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革命編(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/06/15 Mon 02:16:52
更新日:2024/12/17 Tue 14:31:03
所要時間:約 6 分で読めます





侵略はすでにはじまってるんだよ!




革命編とは、TCGデュエル・マスターズ」14番目のシリーズ。シンボルはRev(Revolution)。


エキスパンション

  • DMR-17「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」
  • DMR-18「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」
  • DMR-19「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」
  • DMR-20「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」

概要

ドラゴン・サーガの数年後の世界を描いたシリーズ。
デュエル・マスターズの様々な革命に合わせ、シリーズ名も「革命」となった。
既存のシリーズは漢字だけの場合英語の呼び方が設定されていたが、今回は普通に「かくめい」である。

なお、正式名称はあくまで『革命』なのだが、なにしろ能力の『革命』と被るうえ、
革命(能力)が登場したのが革命(シリーズ)であり、ややこしい。
公式も「革命編」と便宜的に呼ぶことが多かったため、DMwikiやVaultなどの半公式を含め革命編と呼び習わしており、
アニヲタwiki(仮)でも公式の区別を踏襲して「革命編」と呼称する。

革命編期の変更として、
  • これまで行われてきたデュエルロードをデュエ祭に変更
  • ビクトリーカードを廃止し、Legendカードを新たに投入
    • これにともない、ダブルビクトリーはDMR-13、DMR-15、DMR-16極、DMR-16真にのみ存在する特殊なレアリティになった
  • MTGのGPを参考にしたグランプリの開催
などがあるが、これらはシリーズ自体とはちょっち関係ない話なので(2番めはこのシリーズにも影響するけど)
該当項目または公式、本家wikiなどを参照されたい。

評価

前シリーズの商業的に大きな不振に陥った状況を見事に挽回し、売上を一気に回復させて人気シリーズとなった。
ドラゴン・サーガで大きく問題視された封入率を大きく改善し、新ギミックも単純に派手で強く分かりやすい「侵略」が大きな人気を呼んだ。
主人公側の能力の「革命」は低評価で問題点が多数指摘されたが、侵略が人気だったこともあって全体としては大きなマイナスとはならなかった。一応、主人公側の能力の強さは次シリーズでテコ入れが図られることになる。
更にマスターズ・クロニクル・デッキなどの古参向けにアピールした商品展開も行うようになり、メディアやネット上でも話題を呼ぶことに成功した。

ゲーム外に関しても追い風を受けており、革命編の展開期にはドラゴン・サーガの不振の一因とされる『妖怪ウォッチ』ブームの熱狂が一定の落ち着きを見せた。
また、競合他社のTCGがこの時期に不振に陥っており、デュエマへのユーザーの流入が起こったとも言われている。

結果的にゲーム環境、商業的展開、ライバルの状況など全ての方面において有利に働いた、正に恵まれたシリーズとなった。

ただし、侵略の登場はドラゴン・サーガ以上にカードパワーの過激なインフレとゲームスピードの急激な高速化を引き起こした。
そのため、次シリーズの革命ファイナルと合わせて長期的には新章以降のシリーズの展開やゲーム環境に対して悪影響を与えたという見方をするユーザーもいるようだ。

背景ストーリー

グレンモルトたちがデュエル・マスターズでザ=デッドマンを打ち破ってから数年後。
世界は平穏につつまれていた。

モルトとアイラが武者修行に訪れた「ランド大陸」。
かつてそこは光・闇・火の3つの国が存在する平和な大陸だった。水と自然ぇ…

だが突如やってきた謎の集団、「侵略者」によって、住民たちは洗脳され、世界は侵略されてしまった。
彼らに立ち向かうべく、レジスタンスは「革命軍」を名乗って反抗するのだが…

ストーリーの特徴

今回は実にシンプルに「革命軍」VS「侵略者」という構図で争われる。
いままでのような、複雑に絡み合った対立ではなく、「悪がやってきて」「正義がそれを迎え撃つ」構図になっているのは、デュエル・マスターズでは実に珍しい展開ではある。

なお気付いた方もいるだろうが、今回の新規特殊種族は「革命軍」と「侵略者」である。
漢字三文字。
これらのことから、子供たちが読めるようにという配慮もあり、遂に種族名のふりがなが解禁された。
正直、リキッド・ピープル閃ヒューマノイド爆ビーストフォーク號
ふりがななしで読める小学生少ないと思われるので、なぜ昨年度からやらなかった、ともいえる。

侵略者はオリジンアンノウンを髣髴とさせるが、
自分たちの仲間にする能力が彼らと関係あるかどうかははっきりしない。
その設定故か、まさかのドラゴン・サーガのサポート種族が侵略サイドに回る展開になってしまっている。
特にジャスティス・ウイングあたりが侵略者なのは違和感はんぱない。正義ってなんだっけ…

それぞれの主要構成種族は以下のようになっている。
文明 革命軍 侵略者
エンジェル・コマンド・ドラゴン
ジャスティス・オーブ
エンジェル・コマンド
ジャスティス・ウイング
クリスタル・コマンド・ドラゴン
サイバー・ウイルス海
マジック・コマンド
リキッド・ピープル閃
デーモン・コマンド・ドラゴン
ダーク・ナイトメア
デーモン・コマンド
ファンキー・ナイトメア
メガ・コマンド・ドラゴン
ファイアー・バード炎
ソニック・コマンド
ヒューマノイド爆
自然 ジュラシック・コマンド・ドラゴン
スノーフェアリー風
ゲリラ・コマンド
ビーストフォーク號
ただし前年とことなり、グレートメカオーが侵略者として登場したり、
ダークロードアウトレイジガイア・コマンドミステリー・トーテム等が登場するなど特定種族への偏りはなくすようである。
また革命軍を持たないが革命軍に味方するクリーチャー、などちょっと変わったポジションも登場する。
あと「みんなのアイドルだから」特に属してなかったりする奴らとか。

それぞれ新能力として革命と侵略を持つ他、
侵略者は俗に「侵略モード」と呼ばれる革命と対になる発動条件のクラッチを持つ。
革命軍は火・光・闇をメインに、侵略者は火・水・自然をメインに据えている。
なんでどっちも火がメインでいるか?知らん。

そして互いに今回は「進化」に着目している。
革命軍は進化クリーチャーの豪快な能力で逆境を勝ち抜き、侵略者はスピーディな進化で相手に反撃の隙を与えない、というデザインがなされている。
また地味に所属勢力によってテキスト欄のバックの模様が変わるという変化もある。

二勢力対立のテーマ・勢力によってバックの模様が変わる部分などはMTGのミラディンの傷跡ブロックをモチーフにしたと思われる。


勢力別の動き

革命軍

進化クリーチャーの革命軍が持つキーワード能力『革命』を使って逆境を力に変えるタフネスな種族。
『革命』は自分のシールドの枚数が2枚以下の時に発動し、どの能力もかなり強烈なものとなっている。
なお、現在ドギラゴンのみがシールド枚数0の時に発動する『革命0』を有している。
中心となるクリーチャーは
  • 《革命天王 ミラクルスター》
  • 《革命龍程式 シリンダ》
  • 《革命魔王 キラー・ザ・キル》
  • 燃える革命 ドギラゴン
  • 《革命類突進目 トリケラX》
の5体が確認されている。

侵略者

『速攻』をウリとするフルスロットルな連中。相手に反撃の隙を与える事無く一方的に攻め倒す。
キーワード能力はそのまま『侵略』で、自分のクリーチャーが攻撃した時に攻撃したクリーチャーの種族が『侵略』に対応していればノーコストで進化できる。
それだけ聞けばただの踏み倒しだと思われるがどっこい、なんとレッドゾーンやガトリングに至っては最速2ターンに登場できてしまう。ただの踏み倒しとは訳が違うのである。
中心となるクリーチャーは
の3体が確認されている。

また、革命軍・侵略者以外にもかなり強力なクリーチャーが続々と登場している。例としては
たったの1コストにも関わらず25000、ワールドブレイカーを有するが自然のマナが7枚溜まっていないとアンタップすることすらできない《界王類七動目 ジュランネル
4コストでパワー13000とTブレイカーを有するが攻撃の際に山札を13枚も削り取っていく(しかも攻撃が強制)というスーサイドの極みのような《不吉の悪魔龍 テンザン》
多色デッキ使い達に恐怖と悪夢を植え付けた5C絶対殺すマンこと《メガ・マナロック・ドラゴン
等々、全体的に過激なクリーチャーが多いのが革命編の魅力というべきか。



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最終更新:2024年12月17日 14:31

*1 むしろレッドゾーンがコマンド侵略元確保ムズい状況もあるしね