登録日:2016/02/20 Sat 19:37:54
更新日:2023/04/02 Sun 12:40:07
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EVERYTHING IS CONNECTED
「マトリックス」3部作の監督と
「ラン・ローラ・ラン」の監督が贈る感動巨編
いま、〈人生の謎〉が解けようとしている。
『クラウド アトラス』とは、2013年に公開された
アメリカ合衆国とドイツの合作映画。
2004年に刊行された
イギリスの作家デヴィッド・ミッチェルのSF小説『クラウド・アトラス』を基にしており、監督・脚本は『
マトリックス』シリーズのラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟(2013年当時。ラナは2010年に性転換手術を受け、2016年にアンディも性転換手術を受けてリリーと改名)と、
『ラン・ローラ・ラン』『パフューム ある人殺しの物語』『ザ・バンク 堕ちた巨像』のトム・ティクヴァが担当し(このうち、ティクヴァはジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイルと共に劇伴音楽にも携わっている)、各時代パートで受け持つ監督が異なっている。
概要
6つの異なる時代で、異なる人物が繰りなす物語を、それぞれの時代のテーマを並列させ、共通点を見出しながら並列して描いている。
そのため、一本一本のボリュームが半端なく多く、172分の超大作。
また、舞台こそ異なるが時代と時代を繋ぐ「媒体」が、それぞれの物語を繋ぎ、動かす原動力となっている。
さらに本作の特徴と言えるのが、異なる時代で活躍する人々の「輪廻転生」である。
前世の行いがまた来世にも反映され、生まれ変わる魂が繰り返す因果を重点的に描いている。
原作にもあったテーマをより強固にするため、各時代の物語では全俳優がそれぞれ別の役柄を多くて一人六役で演じており、「誰が誰の転生した姿か」がより分かりやすい。
ある時代では善人に、またある時代では悪人に、そしてまたある時は別の性別にと……ストーリーを追う以外にもそれを確かめる楽しみもあるはずだ。
その答え合わせはエンドロールで明らかになる。是非チェックしてみよう。
物語
1.波乱に満ちた航海の物語
監督:ウォシャウスキー姉弟
弁護士アダム・ユーイングは、仕事の取引のために太平洋に浮かぶチャタム諸島を訪れていた。
それは舅の命を受けて、部族を黒人
奴隷として買い付ける事。
しかし、奴隷として虐げられる黒人達を見てユーイングの心は痛んだ。
そんな中、彼は帰りの船で密かに密航していた奴隷を発見する。
彼に同情したユーイングは匿う事にしたが、彼の身体を謎の病が蝕んでいた。
2.幻の名曲の誕生秘話
監督:トム・ティクヴァ
作曲家志望の青年ロバート・フロビシャーは、ベテラン作曲家のビビアン・エアズの下で採譜役として下働きする事になった。
愛する恋人のルーファス・シックススミスと別れ、作曲家としての修業を始めるフロビシャー。
エアズにこき使われながらも、彼は自分のオリジナルの楽曲「クラウド アトラス六重奏」を完成させる。
しかし、その才能を妬んだエアズは「彼の秘密をバラさない代わりに曲を自分によこせ」と脅迫する。
悩んだフロビシャーは、ある決断を下すが……。
3.巨大企業の陰謀
監督:トム・ティクヴァ
ジャーナリストのルイサ・レイは、物理学者のシックススミスから開発したばかりの原子力発電所に欠陥があり、故意に事故を起こそうとしているというタレコミを手に入れる。
しかし、その直後シックススミスは殺され、ルイサ自身もまた黒幕の石油会社が放った刺客に命を狙われる羽目になる。
真実を暴こうともがくうちに協力者も次々と現れるが、迫りくる魔の手は容赦なく彼女達を追い込んでいく……。
4.ある編集者の大脱走
監督:トム・ティクヴァ
老編集者のティモシー・カベンディッシュは、目の前で評論家を殺した作家ダーモット・ホギンズの小説が大ヒットを飛ばし、絶好調の日々を送る。
