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崩壊:スターレイル

登録日:2024/06/05 (水) 18:42:42
更新日:2024/12/17 Tue 22:15:46
所要時間:約 37 分で読めます






この旅が いつか群星に辿り着かんことを——




崩壊:スターレイル』(Honkai: Star Rail)とは、『原神』などを手掛けているmiHoYo(HoYoverse)が開発・運営しているPC/スマートフォン/PS5向けRPG。
2023年4月よりリリース開始。
miHoYoが展開する『崩壊』シリーズの一作。略称は『崩スタ』『スタレ』。
銀河鉄道を主題とした宇宙を舞台とするSF・スペースオペラ作品。
インターフェイス的には原神と似ているが、こちらはシンボルエンカウントによるターンバトル制RPGとなっている。
アクションやオープンワールド性は排されているので「動かす」要素は少ないが、その基本無料とは思えない程の作りこまれた3DCGの美麗さは健在。
「The Game Awards 2023」にて「ベストモバイルゲーム」を受賞、さらに「Google Play ベスト オブ 2023」でもベストゲーム賞を受賞した。

なお、本作のプロデューサーであるDavid Jiang氏は「本作は日本のRPGに強く影響を受けている」こと、特に大ファンである「軌跡シリーズ」と「ペルソナシリーズ」にかなり影響を受けていることを公言しており、戦闘システムなどがそっくりにリスペクトが見られる。
ちなみに、David氏は本作をきっかけに、軌跡シリーズの開発元である日本ファルコムの社長との対談や、アトラスのペルソナシリーズのディレクターとの対談を実現しており、グッズや色紙が贈られるなど両者の関係は良好なものとなっている。



+ 目次



☆あらすじ

様々な怪異を保管している「宇宙ステーション・ヘルタ」で、何らかの理由によって眠りについていた主人公は、宇宙ステーションが「反物質レギオン」と呼ばれる勢力に襲撃を受ける混乱の中、星核ハンターの「カフカ」と「銀狼」によって「星核」を体内に埋め込まれたことで目を覚ます。
これまでの記憶を失っていた主人公は「星穹列車」に所属する「三月なのか」と「丹恒」によって救出され、共に反物質レギオンの撃退に成功した。
自身が特殊な力をもっていることを知った開拓者は、2人に誘われて乗組員として星穹列車へと乗り込む。
それは遠い銀河を巡る開拓の旅路の始まりであった——。



☆ゲームシステム


☆基本システム

3Dフィールドを移動し、フィールド上を徘徊する敵と接触するとターン制バトルに移行する。
アクションRPGではないが、フィールド上でも敵に攻撃等をすることはでき、それによって味方に有利な状態でバトルを開始することができる。
また、原神と違ってオープンワールド形式ではないので崖登りやジャンプといったアクションも不可(この点は作中でもネタにされている)。
逆に言えば、リアルタイムアクションが苦手な人間でもプレイしやすいゲームとなっている。

フィールドでは「秘技ポイント」を消費して「秘技」と呼ばれるフィールドスキルを発動可能。初期段階では秘技ポイントは最大3ポイントだがゲームを進めると最大ポイントは増えていく。
秘技の効果は敵に強力な攻撃をするものと次の戦闘開始時に発動するバフを付与するものと大きく分けて2種類ある。
乱発は勿体ないが、フィールドには秘技ポイントを回復するアイテムも落ちているのでラストエリクサー症候群にならないように賢く使おう。


☆クエスト

  • 開拓クエスト
いわゆるメインストーリー。フルボイスになっている。
星穹列車の到着地で起こる様々な事件や困難に立ち向かっていくのがざっくりとしたストーリーの流れになっている。
大型バージョンアップデートで新たな星系に行けるようになり、その後の小型アップデートでストーリー更新、または既存の星での追加ストーリー(幕間)が入る流れとなっている。

  • イベントクエスト
各バージョンごとに更新されるイベント。開催期間終了後も「常設略伝」としてシナリオを追えるメインイベント1つとイベント終了後は一切遊べなくなるミニイベント2〜3つが毎バージョン配信されている。
ミニイベントはもちろん、メインイベントも開催期間中にこなした方が報酬が美味しい。
なお、メインイベントは多くの場合最新の開拓クエストまで進めないと解禁されないが、Ver2.3以降は「終焉の視界」機能によりイベントだけ先取りプレイもできるようになった。ただしそれまでの前提クエストのネタバレは容赦なく入ってくる。
イベントによっては特定のキャラを借りて使用でいることもある。
ボイスが入っているかはイベントによりまちまち。
一部のイベントは下記の同行クエストのような内容になっていることもある。

  • 同行クエスト
いわゆるキャラクエスト。これもフルボイス。
プレイアブルキャラクターとともに行動し、そのキャラクターの内面について掘り下げていく。
一部のキャラの同行クエストは開拓クエストにも深く関わってくる事がある。

  • 冒険クエスト
いわゆるフリークエスト。だが、一部に元々開拓クエストだったものが含まれていたりする。イベントクエストや下記模擬宇宙関連のクエストもゲームシステム上はこちらに分類される。
基本的にいつ受けても問題はないが、一部のクエストは特定の条件を満たすと一切受注不可になる。条件達成前に警告が出るので見逃さないように。

☆模擬宇宙

このゲームにおけるチャレンジモードの一つ。
「祝福」と呼ばれるパッシブスキルを獲得し、お助けアイテム「奇物」を集めながらダンジョンを踏破していくのが基本の仕様。いわゆるローグライク要素を取り入れたゲームモードである。

この世界内ではとんでもないバフを得られるが、敵も相応に強くなっているのでヌルゲーでは全くない。ただし、工夫すれば育成が不十分でも十分戦うことはできるので育成レベルが直結する高難易度コンテンツに比べると早く取り掛かりやすい。

共通してゲーム内通貨「信用ポイント」は使用できず、代わりに「宇宙の欠片」を使用する。
作中での意義については下記の「用語」項目を参照。

  • 模擬宇宙(基本)
第一から第九まである、最も基本的な模擬宇宙。
まずはこれをプレイして模擬宇宙の基本システムについて理解することになる。
特定のポイントで開拓力を消費することで次元界オーナメントを入手できる。

  • 宇宙の徨害
拡張模擬宇宙の一つ。
「運命サイコロ」が導入され、サイコロごとに得られる特殊効果を獲得して進む。
通常の模擬宇宙よりも敵の火力が向上しており、耐久を気にしないとあっという間にゲームオーバーになる。

  • 黄金と機械
サイコロが「カスタムサイコロ」にパワーアップ。より取れる選択肢が増えたが、その事による悩みも増えている。
「難題」という更なる高難易度モードも登場。歯ごたえあるバトルを体験できる。

  • 階差宇宙
サイコロがなくなり、代わりに「方程式」と呼ばれる第二の祝福が登場。祝福を集めることで解放され、どれも祝福1個では到底得られない莫大な強化をもたらしてくれる。
また、このモードでは完全未育成のキャラでもそれなりの状態まで育成されている状態で使用できる「マッピング」機能が実装。ガチャで引いたキャラのお試しなどに最適である。
また、「オーナメント抽出」というモードが併設されており、階差宇宙で遊んだ時のバフをセーブデータとして保存し、「オーナメント抽出」のクエストを周回することができる。

  • 不可知域
祝福がない模擬宇宙。
代わりにセプター・コンポーネントと呼ばれる武器・強化パーツを祝福のように集めていくことになる。
セプターの効果は凄まじく強力だが、それに比例して敵が物凄く硬くなっており、キャラメインでの攻略は非常に難しくなっている。
マッピング機能は階差宇宙から継続して実装されている。


☆高難易度コンテンツ

このゲームにおけるチャレンジモードその2。2週間おきに1つが更新され、開催期間は6週間となっている。
報酬には星玉に加えて貴重品の自塑樹脂や限定光円錐なども獲得できる。

  • 忘却の庭/混沌の記憶
原神の「深境螺旋」にも近い第一の高難易度コンテンツ。30ラウンド以内に敵を全て倒すことが目標。ステージには「記憶の乱流」という特殊効果が設定されており、これを上手く使うことでスムーズに攻略可能。
なお、☆3で攻略できなければ全ての報酬は獲得できず、その為には10ラウンド以内に誰も戦闘不能にならずに攻略しなければならない。
また、途中からは2つのパーティーを組めないとそもそも攻略すらできない。

忘却の庭は更新のないコンテンツ。全21ステージがある。
混沌の記憶は定期更新がある。全12ステージ。通称は「裏庭」。
第10〜12ステージの難易度が非常に高く、きちんとした育成をしていなければ☆3クリアは夢のまた夢でクリアすら覚束なくなる。

  • 虚構叙事
第二の高難易度コンテンツ。6ラウンド以内に敵を全て倒すのが目標。庭と異なり最初から2パーティー必要。通称は「虚構」。
裏庭との違いは全滅させなくてもスコアが貰える点、戦闘する相手が主に雑魚敵である点、一定程度まで敵が補充され続ける点。全報酬を取るには60000点獲得する必要がある。
怪談逸聞という特殊効果に加え、調子外れな節回しという選択式の特殊効果が用意されており、これを利用していくことになる。
全4ステージがあり、第4ステージがかなりの高難易度。雑魚が多く出てくるという特性上、庭とはまた違った育成方針が求められる。

  • 末日の幻影
第三の高難易度コンテンツ。ボスと戦いなるべく早く倒し切るのが目標。2000からスタートし行動のたびに消費する「行動値」の残りがそのままスコアになる。全報酬を取るには6600点獲得する必要がある。虚構と同じく最初から2パーティ必要。
終末の公理という選択式の特殊効果が用意されており、これを利用していく事になる。
全4ステージがあるが、耐久力こそ違えど出てくる敵は難易度によって一切変化しない。他の高難易度コンテンツと異なり、攻略手段が見つからないと第1ステージの攻略すら覚束なくなる。


