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燃える革命 ドギラゴン

登録日:2015/12/08 Tue 20:27:36
更新日:2024/11/24 Sun 15:34:34
所要時間:約 10 分で読めます





ドラゴンを超えたドラゴン、ドギラゴンの革命ゼロ!


さぁ、ドッドドドカーンと革命だ!!
*1


燃える革命 ドギラゴン》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMR-17「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」に収録されたレジェンドカードの1枚である。


概要


同弾で登場した新レアリティ、レジェンドカードのひとつであり、
もう片方のレジェンドカードである《轟く侵略 レッドゾーン》とは互いに敵対する関係。

背景ストーリーにおける、ランド大陸は「火の国」の王《エヴォル・ドギラゴン》が革命の力に目覚めた姿である。
藤異版では、デフォルトのドギラゴンの姿は《燃えるメラッチ》であり、それが「革命モード」になると《燃える革命 ドギラゴン》の姿になっている。

アーマード・ドラゴンもびっくりなぐらいに機械が体に付いたごってごてなドラゴンだが、
シークレットカードにはSDキャラになってかわいくなってしまったバージョンも存在する。
ほぼ機龍にしか見えないが顔や足などいろんな部分に通常の龍の体が見える。


カード解説

燃える革命 ドギラゴン 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 15000
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝たない。
革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが0枚なら、このクリーチャーをアンタップする。
基本的に7コストのT・ブレイカー持ちのドラゴンというわかりやすい性能だが、
なんといっても革命能力がこのカードの最大の特徴である。

「革命N」は、シールドの枚数がN枚以下のときに指定タイミングで発動する効果であり、ドギラゴンは更に珍しい「革命0」を持つ。
まず「革命2」は場に出た時に2枚以下なら、相手に負けなくなる効果を得る。これはcipなので、出る時点でシールドが2枚以下でなければならない。
そして「革命0」は、シールドが0枚の時に、プレイヤーを攻撃しようが相手クリーチャーを攻撃しようがアンタップするエグいクリーチャーと化す。
アンタップキラーを付与してやれば、相手にスレイヤーでもない限りは殲滅し切ることすらできる。
こちらは常在型能力なので出てから盾が0枚になっても問題ない。

総じて逆境からの大逆転にピッタリのカードと言える。
もう片方のレジェンドカードである《轟く侵略 レッドゾーン》に比べると、能力がある程度そのために敵依存になりやすいピーキーなカードでもある。
相手がワンショットキルを狙うコントロール系のデッキの場合、確実にトリガーやシノビ
そして後述の革命0トリガーを採用して、自分のターンにうまく持ち込まなければならない。
その上自分自身にレッドゾーンと異なり、軽減能力はないので事前にマナを貯めたり軽減クリーチャーを設置しておきたい。
更に出ても除去耐性まではないので(あっても対処に困るが)相手のトリガーを踏んで一発退場、なんてことすらある。

デッキ構築

…ということもあり、基本的にドギラゴンを切り札として据えたいのならば、「自傷して自らピンチになりに行く」スーサイド寄りのデッキなんかが割と良かったりする。

ドギラゴン登場後話題になった例に【オーロラドギラゴン】というものがある。
これは以下の《逆転のオーロラ》を使い、一気にシールドを空にしつつマナを貯めてドギラゴンを展開するというコンセプトを採用したものである。

逆転のオーロラ 自然文明 (5)
呪文
自分のシールドを好きな数、自分のマナゾーンに置く。
逆転(自分でピンチを引き寄せながら)
《母なる星域》を唱えることで、少ないマナからでもドギラゴンが展開できる。
構成上赤緑二色構成となり、これに防御力を上げる為に光が加わるのが普通。

《斬斬人形コダマンマ》《爆壁 ヒビキ 18y》などを使って赤単を狙うことも可能。
ただしこの場合、「減らしてる間に相手にワンショットをかまされる」くらいちまちまと削っていくので、対抗してトリガーは積んでおかないといけない。

《ドギラゴン・エントリー》で降臨させる【エントリードギラゴン】も組めなくはない。

…と、語っては見たが、実は意外と「普通の赤いデッキに挿しておいて逆境時に引き当てる」という、主人公みたいな使い方のほうが意外と使えたりする。
極端な話、【赤単レッドゾーン】に積んでおけば突破しにくい場面を無理やり突っ切ることも可能。なんでこいつら仲いいの?