しかしその件で関係者から金を要求されただけでなく、兄デニー・カベンディッシュの妻ジョージェットと関係を持った事で彼に妬まれ、報復として人里離れた老人ホームに入れられる。
そこでは看護師が入居者を虐待し、徹底的に監視するという刑務所のような場所だった。
辛さに耐えかねた彼は、老人ホームの脱走を計画する。
5.伝説のクローン少女と革命
監督:ウォシャウスキー姉弟
高度に技術が発達した世界。そこでは「純血種/ピュアブラッド」と称される人々の生活を潤わせるため、「複製種/ファブリカント」と呼ばれるクローンが労働力として重宝されていた。
ソンミ451もレストランで働き続けるクローンの一人。いつか「新しい世界」へと旅立つ事を夢見ていた。
しかし、ある日同僚と楽しむようになった一本の映画がきっかけで、その生活に疑問を抱くようになる。
そしてある日、ソンミの前にチャン・ヘジュという一人の男が現れ、彼女を街の外へと連れて行く。
彼女はそこで、豊かな生活に隠された衝撃の真実を知る。
6.崩壊した地球での戦い
文明崩壊から106年後 ハワイ・ビッグ・アイランド
監督:ウォシャウスキー姉弟
……一見、関係のない6つの物語。
しかし、それらにあるのはある一つのテーマ、そして思いもよらぬものがそれぞれの時代を繋ぎ、人々を動かしている。
そしてその人々もまた、何度も巡り会っているのだ……。
登場人物
それぞれの時代には、時代の運命を変える人物に「流れ星のアザ」がついている。
以降、同じ魂を持つ人物で色分けを、アザを持つ人物には☆マークを付ける。
1.波乱に満ちた航海の物語
☆アダム・ユーイング
演:ジム・スタージェス
アメリカの弁護士。正義感溢れる実直な男。
虐げられる黒人奴隷の姿に心を痛め、密航していたオトゥアを助けた事が切っ掛けでその後の人生が大きく変わった。
帰りの船の航海中に、島で罹った奇病に苦しむが……。
●ドクター・ヘンリー・グース
演:トム・ハンクス
ユーイングの航海中に知り合い、親しくなった医者。
病気に罹ったユーイングの治療を担当するが、実は彼に寄生虫を仕込み、彼の持っていた宝石を奪う算段だった。
●ジャイルズ・ホロックス
演:ヒュー・グラント
ユーイングと取引した、島に在住の牧師。
黒人奴隷を使う事に長けており、それを当然と考えている。
●オトゥア
演:デヴィッド・ジャーシー
自由を得るために船に忍び込んでいた黒人奴隷。
ユーイングに匿われ、後に彼の交渉を経て正式に船の乗組員として認められる。
その後、危機に陥ったユーイングを助ける。
●モリヌー
演:ジム・ブロードベント
帰りの船の船長。
密航していたオトゥアに罰を与えようとしたが、ユーイングに説得され、彼を自由にする。
●ハスケル・ムーア
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
ユーイングの義父で、地元の有力者。
奴隷を買うため、ユーイングを島へと派遣した。
●ティルダ・ユーイング
演:ペ・ドゥナ
ユーイングの妻。夫の意思を尊重する良妻。
●ホロックス夫人
演:スーザン・サランドン
●ラファエル
演:ベン・ウィショー
●クパカ
演:キース・デヴィッド
●マオリ族の女
演:ハル・ベリー
2.幻の名曲の誕生秘話
☆ロバート・フロビシャー
演:ベン・ウィショー
作曲家志望の青年。同性愛者。
父に勘当された事を機に、作曲家の
夢を叶えようとベテラン作曲家のエアズに弟子入りする。
『アダム・ユーイングの太平洋航海記』の愛読者で、本の後半が見当たらないのが心残り。
しかし、そのためには恋人のシックススミスと遠距離恋愛しなければならず、また自身もエアズにこき使われ、妻ジョカスタには肉体関係を迫られていた。
そんな中、合間を縫って完成させた「クラウド アトラス六重奏」をエアズに奪われそうになり、彼の殺害計画を立てる。
しかし計画は失敗、追われる身となった彼はシックススミスに最後の手紙を託し……。
●ルーファス・シックススミス
演:ジェームズ・ダーシー