☆バトルシステム


★基本システム
上述したように、ターン制バトルとなっており、パーティは最大で4名。
自分と敵の攻撃ターンが明確に分けられており、自陣のターン時に通常攻撃、戦闘スキルのどちらかを選択して行動する。
キャラや敵の行動順は、速度ステータスで決まる。
通常攻撃を行うとSP(スキルポイント)が回復し、逆に戦闘スキルを使用するとSPが消費される。
SPはパーティメンバー全員で共有しており、基本的には最大で5ポイント。
SPが無い状態では戦闘スキルは使用できないため、SPを稼ぐキャラとSPを消費してスキルを使用するキャラに分かれることになりやすい。
また、通常攻撃や戦闘スキルを使用する、あるいは敵からの行動を受けると各キャラのEP(必殺技ゲージ)が溜まって行き、ポイントが溜まり切ると必殺技を使用できる。
この必殺技は敵味方のターンを無視して好きな時に使用可能。
基本的には通常攻撃、戦闘スキル、必殺技の3点が戦闘中に行える内容であり、いずれも各キャラで固有のものになっている。

★属性
敵にはそれぞれ弱点の属性と「靭性」と呼ばれる弱点ゲージが設けられている。
一方で操作キャラにはそれぞれ属性が設定されており、敵の弱点と同じ属性のキャラで攻撃することで靭性が削れていき、敵の靭性が0になると「弱点撃破状態」となって敵の被ダメージ増加、行動遅延、状態異常付与などのボーナスが付く。
属性は物理、炎、風、氷、雷、虚数、量子の7種類。
原神の元素反応のようなものは無く、敵の弱点に合わせた属性で殴ればいいだけのシンプルなものになっている。

★運命
プレイアブルキャラクターにはそれぞれ「運命」が設定されている。あくまでもゲームシステム上における第2の属性のようなもので、そのキャラの思想や所属とは基本的に関係なく、バトルの中では各キャラの大まかなロール以上の役割を持たないが、後述する光円錐や育成に関わってくる。
プレイアブルキャラクターの運命はバランス型アタッカーの「壊滅」、単体アタッカーの「巡狩」、全体アタッカーの「知恵」、バッファーの「調和」、デバッファーの「虚無」、タンクの「存護」、ヒーラーの「豊穣」がある。
Ver.3.0から召喚術士の「記憶」が追加予定。

また、模擬宇宙においても「運命」が登場する。プレイアブルのものと異なり「調和」が存在せず、「愉悦」「繁殖」の運命が存在しているという違いがある。運命のうち「繁殖」「知恵」に関してはサブストーリーを進めることで解禁される。

各運命にはアイコンが設定されており、ゲーム内でも所々に用いられている。


☆装備品と育成素材


★光円錐
いわゆる武器。
ストーリー内での配布もしくはガチャによって入手できる。
キャラと同様に各光円錐には「運命」が設定されている。
どのキャラクターでも全ての光円錐を装備できるが、キャラと光円錐の運命が一致していないと光円錐の固有効果が発揮されず、性能が大幅に下がってしまう。
原神の武器と同じく光円錐にもレベルがある。レベルによるステータス強化が意外とバカにならないためこちらもある程度上げておくこと。

★遺物
装備の一種、いわゆるアクセサリ枠。そして原神の星遺物同様の沼要素
頭部・手部・胴体・脚部・次元界球・連結縄の計6点。
2または4セットで効果を発揮する「トンネル遺物(頭部・手部・胴体・脚部)」と、2セット効果のみの「次元界オーナメント(次元界球・連結縄)」が存在する。
トンネル遺物は「侵食トンネル」、次元界オーナメントは「模擬宇宙」「階差宇宙」の周回で集めることができる。
内容は原神の聖遺物とほぼ同じでドロップ時点でランダムなメインステータス1つ、ランダムなサブステータスを3~4つ持つ。
メインとサブのステータスを厳選し出すと沼りやすいが、レアアイテムの「自塑樹脂」を使うことで、メイン効果のみ指定することができる。

★育成素材
各キャラや光円錐を育成するのに必要な素材。
疑似花萼や凝結虚影などの育成コンテンツを周回することで集める。
必要な素材はそのキャラの属する運命によって異なる。
フィールドを徘徊している敵を倒すことでドロップするものもある。このような素材は汎用素材扱いされているのか他の素材より消費要求キャラが多め。


☆開拓力(スタミナ)

いわゆるスタミナ。
クエストやフィールド探索などでは消費されないが、育成素材や遺物などを集めるための育成コンテンツで消費される。
6分で1点回復し、最大は240。0から最大までちょうど24時間で回復する。
星玉(ガチャ石)や、燃料という消費アイテムで60ずつ回復させることもできる。

240から溢れた開拓力は予備開拓力として保存でき、回復効率が1/3の18分で1点の回復になるが最大2400(30日分)までストックしておくことが可能。
開拓力40を没入器と呼ばれるアイテムに変換することもできる。


☆跳躍(ガチャ)

いわゆるガチャ。以下ガチャとする。
おおよそ20日で更新される。
限定キャラガチャ、限定光円錐ガチャ、恒常ガチャがあり、限定ガチャでピックアップされた星5キャラ、光円錐が恒常ガチャに入ることはない。
一方新たに追加された星4キャラや星4光円錐は、限定ガチャでサブピックアップされた後に恒常ガチャに追加される。
限定ガチャは星軌専用チケット(赤チケット)、恒常ガチャは星軌チケット(緑チケット)で回すことができる。
交換レートは星玉(ジュエル)160個でチケット1枚。
恒常ガチャ用のチケットはゲーム内でそこそこの数が配布されるので、星玉は限定ガチャ用のチケットだけに使用する事を強く推奨

キャラガチャのシステムは原神と同様で、10連以内に星4の武器/キャラが確定、最高レアの星5は90連以内に確定であり、最初の90連以内に星5を引いた場合50%でピックアップキャラ、50%で恒常ガチャから排出される星5キャラ(いわゆるすり抜け)が排出される。
1度すり抜けたらそこから次の90連以内に出る星5は確定でピックアップキャラが手に入る。つまり最長180連でピックアップ確定入手。
ピックアップキャラを入手した時点でガチャのカウントはリセットされ、すり抜けありの天井に戻る。

一方で光円錐ガチャは確定は80連でピックアップ確率はキャラと違い75%、さらに1度すり抜けたらその次の天井ではピックアップ確定となるため、原神の武器ガチャと比べると格段に入手しやすくなっている。
なお、ガチャを回したカウントや次回PU確定の判定は複数の限定ガチャを跨いでも有効で、無駄になることはない。
ただし、キャラガチャと光円錐ガチャのカウントは別にされるので注意。

なお、本作のガチャも原神と同様に内部システム的には「一定回数引いて以降は1回引くごとに一定の確率で星5の確率が上昇していき最終的に90連目で100%に至る」という仕様になっている様子。補正がかかるのはキャラガチャの場合74連目からと言われているため、この仕様通りならば71連目以降は単発で引くと若干節約になる。


☆用語

★星神(アイオーン)
本作における最上位存在であり、思考する天体と称される程の絶対的な力を持つ。上述の「運命」は劇中では星神の司る思想として定義され、「◯◯」の運命を歩むと表現される。
また、作中に存在するほとんどの組織はいずれかの星神と関わりを持っており、星神の派閥と呼ばれている。
星神と派閥についての詳細は星神(崩壊:スターレイル)の項目を参照。

★星核
「万界の癌」とも呼ばれる謎の物体。
様々な惑星に突如として現れては接触した環境や生物に超常的な変異や災害を引き起こし、多くの惑星を滅ぼしてきた。
また、時には意思のようなものも見せることもある。
カフカの手によって主人公の体内にも一つ埋め込まれているが、現在は安定している。

★模擬宇宙
ヘルタを中心とする天才クラブのメンバーによって進められている一大プロジェクト。
モニターである主人公を開拓の星神・アキヴィリに見立て、仮想空間にシミュレーションした星神との交流を図ることで宇宙の歴史を探る、宇宙のシミュレーター装置。
宇宙ステーション内のヘルタのオフィスで実験を行っているが、階差宇宙のみピノコニーの暉長石号のとある部屋の中で実験を行っている。
作中では上記の通り高難易度コンテンツとして登場する。


☆物語の舞台


★星穹列車
宇宙空間を航行することができる列車。要するに銀河鉄道。
開拓の星神であるアキヴィリによって作られ、アキヴィリと共に宇宙を旅していたが、アキヴィリが行方不明になったことで放棄されていた。
その後しばらく忘れ去られていたが、姫子が発見・修理したことで再び飛べるようになり、宇宙を巡る旅を再開した。
主人公はこの星穹列車の乗組員の1人として宇宙を旅することになる。

★宇宙ステーション・ヘルタ
本作のスタート地点。
天才クラブのメンバーであり知恵の星神ヌースの使令でもあるヘルタが「一切の怪異を星空に封印する」ことを目的として打ち上げた宇宙ステーション。
宇宙のあらゆる場所から「遺物」「奇物」と呼ばれる未知の物品を収集・管理している。
早い話がSCP財団である
そうして集められた物品の一つである「星核」が、星核ハンターのカフカと銀狼によって主人公の体内へ埋め込まれたところから物語が始まる。

★ヤリーロⅥ
雪と氷に閉ざされた惑星。
かつては穏やかな気候の美しい星だったが、約700年前に氷雪に覆われてしまった。
現在はかつて存護の派閥である建創者が築いた城塞を基にした都市「ベロブルグ」がこの星唯一の人間の生活域となっている。
ベロブルグは上層と下層に分かれておりかつては往来が可能であったが、数年前より上下層の行き来が禁止され、現在は燃料と僅かな資材の交換が行われるだけとなっている。

★仙舟「羅浮」
巡狩の派閥である「仙舟同盟」の旗艦6隻のうちの1隻。
惑星ほどの大きさもある超巨大宇宙船。
他の仙舟同盟の艦と同様に豊穣の民を狩るべく宇宙を航行している。
住民のほとんどが寿命が100年をはるかに超える長命種。
何者かによって持ち込まれた星核によって大混乱に陥っている。

