登録日:2009/08/05 Wed 19:20:22
更新日:2024/12/14 Sat 17:01:47
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なんということだ…………見てしまったか…………
つまり重ちーくん…君はわたしの睡眠を妨げる『トラブル』であり『敵』というわけさ
誰かしゃべられる前に…………
君を始末させてもらう
『キラークイーン』!
…と わたしはこいつを名付けて呼んでいる
キラークイーン
Killer Queen
像分類:人型
操作分類:近距離パワー型
スタンドパラメータ
破壊力:A
スピード:B
射程距離:D
持続力:B
精密動作性:B
成長性:A
能力:触れたものを爆弾に変える
●目次
【概要】
「クイーン」と名前に付いているが、その外見はたくましい筋肉質の男性型。
猫耳と
髑髏を組み合わせたような頭部と、レザー状の手袋にブーツ、髑髏のベルトが特徴で、
さらに平時は腹筋部がシャッターのように降りていて外見上は分からないが、腹部に猫草を収納できる程度のスペースがある。
メインカラーは肌はピンクまたはホワイト、装飾はブラックとゴールド。
アニメ版では
発動の際、一瞬髑髏を思わせる凶悪な人相となり、その後にオーラで肉付けされて従来の『キラークイーン』の姿になるという、
凶悪な
殺人鬼という本性を平凡な男という皮で覆い隠している、吉良の本性を表すかのような演出がなされている。
後述した特殊能力の他、「近距離パワー型」ということもあって純粋な肉弾戦も得意とし、
作中ではACT3へと覚醒した
広瀬康一の『エコーズ』をあっという間にノックアウトしている。
ただし、スピードは作中に登場する他の近距離パワー型スタンドが「A」判定の中、キラークイーンは「B」判定に留まっている。
この差が結構なハンデとなりうるのか、作中では
東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』と真正面からの格闘戦を行った際、
触れることさえ出来れば自身の能力で爆弾に変えることで彼に勝利できるという、吉良にとって有利な状況にもかかわらず、
繰り出す攻撃全てを見切られて的確なカウンターを喰らい、
触れることすら出来ずに一方的にやられかけた他、
空条承太郎の『
スタープラチナ』には、承太郎が負傷しているにもかかわらずスタンド同士の肉弾戦では完全に圧倒されていた。
あるいは仗助が言及しているように、本体である吉良が喧嘩慣れしていない(らしい)点も影響しているのかもしれない。
いずれにせよ、吉良の性格や姿勢からして相手に真正面から挑むよりは、正体を隠してトラップのように能力を仕掛けるのを得意とするスタンドと言える。
【能力】
◆第一の爆弾
だめだめだめだめだめだめだめ!
君は死ななくてはならないんだ…
目撃者は生かしておけないよ…誰ひとりとしてこの『吉良吉影』の正体を知る者はいてはいけないんだよ…
『キラークイーン』が触れたものを爆弾に変える力。
触れさえすれば有機物・無機物問わず爆弾に変えられる上、生物(人間)の場合は対象を生かしたまま爆弾に変えることすら可能。
爆弾に変えるといっても対象には一見何の変化もなく、ただの物や人に見えたものが突然「ドグォォオン」と爆発する。
爆弾には種類があり、触れて爆弾に変える時に任意に設定する事ができる。
爆弾によって引き起こす爆発は、体内から発生する上に身体に小さな穴を開ける程度の小規模な爆発から、
人間一人を肉片はおろか、遺留品すらも残さず完全消滅させるほどの大規模まで自由に調整できる。
