2024年7月に86歳で亡くなった、医療法人「徳洲会」グループの創設者、徳田虎雄さんをしのぶ会が、ふるさとの鹿児島県徳之島町で行われました。
徳洲会グループと徳之島3町が主催して、徳之島町で開かれた「しのぶ会」には、地元選出の国会議員や県議、奄美群島の市町村長らあわせて約450人が参列しました。
徳之島町出身の徳田さんは大阪大学医学部を卒業後、1975年に医療法人「徳洲会」を創設。
「生命だけは平等だ」の理念のもと全国に次々と病院を開設し、奄美群島など離島やへき地医療の充実に尽力し、政界にも進出しましたが、2002年に難病のALSを発症、2005年に政界を引退しました。
「しのぶ会」では、はじめに黙とうがささげられ、徳之島の3町長らが徳田さんとの思い出を語り、功績をたたえました。
また、舞台上には病院の開設などに奔走する生前の徳田さんの映像が流され、参列者は徳田さんの面影をしのぶとともに、遺影に花を手向けていました。
そして、遺族を代表して徳田さんの次男の毅さんが、感謝の言葉を述べました。
徳田虎雄氏の次男・徳田毅さん
「今ふるさとの(徳之島町)亀徳に眠っています。どうかたまに立ち寄っていただいて、またしのぶ機会をつくっていただければ」
参列者
「徳田先生のおかげで島の人たちが安心して暮らせるようになった」
「医療に尽力した功績は非常に立派な方。永久に忘れてはならない」