★「宴の星」ピノコニー
調和派閥「ファミリー」によって運営される、銀河最大規模のリゾート地であり歓楽街。
かつてはスターピースカンパニーが管理する「監獄の星」だったが、反乱が起きたことで放棄され、その後ファミリーによって再開発された。
ただし、カンパニーは現在でもファミリーに対してピノコニーの生み出す利益に対して一定割合の権益を主張している。
この星の属するアスデナ星系で大量に採取される憶質と呼ばれる特殊な物質により、「夢境」と呼ばれる夢の世界を作り出し、その夢の世界をゲストに楽しんでもらうという形を取っている文字通りの「夢の国」。
現実のピノコニーは「ホテル・レバリー」が存在するだけだが、客室に設置された「ドリームプール」という設備を使用することで「共感覚夢境」と呼ばれる現象が起こり、夢境へ行くことができる。
1琥珀紀に一度ファミリーによって開催される「調和セレモニー」の会場でもあり、星穹列車も含めた数多くの派閥の人間が招待されている。


☆登場キャラクター

原神と同様にスターシステムが採用しており他の崩壊シリーズや原神のキャラクターも何人か登場している(世界線を共有しているわけでは無いのであくまでも別人だが)。
条件を満たすと星穹列車に遊びに来るようになり、また、ガチャでキャラを入手すると主人公にメッセージを送ってきたりするようになる。(ストーリーの都合上一部例外あり)

★は既にプレイアブル化されている、もしくはプレイアブル化が正式に発表されているキャラ。
以下は、(キャラクターの名前)/(属性)/(その歩む運命)と記載する。


★星穹列車の乗組員


★主人公(開拓者)/物理/壊滅、炎/存護、虚数/調和
CV:(男主人公)榎木淳弥/(女主人公)石川由依
この物語の主人公。周りからは「開拓者」と呼ばれることが多い。本人は「銀河打者」を自称している。
ゲーム開始時に男女が選択可能で男主人公のデフォルト名は「(きゅう)」、女主人公のデフォルト名は「(せい)」。あわせて「星穹」。
ある意味当然ながら、決定するとその後に性別を変更することは不可能なので注意。

本作冒頭で星核ハンターのカフカと銀狼によって身体に「星核」を埋め込まれ、宇宙ステーション・ヘルタに置いていった謎の存在。
ステーションで目覚める前の記憶を失っており、三月なのかと丹恒に救出されて、共に反物質レギオンを撃退した後は2人に誘われ星穹列車の乗組員に加わる。

一見クールな印象だが、実際の所様々な奇行に走る作中屈指のネタキャラとして扱われることが多い。主人公とは何だったのか。
軽く挙げるだけでも
  • ゴミ箱漁りに並々ならぬ意欲を燃やす
  • マンホールに「運命」を見出す
  • 放置されたコーヒーを飲んで気絶
  • 歌っている有名女優に向かっての感想「ドブみたいな音」
  • 凍った柵を舐めて舌を凍結させる
  • 元気の無い仲間を見て励ますためにその仲間の大切にしているマグカップを割ろうとする
  • ホテルのクローゼットに潜んでホテルマンを脅かす
  • 迷惑電話の相手に全て嘘の物語を聞かせて号泣させる
  • 端末から適当に人を集めて勝手に会議室を予約する
  • 施設中にあるお手伝いロボの電源を片っ端から切って回る
  • 子供とのかくれんぼで見つけてもらえずに3日絶食して隠れ続け病院送りになる
  • 路面電車の写真を撮ろうとして轢かれる
  • 現地トップの執務机を無断で漁る
  • 詐欺師に2億振り込んで混乱させる
  • 配送途中の荷物を開けて盗む
  • 一方的に勝者全取りの賭けを仕掛ける
  • 船首に登り、折り紙の小鳥に向かって裏声で小鳥の鳴き真似をする(小鳥は開拓者にしか見えないため、傍から見たら虚空に向かってチュンチュン言っている人になる)
  • ホテルのロビー業務を乗っ取る
  • 放送禁止用語を連発する
  • 与えられた部屋への引っ越しを放置してラウンジ車両で寝泊まりし、長らく自分の部屋の存在そのものを忘れる

記憶喪失とはいえ、どこぞの騎士クンと違い意味記憶を飛ばしたわけでは無いにもかかわらずである。
一応選択肢次第ではある程度まともな行動も取れるが、基本的には奇行に走るのが公式の想定している開拓者である様子。
特にゴミ箱漁りの印象がプレイヤーに強すぎたため、作品内外で「ゴミ箱」が主人公の代名詞にされることが多く、公式グッズの中にゴミ箱が混ざり、遂には文字通りの「ゴミイベント」が開催される始末である。
PVなどでは男主人公と女主人公が交代で出演するが、傾向として男主人公がシリアス担当、女主人公がコメディ担当として扱われることが多い。

+ 槍先に火を…※ネタバレ注意!
開拓者/炎/存護
ヤリーロ編最終決戦にて歩み始めた運命。
ベロブルグに伝わる「建創者の槍」を手にし、星神クリフォトに一瞥を受けた開拓者の新たな力である。

+ イッツ・ショータイム!※ネタバレ注意!
開拓者/虚数/調和
ピノコニー編最終決戦にて歩み始めた運命。
ピノコニーにて、時計屋の帽子とその開拓の精神を受け継ぎ、星神シペに一瞥を受けた開拓者の新たな力である。
ちなみに、本来はストーリー進行によって解放されるのだが、その唯一性の高い性能ゆえか開拓者・存護を解放後にこの運命の開拓者を使用することが可能となるという特別措置を受けている。


三月(みつき)なのか/氷/存護、虚数/巡狩
CV:小倉唯
星穹列車の乗組員の1人である少女。
「崩壊:スターレイル」のアイコンキャラクターでもある。
かつて氷の中に封印されているところを姫子らに発見され、それ以前の全ての記憶を失っている。
姫子に誘われ、本当の自分を見つけるために列車に乗って旅をすることを決めた。
自分の名前も忘れていたため、しばらく思い悩んだ後、生まれ変わった日である「3月7日」を*1自分の名前とした。
趣味は写真撮影。
記憶喪失であることを思わせないほど明るく天真爛漫な性格だが、それ故にその場の空気やデリカシーの読めない発言をすることもある。
一方で、明るく振る舞う理由の一つがこの年頃の少女はそうするべきだと思っているからであったり、写真撮影が趣味なのは再び記憶を失うことへの恐怖への裏返しであったり、家族や親子の情を本質的に理解できていなかったりと、ところどころでその境遇から来る闇を覗かせることもある。
基本的にはボケ役だが、主人公があまりにもトンチキな行動を繰り返すため、主人公相手にはツッコミ役やブレーキ役に回りやすい。

彼女が操る氷は「六相氷」と呼ばれ、原理は不明だが彼女はこれを自由に作り出したりできるらしい。
同じmiHoYo作品にも似たようなアイテムが登場しているが……?

+ ミルクティーはやっぱりサイコー!…※ネタバレ注意!
三月なのか/虚数/巡狩
「演舞典礼」における羅浮の代表として登場する新たな姿。
彦卿と雲璃を師匠として、双剣を手に取り戦う。
開拓者は星神に認められないと新たな運命に目覚めないのに着替えるだけで別運命になれる便利な存在


丹恒(たんこう)/風/巡狩
CV:伊東健人
星穹列車の乗組員の1人である青年。
冷静で凛とした無口な性格だが実際には情に厚い。
自身の過去を語ろうとしないが、かつて故郷を追われた身であり、星穹列車に乗り込んだのもそれが理由。
また、星核ハンターの刃とは過去に因縁がある。
主人公やなのかのブレーキ役……と見せかけて実はかなり身内に甘い性格であり、ブレーキ役としてはあまり役に立たない。(主人公のブレーキ役はなのかが担うことの方が多い)

+ ネタバレ注意
★丹恒・飲月(いんげつ)/虚数/壊滅
彼の本来の姿。
持明族という特殊な種族であり、輪廻転生による実質的な不老不死能力を持つ。
ただし、転生するたびに記憶が失われるため転生前後で同一人物とはならない。
彼の前世は仙舟羅浮の龍尊・丹楓であり、本来は応星(刃)、鏡流、景元、及び白珠という女性と並び「雲上の五騎士」と呼ばれる伝説の英雄だった。
ただしある凄惨な戦争にて白珠は落命し、丹楓と応星はその事実を受け入れられず、独断で白珠を蘇らせようとした。
詳細は省くがその行動がさらなる悲劇の引き金となり、結局丹楓は大罪人として死刑の代わりに転生を命じられた。

転生後の丹恒は生まれながらの罪人として故郷を放逐された末に列車に流れ着いたが、とあるきっかけで本来の姿を取り戻す。
なお性格は全く変わっていないので安心して欲しい。
こちらの姿を取り戻した後も基本的には今まで通りの丹恒としての姿で行動しており、飲月としての姿は本気モードみたいな扱いになっている…が、本人は飲月の力を「なんか水が出て便利」くらいに思っているのか掃除や洗濯に使って床を水浸しにしている事がver.2.7のイベントで判明した。


姫子(ひめこ)/炎/知恵
CV:田中理恵
星穹列車のナビゲーターであり、実質的なリーダー。
チャレンジ精神に溢れた科学者でもあり、故郷で破棄されていた星穹列車を発見・修復し、星穹列車で旅に出ることを決めた。
その経歴故に列車では機関士の役も務める。
長年放棄されていた星穹列車を1人で宇宙を再び飛べるようになるまでに修復したことからも分かるようにかなり優れた科学者であり、その名はスターピースカンパニーや科学者の間でも有名。
趣味は自分で豆を挽いてコーヒーを淹れることだが、その味の評価は………

ヴェルトが現在この時空にいる理由の一人。
「cv田中理恵の赤い髪の女」で「姫子」という名前からしてもわかるように、『崩壊3rd』における姫子の同位体。
武器を片手に前線で大暴れするあちらの姫子とは違い、こちらの姫子は重武装したドローンを遠隔で操り戦う技巧派。