スタンド故にある程度の指向性もあるのか、大規模な爆発を起こしても爆破対象以外には一切の被害を及ぼさないようにすることも可能。
また、爆炎も爆風も起こさず、静かに対象を爆発させることも可能で、爆発の規模はそのままに威力だけを抑えるという調整も恐らく出来るものと思われる。
さらに、スタンド能力であるため、スタンド使いやその素養がある者以外には視認されず、簡単に爆弾に出来る他、
目の前で殺害でもしない限りスタンド使い以外には爆発を認識自体できず、爆破対象が身に着けていた衣服も消滅するため証拠隠滅も容易いと、
連続殺人鬼の顔を持つ吉良にとっては非常に都合の良いスタンド能力であり、
警察には殺人と気付かれぬまま、物語に登場するまでに何人もの「手が綺麗な女性」と邪魔になる人物を殺害していた。
・爆弾のタイプ
- 吉良の任意のスイッチ操作で爆発させる「点火型」
- 何かに触れると自動で爆発する「接触型」
の2種。
点火型の場合、『キラークイーン』の人差し指の第一関節にあるスイッチを押すことで点火させられる。
スイッチ以外の要因では(爆弾にしたものに)何をしようと爆発することはない他、
周囲に空気がない場合は、どちらのタイプの爆弾も、例え点火条件を満たしたとしても爆発しない。
・爆発する対象
- 「爆弾に変えられたもの自身」が爆発するタイプ
- 「爆弾になっている物質に触れたもの」が爆発するタイプ
の2種があり、後者の場合、爆弾にされたもの自身は爆発後も残る。
・弱点
最大の弱点は、一度に一つのものしか爆弾にすることが出来ないという制約がある事。
一度何かを爆弾に変えた後は、それを爆発させてからでなければ次の爆弾を作る事ができない。
また、当人の意思で爆発させる「点火型」は分からないが、自動で爆発する「接触型」の場合は、吉良本体が爆発に巻き込まれる射程距離内にいる時は、たとえ何かに接触しても爆発しない様子。
・空気弾
最終決戦での応用技。
猫草の放つ空気の塊を爆弾に変え、相手に気付かれないように近づかせて爆破する「空気の爆弾」として利用するというもの。
種類は
- 「空気弾」が触れた瞬間爆発する「接触型」
- 本体の任意で「空気弾」を起爆させる「着弾点火型」
があり、戦闘では状況に応じて使い分ける。
確実に標的に触れた状態で爆発する「接触型」のほうが威力が高いが、
仗助がやったように即興の
盾で防御される危険性や、建物に隠れた仗助を追跡する際に壁が邪魔になるというのもあってか、
戦闘時は
虹村億泰を爆破した時と、猫草が本能的に出したものを咄嗟に利用して零距離で防御出来ない時に撃った時しか使わなかった。
ただの空気の塊と違い、
「空気弾」に変えられた時点でその形に固定されるため、
穴をあけると空気が噴射することはあっても萎んだり
消滅することはなく、さらに空気を噴射して軌道修正するといった芸当も出来る。
作中でも触れられているが、「爆発と空気(弾)」は非常に相性が良く、キラークイーンの戦闘力が一気に増した。
しかし、決して無敵というわけではなく欠点もある。
まず、空気弾のスピードが割合遅めな上に、ある程度の大きさがないと視認しづらいため、「着弾点火型」の場合は吉良本人でさえ爆破のタイミングが掴みにくい。
さらに空気弾の場合は「点火型」「接触型」問わず、吉良に爆発の影響が及んでしまう近距離では爆発させられない模様。
よって密着されると、空気弾は実質無効化されてしまう。
そして億泰の『ザ・ハンド』には、「空気弾」をその周囲の空間ごと削り取ってどこかへ飛ばしてしまうというやり方で無効化されてしまった。
◆第二の爆弾
必ず爆死させる
我がスタンド『キラークイーン』の『シアーハートアタック』は狙った獲物は絶対に仕留める………
コッチヲ見ロォオオッ!!
