アニヲタWiki(仮)

登録日：2011/10/13 Thu 20:03:02
更新日：2024/12/16 Mon 18:23:44
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カジオーはスーパーファミコン用ゲーム『スーパーマリオRPG』に登場する敵キャラで本作のラスボス。

豊かだがいかにも硬質な髭を蓄え、そこからは牙を覗かせる。王冠を被り赤い目をぎょろつかせたロボット然とした老人である。
身体の内部もよく見ると顔・手・体が鎖で十字につながれているだけだったりする。リメイク版だと分かりやすい。
性格もシリアス一直線であり、それまでのマリオシリーズのキャラクターに共通していた愛嬌のようなものは感じさせない、異質な別世界の存在であることを強調しているデザインである。

世界を武力で支配する為に、人々の願いを叶えるスターロードを破壊しつつ武器の軍団「カジオー軍団」を率いてマリオ達の世界にやって来た。
配下のカリバー曰く「マリオのような手合いを幾度も相手にしてきた」とのことで、様々な世界を支配下に置いてきたようである。
その為か心の奥底では「やるじゃないか」と相手を褒め称えるような気概も持っているが、逆に言うと侮りや油断は皆無ということであり、悪役として隙がない。
当初は野望を叶える為に、自らが精製して造り上げた武器の姿をした部下達を各地に解き放ち、人々を困らせていた。
そしてスターロードから砕け散ったスターピースを集めれば願いが叶うと知った後には、「武器で埋め尽くされて人々の願いが叶わなくなった世界に変貌させて支配する」という邪悪さを輪にかけた野望叶えんと、より一層カジオー軍団を嗾けた。

HPが今までのボスとは文字通り桁違いに多く、攻撃力が高い為マリオシリーズ歴代ラスボスの中でも比較的強い。
回復要員のピーチ姫はもちろん、使うと無敵になる｢レッドヨッシーエキス｣も念の為持っておくといい。
回復を考えずにいくと、下手したらカジオーの攻撃2発程度で倒れる仲間も出てくる。
レベル上げはしっかりやっておいた方がいい。

・カジオー(第1形態)
HP2000　攻撃230　防御130　魔法攻撃100　魔法防御100
耐性：状態異常・即死
「むん？　なかなかやるじゃねぇか。」

・ようこうろ
HP1500　攻撃0　防御120　魔法攻撃0　魔法防御100
弱点：雷
耐性：炎・状態異常・即死
「食べる前に飲む前にはくっ！！」

・できたてヘイパー
HP400　攻撃170　防御80　魔法攻撃70　魔法防御50
耐性：状態異常・即死
「でっきたての　ほっかほか♡」

頭には王冠、顔には立派なヒゲをたくわえており、まさに王を思わせる風貌をしている。
胴体に星飾りをはめているが、何を隠そうこれこそが最後の7つ目となるスターピース。世界を取り戻すためには絶対に倒さなくてはならない存在となっている。
巨大なハンマーを武器とし、さらにこれで一叩きするだけで部下を造り上げている。
一体どんな錬金術なのだろうか……。

見た目どおり(?)結構年いっているらしく、怒ると血圧が上がるらしい。

裏ボスのクリスタラーに次ぐ230もの攻撃力を持つ。
専用魔法2つはどちらも無属性で威力が非常に高く、本人の魔力もなかなかの高水準で
防御や魔防もやや高めとスキがない。
また、カジオーの専用魔法群はすべて命中99でやたらと当たる。

第1形態にある程度のダメージを与えると、ぶちギレて第2形態となる。

奇数ターンに使ってくる技。超巨大なハンマーを叩き落とす。威力は50もあるが、迫力押しな技。
奇数ターンという都合上、カジオーの素早さがこちらを上回っている場合は戦闘開始後に初手でこれを繰り出す。
リメイク版では戦闘開始前のムービーで、メガトンハンマーと同じハンマーを叩きつけるパフォーマンスが入る。まさかの初手メガトンハンマー再現である。

虹色の流星群を降らせる技。威力は100もありメガトンハンマーの2倍。キラリりゅうせいぐん（30）の3倍以上。
とはいえカジオーの魔法攻撃力は100どまりなので実際のダメージはジャスティスブレイカ（威力80+使用者全員魔力120）と変わらない。

威力40の炎属性単体攻撃。通常攻撃の方が強いレベルのサービス行動。

メガトンハンマー以外の魔法と通常攻撃は偶数ターンに使用（ただし、ようこうろが倒されたり、できたてヘイパーが2体いてもうできたてヘイパーが生産されない場合、奇数ターンでもメガトンハンマー以外の技が飛んでくる。）。本人の攻撃力が上記の通りなので通常攻撃も痛い。

