WO2006043720A1

WO2006043720A1 - 表示装置、表示装置の画質調整方法、画質調整装置、およびコントラスト調整装置

Info

Publication number: WO2006043720A1
Application number: PCT/JP2005/019740
Authority: WO
Inventors: Takumi Yoshimoto; Minoru Maehata; Kanako Nishida; Momoko Fujiwara; Kiyoshi Hamatani; Tomoki Saito
Original assignee: Fujitsu Ten Limited
Priority date: 2004-10-20
Filing date: 2005-10-20
Publication date: 2006-04-27
Also published as: KR20070053813A; EP1804232A1; US20070296874A1; EP1804232A4; KR100896030B1; US8253861B2

Description

表示装置、表示装置の画質調整方法、画質調整装置、およびコントラス卜調整装置 .

技術分野

本発明は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示明

することが可能な表示装置、いわゆるマルチビュー表示装置に関する。このマルチビュー表示装置では、単一の画面で複数の利用者の各々に対して独立した異なる情報を実書質的に同時に提供することができるようになつている。また一方で、本発明は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示することが可能な表示装置における画質調整方法に関する。さらに、本発明は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示することが可能な表示装置、いわゆるマルチビュー表示装置の画質調整を行う画質調整装置に関する。さらに、本発明は、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する A Z D変換部を有するコントラスト調整装置および表示装置に関し、より詳しくは、 A / D変換の際に基準電圧を可変にすることで同一画面上に表示される個別の画像に対するコントラスト調整を行うコントラスト調整装置等に関する。

背景技術

左右の観察者に対して別個の画像を同一の表示ネルを介して提供することが可能な表示装置、いわゆるマルチビュー表示装置が実現されている。下記の特許文献 1 に、このような装置の一例が記載されている。この装置では、 3次元画像を見るために必要なメガネを用いることなく、表示パネルの左側および右側から別個の画像を観察することが可能である。この表示パネルの利用方法として、複数の利用者（ユーザ）に異なる画像を同時に提供する利用方法も可能である。

また一方で、特許文献 2および特許文献 3は、 1台の液晶ディスプレイ（L C D ) で 2画面を同時に表示することができる表示装置、例えば、運転席と助手席とからそれぞれ異なる画面を見ることができる表示装置を開示している。また一方で、特許文献 4および特許文献 5は、 2種類の画像を、同時に、同一画面に表示することができる 2画面表示装置を開示している。

典型的には、特許文献 6および特許文献 7 に開示されているような視差バリァを備えた液晶パネル等により表示部を構成することによって、この表示部に対して左側（例えば、助手席の側）に位置する観察者（利用者）には、第 1の表示画像に対応する画素のみが見え、第 2の表示画像は上記視差バリアにより遮られて実質的に見えないようになる。また一方で、表示部に対して右側（例えば、運転席の側）に位置する観察者（利用者または運転者）には、第 2の表示画像に対応する画素のみが見え、第 1 の表示画像は上記視差バリァにより遮られて実質的に見えないようになる。これによつて、運転席と助手席とからそれぞれ異なる画面を見ることができる表示装置が実現されるようになる。

また一方で、特許文献 8では、例えば、液晶画面内において 1水平走查ライン上に交互に画素単位で 2つの異なる画像の画素を並べるように表示するとともに、液晶画面の前方に画面縦方向に所定画素幅で交互にスリットを有するスリットバリアを設け、液晶画面の見る位置により異なる 2つの画像を別々に表示することで、上記のようなマルチビュー表示装置を実現している。

また一方で、特許文献 9は、必要な映像が操作者のいる方向に選択的に提供され、さらに、外部で起こる条件に応じて、所定の操作者に対してある特定の映像の表示を選択的に制限する制御を自動的に行うことが可能な映像表示装置を開示している。 ' 上記のような従来の表示装置、いわゆるマルチビュー表示装置を車両内に取り付けた場合、運転席の運転者等に対してはこの表示装置の表示パネル上にナビゲーシヨン情報等を表示させ、助手席に座つた人間等に対しては表示パネル上にテレビ画像あるいは D V D ( D i g i t a l V i deo D i sk：ディジタル · ビデオ · ディスク）画像等を表示させることができる。このため、運転席の運転者は運転に専念することができ、助手席の人間は退屈することが無いので、車載用の表示装置として好ましいものとなる。

特許文献 1 特開 2 0 0 4 ― 2 0 6 0 8 9号公報

特許文献 2 特開平 6 ― 1 8 6 5 2 6号公報

特許文献 3 特開 2 0 0 0 ― 1 3 7 4 4 3号公報

特許文献 4 特開平 1 1 ― 3 3 1 8 7 6号公報

特許文献 5 特開平 9 ― 4 6 6 2 2号公報

特許文献 6 特開平 1 0 1 2 3 4 6 1号公報

特許文献 7 特開平 1 1 8 4 1 3 1号公報

特許文献 8 特許第 3 1 '■··、 4 0 2 4号公報（特に図

特許文献 9 特開 2 0 0 4 ― 2 3 3 8 1 6号公報 '

マルチビュー表示装置では、前述したように、異なった利用者が異なった画像を見るのが一般的な使用方法である。したがって、各画像における色調等の画質調整値の適切な値は、それぞれに異なることとなる。つまり、利用者は、自分自身が見る画像の画質を自らの好みに応じて任意に設定することを望んでいる。ところ力 s、従来の画質調整回路は表示パネル全体の色調等の画質を調整するものであり、この画質を調整するための各種の表示設定（ブライトネス（輝度）、コントラスト、シャープネス（鮮鋭度 ) 、色調 (色合い）等）を 1つの表示パネルに対して 1つしか行うとがでさなかつた

。この結果、例えば運転席側と助手席側とで別個に観察される画像に対して、それぞれに最適なあるい好みの表示画質の定を行うことができなかった。

例えば、太陽光の入射方向によって画面のまふしさが座席により異なるが、従来のマルチビュー表示装置では、表示パネル全体の画質の調整しかできず、例えば運転席側の画像の画質がちようど良い画質であっても、助手席側の画像では明るすぎる等の問題が発生していた。'

より具体的には、従来のマルチビュー表示装置をカーナピゲ一シヨン装置に適用した場合、種々の状況で車両が走行するしと力ゝら、運転席用と助手席用とに表示される双方の画像に対して明るさ、暗さ（白っぽさ、黒っぽさ）を調整する、いわゆるコン卜ラス卜調整機能をマルチビュー表示装置に持たせることが望まれていた。

また、かかるコントラスト調整機能がマルチビユー表示装置以外に種々の装置に利用できれば、さらに便利である発明の開示

本発明の目的は、複数の視方向に対して同一画面上に.それぞれ個別に表示される複数の画像の画質を独立して調整することが可能な表示装置、表示装置の画質調整方法、および画質調整装置や、同一画面上にそれぞれ個別に表示される複数の画像に対して独立にコントラスト調整を行うことが可能なコントラスト調整装置および表示装置を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明の 1つの態様に係る表示装置は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示する表示部と、上記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整部とを備えるように構成される。

好ましくは、上記画質調整部は、上記複数の画像に対して個別に画質を調整する複数の画質調整部を有する。

好ましくは、本発明の表示装置は、上記複数の画像のサイズを独立して調整する画像サイズ調整部を備える。

好ましくは、本発明の表示装置において、 1 つの視方向に対する画像に対する画質調整設定値を他の視方向に対する画像に対する画質調整設定値として設定可能である。

好ましくは、本発明の表示装置は、少なくとも 1 つの画質調整設定値登録操作部に対応して画質調整状態を示す画質調整設定値を記憶するプリセット保持部と、上記画質調整設定値登録操作部の操作を検出し、調整対象画像における画質を、上記プリセット保持部に記憶された対応する上記画質調整設定値により調整するプリセット画質調整部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、調整モードの切り替えを指示するモード切替操作部と、上記モード切替操作部の操作を検出し、上記複数の画像の画質を独立して別個に調整する独立モードと、上記複数の画像の画質を共通に調整する共通モードとを切り替えるモード切替部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、周囲環境を検出する共通周囲環境センサと、上記共通周囲環境センサの出力に応じて、上記複数の画像の画質を共通に調整する対周囲環境共通補償部とを備える。好ましくは、本発明の表示装置は、上記複数の画像の周囲環境を個別に検出する複数の独立周囲環境センサと、上記複数の独立周囲環境センサの出力に応じて、対応する画像の画質を調整する対周囲環境補償部とを備える。好ましくは、本発明の表示装置は、上記複数の画像の初期画質調整設定値を記憶する初期画質調整設定値記憶部を有しており、丄記画質調整部は、上記表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、上記初期画質調整設定値記憶部に記憶されている初期画質調整設定値により上記複数の画像の画質調整を行うようになっている。

好ましくは、本発明の表示装置において、上記初期画質調整設定値は、上記表示装置の電源オフ時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の終了時の画質調整値である。

好ましくは、本発明の表示装置は、上記複数の画像の画質調整設定値と該画質調整設定値による調整頻度を記憶する調整頻度記憶部を有しており、上記画質調整部は、上記表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、上記調整頻度記憶部に記憶されている調整頻度に基づいて上記複数の画像の画質調整を行うようになっている。

好ましくは、本発明の表示装置において、上記複数の画質調整部の少なくとも 1つの画質調整部は、入力されるアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換して出力する A / D変換部からなり、上記 A / D変換部による A Z D変換の際に基準となる基準電圧を可変にして、上記画像の画質調整を行うようになっている。 .

また一方で、本発明は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示する表示部を有する表示装置の画質調整方法において、上記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整処理を有する。

また一方で、本 ¾明は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示する表示部を有する表示装置の画質調整を行う画質調整装置において、上記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整部を備えるように構成される。また一方で、本発明は、アナログ画像信号をディジタル画像 ¾号に変換する A Z D変換部を備えており、上記 A Z D変換部に入力され、かつ、上記 A Z D変換部による変換の際に基準となる基準電圧に基づいて、コントラストが調整された上記ディジタル画像信号を上記 A / D変換部から出力させるように構成されるコントラスト調整装置を提供する。

好ましくは、本発明のコントラスト調整装置は、さらに、上記基準電圧を可変にする制御部を備える。

好ましくは、本発明のコントラスト調整装置において、上記 A Z D変換部は、上記基準電圧に基づいて、上記ディジタル画像信号を構成する各ディジタル値を異ならせることで上記コントラストが調整された上記ディジタル画像信号を出力するようになっている。

また一方で、本発明の他の態様に係る表示装置は、複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示可能な表示部と、上記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像のうち、少なくとも 1 つの画像に対応するアナログ画像信号が入力され、上記アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する A / D変換部と、上記 A / D変換部による変換の際に基準となる基準電圧を上記 Aノ D変換部に出力する制御部とを備え、この制御部は、上記基準電圧を可変にすることで、コントラストが調整された上記ディジタル画像信号を上記 A / D変換部から出力させるように構成される。

また一方で、本発明のさらに他の態様に係る表示装置は、第 1 の方向から観察される第 1 の映像と第 2の方向から観察される第 2の映像とを同時に表示可能な表示パネルと、第 1 および第 2の映像ソースに接続され上記各映像ソースからの情報を上記表示パネル上に表示させる表示パネル駆動部とを備え、上記表示パネル駆動部は、上記表示パネルに表示される上記第 1および第 2の映像の画質を独立して調整する画質調整部を備えて構成される。

また一方で、上記表示パネル駆動部はさらに、上記表示パネルに表示される上記第 1および第 2の映像の画面サイズを独立して調整する画面サイズ調整部を備えている。

さらに、上記表示パネル駆動部は、上記画質調整部において設定された情報を上記第 1および第 2の映像に対して別個に表示する設定値表示回路を備えている。さらに、本発明の表示装置は入力部を備え、上記入力部により調整値の設定が可能である。

上記表示パネル駆動部はさらに記憶部を備え、上記画質調整部における設定値を上記記憶部に記憶するようになっている。さらに、上記画質調整部は、上記記憶部に記憶された上記第 1 の映像ソースに対する設定値を上記第 2 の映像ソースに対して設定可能である。

また一方で、本発明のさらに他の態様に係る表示装置は、第 1 の方向から映像が観察できる第 1画面と、第 2 の方向から映像が観察できる第 2画面が 1つの表示パネルにおける同領域の表示面に形成され、上記第 1画面に表示される第 1 の映像と上記第 2画面に表示される第 2の映像とを同時に表示することが可能であり、互いに独立して調整可能な、上記第 1の映像の画質の調整を行う第 1 の画質調整部と、上記第 2の映像の画質の調整を行う第 2の画.質調整部とを備えるように構成される。

好ましくは、本発明の表示装置は、画質調整複写操作部と、上記調整複写操作部による操作があった場合に、上記第 1の映像の画質調整状態を、上記第 2 の画質調整部による画質調整状態とする画質調整複写部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、プリセットスィッチに対応して画質調整デ一夕を記憶するプリセット保持部と、上記プリセットスィッチの操作により、調整対象画面に 3ける画質を、上記プリセット保持部に記憶された上記プリセットスイッチに対応する画調整データにより調整するプリセット画質調整部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、上言己プリセットスィッチに対する登録操作により、登録操作時点における登録対象画面に対する画質調整データを上記プリセット保持部に記憶するプリセットデー夕登録部を備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、調整モードを切り替えるモード切替操作部と、上記モード切替操作部の操作に応じて、上記第 1 画面における画質と上記第 2画面における画質を独立して別個に調整する独立モードを、上記第 1画面における画質と上記第 2画面における画質を同方向に調整する共通モードに切り替えるモード切替部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、周画環境を検出する共通周囲環境センサと、上記共通周囲環境センサの出力に応じて、上記第 1 画面における画質と、上記第 2画面における画質を同方向に調整する対周囲環境共通補償部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、上言己第 1 の画面における画質調整用の周囲環境を検出する第 1 の独立周囲環境センサと、上記第 2の画面における画質調整用の周囲環境を検出する第 2の独立周囲環境センサと、上記第 1 の独立周囲環境センサの出力に応じて、上記第 1 の画面における画質を調整する第 1 の対周囲環境補償部と、上記第 2の独立周囲環境センサの出力に応じて、上記第 2の画面における画質を調整する第 2の対周囲環境償部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、画賀調整入替操作部と、上記画質調整入替操作部による操作があった： t 合に、上記第 1 の画質調整部の画質調整状態を上記第 2の画質調整部の画質調整状態とし、上記第 2の画質調整部の画質調整状態を上記第 1の画質調整部の画質調整状態とする画質調整複写部とを備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、画質調整中に、調整中の画面に画質調整用映像を表示する調整映像表示部を備える。

好ましくは、本発明の表示装置は、画質調整中に、非調整中の画面に画質調整用映像を表示する調整映像表示部を備える。

好ましくは、本発明の表示装置において、上記調整映像表示部は、画質調整用映像を表示した画面を領域分割し、画質調整前の映像と調整中の映像とを別領域に同時に表示するようになっている。好ましくは、本発明の表示装置において、上記調整映像表示部は、画質調整前の映像と調整中の映像として同一内容の映像を表示するようになっている。

好ましくは、本発明の表示装置において、上記調整映像表示部は、画質調整前の映像と、非調整中の画面における画質調整状態で画質調整された映像を表示するようになっている。

好ましくは、本発明の表示装置において、上記調整映像表示部は、画質調整用映像を表示した画面を領域分割し、プリセット保持部に記憶された画質調整データで画質調整された映像を別領域に同時に表示するようになっている。 '

好ましくは、本発明の表示装置において、上記調整映像表示部は、三原色の各色で描画された図形を含む映像を表示するようになつている。

好ましくは、本発明の表示装置は、上記第 1画面の第 1の映像と、上記第 2画面の第 2の映像を視野方向について分離する液晶シャッ夕を備え、上記第 1の映像、および上記第 2の映像の画質調整を、上記液晶シャツ夕の透過率を制御することにより行うようになつている。好ましくは、本発明の表示衣置は、上し第 1画面の 1の映像の初期第 1調整値と、上 0L ¾ 厶画面の第 2の映像の初期第 2調整 Itを記憶する初期周整値記憶部を備え、起動時に、 _h pD

1 の画質調整部が上記初期第 1調整値によ Ό画質周整を行い、上記第 2の画質調整部が上記初期第 2調整値により画整を行うようになつている好ましくは、本発明の表示装置は、上記 1画面における画質調整値とその画質調 3¾値による調整頻度と、上記第 2画面における画質調整値とその画質調整値による調整頻度とを記憶する調整頻度記憶部を備え、起動時に、上記第 1 の画質調整部が、上記第 1画面にあ t る周頻度が最も高い画質調整値により画質 PM整を行い、上記第 2の画質 P周整部が、上記第 2画面における 3周整頻度が最も高い画質調整値により画質調整を行うようになつている

好ましくは、本発明の表示装は、周囲環境を検出する共通周囲環境センサを備え、起動時の上記共通周囲環境センサの出力に応じた各画面毎の画質調整値に応じて、上記第 1の画質 P周整部が上記第

1画面における画質調整を行い、上 pb第 2の画質 PM整部が上記第 2 画面における画質調整を行うようになつている。

また一方で、本発明は、第 1 の方向から映像が観察できる第 1画面と、第 2の方向から映像が観察できる第 2画面が 1つの表示パネルにおける同領域の表示面に形成され、上記第 1画面に表示される第 1 の映像と上記第 2画面に表示される第 2の映像とを同時に表示することが可能な表示装置において、上記第 1の映像の画質の調整を行う第 1 の画質調整処理と、上記第 2の映像の画質の調整を行う第 2の画質調整処理とからなる画質調整方法を提供する。

また一方で、本発明は、第 1 の方向から映像が観察できる第 1画面と、第 2 の方向から映像が観察できる第 2画面が 1つの表示パネルにおける同領域の表示面に形成され、上記第 1画面に表示される第 1 の映像と上記第 2画面に表示される第 2の映像とを同時に ^示することが可能な表示装置において、上記第 1画面の第 1 の映像に対する画質調整操作に対して、上記第 1 の映像の画質の調整値を記憶する第 1画質調整値記憶部の調整値を書き替える処理と、上記第 2画面の第 2の映像に対する画質調整操作に対して、上記第 2の映像の画質の調整値を記憶する第 2画質調整値記憶部の調整値を書き替える処理と、上記第 1画質調整値記憶部の調整値に基づき上記第 1画面における第 1 の映像の画質を調整する処理と、上記第 2画質調整値記憶部の調整値に基づき上記第 2画面における第 2の映像の画質を調整する処理とを含む画質調整方法を提供する。

上記のような本発明の 1つの態様に係る表示装置（例えば、マルチビユー表示装置）によれば、画質調整部（好ましくは、複数の画質調整部）により、複数の視方向に対して同一画面上にそれぞれ個別に表示される複数の画像の画質を独立して調整することが可能であるため、各々の画像の観察者（利用者）は、他の画像の画質に影響を及ぼすことなく自身が見ている画像に適した画質を選択し設定することができる。また一方で、画像サイズ調整部は、各方向の画像毎にその画像サイズを独立して調整することが可能であるため、 1つの画像の観察者は他の画像の画像サイズに影響を及.ぼすことなく、自身が見ている画像に適した画像サイズを選択し設定することができる。この結果、よりユーザフレンドリーな表示装置が実現される。

また一方で、画像の画質調整設定値をそれぞれの表示領域で表示すること、任意の画像の画質の調整を入力部により指示すること、画質調整設定値を記憶部に記憶しておき次回の画質設定に利用可能とすること等により、より使い勝手の良い表示装置を実現することができる。

さらに、本発明によれば、選択部による操作があった場合に、 1 つの画像ソースに対する画質調整設定値を他の画像の少なくとも 1 つの画像に対する画質調整設定値として設定することができる。それゆえに、運転者等が座席を変わるときに、好みの画質調整設定値に設定されている画質を引き継ぐことが可能になる。さらに、 2つの画像ソースに対する画質調整設定値を入れ替えることもできるので、例えば運転者が変わる場合等に運転席と助手席とが変更されたときに、各々好みの画質調整設定値に設定されている画質を引き継ぐことが可能になる。

さらに、本発明によれば、プリセット機能により予め保持されている複数の画質調整設定値の中から、各画像毎に所望の画質調整設定値を選択することができるので、各々の画像における画質の調整が容易に行える。

さらに、本発明によれば、モード切替操作部による操作があった場合に、独立モードと共通モードとを切り替えることができるので、複数の画像の画質を共通に調整したり、複数の画像の画質を独立して別個に調整したりすることができるようになり、周囲環境の変化に対する画質の調整等がきめ細かく行える。 '

さらに、本発明によれば、共通周囲環境センサ（例えば、明るさセンサ等）による検出結果に応じて、同一画面上の複数の画像の画質を共通に調整することができるので、各画像に対して共通して影響を及ぼす周囲環境の変化に対する画質の調整が自動的にまとめて行える。

さらに、本発明によれば、複数の画像の周囲環境を個別に検出する複数の独立周囲環境センサを設け、上記複数の周囲環境センサの各々による検出結果に応じて各画像毎に独立して画質を調整するようにしているので、例えば運転席および助手席等の各座席で異なる影響を与える環境変化に応じて画質の調整が自動的に適切に行れるようになる。

