。90歳だった。
大山さんは人気アニメ「ドラえもん」の主人公ドラえもんの声優を長年務めた。
大山さんは2008年に脳梗塞を発症し、2015年には夫で俳優の砂川啓介さんが、大山さんが認知症で闘病中であることを明らかにしていた。大山さんを支えた夫の砂川さんも、2017年7月にガンで亡くなっていた。
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(FNNプライムオンライン編集部)