ボルシャック・ドギラゴン》から更に展開するのも面白いかもしれない。


派生カード

「ドギラゴン」の名を冠するカードは数多く存在するが、こちらの項目では革命編での姿をベースとしたものを紹介する。
革命ファイナルでの姿をベースとするものは《蒼き団長 ドギラゴン剣》で。
エヴォル・ドギラゴン 火文明 (6)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン 14000
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップする。
T・ブレイカー
スタートデッキ「無敵の火文明」で登場した、革命の力に目覚める前のドギラゴン。

詳しくは個別項目で。

レッツ・ドギラゴン 火文明 (5)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 9000
進化−自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
革命2―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが2つ以下なら、相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。
コロコロの付録デッキで登場したプレビュー版のドギラゴン。
革命2の除去範囲はなかなかだが、それ以外の状況では準バニラでしかないため、良くも悪くも付録らしい性能。
デッキ内容的にもこちらと違い環境でも通用する音速 ガトリング》で速攻を仕掛け、逆転はこちらで担うということだろう。

なお、剣を持っていないことは《エヴォル・ドギラゴン》と同じだが、こちらは頭部の形なども異なっている。

伝説のレジェンド ドギラゴン LEG 火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 14000
スピードアタッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、このターン、このクリーチャーはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けない。
「ファイナル・メモリアル・パック」のレジェンドカードとして登場したドギラゴン。
ハムカツ団所属だがベースは赤い頃の姿で、王様を思わせる王冠とローブを纏っている。
また、ハムカツ団の3体はドギラゴンの上に乗っており、手前の建物にはモルトとアイラがいる。

能力はアンタップキラーであり、バトルに勝利すると革命2を思わせる敗北回避を発揮する。相手のクリーチャーを処理しつつ自分の敗北を防げ、それ以外の場合でもSAのT・ブレイカーと優秀なアタッカー。バトルに勝つという条件は自力でなくてもいいため、バトルを伴う各種S・トリガーとも相性がいい。
無限攻撃のような派手さはないが、【連ドラ】などで採用しやすいクセのない性能となっている。

燃える侵略 レッドギラゴン SR 光/闇/火文明 (6)
NEOクリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/侵略者 9000
NEO進化:自分のドラゴン1体の上に置いてもよい。
侵略:コスト5以上のドラゴン(自分のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に重ねてもよい。
このクリーチャーが破壊された時、その下に重ねてあった進化ではないドラゴンをすべてバトルゾーンに出す。
「最強戦略!! ドラリンパック」の、別の可能性の世界における侵略者のドギラゴン。ただしレッドゾーンが禁断の使徒となり、ドギラゴンが禁断から世界を守る運命は変わらないとされている。

能力は攻撃終了時の進化元補充と破壊された時の踏み倒しで、侵略によって損失を減らしつつすぐに効果を発揮できる。
しかしドラゴンはもともと踏み倒し手段が豊富であり、、バウンスならともかくマナ送りや封印に無力なのもマイナス。
対となるレッドギラゾーンと比べると、かなり使いにくいカードになってしまっている。

ダイナボルト <ドギラ.Star> SR 火文明 (4)
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/メガ・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 8000
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン2度目以降の攻撃なら、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン3度目以降の攻撃なら、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン4度目以降の攻撃なら、このターン中、このクリーチャーの攻撃先は変更されず、その攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
王来篇で登場した、ドギラゴンの力を継承したダイナボルト。
攻撃時にそのターン何回目の攻撃かを参照する能力を持ち、2回目なら手札交換、3回目なら全体火力、4回目以降はドギラゴンと同じ無限攻撃に加え強化版のブロック不可を得る。
無限攻撃の条件こそ厳しいが、ビートジョッキー、火のコマンド兼ドラゴン、レクスターズと種族サポートは豊富。無限攻撃を狙う場合は横に並べやすいビートジョッキーが扱いやすいか。

王道の革命 ドギラゴン SR 光/火/自然文明 (5)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 5000+
ブロッカー
スピードアタッカー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。
革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンから手札に加えるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
革命0:自分のシールドが1つもなければ、バトル中、このクリーチャーのパワーを+10000し、このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップする。
「ドリーム英雄譚(サーガ)デッキ ドギラゴンの書」の看板カードとして登場したドギラゴン。
ドリーム・クリーチャーとしての肩書が"最強の団長"であるなどドギラゴン剣としての姿がフィーチャーされる中では珍しく、革命編での姿がベースになっている。

能力は《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を光火自然版にアレンジしたようなものとなっており、革命2の敗北回避をS・トリガーで出てくるブロッカーとして、革命0の無限攻撃はバトルに勝利した時のアンタップとして表されている。
ただしプレイヤーへの連続攻撃はできないため、2つの革命による負けの回避と、マナ加速&回収による進化や革命チェンジへの繋ぎが主な役割となるだろう。


背景ストーリー

背景ストーリーでは火の国の王として登場する。王様なのに革命ってこれもうわかんねぇな

レッドゾーンとの戦いの詳しい話は《轟く侵略 レッドゾーン》を参照のこと。


メディアミックスにおいて

アニメ・漫画

アニメ「VSR」、漫画では勝太の切り札として登場する。
アニメではカードに最初鎖が巻かれており、ドギラゴンの3Dモデルにも鎖がかかっていた。
条件を満たすごとに鎖が外れる演出があった。