物理学科の大学生で、フロビシャーの恋人。
手紙を残して夢を追って行った恋人に去られ、遠距離恋愛に苦しむ。
しかし、彼から告げられたSOSを聞き、大急ぎで彼の下へ赴くが……。
●ビビアン・エアズ
演:ジム・ブロードベント
ベテランで気難しい老作曲家。
かつては名曲を多数手掛けていたが、今は才能が枯れ果てた老害と化している。
フロビシャーを採譜係として雇っていたが、彼の作曲した「クラウド アトラス六重奏」に目をつけ、自身の作曲として売り出すよう彼を脅す。
そこでフロビシャーに銃で撃たれ、重傷を負う。
ちなみに彼は「クラウド アトラス六重奏」を「同じ顔のウェイトレスが沢山いるレストランの夢」で聞いていたらしい。
●ジョカスタ・エアズ
演:ハル・ベリー
エアズの妻。老いた夫と体を重ねられず、欲求不満気味。
そこでフロビシャーに目をつけ、彼と肉体関係に。
●安ホテルの支配人
演:トム・ハンクス
フロビシャーが潜伏していた安ホテルの支配人。
指名手配されていたフロビシャーの事を知り、彼が着ていた青い宝石のついたシックススミスのベストを奪う。
●タデウシュ・ケッセルリング
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
エアズと親しい名指揮者。
ユダヤ人を蔑視する差別主義者。
●高級ホテル警備員
演:ヒュー・グラント
●ホテルを追い出される客
演:ジム・スタージェス
3.巨大企業の陰謀
☆ルイサ・レイ
演:ハル・ベリー
正義感溢れるジャーナリスト。亡き父・レスターもジャーナリストであり、彼の後を追い、同じような存在になるのが夢。
原子力発電所を巡る石油会社の陰謀を知り、告発記事を書こうとするが、口を封じようと命を狙われる。
しかしそれに屈することなく、様々な人の協力を得ながら真実へと近づこうとする。
レコード店でシックススミスの手紙に書いてあった「クラウド アトラス六重奏」を知り、妙な懐かしさを覚える。
●ルーファス・シックススミス
演:ジェームズ・ダーシー
前パートと同一人物の物理学者。
原子力発電所の真実を知り、告発のためにルイサと接触するが、直後現れた刺客のスモークにより、
自殺に偽装される形で殺される。
直後まで亡き恋人のフロビシャーの手紙を読んでおり、彼の
死に涙していた。
彼の遺留品のフロビシャーの手紙が、ルイサの行動に火をつける事に。
●アイザック・サックス
演:トム・ハンクス
原子力発電所に研究員として勤める博士。
シックススミスが渡そうとしていたデータをルイサに渡そうとする。
ルイサを一目見て、どこかで出会った事があると気づき、恋をするが、スモークの手により飛行機事故に見せかけて暗殺される。
●ロイド・フックス
演:ヒュー・グラント
石油会社社長。
原子力発電所の欠陥を隠し、事故を故意に起こさせる事で自社の利益を上げようとした。
自社を取材し、真実に近づこうとするルイサを怪しみ、口を封じようとする。
●ビル・スモーク
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
フックスに雇われた暗殺者。
仕事に忠実で、標的を確実に殺すために執拗につけ狙う。
●ジョー・ネピア
演:キース・デヴィッド
ルイサを助けるために現れた屈強な黒人男性。
実は朝鮮戦争時のルイサの父の戦友で、真実に近づく彼女のボディガードを務める。
●ハビエル・ゴメス
演:ブロディ・ニコラス・リー
ルイサの隣人の少年。彼女と仲が良く、弟のような存在。
後に彼女の武勇伝を本にした。
●レコード店店員
演:ベン・ウィショー
ルイサに「クラウド アトラス六重奏」の音楽技法を教える。
●メキシコ人女性
演:ペ・ドゥナ
ルイサ達の追いかけっこに居合わせた労働者。
スモークの言い分にキレてボコボコにした。
●レスター・レイ
演:デヴィッド・ジャーシー
ルイサの父。既に故人。
●メーガンの父
演:ジム・スタージェス
●メーガンの母
演:ペ・ドゥナ
4.ある編集者の大脱走
☆ティモシー・カベンディッシュ
演:ジム・ブロードベント
ロンドン在住の編集者。
目の前で起きた殺人事件を起こした作家の小説で、印税で一儲けする。
しかし、それを機にギャングからの恫喝を受け、兄に助けを求めたら今度は不倫の報復として老人ホームへ送られてしまう。
最低の軟禁生活を強いられたカベンディッシュは、若い頃一夜を共にした女性の存在を思い出し、彼女に会うために自由を得る戦いに挑む。
ルイサ・レイの本を出版した事があり、また自由を得たらこの事件を小説化、ひいては映画化するつもりのようだ。
●デニー・カベンディッシュ
演:ヒュー・グラント
ティモシーの兄。
ギャングに追われた弟を安全な老人ホームへ匿ったと思いきや、実は妻に手を出された事を根に持っており、その報復に老人を虐待するホームへと送るためだった。
●ダーモット・ホギンス
演:トム・ハンクス
ガラの悪いギャング作家。
自分をこき下ろした評論家にブチ切れて、パーティー会場に乗り込み、その評論家を窓から突き落として殺した。
皮肉にもこの事件が原因で彼の小説は大ヒットを記録し、カベンディッシュは莫大な財産を得る。
●ノークス
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
老人ホームの看護師。ぱっと見そうは見えないが、れっきとした女。
大柄な体格の持ち主で入居者を厳しく取り締まり、逆らう者には容赦なく暴力で従わせる。
カベンディッシュのドタバタ逃走劇に振り回される。
●アーシュラ
演:スーザン・サランドン
カベンディッシュが若い頃付き合っていた女性。
いざ関係に及ぼうとしたら彼女の両親に見つかり、以降疎遠となっていた。
●ジョージェット・カベンディッシュ
演:ベン・ウィショー
デニーの妻。
かつてティモシーと不倫関係にあり、それが原因で夫を怒らせる事に。
●ジェームズ
演:ジェームズ・ダーシー
老人ホームの看護師。
●パーティーの客
演:ハル・ベリー
●バーのラグビーファン
演:ジム・スタージェス
5.伝説のクローン少女と革命
☆ソンミ451
演:ペ・ドゥナ(ソンミ351、売春婦ソンミも兼役)
ネオソウル都市のレストランで働くクローン「複製種/ファブリカント」の一体。
同僚が拾ったデバイスに残っていた映画『ティモシー・カベンディッシュの大災難』を見て、「自由」の意味を問い、今の生活に疑問を抱くようになる。
やがて彼女の前に現れたヘジュによって都市の外に連れ出され、純血種/ピュアブラッドによる豊かな生活の裏で、クローンが使い捨てられているという現実を知る。
そして彼女はヘジュと共に混血種による反乱軍に参加し、一同を従える教祖と呼ばれるまでに成長するが……。
●チャン・ヘジュ
演:ジム・スタージェス
政府に反旗を翻す革命軍の幹部。
現実を疑問視するソンミの前に現れ、彼女を店から連れ出し、自由を与える。
その後、彼女と共に政府から逃れて反乱軍で共に戦ううちに、彼女を愛するようになる。
彼もまた、ソンミとは初対面ではない運命的なものを感じていた。
●リー老師
演:ヒュー・グラント
レストランの店主。
クローンたちを酷使しており、また性奴隷にもしている。
クローンの食事「ソープ」漬けにもなっており、最終的にはソープの過剰摂取で死亡した。
●ユナ939
演:ジョウ・シュン
ソンミの同僚のクローン。
ソンミと一緒に映画『ティモシー・カベンディッシュの大災難』を見て映画の主人公に憧れる。
そしてある日、暴言を吐いた客に反抗して財布を奪って逃走しようとしたが、リーに首輪の仕掛けを作動され、絶命する。
●メフィー評議員
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
国家反逆者を取り締まる評議員。
今の支配体制を当然とみなしており、反逆者への厳重な罰を嬉々として執り行う。
●アンコー・アピス
演:キース・デヴィッド
反乱軍の将軍。ソンミに一同の鼓舞を頼み、電波ジャックの指揮を執る。
●記録官
演:ジェームズ・ダーシー
ソンミの告白全てを記録する。
●科学者ユースフ・スレイマン