シアーハートアタック
Sheer Heart Attack
像分類:機械型
操作分類:遠隔自動操縦型
スタンドパラメータ
破壊力:A
スピード:C
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
成長性:A
『キラークイーン』の左手から発射される、髑髏の顔を持つソフトボール程度の小さな爆弾戦車。
一見それ自体が別のスタンドのようだが、あくまで『キラークイーン』の分身、技の一部である。
そのため、「第一の爆弾」と併用して使うことが可能。
ジョジョの歴史で初の遠隔自動操縦型スタンド能力であり、サーモグラフィーの要領で周囲の熱を感知して標的を認識する自動操縦型の為、
本体である吉良との距離がかなり離れていても、凄いパワーで行動できる。
特性としては『シアーハートアタック』が放たれた周囲にある熱源に向って突撃し、接触の数秒後に相手を爆破する。
即爆破するわけではなく、接触した物質の温度が人間の体温(36度)に達すると起爆スイッチが入る仕組み。
また、『シアーハートアタック』自体が爆発するわけではなく、接触することによって起こる爆撃によって相手を殺害する。
爆撃の規模も部屋一つを丸ごと爆炎で飲み込めるなど、「第一の爆弾」と比べても威力は段違いに高い上、
おまけに突っ込まれたら最後、普通の人間やスタンドではなかなか引き剝がす事が出来ない程強力なパワーを持つ。
キャタピラや体当たりによる肉体へのダメージも無論あるが、それは確実に相手を爆殺するために喰らいつく際の副産物みたいなもの。
さらに非常に強固な防御力を持っており、承太郎の『スタープラチナ』の幾度にも渡る長時間の
オラオララッシュを以てしても、殆ど破壊することは出来ない。
コミック版では数ページにも及ぶラッシュを食らい続けてようやく
鼻が折れて上蓋が取れ、キャタピラが片方たわんでもう片方が吹っ飛んだ程度であり、
動きそのものには何の支障もなく、この程度の破損では吉良本体へのダメージフィードバックも無い模様。
それどころか、あまりの硬さに承太郎の拳の皮が破ける(≒スタープラチナの拳のほうがヒビが入るダメージを受ける)始末であり、
その後スタープラチナが口に指を突っ込み、渾身の力を込めて引き裂こうとした際にも
「イデデデデデ」と叫ぶだけで全く壊れず、
ついでにさらに殴った後に力任せに投げつけても、天井が凹んだ程度で何事もなかった。
これにはさすがの承太郎も「俺の自信ってやつがぶっ壊れそーだぜ…」と、珍しく弱音とも取れる発言をしている。
また、『エコーズ ACT3』の『3 FREEZE』で重くされた時には、『シアーハートアタック』は重みで床に沈んで行動しづらくなっていたが、
左手が突然、凄まじく重くなったことで本体の吉良が精神・身体的にダメージを受けた一方、『シアーハートアタック』自体は無傷だった。
第一の爆弾が「証拠を消すため」の能力なら、こちらは「自分を追う相手を正体を知られず、安全地帯にいたまま消し去る」能力である。
そして上記の通り凄まじいパワーと防御力、射程距離を持つ故、吉良からは「弱点はない」と評されていた。
なお、一応喋れるようだが、基本的には『コッチヲ見ロォ~!』としか言わない。
人間以外を爆破した際に『今ノ爆発ハ人間ジャネェ~』と口走るなど、攻撃対象を判別するくらいの認識能力はあるようだが、
目の前に人間がいても、それより高い温度のものを優先して攻撃するなどの要素から、知性はほとんどないものと推測される。
・弱点はない…?
吉良自身は上述のように「弱点はない」と豪語しているが、細かい点を見ていくと意外と欠点があり、
- 単純に温度の高いものを優先して攻撃するため、精密動作性が著しく低い。標的の人間よりも温度の高いものがあると先にそちらを狙ってしまう。
- 「動いて」「爆破する」以外の機能を持っておらず、力押ししかできない。相手次第ではあっさり対処されてしまう。
- 遠隔自動操縦型故に吉良の目が届かない場所で活動させる事が多く、はっきり言って状況対応力は最低クラス。
- 物理攻撃にはほぼ無敵であっても、『エコーズ ACT3』の『3 FREEZE』や、『クレイジー・ダイヤモンド』の直す能力等、スタンドの固有能力は防げない。