ようこうろはマリオたちに対する攻撃や味方への補助魔法などはしてこない上に、奇数ターンは何もしない。
しかし、偶数ターンにできたてヘイパーを生み出す。
できたてのくせにヘイパーとはけた違いの戦闘力を誇り、ヘイパワーと比べてもHPや攻撃で大きく上回る。もうこいつだけ作ってればいいだろ
魔力は低いのだが、ポンポン使ってくるレインソードは威力80の無属性全体攻撃
よーするにジャスティスブレイカである。 もちろん被害は甚大。しかもジャスティスより命中が上がっている
ほっとくとメガトンハンマーと同火力がもう一発とんでくるのですばやく畳むに限る。

戦闘自体はカジオーを撃破すれば終了するため、ようこうろは放置して速攻撃破を狙っても構わない。
しかし、放っておくとできたてヘイパーは最大2体登場してしまうため、カジオーを含めた全体攻撃魔法連発による猛攻を喰らってしまう。
そのため、ようこうろとできたてヘイパーを先に倒してから、カジオーのHPを削りに行った方が安定はしやすい。
ようこうろは電撃に弱いのでマロをPTに入れようか悩む人もいる。

SFC版ではようこうろを倒してもグラフィックの変化がなかったが、リメイク版では目を閉じるので分かりやすくなった。

余談だが、なぜか戦闘開始直前まで作りまくっていたツッツクンは作ってこない。

カジオーの真の姿。
第1形態からの変化が激しいように見えるが、よく見るとデザイン自体は第1形態から髪・眉・髭を取っ払って頭を巨大化させただけだと分かる。
外見のロボットらしさがより強調されており、巨大化した目玉がむき出しな有様は骸骨そのものでかなり禍々しい。
背景には変身後のカジオーと同型のロボットの頭部が多数転がっており意味深である。
ハンマーで自分の頭を叩いて、様々な能力を持った形にトランスフォームさせてくる。
第2形態時のHPは4倍も跳ね上がった驚異の8000。第1形態と合わせてなんと10000。
参考までに裏ボスのクリスタラーですら単体のHPは4096、クリスタラーとクリスタル達を除くと一番HPの高いボスはアースリンクの2500である。リメイク版で追加されたボスのHPは9999と僅差で勝利している。
また、ブーマー・メビウスと同じく変身系ボスなのでチェンジするたびにFPが全回復するのでFPが切れない。

攻撃180　防御80　魔法攻撃60　魔法防御50
耐性：状態異常・即死

第二形態の戦闘開始時の姿。何もしない。
最初のからだの行動ターンで頭を戦車に変形させてくるが、
第二形態に入った状況によってはこの頭に攻撃する事ができる。物理防御は魔術師姿に次いで低いので攻撃しよう。
上記の発言はラスボスらしい自信と威厳に溢れた発言だが内心では焦っている事がわかる。
「むうう、やるじゃねえか。まずい。まずいぞ。」

攻撃250　防御130　魔法攻撃10　魔法防御50
弱点：雷
耐性：状態異常・即死

攻撃時には照準器越しに撃ってくる謎の細かい動作がある。
攻撃力と防御力に優れている。特に攻撃力250はクリスタラーと並び作中最強。
攻撃がガード不可な上、即死攻撃の｢マグナム｣を撃ってくる。ただし、魔法攻撃に弱い。
特になにかんがえてるのの自白からわかるように雷に弱いのでマロのかみなりドッカンの出番だ！
「おれは、せいみつきかいだから　エレキに弱いぜ！」

……と言いたいところだが、カジオーの猛攻に晒される状況下では、わざわざマロを選抜してFPを割く余力があまりないのが悲しい実情である。

リメイクで単体攻撃が全てガード可能になったため大幅に弱体化。

攻撃135　防御50　魔法攻撃130　魔法防御150
耐性：炎・雷・氷・状態異常・即死
使用する技：レインアロー・レインスピア・がんせきガラガラ・レインソード・ミルキりゅうせいぐん・ダークスター

魔術師の胴体に鷲鼻の顔がついた不気味な姿に。頭が2つあるように見えるが、実はフードの中身の方は顔ではなく王冠。
無属性の全体魔法攻撃を連発してくる。
見た目通り作中最強の魔法攻撃力130を誇り、同じくトップの火のクリスタルはセーフティリング一つで置物になるのに対し、こちらは総て無属性攻撃なので軽減できずその火力を見せつける。
その魔力から繰り出される威力160の単体魔法ダークスターと、威力100の全体魔法ミルキりゅうせいぐんはどちらも作中最強。
さらに魔法防御が極めて高く、メルクリンクに次ぐ作中2位の上にジャンプ以外の全ての属性攻撃を無効にする。

…が、こちらも自白してる通り物理防御力がすこぶる弱いため、レッドヨッシーエキスですべて無効にされた挙句ボコボコにされることが多々。ツヨクナール状態のひまんパタマリオだと一撃で600以上の特大ダメージを与えられたりする。
別名：フルボッコタイム