★ヴェルト・ヨウ/虚数/虚無
CV:細谷佳正
星穹列車の乗組員の1人。見た目こそ20代後半くらいだが実年齢は80代前後であり、あだ名は「ヨウおじちゃん」。
姫子と共に年長組であり、経験豊富で頼れる列車組の先輩。
一方で少年心も忘れておらず、アイコンをロボアニメのアイコンに変えようとしたり公式番組でサムに大興奮したりしている。
たまに冒険で経験したことを絵にしてノートにまとめている。
常に持ち歩いている杖を用い、重力を自在に操ることができる。
戦闘時には強烈な荷重で敵を潰したり、極小ブラックホールを形成して対象を圧縮崩壊させたりと中々に万能。

スターシステムが採用されている本作だが、ヴェルトについては『崩壊3rd』に登場するヴェルトと地続きな同一人物であることが明言されている。
このため『崩壊3rd』絡みのネタが随所にあったりする。


◆虚空万象
CV:???
かつてヴェルトと共に星穹列車に乗っていた男。
以前は姫子・ヴェルトと3人(+パム)で冒険をしていたらしいという事を、姫子や羅刹の列車内会話から知ることが出来る。
しかし、列車が丹恒を拾った辺りで姿を消したとのこと。
現在本人は行方不明だが、何かをやらかして姫子を激怒させた上にそもそもヴェルトとの関係もあまり良いものではないためか、彼のことは現在の列車においては触れてはいけない存在とされている。

彼も『崩壊3rd』の同名キャラと同一人物
詳細は『崩壊3rd』のネタバレが含まれるので省くが、金髪で羅刹と同じ顔・声である


◆パム
CV:長沢美樹
星穹列車の車掌。
兎のような長い耳を持つ可愛らしい姿をしており、本作のマスコットキャラクター。
星穹列車に宿る精霊のような存在らしく、姫子が星穹列車の修理を完了させた際に車内に現れたという。
その性質上、列車からそう遠くに離れる事が出来ないらしく、ストーリーに関わることは少ない。
アキヴィリがいた頃の列車の旅にも同席しており、実はなかなか謎が多い存在でもある。


◆シャラップ
CV:石田彰
星穹列車のパーティー車両にいるバーテンダー型ロボ。とあるナナシビトによって製造された後、車両片隅に転がっていたのを虚空万象が拾ったらしい。
謎のギャグを挟んだりする食えない性格をしている。ギャグの評価はなのかにはそれなりにウケるが、ヴェルトにとっては不評どころか不快らしく姫子に至っては完全無視している。
ちなみに名前の由来は虚空万象に対して姫子が放った一言が由来とのこと。意味については説明するまでもないだろう。


★星核ハンター


◆エリオ
CV:不明
星核ハンターのリーダー。
未来を見通す能力を持つらしく、「脚本」という形で星核ハンター達に指示を与えている。
その容姿は明らかになっていないが、三人称は「彼」であるため男性ではある模様。
星核ハンター絡みのイラストには所々で他のキャラと一緒に黒猫が描かれており、この黒猫がエリオであるという説が有力。


★カフカ/雷/虚無
CV:伊藤静
エリオの最も信頼する構成員の1人で、組織のNo.2。オープニングで主人公に星核を埋め込んだ張本人。
どこか余裕のある颯爽とした麗人で、刀やサブマシンガン、手榴弾など、様々な武器で敵を葬る。また、暗示をかける能力を持ち、主人公も彼女によって暗示をかけられている。
プロローグ・チュートリアルでは彼女と銀狼を操作する。
一方で主人公に対しては何か思うところがあるようで、プロローグで完全に目覚めていない主人公を名残惜しそうに見送ったり、主人公に対して気にかけるようなメッセージを送ってきたりと、まるで姉か母親のような態度を見せる。


★銀狼/量子/虚無
CV:阿澄佳奈
星核ハンターの構成員の1人である少女。星そのものが電子化され住民も電子生命となった「パンクロード」の生まれで、彼女もおそらく電子生命体。
宇宙でも有名なスーパーハッカーで、宇宙をひとつのゲームと見なしている。
宇宙ステーションヘルタのセキュリティを破り、後に主人公に埋め込まれることになる星核を盗み出した。
いつも相手を小馬鹿にしたような態度をとっているが、自分が面白いと感じたことには熱意を燃やす。
ゲームや遊びが大好きであり、主人公のことも遊び仲間と認識しているのか度々ゲームに誘ったり、星核ハンターの任務とは関係なくホログラムによるリモートで主人公の前に姿を現したりする。

後述するブローニャにそっくりな上に中の人も同じだが、二人揃って元ネタは『崩壊3rd』のブローニャ・ザイチク。
もっと言うと、別時空よりやってきた「天才ハッカーのブロニー・ハッカーバニー」というパラレルワールドのブローニャがベース。つまりそっくりさんのそっくりさん。
銀狼という名前は向こうのブローニャのかつての通り名である「ウラルの銀狼」から来ているものと思われる。
ちなみにヤリーロⅥにもイベントで登場したが、そっくりさんのブローニャや彼女の関係者との絡みはなかった。


★刃/風/壊滅
CV:三木眞一郎
星核ハンターの1人である剣客。
怖ろしい程の自己回復能力を持つ。
普段は無口で物静かな雰囲気を漂わせているが、その裏には強い狂気を秘めている。
丹恒とは過去に因縁があり、彼を付け狙っている。

威圧感を放つ大男だが、カフカやプレイヤーからの愛称は刃ちゃん
銀狼の初めての任務に付き添う際は不審者丸出しなルックスを披露したり、彼本人以外のメンバーが勝手にスマホを拝借して主人公にメッセージを送ったりなど何かとギャグじみた描写が多い。
さり気なく運転免許を持っている*2

+ ネタバレ注意
応星(おうせい)
彼の本名。
元々は「雲上の五騎士」と呼ばれる伝説の英雄の一人であり所謂鍛冶師でもあった。
丹楓と応星の行動が切っ掛けで起きた悲劇により、応星は「魔陰の身」に堕ち、元来は短命種だったはずが望まぬ形で不死身に近い肉体となってしまった。
精神が徐々に狂気に呑まれる業を背負っているため、普段はカフカの暗示を受けて能力を意図的に抑えている。また怪我が原因でかつてのように鍛冶師として武具を作ることはできなくなってしまった。
現在は「刃」として自らの死を求め、星核ハンターとして活動している。奇しくも星核ハンター内に真逆の行動原理を持つ者がいたりする。


◆サム/炎/壊滅
CV:笠間淳
星核ハンターの一員。
全身を白銀の鎧に身を包んだロボットのような風貌をしている。
かつて広大な領土を持っていた蒼穹帝国グラモスで人工的に作られた兵士「鉄騎兵団」の残党。
常に敬語で紳士的な言動をしており、銀狼曰く「単純で正々堂々とした勝負が好き」とのことだが、合理的かつ妥協を許さない一面を持っている他、広域殲滅を得意としていることから危険分子の一人に数えられている。
銀狼のサポートのもとピノコニーの調和セレモニーに潜入したようだが…?



★宇宙ステーション・ヘルタの関係者


★ヘルタ/氷/知恵
CV:山崎はるか
宇宙ステーション・ヘルタのオーナー。
天才クラブのメンバーであり会員番号は83。
作中では数少ない星神の使令と判明している人物であり、知恵の神ヌースの使令。
姫子曰く「ヘルタが本気になれば同じ使令である絶滅大君でもない限り敵わない」という。
最初に出会う彼女は少女の姿をしているが、これは遠隔で操作しているロボットドール。
「このドールの容姿は自分の幼少期を模したもの」とのことで、ヘルタはこのドールを宇宙中にばら撒いており、ステーション内でも5体の人形が配置されている。
紛うことなき天才で大科学者なのだが、傲慢で我儘な性格破綻者。
自分が興味を持ったことしかやらず、一旦興味を失えばすぐに離れてしまう。
代行の人形を用いているにも関わらず、普段はオフィスで「模擬宇宙プロジェクト」の研究に没頭しており、宇宙ステーションの運営・管理はアスターに丸投げしている。二重下請け
一方で自分の所有物への執着は強く、模擬宇宙や宇宙ステーションに危機が及ぶと普段の様子が嘘のような苛烈な側面を見せる。
また、非道な人物という訳ではなく、研究成果の平和利用を願う学者の遺志を継いだりスクリューガムなどに敬意を払ったりと本質は善性寄りである。

+ 全知の存在よ、ここに問う——「神性」とは何か?
★マダム・ヘルタ/氷/知恵
CV:山崎はるか
何か思うところがあったのか列車が新しい世界「オンパロス」への旅を準備する裏で人形を起点に宇宙ステーションにヘルタ本人が降り立った。
容姿は上記のヘルタ(人形)をそのまま10代後半から20代くらいに成長させたような姿をしている。
なお、外見は若いが年齢は既に100歳を超えている。


★アスター/炎/調和
CV:赤﨑千夏
宇宙ステーション・ヘルタの所長を務める、名門出身のお嬢様。
本職は天文学者。
オーナーであるヘルタから運営と管理を丸投げされている。
温和な性格で非常に優秀な人物であり、なんだかんだでヘルタからは全幅の信頼を置かれている。
実家はカンパニーも一目置くほどのとんでもない資産家であり、ステーションのために進んで自腹を切ることもある。


★アーラン/雷/壊滅
CV:白石涼子
宇宙ステーション・ヘルタの防衛課責任者である隻眼の少年。
アスターとは昔からの知り合いであり、過去にアスターに助けられたことから、彼女のことを強く慕っている。


◆スクリューガム
CV:内田夕夜
天才クラブのメンバーでありヘルタの協力者。会員番号は76。
オムニックと呼ばれる機械生命体であり、「スクリュー星」という惑星の君主でもある。
かつて無機生命体と有機生命体との間で勃発した「皇帝戦争」の影響で険悪な状態となった無機生命体と有機生命体の融和の架け橋になった人物で、彼の尽力のお陰で現在は無機生命体と有機生命体の間にあったわだかまりはほとんど解消されている。
天才クラブのメンバーとしては珍しく、礼儀正しく温厚で紳士的な人物であり、ヘルタからは頭脳と人格の双方を非常に高く評価されている。