さらに、本発明によれば、表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、初期画質調整設定値記憶部に記憶されている初期画質調整設定値により複数の画像の画質調整を行うようにしているので、各々の画像の画質の初期画質調整状態が自動的に選択され、画質調整のための操作の手間を省くことが可能になる。

さらに、本発明によれば、上記の初期画質調整設定値として、表示装置の電源オフ時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の終了時の画質調整値（ラストメモリともよばれる）を初期画質調整設定値記憶部に記憶しているので、表示装置の起動時に継続して使用する可能性が高い画質の調整状態を選択することができるようになる。

さらに、本発明によれば、表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、複数の画像の画質の調整頻度が最も高い画質調整設定値により各々の画像の画質調整を行うようにしているので、使用の可能性が最も高い画質の調整状態を選択することができるようになる。

さらに、本発明によれば、表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、各座席毎に、表示の頻度が最も高くかつ設定の頻度が最も高い値を読み出して各々の画像の画質の設定を行うようにしているので、表示および使用の可能性が最も高い画質の調整状態となり、画質調整操作を省くことができる。

さらに、本発明に.よれば、表示装置の複数の画質調整部の少なくとも 1つが、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する A Z D変換部からなり、この A / D変換部に入力される基準電圧を可変にすることで、同一画面上にそれぞれ個別に表示される複数の画像の画質を独立して調整し、画質が調整されたディジタル画像信号を A Z D変換部から出力することができるようになる。

さらに、本発明によれば、複数の視方向に対する個另 Uの画像を同一画面上に表示する表示装置の画質調整を行う機能をィ蓆えた画質調整装置を I C (集積回路）により作製するようにしているので、画質調整装置の作製工程が容易になると共に、表示装置:^体の寸法の節減が図れるようになる。

また一方で、本発明のコントラスト調整装置によれ ί¾'、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する A Z D変換 1 こ入力される基準電圧に基づいて、同一画面上にそれぞれ個別に表示される複数の画像に対して独立にコントラスト調整を行い、コントラストが調整されたディジタル画像信号を A / D変換部から出力することができるようになる。

さらに、本発明のコントラスト調整装置によれば、 A Z D変換部に入力される基準電圧が可変の値を取れるようになっているので、同一画面上にそれぞれ個別に表示される複数の画像にタ寸して、特に白っぽさや黒っぽさ等を示すコントラストの調整を行うことができるようになる。

さらに、本発明のコントラスト調整装置によれば、変換部に入力される基準電圧に基づいて、ディジタル画像信号を構成する各々の出力ディジタル値を変化させることによって、田かいコントラストが調整されたディジタル画像信号を A / D変換音 [5から出力することができるようになる。

また一方で、本発明の他の態様に係る表示装置によれば、複数の画像の各々に対して A Z D変換部に入力される基準電 SEを可変にすることで、複数の視方向に対して同一画面上にそれぞれ個別表示される複数の画像のコントラストを独立して調整することが可 ½であるため、各々の画像の観察者（利用者）は、他の画像のコントラストに影響を及ぼすことなく自身が見ている画像に適したコントラス卜に設定することができる。

また一方で、本発明のさらに他の態様に係る表示装置によれば、画質調整部は、それぞれの方向に表示する映像データに対して独立した画質設定が可能であるため、ユーザは、他の画面の画質に影響

6

を及ぼすことなく自身が見ている映像に適した画質を選択し設定することができる。また一方で、画像サイズ設定部は、各方向の映像毎にその画面サイズを独立して調整することが可能であるため、ュ一ザは他の画面の画面サイズに影響を及ぼすことなく、自身が見ている映像に適した画像サイズを選択し設定することができる。この結果、よりユーザフレンドリーな表示装置が実現される。

また一方で、映像の画質設定情報をそれぞれの画面上で表示すること、設定値を記憶部に記憶しておき次回の画質設定に利用可能とすること等により、より使い勝手の良い表示装置を実現することができる。

さらに、本発明によれば、運転席等から観察される第 1画面における第 1 の映像の画質（ブライトネス、コントラスト、シャープネス、色合い等）の調整と、助手席等から観察される第 2画面における第 2の映像の画質の調整とを互いに独立して行うことができるので、運転席および助手席等の各座席に適した画面の調整が可能になる。

さらに、本発明によれば、画質調整複写操作部（例えば、選釈部 ) による操作があった場合に、第 1の映像の画質調整状態を、第 2 の画質調整部'による画質調整状態に変更することができるので、運転者等が座席を変わるとさに、好みの画を引さ継ぐことが可能になる。

さらに、本発明によれば、プリセッ機能により予め保持されている第 1および第 2の映像の画質の複数の設定値の中から、各映像毎に所望の設定値を選択することがでさるので、各々の画面における画質の調整が容易に行える o

さらに、本発明によれば、独立調整モ ―ドヽと共通モードとを切り替えることができるので、全画面の同じ方向への画質の調整を統合して行つたり、各画面が独立して画質を調整したりすることができるようになり、周囲環境の変化に対する画質の調整等がきめ細かく行える。

さらに、本発明によれば、周囲環境センサ (例えば、明るさセンサ等）による検出結果に応じて、全表示画面の同じ方向への画質の調整を統合して行うことができるので、各画面に対して共通して影響を及ぼす周囲環境の変化に対する画質の Ϊ3周整が白動的にまとめて行える。

さらに、本発明によれば、各々の画面に対して独立の複数の周囲環境センサを設け、上記複数の周囲環境センサの各々による検出結果に応じて各画面毎に独立じて画質を調整するよ'うにしているので、例えば運転席および助手席等の各座席で異なる影響を与える環境変化に応じて画質の調整が自動的に適切に行われるようになる。

さらに、本発明によれば、画質調整入替操作部（例えば、選択部 ) による操作があった場合に、各々の画面の画質の調整状態を入れ替えることができるので、例えば運転者が変わる場合等に運転席と助手席とが変更されたときに、各々好みの画質を引き継ぐことが可能になる。

さらに、本発明によれば、調整中の画面に画質調整用映像を表示するようにしているので、各々の画面の画質の調整が容易に行えるさらに、本発明によれば、画面調整用映像を表示した画面を領域分割し、画質調整前の映像と調整中の映像を別領域に同時に表示するようにしているので、反対側の画面の画質の調整状態を参考にすることができ、画質調整の対象とする画面の画質の調整が容易に行える。

さらに、本発明によれば、第 1 の映像または第 2の映像のいずれか一方の画質調整を行う表示画面を複数の画面に分割して、当該表示画面の画質の複数のプリセット調整状態を表示するようにしているので、各画質調整状態を比較することができ、当該表示画面の画質を選択する際の参考にすることができるようになる。

さらに、本発明によれば、第 1 の映像および第 2の映像における三原色の各々の色成分に関する画質の補正処理を行うようにしているので、第 1 の映像および第 2の映像の画質の調整が高精度にて行われるようになる。

さらに、本発明によれば、表示装置の起動時に、直前に初期調整値記憶部に記憶されている初期第 1調整値および初期第 2調整値（ラストメモリともよばれる）を読み出して第 1および第 2の映像の画質調整をそれぞれ行うようにしているので、起動時に.継続して使用する可能性が高い画質の調整状態が自動的に選択され、画質調整のための操作の手間を省くことが可能になる。

さらに、本発明によれば、表示装置の起動時に、第 1画面における画質の調整頻度が最も高い画質調整値により第 1画面の画質調整を行うと共に、第 2 画面における画質の調整頻度が最も高い画質調整値により第 2画面の画質調整を行うようにしているので、使用の可能性が最も高い画質の調整状態を選択することができるようになる。

さらに、本発明によれば、上 L JK示装の起動時に、各座席毎に

士

、表示の頻度が最も高くかつ設定の頻度が最も高い値を 3冗み出して第 1および第 2の映像の画質の設定を行うようにしているので、表示および使用の可能性が最も高い画質の P周整状態とな Ό 、画質調整操作を省くことができる。

さらに、本発明によれば、起動時の共通周囲環境センサの出力に応じた各画面毎の画質調整値に応じて、第 1画面あよび第 2画面における画質調整を行うようにしているので、周囲環境の変化に応じて適切な画質を設定することができるようになる o さらに、周囲環境の変化が急激に起こつた場合でも、例えばトンネルや夜間環境等の周囲環境の顕著な変化に応じた各画面の画質の力ス夕ム値を用いて画質の調整を迅速に行うことができるうになる o 図面の簡単な説明

本発明を、添付の図面を参照して以下に説明する。ここで、図 1 は、本発明に係る表示装置の概念図、

図 2は、表示装置の搭載例を示す斜視図、

図 3は、表示部の断面構造の概略図、

図 4は、表示パネルを正面から見た構造の概略図、

図 5は、 T F T基板の概略を示す回路図、

図 6は、本発明に係る表示装置の概略を示すブロック図、図 7は、画像出力部 2 1 1の概略を示すブロック図、

図 8は、制御部 2 0 0の概略を示すブロック図、

図 9は、メモリ 2 1 8の概略を示すブロック図、

図 1 0は、本発明の第 1 の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図、図 1 1 は、表示パネルにおける表示例を示す図、

図 1 2は、図 1 0の具体例に係るマルチビュー表示装置の概構成を示すブロック図、

図 1 3は、図 1 2の C P U 1 9の画質調整処理を説明するためのフロ一チヤ一卜、

図 1 4は、本発明の第 2の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図、

図 1 5は、画像サイズの異なる画像が表示されている例を示す図図 1 6は、図 1 4の C P U 5 4の画質調整処理および画像サイズ調整処理を説明するためのフローチャート、

図 1 7は、表示パネルにおける表示例を示す図、

図 1 8は、図 1 4に示す装置の動作説明のためのタイミングチヤ ―卜、

図 1 9は、本発明の第 3の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図、

図 2 0は、図 1 9の表示部の断面形状を概略的に示す図、図 2 1 は、 2種類の画像データを V R A Mに書き込む様子を示す模式図、 '

図 2 2は、 C P U 7 aの画質調整処理を説明するためのフロ -チヤー卜 (その 1 ) 、

図 2 3は、 C P U 7 aの画質調整処理を説明するためのフロ -チヤー卜 (その 2 ) 、

図 2 4は、画質調整用画像の表示例を示す図（その 1 ) 、図 2 5は、画質調整用画像の表示例を示す図 (その 2 ) 、図 2 6は、画質調整用画像の表示例を示す図（その 3 ) 、図 2 7は、画 ¾.調整用画像の表示例を示す図（その 4 ) 、図 2 8は、図 2 2および図 2 3 に示す C P U 7 aの画質調整処理の変形例を示す図（その 1 ) 、

図 2 9は、図 1 0は、図 2 2および図 2 3 に示す C Pひ 7 aの画質調整処理の変形例を示す図（その 2 ) 、

図 3 0は、図 2 2および図 2 3 に示す C P U 7 aの画調整処理の変形例を示す図（その 3 ) 、

図 3 1 は、図 2 2および図 2 3 に示す C P U 7 aの画質調整処理の変形例を示す図（その 4 ) 、

図 3 2は、図 2 2および図 2 3 に示す C P U 7 aの画質調整処理の変形例を示す図 (その 5 ) 、

図 3 3 叫

は、 «境変化に応じた画質調整処理を説明する广こめのフロ一チヤ一、

図 3 4は、起動時の画質調整処理を説明するためのフロ一チヤ一卜、

図 3 5は、画質調整設定値の記憶処理を説明するためのフローチャ一卜、

図 3 6は、本発明の第 4の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図、

図 3 7は、図 3 6の表示部の断面形状を概略的に示す図、図 3 8は、本発明が適用される A Z D変換部を有する.コントラスト調整装置を含む表示装置の構成例を示すブロック図、

図 3 9は、基準電圧と入力アナログ信号との関係を示す図、図 4 0は、基準電圧を出力ディジタル信号との関係を示す図、図 4 1 は、図 3 8の表示装置の第 1 の変形例を示すブロック図、そして

図 4 2は、図 3 8の表示装置の第 2の変形例を示すブロック図で c る。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施形態を添付の図面（図 1〜図 4 2 ) に従って説明する。ただし、本発明の技術的範囲は上言己の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。

ここでは、まず、図 1〜図 9 を参照しながら、本発明の実施形態の前提となる表示装置の概念的な構成およびその動作について説明する。

図 1は、本発明に係わる表示装置の概念図である。なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについてま、同一の参照番号を付して表すこととする。

図中、 1 は第 1の画像ソース、 2は第 2の面像ソース、 3は第 1 の画像ソースからの第 1の画像データ、 4は第 2の画像ソースからの第 2の画像データ、 5は表示制御部、 6は表示データ、 7は表示部（例えば液晶パネル等）、 8は第 1 の画像ソース 1 に基づく第 1 の表示画像、 9は第 2の画像ソース 2 に基づく第 2の表示画像、 1 0は表示部 7 に対して左側に位置する観察者（利用者）、 1 1は表示部 7 に対して右側に位置する観察者（利用者）である。

図 1 の概念図は、表示部 7 に対する観察者 1 0 '、 1 1 の相対的位置に応じて、換言すれば表示部 7に対する視野角に応じて、観察者 1 0は第 1 の表示画像 8 を、観察者 1 1は第 2 の表示画像 9 を実質的に同時に見ることができ、しかも各々の表画像 8 、 9は表示部 7の表示面全体にわたって見ることができることを概念的に示している。図 1 において、第 1の画像ソース 1は例えば D V Dプレーヤの映画画像やテレビ受信機の受信画像等、第 2 の画像ソース 2は例えば力一ナビゲーシヨン装置の地図やルート案内画像等であり、それぞれの第 1 の画像データ 3および第 2の画像デ一夕 4は表示制御部 5 に供給され、それらを表示部 7で実質的に同時に表示できるように処理される。

表示制御部 5から表示データ 6 を供給される表示部 Ί は、後述する視差バリァを備えた液晶パネル等で構成される。表示部 7 の横方向の総画素の半数が第 1 の画像ソース 1 に基づく第 1 の表示画像 8 の表示に、残りの半数の画素が第 2の画像ソース 2 に基づく第 2の表示画像 9の表示に使用される。表示部 7 に対して左側に位置する観察者 1 0には、第 1 の表示画像 8に対応する画素のみが見え、第 2の表示画像 9は表示部 7の表面に形成されている視差バリアによつて遮られて実質的に見えない。また一方で、表示き [5 7 に対して右側に位置する観察者 1 1 には、第 2の表示画像 9に対応する画素のみが見え、第 1の表示画像 8は視差バリアにより遮られて実質的に見えない。なお、視差バリアについては、例えば前述の特許文献 5 および特許文献 6に開示された構成を応用すること Sできる。

係る構成により、単一の画面で左右の利用者に異なる情報ゃコンテンッを提供することができる。もちろん、第 1の画像ソース 1 と第 2の画像ソース 2 とが同じであれば、従来通り左右の利用者が同じ画像を見ることもできる。

上記のとおり、本発明の表示装置では、複数の画像が表示される画面はあくまでも 1つであり、この 1つの画面上に、それぞれ独立して画質調整が行える複数の画像（図 1では、 2種類の画像）を同時に表示することを可能にしている点に注意すべきである。

図 2は、本発明に係るマルチビュー表示装置の車両への搭載例を示す斜視図である。図中、 1 2は助手席、 1 3は運転席、 1 4はゥインドシールド、 1 5は操作部、 1 6はスピーカである。

図 1のマルチビュー表示装置の表示部 7 は、例え '図 2 に示すように、運転席 1 3と助手席 1 2 とのほぼ中央のダッシュボード部分に配置される。マルチビュー表示装置に対する各種操作は、表示部

7の表面に一体的に形成した夕ツチパネル（図示せず）や操作 1 5、または、赤外線もしくは無線リモートコントローラ（図示せず ) の操作によって行われる。車両の各ドアにはスピーカ 1 6が配置され、表示画像に連動した音声や警告音等が出力される。

運転席 1 3に図 1 の観察者 1 1カ^ 助手席 1 2 には観察者 1 0 力 S 座る。表示部 7に対する第 1視方向（運転席側）から見ることができる画像は例えば力一ナビゲーシヨン装置の地図等の画像であり、実質的に同時に第 2視方向（助手席側）から見ることができる画ィ象は例えばテレビ受信画像や D V Dムービー画像である。したがつて、運転席 1 3の運転者がカーナビゲーションによる運転支援を受けるのと同時に助手席 1 2の同乗者はテレビや D VDを楽しむこと：^' できる。しかも、それぞれの画像は例えば 7インチの画面全体を"^ 用して表示されるため、従来のマルチウィンドウ表示のように画ィ象サイズが小さくなることもない。つまり、運転者、同乗者にとっては、あたかも各々に独立した専用のディスプレイがあるかの如く、それぞれに最適な情報やコンテンツが提供されるのである。

図 3は、表示部 7の断面構造の概略図である。図中、 1 0 0は夜晶パネル、 1 0 1はバックライト、 1 0 2は液晶パネルのバックラィト側に設置された偏光板、 1 0 3は液晶パネルの発光.方向側の雷面に配置された偏光板、 1 0 4は丁？丁 (Thin Film Transistor) 基板、 1 0 5は液晶層、 1 0 6はカラ一フィル夕基板、 1 0 7はラス基板、 1 0 8は視差バリアである。液晶パネル 1 0 0は、 T IF T基板 1 0 4とそれに対向して配置されるカラ一フィル夕基板 1 0 6の間に液晶層 1 0 5を挟持した一対の基板と、その発光方向側前面に配置された視差バリア 1 0 8 とガラス基板 1 0 7 とを、 2ォ夂の偏光板 1 0 2 · 1 0 3の間に挟んだ構成となっており、バックライト 1 0 1からやや離隔して配設される。た、液晶パネル 1 0 0 は、 R G B色（三原色）で構成される画素を有する。

液晶パネル 1 0 0 の各画素は、左側（助席側）表示用と、右側 (運転席側）表示用に分けられて表制御される。そして、左側（助手席側）表示用画素は、視差バリア 1 0 8 により右側（運転席側 ) への表示は遮断され、左側（助手席側）力ゝらは見えるようになつている。また一方で、右側（運転席側）表示用画素は、視差バリア 1 0 8 により左側（助手席側）への表示が遮断され、右側（運転席側）からは見えるようになつている。これによつて、運転者と同乗者に異なった表示を提供することが可能となる。つまり、運転者にはナビゲ一ションの地図情報を与え、同時に同乗者には D V Dの映画等を見せることが可能となる。なお、視差バリア 1 0 8、上記液晶パネルの各画素の構成を変更すれば、 3方向等、複数方向に異なつた画像を表示する構成も可能である。また一方で、視差バリア自体を電気的に駆動可能な液晶シャツ夕等で構成して視野角を可変するようにしてもよい。

図 4は、表示パネルを正面から見た構造の概略図であり、前述の図 3は図 4中の A— A ' 断面である。図中、 1 0 9は左側（助手席側）表示用の画素、 1 1 0は右側（運転席仰 J ) 表示用の画素である。図 3および図 4は、例えば横方向に 8 0 0 画素、縦方向に 4 8 0 画素並べられた液晶パネル 1 0 0 の一部を表す。左側（助手席側）表示用の画素 1 0 9 と右側（運転席側）表示用の画素 1 1 0は縦方向にグループ化され、交互に並んでいる。視差バリア 1 0 8は、横方向にある間隔で配置され、縦方向には一様である。これによつて、左側から表示パネルを見ると、視差バリア 1 0 8が右側用画素 1 1 0 を覆い隠して、左側用画素 1 0 9が見える。また同様に右側から見ると、視差バリァ 1 0 8が左側用画素 1 0 9 を覆い隠して、右側用画素 1 1 0が見える。さらに正面付近では、左側用画素 1 0 9 と右側用画素 1 1 0の両方が見えるため、左側の表示画像と右則の表示画像とが実質的に重なって見える。ここで、図 4中の交互に並んだ左側用画素 1 0 9および右側用画素 1 1 0は、図 3のように R G B色を有しているが、各グループの縦方向内は、 R列、 G列、 B 列のように単色で構成されていてもよいし、 R G Bが複数混じった列として構成されていてもよい。

図 5は T F T基板 1 0 4の概略を示す回路図である。 1 1 1 は表示パネル駆動部、 1 1 2は走査線駆動回路、 1 1 3はデ一夕線駆動回路、 1 1 4は T F T素子、 1 1 5〜 1 1 8はデータ線、 1 1 9〜 1 2 1 は走査線、 1 2 2は画素電極、 1 2 3はサブピクセルである図 5に示すように、サブピクセル 1 2 3は各デ一夕線 1 1 5〜 1 1 8および各走査線 1 1 9〜 1 2 1 によつて囲まれた領域を一単位とし、複数形成される。各サブピクセルには、液晶層 1 0 5に電圧を印加する画素電極 1 2 2 とそれをスイッチング制御する T F T素子 1 1 4が形成されている。表示パネル駆動部 1 1 1 は走査線駆動回路 1 1 2およびデ一夕線駆動回路 1 1 3の駆動タイミングを制御する。走査線駆動回路 1 1 2は T F T素子 1 1 4の選択走査を行い、またデータ線駆動回路 1 1 3は画素電極 1 2 2への印.加電圧を制御する。

前記複数のサブピクセルは、第 1 の画像デ一夕と第 2の画像デー夕の合成データもしくは、 .第 1 と第 2の個々の画像デ一夕に基づいて、例えばデータ線 1 1 5 と 1 1 7 に第 1 の画素データ（左側の画像表示用）を、またデ一夕線 1 1 6 と 1 1 8 に第 2の画素デ一夕（右側の画像表示用）を送信することよって、第 1の画像を表示する第 1 の画像データ群と第 2の画像を表示する第 2の画像デ一夕群とが形成される。 .