- 『シアーハートアタック』に何らかの大きな影響が出ると、吉良自身の左手にも同様の効果が現れる。
- 一度手から放つと、「引っ込める」にはちゃんと『キラークイーン』の左手に回収しなければならない。
何事もなければ『シアーハートアタック』の方が吉良の元に戻って来るが、敵に捕獲されるなどした場合は吉良が回収に出向く必要があり、待ち伏せされる危険が生じる。
- 作中では描かれなかったが、気温が20度後半を超える夏日になると道路に使用されているアスファルトの温度が人間の平均体温(36度程度)を上回ってしまい、
『シアーハートアタック』が人間を無視して道路中を爆破してしまうようになって使い物にならなくなると思われる。
しかし、よく考えてみてほしい。吉良はつい最近まで他にスタンド使いがいることをほとんど知らなかったのである。
仮に他に能力者がいると考えたとしても、この時点の吉良が知っているのは、
と特殊なスタンドばかりであったため、登場人物のスタンドで『シアーハートアタック』に有利とされたスタンド達の、
「付かず離れずの位置に熱源を発生させ続ける」、「対象の重量を激増させる」、「触れた物体を瞬時に治す(直す)」、
「触れたモノを周囲の空間ごと削り取る」などという出鱈目な能力を想像しろというのは無理と言わざるを得ない。
そのことを念頭に置いた上で、
- トラックとかにぶつかっても傷を負わない
- フルオートで現場にいる人間を抹消させる
- 目に見えない
といった特徴を持つ「兵器」を入手したとしたら、誰だってこう言うはずである。「『シアーハートアタック』に『弱点』はない」と。
作中ではその硬さと爆破能力で承太郎をも追い詰めたが、仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』に対しては相性が悪く、
その能力で強制的に『キラークイーン』の左手に戻すという、耐久性も爆発も功を成さない方法で対処されてしまう。
この「直す」力は、『シアーハートアタック』に触れても爆発する前に瞬時に「『キラークイーン』の左手」に戻してしまうほど強く、
むしろ、戻された左手は「元に戻す」力によって本体である『キラークイーン』及び吉良のところまで独りでに戻っていくため、
『シアーハートアタック』での攻撃を無力化されるばかりか、自分の居場所を敵に教えてしまう羽目になる。
結局『シアーハートアタック』は初回に一度使用しただけで、以後二度と作中で披露されることはなかったのだが、
これは上記の通り「『シアーハートアタック』が弱点だらけであることが白日の下に晒されてしまったから」との説が有力である。
うっかり使用して、もう一度『ACT3 FREEZE』や『クレイジー・ダイヤモンド』を発動されれば、
自身の正体と居場所がバレてしまうことは確実であるため、吉良側からしても二度と使うわけにはいかないだろう。
「第4部作中では夏を迎えている描写があるため、気温が上がったことにより野外での使用が不可能になったからではないか」とする異説もある。
・ゲームでの出演
『
ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』においては、吉良のアルティメットスキル(使用には
レベル上げが必要、マッチ中に使える回数が限られる)として登場。
自動で敵をロックオンし、一定時間追い回して爆発する仕様となっている。
エコーズACT3によって釘付けにされるのも同様であり、また
と対策が目白押しで、弱点はないとはなんだったのかと言わんばかりの不遇ぶりである。
またAIによる自動ロックオン・自動追尾のため思惑を外れた挙動をしがちで、ドジッ子扱いされる始末。
とはいえ、間近で使われたらどんなキャラでも回避困難であり、またステージが徐々に狭くなっていくバトルロイヤルフィールドの中で移動を強制されるというシステムも踏まえると決して弱いスキルではない。
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パパの名は キラ ヨシカゲ だ
◆第三の爆弾
おまえはさっきのウェッジウッドのポットを自分の意志で割ったと思っているようだが…それは違う……
『前の朝』に割れたものは必ず割れる事になっていたのだ…
なるべくしてなる!それが「運命」というものなのだ!
