登録日:2024/07/19 Thu 15:46:51
更新日:2024/11/30 Sat 14:33:06
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こんなものを作って、どうすると言うんだ!?
無敵の超人ウルトラセブン…。セブンが我らの味方に出来たら…。
セブンは地球人の味方だ!
それがもうすぐ地球人の敵になるわ。地球上のあらゆるものを破壊するウルトラセブン。正義の味方が悪魔の代名詞になるのよ。
地球人はセブンが侵略者になったと思うだろう。
目次
ロボット超人 ニセウルトラセブン
■身長:40m
■体重:3万5千t
■出身地:伊良湖灯台地底工場
■武器:
エメリウム光線・アイスラッガー・ラインビーム
サロメ星人が作り上げた、
ウルトラセブンそっくりの
ロボット。
両手・両足・腰に銀色のプロテクターが装着されているのが本物との相違点であり、掛け声も低い。
なのでプロテクターさえ見えれば一目瞭然なのだが、
カプセル怪獣の
アギラは主人そっくりの相手に対して怖気付いてしまい、戦意を喪失。
ウルトラ警備隊の面々も本物の登場まで全く気が付かなかった。
決着の際は海面から頭しか見えていなかった(=プロテクターが見えなかった)とはいえ、制作者であるサロメ星人も真贋の区別が付いていなかった。
本物のウルトラセブンこと、
モロボシ・ダンから無理矢理聞き出した方程式「
MGSH3GWFB1」を基にしたウルトラビームを照射することで完成した。
本物同様、
エメリウム光線や
アイスラッガー、ラインビームを使用することが可能で、本物と遜色ない戦闘力を発揮していたが、肉弾戦には弱いのかボディ風車には対応出来ていなかった。
侵略宇宙人 サロメ星人
■身長:1.9m
■体重:150kg
■出身地:サロメ星
■武器:狡猾な頭脳
ヒューマノイドタイプの宇宙人で、ロボット技術や無理やり自白させる装置「トークマシン」といった優れた科学力を持つ。
伊良湖岬の灯台の地下に秘密基地を建造し、ニセセブンを制作して地球を征服しようと企んでいた。
劇中では老人のリーダー格(演:高橋正夫)と女性(演:嘉手納清美)と男性2人が確認されている。
女性の個体がプールに出没してウルトラ警備隊を挑発してダンを誘き出し、
拉致した彼からウルトラビームの方程式を聞き出すことで、ニセウルトラセブンを起動させることに成功した。
移動の際には水中翼船に見せかけた宇宙船を使用する。
サロメ星人ヘロディア
平和を守るウルトラ兄弟が、全宇宙を制圧する!サロメの手先としてね…!
演:宮下ともみ
惑星チェイニーで実験を進めていた科学者で、ニセウルトラ兄弟(SRチーム)を作り上げて全宇宙を支配しようと目論んでいた。
手下にサロメ星人イラテ(演:寺井大介)・ガナエス(演:末永博志)が確認されている。
『セブン』の個体と同様に自信過剰な性格であり、ニセ兄弟や
メカゴモラ、
そして故障していたところを鹵獲したという
ダークロプスゼロといった戦力を保持し、反逆されないようテクターギア・ブラックを装着させていたが…。
ニセウルトラ兄弟(SRチーム)
ロボット超人 ニセウルトラセブン(SR)
■身長:40m
■体重:3万5千t
真紅のファイター、ウルトラセブンを模したロボットで上述のニセウルトラセブンの後継機にあたる。
ニセ兄弟のリーダー格で
ゾフィー「…」、エメリウム光線やアイスラッガーに限らず、前回の個体が放っていなかった
ワイドショットも使用する。
ロボット超人 ニセゾフィー(SR)
■身長:45m
■体重:4万5千t
宇宙警備隊隊長、
ゾフィーを模したロボット。
ウルトラ兄弟の必殺光線でも最強の威力を誇ると言われる
M87光線を放つことが可能。
ゾフィーの偽物は『ウルトラマンボーイのウルころ』で
アルギュロスが変身したものとして登場していたが、正史の映像作品に登場するのは初。