図 6は、本発明に係る表示装置の概略を示すブロック図であり、いわゆる AVN (Audio Visual Navigation) 複合機への適用例である。図中、 1 2 4は夕ツチパネル、 2 0 0は制御部、 2 0 1は C DZMD再生部、 2 0 2はラジオ受信部、 2 0 3は TV受信部、 2 0 4は D VD再生、 2 0 5はハードディスク（HD ： Hard Disk) 再生部、 2 0 6はナビゲ一シヨン部、 2 0 7は分配回路、 2 0 8は第 1の画像調整回路、 2 0 9は第 2の画像調整回路、 2 1 0は音声調整回路、 2 1 1は画像出力部、 2 1 2は V I C S情報受信部、 2 1 3は G P S情報受信部、 2 1 4はセレクタ、 2 1 5は操作部、 2 1 6はリモコン送受信部、 2 1 7はリモコン、 2 1 8はメモリ、 2 1 9は外部音声/映像（画像）入力部、 2 2 0はカメラ、 2 2 1は明るさ検知部、 2 2 2は乗員検知部、 2 2 3はリア表示部、 2 2 4.は E T C車載器、 2 2 5は通信ュニットである。

表示部 7は、夕ツチパネル 1 2 4、液晶パネル 1 0 0およびバックライト 1 0 1から構成される。表示部 7の液晶パネル 1 0 0は、これまでに述べてきたように、第 1視方向として運転席側から見られる画像と、第 2視方向として助手席側から見られる画像とを、実質的に同時に表示することが可能となっている。なお、表示部 7には、液晶パネル以外のフラットパネルデイスレイ、例えば有機 E L

(Electroluminescence) ディスプレイ，パネル、プラズマ . ディスプレイ，パネル（Plasma Display Panel) 、冷陰極フラットパネルディスプレイ等を用いることもできる。

制御部 2 0 0は、各種ソース（ C DZMD再生部 2 0 1、ラジオ受信部 2 0 2、 TV受信部 2 0 3、 DVD再生部 2 0 4、 HD再生 2 0 5およびナビゲーシヨン部 2 0 6 ) からの画像や音声は、制，P部 2 0 0からの指示に基づき左用に指定された画像ソースの画像データを第 1 の画像調整回路 2 0 8 に、右用に指定された画像ソースの画像データを第 2の画像調整回路 2 0 9に分配させる分配回路 2 0 7を介して、画像であれば第 1 の画像調整回路 2 0 8および第 2の画像調整回路 2 0 9に、音声であれば音声調整回路 2 1 0にそれぞれ分配される。そして、第 1および第 2の画像調整回路 2 0 8 、 2 0 9では、輝度や色調、コントラストなどが調整され、調整された各画像を画像出力部 2 1 1 にて、表示部 7 に表示させる。また音声調整回路 2 1 0では各スピーカへの分配や音量、音声が調整され、調整された音声が、スピーカ 1 6から出力される。

図 7は画像出力部 2 1 1の概略を示すブロック図である。図中、 2 2 6は第 1 の書込回路、 2 2 7は第 2の書込回路、 2 2 8は V R AM (Video Random Access Memory：クラフィックス · テイスプレィのフレーム ' ノ、ッファ専用 RAM) である。

画像出力部 2 1 1 は、例えば図 7 に示すように、第 1の書込回路 2 2 6と第 2の書込回路 2 2 7 と V R AM (Video RAM) 2 2 8 と表示部駆動部 1 1 1 とを備えている。例えば、第 1 の書込回路 2 2 6は、第 1の画像調整回路 2 0 8で調整された画像データのうち奇数列に対応する画像デ一夕（すなわち、図 1の第 1 の表示画像 8用の画像データ）を、第 2の書込回路 2 2 7は、第' 2の画像調整回路 2 0 9で調整された画像デ一夕のうち偶数列に対応する画像データ (すなわち、図 1 の第 2の表示画像 9用の画像データ）をもとにし、それぞれ V R AM 2 2 8 における該当する領域に書き込む。また表示部駆動部 1 1 1 は液晶パネル 1 0 0 を駆動する回路であり、 V R AM 2 2 8 に保持されている画像データ（第 1の画像デ一夕と第 2の画像データの合成データ）に基づいて、液晶表示パネル 1 0 0 の対応する画素を駆動する。なお、 V R AM 2 2 8 には第 1 の画像データと第 2の画像デ一夕の合成されたマルチビュー表示用の画像に対応するように画像データの書き込みが行われているので、駆動回路は 1つでよく、その動作も通常の液晶表示装置の駆動回路 ¾動作と同じである。また別の構成として、第 1 の画像データと第 2の画像データを合成せずに、それぞれの画像データに基づいて、液晶表示パネルの対応する画素を駆動する第 1 の表示パネル駆動回路および第 2の表示パネル駆動回路を用レゝることも考えられる。

ここで、図 6で示した各種ソースの一例について説明をすると、 H D再生部 2 0 5 を選択した場合、 /、一ドディスク（H D ) に記憶された M P 3 ファイル等の音楽データや J P E Gファイル等の画像データ、ナビゲーシヨン用の地図データ等が読み出され、音楽デー夕を選択するためのメニュー表示や画像データを表示部 7 に表示させることができる。

ナビゲーシヨン部 2 0 6は、ナビゲーシヨンの為に利用される地図情報を記憶した地図情報記憶部を備え、 V I C S情報受信部 2 1 2 、 G P S情報受信部 2 1 3から情報を入手し、ナビゲーシヨン動作の為の画像を作成し、表示させることができる。また T V受信部 2 0 3は、アンテナからセレクタ 2 1 4を介して、アナログ T V放送波およびディジタル T V放送波を受信する。

図 8は制御部 2 0 0の概略を示すブロック図である。図中、 2 2 9はインターフェース、 2 3 (H3 C P U、 2 3 1 は記部、 2 3 2 はデータ記憶部である。

制御部 2 0 0は分配回路 2 0 7ならびに各種ソースを制御し、選択された 2つのソースもしくは 1つのソースについて表示を行わせる。また制御部 2 0 0は、これら各種ソースをコントロールするための操作メニュー表示を表示部 7に表示させることも行っている。ここで、図 8で示すように、制御部 2 0 0はマイクロプロセッサなどで構成され、インターフェース 2 2 9 を介して、表示装置内の各部や各回路を統括的に制御している C P U 2 3 0 を備えている。この C P U 2 3 0 には、表示装置の動作に必要な各種のプログラムを保持する R OM C P U 7 aを備えている。この C P U 7 aには、' 表示装置の動作に必要な各種のプログムを保持する R OM ( Read - 0 nly Memory：リード · オンリ · メモリ）からなるプログラム記憶部 2 3 1 と、各種のデ一夕を保持する R AM (Random Access Memory ：ランダム · アクセス · メモリ）からなるデータ記憶部 2 3 2 とが設けられている。なお、 R OMや R AM等は、 C P Uに内蔵されたものでも、外部に設けたものでも使用することが可能である。また、 R OMはフラッシュメモリのように電気的に書き替え可能な不揮発性メモリでもよい。

利用者（ユーザ）は、上記各種ソースのコントロールを、表示部 7の表面に取り付けられている夕ツチパネル 1 2 4や表示部 7の周囲に設けられたスィッチ、もしくは音声認識等の入力操作や選択操作を操作部 2 1 5によって行うことができる。またリモコン送受信部 2 1 6 を介して、リモコン 2 1 7 により入力もしくは選択襍作をしてもよい。制御部 2 0 0は、この夕ツチパネル 1 2 4や操作部 2 1 5の操作に従って、各種ソースを含めた制御を行っている。また、制御部 2 0 0は、図 2のように車両内に複数備え付けられたスピ一力 1 6の各音量等を、音声調整回路 2 1 0 を用いて制御することができるように構成されている。また制御部 2 0 0は、メモリ 2 1 8に画質設定情報やプログラム、車両情報等の各種設定情報を記憶させることも行っている。

図 9はメモリ 2 1 8の概略を示すブロック図である。図中、 2 3 3は第 1 の画面 R AM、 2 3 4は第 2の画面 R AM、 2 3 5 は画質設定情報記憶部、 2 3 6は対環境調整値保持部である。なお、上記の第 1 の画面 R AM、第 2の画面 R AM、画質設定情報記憶 I および対環境調整値保持部の具体的な構成に関しては、図 1 7 にても後述する。

メモリ 2 1 8は、例えば図 9 に示すように、利用者が設定した第 1の画像および第 2の画像の画質の調整値がそれぞれ書き込み可能な第 1 の画面 R A M 2 3 3および第 2の画面 R A M 2 3 4を有する。また、第 1の画像および第 2の画像の画質を調整する場合に、読み出すことができるプリセット値として各画質調整用に予め複数段階の画質調整値が記憶されている画質設定情報記憶部 2 3 5 も有する。さらに車外の明るさ変化等の周囲環境変化に応じた画質を調整するために、周囲環境に対する第 1の画像および第 2の画像の画質の調整値を保持する対環境調整値保持部 2 3 6 を有している。ここで画質設定情報記憶部 2 3 5および対環境調整値保持部 2 3 6は、フラッシュメモリなどの電気的に書き替え可能不揮発性メモリまたはバッテリバックアップされた揮発性メモリにより構成される。外部音声/映像（画像）入力部 2 1 9 に接続された、例えば後方監視用の力メラ 2 2 0からの映像（画像）を表示部 7 に表示するようにしてもよい。なお、後方監視用カメラ 2 2 0以外に、ビデオ力メラおよびゲーム機等を外部音声/映像（画像）入力部 2 1 9 に接続してもよい。

制御部 2 0 0は、明るさ検知部 2 2 1 (例えば、車両のライトスイッチや光センサ）や乗員検知部 2 2 2 (例えば、運転席や助手席に設けられる感圧センサ）により検知された情報を元に、音声の定位位置等の設定を変更させることが可能である。

2 2 3は車両の後席用に設けられたリア表示部であり、画像出力部 2 1 1 を介して、表示部 7に表示される画像と同じもの、または運転席用の画像もしくは助手席用の画像のいずれか一方が表示可能である。制御部 2 0 0は、 E T C車載器 2 2 4からの料金表示等を表示させることを行っている。また制御部 2 0 0は、携帯電話などと線接続するための通信ュニット 2 2 5を制御し、これに関する表示がされるようにしてもよい。

ついで、添付図面（図 1 0〜図 1 8 ) を参照しながら、本発明の基本的な実施形態（実施例）を説明する。

図 1 0は、本発明の第 1 の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図である。図において、 4 5はマルチビユー表示のための表示パネル (すなわち、表示部、図 1 0では、マルチビュー表示パネルと記す) であり、パネルに対して例えば左側および右側から観察可能な 2種類の画像を同時に表示することができるものである。この表示パネルは、前述の特許文献 1 に記載された構造の表示パネルを使用して実現が可能である。

図 1 1 は、表示パネル 4 5 において同時に表示される 2種類の画像 4 6 、 4 7がどのようにユーザ（利用者）に観察されるかを示す図である。図示するように、表示パネル 4 5の左側から見るユーザには、画像 4 6が観察され、右側から見るユーザには画像 4 7が観察される。左側のユーザには画像 4 7は観察できず、右側のュ一ザには画像 4 6は観察できない。このため、左側のユーザは、右側のユーザの視線を気にすることなく自身の好みの画像を見ることができ、右側のユーザは左側のユーザの視線を気にすることなく自身の好みの画像を見ることができる。

図 1 0において、 2 s および 3 sは第 1および第 2の外部の画像ソースを示す。 4 pは、表示パネル駆動部であり、第 1および第 2 の外部の画像ソース 2 s 、 3 s から入力された画像信号のデータを処理して表示パネル 4 5 を駆動する信号を生成する。表示パネル駆動部 4 pは、左側の画像 4 6のための画質調整回路 4 1、右側の画像 4 7のための画質調整回路 4 2および ¾示パネル駆動回路 4 3 を含んでいる。画質調整回路 4 1は、第 1 の画像ソース 2 s の画を、例えばブライ卜ネス、コントラスト、シャープネス等について調整する機能を有する。同様に、画質調整回路 4 2は、第 2 の画像ソース 3 s の画質を、ブライトネス、コントラスト、シャープネス、色調等について調整する。調整後の信号は表示パネリレ駆動回路 4 3 に入力され、表示パネル 4 5上で画像 4 6 、 4 7を表示すべく信号処理される。

図 1 0 に示す表示装置では、外部の画像ソース 2 s および 3 s に対してそれぞれ画質調整回路 4 1 、 4 2が設けられているので、異なる画像ソース 2 s 、 3 s からの画像信号に対して独立に画質調整が可能である。このため、画像 4 5 、 4 6 において、個々に最適調整された画質を有する画像が表示され、ユーザは快適に画像を見ることができる。

図 1 2は、図 1 0の具体例に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図である。図 1 2のマルチビュ一表示装置は、前述の図 1 0のマルチビュー表示装置に外部入力装置 1 8および C P U 1 9 を設けている。図 1 2 においても、前述の図 1 0の場合と同様に、マルチビュー表示のための表示パネル 4 5が設けられており、この表示パネルに対して例えば左側および右側から観.察可能な 2 種類の画像を同時に表示することができるものである。

図 1 2においても、前述の図 1 0の場合と同様に、第 1 の画像ソース 2 sおよび第 2の画像ソース 3 s が設けられてレゝる。図 1 2のマルチビュー表示装置は、前述の図 1 0の場合と同様に、表示パネル駆動部 4 pを備えている。さらに、表示パネル駆動部 4 pは、左側の画像 4 6のための画質調整回路 4 1、右側の画像 4 7のための画質調整回路 4 2および表示パネル駆動回路 4 3を含んでいる。図 1 2の表示パネル駆動部 4 pは、第 1 の画像ソース 2 sおよび: 第 2の画像ソース 3 s に対してそれぞれ独立に画質を調整するめの複数の画質調整部（図 1 2では、画質調整回路 4 1および画質言周整回路 4 2 ) を有する画質調整装置として機能する。好ましくは、この画質調整装置は、 I C (集積回路）により作製することができる。また、この画質調整装置は、表示パネル駆動回路 4 3 を含ま ~Τ 、複数の画質調整部（図 1 2では、画質調整回路 4 1および画質言眉整回路 4 2 ) で構成されてもよい。

さらに、図 1 2のマルチビュー表示装置は、画質調整のための |¾ 定値を入力する外部入力装置 1 8 (すなわち、入力部）と、外部人力装置 1 8から入力された設定値に基づいて画質調整回路 4 1および画質調整回路 4 2 を制御する C P U (Central Processing Uni t ：中央演算処理装置）とを備えている。なお、外部入力装置 1 8 、図示しない画質調整開始指示操作部、画質調整操作部、および画質調整完了指示操作部を備えている。図 1 2において、画質調整のための設定値は、外部入力装置 1 8 を用いてユーザによって設定ざれる。この設定情報は C P U 1 9に導入され、 C P U 1 9では当該設定情報に基づいて画質調整回路 4 1および画質調整回路 4 2を fltj 御するための信号を生成する。画質調整回路 4 1'および画質調整 HI 路 4 2は、 C P U 1 9から出力された制御信号に基づいて第 1、第 2の画像ソース 2 s、 3 sからの画像デ一夕を処理することにより、各画像 4 6、 4 7の画質調整を行う。なお、図 1' 2のマルチビエ一表示装置では、表示パネル駆動部 4 pの外部に C P U 1 9 を設ているが、 C P U 1 9が表示パネル駆動部 4 p内に含まれてもよ図 1 3は、図 1 2の C P U 1 9の画質調整処理を説明するためフローチャートである。この処理は、図 1 2の C P U 1 9力 S、外咅 |5 入力装置 1 8からの画質調整開始指示を検出したときに実行する。つまり、ユーザ（利用者）によって、外部入力装置 1 8の画質 ή整開始指示操作部が操作されると、本フローチヤ一卜が実行される。

まず、外部入力装置 1 8からの画質調整指示が入力されたか否かを検出し、画質調整指示が入力された場合にはステップ S 1 3 bに進み、画質調整指示が入力されない場合にはステップ S 1 3 c に進む (ステップ S 1 3 a ) 。つまり、ステップ S 1 3 aは、ユーザ ( 利用者）が外部入力装置 1 8の画質調整操作部を用いて画質調整操作を行った場合にはステップ S 1 3 bに進み、画質調整操作を行わない場合にはステップ S 1 3 cに進む。

ステップ S 1 3 bでは、外部入力装置 1 8からの画質調整指示に応じて、画質調整対象画像に対応する画質調整回路に画質調整指示を出力して、ステップ S 1 3 cに進む。このことにより、ユーザ ( 利用者）の外部入力装置 1 8の画質調整操作に応じて、画質調整対象画像の画質が変更される。

つまり、左側の画像 4 6が画質調整対象画像である場合、外部入力装置 1 8からの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）にじて、画質調整回路 4 1 を制御して左側の画像の画質を調整し、右側の画像 4 7が画質調整対象画像である場合、外部入力装置 1 8 力ゝらの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、画質調整回路 4 1 を制御して右側の画像の画質を調整してステップ S 1 3 c に進むステップ S 1 3 cでは、外部入力装置 1 8からの画質調整完了指示が入力されたか否かを検出し、完了指示が入力された場合（ユーザの画質調整操作部の操作があった場合）には処理を終了し、外部入力装置 1 8からの画質調整完了指示が入力されない場合（ユーザの画質調整操作部の操作がない場合）にはステップ S 1 3 aに戻る。なお、画質調整完了指示の検出方法として、外部入力装置 1 8からの画質調整完了指示の入力の検出ではなく、外部入力装置 1 8の最後の操作から所定時間経過した場合に、画質調整操作完了であると判別してもよい。

本処理では、外部入力装置 1 8からの画質調整操作に応じて、画質調整対象画像の画質調整回路 4 1 、 4 2 に画質調整旨示を出力する。なお、画質調整回路 4 1 、 4 2への画質調整指示、画質調整操作完了指示が入力された後でもよい。

図 1 2のマルチビュー表示装置では、画質調整装置として機能する表示パネル駆動部を I Cにより作製するようにしてレゝるので、画質調整装置の作製工程が容易になると共に、マルチビュー表示装置全体の寸法が小さくなる。

図 1 4は、本発明の第 2の実施形態に係るマルチビュ一表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図 1 5は、画像サイズの異なる画像が表示されている例を示す図である。なお、本図（図 1 4 、図 1 5 ) において、図 1 0〜図 1 2 と共通の符号は同一または類似の構成要素を示すのでその重複した説明は省略する。図において、 5 0は本実施形態の特徴を示す表示パネル駆動部であり、 6 eは例えばリモコンの操作キー、あるいは夕ツチパネル入力 15などで構成される外部入力装置（すなわち、入力部）を示す。なお、外部入力装置 6 eは、図示しない画質調整開始指示操作部、画質調整操作部、画質調整完了指示操作部、画像サイズ調整開始指示操作部、画像サイズ調整操作部、および画像サイズ調整完了指示操作部を備える表示パネル駆動部 5 0は、画質調整回路 5 1、画像サイズ調整回路 5 2、表示パネル駆動回路 5 3 、 C P U 5 4、設定値表示回路 5 5およびメモリ 5 6 を備えている。図 1 0 に示す実施形態のように、画質調整回路 4 1 、 4 2を第 1および第 2の画像ソース； 2 s および 3 s に対して独立して設ける構造では回路規模が比較的大き <^なる問題点がある。本実施形態では、この問題を解決するために、 1 個の画質調整回路 5 1 をタイミング調整して用いることにより、第 1、第 2の画像ソース 2 s 、 3 sからの異なる画像信号に個の画質調整を可能としたものである。なお、この場合のタイミング調整については後述する。

また本実施形態の装置では、画像サイズ調整回路 5 2を設けることによって、個々の画像 4 6 、 4 7の独立した画像サイズ調整を可能としている。図 1 5においては、左側の画像 4 6 に関して、拡大された画像サイズの画像 4 6 ' と、縮小された画像サイズの画像 4 6〃が例示されており、右側の画像 4 7 に関して、拡大された画像サイズの画像 4 7 ' と、縮小された画像サイズの画像 4 7 が例示されている。左側の画像 4 6 、 4 6 ' および画像 4 6〃は、右側の画像 4 7 、 4 7 ' および 4 7〃とは独立に表示することが可能である。さらに、画像ソースにより、画像サイズがノーマル画像、ワイド画像、フル画像等種々のものが存在する。したがって、ユーザは、自己が見ている画像を画像ソースに適したものに設定することにより快適な画像の視聴が可能となるが、従来の表示装置で ^ 画像サィズ調整によって他方の画像サイズも変更されてしまうので、自己の都合により自由に画像設定を行うことができなかった。