ちなみに｢レインアロー｣や｢レインスピア｣はできたてヘイパーは使わないのでこいつ専用。ただしレインソードよりかなり弱い。(*1)
「魔法は強いが、ぼうぎょは　弱い。」

攻撃150　防御120　魔法攻撃78　魔法防御80
弱点：炎
耐性：雷・状態異常・即死

様々な状態異常攻撃をかけてくる上に、演出効果でプレイヤーの目に大ダメージ。
状態異常はカカシ・毒・沈黙・恐怖攻撃を使用。眠りとキノコは使用しない。
基本的にダメージは入らないが、なぜかカカシ攻撃だけ表示がなくてもダメージが入ってしまう。
物理防御がかなり高い上に宝箱モンスターのくせにジャンプ弱点ではないが、
木でできているのか炎に弱いのでマリオでウルトラファイアをぶっ放そう。
あんしんバッチやセーフティリング、ひまんパタこうらを装備していたり、ピーチがいればターン中何もしないのと一緒の癒しタイム。
「何が出るかは　お楽しみ♡」

攻撃40　防御150　魔法攻撃70　魔法防御100
弱点：氷
耐性：ジャンプ・炎・雷・状態異常・即死

高い防御力を盾にガンガン回復する。能力上昇を打ち消す｢ひっぺがし｣も使ってくるので、この時は体の方に攻撃を集中させよう。
「おれに弱点なし、今の内に回復だ！」

…とかいってちゃっかり冷気に弱かったりする大ウソつき。
ユキやこんこんやこおりだまを使おう。特に後者は攻撃アップ時に使うと420ダメージも入る。
また、防御は高いが、かぜのクリスタルの 200 に比べると大したことがない上に、回復魔法を使うと1ターン休みになるので
普通に殴り続けても回復量を上回るのは簡単。氷属性以外は無効だが、魔防自体は第1形態と同じで魔法形態以下なので無属性魔法なら割とダメージが入る。

ちなみにグラフィックのアニメーションがなく全くの不動。
なお素早さの関係で戦車or魔導士から棺桶or宝箱になった場合最初のターンは行動しない。
代わりに棺桶or宝箱から戦車or魔導士になった場合、次の形態が二回行動してくる。
攻撃型の行動回数が増えるため厄介。

・カジオー(体)
HP1000　攻撃180　防御80　魔法攻撃20　魔法防御60
耐性：状態異常・即死

頭と体が別々の意思を持っているらしく、体の方は頭が重いようだ。
「あ、頭が、お、重い！」

数ターンごとに頭を変形させてくる上、物理攻撃で殴ってくる。
しかし頭がデカくなったせいか動きがやけにぎこちなくなっており、
第1形態に比べ攻守で50もステータスが下がっているのでそのハンマーの一撃は強くない。
一応フィンガーショットは2倍技で、威力は本気のジャッキー先生のてつざんこうと同値だが、
攻撃は全てガード可能で、倒して3ターン程たつと復活してしまう上に
変形はダウンさせても止められないので基本ほっといてもいい。
ぶっちゃけステは強みの全体魔法を失ったカリバーのくち

SFC版では足が見えなかったが、リメイク版ではちゃんと足が確認できる上、頭の行動時に歩く。
体の攻撃モーションもしっかりと動くようになっている。
また、SFC版では倒しても見た目の変化がなかったがリメイクではダウン時のモーションが追加され、
頭が攻撃する際の歩行モーションもなくなる。

HPを削りきると身体が熱くなり大 爆 発。こうしてカジオー軍団の野望は途絶えた…

カジオーは武器世界最奥の武器工場を本拠地としているが、突貫工事による脆い内装が崩壊すると、壁一面が赤黒く染まったカジオーの髑髏顔で埋め尽くされた、本来の不気味な姿が露わになる。
罠と溶岩塗れのクッパ城を「なかなか快適な城」と称賛している辺り、武器世界の住環境は劣悪という表現を軽く通り越した悲惨さらしい。
そりゃ他所の世界を侵略する訳だ。
リメイク版ではスクラップ置き場の様な雰囲気で、一部は目玉のパーツが欠落したカジオーの髑髏顔が乱雑に積まれ、ケンゾールの剣、ユミンパの頭、ヤリドヴィッヒの頭の飾りのパーツも転がっている。

何気にその正体は謎に包まれているが、「同じ形状の頭が転がっている(リメイクではボロボロになったものもある)＝頭は使い捨て」「スターピースの力を使える」といった点から、もしかしたらジーノと似通った、物に乗り移れる生命体なのかもしれない…

因みに、最期はド派手に消し飛ぶカジオーだが、エンディングロールのパレードでは、ケンゾール･ユミンパ･ヤリドヴィッヒをハンマーで叩いてぺちゃんこにしている。
カジオー様は部下にお厳しいようです。
リメイク版では多数の自伝を出版していることが明らかになった。資金源の可能性がある。

｢来い！」
オマエらも、ツイキ　シュウセイしてやる！！」