ロボット超人 ニセウルトラマン(SR)
■身長:40m
■体重:3万5千t
ロボット超人 ニセウルトラマンジャック(SR)
■身長:40m
■体重:3万5千t
ウルトラブレスレットを駆使して戦う、
ウルトラマンジャックを模したロボット。
サロメ星人の科学力を持ってもウルトラブレスレットは再現できなかったが、ウルトラランスを作り上げることは出来たようで、
惑星チェイニーでの戦いではこれを武器にゼロを襲っており、基地で確認されたニセジャックも装備していた。
ジャックと一体化した人間の
偽物が登場したことはあったが、ニセゾフィー同様、ジャックの偽物が正史の映像作品に登場するのは初。
ロボット超人 ニセウルトラマンエース(SR)
■身長:40m
■体重:3万5千t
『ウルトラセブン』での活躍
伊良湖岬の異変を調査する中、怪しい車を追うも、罠にかかって捕まってしまった
モロボシ・ダン。
現れたサロメ星人の男女2人に連れられ、海底基地の地下にある恐ろしいもの…ニセウルトラセブンの姿を見せられる。
完成にはウルトラビームが必要と言われ、勿論秘密を話そうとはしないダンだが、トークマシンで自白させられてしまう。
そして、その自白を基に作られたウルトラビームの照射を受け、完成したニセウルトラセブンは、基地から出撃すると船やタンカーを襲って破壊する。
ともあれアギラを退けたニセセブンはウルトラホークも墜落させるが、
そこにダンが変身した本物の
ウルトラセブンが登場。ここに、二人のウルトラセブンの戦いが開始された。
戦闘開始と同時にお互いに
アイスラッガーを放つも互角。
続いてラインビームを放ち合うが、本物がビームを切断して偽物を転倒させてやや優勢に。
次は空中戦に以降、競り合いを繰り広げた上で本物は
回ればなんとかなるボディ風車(空中での高速回転攻撃)を放つ。
片方のセブンが大爆発を起こし、ウルトラ警備隊・サロメ星人の双方が決着の行方を見守る中、
セブンが海中から姿を現すが、警備隊もサロメ星人もその判別はつかない。
偽物の勝利を確信したサロメ星人だったが、現れたセブンはサロメ星人の宇宙船を破壊、戦いを制したのは本物だった。
本物はウルトラ警備隊に敬礼を送り、ダンは警備隊の面々との再会を果たし、事件は解決した。
『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』での活躍
惑星チェイニーでニセゾフィー・ニセウルトラマン・ニセジャック・ニセエースが
ウルトラマンゼロと戦闘を繰り広げ、ニセセブンは
ZAP SPACYのスペースペンドラゴンを襲撃していた。
また、
レイとヒュウガが惑星チェイニーに辿り着いた際にニセゾフィーとニセジャックは
ウルトラマンと見分けがつかないと判断されたのか破壊されていた。
その後、ダークロプスゼロの戦闘力に押されるゼロをニセセブン・ニセウルトラマン・ニセエースが3人がかりで襲う中、
ダークロプスゼロが放ったディメンジョンストームで生じた次元の狭間でも激戦が続き、ニセエースはゼロのワイドゼロショットで破壊される。
息つく暇もなく現れたニセセブンとニセウルトラマンが連携でゼロを追い詰めたものの、
ウルトラマンレオがゼロに加勢、これで2VS2の戦いとなり、戦況はゼロとレオに傾く。
次元の狭間から脱出すべく、2人はレオゼロダブルフラッシャーを放ち、これに対抗して偽物はワイドショット・スペシウム光線を放つも、光線を押し返されて爆散。
基地で確認された大量のニセ兄弟も本性を現したダークロプスゼロに破壊され、サロメ星人の野望は潰えた。
余談
- 『ウルトラセブン』における着ぐるみは傷んでいた本物のセブンの再利用。各部に装着されたプロテクターは、実は着ぐるみの補修跡を隠す意図があったとか。
- セブンの偽物はニセセブン以外にも多数登場しており、『ウルトラマン80』に登場した妄想ウルトラセブンのほか、ショーで登場したセブンガイスト、『ウルトラマンギンガ』に登場したセブンダークが存在する。
追記・修正の名人Wiki篭り…。Wiki篭りが我らの味方に出来たら…。
- ウルトラマン80に出てきたのはどうなんだろ -- 名無しさん (2024-07-19 16:09:55)
- サロメ星人は青色が好きなんだろうか -- 名無しさん (2024-07-19 16:13:21)
- 後の人造ウルトラマンの前身だよな -- 名無しさん (2024-07-19 17:00:17)
- 80のは「妄想ウルトラセブン」だから除外なんじゃない? -- 名無しさん (2024-07-19 17:07:39)
- ロボ作られたり操られたりが多い親子 -- 名無しさん (2024-07-19 20:55:44)
- 妄想ウルトラセブンはウルトラセブンの偽物というより、ウルトラセブンのソフビを依代にした生霊って感じだから別だと思う。 -- 名無しさん (2024-07-19 21:00:13)
- 気にしたことなかったけどザラブ星人が化けた方はひらがな表記のにせでこっちはカタカナ表記のニセなんだな -- 名無しさん (2024-07-20 00:25:17)
- マスクは41・42話で使われた後頭部のパーツが独特なタイプの流用 -- 名無しさん (2024-07-20 00:32:33)
- セブン対セブンじゃなくてダン対セブンってタイトルのセンスが大好き。ニセセブンが意思無きロボットである事も考えてるような、なかなか深そうなタイトル -- 名無しさん (2024-07-20 06:22:24)
- ↑4 自分の知っている範囲だとダイナやガイアは「ニセ」表記でした。ひらがなの「にせ」表記は初代だけかも? -- 名無しさん (2024-07-20 14:04:48)
- ウルトロイドゼロはセブンの息子を模したロボットだけど、地球防衛のために作られたのに侵略者に理由されたのが皮肉だよね -- 名無しさん (2024-07-20 20:38:39)
- 小学館ビッグ・コロタンシリーズの「ウルトラ怪獣大図鑑 決定版」では、マンもセブンもアストラも郷秀樹(アンチラ星人)も全て「にせ」表記だったぞ。片仮名か平仮名かなんて、表記する側は深く考えていないと思うぞ -- 名無しさん (2024-07-20 21:10:25)
- ウル忍には二人(?)出てたね -- 名無しさん (2024-07-20 21:37:15)
- 当時の技術力の問題だったとはいえビームの打ち合いは紐を使った綱引きだったのが印象に残っている -- 名無しさん (2024-07-21 04:05:10)
- 円谷プロの公式サイトだと「ニセ・ウルトラセブン」表記で中点が入ってる -- 名無しさん (2024-07-21 07:00:36)
- ソフビ『ウルトラヒーローシリーズ』のギンガでリニューアルされる前はニセウルトラマン含めて全て「ニセ」はカタカナ表記(マン、セブン、ダイナ、ガイア、アグル、メビウスが発売)。現行シリーズだとにせウルトラマンは平仮名で、ニセダイナとニセベリアルはカタカナになっている。 -- 名無しさん (2024-07-21 07:09:08)
- ↑3 あれは「合成シーンを減らす」という予算の削減策の一つらしい -- 名無しさん (2024-07-21 10:10:10)
- 作中で決着があっさりだから強さが良く分からないキャラ、一応エレキングやパンドンよりは強いのか? -- 名無しさん (2024-07-21 12:54:19)
- イベントのショーでは同様のフォーマットで建造されたニセウルトラマンレオもいたりする -- 名無しさん (2024-07-21 20:28:32)
最終更新:2024年11月30日 14:33