★ルアン・メェイ/氷/調和
CV:大西沙織
天才クラブのメンバーでありヘルタの協力者。会員番号は81。
生命科学の専門家でお菓子が好き。
一見上品で穏やかな人物だが、生命の探求にひたすらに没頭する彼女の倫理観は常人のそれと隔絶しており、
  • 初対面の主人公に彼女のことについて質問すると頓珍漢な言動に置き換わる薬品を仕込んだお菓子を食べさせる。
  • 自ら生み出した生命体に興味をなくし放置(しかも創造した生命体たちは知性があり、ルアンに捨てられたことを認識して嘆いている者も複数いる)。
  • 宇宙に大災害をもたらした繁殖の星神・タイズルスの使令「スキャラカバズ」を再現させる(が、流石の彼女の能力をもってしても56秒間しか活動できない失敗作が限界)。

など、奇人の巣窟である天才クラブからすらマッドサイエンティストと呼ばれるほど頭のネジがぶっ飛んでいる。
ヘルタのように善性をうかがわせるエピソードもない(むしろ株を落としている)ため、プレイヤーからは「性格以外のすべてが完璧」「倫理観以外はいい女」「顔が良いボンドルドなどと揶揄されることもある。
ただしこんなんでも天才クラブの中ではまだまともな方である。
実装前から同名のイベントが模擬宇宙で存在しており、その際にある程度の容姿も判明していた。ちなみにイベントでは相当美味しいボーナスを1つ選んで獲得できるが、プレイアブルのルアン・メェイがいれば選択肢総取りの完全なるチートイベントになる。


★ヤリーロⅥの関係者


◆カカリア・ランド
CV:加藤美佐
ヤリーロⅥの統治者である「大守護者」。
苛烈な性格だが、娘であるブローニャとの関係は良好で自身の後継者として厳しくも優しく接している。
シルバーメインをはじめとした上層部の住民からの信頼も厚い。
一方で、上層と下層の隔離政策を推し進めた人物でもあり、下層部住人からは自分たちを見捨てた統治者として恨まれている。
ヤリーロⅥを訪れた星穹列車の一行を歓待する姿勢を見せるが、その直後に一行が宿泊していたホテルを兵を引き連れて奇襲する敵対行動に出る。

『崩壊3rd』におけるカカリアの並行同位体であり、あちらでもブローニャと親子関係にある。


★ブローニャ・ランド/風/調和
CV:阿澄佳奈
カカリアの娘で次期後継者。
上層部の治安維持組織である兵団「シルバーメイン」の隊長も務める。
当初は母親の命令に従って星穹列車の一行を追跡するが、次第にそのやり方や現在の状況に疑問を持つようになり、一行に協力する姿勢をとる。

このゲームにおけるもう一人のブローニャ。
こちらのほうが『崩壊学園』『崩壊3rd』のブローニャ・ザイチクに近く、冷静沈着な振る舞いや母親とのアレコレなども同じ。
見た目も原作の成長後ブローニャがベースとなっている。


★セーバル・ランドゥー/雷/知恵
CV:愛美
ランドゥー家三姉弟の長女。
ベロブルグの行政区にあるからくり工房「パーペチュアル」を営む機械工であり、ロックミュージシャンでもある。
元々は優秀な研究員でカカリアの親友でもあった。
しかし、星核に関する研究を進めていたところ、突如としてカカリアから研究の打ち切りと解雇を命じられ、カカリアと決別した。
カカリア達に追われる星穹列車の一行に手を貸す。
担当声優の愛美氏は歌手でもあり、『BanG Dream!』ではセーバルと同様にバンドのギター&ボーカルを務めている主役キャラ・戸山香澄を演じている。


★ジェパード・ランドゥー/氷/存護
CV:古川慎
ランドゥー家三姉弟の長男でセーバルの弟。リンクスの兄。
シルバーメインの戍衛官で副隊長。
善良だが非常に生真面目かつ頑固な性格。
カカリアには忠実で、主人公達と度々衝突することになる。
後に和解し味方となってからは、若干の天然さを見せる場面も増える。

治安維持組織の偉い人ということもあり、指名手配犯の似顔絵を彼が描くこともある。
が、彼は絵がド下手。ゲーム内の役割だけでなく、絵も"前衛"ということか。

彼が手に持つ武器は一見大盾に見えるが、よく見ると実は改造されたギターケースである。


★リンクス・ランドゥー/量子/豊穣
CV:照井春佳
ランドゥー家三姉弟の次女で末っ子。
まだ若いながらもヤリーロⅥ随一の極地探検家であり、雪原探索のスペシャリスト。
落ち着いた性格で、行動力が強い。
姉のセーバルや兄のジェパード、親友のペラからはリンたんという愛称で呼ばれている。


★ペラ/氷/虚無
CV:諸星すみれ
シルバーメインの情報官。
本名はペラゲヤ・セルゲーヴナ。ペラは愛称。
真面目な性格で優秀な頭脳を持ち、シルバーメインのメンバーたちから尊敬されている。
リンクスとは親友であり、セーバルのバンドのドラムも務めている。

彼女も指名手配犯の似顔絵を担当することがある。
絵がとても上手いが、少々変な誇張が入る為耽美な画風になってしまうのが玉に瑕。
趣味は同人誌製作。イラストが上手いのもそういうことである。

★サンポ・コースキ/風/虚無
CV:平川大輔
ベロブルグ上層部と下層部を違法に行き来しては密輸に手を染めている商人。
いつも笑みを絶やさずフレンドリーな態度だが、やることなすこと胡散臭い。
セーバルとは過去に何かあったようで頭が上がらず、カカリア達に追われる星穹列車の一行に手を貸す。
ヤリーロⅥだけでなく、ピノコニーでもストーリーに登場する。

+ ネタバレ?
アッハ信徒の集団である「仮面の愚者」の一員。
己の楽しみのために周囲を振り回す様や、その場のノリで敵にも味方にもなる振る舞いは完全に愉悦の信徒のソレ。
作中でも判明する前からパムが彼の正体について「仮面の愚者」ではないかと怪しんでいる。


★ゼーレ/量子/巡狩
CV:中原麻衣
下層部の自警組織「地炎」のメンバー。ミョージワナシ
中堅メンバーではあるがかなりの実力者であり、下層の治安維持に邁進している。
基本的にはさっぱりした性格だが、繊細で敏感な一面もあり、喧嘩っ早いが面倒見は良い。
上層部に対しては不信感を抱いている。
ブローニャとはその上層部の高官ということで最初こそ衝突気味だったが、彼女の過去や現状を知ってから少しずつ軟化していき、最終的には姉のような感じになっている。
武器は身の丈程もある大鎌。残像が残る程の超速で駆け抜け、敵をあっという間に細切れにする。

元ネタは『崩壊学園』『崩壊3rd』のゼーレ・フェレライ。
ブローニャを姉の様に慕う気弱な少女だが、ある事情から凶暴な裏人格を持つ多重人格者であった。
こちらのゼーレは裏人格を少し丸くした感じとなっている。
今作でもブローニャとはツーカーの仲で、やはり姉妹のように仲が良い。


★ナターシャ/物理/豊穣
CV:内山夕実
下層部の町「ボルダータウン」で医師を務める女性。
行き場の無い子供たちの面倒も見ている。
穏やかで親しみやすい性格だが、怒ると怖いらしい。
有事の際にはグレネードランチャーを携え、敵へ容赦無い砲撃をばら撒く。

元ネタは『崩壊3rd』のナターシャ。
あちらのナターシャは豪快にして苛烈な女暗殺者だったが、こちらでは真逆のキャラ性になっており、ゼーレやブローニャとは異なり担当声優も異なっている。


★フック/炎/壊滅
CV:徳井青空
ベロブルグの下層部で暮らす少女。自称「ドスクロのフック様」。
ガキ大将的な存在であり、他の子供達と「モグラ党」を結成している。
本人がいないところでナターシャのことを「魔女ばばあ」と呼んでいるが、彼女には頭が上がらない。


★クラーラ/物理/壊滅
CV:日高里菜
ベロブルグの下層部で暮らす少女。
ロボットであるスヴァローグに育てられ、機械と一緒に暮らしている。
内向的だが優しく、純粋な心を持っている。
ちなみに靴を履くのが苦手で常時裸足。ヤリーロⅥは雪原が多く、彼女が登場する場面もまた一面雪景色だがそれでも裸足を貫く。
元ネタが分かりやすい


◆スヴァローグ
CV:安元洋貴
クラーラと行動を共にしている大型ロボット
クラーラの育ての親であり、実質的な保護者。
他のロボットと違い、高度な自我を持っている。
実はベロブルグの創建期から活動している。
プレイアブル化はされていないが、クラーラの通常攻撃、戦闘スキル、必殺技、被ダメージ時の演出、フィールドでの敵への攻撃などは全てクラーラのスタンドのように現れるスヴァローグが行っており、実質的にはプレイアブル化されているのはスヴァローグの方である。


★ルカ/物理/虚無
CV:梶原岳人
地炎のメンバーの1人で下層部にあるファイトクラブのチャンピオン。
チャンピオンを目指したのは、治安の悪い下層部で悪人から善人を守るためと子供の手本になるため。
そのためか子供からは憧れられている。


★仙舟「羅浮」の関係者


★景元/雷/知恵
CV:小野大輔
仙舟「羅浮」のトップである帝弓七天将。
「神策将軍」の異名を持ち、将軍と呼ばれることが多い。
普段はのんびりとした雰囲気を纏っているが、優れた武人であり、非常に思慮深く頭の切れる策略家でもある。
彼の周到な計略と手腕によって羅浮は長年平和を保ってきた。
戦闘時には「神君」と呼ばれる式神を召喚して戦う。
星核の騒動で羅浮が混乱する中で突如現れた星穹列車の一行を疑う者が多い中、客人として一行を迎え入れる決断をする。


★御空/虚数/調和
CV:冬馬由美
仙舟「羅浮」で天舶司のリーダーを務める狐族の女性。
天舶司は羅浮の航路や羅浮内の商業を司る機関であり、現実世界でいうところの、外務大臣・経産大臣のような役職。その他、超巨大艦である羅浮の航海士に当たる仕事をしている。
若い頃は優秀な飛行士として戦争を戦ったが、ある戦闘を経て飛ぶことをやめた。
温和な性格だが、星核の騒動で羅浮が混乱する中で突如現れた星穹列車の一行に疑いの目を向ける。


★停雲/雷/調和
CV:高田憂希
天舶司の接渡使を務める狐族の女性。御空の部下。
現実世界で言うところの外交官に当たる仕事をしており、商団と共に多くの星を巡っている。
流雲渡しで魔陰の身に襲われていたところを主人公達に救われ、その後、景元の客人という扱いになった一行の案内役として行動を共にすることになる。
一方で影では何かと怪しげな言動を繰り返しているが…?