演:スーザン・サランドン
●闇医者オビッド
演:ハル・ベリー
●ティモシー・カベンディッシュ役の俳優
演:トム・ハンクス
●路上の二胡弾き
演:ジム・ブロードベント
6.崩壊した地球での戦い
☆ザックリー
演:トム・ハンクス
ハワイに住む部族の男。
頭の中に棲む
悪魔の囁きに悩まされており、それが原因で義弟を見殺しにしてしまい、その件でますます気に病んでいる。
しかし、ある時現れたメロニムに「悪魔の山」への道案内を頼まれ、病気の姪への薬を条件に彼女に付き添う事になる。
そこで古い文明が残した衛星発信施設へと辿り着き、
地球を捨てて人類が暮らしていける星へとSOSを発信する事になる。
メロニムとは薬を奪って殺すか否かで最後まで迷っていたが、彼女と何か運命的なものを感じるようになる。
そして村に帰った時、村がコナ族の襲撃に遭い……。
●メロニム
演:ハル・ベリー
古代の文明を保持している部族の末裔の女。
ある目的の下、悪魔の山にある施設に向かうためにザックリーに道案内を頼む。
ちなみに、どんな病気も治療出来る程医療も発達している。
自分の集落だけでなくザックリー達の将来も憂いており、彼へと真摯に接し、自分と一緒に来るよう勧める。
●オールド・ジョージー
演:ヒューゴ・ウィーヴィング
ザックリーの頭の中に潜む
悪魔。
利己的な
欲望を囁き、自分に得するような悪行を唆す。
●アベス
演:スーザン・サランドン
部族の中で、
神と交信する巫女。
ザックリーの旅のお告げとして、「メロニムを殺させるな」と警告する。
●アダム
演:ジム・スタージェス
ザックリーの義弟。
ザックリーが青い石を拾っている間にコナ族に襲われ、首を搔き切られて殺されてしまう。
この出来事がザックリーに深い
トラウマを残した。
●コナ族の首領
演:ヒュー・グラント
ザックリー達を脅かす食人族の首領。
幾度も彼らの前に立ちふさがり、遂にザックリーが留守の間に村を襲い、壊滅状態に追い込む。
●ソンミ
演:ペ・ドゥナ
ザックリーの部族で信仰されている女神。
彼女の治める神聖な場所として、「悪魔の山」は立ち入り禁止にされていた。
その正体は混血種に世界の真実を教え、自由を手に入れるために鼓舞した革命家・ソンミ451。
彼女の「偉業」が形を変え、「伝説」になったのだ。
●デュオファイサイト
演:デヴィッド・ジャーシー
メロニムの同志の男。
●ローズ
演:ジョウ・シュン
●部族の男
演:ベン・ウィショー
●プレシエント族
演:キース・デヴィッド、ジム・ブロードベント
日本語吹き替えキャスト一覧
- トム・ハンクス:井上和彦
- ハル・ベリー:本田貴子
- ジム・ブロードベント:石丸博也
- ヒューゴ・ウィーヴィング:稲葉実
- ジム・スタージェス:関智一
- ペ・ドゥナ:高橋美佳子
- ベン・ウィショー:前野智昭
- キース・デヴィッド:手塚秀彰
- ジェームズ・ダーシー:高橋広樹
- ジョウ・シュン:岡田栄美
- デヴィッド・ジャーシー:伊藤健太郎
- スーザン・サランドン:一城みゆ希
- ヒュー・グラント:小原雅人
余談
- 本作のスタッフのうち、原作者のデヴィッド・ミッチェル、監督・脚本・劇伴のトム・ティクヴァ、撮影のジョン・トール、劇伴のジョニー・クリメックら一部メンバーは、後にラナ・ウォシャウスキーが監督を務めた『マトリックス』シリーズの続編『マトリックス レザレクションズ』にも参加している。
- 日本で劇場公開された際の年齢制限区分はPG12指定だったが、ネット配信や映像ソフトのリリース以降はR15+指定に変更されている。
“命は自分のものではない。子宮から墓場まで、人は他者と繋がっている。”
“過去も現在も、全ての罪が、あらゆる善意が、未来を作るのです。”
どこか別の、より良い項目で君の追記・修正を待っている。
- フロビシャーの物語と音楽が好きだなぁ。それと同時にソンミの物語での偏見に基づくアジア人メイクが許し難くもある。 -- 名無しさん (2021-07-16 00:31:24)
最終更新:2023年04月02日 12:40