バイツァ・ダスト
Bites The Dust
像分類:憑依型
操作分類:特定条件下発動型
スタンドパラメータ
破壊力:B
スピード:B
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:D
成長性:A
終盤に追い詰められ、激しく絶望した吉良が再び
「矢」に射抜かれることによって発現した能力。
自身の正体を知る、スタンド使いではない人間に『キラークイーン』を憑りつかせて「機雷」に仕立てることができる。
取り憑いた『キラークイーン』は小型の人形サイズとなり、媒体となった人間をどんな攻撃からも守る。
そのため、媒体は自殺を図ろうとしても全て『キラークイーン』に止められてしまうが、同時に(本体の吉良を含む)誰の攻撃からも守られることとなる。
さらに、「他者」が機雷化した人間から「吉良吉影に関する情報」を得る、あるいは得ようとすると『キラークイーン』が自動的に出現し、
秘密を探ろうとした人間を、それがたとえ何人いようとも全て爆殺する。
この時『キラークイーン』は対象が「見た」と思った瞬間には既に目の中に入り込んでおり、一気に内部から爆破するため、
時間を止められる『スタープラチナ』や、それに準ずるスピードを誇る『クレイジー・ダイヤモンド』でも防ぐことは不可能。
おまけにたとえ情報を得ようとしていなくとも、顕現したバイツァ・ダスト状態のキラークイーンをうっかり目視してしまえばその者も爆殺の対象となってしまう。
さらに爆殺に成功した場合、その時点から一時間だけ時間を戻す。これこそが『バイツァ・ダスト』の肝。
この「時間が戻った」事実は憑依された人間にのみ認識でき、それ以外の人間は本体である吉良さえも認識できないが、
『バイツァ・ダスト』の存在を知る者であれば、ある程度推測することは可能。
時間が戻る前に起こった現象は全て「過去に起きた運命」としてカウントされ、何度時間を戻そうがその事象は繰り返し再現される。
壊れた食器や落雷や人物の行動などは、多少過程が違うことはあっても、必ず同じようになる。
そしてこれは「『バイツァ・ダスト』による爆殺」にも適用される。
即ち、『バイツァ・ダスト』で一度爆殺された人間は今度は爆破の条件を満たさなかったとしても、同じ時間になると自動的に爆死してしまう。
吉良の情報を得ようとする人間がいなくなるまでこのループが繰り返され、最終的に吉良の情報を得る可能性のある者が全員爆死を運命づけられる事になる。
この「運命」は『バイツァ・ダスト』の能力を解除すると消えるが、既に爆破されてしまったものは能力を解除しても元に戻らない。
・つまり、どういう事かと言うと
実例を使って簡単に説明すると
- 7:00 『キラークイーン』によりA爆殺 → 6:00まで時が戻る
この時、「Aが7:00に爆死する」という運命が決定してしまう。
Aが2周目の7時に『キラークイーン』に接触しなくても、Aは7:00に爆死してしまう。
その為、時が戻った世界でAが『キラークイーン』と接触しなかった場合、
- 7:00 Aが自動的に爆死
- 7:08 今度は『キラークイーン』によりB爆殺 → 6:08まで時が戻る
となり、「Aが7:00に爆死した後、Bが7:08に爆死する」という運命が決定。
……と、
リトライの中で吉良の正体を知りうる者だけが次々と「爆死する運命」を決定されるわけである。
この能力で
主人公2人を含めて主要人物を最低1回ずつは殺すというヤバイ成果をあげている。
この能力の真価は吉良にとって自身を脅かすものを一人残らず爆殺し、さらにその脅威が
「いたという事実」すらも消し、
絶対的な平穏と安心を手に入れることにある。
・意外な弱点
一方で『キラークイーン』が別の場所に行ってしまっているため、吉良本体は驚くほど無防備になる。
第一・第二の爆弾を使えなくなるばかりか、スタンドで身を守る事さえできなくなるため、
機雷化した人間に接触することなく吉良の情報を得て直接叩いてくる、あるいは無差別に襲ってくるスタンド使いと接敵した場合、
応戦するためには『バイツァ・ダスト』を解除して『キラークイーン』を呼び戻さなければならない。
また、吉良本人は何度時間が巻き戻ったのかは推測することしか出来ないため、
状況を見て「もう敵対者は全員爆破されただろう」というタイミングを見計らって能力を解除する事になるが、
敵対者が「巻き戻し」の中で決定付けられた爆死をする時間の前に『バイツァ・ダスト』を解除してしまうと、
決定付けられた爆死する運命が「なかったこと」になってしまい、その時間を迎えても当然爆死しなくなってしまう。
発動自体が「追い詰められて激しく絶望した時」でなければできない以上、一度解除してしまうと再発動できるか分からないため、
吉良からすればそう解除できるものではなく、解除するタイミングには慎重にならざるを得ない。
これが最大の欠点でありリスクでもあるが、それを差し引いても非常に強力なことには間違いない。
作中では
川尻早人に取り憑かせて、「途中まで一緒に通勤・通学する」という形で経過を観察することでこの弱点を補っていた。
そしてもう一つ、『爆弾』にされた人間は、ループ前の記憶も100%引き継がれてしまうという欠点がある。
これは吉良でさえも全く予想だにしていなかった欠点であり、吉良の事を探りに来た人間だけでなく、
『爆弾』にされた人間でさえも、吉良にとって危険な存在である事を再認識させられる結果となった。
『バイツァ・ダスト』の効果中に、爆破の運命になった時刻から時が巻き戻らないまま1時間が経過した場合も、
爆破が起こるよりも前の時間に戻る事が無くなるため「運命」が解除されなくなり助からなくなるが、
元々吉良が激しく絶望した状況=かなり状況が切羽詰まっている状態でしか発動しない能力のため、こちらのパターンになる事はなさそうである。
【余談】
スタンドの名前と能力の元ネタは「
QUEEN」の楽曲。
残念ながら3曲が同時に収録されたアルバムは存在しない。
『キラー・クイーン/Killer Queen』『地獄へ道づれ/Another One Bites the Dust』を収録したアルバムは『ジュエルズ/Jewels』『グレイテスト・ヒッツ/Greatest Hits』の2種と、
『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』があるのでいずれかをどうぞ。
ちなみに、アルバムの『シアー・ハート・アタック/Sheer Heart Attack』には2曲目に『キラー・クイーン』が収録されている。
楽曲の『シアー・ハート・アタック』はアウトトラックとなり、3年後に発売されたアルバム『世界に捧ぐ/News Of The World』に収録された。
【外部出演】
ジョジョリオンにおける『キラークイーン』
Killer Queen in JoJolion
像分類:人型
操作分類:近距離パワー型
8部『ジョジョリオン』でも
吉良吉影のスタンドとして登場。
デザインは4部からほとんど変わっていない。
こちらは
「爆発性のあるシャボン玉」を生成する能力。
人間の皮膚の上からでも生成し、内側から爆破させる事もできる。
ラッシュ時の掛け声は
「WRYYYYEEEEAッ!!」なんと吉良が叫ぶ。
シアーハートアタック
Sheer Heart Attack
像分類:機械型
複数の爆弾戦車を召喚する能力。爆弾戦車のサイズは血管を通れるレベルにまでに小さくなれる。
4部版とは違い吉良の意思で遠隔操作することが可能になっており、爆弾の威力や指向性を高めたりすることもできる。
- どっちかっていうと暗殺向けで真正面からだと強い事は強いが負ける相手はそこそこいるってよく言われるよなあ。でも一から正体探して倒せって言われたら、これほどヤバいスタンドはない。証拠隠滅にもかなり特化してるし -- 名無しさん (2016-12-27 20:48:17)
- 真正面からでもシアーハートアタックと本体の同時攻撃を捌けるのは非常に希少だろ。クレDにはシアーハートアタックが無効なだけで。 -- 名無しさん (2016-12-27 22:08:57)
- 「触れたものを爆弾にする」能力と説明される事が多いけど、しげちーみたいに「『キラークイーンが触れた物』に触れた者」を爆弾にしてる例もあるよな。締めてキラークイーンの爆弾は4種類(触れたものを爆弾化・触れたものに触れたものを爆弾化・シアーハートアタック・バイツァダスト)って事になるのかな? -- 名無しさん (2016-12-28 20:42:42)
- 仗助戦は触れたものに触れたものを爆弾化能力で、その辺の小石やら投げつけまくれば良かったんじゃないか -- 名無しさん (2017-04-26 11:04:41)
- 「1個しか爆弾に出来ない」「一度爆弾にしたら再設定はできない -- 名無しさん (2017-07-10 15:40:01)
- ↑ 例えばパチンコ玉を1個だけ爆弾にして投げてみせる⇒ボーン⇒複数のパチンコ玉を持ちうち1つを爆弾パチンコ玉にしてまとめて投げる…みたいにすれば足止めできたかもな -- 名無しさん (2017-12-26 12:51:14)