本実施形態では、画像サイズを個々の画像ソースに対して独立に調整することが可能な画像サイズ調整回路 5 2 を設けているので、他の画像への影響を心配することなく、ユーザ自身が見てレゝる画像のサイズ調整が可能となり、ユーザの快適な視聴が促進される。なお、画像サイズ調整回路 5 2も画質調整回路 5 1 と同様に、 1個の回路 5 2 をタイミング調整して用いることによって、別個の画像 4 6、 4 7の独立したサイズ調整を可能としている。

画質調整のための設定値は、外部入力装置 6 e を用いてュ一によって設定される。この設定情報は C P U 5 4に導入され、 C P U 5 4では入力情報に基づいて画質調整回路 5 1および画像サイズ調整回路 5 2 を制御するための信号を生成し、回路 5 1、 5 2に出力する。画質調整回路 5 1および画像サイズ調整回路 5 2は、 C P U 5 4から出力された制御信号に基づいて第 1、第 2の画像ソース 2 s 、 3 sからの画像データを処理することにより、各画像 4 6、 4 7の画質調整、画像サイズ調整を行う。

図 1 6は、図 1 4の C P U 5 4の処理を説明するためのフローチャ一卜である。より詳しくいえば、図 1 6の（ a ) は、画質調整を説明するためのフローチャートであり、図 1 6の（ b ) は、画像サィズ調整処理を説明するためのフローチャートである。

図 1 6の（ a ) のフローチャートは、図 1 4の C P U 5 4力外部入力装置 6 eからの画質調整開始指示を検出したときに実行する。つまり、ユーザ（利用者）によって、外部入力装置 6 eの画質調整開始指示操作部が操作されると、本フローチャートが実行されるまず、外部入力装置 6 eからの画質調整指示が入力されたか否かを検出し、画質調整指示が入力された場合にはステップ .S 1 6 bに進み、画質調整指示が入力されない場合にはステップ S 1 6 c に進む（ステップ S I 6 a ) 。つまり、ステップ S I 6 aは、ユーザ（利用者）が外部入力装置 6 eの画質調整操作部を用いて画質調整操作を行った場合にはステップ S 1 6 bに進み、画質調整操作を行わない場合にはステップ S 1 6 c に進む。

ステップ S 1 6 bでは、外部入力装置 6 eからの画質調整指示に応じて、画質調整回路 5 1 に、画質調整対象画像の画質調整指示を出力すると共に、メモリ 5 4に画質調整設定値を tB力して、ステツプ S 1 6 c に進む。このことにより、ユーザ（利用者）の外部久カ装置 6 eの画質調整操作に応じて、画質調整対象面像の画質が変更される。

つまり、左側の画像 4 6が画質調整対象画像である場合、外部入力装置 6 eからの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、画質調整回路 5 1 を制御して左側の画像 4 6の画質を調整し、右側の画像 4 7が画質調整対象画像である場合、外入力装置 1 8からの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、画質調整回路 5 1 を制御して右側の画像 4 7の画質を調整してステップ S 1 6 c に進む。

ステップ S 1 6 cでは、外部入力装置 6 eからの画質調整完了指示が入力されたか否かを検出し、完了指示が入力された場合（ュ一ザの画質調整操作部の操作があった場合）には処理を終了し、外部入力装置 6 eからの画質調整完了指示が入力されない場合（ユーザの画質調整操作部の操作がない場合）にはステップ S 1 6 aに戻る。なお、画質調整完了指示の検出方法として、外咅 15入力装置 6 eからの画質調整完了指示の入力の検出ではなく、外入力装置 6 eの最後の操作から所定時間経過した場合に、画質調'整操作完了であると判別してもよい。

本処理では、外部入力装置 6 eからの画質調整操作に応じて、画質調整対象画像の画質調整回路 5 1 に画質調整指を出力する。なお、画質調整回路 5 1への画質調整指示は、画質調整操作完了指示が入力された後でもよい。

図 1 6の（ b ) のフローチャートは、図 1 4の C P U 5 4カ、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整開始指示を検出したときに実行する。つまり、ユーザ（利用者）によって、外音 15入力装置 6 eの画像サイズ調整開始指示操作部が操作されると、本フローチャートが実行される。

まず、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整指が入力されたか否かを検出し、画像サイズ調整指示が入力された場合にはステツプ S 1 6 eに進み、画像サイズ調整指示が入力されない場合にはステツプ S 1 6 f に進む（ステップ S 1 6 d ) 。つまり、ステップ S 1 6 dは、ユーザ（利用者）が外部入力装置 6 eの面像サイズ調整操作部を用いて画像サイズ調整操作を行った場合にはステップ S 1 6 e に進み、画像サイズ調整操作を行わない場合にはステップ S 1 6 f に進む。

スァップ S 1 6 eでは、外部入力装置 6 eからの面像サイズ調整指示に応じて、画像サイズ調整回路 5 2 に、画像サイズ調整対象画像の画像サイズ調整指示を出力すると共に、メモリ 5 6 に画像サイズ周整定値を出力して、ステップ S 1 6 f に進む。のことにより、ュ一ザ（利用者）の外部入力装置 6 eの画像サイズ調整操作に応じて、画像サイズ調整対象画像の画像サイズが変更される。

つまり、左側の画像 4 6が画像サイズ調整対象画像である場合、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整指示 (ュ一ザの画像サイズ調整操作）に応じて、画像サイズ調整回路 5 2 を制御して左側の画像 4 6の画像サイズを調整し、右側の画像 4 7が画像サイズ調整対象画像である場合、外部入力装置 1 8からの画像サイズ調整指示（ユーザの画像サイズ調整操作）に応じて、画像サイズ調整回路 5 2 を制御して右側の画像 4 7の画像サイズを調整してステップ S 1 6 f に進む。

ステップ S 1 6 f では、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整完了指示が入力されたか否かを検出し、完了指示が入力された場合 (ユーザの画像サイズ調整操作部の操作があった場合）には処理を終了し、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整完了指示が入力されない場合（ユーザの画像サイズ調整操作部の操作がない場合にはステップ S 1 6 dに戻る。なお、画像サイズ調整完了指示の検出方法として、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整完了指示の入力の検出ではなく、外部入力装置 6 eの最後の操作から所定時間経過した場合に、画像サイズ調整操作完了であると判別してもよい。本処理では、外部入力装置 6 eからの画像サイズ調整操作に応じて、画像サイズ調整対象画像の画像サイズ調整回路 5 2 に画像サイズ調整指示を出力する。なお、画像サイズ調整回路 5 2 への画像サィズ調整指示は、画像サイズ調整操作完了指示が入力された後でもよい。

C P U 5 4は、前述の図 1 6のフローチャートが実行されたとき、さらに設定値表示回路 5 5 に制御信号を出力し、外部入力装置 6 e を介して入力されたユーザの設定情報を、対応する画像 4 6 あるいは 4 7上に表示させる。なお、ユーザの設定情報を対応する画像 4 '6あるいは 4 7上に表示させるのではなく、左側用画像（すなわち、左側の画像） 4 6あるいは右側用画像（すなわち、右側の画像 ) 4 7 としてユーザの設定情報画像を表示させるようにしてもよい図 1 7は、左側用画像（すなわち、左側の画像） 4 6 として、ュ一ザの設定情報画像を表示させた場合の表示例を示している。今、表示パネル 4 5の左側に位置するユーザが、自身が見ている画像をリモコン等を介して画質調整しょうとする場合、左側用画像（すなわち、.左側の画像） 4 6 としてユーザの設定情報画像、すなわちコン卜ラス卜 5 0、ブライトネス 5 0が表示される。これによつて、ユーザは自身の設定の詳細を確認しながら画質調整を行うことができる。この表示は、設定を行うユーザ側のみ表示され、他方には表示されないので、他画像を視聴中のユーザは画質設定中のユーザの行為に影響を受けず、自身の視聴を続けることができる。

さらに、外部入力装置 6 e における入力の方法によっては、例えば右側の画像の画質調整の詳細を左側の画像上に、または左側用画像として表示しながら、右側の画像の画質調整を行うことができる。すなわち、左側のユーザが左側の画像 4 6 aを見ながら、右側の画像の画質調整を行うことが可能である。この場合、設定値表示回路 5 5によって、例えば図 1 7 に示すように、左側の画像 4 6 a上に右側の画像の調整を行っていることを表示することにより、ユーザがどちらの画像を調整しているかの確認が溶易となる。

前述の図 1 4に示す装置では、外部入力装置 6 eからの入力情報、画質調整回路 5 1 における画質調整値、画像サイズ調整回路 5 2 における画像サイズ調整値がメモリ 5 6に記 ΐ意される。記憶されたこれらの設定値は、ユーザによる次回の画質調整、画像サイズ調整に利用される。すなわち、次回の画質調整を行う場合、まずメモリ 5 6 に記憶された設定値に基づいて画質および画像サイズを初期設定し、かつ初期設定値を画像上にまたは画像として表示させる。これによって、ュ一ザは前回の設定の上に立って新たな設定を開始できるので、前回と同じ設定を望む場合は調整作業が必要なく、あるいは前回の設定値を参考にしながら新たな設定作業を進めることができる。そのため、画質調整の操作がより簡便となる。

また、メモリ 5 6 に記憶された設定値を左俱 IJ用画像および右側用画像 4 6、 4 7の操作に共用可能とすることでメモリ回路の縮小化を図ることができ、さらに、左側用画像 4 6 または右側用画像 4 7 のいずれかで調整した設定値を他方の画像で使用したい場合に、新たに調整しなおす手間を省くことができる。なお、メモリ 5 6は外付けのメモリであってもよい。図 1 8 は、図 1 4に示す回路において、タイミング調整により第 1、第 2の画像ソース 2 s 、 3 s の画質調整を独立して行う場全のタイミングチャートを示す。なお、図 1 6では画質調整回路 5 1 と C P U 5 4によって画質調整を行う場合を示している力画像サイズ調整回路 5 2も同様のタイミング制御により 2個の画像において独立した調整が可能である。

図 1 8のクロック 1 はシステム動作クロックを示し、クロック 2 はクロック 1 の 2分周クロックを示す。クロック 2 によって第 1 の画像ソース、第 2の画像ソースに対する画質調整の設定の振分を行つている。図 1 8の '設定値' において、斜線部分 aは第 1 の画像ソースの画質調整設定値を示し、空白部分 bは第 2 の画像ソース 3 の画質調整設定値を示す。

クロック 2がハイレベルのとき、第 1 の画像ソース 2 s のデータと設定値の斜線部分 aのデータとから第 1 の画像ソース 2 s の画質調整を行い、クロック 2がロウレベルのとき、第 2の画像ソース 3 s のデータと設定値の空白部分 bのデ一夕とから第 2の画像ソースの画質調整を行う。図の '第 1の画像ソース出力 ' は、第 1 の画像ソースデ一夕と設定値による演算結果を示し、 '第 2の画像ソース出力 ' は第 2の画像ソースデ一夕と設定値による'演算結果を示す。すなわち、第 1の画像ソースのデ一夕 A l 、 2、 A 3 、 A 4 - • · に対して設定値 aを演算した値 A 1 X a、 A 2 X a · · ' 力第 1 の画像ソース出力として図 1 6 に示す夕イミングで出力され、第 2の画像ソースのデ一夕 B l 、 B 2 、 B 3 、 B 4 - · ' に対して設定値 bを演算した値 B 1 X b、 B 2 X b · · ' が、第 2 の画像ソース出力として図 1 6 に示すタイミングで出力される。

'第 1 の画像ソース出力 ' は図 1 4の画質調整回路 5 1から出力され、画像 4 6を制御し駆動するための表示パネリレ駆動回路 5 3 に入力される。 '第 2の画像ソース出力 ' も同様に画質調整回路 5 1 から出力され、画像 4 7 を制御しかつ駆動するための表示パネ）レ駆動回路 5 3に入力される。

以上の制御により、画質調整回路 5 1 によって 2個の画像 4 6、 4 7の画質が独立して制御される。ブライトネス、コントラストなどの画質調整は演算器を用いて行うもので、それぞれの演算回数が異なるため、実際のタイミングは図 1 8 に示すタイミングチャートとは若干異なったものとなるが、基本的な動作は同じである。

ついで、添付図面（図 1 9〜図 3 7 ) を参照しながら、本発明のより具体的な実施形態（実施例）を説明する。

図 1 9は、本発明の第 3の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図 2 0は、図 1 9の表示部の断面形状を概略的に示す図である。

ここでは、個々に画質の調整がなされた画像ソースからの 2種類の画像デ一夕を V R A M ( V i deo RAM) 7 3に書き込むことにより、互いに独立した 2種類の画像を同一のマルチビュー表示パネル 2 0の画面に同時に表示するような車載用のマルチビュー表示装置の構成を簡略化して示す。

図 1 7の第 3の実施形態に係るマルチビュー表示装置においては、車両の運転席および助手席に対してマルチビュー表示を行わせるための表示部 1 0 aが設けられている。この表示部 1 0 aでは、運転席等の第 1の方向から観察される第 1の画像と助手席等の第 2の方向から観察される第 2の画像とが、同一のマルチビュー表示パネル 2 0 に対してそれぞれ同時に表示される。

マルチビュー表示パネル 1 0 aの右側から見るユーザ（例えば、運転者）には、第 1 の画像が観察され、左側から見るユーザ（例えば、助手席にいる乗員）には第 2の画像が観察される。右側のユーザには第 2の画像は観察できず、左側のユーザには第 1 の画像は観察できない。このため、右側のユーザは、左側のユーザの視線を気にすることなく自身の好みの画像を見ることができ、左側のュザは右側のユーザの視線を気にすることなく自身の好みの画像を見ることができる。

さらに、図 1 9の表示部 1 0 aは、液晶表示パネル 1 1 aの表面側に光学系分離素子 1 3 aが設けられてマルチビュー表示パネル 2 0が形成され、さらにその前面に夕ツチパネル 1 2 aが形成された構造となっている。なお、原理的には、液晶表示パネル 1 1 a以外に、 C R T (Cathode Ray Tube ：陰極線管）やプラズマ ' デイスプレイ · パネル（Plasma Display Panel) 等からなる表示器を用いることもでき、また一方で、光学系分離素子 1 3 aについては、液晶シャツ夕で構成してアクティブなもの (例えば、可変シャツ夕）とすることも可能である。

図 2 0 に示すように、夕ツチパ不ル 1 2 aは、可撓性を有する一対の透明絶縁基板 1 2 0 a、 1 2 8 a 、上記一対の透明絶縁基板上に形成された透明電極 1 2 2 a、 1 2 6 a、および上透明電極上にマトリックス状に配置されたドッ hスぺ一サ 1 2 4 a等から構成される。ユーザが透明絶縁基板 1 2 0 a上を押圧することによってドットスぺーサ 1 2 4 aが透明電極 1 2 6 aに接触すると、その接点の位置が電気抵抗の測定により検出され、図 1 9の C P U 7 aにおいて、入力情報が読み取られるよに構成されている。なお、夕ッチパネル 1 2 aは、上記の構成に限定されるものではなく、他の方式のものを採用することも可能でめ

図 2 0 の液晶表示パネル 1 1 aは、液晶表示素子により構成されており、縦方向に複数の帯状部の表示領域に分割され、第 1 の画像に対応する第 1 の表示領域 1 1 0 a と、第 2の画像に対応する第 2 の表示領域 1 1 2 aとが交互に形成されている。前述のように、図 2 0 の液晶表示パネル 1 1 aの表面側に、光学系分離素子 1 3 aが配置されマルチビュー表示パネル 2 0が形成される。そして、液晶表示パネル 1 1 aの表示素子は、表示パネル駆動回路 7 4により駆動制御される。

光学系分離素子 1 3 aは、運転席から観察される第 1 の画像と、助手席から観察される第 2の画像とを所定の視野角で分離してマルチビユー表示を行わせる機能を有しており、ポリカーボネィト等から形成される透明カバー（または透明絶縁基板） 1 3 0 aを有する。この透明カバ一 1 3 0 aの表裏の面には、複数の遮光部 1 3 1 a 、 1 3 3 aが交互に形成され、その結果として、複数の透光性スリット部 1 3 2 a 、 1 3 4 aが交互に形成されている。なお、図 2 0 では、透明カバ一 1 3 0 aの表裏の面に複数の遮光部および複数の透光性スリット部を形成する例が示されているが、透明カバー 1 3 0 aの一方の面のみに、複数の遮光部および複数の透光性スリット部を形成することも可能である。

図 2 0に示すように、運転席を含む第 1視野領域内の第 1 の乗員 (例えば、運転者） 1 7 1 は、光学系分離素子 1 3 aの作用によつて、第 1の表示領域 1 1 0 aの集合体としての画像のみを運転席用の第 1の画像として視認することができ、助手席を含む第 2視野領域内の第 2の乗員（例えば、助手席にいる乗員） 1 ·7 2 aは、光学系分離素子 1 3 aの作用によって、第 2の表示領域 1 1 2 aの集合体としての画像のみを助手席用の第 2の画像として視認することができる。このように実際は、 1つの画面を縦方向に複数分割した 1 つおきの画像を視認することとなるが、 1つの表示領域の幅を非常に狭くすることによって、運転席側からも、助手席側からも別々の画像をそれぞれ同時に視認することが可能になる。好ましくは予め設定された厚さおよび幅を有する透光性ス ¹ J ット部を使用して、マルチビューにおける視認角度ゃ視認範囲や、クロストーク等が決定される。

図 1 9のマルチビュー表示装置において、画像ソースの例として

、テレビ受像機 2 1やナビゲーシヨン装置 2 2 0 0再生機 3 2 等が設けられそれぞれが異なつた方向から観察できる画像ソースとなっている

さらに、図 1 9のマルチビュ —表示装置においては、表示パネル駆動部 4 0が設けられている。この表示パネル駆動部 4 0は、表示することが選択された画像ソースから送出される画像データ（異なつた画像ソースの画像も表示する場合は、選択された 2つの画像ソ

—スの画像デ ―夕）を処理してマルチビュー表示パネル 2 0を駆動する信号を生成し、それぞれ対応する第 1の画像および第 2の画像をマルチビュ表示パネル 2 0のそれぞれの領域にそれぞれ表示させる。

より詳しくいえば、図 1 9の表示パネル駆動部 4 0は、各画像ソースから送出される画像データが同時に入力される分配回路 6 O を備えている。の分配回路 6 0では、ユーザが選択し'た画像ソースの 2種類の画像デ一夕（第 1の画像データ、およ第 2の画像デ一夕として選択なお、上記画像データが同じ場合もある）が次段に出力される。

さらに、図 1 9の表示パネル駆動部 4 0は、第 1 の画像が表示される領域に表示される第 1の画像の画質の調整を行う第 1 の画質調整回路 6 1 と第 2の画像が表示される領域に表示される第 2の画像の画質の調整を行う第 2の画質調整回路 6 2 とを備えている。ここで、第 1 の画質調整回路 6 1 による第 1の画像の画質の調整と、第 2の画質調整回路 6 2による第 2の画像の画質の調整とは、互いに独立して遂行される。上記の第 1および第 2の画質調整回路 6 1 、 6 2による画質調整方法としては、アナログ的に行う方法ももるが、入力された画像デ一夕をディジタル化して処理用のメモリ（図示されていない）に記憶し、そのメモリに記憶された画像データを演算処理することにより画質調整を行うのが実際上好ましい。

さらに、図 1 9の表示パネル駆動部 4 0は、第 1 の書込回路 7 1 と、第 2の書込回路 7 2 と、 V R AM 7 3 と、表示パネル駆動回路 7 4とを備えている。ここで、第 1 の書込回路 7 1 は、第 1 の画質調整回路 6 1で処理された画像デ一夕の内、画像の奇数列（マルチビュー表示パネル 1 1 aの画面の奇数列）に対応する画像デ一夕を V R AM 7 3における該当する領域に書き込み、第 2の書込回路 7 2は、第 2の画質調整回路 6 2で処理された画像データの内、画像の偶数列（マルチピュー表示パネル 1 1 aの画面の偶数列）に対応する画像デ一夕を V RAM 7 3 における該当する領域に書き込む。表示パネル駆動回路 7 4は、液晶表示パネル 1 1 aを駆動するドライバ回路であり、 V RAM 7 3 に保持されている画像データ（第 1の画像データと第 2の画像データの合成デ一夕）に基づいて、液晶表示パネル 1 1 aの対応する画素を駆動する。既に説明したように、 V RAM 7 3 には、マルチビュー表示用の画像に対応するように画像デ一夕の書き込みが行われているので、駆動回路.は 1つでよく、その動作も通常の液晶表示装置の駆動回路の動作と同じであるさらに、図 1 9の表示パネル駆動部 4 0は、分配回路 6 0、第 1 の画質調整回路 6 1、第 2の画質調整回路 6 2、第 1 の書込回路 7 1、第 2の書込回路 7 2、 VR AM 7 3、および表示パネル駆動回路 7 4の動作を統括的に制御するためのマイクロコンピュー夕の C P U 7 aを備えている。この C P U 7 aには、表示装置の動作に必要な各種のプログラムを保持する R OM等のプログラム記憶部 6 9 と、各種のデータを保持する R AM等のデータ記憶部とが設け έれている。なお、ここでは、 R OMや R AM等を C P Uの外部に設けているが、 C P Uに内蔵の R OMや RAM等を使用することも可能である。

さらに、図 1 9のマルチビュー表示装置においては、各種のデ一夕を入力するための押釦スィッチやリモコンの操作キ一等の操作部 2 7や、第 1の画像または第 2の画像の画質の調整状態を選択するための選択部（例えば、選択ポタン等） 2 8 を含む入力部 2 6が設けられている。このような人力部 2 6 として、画質調整操作指示部、画質調整操作完了指示部、画質調整操作部等が挙げられ、選択部 2 8 として、画質調整複写操作部、モード切替操作部、画質調整入替操作部、画質調整設定値登録操作部、画質調整設定値読出操作部 (例えば、プリセットスィッチ）等が挙げられる。なお、選択部 2 8は、前述した夕ツチパネレの操作部 2 6に含まれる。また、前述の画質調整設定値登録操作咅 βと画質調整設定値読出操作部とを兼用する画質調整設定値登録 Ζ読出操作部を設け、操作状態（長釦 Ζ短釦）で機能（登録指示ノ読出指示）を切り替える場合もある。

また、画質関係のデータ記憶部として、第 1 の画像または Ζおよび第 2の画像の画質調整設定値をプリセット値として予めまたは後述する登録処理により保持するプリセット R AM (すなわち、プリセット保持部） 6 6や、第 1 の画像および第 2の画像の画質調整設定値がそれぞれ書き込まれる第 1 の画面 RAM 6 4および第 2の画面 RAM 6 5 (画質調整状態記憶部 6 3 ) や、第 1 の画像および第 2の画像の各画質調整状態の頻度に関する情報を記憶する画質設定情報記憶部 6 7や、周囲環境に対して設定される第 1の画像および第 2の画像の画質の調整状態を保持する対環境調整値保持部 6 8が挙げられる。

例えば、画質設定情報記憶部 6 7 として、第 1 の画像におけ画質調整値による調整頻度と、第 2 の画像における画質調整設定値による調整頻度を記憶する調整頻度記憶部が挙げられる。

より詳しくいえば、プリセット R A M 6 6には、操作部 2 7 の画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）に対応して第 1の画像または Zおよび第 2の画像の画質調整設定値が記憶.されるようになっている。そして、画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）が操作されれば、該当する画質調整設定値が読み出され、第 1 の画面 R A M 6 4または第 2 の画面 R A M 6 5に書き込まれ（選択された画面側に対応する）、第 1 の画像または/および第 2の画像の画質がその画質調整設定値に基づき調整されることになる。また一方で、操作部 2 7の画質調整設定値登録操作部（例えば、登録スィッチ) および画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）が操作されれば、第 1 の画像用 R A M 6 4または/および第 2 の画像用 R A M 6 5 に書き込まれている画質調整設定値がプリセッ卜 R A M 6 6 における画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）に該当する領域に書き込まれる。なお、プリセット R A M 6 6内のプリセット調整値の一部をメーカで設定した固定値とする方法も有用である。なお、前述したように、画質調整設定値登録操作部と画質調整設定値読出操作部とを兼用する画質調整設定値登録 Z読出操作部を設け、操作状態（長釦 Z短釦）で機能（登録指示読出指示）を切り替えてもよい。その場合は、画質調整設定値読出操作部の操作毎に、プリセット R A M 6 6 の操作された画質調整設定値読出操作部に対応する領域に保持された画質調整設定値がサイクリックに読み出される。

さらに、図 1 9のマルチビュー表示装置においては、運転席側および助手席側の周囲環境の変化を検出する周囲環境センサ（例えば

、明るさセンサ等） 1 7 を含む各種のセンサ 1 6 aが配置されている。なお、周囲環境センサは、運転席側および助手席側の周囲環境の変化を共通に検出するための 1つの周囲環境センサであってもよいし、運転席側および助手席側の周囲環境の変化をそれぞれ另 U々に検出するための複数の周囲環境センサであってもよい。

図 1 9 のマルチビュー表示装置によれば、運転席等から観察される第 1 の画像の画質の調整と、助手席等から観察される第 2 の画像の画質の調整とをそれぞれ独立して行う 2種類の画質調整回路を設け、画質が調整された各々の画像デ一夕を V R A M 7 3に書き込むことによって、運転席側と助手席側とで互いに独立した画像を表示することが可能になる。

なお、図 1 9 のマルチビュー表示装置においては、第 1 の音量 · 曰質調整回路 8 1、第 1 の音量 · 音質調整回路 8 2 、分配回潞 8 3 第 1のスピー力 9 1、第 2のスピー力 9 2 、お ckびへッホン 9

3が設けられている。

より詳しくいえば、第 1 の音量 · 音質調整回路 8 1 は、画像ソ一スの第 1の画像データに対応する第 1の音響信号の音量 · 音賀の調整を行う機能を有しており、第 2 の音量 · 音質調整回路 8 2 は、画像ソースの第 2の画像データに対応する第 2の音響信号の音量 · 音質の調整を行う機能を有している。ここで、第 1の音量 · 音質調整回路 8 1 による第 1 の音響信号の音量 ' 音質の調整と、第 2 の音量 • 音質調整回路 8 2 による第 2の音響信号の音量 · 音質の調整とは、互いに独立して遂行される。分配回路 8 3は、第 1 の画像および第 2の画像の各画像に対する音声をどのスピーカから出力するかを制御するものであり、上記の各画像に対する音声を切り替えたり、混合したりする。分配回路 8 3から出力される音響信号は、指定された第 1のスピ

—力 9 1 第 2のスピー力 9 2およびへッドホン 9 3 により出力することによつて、運転席側と助手席側とで互いに独立した音響信号立

の音質 • 曰量の調整を行うことが可能になる

なお立

曰響信号の立

曰貝 • 音量の調整に関してち、前述の画質調整の場合と様の方法により、音質 · 音量の調整値のプリセット制御が可能であ Ο の場合、操作したプ Uセッスィツチに対応した音質 · 曰のプリセ立

ッ卜調整値が第 1 の立

曰哲貝 • 曰量調整回路 8 1 または第 2 の音質 · 曰裏調整回路 8 2 に入力される

図 2 1 は 2種類の画像データを V R AM 7 3 に書き込む様子を示す模式図である図 1 9にて説明したように運転席 Dから観察される第 1の画像に対応する第 1 の画像つ夕の画質の調整は、第

1の画質整回路 6 1 により遂行され助手席から観察される第 2 の画像に対応する第 2の画像データの画質の周整は、上記の第 1 の画質調 m回路 6 1 とは別個の第 2の画質調 si回路 6 2により遂行される。

図 2 1 に示すように、第 1 の画質調整回路 6 1 により画質調整がなされた 1 の画 ί象つ—夕 I D _ 1 は第 1 の込回路 7 1 (図 1

9参照 ) を介して V R AM 7 3 に書き込まれると共に、第 2の画質調整回路 6 2により画質調整がなされた第 2の画像データ I D— 2 は、第 2の書込回路 7 2 (図 1 9参照）を介して V R AM 7 3に書き込まれる。ここで、画質調整後の第 1 の画像デ一夕 I D— 1 よび画質調整後の第 2の画像デ一夕 I D— 2は、 1 ライン毎に交互に同一の V R AM 7 3 に書き込まれる。換言すれば、 V R AM 7 3 において、第 1 の画像データ I D— 1 は、例えば奇数番目の列のュつおきのアドレスに従って、 D l D 3 D 5…のように書き込まれる。また一方で、第 2の画像デ一夕 I D— 2は、例えば偶数番目の列の 1つおきのァドレスに従つて、 P 2、 P 4、 P 6 ■··のように書き込まれる。

そして、 V R A M 7 3 に保持されている第 1 の画像データ I D—

1および第 2 の画像デ一夕 I D— 2からなる合成画像力表示パネル駆動回路 7 4 (図 1 9参照 ) により、表示部 1 0 a に表示される

。つまり最終的に、第 1 の画 ¼ 夕 I D ― 1 び第 2の画像デ一夕 I D— 2は、表示部 1 0 a上の液晶表示パネル 1 1 aの第 1 の表示領域 1 1 0 aおよび第 2の表示領域 1 1 2 aにそれぞれ表示される。

図 2 2および図 2 3は、 C P U 7 aの画質調整処理を説明するためのフローチヤ一卜のその 1およびその 2である。この処理は、図

1 9の C P U 7 aが、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) からの画質調整開始指示を検出したとさに実行する。つまり、ユーザ (利用者 ) によつて、外部入力装置 ( C P U 7 a ) の画質調整開始 ί旨示操作部が操作されると、本フ Π一チャ一卜が実行される。なお、図 2 2のステップ S 2 2 c、 S 2 2 dは、独立モードでの画質調簦処理であり、ステツプ S 2 2 e 、 S 2 2 f は、独立モードでの画質複写処理であり、ステツプ S 2 2 g 、 S 2 2 hは、独立モードでのプリセット処理であり、ステツプ S 2 2 i 、 S 2 2 j は、独立モ — ドでのプリセッ卜 §冗出処理であ Ό 、図 2 3のステップ S 2 2 k、 S 2 2 1 は、共通モ一ドでの画質 13周整処理であり、ステップ S 2 2 、 S 2 2 nはせ诵モードでの画質入替複写処理であり、ステツプ S 2 2 o、 S

2 2 ρは、共通モ一ドヽでのプリセット処理であり、ステツプ S 2 2 q、 S 2 2 r は、 i /fcヽ通モードでのプリセット読出処理である o

まず、後述する画質 Ϊ5周整用画像の表示指示を画質調整回路、書込回路に出力してステヅプ S 2 2 bに進む（ステップ S 2 2 a ) 。次に、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) のモ一ド切替操 ^部からのモード指示を検出し、マルチビュー表示装置の現在のモードが、複数の画像の画質を独立して別個に調整する独立モードであるか、ま; tは、複数の画像の画質を共通に調整する共通モードであるかを判定し

、独立モードである場合にはステップ S 2 2 c に進み、共通モードである場合にはステップ S 2 2 kに進む。つまり、ステップ S 2 2 bでは、ユーザ（利用者）の入力部 2 6 (選択部 2 8 ) のモード切替操作部の操作状態を判定し、独立モードである場合にはステツプ S 2 2 c に進み、共通モードである場合には図 2 3 のステツプ S 2 2 kに進む。

次に、図 2 2 を参照しながら、独立モードでの画質調整操作部からの調整指示による画質調整処理を説明する。

ステップ S 2 2 cでは、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) 力、ら ®質調 ¾ 指示が入力されたか否かを判定し、画質 Εϊ ί¾整： ^日示が入力された場合にはステップ S 2 2 dに進み、入力されない場口にはステップ S 2

2 eに進む。つまり、スアツノ S 2 2 Cでは、ュ —ザ（利用者）が入力部 2 6 (操作部 2 7 ) の画質 s周整操作部を用いて画質調整操作を行った場合にはステップ S 2 2 dに進み、そ Όでない場合にはステツプ S 2 2 e に進む。

ステップ S 2 2 dでは、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) 力、ら ®質調整指示に応じて画質 m整定値を P周整し、画質調整対象画像に対応する画質調整状態憶部 6 3 (第 1 の画面 R A M 6 4または第 2 の画面 R A M 6 5 ) に保持されている画質 spa sru < ?

/¾整 nX疋値を調整された画質調整設定値で書き替えると共に、 13周整された画質調整設定値に対応する画質調整指示、画質調整対象画像に対応する画質調整回路（第 1 の画質調整回路 6 1 または第 2 の画質調整回路 6 2 ) に出力してステップ S 2 2 s に進む。つまり、ステップ S 2 2 dでは、第 1 の画像が画質調整対象画像であるナ、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) の画質調整操作部からの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、第 1 の画面 R A M 6 4の画質調整設定値を書き替えると共に、第 1 の画面 R A M 6 4に書き込まれた画質調整設定値に対応する画質調整指示を第 1の画質調整回路 6 1 に送信して第 1 の画像の画質を変更し、第 2 の画像が画質調整対象画像である場合、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) の画質調整操作部からの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、 2の画面 R A M 6 5 の画調整 ¾ 値を書き替えると共に、第 2 の画面 R A M 6 5にさ込まれた画質調整疋値に対応する画質調整 ia / を第 2 の画質 WM 回路 6 2 に送信して第 2の画像の画質を変更してステップ S 2 2 s に進む。

次に、独立モードでの画質写操作部からの複写指示による画質調整処理を説明する。

ステップ S 2 2 eでは、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) から画質調整設定値複写指示が入力されたか否かを判定し、画質調整設定値複写指示が入力された場合にはスァッノ S 2 2 f に進み、入力されない場合にはステップ S 2 2 gに進む。まり、ステップ S 2 2 eでは

、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (選択部 2 8 ) の画質複写操作部を用いて画質複写操作を行つナ，但 A

/ 場ロにはステツプ S 2 2 f に進み、そうでない場合にはステッフ S 2 2 gに進む。

ステップ S 2 2 f では、画質調整対象以外の画像 (例.えば、第 2 の画像）の画質調整設定値を、画質 P周整対象画像に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 2の画面 R A M 6 5 ) からみ出し

、画質調整対象画像（例えば、第 1 の画像）に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 1 の画面 R A M 6 4 ) の画質調整設定値を、画質調整対象以外の画像 (例えば、第 2の画像 ) に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 2 の画面 R A M 6 5 ) から読み出した画質調整設定値で書き替えると共に、画質調整対象画像に対応する画質調整回路（例えば、第 1 の画質調整回路 6 1 ) に書き替丄えられた画質調整設定値に対応する画質調整指示を出力し、スァップ S 2 2 s に進む。つまり、画質調整対象画像（例えば、第 1 の画像）の画質が、画質調整対象以外の画像 (例えは第 2 の画像）の画質に変更される。

本処理では、前述の図 1 9のマルチビュ一 ^ ¾ にけられている画質複写操作部のユーザ（利用者）の操作によつて、画質調整設定値の複写指示が行われると、第 1 の画像または第 2 の画像のいずれか一方の画像（画質調整対象画像）の画質の画質周整き&定値が、他方の画像（画質調整対象以外の画像 ) の画質調整設定値に変更されるように処理される。具体的には、第 1の |¾像の画質調整状態 (画質調整設定値）を第 2の画像の画質調整状態（画質 e周整設定値 ) に変更する場合、第 2の画面 R A M 6 5の記'慮値（画質 P周整 Λ£ 値）で第 1 の画面 R A M 6 4の画質 P周整設定値を書き替えるようにしている（あるいは、第 2の画像の画質調整状態（画質 P周整設定値 ) を第 1 の画像の画質調整状態（画質調整設定値）に亦更する場合、第 1 の画面 R A M 6 4の記憶値（画質調整設定値）で第 2 の画面 R A M 6 5 の画質調整設定値を書き替えるよう ^こしている ) 。この処理により、運転者が座席を変わるときに、好みの画をそのまま引き継ぐことができる。

次に、独立モードでの画質調整設定値登録操作部からの登録指示によるプリセット処理を説明する。

ステップ S 2 2 gでは、入力部 2 6 ( 択部 2 8 ) から画質調整設定値の登録指示が入力されたか否かを判定し、登録指示が入力された場合にはステップ S 2 2 hに進み、登録が入力されない場合にはステップ S 2 2 i に進む。つま、ステップ S 2 2 gでは、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (選択部 2 8 ) に設けられた画質調整設定値登録操作部（例えば、プリセットスィッチ）を用いて画質' 調整設定値の登録操作を行った場合にはステップ S 2 2 hに進、そうでない場合にはステップ S 2 2 i に進む。画質調整設定値の登録操作は、前述したようにプリセットスィッチの操作、プリセットスィッチ +登録スィッチの操作等、適宜変更可能である。

ステップ S 2 2 hでは、画質調整対象画像に対応する画質調整状態記憶部 6 3 に記憶されている画質調整設定値を読み出し、操作された画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R A M 6 6 の領域に書き込み、ステップ S 2 2 s に進む。

つまり、第 1 の画像が画質調整対象画像である場合、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) から登録指示（ユーザの登録操作）により、第 1 の画面 R A M 6 4 に記憶されている画質調整設定値が、操作された画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R A M 6 6に書き込まれる（あるいは、第 2 の画像が画質調整対象画像である場合、第 2の画面 R A M 6 5に記憶されている画質調整設定値が、操作された画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R A M 6 6 に書き込まれる）。なお、画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R A M 6 6 の領域に書き込まれる画質調整設定値は、 1 つでもよいし、複数でもよい。さらに、プリセット R A M 6 6の領域に書き込まれる画質調整設定値は、各画像毎に登録可能であってもよく、画像に関係なく、共通に記憶可能であってもよい。

次に、独立モードでの画質調整設定値読出操作部からの読出指示による画質調整処理を説明する。

ステップ S 2 2 i では、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) から画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）からの読出指示が入力されたか否かを判定し、読出指示が入力された場合にはステップ S 2 2 j に進み、読出指示が入力されない場合にはステップ S 2 2 s に進む。つまりステップ S 2 2 i ではユーザ（利用者）が入力部 2 6 (選択部 2 8 ) に設けられた画質調整設定値読出 ^作部を用いて画調整 Ik定値読出操作を行つた場口にはステップ S 2

2 j に進み行われない口にはステップ S 2 2 s に進む。

ステップ S 2 2 j では、操作された画質 m m設定値読出操作部に対応するプ Uセッ卜保持部（プリセット R A M 6 6 ) の領域に記憶されている画 ¾調整^定値を冗み出レ、 nTC 出された画質調整設定値で、画質調整対象画像 (例えば、第 1 の画像 ) に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 1 の画面 R A M 6 4 ) の画質調整設定値を書き替えると共に、書き込まれた画質 e周整設定値に対応する画質調整指示を、画質 P周整対象画像に対応する画質調整回路（例えば、第 1の画質調整回路 6 1 ) に出力する。のようにして、画質調整対象画像の画質調整疋'値が、プリセッ R A M 6 6の領域に記憶されている所定の画質調整設定値に書き替わ

本処理では、育 u述の図 1 9のマルチビュ ~表示装置において、画質調 3¾ g¾ £値読出操作部 (例えば、プリセッ卜スイッチ）の操作が行われると、操作された画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィツチ）に対応するプリセット R A M 6 6 の領域に記憶されている画質調整設定値が読み出され、画質調整象画像（第 1 の画像あるいは第 2の画像）の画質調整設定値の設定を行うように構成される。このような構成では、前述のように、プリセット R A M 6 6 に予め保持（メーカプリセット、ユーザプリセット）されている画質調整設定値により各々の画像における画質の調整が容易に行える。前述のように、画質調整設定値読出操作部に対応して複数の画質調整設定値が記憶されている場合、画質調整設定値読出操作部の操作毎に、記憶されている画質調整設定値がサイクリックに読み出されるようにしてもよい。次に、図 2 3を参照しながら、共通モードでの画質調整操作部からの調整指示による画質調整処理を説明する。

図 2 3のステップ S 2 2 kでは、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) から画質調整指示が入力されたか否かを判定し、画質調整指示が入力された場合にステップ S 2 2 1 に進み、入力されない場合にはステップ S 2 2 mに進むつまり、ステップ S 2 2 kでは、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (操作部 2 7 ) の画質 ρ周操作部を用いて画質調整操作を行った場 Πにはステップ S 2 2 1 に進み、そうでない場合にはステップ S 2 2 mに進む。

ステップ S 2 2 1 では、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) から画質調整指示に応じて画質調整設定値を調整し、画質調整状態記憶部 6 3 ( 第 1 の画面 RAM 6 4および第 2の画面 R AM 6 5 ) に保持されている画質調整設定値を調整された画質調整設定値で書き替えると共に、調整された画質調整設定値に対応する画質調整指示を、画質調整回路（第 1 の画質調整回路 6 1および第 2の画質調整回路 6 2 ) に出力して図 2 2のステップ S 2 2 s に進む。つまり、ステップ S 2 2 1 では、第 1 の画像が画質調整対象画像である場合、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) の画質調整操作部からの画質調整指示（ユーザの画質調整操作）に応じて、第 1 の画面 R AM 6 4 'および第 2の画面 R AM 6 5 の画質調整設定値を書き替えると共に、第 1 の画面 R A M 6 4および第 2の画面 R AM 6 5に書き込まれた画質調整設定値に対応する画質調整指示を第 1 の画質調整回路 6 1および第 2の画質調整回路 6 2に送信して第 1 の画像および第 2の画像の画質を変更してステップ S 2 2 s に進む。なお、ステップ S 2 2 1 の画質調整は、第 1 の画像および第 2 の画像を同じ画質（第 1の画面 R AM 6 4と第 2の画面 R AM 6 5の各々が同じ値）になるように調整してもよいし、あるいは、各画像の画質調整設定値を、同じ方向（プラス方向またはマイナス方向）に同じ値だけ調整してもよい。

次に、共通モードでの画質複写操作からの複写指示による豳質調整処理を説明する。 ' ステップ S 2 2 mでは、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) から画質調整設定値複写指示が入力されたか否かを钊定し、画質調整設定値複写指示が入力された場合にはステップ S 2 2 nに進み、入力されない場合にはステップ S 2 2 οに進む。つまり、ステップ S 2 2 mでは、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (選沢部 2 8 ) の画質複写操作部を用いて画質複写操作を行った場合にはステップ S 2 2 nに進み、そうでない場合にはステップ S 2 2 0 に進む。

ステップ S 2 2 nでは、 1つの画像（例えば、第 1 の画像）の画質調整設定値を、 1つの画像（例えば、第 1 の画像）に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 1 の画面 R AM 6 4 ) から読み出すと共に、他の画像（例えば、第 2 (O画像）の画質調整設定値を、他の画像（例えば、第 2の画像）に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 2の画面 RAM 6 5 ) から読み出す。そして、読み出された 1つの画像（例えば、第 1 の画像）の画質調整設定値で、他の画像（例えば、第 2の画像）に対応する画質調整状態記憶部 6 3 (例えば、第 2の画面 RAM 6 5 ) に保持されている画質調整設定値を書き替え、書き替えられた画質調整設定値に対.応する画質調整指示をそれぞれに対応する画質調磐回路に出力して図 2 2のステツプ S 2 2 s に進む。このようにして、 1 つの画像（例えば、第 1 の画像）の画質が他の画像（例えば、第 2の画像）の画質に変更されると共に、他の画像（例えば、第 2 の画像）の画質が 1つの画像（例えば、第 1 の画像）の画質に変更される。なお、ステップ S 2 2 mでは、各画像に対応する各画質調整設定値を、各画質調整状態記憶部 6 3 (第 1 の画面 RAM 6 4および第 2の画面 RAM 6 5 ) から一旦読み出し、各画質調整状態記憶部 6 3 ( 1 の画面 R A

M 6 4および第 2の画面 R A M 6 5 ) の画質讕定値を書きえるように処理しているが、画質調整状能ノ、記憶咅 15の定義を変更 (第 1 の画面 R A M 6 4を第 2 の画面 R A M 6 5に切り替えること、 ^" ci- び第 2の画面 R A M 6 5 を第 1 の画面 R A M 6 4に切 Ό替えること

) するようにしてもよい。

本処理では、前述の図 1 9のマルチビユー表 ±

衣置に設けられている画質入替操作部のユーザ（利用者 ) の操作によつて、画質調整設定値の入替'指示が行われると、第 1 の画像の画質の画質調整状態

(画質調整設定値）力第 2の画像の画質調整状態 (画質調整 Λ£ 値）に変更されると共に、第 2 の画像の画質の画質 P周整状態 (画質調整設定値）力第 1 の画像の画質調 m状態（画質 P周設定値）に変更されるようにする。つまり、第 1 の画面 R A M 6 4の値と第 2 の画面 R A M 6 5 の値とを入れ替えるこの処理によ Ό 、例えば長時間運転等で運転者と助手席にいる乗員とが変わるナ D等に、各々の好みの画質を引き継ぐことが可能になる。

次に、共通モードでの画質調整設定値登録操作部からの登録指示によるプリセット処理を説明する。

ステップ S 2 2 οでは、入力部 2 6 (選択 2 8 ) から画質調整設定値の登録指示が入力されたか否かを判定し、登録指示が入力された場合にはステップ S 2 2 pに進み、登録 if示が入力されない場合にはステップ S 2 2 qに進む。つまり、ステップ S 2 2 οでは、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (選択部 2 8 ) に設けられた画質調整設定値登録操作部（例えば、プリセットスィッチ）を用いて画質調整設定値の登録操作を行った場合にはステップ S 2 2 ρに進み、登録操作が行われない場合にはステツプ S 2 2 qに進む。画質調整設定値の登録操作は、前述したようにプリセットスィッチの操作、プリセットスィッチ +登録スィッチの操作等、適宜変更可能であるステップ S 2 2 pでは、画質調整状態記憶部 6 3 (第 1の画面 R AM 6 4および第 2の画面 R AM 6 5 ) に記憶されている画質調整設定値を読み出し、操作された画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット RAM 6 6 の領域に書き込み、図 2 2のステップ S 2 2 s に進む。

つまり、入力部 2 6 (選択部 2 8 ) から登録指示（ユーザの登録操作）により、第 1 の画面 R AM 6 4に記憶されている画質調整設定値および第 2の画面 R AM 6 5 に記憶されている画質調整設定値が、操作された画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R AM 6 6に書き込まれる。なお、画質調整設定値登録操作部に対応するプリセット R AM 6 6の領域に書き込まれる画質調整設定値は、 1つでもよいし、複数でもよい。さらに、プリセット R A M 6 6 の領域に書き込まれる画質調整設定値は、各画像毎に登録可能であつてもよく、画像に関係なく、共通に記憶可能であってもよい。次に、共通モードでの画質調整設定値読出操作部からの読出指示による画質調整処理を説明する。

ステップ S 2 2 Qでは、入力部 2 6 (選択部 2 '8 ) から画質調整設定値読出操作部（例えば、プリセットスィッチ）からの読出指示が入力されたか否かを判定し、読出指示が入力された場合にはステップ S 2 2 r に進み、読出指示が入力されない場合には図 2 2のステツプ S 2 2 s に進む。つまり、ステップ S 2 2 qでは、ユーザ ( 利用者）が入力部 2 6 (選択部 2 8 ) に設けられた画質調整設定値読出操作部を用いて画質調整設定値読出操作を行った場合にはステップ S 2 2 r に進み、行われない場合にはステップ S 2 2 s に進むステツプ S 2 2 rでは、操作された画 13周整設定値読出操作部に対応するプリセッ卜保持部（プ Uセッ卜 R A M 6 6 ) の領域に憶されている画質調整設定値をみ出しみ出された画質調整設定値で、第 1 の画像および第 2の画像に対応する画質調整状態記憶部

6 3 (例えば、第 1の画面 R A M 6 4 ねよび第 2の画面 R A M 6 5

) の画質調疋値を書き替えると共にさ込まれた画質調整設定値に対応する画質^整 s / を各々対応する画質調整回路（例えば、第 1 の画質調整回路 6 1 よび第 2 の画質調整回路 6 2 ) に出力する。このようにして、第 1 の画像よび第 2の画像に対応する画質調整設定値が、プリセッ h R A M 6 6の領域に記憶されている所定の画質調整設定値に書き替わ

本処理では、前述の図 1 9のマルチビュ一表示装置において、画質調 3¾ 定値読出操作部（例えば、プ Uセッ卜スィツチ) の操作が行われると、操作された画質 P周設疋値 B冗出操作部（例えば、プリセットスィツチ）に対応するプ Uセッ卜 R A M 6 6の領域に記憶されている画質調整設定値が読み出され 1 の画像あるいは第 2の画像の画質調整設定値の設定を行うように構成される。このような構成では、前述のように、プリセット R A M 6 6 に予め保持（メ一カプリセット、ユーザプリセット）されている画 ¾調整設定値により各々の画像における画質の調整が容易に行える。前述のように、画質調整設定値読出操作部に対応して複数の画質調整設定値が記憶されている場合、画質調整設定値読出操作部の操作毎に、記憶されている画質調整設定値がサイクリックに読み出されるようにしてもよい。また、前述のように、各画像毎に異なる画質調整設定値が画質調整設定値読出操作部に保持されている場合には、各画像で異なる画質調整設定値が読み出される。

さらに、図 2 2のステップ S 2 2 s では、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) からの画質調整完了指示が入力されたか否かを検出し、完了指示が入力された場合には処理を終了し、完了指示が入力されな場合にはステップ S 2 2 bに戻る。つまり、ステップ S 2 2 sでは、ユーザ（利用者）が入力部 2 6 (操作部 2 7 ) に設けられた画質調整完了操作部を用いて画質調整完了操作を行った場合には処理を終了し、行われない場合（画質調整設定値が良好でない場合）にはステツプ S 2 2 bに戻り、上述の処理を繰り返す。なお、画質調整完了指示の検出方法として、入力部 2 6 (操作部 2 7 ) に設けられた画質調整完了操作部からの画質調整完了指示の入力を検出するのではなく、入力部 2 6の最後の操作から所定時間経過した場合に、画質調整完了であると判別してもよい。

前述のように、独立モードまたは共通モードを選択することができるようになっているので、状況により、全表示領域の画質調整（同じ画質、同じ方向への調整）を統合して行ったり、各画像で独立して画質を調整したりすることができる。

なお、前述の複写処理は、共通モードに設けられてもよく、前述の入替処理は、単独モ一ドに設けられてもよい。

次に、前述の画質調整用画像について説明する。図 2 4〜図 2 7 は、画質調整用画像の表示例を示す図のその 1〜その 4である。より詳しくいえば、図 2 4の（ a ) は、表示部 1 0 a .の画質調整対象画像が表示される領域の全領域に画質調整用画像が表示される例を示す図であり、図 2 4の（ b ) は、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質調整用画像とが同時に表示される例を示す図であり、図 2 5の（ a ) は、特定画像の一例を示す図であり、図 2 5の（ a ) は、特定画像の他の例を示す図である。

さらに、図 2 6の（ a ) は、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と特定画像とが同時に表示される具体的表示例を示す図であり、図 2 6の（ b ) は、表示部 1 0 a の画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質調整用画像として画質調整前の画像とが同時に表示される具体的表示例を示す図であり、図 2 7の（ a ) は、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質調整用画像として画質調整対象以外の画像の画質調整状態の画像とが同時に表示される表示例を示す図であり、図 2 7の（ b ) は、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整用画像として前述のプリセット値で画質調整された画像が表示される表示例を示す図である。

図 2 4の（ a ) においては、画質調整対象画像（例えば、第 1の画像） Y Pが表示される表示部 1 0 aの表示領域の全領域に、画質調整の目安となる画質調整用画像が表示されている。例えば、画質調整用画像として、図 2 5の（ a ) に示すような放送終了後の帯画像のような特定画像 S Pや、図 2 5の（ b ) に示すような、画像を赤色成分（R) 、緑色成分（G) 、および青色成分（B) からなる三原色の色成分に分割し、各色成分に関する画質の補正処理を行えるように、三原色の各単色の図形を含む特定画像'が使用される。なお、特定画像は、表示例に示したものに限定されず適宜変更可能（例えば、図 1 7の参照番号 4 7 に示す図等）である。

ここで、図 2 5の（ a ) に示すような特定画像を表示する場合、前述のような画質調整で、画質調整対象画像の画質調整を行うときに、特定画像を参考にしながら、画質調整対象画像の画質調整を容易に行うことができる。また一方で、図 2 5の（ b ) に示すような特定画像を表示する場合、前述のような画質調整で画像における三原色の各色成分に関する調整を高精度に行うことが可能になる。なお、特定画像の表示開示時点の画質は、デフォルト値、画質調整対象画像の画質、画質調整対象以外の画像の画質、前述のプりセット値の画質等、適宜変更可能である。

特に、図 2 5の（ b. ) においては、赤色成分（R ) 、緑色成分（ G ) 、および青色成分（B ) の横に書かれている四角が画質調整設定値を示す図であり、三角の右隣の四角が三原色の各色で描画された画質調整用画像に対応している。

また一方で、図 2 4の（ b ) においては、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質調整用画像とが同時に表示されており、これらの 2種類の画像を同時に表示する方法としては、図 2 6の（ a ) に示すように、画質調整対象画像の一部に画質調整用画像を表示してもかまわない。また一方で、画質調整用画像として、図 2 5の（ a ) 、 ( b ) に示す特定画像を表示してもよいし、後述するように、画質調整対象以外の画像、画質調整対象画像と同内容の画像等、適宜変更可能である。この構成では、前述のような画質処理で画質調整用画像を参考にしながら、画質調整対象画像の画質調整を容易に行うことができる。

図 2 6の（ a ) は、画質調整対象画像の一部に画質調整用画像を表示する具体例であり、ナビゲーシヨン用の画像の一部に特定画像が表示されている。この構成では、前述のような画質処.理で特定画像を参考にしながら、画質調整対象画像の画質調整を容易に行うことができる。

なお、画質調整対象画像を参考にして、特定画像の画質を調整し、画質調整処理（操作）終了後に調整された画質を画質調整対象画像に反映させるようにしてもよいし、特定画像の一部に画質調整対象画像を表示してもよく、特定画像の表示開始時点の画質は、デフオルト値、画質調整対象画像の画質、画質調整対象以外の画像の画質、刖： ^のプリセッ卜値の画質等、適宜変更可能でめるさらに、画質調整用画像として特定画像ではなく、後述するよに、画貪調整対象以外の画像、画質調整対象画像と同内容の画像等を表示してもよい。

また一方で、図 2 6の ( b ) のように、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質 P周整用画像として画質調整開始時点の画質の画質調整状態の画像とを同時に表示するようにしてもよい。好ましくは、画質調整対象画像と画質調整用画像とは同一内容であるが、画質調整用画像を画質 B周整対象以外の画像（画質は、画質調整開始時点の画質調整対象画像の画質）を表示してもよい。この構成では、画質調整開始時占の画質と比較しながら、画質調整対象画像の画質の調整を容易に行うとができる

。前述のよ Όに、画質調整用画像の一部に画質調整対象画像を表示するようにしてもよい。

また一方で、図 2 7の（ a ) に示すように、表示部 1 0 aの画質調整対象画像が表示される領域に画質調整対象画像と画質調整用画像として画質調整対象以外の画像の画質調整状態の画像とを同時に表示するようにしてもよい。この例では、画質調整対象画像が表示される表示領域 S 1の半分の領域が、画質調整対'象画像の画質調整状態に設定され、前述の調整操作により画質が変化する。また一方で、表示領域 S 1 の他の半分の領域が、画質調整対象以外の画像の画質調整状態に設定される。この設定は、画質調整対象画像に対応する画質調整回路への画像データの書込処理および画質調整設定値を対応する値とすることにより実現できる。好ましくは、表示領域 S 1 の半分の領域に表示される表示画像 1 〇一 Dと、表示領域の他の半分の領域に表示される表示画像 1 〇一 Pとは同一内容であるが、画質調整用画像として画質調整対象以外の画像（画質は、画質調整対象以外の画像の画質）を表不してもよいの構成では、画質調整対象以外の画像の画質を参考にしながら画質調整対象画像（D 画質の調整を容易に行うことができると共に前述の複写操作の參考にすることができる。

なお、画質調整対象画像の画質と、画質調整用画像の画質のどちらを調整するか選択可能にし、画質調整用画像の画質を調整した場合には、画質調整完了後、画質調整対象画像の画質に反映させるようにしてもよい。

図 2 7の（ b ) においては部 1 0 aの画質調整対象画像力 S 表示される領域を分割（例えば、図 2 7の（ b ) に示すように、 4 つの画質調整用領域 P R— 1 P R — 2 P R ― 3および P R - 4 に分割）し、各領域に前述のプリセッ卜値で ø周 mされた画質調整甩画像を複数表示している。れも画質調整対象画像に対応する画質調整回路への画像データの一込処理および画質周整設定値を調整することにより実現できる。

なお、ここでは、複数の画質調整画像は、一内容（画質調整対

—ヽ

象画像の内容）である力刖述のように異な Όていてもよい。

この例によれば、複数のプリセット値で調整された画質調整用面像を表示しているので、各画質調整状態を比較することができ、面質選択の際、参考にすることができる。

なお、分割数は 4つには限定されない。また一方で、 1つの分害 ϋ 領域に画質調整対象画像の画質で調整された画像を表示するようにしてもよい。さらに、画質調整用画像は、前述の特定画像であってもよい。さらに、各領域は、画質調整設定値登録読出部に対応していてもよいし、そうでなくてもよい。全てのプリセット値に対応する画質調整用画像が、画質調整用画像が表示される領域に表示しぎれない場合は、ユーザ（利用者）からの操作指示や、所定時間毎に順次読み出されるように構成してもよい。さらに、表示可能なプリセット値は、画質調整対象画像に対応するプリセット値および画質調整対象以外の画像に対応するプリセット値であってもよい。

なお、前述のように、図 2 2のステップ S 2 2 aは削除可能であるため、前述のような画質調整用画像は表示されなくてもよい。さらに、画質調整対象以外の画像が表示される領域に、前述の画質調整用画像や、画質調整対象画像の画質が確認できる画像（例えば、画質調整対象画像が表示されている領域に表示されている画像と同内容の（同画質）の画像、画質調整対象画像の画質で調整された画質調整対象以外の画像等）を表示するように構成してもよい。この構成によれば、他方の画質調整状態を参考にして、後で画質調整（複写等も含む）が容易に行える。

図 2 8〜図 3 2は、図 2 2および図 2 3 に示す C P U 7 aの画質調整処理の変形例を示す図のその 1〜その 5である。

より詳しくいえば、図 2 8は、画質調整設定値に上限、下限が設けられた画質調整処連の一例を説明するためのフローチャートであり、図 2 9は、図 2 8 の第 1 の変形例を説明するためのフロ一チヤートであり、図 3 0 は、図 2 8の第 2の変形例を説明するためのフローチャートであり、図 3 1 は、図 2 8の第 3の変形例を説明するためのフローチヤ一卜である。さらに、図 3 2の（ a ) .は、調整された画質調整設定値を画質設定情報記憶部 6 7および対環境調整保持部 6 8に保持する処理を説明するためのフローチャートであり、図 3 2の（ b ) は、画質設定情報記憶部 6 7および対環境調整保持部 6 8の画質調整設定値の保持例を示す図であり、図 2 2および図 2 3の画質調整処理に適宜追加可能である。

以下、図 2 8〜図 3 2の各々の画質調整処理について説明する。本処理では、画質調整設定値の調整可能範囲（適正範囲）が予め設定されているものとする。

まず、図 2 8 を参照しながら、図 2 8 の画質調整処理についャ説明する。

ステップ S 2 4 aでは、図 2 2 (ステップ S 2 2 s ) の画質調整処理で調整された画質調整設定値が、予め設定された調整可能範囲 (適正範囲）内か否かを判定し、適正範囲内であれば処理を終了し、適正範囲外であればステップ S 2 4 bに進む。

ステップ S 2 4 bでは、調整された画質調整設定値が適正範囲外であることを報知するために、対応する各構成に指示を出力して図 2 2 のステップ S 2 2 bに戻る。

つまり、本処理では、調整された画質調整設定値が適正範囲外である場合、画質調整処理が完了されないようにすると共に、画質調整設定値が適正範囲内におさまるように、調整を促す。

次に、図 2 9 を参照しながら、図 2 9 の画質調整処理について説明する。

ステップ S 2 4 cでは、図 2 2の画質調整処理で調整された画質調整設定値が、予め設定された調整可能範囲（適正範囲）内か否かを判定し、適正範囲内であれば処理を終了し、適正範囲外であればステップ S 2 4 dに進む。 '

ステップ S 2 4 dでは、調整された画質調整設定値を調整可能範囲の上限または下限に調整し、対応する画質調整状態記憶部 6 3に書き込むと共に、調整可能範囲の上限または下限に対応する画質調整指示を、対応する画質調整回路に出力して処理を終了する。

つまり、本処理では、調整された画質調整設定値が適正範囲外である場合、画質調整処理が完了されないようにすると共に、調整可能範囲の上限または下限の画質に設定する。

次に、図 3 0 を参照しながら、図 3 0の画質調整処理について説明する。

ステップ S 2 4 eでは、図 2 2 (ステツプ S 2 2 d 、ス丁ップ S

2 2 f 、ステツプ S 2 2 h、およびステップ S 2 2 j ) および図 2

3 (ステツプ S 2 2 1 、ステップ S 2 2 n 、ステップ S 2 2 P、ステツプ S 2 2 q、およびステップ S 2 2 r ) の画質 s¾ .処理 c 整された画質調整設定値が、予め設定された調敕可能範囲 ( 芷範囲

) 内か否かを判定し、適正範囲内であればステ Vプ s 2 2 s に進み

、適正範囲外であればステップ S 2 4 f に進む

ステップ S 2 4 f では、調整された画質調整設定値が適正範囲外であることを報知するために、対応する各構成に ί日を出力して図

2 2のステップ S 2 2 bに戻る。

つまり、本処理では、調整された画質調整定値が適正範囲外である場合、画質調整処理が完了されないようにすると共に、画質調整設定値が適正範囲内におさまるように、調整を促す

次に、図 3 1 を参照しながら、図 3 1 の画質整処理について説明する。

ステップ S 2 4 gでは、図 2 2 (ステップ S 2 2 d 、ステップ S

2 2 f 、ステツプ S 2 2 h、およびステップ S 2 2 j ) よび図 2

3 (ステツプ S 2 2 1 、ステップ S 2 2 n 、ステップ S 2 2 P、ステツプ S 2 2 q、およびステップ S 2 2 r ) の画質調整 β理で調整された画質調整設定値が、予め設定された調整可能範囲 ( m正範囲

) 内か否かを判定し、適正範囲内であればステップ S 2 2 s に進み

、適正範囲外であればステップ S 2 4 hに進'む

ステップ S 2 4 hでは、調整された画質調整設定値を周整可能範囲の上限または下限に調整し、対応する画質周軟状態 13憶部 6 3 に書き込むと共に、調整可能範囲の上限または下限に対する画質調整指示を、対応する画質調整回路に出力して図 2 2のステップ S 2 2 bに屄る。

つまり本処理では、調整された画質調 B ^疋値が適正範囲^である場合、画質調整処理が完了されないようにすると共に調整可能範囲の上限または下限の画質に設定する。なお、調整可能範囲は

、固定値でもいし、前述の周囲センサの検出結果に基づぃて設定されてもい。

次に、図 3 2の（ a ) ( b ) を用いて、図 2 2 の画質調整処理で調整された画質調整設定値の画質 nk.定情報記憶部 6 7 あよび対環 ΐ¾關整保持部 6 8への記憶処理について説明する

図 3 2 の（ a ) のステップ S 2 4 i では、図 2 2 の画質整処理で調整された画質調整設定値を図 3 2の（ b ) で示すフ才 —マツ卜図のよに画質設定情報記憶部 6 7および対環 ί¾ 周整ィ呆持部 6 8 に書き込み、処理を終了する

なお、図 3 2の（b ) は、図 2 2の画質調整処理で調整された画質調整設定値を保持するための記憶例を示すものであるの場合の記憶方法に関していえば、画質設定値と他の項目 (例えば、環境値等 ) の少なくとち 1つとが対になつ乙己されればよい。

本処理で記憶された画質調整設定値は、後述する起動時や環境変化検出時の画質調整処理で適用される。 .

図 3 3は、 C P U 7 aの環境変化に応じた画像調整処理を説明するためのフローチャートである。本フローチャートは、マルチビュ —表示装置の電源 O N時（すなわち、マルチビュー表示装置の電源が投入されたとき）（あるいは、シングルビュー表示からマルチビ表示に切り替わったとき）、またはマルチビュー表示が行われているときに定期的に実行する。

まず、ステップ S 2 5 aにおいて、周囲環境センサ 1 7からの周囲環境を検出し、ステップ S 2 5 bに進む。なお、前述したように、周囲環境センサ 1 7は、運転席側および助手席側の周囲環境 ¾共通に検出するためのものであってもよいし、運転席側および助手席側の周囲環境を別々に検出するように複数設けられてもよい。

ステップ S 2 5 bでは、周囲環境センサ 1 7からの検出結果に応じて、対環境調整値保持部 6 8 に記憶されている調整値に基づいて第 1 の画面 R A Mおよび第 2の画面 R A M 6 5の画質調整設定値を調整すると共に、調整された画質調整設定値に対応する画質調整指示を、各画質調整回路に出力して処理を終了する。この処理によれば、周囲環境センサ 1 7 による検出結果に応じて、両画像（第 1 の画像および第 2の画像）の調整が行えるので、各画像に対して影響を及ぼす周囲環境に対する画質の調整が自動的にまとめて行える。なお、周囲環境の変化量を検出して画像調整を行ってもよい。また一方で、対環境調整値保持部 6 8 には、調整値として、環境に応じた画質調整設定値が記憶されてもよいし、環境の変化量に応じた調整量が記憶されてもよい。この場合、調整値は、予めメーカ側で記憶された固定値であってもよいし、前述の図 3 2の（ a ) 、（b ) で説明したような処理で記憶された画質調整設定値であってもよい。さらに、各領域毎に、調整値が記憶されていてもよい。

なお、周囲環境センサ 1 7が運転席側および助手席側の周囲環境を共通に検出するためのものである場合には、周囲環境センサによる検出結果に応じた全表示領域の同じ方向への画質調整、または同じ画質への調整が統合して行えるので、各画像に対して共通して影響を及ぼす周囲環境の変化に対する画質の調整が自動的にまとめて行え、運転席側および助手席側の周囲環境をそれぞれ別々に検出するように複数設けられている場合には、運転席側および助手席側の各座席で異なる影響を与える周囲環境の変化に応じて画質の調整が自動的に適切に行われるようになる。このような構成では、周囲環境の変化に応じて適切な画質を設定することができる。さらに、周囲環境の変化が急激に起こった場合でも、例えば卜ンネルや夜間環境等の周囲環境の顕著な変化に応じた各画像の画質調整を迅速に行うことができるようになる。

図 3 4は、 C P U 7 aの起動時の画像調整処理を説明するためのフローチャートである。本フローチャートは、マリレチビュー表示装置の電源〇 N時（あるいは、シングルビュー表示からマルチビュー表示に切り替わったとき）に実行する。

まず、ステップ S 2 6 aにおいて、起動時の初期設定等の処理を行い、ステップ S 2 6 bに進む。ステップ S 2 6 bでは、画質調整状態記憶部 6 3 (第 1 の画面 R A M 6 4および第 1 の画面 R A M 6 5 ) に後述する所定の画質調整設定値を書き込み、書き込まれた画質調整設定値に対応する画質調整指示を、対応する画質調整回路に出力して処理を終了する。本処理では、マルチビュー表示装置の電源 O N時（あるいは、シングルビュー表示からマリレチビュー表示に切り替わったとき）に各画像が所定の画質に設定されるので、画質調整のための手間を省くことが可能になる。

次に、前述の所定の画質調整設定値を説明する。所定の画質調整設定値としては、例えば、予めメーカが画質設定情報記.憶部 6 7 ( 初期画質調整設定値記憶部）に予め記憶させている初期画質調整設定値、前述の図 3 2の（ a ) 、 ( b ) で説明したような、ユーザが画質設定情報記憶部 6 ' 7 (初期画質調整設定値記憶部）に記憶させた画質調整設定値のうちの所定条件に合致する画質調整設定値、マルチビュー表示装置の電源〇 N時（あるいは、シングルビユ一表示からマルチビュー表示に切り替わったとき）の画質調整設定値（ラストメモリともよばれる）、後述するようなマルチビュー表示装置の電源 O F F時（すなわち、マルチビュー表示装置の電源が切断されたとき） (あるいは、マルチビュー表示からシングルビュー ¾示に切り替わったとき）に画質設定情報記憶部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に記憶された画質調整設定値のうちの所定条件に合致する画質調整設定値が挙げられる。

前述の所定の画質調整設定値が、予めメーカが画質設定情報記憶部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に予め記' させている初期画質調整設定値である場合には、画質設定情報記' I意部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に予め記憶させている初期 ®質調整設定値により第 1および第 2の画像の画質調整を行うようこしているので、各々の画像の画質の初期画質調整状態が自動的に選択され、画質調整のための操作の手間を省くことが可能になる。

また一方で、前述の所定の画質調整設定値が、マルチビュー表示装置の電源〇 N時（あるいは、シングルビュー表示からマルチビュ一表示に切り替わったとき）の画質調整設定値である場合には、マルチビュー表示装置の電源〇N時（あるいは、シングルピュー表示からマルチビュー表示に切り替わったとき）の画質調整状態記憶部 6 3 (第 1 の画面 R A M 6 4および第 1 の画面： R A M 6 5 ) の画質調整設定値を、一旦画質設定情報記憶部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に記憶させ、起動時に記憶させておいた画質調.整設定値を読み出し、第 1の画面 R A M 6 4および第 1の画面 R A M 6 5 に書き込むようにしてもよいし、マルチビュー表示装置の電源 O F F時 (あるいは、マルチビュー表示からシングルピュー表示に切り替わつたとき）の第 1の画面 R A M 6 4および第 1 の画面 R A M 6 5に設定されている画質調整設定値が消去されないように保持し続けるような構成（この場合、前述の書込処理は不要になる）であってもよい。このような構成では、マルチビュー表示装置の電源〇 F F直前（あるいは、マルチビュー表示からシングルビュー表示に切り替わる直前）に使用されていた画質に設定されるので、継続して使用する可能性が高い画質の調整状態を選択することができるようになり、画質調整のための操作の手間を省くことが可能になる。

さらに、前述の所定の画質調整設定値が、前述の図 3 2 の（ a )

、 ( b ) で説明したような、ユーザが画質設定情報記憶部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に記憶させた画質 P周整定値のうちの所定条件に合致する画質調整設定値や、後述するようなマルチビュー表示装置の電源 O F F時（あるいは、マルチビュ一表示力、らシンクルビユ一表示に切り替わったとき）に画質設定情報記憶部 6 7 (初期画質調整設定値記憶部）に記憶された画質 3周整設定値のうちの所定条件に合致する画質調整設定値である場合には、マルチビュー表示装置の電源 O N時（あるいは、シングルビュ一表示からマルチビユー表示に切り替わったとき）に周囲環境、度、ラス卜ソース等の少なくとも 1 つを条件に使用する可能性が高い画質調整設定値が設定されるので、使用の可能性が高い画質の整状態を選択することができるようになる。

図 3 5 は、マルチビュー表示装置の電源〇 F F時 (ィクニッションオフ時）（あるいは、マルチビュー表示からシンクリレビュー表示に切り替わったとき）の画質調整設定値の記憶処理を説明するためのフローチャートである。

本フローチャートは、 C P U 7 aが入力部 2 6等からのマルチビユー表示装置の電源 O F F指示（イダニッシ 3 ンォフ指示）（あるいは、マルチビュー表示→シングルビュー表示切替指示）を検出したときに実行する。つまり、ユーザ（利用者 ) が、表示装置の電源

O F F , ィダニッションオフやマルチビュー表示 →シングルビユ一表示に切り替わったときに上記処理が実行されるなお、本フローチヤ一卜は、図 3 2の（ a ) 、 ( b ) とは処理が実行される夕イミングが異なるだけである。

ステップ S 2 7 aでは、表示装置の電源 O F F (ィグニッシヨンオフ） (あるいは、マルチビュー表 →シングルビュー表示に切り替わったとき）の時点の画質調整設定値を画質設定情報記憶部 6 7 および対環境調整値保持部 6 8 に記憶し、処理を終了する。なお、画質調整設定値の記憶方法に関していえば、前述の図 3 2の（ b ) に示すような形態で記憶される。図 3 2の（ b) の場合と同様に、画質調整設定値と他の項目の少なくとも 1つとが対になって記憶されればよい。このような構成では、周囲環境等に応じてユーザが調整した（満足している）画質調整設定値が記憶されているため、記憶された画質調整設定値を前述の図 3 3および図 3 4の処理に適用することにより、次回からの画質調整がより適切に行われることになる。

前述の図 2 2〜図 3 5に示す処理は、適宜組み合わせて使用することが可能であることはいうまでもない。

なお、前述の図 1 9のマルチビュー表示装置の C P U 7 aにより、前述のようにプログラム記憶部 6 9 に格納されているプログラムを読み出し、または C P U 7 aに内蔵の R OMや R AM等に格納されているプログラムを用いて、前述の画像表示処理およ.び画質調整処理を実行させることが可能である。

より具体的にいえば、前述の図 1 9のプログラム記憶部 6 9または C P U 7 aに内蔵の R O M.や R A M等に格納されているプロダラムは、第 1の方向から観察できる第 1 の表示領域に表示される画像 (第 1 の画像）と、第 2の方向から観察できる第 2の表示領域に表示される画像 '（第 2の画像）とを同時に表示することが可能な表示装置において、第 1の画像の画質の調整を行う第 1の画質調整処理と、第 2の画像の画質の調整を行う第 2の画質調整処理とを含む。好ましくは、前述の図 1 9のプログラム記憶部 6 9 または C P U 7 aに内蔵の R O Mや R A M等に格納されているプログラムは、同表示装置において、第 1の表示領域 ίこ表示される画像（第 1 の画像 ) に対する画質調整操作に対して、第 1 の画像の画質の調整値を記憶する第 1画質調整値記憶部の調整値を書き替える処理と、第 2の表示領域に表示される画像（第 2の画像）に対する画質調整操作に対して、第 2の画像の画質の調整値を記憶する第 2画質調整値記憶部の調整値を書き替える処理と、第 1画質調整値記憶部の調整値に基づき第 1 の画像の画質を調整する処理と、第 2画質調整値記憶部の調整値に基づき第 2の画像の画質を調整する処理とを含む。

なお、前述の図 1 9の実施形態では、マルチビュー表示を行わせるために、 1層構成または 2層構成の複数の透光性スリット部を有する光学系分離素子を用いた場合について説明したが、この例に限らず、光学系分離素子の代わりに液晶表示パネルのような液晶層を有し、この液晶層に印加される電界の強さに応じて複数の垂直なスリットが形成されるスリット形成部を用いてもよい (例えば、後述の図 3 6および図 3 7 を参照のこと）。この場合、マルチビュー表示の場合には、複数の垂直なスリットを出現させ、各方向で同じ画像を見ることができるシングルビュー表示の場合には複数の垂直なスリットを消すようにすればよい。

図 3 6は、本発明の第 4の実施形態に係るマルチビュー表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図 3 7は、図 3 6の表示部の断面形状を概略的に示す図である。

ここでは、前述の図 1 9の実施形態の場合と同様に、個々に画質の調整がなされた画像ソースからの 2種類の画像データを V R A Μ 7 3 に書き込むことにより、互いに独立した 2種類の画像を同一のマルチビュー表示パネル 1 1 aの画面に同時に表示するような車載用のマルチビュー表示装置の構成を簡略化して示す。

図 3 6の第 4の実施形態に係るマルチビュー表示装置においては、前述の図 1 9の第 3の実施形態の場合と同様に、車両の運転席および助手席に対してマルチビュー表示を行わせるための表示部 1 0 aが設けられている。図 3 6の表示部 1 0 aでは、前述の図 1 9の第 3の実施形態の場合と異なり、液晶表示パネル 1 1 aの表面側に、光学系分離素子 1 3 aの代わりに液晶シャッ夕 1 4 aが形成されている。具体的には、図 3 6 の表示部 1 0 aは、液晶表示パネル 1 1 aの表面側に液晶シャツ夕 1 4 aが設けられてマルチビュー表示パネル 2 0が形成され、さらにその前面に夕ツチパネル 1 2 aが形成された構造となっている。図 3 6のマルチビュー表示装置のその他の構成は、前述の図 1 9の第 3の実施形態の構成と同じである。したがって、ここでは、図 3 6および図 3 7の表示部 1 0 a以外の構成要素に関する詳細な説明を省略する。

図 3 7に示すように、夕ツチパネル 1 2 aは、前述の図 1 9の夕ッチパネルと同様に、可撓性を有する一対の透明絶縁基板 1 2 0 a 、 1 2 8 a、上記一対の透明絶縁基板上に形成された透明電極 1 2 2 a 、 1 2 6 a、および上記透明電極上にマトリックス状に配置されたドットスぺーサ 1 2 4 a等から構成される。

図 3 7の液晶表示パネル 1 1 aは、前述の図 1 9のマルチビュー表示パネルと同様に、液晶表示パネルにより構成されており、縦方向に複数の帯状部の表示領域に分割され、運転席から観察される第 1 の画像が表示される第 1 の表示領域 1 1 0 aと、助手席から観察される第 2 の画像が表示される第 2 の表示領域 1 1 2 aとが交互に形成されている。前述のように、液晶表示パネル 1 1 aの表面側に液晶シャツ夕 1 4 aが配置されてマルチビュー表示パネル 2 0が形成される。そして、液晶表示パネル 1 1 aの表示素子は、表示パネル駆動回路 7 4により駆動制御される。

液晶シャツ夕 1 4 aは、運転席から観察される第 1 の画像と、' 助手席から観察される第 2の画像とを所定の視野角で分離してマルチビュー表示を行わせる機能を有している。より詳しくいえば、液晶シャツ夕 1 4 aは、 2枚の透明ガラス基板 1 4 1、 1 4 5 と、これらの透明ガラス基板 1 4 1、 1 4 5間に封入された液晶 1 4 3 と、透明ガラス基板 1 4 1の下面側および透明ガラス基板 1 4 5の上面側に配置された偏光板 1 4 0、 1 4 6 とを有する。

透明ガラス基板 1 4 1 の液晶 1 4 3側の面には、 I T〇 (Indiu m-Tin Oxide：インジウム酸化錫）等からなる透明電極 1 4 2が形成されている。また一方で、透明ガラス基板 1 4 5の液晶 1 4 3側の透明電極 1 4 2 と対向する面には、 I T〇等からなる透明電極 1 44が形成されている。これらの相対向する透明電極 1 4 2、 1 4 4と、これらの透明電極 1 4 2、 1 4 4間の液晶 1 4 3 とにより、液晶シャツ夕 1 4 aの主要部が構成される。

透明電極 1 4 2、 1 4 4は、 C P U 7 a (図 2 8参照）に接続されており、この C P U 7 aから、液晶シャツ夕 1 4 aを駆動するための駆動信号が供給される。このような構成の液晶シャツ夕 1 4 a において、一方の透明電極 1 4 2 と他方の透明電極 1 4.4との間に、上記駆動信号による電圧が印加されていない状態では、液晶表示パネル 1 1 aを通過した光は、例えばクロスニコルの状態に配置されている 2枚の偏光板を通過して運転席および助手席の両方に到達する。

また一方で、一方の透明電極 1 4 2 と他方の透明電極 1 4 4との間に所定の電圧が印加された場合、一方の透明電極 1 4 2 と他方の透明電極 1 4 4 との間の液晶 1 4 3の向きが変化し、これらの透明電極 1 4 2 、 1 4 4間の領域では、光が遮断される。この結果、運転席を含む第 1視野領域内の第 1の乗員（例えば、運転者） 1 7 1 は、液晶シャツ夕 1 4 aの作用によって、第 1 の表示領域 1 1 0 a の集合体としての画像のみを運転席 fflの第 1 の画像として視認することができ、助手席を含む第 2視野領域内の第 2の乗員（例えば、助手席の乗員） 1 7 2は、液晶シャッ夕 1 4 aの作用によって、第 2の表示領域 1 1 2 aの集合体としての画像のみを助手席用の第 2 の画像として視認することができる。このように実際は、 1つの画面を縦方向に複数分割した 1 つおきの画像を視認することとなるが、 1つの表示領域の幅を非常に狭くすることによって、運転席側からも、助手席側からも別々の画像をそれぞれ同時に視認することが可能になる。

この構成の場合、第 1 の商質調整回路 6 1および第 2の画質調整回路 6 2 (いずれも図 3 6参照）は、一方の透明電極 1 4 2 と他方の透明電極 1 4 4との間に印加される電圧の大きさを変化させて液晶シャツ夕 1 4 aの透過率を制御することにより、第 1の画像および第 2の画像の各々の画質の補正処理（第 1 の画像および第 2の画像の同じ方向への画質調整や、第 1 の画像および第 2の画像が同画質の場合の画質調整等）を行うことも可能である。

ついで、添付図面（図 3 8〜図 4 2 ) を参照しながら.、本発明に係るコントラスト調整装置を含む表示装置の構成と動作について説明する。このコントラスト調整装置は、図 1 2で説明したような画質調整装置の一具体例と考えられる。

図 3 8は、本発明が適用される A Z D変換部を有するコントラスト調整装置を含む表示装置 3 0 0の構成例を示すブロック図である。図 6 に示す表示装置と同様の構成部分には同一の参照番号を使用している。図 3 8の実施形態（実施例）では、本表示装置 3 0 0 を、 T Vの画像やナビゲーション用の地図画等を表示するカーナビゲーシヨン装置に適用した例で説明する。

なお、本実施形態では、 2つの視方向に対して個別の画像（運荦云席用の画像と助手席用の画素）を同一ディスプレイ上に表示する表示装置に適用して説明するが、これらに限定されず、 1つの画像を表示する表示装置や、 2つ以上の視方向に対する個別の画像を同一ディスプレイ上に表示する表示装置であってもよい。さらに適用範囲は、車載用に限定されず、ホーム用の T V受像機、携帯電話等、ディスプレイ装置を備えるものであれば適用可能である。

表示装置 3 0 0は、表示 A S I C (Appl ication Specif ic Int eg rated Circuit) 3 1 0 と、 T F T (Thin Film Transistor) 型 ί夜晶ディスプレイ（図 6 の表示部 7に対応、以下、「T F T」と略言己する） 3 7 と、マイコン 2 6 0 (図 6の制御部 2 0 0に対応）、および操作部 3 4 0 (図 6 の操作部 2 1 5または夕ツチパネル 1 2 4 、もしくはリモコン 2 1 7 に対応）とから構成される。

表示 A S I C 3 1 0は、例えば、運転席側からのみ視聴可能な運転席用画像と助手席側からのみ視聴可能な助手席用画像とを同時に表示し得るようにした、いわゆるマルチビュー機能を実現するためのものである。

表示八 3 1 3 1 0は、第 1 の八/0変換部 3 1 1 (.図 6 の各種ソース（ C D/MD再生部 2 0 1等）内に設けられている）と、第 2の A/D変換部 3 1 2 (同様に図 6の各種ソース内に設けられている）と、スィッチ 3 1 3 (図 6の分配回路 2 0 7に対応）と、合成部 3 1 4と、コントラスト調整部 3 1 5 (図 6 の第 1 または第 2 の画像調整回路 2 0 8、 2 0 9に対応）、および並び替え部 3 1 6 (図 6 の画像出力部 2 1 1 に対応）とを有する。なお、表示 A S I C 3 1 0は、並び替え部 3 1 6 を備えず、外部に設けてもよい。第 1 の AZD変換部 3 1 1 は、第 1 のアナログ画像信号（例えば、アナログの N T S C画像信号）が入力されて、第 1 のディジ^ル画像信号（例えば、ディジタルの N T S C信号）に変換して出力する。

第 2の A/D変換部 3 1 2は、第 2のアナログ画像信号（例えば、ナビゲーシヨン画像を示す R G B信号）が入力されて、第 2のデイジタル画像信号（例えば、ディジタルの R G B信号）に変換して出力する。

なお、操作部 3 4 0から 2つの視方向で同画像表示の操作指示があった場合、第 1 の A/D変換部 3 1 1 または第 2の A/D変換部 3 1 2の一方に表示指示された画像に対応するアナログ画像信号を入力するようにしても良い。

スィッチ 3 1 3は、第 2の A/D変換部 3 1 2およびマイコン 2 6 0 に接続されるとともに、後述の合成部 3 1 4および並び替え部 3 1 6 に接続される。スィッチ 3 1 3は、第 2の AZD変換部 3 1 2からの第 2のディジタル画像信号が入力され、当該信号を合成部 3 1 4または並び替え部 3 1 6に出力する。この切り替えは、後述するマイコン 2 6 0からの制御信号に基づいて行われる。

合成部 3 1 4は、第 1 の A/D変換部 3 1 1およびスィッチ 3 1 3 に接続されるとともに、後述のコントラスト調整部 3.1 5 に接続される。合成部 3 1 4は、第 1の A/D変換部 3 1 1からの第 1のディジタル画像信号と、スィッチ 3 1 3からの第 2のディジタル画像信号とを合成し、コントラスト調整部 3 1 5に出力する。

この合成により、例えば、 N T S Cの画像にナビゲーシヨン画像をオンスクリーン表示（あるいは、ナビゲーション画像に N T S C の画像をオンスクリーン表示) させることができる。

ただし、合成部 3 1 4はスィッチ 3 1 3から第 2のディジタル画像信号が入力されないとさは、第 1 の A Z D変換部 3 1 1力、らの第

1 のデイジタル画像信号をン卜ラス卜調整部 3 1 5 に出力する。コン卜ラスト調整部 3 1 5は、並び替え部 3 1 6およびマイコン

2 6 0 にも接続され、 α成部 3 1 4 らの画像信号と後述するマイコン 2 6 0からの調整信号に基づいて演算を行つて、合成部 3 1 4 からの画像信号に対しコン hラス卜 (白っぽさ、黒つぽさまたは明るさ、喑さ ) 調整を行い、 B周整後の画像信号を並び替え部 3 1 6 に出力する。

並び替え部 3 1 6は、ノ卜ラスト調整部 3 1 5からの画像信号とスィッチ 3 1 3力、らの画像信号とが入力され、刖述したように 1 画素ごと（または複数画と）に各画像信号の画素値を交互に並び替え、 T F T 3 7 に出力す

なお、並び替え部 3 1 6は、コントラスト調整部 3 1 5力 ^らの画像信号の入力がない場合には、前述した並び替えを行わず、スイツチ 3 1 3からの画像信号を T F T 3 7 に出力しても良いし、スイツチ 3 1 3からの画像信号をコントラスト調整部 3 1 5およびスイツチ 3 1 3からの画像信号と見なし、前述したように交互に並び替えて T F T 3 7 に出力しても良い。また、特定画像（例えば、単色画像）を用いて、特定画像がコントラスト調整部 3 1 5からの画像信号と見なし、特定画像とスィッチ 3 1 3からの画像信号.を前述したように交互に並び替えて T F T 3 7 に出力しても良いし、スィッチ 3 1 3からの画像信号を第 2の画像信号に対応する画素に配置し、 T F T 3 7 に出力しても良い。

さらに、並び替え部 3 1 6は、スィッチ 3 1 3からの画像信号の入力がない場合には、前述する並び替えを行わず、コントラスト調整部 3 1 5からの画像信号を T F T 3 7 に出力しても良いし、コントラスト調整部 3 1 5からの画像信号をコントラスト調整部 3 1 5 およびスィッチ 3 1 3からの画像信号と見なし、前述したように交互に並び替えて T F T 3 7に出力しても良い。また、特定画像（例えば、単色画像）を用いて、特定画像がスィッチ 3 1 3からの画像信号と見なし、特定画像とコントラスト調整部 3 1 5からの画像信号を、前述したように交互に並び替えて T F T 3 7 に出力しても良いし、コントラスト調整部 3 1 5からの画像信号を第 2の函像信号に対応する画素に配置し、 T F T 3 7 に出力しても良い。

なお、操作部 3 4 0からの単一画像表示の操作指示に基づいて、マイコン 2 6 0から並び替え部 3 1 6に前述の制御を行わせる並び替え制御信号を出力しても良いし、乗員検知部 2 2 2 により、乗員がー人であることを検知したときにマイコン 2 6 0から並び替え部 3 1 6に前述の制御を行わせる並び替え制御信号を出力しても良い

T F T 3 7は、並び替え部 3 1 6 に接続され、並び替え g|53 1 6 からの画像信号を液晶画面上に表示する。なお、 T F T 3 7 の前面には前述したように 1画素幅（または複数画素幅）のスリットを有する視差バリア 1 0 8 を備える。この視差バリア 1 0 8により各画像信号の表示光の出射方向が制限されるため、例えば、助手席側では第 1の画像信号によって示される第 1の画像（例えば、 I T S C 画像）を、運転席側では第 2の画像信号によって示される第 2の画像（例えばナビゲーシヨン画像）を見ることができる。

マイコン 2 6 0は、操作部 3 4 0、第 2の A/D変換部 3 1 2、スィッチ 3 1 3、およびコントラス卜調整部 3 1 5 に接続される。マイコン 2 6 0は、操作部 3 4 0からの第 2の画像信号のコントラスト調整指示に基づいて、第 2の A Z D変換部 3 1 2 に対して、 A /D変換する際に基準となる基準電圧 V R Hをコントラス卜調整信号として出力する。マイコン 2 6 0は、この基準電圧 V RHを操作部 3 4 0からの第 2の画像信号のコントラスト調整指示に基づいて可変にすることで、 T F T 3 7に表示される第 2の画像のコントラストを調整する。なお、マイコン 2 6 0は第 1の AZD変換咅! 33 1 1 にも AZD変換の際に基準となる葬準電圧を出力するが、この場合は一定の基準電圧となる。

また、マイコン 2 6 0は、操作部 3 4 0からの前述の同画像表示の操作指示、第 1 の画像信号と第 2の画像信号の合成表示の操作指示、単一画像表示の操作指示があった場合には、第 1 の AZD変換部 3 1 1 または第 2の AZD変換部 3 1 2の一方に表示指示された画像に対応するアナログ画像信号を入力するように制御する信号や、第 1 のディジタル画像信号と第 2のディジタル画像信号を合成部 3 1 4で合成できるようにスィッチ 3 1 3 を制御する制御信号や、並び替え部 3 1 6の並び替えを制御する並び替え制御信号をお力する。

ここで、本発明に係るコントラスト調整装置は、本実施形態では第 2の AZD変換部 3 1 2、または表示 A S I C 3 1 0、まは第 2の A/D変換部 3 1 2およびマイコン 2 6 0、または表示 S I C 3 1 0およびマイコン 2 6 0に対応する。

図 3 9は、基準電圧 V RHと第 2の AZD変換部 3 1 2に人力される第 2のアナログ画像信号（例えば、ナビゲ一シヨン用アログ R G B画像信号）との関係を示す図である。横軸が時間（T) で、縦軸はアナログ電圧値（V) を示す。

一般に AZD変換するときには、基準電圧. V R Hに基づいて出力ディジタル値を決定する。すなわち、図 3 9の（A) に示すように、出力ディジタル値は、基準電圧 V R Hの電圧値を「 2 5 5」（ 8 ビット出力時）としたときの相対比で決定される。

例えば、アナログ画像信号の最も高電圧の位置を Aとし、その電圧値が「 1 • ：, V」、基準電圧 V R Hを「 2 V J とすると、この位置 Aにおける出力ディジタル値 Xは、

2 ： 1 . 5 = 2 5 5 ： X

• X = ( 1. 5 2 ) X 2 5 5 = 1 9 1

となる

で、基準電圧 V R Hを可変にすると、出力ディンタル値は異なるものになる。例えば図 3 9 の ( B ) に示すように基準電圧 V

R Hを「 1 • 5 V」にしたとさ位置 Aにおける出力ァィジ夕ル値

X 1 は

1 . 5 ： 1 . 5 = 2 5 5 X 1

• X 1 ( 1 . 5 / 1 . 5 ) X 2 5 5 = 2 5 5

となるよた、基準電圧 V R Hを「 2 . 5 V」にしたとき、位置 A における出力ディジタル値 X 2は

2 . 5 ： 1 . 5 = 2 5 5 • X 2

• X 2 ( 1 . 5 / 2 . 5 ) X 2 5 5 = 1 5 3

となる。

したがつて基準電圧 V R Hを可変にすると、出力ァィン夕ル値も夫々可変とな O 出力デジ夕ル値が可変の値を取 Ό 1 ると、白っぽさ、黒つぽさ等を示すントラストの調整された画像を出力することができる

図 4 0は、基準電圧 V R Hを変えたときに出力ディジタル値がどのように変化するかを示す図である。左側の図は、横軸が時間、縦軸が電圧値で、アナログ画像信号のグラフを示す。右側の図は、横軸は時間、縦軸は出力ディジタル値で、ディジタル画像信号のグラフを示す。

例えば、図 4 0の（B ) に示すように、基準電圧 V R Hを「 1 . 4 V」程度とすると、標準的な白っぽさとして画像が表示される。また、基準電圧 V R Hをそれよりも高くすると、 ^めの画像となり

、基準電圧を低くすると明るめの画像として表示 S れる（図 4 0の

( A) および ( C) 参照）。

コン卜ラス hの調整は、操作部 3 4 0 (例えば、操作スィツチや操作ポ夕ン等 ) をユーザが選択操作することで、ァイコン 2 6 0がそれを検知し、操作に対応した基準電圧 V R Hを tti力することで行われる。

図 3 9 に戻り、コントラスト調整された第 2の爾像信号（例えば

、ナビゲシ 3 ン用ディジ夕ル R G B信号）はスィツチ 3 1 3 を介して、合成部 3 1 4または並び替え部 3 1 6 に出办される。その後

、並び替え部 3 1 6は、第 1 の画像信号（例えば、 N T S Cデイジタル画像信号 ) と第 2の画像信号（例えば、ナビデ —ション用ディジ夕ル R G B信号）とが入力されて、これらの画像信号に対して並び替えを行い、 T F T 3 7で各画像が表示れる。したがって、コン卜ラス整された第 1 の画像信号によつて示ざれる第 1 の画像

(例えば、 N T S C画像）とともに、コン卜ラス卜 e周整 2：れた第 2 の画像信号によつて示される第 2の画像（例えば、ナビゲ一ション用画像）が T F T 3 7に表示される。

本実施形態では、第 2の A/D変換部 3 1 2でに第 2の画像信号のコントラスト調整を行っているため、スィッチ 3 1.3 と並び替え部 3 1 6 との間にコントラスト調整部 3 1 5 と別に、第 2の画像信号用のコントラスト調整部を設ける必要がな。このため、表示 A S I C 3 1 0 を簡易な構成とすることができ、コスト低下を実現できる。

上述した実施形態では、可変にした基準電圧 V R Hを第 2の AZ D変換部 3 1 2 にのみ出力した例について説明し广こ。それ以外にも、図 4 1 の第 1 の変形例に示すように、第 2の八/^0変換部 3 1 2 のみならず第 1 の A / D変換部 3 1 1 にかかる基準電圧 V R Hを出力するよにしてよい。この場 A

Ο 第 2の A / D変換部 3 1 2からコントラス卜の P周整された第 2のティジ夕ル画像信号が出力されるのと同様に笛 m 1 の A / D変換部 3 1 1力らコン卜ラスの調整された第 1 のディンタル画像信号が出力される。したがつて、第 1 のディジ夕ル画像信号はコン bラスが既に調整されているため、上述の例と比較して、合成部 3 1 4と並び替え部 3 1 6との間にコン卜ラス整部 3 1 5 を設ける必要がない。コントラス調整部

3 1 5 を設ける必要がない分さらに表示 A S I C 3 1 0のコス卜低下を実現できる o

さらにの基電圧 V R Hにフいても同じ値を第 1の A Z D変換部 3 1 1 と第 2 の A / D変換部 3 1 2に出力するのでな < 、夫々異なる値の基準電圧 (夫々、第 1 の準電圧、第 2の基準電圧）を各変換部 3 1 1 3 1 2 に出力してちよい。夫々、コントラスト調整されたティジ夕ル画像信号が各変換部 3 1 1 3 1 2から出力される。

また、上述した実施形態にいてスィッチ 3 1 3は、第 2のデイジタル画像信号を合成部 3 1 4か並び替え部 3 1 6 のいずれかー方に切り替えて出力する例で説明した。それ以外にも、図 4 2 の第 2の変形例に示すように、第 2の A Z D変換部 3 1 2から出力された第 2のディジタル画像信号が並び替え部 3 1 6 に常に出力されるとともに、第 2 のディジタル画像信号を合成部 3 1 4に出力させたり出力させなかったりするよう、スィッチ 3 1 7 を構成することもできる。この合成部 3 1 4に対する出力の切り替えは、マイコン 2 6 0からの制御信号に基づいて行われる。これにより、例えば、第 1 の画像を T V画像、第 2 の画像をナビゲーシヨン画像とすると、合成部 3 1 4にナビゲーシヨン画像を出力させることで、助手席側 (または運転席側）には T V画像にナビゲーシヨン画像がオンスクリーン表示され、運転席側（または助手席側）にはナビゲーシヨン画像が表示される。

さらに、上述した実施形態は、表 7 A S I C 3 1 0がスィツチ 3

1 3 を備えてレる場合について説明した力表示 A S I C 3 1 0がスイツチ 3 1 3 を備えず、第 2 の A Z D変換部 3 1 2の出力が並び替え部 3 1 6 に入力されるようにしても良い。

さらに、上述の実施形態では、助手席側の画像として第 1 の画像

(例えば、 N T S Cの画像）が、運転席側の画像として第 2の画像

(例えば、ナビゲ ―ションの画像）が、 T F T 3 7に表示れるものとして説明したそれ以外にも夫々の側で種々の画像が表示されるようにしてあよい。例えば、助手席側には T Vァンテナ等で受信した T Vの画像や D V Dの画像、運席側には走行規制画像等である。

さらに、上述の実施形態では、 N T S C画像、 T V画像、 D V D 画像等、細かなコントラスト調整が要求される画像が表示される可能性が高い助手席側の画像を第 1の画像信号とし、ナビゲ一ション画像等、細かなコントラスト調整が要求される可能性が低い画像が表示される可能性が高い運転席側の画像を第 2の画像信号として説明した。それ以外にも、運転席側に第 1 の画像信号によ.つて示される第 1 の画像力助手席側に第 2の画像信号によって示される第 2 の画像が表示されても良い。この場合、並び替え部 3 1 6での画素の並び替えを制御することで実現可能である。

さらに、上述の実施形態では、 2つの画像を表示する場合について説明したが、それ以上の画像が表示されても良い。この場合、所定数の画像信号に対して A Z D変換部によりコントラスト調整を行うようにすることで実現可能である。さらに、上述の実施形態では、第 2の変換部 3 1 2からは 8ビッ卜のディジタル値が出力されるものとして説明したが、勿論、それ以外のビット数でも全く同様の作用効果を奏する。 ' さらに、液晶ディスプレイとして Γ F T型を例にして説明したが、それ以外にも、例えば、 S TN (Super Twisted Nematic) 型や D S TN (Dual-scan Super Twisted Nematic) 型等、種々のものでもよい。さらに、彼晶デイスプレイ以外にち、プラズマ · デイスプレイや E Lディスプレイでも適用可能であるいずれの場合も、上述した実施形態と同様の作用効果を奏する

さらに、上述の実施形態では、本発明に係るコン卜ラス卜周達置を、カーナピゲ ―ションに適用した場！マ

ϋ ついて説明した。それ以外に、ホム用の T V受像機、 ίτ 'r†f ^ Θ占等、デイスプレイ装置を備える装置であれば適用可能でめる。これらの場合でも、上述の例と同様の作用効果を得る。

な、 ΙΞ.業上の利用可能性に関していえば、本発明は、平面パネル型の液晶表示装置に限らず、ブラウン管形の表示装に適用することが可能でめる。また一方で、平面パネル型としては、彼晶表示パネルに限らず、ブラズマ · デイスプレイ • ノ、。ネルゃ、有機 E Lデイスプレイ • パネルにも適用することが可能であ。また一方で、本発明は、カーナビゲ一シヨンに限らず、マレチビュー ■表示が可能な表示部を搭載している機 asしあればよく、 fff ¾ R¾、 P D A (Pe rsonal Digital Assistants：個人向け携帯型情報通信機器）、パ一ソナルコンピュータ、テレビ受信機等の身近な機器に限らず、計測機器、医療機器、産業機器全般等にも適用可能である。さらに、本発明は、 2次元（ 2 D) 表示に限らず、一人の視聴者の両眼にそれぞれ異なる画像が見えるようにすることで、立体像を表示させることができる 3次元（ 3 D) 表示にも適用することが可能である。

Claims

1 . 複数の視方向に対する個別の画像を同一画面上に表示する表示部と、 .

前記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整部とを請備えることを特徴とする表示装置。

2 . 前記画質調整部は、前記複数の画像に対して個別に画質を調整する複数の画質調整部を有することを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

3 . 前記複数の画像のサイズを独立して調整する画像サイズ調整部を備えることを特徴とする、請求項 1 に囲記載の表示装置。

4 . 1つの視方向に対する画像に対する画質調整設定値を他の視方向に対する画像に対する画質調整設定値として設定可能であることを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

5 . 少なくとも 1つの画質調整設定値登録操作部に対応して画質調整状態を示す画質調整設定値を記憶するプリセット保持部と、前記画質調整設定値登録操作部の操作を検出し、調整対象画像における画質を、前記プリセット保持部に記憶された対応する前記画質調整設定値により調整するプリセッ卜画質調整部とを備えることを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

6 . 調整モードの切り替えを指示するモード切替操作部と、前記モード切替操作部の操作を検出し、前記複数の画像の画質を独立して別個に調整する独立モードと、前記複数の画像の画質を共通に調整する共通モードとを切り替えるモード切替部とを備えることを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

7 . 周囲環境を検出する共通周囲環境センサと、

前記共通周囲環境センサの出力に応じて、前記複数の画像の画質を共通に調整する対周囲環境共通補償部とを備ることを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

8 . 前記複数の画像の周囲環境を個別に検出する複数の独立周囲環境センサと、 .

前記複数の独立周囲環境センサの出力に応じて、対応する画像の画質を調整する対周囲環境補償部とを備えるとを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

9 . 前記複数の画像の初期画質調整設定値を記憶する初期画質調整設定値記憶部を有し、

前記画質調整部は、前記表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の画像表示の起動時に、前記初期画質調整設定値記憶部に記憶されている初期画質調整設定値によ Ό 記複数の画像の画質調整を行うことを特徴とする、請求項 1 に記載の表示装置。

1 0 . 前記複数の画像の画質調整設定値と該画質整^ 疋 iik よる調整頻度を記憶する調整頻度記憶部を有し、

前記画質調整部は、前記表示装置の起動時、または複数の視方向に対する個別の領像表示の起動時に、前整頻度記憶部に記憶されている調整頻度に基づいて前記複数の画像の画質調整を行うことを特徴とする、請.求項 1 に記載の表示装 Λ。

1 1 . 前記複数の画質調整部の少なくとも 1つの画質.調整部は、入力されるアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換して出力する A / D変換部からなり、

前記 A Z D変換部による A / D変換の際に基準となる基準電圧を可変にして、前記画像の画質調整を行うことを特徴とする、請求項

2に記載の表示装置。

1 2 . 複数の視方向に対する個別の面像を — *画面上に表示する表示部を有する表示装置の画質調整方法において、前記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整処理を有することを特徴とする表示装置の画調整：^法。

1 3. 複数の視方向に対する個別画像を同一固面上に表示する表示部を有する表示装置の画質調整を行う画質調整装置において、前記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像の画質を独立して調整する画質調整部を備えることを特徴とする画質調整装置。

1 4. アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する AZD 変換部を備え、

前記 A/D変換部に入力され、かつ、前記 AZD変換部による変換の際に基準となる基準電圧に基づいて、コントラストが調整された前記ディジタル画像信号を前記 AZD変換部から出力させることを特徴とするコントラスト調整装置。

1 5. 前記コントラスト調整装置が、さらに、前記基準電圧を可変にする制御部を備えることを特徴とする、請求項 1 4に記載のコン卜ラス卜調整装置。

1 6. 前記 A/D変換部は、前記基準電圧に基づいて、前記ディジタル画像信号を構成する各ディジタル値を異ならせることで前記コントラストが調整された前記ディジタル画像信号を出力することを特徴とする、請求項 1 4に記載のコントラスト讕整装.置。

1 7. 複数の視方向に対する個別の画像を同一函面上に表示可能な表示部と、

前記個別の画像にそれぞれ対応する複数の画像のうち、少なくとも 1つの画像に対応するアナログ画像信号が入力され、前記アナ口グ画像信号をディジタル画像信号に変換する A 変換部と、

前記 AZD変換部による変換の際に基準となる基準電圧を前記 A ノ D変換部に出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記基準電圧を可変にすることで、コントラストが調整された前記ディジタル画像信号を前記 Z D変換部から出力させることを特徴とする表示装置。