+ ネタバレ注意
◆幻朧
CV:日野由利加
本編に登場する彼女の正体にして壊滅の星神「ナヌーク」の使令「絶滅大君」の一人。
狙った相手を直接攻撃するのではなく同士討ちや自滅を誘って滅ぼすことを好む歪んだ美学を持っている。
符玄によると、星穹列車が羅浮に到着した時点で既に本物の停雲とすり替わっており、列車組に接していた停雲は最初から幻朧であった。つまりシナリオ内で本物の停雲は一切登場していない。
本物の停雲がどうなったかは不明だが、ヴェルトは「もし本物の停雲が死んでるなら幻朧の性格からして死体を見せつけるはず」と希望的観測を示している一方で、御空などは死んだものとして一旦扱っている。
プレイアブルキャラクターとしての停雲も本人なのか判然としていない。
だが、ヘイト値が低いはずの調和なのになぜか異様に敵に狙われやすい(壊滅はヘイト値が高い)という特性や、彼女の能力で補助してもらった人間がおかしいテンションになっているフレーバーテキストの存在からプレイアブルの停雲も幻朧が化けた偽物説のほうが有力まである。

偽物の彼女が正体を表すシーンはかなりホラー。

+ 自分の名前を覚えていますか…?※ネタバレ注意!
★帰忘の流離人/炎/虚無
CV:高田憂希
本物の停雲は実はルアン・メェイに拾われて生存していた。
ただし、生物学のエキスパートたる彼女でも完全に元通りとはいかなかった様子で、幻朧に襲われたことで付加されてしまった「壊滅」の因子がそのまま残ってしまった。「壊滅」を抑えるために尻尾に手を加えており、結果として尻尾が増えている。

本物の停雲曰く幻朧の化けた偽停雲は「まるでもう一人私がいるよう」とのことで、実際性格に違いはない。
狐族には「やられたらやり返す」という信条があるらしく、自分の立場を奪った幻朧に代償を払わせるべく行動している。



★符玄/量子/存護
CV:伊藤美来
占いによる航路や物事の吉兆の予見を行う太卜司の長。
自信に溢れたまっすぐな知者。
羅浮の中でも随一の知恵者であり、景元からは次期将軍後継者に指名されている。
第三の目と窮観の陣を用いて仙舟の航路と物事の吉兆を占い、自分がしたすべての事が「最善策」であると固く信じている。


★青雀/量子/知恵
CV:伊達朱里紗
符玄の部下。
能力は優秀だが超重度のサボり魔で、日々仕事をサボっては上司である符玄に睨まれている。
趣味と武器は「帝垣美玉牌」という麻雀風のゲーム。担任声優の伊達氏はプロ雀士でもあるという拘りっぷり。
戦闘でも運が絡む博打系アタッカーという一風変わった性能。仕事中どころか戦闘中でも牌をつまむのか


★白露/雷/豊穣
CV:加藤英美里
仙舟「羅浮」の医療を司る丹鼎司の医師。
まだ幼いが羅浮きっての腕利きの名医である、明るくお転婆な少女。
また、持明族における尊長「龍尊」の称号を持つ者でもある。
出生に某かの秘密があるようで……?


彦卿(げんきょう)/氷/巡狩
CV:井上麻里奈
景元の護衛であり弟子でもある少年。
仙舟「羅浮」最強の剣士と言われている剣の天才。
…の割には作中での主な活躍が刃や鏡流に対する噛ませだったりする不憫な少年。
一応フォローしておくと、彼が相手にした相手はいずれも彼よりもはるかに研鑽を積んできた者達であり、相手が悪すぎるだけである。

実は『崩壊3rd』にもいた人物。
あちらでは「馬彦卿」という名のヒゲの似合うイケおじになっており、実力面も申し分ない達人級の剣士であった。


鏡流(けいりゅう)/氷/壊滅
CV:桑島法子
羅浮にやってきた謎の女性。
その正体は景元の師匠であり武術の最高位「剣首」の継承者。
数多の雲騎軍を殺害するという大罪を犯して姿を消し、長いこと生死不明となっていたが、どういうわけか羅浮に戻ってきた。
剣呑な人物であるが、初対面の白露に対しては気にかける様子を見せている。
とある事情により普段は目を封じているが、盲目ではなく素顔を拝むこともできる。


★羅刹/虚数/豊穣
CV:石田彰
外から羅浮にやってきた商人。
何故か巨大な棺を常に背負って持ち歩いている。
優れた医術の才を誇り、人だろうが機械だろうが関係なく「癒やす」事ができる。

+ ネタバレ注意
声が石田彰な点と、その顔つきから『崩壊3rd』をプレイしていた人ならすぐに察するだろう。
そう、どっからどう見ても崩壊シリーズの「だいたいこいつのせい」にして黒幕であったオットー・アポカリプスその人なのである。*3
向こうの世界からやってきたヴェルトは当然ながら彼をかなり警戒しており、その本性を探っている。
ついでに言えば、ヴェルトが崩壊3rd世界から一緒に連れてきた虚空万象は身体が「残されていたオットーのスペアボディ」で、人格は「オットーが保有していた超兵器の制御AI的なモノ」。
虚空万象が羅刹やオットーにそっくりな顔と声をしているのは必然なのだ。

後のストーリーで「棺」の中に収められているモノの正体が発覚し、羅刹とオットーは別人であることがほぼ確実になったが、同時に並行同位体であることは確定的となった。
壮大な目的の為に行動し、そのためには手段を選ばない側面があり、羅浮に星核を持ち込んだのは彼である
現在彼は罪人という立ち位置だが、それすら彼にとっては計画の内であり、底が知れない。一応仙州にとっては味方であるようなのだが…



素裳(すしょう)/物理/巡狩
CV:福圓美里
羅浮の治安維持部隊「雲騎軍」の新兵。
お人好しで単純かつ熱心な性格。
一方でやや向こう見ずな気もあり、時にはその正義感を暴走させることもある。

『崩壊3rd』では同じ東洋風の剣士「李素裳」として出ているが、新人のこちらとは真逆の凄腕戦乙女。
戦い方も彦卿と同じように幻影の剣を自在に操るものであった。


桂乃芬(けいないふん)/炎/虚無
CV:直田姫奈
素裳の親友。
大道芸人で動画配信者。
実は外部から来た人間で本名は「グィネヴィア」といい、仙舟人ではない。
素裳と動画撮影中に心霊現象に遭遇したことをきっかけに、素裳や主人公と一緒に騒動に巻き込まれる。
配信者としては親の金で貢ごうとする未成年ファンを叱りつけるなど、良識を持って活動している。


★雪衣/量子/壊滅
CV:河瀬茉希
羅浮で生死を監察する機構「十王司」の判官。
その身のほとんどが人形の体に置き換わっている。
機械的で淡々とした話し方をするが、メールや会話内容は人間性や愛嬌を感じさせるもの。
妹の寒鴉ほど露骨では無いが、キャラストーリーや節々の台詞からかなりのシスコン。


寒鴉(かんあ)/物理/調和
CV:鈴代紗弓
十王司の判官で雪衣の双子の妹。
まるで幽霊かと思うほどの暗く陰鬱な表情をしている。
外見は口数が少なそうに見えるが、頻繁にボソボソと長台詞を続ける饒舌家で、部下のフォフォから陰で「おしゃべり判官」と呼ばれている。
かなりのシスコンの気があり、雪衣との会話や彼女に関する話題になると声のトーンが露骨に変わる。


★フォフォ/風/豊穣
CV:長縄まりあ
十王司の判官見習いである狐族の少女。
とても怖がりで常にビクビクオドオドしている(戦闘中でも待機モーションでは足が震えている)。しかし、上司の寒鴉を陰で「おしゃべり判官」呼びしていたり、別機関のトップの符玄をカジュアルに慰めたりと意外と図太い面も。
尻尾に怪異「歳陽」が封印されており、そのせいで妖魔や邪悪なものを怖がっているにもかかわらず無理やり十王司に引き込まれた不憫な少女。
尻尾に封印されている歳陽「シッポ(CV:平林剛)」にはよくイジられている一方でなんだかんだ言いながらもシッポには気にかけられており、2人の関係はそこまで悪くない。

外見や言動からクラーラ以上に幼く見えるが、彼女も仙舟の長命種。
雪衣によると既に十王司で38年も働いているという。


★霊砂/炎/豊穣
CV:前田佳織里
仙舟「朱明」から仙舟「羅浮」に派遣され、丹鼎司の司鼎に就任した医士。
穏やかで落ち着いた性格をしており、複雑な人間関係の中での立ち回りに長ける。
勲香の扱いに秀でており、患者を落ち着かせる為に使用しているが、その気になれば剣士を気絶させることもできる。
医療に携わる者としてあらゆる薬の素材を服用してきた都合、血液が特殊なものに変質している。
キャラクターPVではフォフォや鏡流、羅刹、刃のお尋ね物軍団も彼女の医術を受けに来ている様子が確認されており、評判はかなり良い様子。
羅浮出身で、かつては「丹朱」と名乗っていた。『崩壊3rd』に登場する「女力」の中国語版での名前と一致する上に姿が似ていることから並行同位体と推測されている。


◆壊炎
CV:宮澤正
仙舟「朱明」のトップである帝弓七天将。
「燭淵将軍」の二つ名を持つ。
見た目は低身長の好好爺だが、どこか底知れない凄みを持つ。
朱明は同盟の中でも鍛治や鍛造に秀でており、彼はその朱明の中で最も優れた職人。
その年齢から戦闘力は衰えているものの、その優れた判断力と指導力は健在。


雲璃(うんり)/物理/壊滅
CV:若山詩音
仙舟「朱明」の猟剣士。
仙舟同盟の帝弓七天将が一人壊炎の孫娘で、幼い頃から祖父に剣術と鍛造技術を学んだ、「焔輪八葉」の中で2番目に若い天才剣士。
その身に見合わない大剣を軽々と操る怪力の持ち主だが、猫のように気まぐれな性格の持ち主。
「剣の声」を聞くことができる。


飛霄(ひしょう)/風/巡狩
CV:小松未可子
仙舟「曜青」の帝弓七天将。周りからは「天撃将軍」と呼ばれているが、本人は「憂いなし、悔いなし、敵なし」の「三無将軍」と自称している。
真っ直ぐでさっぱりした武人。御空とは古い友人。
狐族でありながら歩離人に特有の現象である「月狂い」の病を患っている。


椒丘(しょうきゅう)/炎/虚無
CV:豊永利行
仙舟「曜青」の医士。いつも笑顔を絶やさない策士。医食同源の丹方の研究に精通しており、特に「辛味」への造詣が深い。
白露の診察を受けても見込みのない飛霄の「月狂い」の治療方法を追い求めている。
中の人が胡散臭いキャラに定評があり、糸目キャラなため裏切るかと思われていたが別にそんな事はなかった。


★モゼ/雷/巡狩
CV:坂田将吾
仙舟「曜青」の影護衛。
一匹狼気質の暗殺者。かつては罪人だったようだが、何かしらのきっかけで取り立てられ、現在は情報工作などを担っている。


呼雷(フーレイ)
CV:酒井敬幸
狼の獣人のような姿をした豊穣の民「歩離人」の首魁。
部下を率いて仙舟と大規模な戦争を何度も引き起こし、多大な損害を与えてきた。
特に仙舟を構成する主要民族の一つである狐族を弾圧し狩続けて来たことから、孤族最大の仇敵とされている。
戦争の中で鏡流に敗れ、羅浮の幽囚獄に投獄されていたが・・・。



★スターピースカンパニーとその関係者


★トパーズ/炎/巡狩
CV:南條愛乃
スターピースカンパニー「戦略投資部」の幹部である「十の石心」の1人。
カブという次元プーマンをいつも連れ歩いている。
一連の騒動を経て落ち着きを取り戻し、再び外宇宙との交流を開始したヤリーロⅥに、かつての大守護者達がカンパニーからしてきた借金を回収するためにやってきた。早い話が借金取り
少々強引で強硬な手腕を持って借金返済のための計画を提出するか、それともカンパニーの傘下に入るかを迫る。
一方で彼女はかつて滅亡寸前だった自分の故郷がカンパニーの傘下に入ったことで奇跡の大復活を遂げた過去があり、また、彼女が担当した惑星の80%はその前よりも豊かになっている。
ピノコニー編でも同僚のアベンチュリンのサポートのために登場する。
ホットパンツにむっちむちの太もも(ほくろあり)が特徴。
彼女を操作していると、カブがトリュフを探すブタよろしく宝箱を探してくれる。


★アベンチュリン/虚数/存護
CV:河西健吾
スターピースカンパニー「戦略投資部」の幹部である「十の石心」の1人。
常に笑みを浮かべている胡散臭さMAXなイケメン
調和セレモニーにカンパニーも招待されたことに乗じて、ピノコニーにおけるカンパニーの権益確保のためにピノコニーへとやってくる。
レイシオ曰く「イカれたギャンブラー」であり、「オールオアナッシング」の信条のもと高い利益を得るために自分の命をも危険に晒す不敵な行動に出るのが常套手段。
一方で並外れた幸運の持ち主でもあり、ギャンブルにおいては負けたことがない。
怪しげな雰囲気に違ってトパーズと同じ良識派。だが、そのやり口はトパーズに呆れられている。


★ジェイド/量子/知恵
CV:三石琴乃
スターピースカンパニー「戦略投資部」の幹部である「十の石心」の1人。
トパーズやアベンチュリンの先輩でもあり、トパーズの指導やアベンチュリンのスカウト等も行った。
副業もとい趣味で「ポーンショップ ヒスイ」という質屋を営んでいる。
冷たく優雅な貸金屋で、人の心を読むことを得意とする女性。
価値あるものを手に入れるためなら、辛抱強く待つことも厭わない性格。
アベンチュリンの後詰としてピノコニーへとやってくる。


★Dr.レイシオ/虚数/巡狩
CV:武内駿輔
本名はベリタス・レイシオ。
博識学会に所属する男性でスターピースカンパニーにおける学術代表と技術開発部の顧問も務める。
高慢かつ皮肉屋な性格だが、面倒見の良い一面もある。
「世のバカアホマヌケと目を合わせたくない」という理由で石膏像のようなマスクをかぶっていることが多い。
一方で、天才クラブ相手には複雑な心境を浮かべる。
宇宙ステーション・ヘルタがアナイアレイトギャングに襲われた際にカンパニーから派遣された助っ人として主人公に協力する形で登場。
調和セレモニーにも博識学会のメンバーとして招待され、アベンチュリンのサポートに当たる。
ちなみに彼は上記の本作が「ベストモバイルゲーム」を受賞した際、次回の限定星5キャラであったにもかかわらず、ガチャ開始前にプレイヤー全員に配布された。
限定ガチャが終わってもなおVer.2.1終了まで半年近く配布されていたため、その期間中に始めた新規プレイヤーにとっては列車組の一員として認識されていたり。


◆オスワルド・シュナイダー
市場開拓部のトップ。
トパーズ達の所属する戦略投資部とは過去にいざこざがあり、現在でも対立している。
元ナナシビトでカンパニーに加入した現在でも強烈な「開拓」の意欲を持っている。
一方で資源に対する権利確保のために先住民を虐殺するなど、そのやり口はコンキスタドール染みており、本人は未だ本編未登場ながらもその悪評は随所で語られている。


◆スコート
カンパニーの社員。
絵に書いたような高慢ちきな性格をしており、仙舟でカンパニーの勢力を広げるべくいちゃもんを付けてくる。
初登場はサブイベントのモブだったが、後にモブグラフィックのまま本編にも登場した。

+ スコートの受難
この手のキャラのお約束として最終的に主人公たちにいいようにやり返されるのだが、
  • 動物の鳴き真似をさせられる
    • しかもその上で宣伝ソングを歌わされる
  • 開拓者に舐められており強烈に煽られる
  • 「更生を試みた」結果獣化する
  • 下剤を飲まされ公衆の面前で腹を下す
  • 自分の隠された性癖を晒される

など、ありとあらゆる手段で恥を重ねる羽目になっており、開拓者の玩具等々散々な言われようとなっている。
スコートの明日はどっちだ。



◆ミスターフク郎
CV:名村幸太朗
カンパニーに所属する人気司会者。
主にゲーム本編ではなく、公式チャンネルのYoutube動画などに司会者として登場する。
かなり俗っぽく、銀狼にあっさり買収されたり調子に乗って番組出演者にお仕置きされたりしている。


★ピノコニーの関係者


◆クロックボーイ
CV:柳晃平
ピノコニーのマスコットキャラクター。
夢境の世界で主人公が出会った謎の存在で、主人公にしか姿が見えていない様子。
明るく陽気な性格。
他人の精神状態を調律して操る「クロックトリック」という力を持ち、主人公にもその力を授ける。
攻略の際は主人公はこの力を使って、他人に協力してもらったり、邪魔な警備員に職務放棄させたりしている。
いいのか?こんなことして


★サンデー/虚数/調和
CV:大塚剛央
ファミリーを支える名家の一つであるオーク家の当主。
調和セレモニーの主催責任者でもある。
次々に発生する事件やトラブルの対応に追われ、さらに他の当主からはセレモニーの開催準備をせっつかれ、板挟み状態となって頭を悩ませる。
「週休なのか七日」という理想は、多くのプレイヤーの心を掴んだとか掴んでいないとか。
本当は一番日曜日が必要な人物

+ ネタバレ
ピノコニー編の黒幕で、しばらくは処刑を待つ身でいたがジェイドにより脱走の手引きを受ける。

紆余曲折ありピノコニーを脱出した後に、過去を捨て新たなナナシビトとして列車に乗車する事になった。
ストーリー進行でプロフィール欄の所属がピノコニーから銀河に変わる。


★ロビン/物理/調和
CV:名塚佳織/歌:Chevy
サンデーの妹。
優雅で落ち着いた雰囲気の少女。
宇宙を代表する超有名歌手で、宇宙中を巡ってはコンサートを開いて回っている。
調和セレモニーで歌を披露するために故郷へと戻ってきた。歌以外にも一通りの音楽に精通している。
作中では彼女の歌う曲を実際聴くことができ、現実で商品化もされた。
戦闘中でも、必殺技を使うとBGMが彼女の曲に上書きされるという特殊仕様。倍速モードのON/OFFで歌いだしが若干変わる。


★ミーシャ/氷/壊滅
CV:松井恵理子
ホテル・レバリーのドアボーイ。
少しそそっかしいが礼儀正しく聡明。
祖父のような銀河冒険家になることが夢で、ナナシビトにあこがれている。
なぜか、開拓者にしか見えないはずのクロックボーイが見えるようで……?


★ホタル/炎/壊滅
CV:楠木ともり
ピノコニーで観光ガイドを務める少女。
密航者と間違われたところを主人公に助けられ、そのお礼に夢境の中心街「黄金の刻」の観光ガイドをしてくれる。
一方で、何か隠し事をしている様子や、ただ者ではない雰囲気も見せるが…?
一応自称「アイリス家の役者」だが、ある場面では壊滅的な演技を披露してしまう。

ストーリーにて、彼女とデートのように過ごす際に食べ物を奢ってくれるというシーンがあるが、全商品の合計額は彼女のサイフの中身と同額である。すっからかんにさせるかどうかはプレイヤー次第。
ちなみに原神の女主人公と名前が同じだが日本語版限定の偶然の一致でしかなく本当に全くの無関係である。

+ 彼女の正体
既に公式から大々的に公開されているのでネタバレも何もないかもしれないが、彼女こそが星核ハンター「サム」である。
そもそも「サム」というのは「ファイアフライ-Ⅳ 戦略強襲装甲」(Strategic Assault Mech)から取った略称で、固有のものではない。「鉄騎兵団」はこうした「サム」の集団であったが、スウォームの大群との激しく長い戦争の末に帝国とともに彼女一人残して滅亡した。
ちなみにこの時ホタルの「サム」には彼女の強い意志によってか所謂「限界突破」に近い現象が起きている。PVなどで確認できる「白銀の炎」を纏ったサムがそれであり、ゲーム中では必殺技で「完全燃焼」状態になっている間こちらの姿に変化する。

出自の関係上元々は名前を持っておらず「AR-26710」というコードネームが与えられていた。いつから「ホタル」と名乗るようになったのかは明言されていないが、キャラクタープロフィール内のストーリーから推察するに星核ハンターに入る前後だと思われる。
また帝国が他者に戦力が渡るのを防ぐために施した仕掛けにより極めて寿命が短く、星核ハンターとしては「生きる意味」を求めて活動している。

「サム」として活動するときは仰々しいセリフを発するが、これらはホタルが作戦前に時間を掛けて考えたものらしい。要はキャラ作りである。

最初こそ否定していたが「密航者」の正体ももちろん彼女。星核ハンターとしては「サム」としか認識されていなかったため「ホタル」としては手配を受けていなかったがストーリー終盤ではそうもいかなくなり、銀狼の助けを借り、「サミュエル」という偽名を使ってピノコニーに滞在している。結局サムじゃねえか

また、情報が開示されるにつれ「サム」の兵士としてのスペックの高さと、それ以上にそのサムの兵団と彼らの所属していたグラモス帝国すら滅ぼしてしまったスウォームのヤバさが浮き彫りとなり、そんなスウォームを相手に単身殿を務めて生き残ったアルジェンティの株が上がり、逆にそんなスウォームの最上位種であるスキャラカバズを再生しようとしたルアンのマッドさも浮き彫りとなった。



★ギャラガー/炎/豊穣
CV:三上哲
ピノコニーの保安官。
バーテンダーの仕事もしている。
来賓には礼儀正しく接しているが、常に強い警戒心を持っている。
何やら複雑な過去を持つようだが、それを表に出すことはない。

この手のゲームでは希少なイケオジキャラだが、本人曰く13歳。なのか「無理があるでしょ!」


◆時計屋
「ピノコニーの父」と呼ばれる伝説の人物。
その正体は不明ながら、「時計屋の遺産」と呼ばれる物を残しており数多の人々を魅了している。
今回星穹列車に届いたセレモニーの招待状にはなぜか時計屋の遺産に言及する隠しメッセージが仕込まれており、列車組はセレモニーの裏でそれについて調査することになる。

+ 彼の正体
本名「ラグウォーク・シャール・ミハイル」。パムがかつてピノコニーで列車から降りたと言及していたナナシビトの一人。つまり主人公達の大先輩である。

ミハイルはピノコニーで列車を降りた後、辺境の監獄であったピノコニーを開放したが、他の者により星核の力が発動。そしてピノコニーは現在の「宴の星」に変わった。
ミハイルは「宴の星」を維持し続けるファミリーの一派に立ち向かい「本当のピノコニー」を取り戻すため闘ったが、10年以上前に消息を絶っている。

そんな彼にはさらなる秘密があり…………


◆Mr.レック
CV:鶴岡聡
銀河中で名を馳せる映画監督であり役者。折り紙大学の講師も務めている。
仰々しい喋り方が特徴的で、「助監督」なるカエル型メカを引き連れている。
最高の映画を撮ることに全てを捧げる変人。


★ピノコニーへの来訪者


★黄泉/雷/虚無
CV:沢城みゆき
巡海レンジャー。本名は不明。
寡黙な性格。
長い刀を携え、1人で銀河を旅している。
物事を覚えるのが苦手でよく道に迷う天然気質だが、一方で非常に鋭い感覚を持つ。
時折、彼女のセリフが赤い文字に変わるという謎の現象が発生するが、果たしてそれが意味することとは…?

巡海レンジャーと自称しながら、ゲーム内でははっきり虚無の運命を歩いていることが示されている。
何かの原因でそう名乗っているようだ。

+ ネタバレ注意
本名は「雷電忘川守芽衣」。要するに『崩壊3rd』の雷電芽衣と『原神』の雷電将軍の同位体である。まあ顔や声、武器が刀であるという点からバレバレだが…
どうやらこの世界でも彼女は重要な立ち位置にあるようだ。
また、「アナイアレイトギャング」を事前に壊滅させた張本人でもある。


★ブラックスワン/風/虚無
CV:生天目仁美
ガーデンオブリコレクションのメモキーパー。
謎めいた雰囲気の優雅な占い師。
常に優しい微笑みを浮かべ、相手の言葉に耳を傾けて話を聞きながら「記憶」に入り込み、全ての情報を把握する。
メモキーパーだけあって、記憶の収集にこだわり、それを生き甲斐としている。
かなり初期のPVで語り部として登場していたが、本編での登場はピノコニー編から。


★花火/量子/調和
CV:上田麗奈
仮面の愚者の1人。
変身能力を持ち、他人そっくりに化けることができる。
つかみどころがなく、相手にとってアドバイスとも煽りともとれる言葉を発し、敵とも味方とも取れる行動をする。
自分の愉悦のためならば手段を選ばない人物であり、道徳精神は欠落している。
富、地位、権力といったものには興味を持たず、彼女なりの「愉しいこと」だけをひたすらに追求している。
元は売れっ子の舞台役者だったようだが、同じ役を長年演じ続けるうちに次第に狂っていったことが彼女の紹介PVで示唆されている。
『崩壊3rd』にもゲスト出演しており、紹介PVに近いゴリゴリのアクションシーンも見る事ができた。


★アルジェンティ/物理/知恵
CV:立花慎之介
「純美の騎士団」の1人。模擬宇宙内イベントでも登場する数少ない人物。
星穹列車の面々とはピノコニー編の開始前のイベントにて出会っており、共にスウォーム相手に戦った。
その際には最終的に星穹列車を飲み込むほどの大きさのスウォームを相手に星穹列車を逃がすために単身殿を務めたが、無事に帰還を果たした。
正直で堂々とした性格をしており、揺るぎない意志で「純美」を実践し、その名誉を守ために常に困っている人に手を差し伸べ、
ある依頼を遂行するためどうしても「窃盗」以外に有効な手段がない状況に直面した際は、自分が犯人だとわかるようにわざと一輪のバラをその場に残すほど高潔な人物。
一方でその「純美」に対する敬虔な思いは少々ぶっ飛んでおり、初対面の時には星穹列車の面々をドン引きさせた。

強大な戦闘力と単身で宇宙を飛び回るフットワークの軽さからかなり扱いやすいキャラとなっており、ほぼあらゆるイベントに彼が登場する。


★ブートヒル/物理/巡狩
CV:小西克幸
誰?巡海レンジャー。
宇宙を放浪するサイボーグカウボーイでウェスタンな格好をしたガンマン。
楽観的で、自由奔放な性格だが、悪を懲らしめるためなら手段を選ばない。
カンパニーのオスワルド・シュナイダーとは過去に因縁があり、それ故にカンパニーの人間を狙っている。
口が悪く荒っぽいが、何者かによって改造された共感覚ビーコンによって、一定以上の汚い言葉は「キューティー」「ラブリー」「ハニー」などの別の言葉に変換される。
ピノコニー編は開始前に一通りの主要キャラが紹介されており、まだ実装予告が出てない固有容姿のキャラも複数人いる中で彼については実装が発表された時点では姿も、声も、名前すらも全く出てきていなかったため、プレイヤー間で「誰?」の言葉が飛び交った。


◆アフリート
CV:丹沢晃之
「冥火大公」の異名を持つアナイアレイトギャングの大幹部。
ナヌークを皇帝とみなし崇めている。
宇宙ステーション・ヘルタを襲撃したが、主人公とレイシオによって阻まれて撤退した。
その後、何故か調和セレモニーに招待され、セレモニーを完膚なきまでに破壊すると部下達と共に息巻くが…

+ ネタバレ注意
ピノコニー到着前に黄泉に壊滅させられ彼も死亡していた事が後に明かされる。
専用PVまで用意され、あれだけ難敵感を醸し出しておきながらまさかのナレ死という衝撃の結末となり、完全に出落ちネタ枠と化してしまった。


乱破(らんは)/虚数/知恵
CV:潘めぐみ
…ドーモ、開拓者=サン、A.K.A-乱破です。
ウシミツ・アワーの閃光弾のようにピノコニーに現れ、この世のすべてを「忍法」に結びつける巡海レンジャーの一員。
シノビ=マントラを吟じ繚乱・忍符を描きシノビ・マキモノを修めマッポーの夜を駆ける女性ニンジャ。



追記・修正は星穹列車で旅をしながらお願いします。

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最終更新:2024年12月17日 22:15

*1 日本語版では人名風で違和感の少ない名前だが、原語では「三月七」、英語に至っては「March 7th」という、文字通り「3月7日」そのままの一目で普通ではないとわかる名前になっている。

*2 ただし車は自動運転だったので「下らない出鱈目」であった可能性もあり。

*3 ちなみにこのオットーもまた、かつて神州(=中国)に滞在していた頃に「羅刹人」と呼ばれていた。