- ↑それだと三部のDIOと戦闘スタイル被っちゃうよ -- 名無しさん (2018-05-15 17:59:25)
- まさか日本の夏が、シアーハートアタックがほぼ使い物にならなくなる有様になろうとは……>年に数回あるか否かの事態であれば -- 名無しさん (2018-07-22 02:12:08)
- 吉良吉影でもバカンスに行くことってあるんだろうか・・・もし行くとして熱帯気候の所に行ったら使えなくなるよね -- 名無しさん (2018-08-02 17:11:39)
- ↑同僚がバカンスに誘ってくれるよ -- 名無しさん (2019-01-28 01:12:49)
- 運良いよな吉良。キラークイーンがもうちょっと強くて吉良が絶望しなかったら、バイツァダストは発現してなかったろう。バイツァダスト無しだと承太郎に捕捉されて詰む -- 名無しさん (2019-05-23 16:31:23)
- だが「主人公とその悪友のコンビ」には一方的にやられるという相性の妙(第3はともかく) -- 名無しさん (2019-07-02 20:33:15)
- キラークイーン単体でも爆発対象や範囲を自在に操れる。これでも一能力扱いなのか -- 名無しさん (2019-11-25 18:38:03)
- tinnko -- sakmkmflkfm (2019-12-05 14:18:26)
- バィツアの状態でも成長性Aなのはやばい -- 名無しの権兵衛 (2020-02-14 22:35:24)
- 滅茶苦茶ほしいスタンド。いらない家具とか捨てるゴミとか爆破したい -- 名無しさん (2020-07-24 15:43:01)
- 8部でもバイツァ出るんだろうか -- 名無しさん (2020-07-24 15:48:32)
- 過去を変える能力だけど、過去を変えるのが他人任せなのがジョジョのボスの歪んだ精神性の現れっぽいよね -- 名無しさん (2020-10-01 18:38:54)
- ジョジョリオンキラークイーンの見た目とかシアーハートアタックとかあそこまで同じにするならバイツァ・ダストも -- 名無しさん (2020-11-30 14:11:46)
- やってほしいな…なんて(能力は微妙に違うけど) -- 名無しさん (2020-11-30 14:14:04)
- バイツァそのままにしてたらジョセフや由花子も巻き込まれ、下手するとスピードワゴン財団壊滅もありえたのかな -- 名無しさん (2021-03-02 10:20:18)
- 吉良は植物のような生き方がどうのこうの言ってたけど、結局、「何か」に触れたら爆発するってのが吉良の本性でしかない。 -- 名無しさん (2021-04-21 16:58:01)
- ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-10-22 13:26:13)
- アヴドゥルが相手だったら酸素燃やされるわ熱源操られるわでまず勝てないよね -- 名無しさん (2023-01-16 17:46:35)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-23 21:05:46
- ↑2というか、3部の殺傷能力特化スタンドは結構多くの相手に押し勝てると思う。中でも魔術師の赤は射程・攻撃規模・破壊力全てにおいてかなり高い。 -- (名無しさん) 2023-12-22 20:59:48
- 康一の顔と大体同じサイズのシアハがソフトボールサイズはありえねーよ -- (名無しさん) 2024-06-05 17:04:46
- 吉良にもし「吉良の正体を知っててかつ、吉良が始末しなくていいと判断しかつ、吉良に敵対しない非スタンド使い」がいたらバイツァ・ダストを宿して仗助達に川尻の正体を吹聴するだけで勝ち確だったんだな… -- (名無しさん) 2024-06-29 00:18:43
- ジョジョリオンのKQ及びシアハは精密動作性はAありそうだけど代わりに下がってるのは何だろう -- (名無しさん) 2024-07-30 15:19:26
- 「吉良吉影の情報に辿り着いたという真実を吹き飛ばして無かったことにする」って考えるとバイツァダストはある意味キンクリとレクイエムを組み合わせたような能力とも言えるよね。 -- (名無しさん) 2024-08-27 13:17:17
最終更新:2024年12月14日 17:01