連続攻撃によってバッサバッサとなぎ倒していくため非常に切り札としての使い勝手はいい。
ただしあまりに一方的すぎるため、対ランボー戦では裏での特訓シーンダイジェストのついでに流れるという省略をかまされてしまった。
…というかライバルの成長を数話使って描いておいて主人公の成長をダイジェストで済ませるとかやっぱりVSRは普通のアニメとは違う。
一方で、革命2は初登場回以外では発揮されることは無かった。まあ厳密には宣言されないだけで発揮されてはいるが、無限攻撃が失敗した時の保険と言われても締まらないので……

漫画では久々にビクトリーモードを使った勝太と会話することで、勝太と共に闘うことを受け入れる。
そのせいでギャグシーンに思いっきり巻き込まれたりする。
なおビクトリーモードを解禁する勝太の理由は割とイケメンなので必見。

対となるレッドゾーンが派生形態が登場する中、(そもそも主役なのにデュエマ全然しなかったこともあって)
こちらは(エヴォルから発展したとは言え)登場が遅れていたが、勝太の敗北を(なぜか別作品の兄貴みたいに)月で聞いていた勝舞アニキに月に来るように促され(なお月に来る手段は自力で用意しろと無茶ぶりをかましたが)、そこで《ボルシャック・ドギラゴン》を渡される。
以降はボルドギの革命0トリガーでダイレクトアタックをしのぎ、ドギラゴンの革命0で逆転するという流れが定番となった。「VSR」の最終決戦でも並び立って黒幕と決着を付けるなど、先代切り札がお役御免になりやすい販促アニメとしては異例な程活躍したといえるだろ。

「VSRF」では序盤のバサラ戦で使用したものの、D2フィールドの力を得たドキンダムに敗北して奪われてしまう。翌話で無断でドギラゴンを借りた意地悪清盛に勝ったことで取り返したが、カツえもんから渡された蒼い鎧が描かれたカードと融合して《蒼き団長 ドギラゴン剣》となり、赤いドギラゴンとしての役目を終えた。
…と思われたが、そっくりさんのハムスターのハム勝太が金色バージョンを使い、歴代切り札と共に登場。革命2もしっかり発揮された。やっぱ敵向けの能力では?

藤異版

藤異版では2巻で登場。
侵略されてから一応ベガスダラーから取り戻すまでの顛末は《エヴォル・ドギラゴン》のページを参照のこと。

ある日のこと。
深夜アニメを見ていてすっかり寝てしまったドギラゴンは目が覚めるとクレーンで谷に吊り下げられていた。
目の前のスクリーンにレッドゾーンが映しだされ、ドギラゴンが眠っている間に火の国を乗っ取り、ドギラゴンを吊り下げたことを明かし、
「出て行くのならば命までは奪わない」というも、レッドゾーンがいけすかないドギラゴンはそれを拒否。
そのまま(割と命には執着があったようではあるが)落下するも一部だけ革命モードを発動して登る。

そして火の国に戻るも、親愛なる臣民には「王さま、死んで!」と言われ、
友であるはずのグレンモルトは侵略者のマークを額に浮かべドギラゴンに敵対。
グレンモルトからはレッドゾーンが、ドギラゴンが深夜アニメを見ながら寝落ちしている間の行動が簡潔に語られる。

いわく、「火の国の住民およびアイラが人質に取られている」ということ。

…いやドギラゴンの寝てる一晩の間にやることとしてはレッドゾーンおかしいなこれ?

しかしドギラゴンは一歩も引かず、闘う理由を問われ、「来週新しいDMのパック発売日だもの」と答える。
コロコロやアニメやアイドルを楽しむ自分のように、国民も楽しく生きるべきであり、
独裁者レッドゾーンに怯えるのは楽しくないと語る。

そしてレッドゾーンと争い、その過程で傷ついた国民を全員名前を呼んで心配するなど、
単なるオタクニートとは思えない王の器を見せ、最後は国民全員、そして心打たれたモルトとともにレッドゾーンに相対し、打ち倒す。

レッドゾーンは敗北するもドギラゴンの理想は受け入れられないと主張するも、
「それでいいんじゃね」と意見の多様性を受け入れ、そのうえで「それでも侵略しに来るなら闘う」と述べると
「二度とゴメンだ」とレッドゾーンは撤退していった。

…そのあとアイドルコンサートに行くんだけどねドギラゴン王は。

ちなみに押しメンは《愛嬌妖精サエポヨ》の模様。ドギラゴンの影響でモルトくんもサエポヨTシャツを購入したようだ。
嫁に見つかって修羅場になってたけど。


余談

イラストを担当したのは、ドラゴン・サーガより多くの主役級クリーチャーを手掛けてきた中村エイト氏。
pixivには《エヴォル・ドギラゴン》と共にカード化する前のイラストが投稿されている。そこでのキャプションによると、ドギラゴンのモデルとなったのは、やはりデュエマを象徴するドラゴン《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》との事。



追記・修正は革命0で逆転してからお願いします。

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最終更新:2024年11月24日 15:34

*1 画像出典:pixiv イラストレーター中村エイト氏 『燃える革命 ドギラゴン』 2015年6月20日投稿 https://www.pixiv.net/artworks/50988771 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids