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JPWO2023074602A5 - - Google Patents

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JPWO2023074602A5
JPWO2023074602A5 JP2023556415A JP2023556415A JPWO2023074602A5 JP WO2023074602 A5 JPWO2023074602 A5 JP WO2023074602A5 JP 2023556415 A JP2023556415 A JP 2023556415A JP 2023556415 A JP2023556415 A JP 2023556415A JP WO2023074602 A5 JPWO2023074602 A5 JP WO2023074602A5
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この発明は、例えば、ワイヤーハーネス等に装着され、モータなどの機器に接続されるコネクタ及びコネクタに対して電線を保持するリテーナに関する。
自動車等に装備された電装機器は、被覆電線を束ねたワイヤーハーネスを介して、別の電装機器や電源装置と接続して電気回路を構成している。この際、ワイヤーハーネスと電装機器や電源装置とは、それぞれに装着したコネクタ同士で接続される。
例えば、特許文献1に示すようなハーネス側コネクタを、モータなどの機器に備えた機器側コネクタに接続する。
具体的には、ハーネス側コネクタに設けた端子と、機器側コネクタに設けた端子とを接続し、ハーネス側コネクタと機器側コネクタとを導通可能に接続する。
なお、このようなコネクタの接続構造において、導通する電圧が高電圧化して電線が太径化するとコネクタハウジングに挿入される電線の剛性が増大する。電線の剛性が増大すると、電線に振動が作用された場合、振動の影響がコネクタに及ぶ恐れがあった。
特開2012-109035号公報
本発明は、電線に振動が作用しても振動の影響がコネクタに及ぶことを抑制できるコネクタ及びリテーナを提供することを目的とする。
この発明は、先端にハーネス側端子が装着された電線と、前記ハーネス側端子を内部に配置するハウジングとが備えられたコネクタであって、前記ハウジングは、前記ハーネス側端子を内部に配置する本体部と、該本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、前記電線において前記電線挿入部に挿入された部分に外嵌して保持するリテーナが設けられ、該リテーナは、前記電線挿入部に挿入されて固定されるリテーナ固定部と、前記電線挿入部から突出するとともに、前記電線を保持する電線保持部とが設けられ、該電線保持部は、挿通された前記電線を保持する電線挿通孔を有するとともに、前記リテーナ固定部と一体で構成され、前記電線挿通孔の一部を構成する固定側保持部と、前記電線挿通孔の他の部分を構成するとともに、前記固定側保持部に対して装着される装着保持部とが設けられたことを特徴とする。
またこの発明は、先端にハーネス側端子が装着された電線と、前記ハーネス側端子を内部に配置するハウジングとが備えられたコネクタにおいて、前記ハーネス側端子を内部に配置する本体部と、該本体部と連通するとともに、前記電線を挿通する電線挿入部とを有する前記ハウジングの前記電線挿入部に挿入されて固定されるリテーナ固定部と、前記電線挿入部から突出するとともに、前記電線を保持する電線保持部とが設けられ、該電線保持部は、挿通された前記電線を保持する電線挿通孔を有するとともに、前記リテーナ固定部と一体で構成され、前記電線挿通孔の一部を構成する固定側保持部と、前記電線挿通孔の他の部分を構成するとともに、前記固定側保持部に対して装着される装着保持部とが設けられ、前記電線挿入部に挿通された前記電線に外嵌して保持するリテーナであることを特徴とする。
この発明により、電線に振動が作用しても振動の影響がコネクタに及ぶことを抑制できる。
詳述すると、前記ハーネス側端子を内部に配置する本体部と、該本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有する前記ハウジングの前記電線挿入部に挿入された前記電線に外嵌して保持するリテーナが、前記電線挿入部に挿入されて固定されるリテーナ固定部と、前記電線挿入部から突出するとともに、前記電線を保持する電線保持部とが設けられ、前記電線挿入部に挿入された該電線保持部が、前記リテーナ固定部と一体で構成され、前記電線挿通孔の一部を構成する固定側保持部と、前記電線挿通孔の他の部分を構成するとともに、前記固定側保持部に対して装着される装着保持部とが設けられている。
そのため、前記リテーナ固定部によって、前記電線挿入部に前記リテーナが固定された状態で、前記リテーナ固定部と一体に構成された前記固定側保持部に対して前記装着保持部を装着することで、前記電線挿入孔が構成され、電線を固定することができる。つまり、前記ハウジングに対して前記電線は前記リテーナを介して固定されており、前記電線に振動が作用しても、振動の影響が前記ハウジングに及ぶことを抑制できる。
また、前記リテーナ固定部と一体に構成された前記固定側保持部に対して前記装着保持部を装着することで電線を固定する電線保持部は、前記電線挿入部より突出しているため、前記固定側保持部に対して前記装着保持部を容易に装着することができる。
さらに、前記ハウジング、電線及び前記リテーナのそれぞれの相対位置関係を調整してから、前記電線挿入部より突出する前記固定側保持部に対して前記装着保持部を装着して電線を保持して、前記ハウジングに対して電線を容易に精度よく固定することができる。
なお、固定側保持部と装着保持部とは別体構成されていてもよいし、例えば、固定側保持部に対して装着保持部が枢動可能に連結されて一体構成されていてもよい。
この発明の態様として、前記電線挿通孔を形成する内面に、前記電線の外面を局所的に押圧する押圧部が設けられてもよい。
上述の前記電線挿通孔を形成する内面とは、前記固定側保持部において前記電線挿通孔の一部を構成する内面と、前記装着保持部において前記電線挿通孔の他の部分を構成する内面とのうち少なくとも一方の内面であることを指す。
この発明により、前記装着保持部を前記固定側保持部に装着することで電線挿通孔に挿通された前記電線の外面を局所的に押圧部が押圧するため、リテーナの前記電線保持孔に対する前記電線の固定力を増大させて、確実に電線を保持することができる。
なお、押圧部は、前記電線挿入部の内面に形成された突起や凹凸など、電線の外面に対して局所的な圧力を増大させることができる形状であればよい。
またこの発明の態様として、前記装着保持部と前記固定側保持部とは別体構成され、別体構成された前記装着保持部と前記固定側保持部とを組み付けて係止固定する係止部が設けられてもよい。
この発明により、前記装着保持部が別体構成された前記固定側保持部に設けた前記電線挿入孔に対して前記電線を容易に配置することができる。そして、電線を配置した前記固定側保持部に対して前記装着保持部を装着するとともに係止部で係止することで、前記電線挿入孔に挿通された電線を容易且つ確実に保持することができる。
またこの発明の態様として、前記電線において前記電線挿入部に挿入された部分に外嵌し、前記リテーナよりも先端側で前記電線挿入部と前記電線との間を封止する電線シールが設けられてもよい。
この発明により、前記リテーナよりも先端側で前記電線挿入部と前記電線との間を封止することができる。また、電線シールが前記リテーナよりも先端側に配置されているため、前記リテーナによって、電線シールが不用意に抜け出ることを防止できる。
なお、前記電線挿入部に配置されたリテーナのリテーナ固定部によって前記電線シールを押圧してプレストレスを作用させて前記電線シールのシール性を向上してもよいし、単に前記電線シールとリテーナ固定部とが当接して、あるいは隙間を設けて前記電線シールとリテーナ固定部とを配置して、電線シールの不用意な抜出しを規制する構成であってもよい。
またこの発明の態様として、前記電線は複数設けられ、前記電線挿通孔は、電線数に応じて複数設けられてもよい。
この発明により、複数の電線を各前記電線挿入孔に挿通して、それぞれを確実に保持することができる。なお、電線数に応じて設けられた前記電線挿入孔同士が連結されていてもよい。
またこの発明の態様として、前記電線挿入部に挿通された前記リテーナ固定部を係止固定するリテーナ係止部が設けられてもよい。
この発明により、前記電線挿入部に対して前記リテーナ係止部を係止してリテーナ固定部を固定することができる。したがって、前記電線挿入部に対して前記リテーナ固定部を挿入することでリテーナ係止部を係止固定することができ、例えば、螺合手段で固定する場合などに比べて組付け性を向上することができる。
またこの発明の態様として、前記ハウジングは、外部シェルと、該外部シェルの内部に配置される内部ハウジングとが設けられ、前記外部シェル及び前記内部ハウジングとは、それぞれ前記本体部及び前記電線挿入部を有し、前記リテーナ固定部は、前記外部シェルの前記電線挿入部に挿入されるとともに、前記内部ハウジングの前記電線挿入部と連結される連結部が設けられてもよい。
この発明により、前記外部シェルの本体部の内部に前記内部ハウジングの本体部が配置され、前記外部シェルの前記電線挿入部の内部に前記内部ハウジングの前記電線挿入部が配置される。そして、電線は前記内部ハウジングの前記電線挿入部から挿入され、電線の先端に設けたハーネス側端子は前記内部ハウジングの本体部の内部に配置される。
また、前記外部シェルの前記電線挿入部に挿入された前記リテーナ固定部によってリテーナを前記外部シェルに固定し、前記外部シェルに固定された前記リテーナの前記連結部に前記内部ハウジングの前記電線挿入部を連結することで、前記内部ハウジングを、前記リテーナを介して前記外部シェルに固定することとなる。このように、前記リテーナを介して固定された前記外部シェルと前記内部ハウジングとで二重構造のハウジングを構成することができる。これにより、例えば、前記外部シェルと前記内部ハウジングの一方を、シールド性を奏する金属製とし、他方を樹脂製とするなど素材が異なる二重構造のハウジングを構成することができる。
またこの発明の態様として、前記リテーナ固定部は、前記外部シェルの前記電線挿入部に固定されてもよい。
この発明により、前記リテーナ固定部が前記外部シェルの前記電線挿入部に固定された前記リテーナを介して前記内部ハウジングをしっかりと固定することができる。
またこの発明の態様として、前記連結部は、前記内部ハウジングの前記電線挿入部が圧入される構成であってもよい。
この発明により、前記リテーナに対して前記内部ハウジングをしっかりと連結することができる。
またこの発明の態様として、前記内部ハウジングにおいて前記連結部に圧入される部分及び前記連結部のうち少なくとも一方に、前記内部ハウジングの前記電線挿入部を前記連結部に圧入する圧入方向に交差する方向に突出する潰し凸部が設けられてもよい。
この発明により、前記連結部に前記内部ハウジングを圧入することで、圧入方向に交差方向に突出する潰し凸部が変形してより堅固に前記リテーナに対して前記内部ハウジングを連結することができる。なお、前記内部ハウジングの前記電線挿入部を前記連結部に圧入する圧入方向に交差する方向は、前記連結部に圧入する前記内部ハウジングの前記電線挿入部を前記連結部の厚みと一致する方向である。
またこの発明の態様として、前記内部ハウジングの前記電線挿入部と、前記外部シェルの前記電線挿入部との間を封止するハウジングシールが設けられてもよい。
この発明により、前記内部ハウジングの前記電線挿入部と、前記外部シェルの前記電線挿入部との間を封止するため、前記内部ハウジングの前記電線挿入部と、前記外部シェルの前記電線挿入部との間を通って、コネクタ内部に異物が侵入することを防止できる。
また、前記外部シェルの前記電線挿入部にリテーナの前記リテーナ固定部が配置されているため、ハウジングシールが不用意に抜け出ることを防止することができる。
この発明によれば、電線に振動が作用しても振動の影響がコネクタに及ぶことを抑制できるコネクタ及びリテーナを提供することができる。
コネクタ接続構造の説明図。 分離状態のコネクタ接続構造の説明図。 分離状態のコネクタ接続構造の説明図。 機器側コネクタの分解斜視図。 ハーネス側コネクタの分解斜視図。 ハーネス側コネクタの分解斜視図。 リテーナの説明図。 リテーナの説明図。 図1(a)におけるA-A断面図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。 ハーネス側コネクタの組付け手順についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面とともに詳述する。
なお、図1はコネクタ接続構造1の説明図を示し、図2及び図3は分離状態のコネクタ接続構造1の説明図を示している。
詳しくは、図1(a)はコネクタ接続構造1の正面、右側面及び底面をあらわす斜視図を示し、図1(b)はコネクタ接続構造1の正面、左側面及び平面をあらわす斜視図を示している。
図2は分離状態のコネクタ接続構造1の上方側Huからの斜視図による説明図を示しており、詳しくは、機器側コネクタ10は正面、左側面及び平面をあらわす斜視図を示し、ハーネス側コネクタ20は背面、左側面及び平面をあらわす斜視図を示している、
図3は分離状態のコネクタ接続構造1の下方側Hdから斜視図による説明図を示しており、詳しくは、機器側コネクタ10は正面、右側面及び底面をあらわす斜視図を示し、ハーネス側コネクタ20は背面、右側面及び底面をあらわす斜視図を示している。
図4は機器側コネクタ10の分解斜視図であり、機器側コネクタ10の正面、右側面及び底面を表している。図5は、ハーネス側コネクタ20の分解斜視図であり、ハーネス側コネクタ20の背面、右側面及び底面を表しており、図6も、ハーネス側コネクタ20の分解斜視図であり、ハーネス側コネクタ20の背面、左側面及び平面を表している。
図7及び図8はリテーナ27の説明図を示している。詳しくは、図7(a)はリテーナ27の背面、平面及び左側面を表しており、図7(b)はリテーナ27の正面、底面及び右側面を表している。図7(c)は分解状態のリテーナ27の正面、底面及び右側面を表しており、図7(d)は図8(b)におけるD-D断面図を示している。
また、図8(a)はリテーナ27の平面図を示し、図8(b)はリテーナ27の底面図を示している。図8(c)は図7(d)におけるB-B断面図を示し、図8(d)は図7(d)におけるC-C断面図を示している。なお、図8(c)及び図8(d)にはリテーナ27を装着する高圧電線201を仮想線で図示している。
図9は図1(a)におけるA-A断面図及びa部の拡大図を示している。
図10乃至図15はハーネス側コネクタ20の組付け手順についての説明図を示している。
詳述すると、図10(a)はワイヤーハーネス200に対してリテーナ27を構成するリテーナ本体50を予め挿通した状態の背面側からの斜視図を示し、図10(b)はワイヤーハーネス200に対してワイヤーシール26を予め挿通し、ハーネス側端子21を取り付ける前の状態の背面側からの斜視図を示している。
図11(a)はワイヤーハーネス200の先端の電線202にハーネス側端子21を取り付けるとともに、ワイヤーハーネス200に対して、ハウジングシェル23を構成するロアシェル32を予め挿通するとともに、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221にシェルシール28を装着する前の状態の背面側からの斜視図を示している。図11(b)はワイヤーハーネス200に対して、シェルシール28を装着したメス型内側ハウジング22を装着した斜視図を示している。
図12(a)は予め挿通したワイヤーシール26を所定位置に配置した状態の背面側からの斜視図を示し、図12(b)は装着したメス型内側ハウジング22に対してロアシェル32を所定位置に配置するとともに、ハウジングシール24及びハウジングシールカバー25を取り付ける前の状態の背面側からの斜視図を示している。
図13(a)はメス型内側ハウジング22に対してハウジングシール24及びハウジングシールカバー25を取り付けるとともに、ロアシェル32とともにハウジングシェル23を構成するアッパーシェル31を取り付ける前の状態の背面側からの斜視図を示している。
図13(b)は所定位置に配置したロアシェル32に対してアッパーシェル31を装着した状態の背面側からの斜視図を示している。
図14(a)はリテーナ27を構成するリテーナ本体50を所定位置に装着するとともに、リテーナ27を構成するリテーナカバ60を取り付ける前の状態の背面側からの斜視図を示し、図14(b)は同状態、つまりリテーナ27を構成するリテーナ本体50を所定位置に装着するとともに、リテーナ27を構成するリテーナカバ60を取り付ける前の状態の正面側からの斜視図を示している。
図15はリテーナカバ60をリテーナ本体50に対して装着してハーネス側コネクタ20の組立が完了した状態の正面側からの斜視図を示している。
なお、図1(a)における上下方向を高さ方向Hとし、左下と右上とを結ぶ方向を幅方向Wとし、右下と左上とを結ぶ方向を奥行き方向Dとしている。さらには、上下方向の高さ方向Hにおける上側を上方側Huとし、下側を下方側Hdとしている。また、右下と左上とを結ぶ奥行き方向Dにおける右下側を奥側Dbとし、左上側を手前側Dfとしている。
なお、当該高さ方向H、幅方向W及び奥行き方向Dは、コネクタ接続構造1の構成の説明において便宜的に、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との脱着方向を奥行き方向Dとして、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を取付ける方向を奥側Db、機器側コネクタ10からハーネス側コネクタ20を取り外す方向を手前側Dfとしている。さらに、奥行き方向Dに対して直交する方向を幅方向W及び高さ方向Hに設定している。しかしながら、機器側コネクタ10、ハーネス側コネクタ20及びコネクタ接続構造1の構成に関して方向を規定するものではない。
コネクタ接続構造1は、図1に示すように、例えば、自動車等に装備されたモータなどの電装機器や電源機器などの機器に設けられた機器側コネクタ10と、被覆電線を束ねたワイヤーハーネス200に装着したハーネス側コネクタ20とを接続する接続構造である。
機器側コネクタ10は、図2及び図3に示すように、電装機器の機器筐体100(図2及び図3で破線で示す)に取付けられている。
機器側コネクタ10は、図4に示すように、取付台座11、機器側端子12、規制リング13、機器側シール14、オス型ハウジング15及び固定ボルト16を備えている。
取付台座11は、破線で示す機器筐体100に取付けられ、後述するオス型ハウジング15やハーネス側コネクタ20を固定する台座である。
取付台座11は、正面視中央に奥行き方向Dに貫通する貫通孔111を有する幅方向Wより高さ方向Hに長い縦長の長方形状であり、奥行き方向Dに所定の厚みを有している。
取付台座11における貫通孔111より上方側Huを、取付けられるハーネス側コネクタ20を固定するための固定部分112とし、固定部分112には、ハーネス側コネクタ20をボルト固定するための締結孔113を設けている。
貫通孔111より下方側Hdには、オス型ハウジング15を固定ボルト16で固定する締結孔114を幅方向中央に設けている。
このように構成された取付台座11は、後述するハーネス側コネクタ20が取付けられた状態で導電可能に接続され、電磁シールド機能を奏するように、金属製で構成している。
機器側端子12は、機器筐体100の内部に配置された電装機器本体と電気的に接続され、ハーネス側コネクタ20の内部に配置されるハーネス側端子21と接続されるものであり、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ備えている。
規制リング13は、後述するオス型ハウジング15の挿入筒部153に装着する機器側シール14の奥行き方向Dの位置を規制するものであり、挿入筒部153に外嵌する円筒状に形成している。
機器側シール14は、後述するオス型ハウジング15の挿入筒部153に装着し、オス型ハウジング15の挿入筒部153と取付台座11との間を封止するシール部材であり、リング状のゴム製である。
オス型ハウジング15は、取付台座11に機器側端子12を保持するためのものであり、機器側端子12を保持する保持部分151と、保持部分151の周囲を囲繞するフード部152と、取付台座11の貫通孔111に挿入する円筒状の挿入筒部153と、高さ方向Hの下方側Hdに突出し、オス型ハウジング15を取付台座11に固定する固定ボルト16を装着する固定凸部154とを備えている。
保持部分151は、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置した機器側端子12のそれぞれを絶縁した状態で保持できる構成である。
フード部152は手前側Dfが開口された周壁状に形成されている。
このように各要素を構成した機器側コネクタ10は、オス型ハウジング15の保持部分151に機器側端子12を組付けるとともに、挿入筒部153に機器側シール14と規制リング13とを外嵌して組み付ける。
そして、機器側端子12,規制リング13及び機器側シール14を組み付けたオス型ハウジング15の挿入筒部153を取付台座11の貫通孔111に挿入し、固定凸部154に装着した固定ボルト16を締結孔114に螺合して、取付台座11とオス型ハウジング15とを固定して機器側コネクタ10の組み付けは完了する。
ハーネス側コネクタ20は、上述の機器側コネクタ10に取付けてコネクタ接続構造1を構成し、機器側コネクタ10の機器側端子12と内部に配置したハーネス側端子21とを接続するコネクタである。
ハーネス側コネクタ20は、ワイヤーハーネス200、ワイヤーハーネス200を構成する高圧電線201の先端に取り付けたハーネス側端子21、メス型内側ハウジング22、ハウジングシェル23、ハウジングシール24、ハウジングシールカバー25、ワイヤーシール26、リテーナ27及びシェルシール28を備えている。
ハーネス側端子21は、絶縁被覆203で電線202を被覆した高圧電線201の先端から露出した電線202に装着した高圧端子である。なお、2本の高圧電線201で構成したワイヤーハーネス200の場合、各高圧電線201にハーネス側端子21を装着しており、ハーネス側コネクタ20には2つのハーネス側端子21を備えている。
メス型内側ハウジング22は、2つのハーネス側端子21をハーネス側コネクタ20の内部における所定の位置に保持するものであり、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221と、ハーネス挿通筒部221に挿通されたワイヤーハーネス200の先端に設けたハーネス側端子21を配置する保持部本体222とを備えている。なお、メス型内側ハウジング22は樹脂製である。
ハーネス挿通筒部221は、下方側Hdの端部(下端部)が開口された底面視長円状(小判型)の筒状体であり、上方側Huの端部(上端部)は保持部本体222の内部と連通している。
保持部本体222は、ハーネス挿通筒部221の上端部に配置され、奥側Dbが開放された略直方体状であり、内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
保持部本体222は、外壁222aと内壁222bとの2重壁で構成され、内壁222bの内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
外壁222aと内壁222bとの間は、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを組み付けた状態において、機器側コネクタ10のオス型ハウジング15のフード部152が挿入される空間であり、ハウジングシール24が装着される。
ハウジングシェル23は、メス型内側ハウジング22の外側を覆うとともに、ハーネス側コネクタ20の外形を形成するものである。
ハウジングシェル23は、メス型内側ハウジング22よりひとまわり大きな類似形状であり、ハーネス挿通筒外部231と、シェル本体232と、コネクタ固定部233とを備えている。
詳しくは、ハーネス挿通筒外部231は、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221を内部に配置するように、ハーネス挿通筒部221よりひとまわり大きく、下端部が開口された底面視長円状の筒状体であり、上端部はシェル本体232の内部と連通している。なお、ハーネス挿通筒外部231における奥行き方向Dの両面には、後述するリテーナ27の係止ロック54が係止する係止開口236を設けている。
シェル本体232は、ハーネス挿通筒外部231の上端部に配置されるとともに、内部に配置する保持部本体222よりひとまわり大きな、奥側Dbが開放された略直方体形状である。
なお、奥側Dbが開放された略直方体状に形成されたシェル本体232において、奥行き方向Dの奥側Dbに、ハーネス側端子21が奥側Dbに露出する嵌合開口235としている。
コネクタ固定部233は、シェル本体232より上方側Huに突出する正面視三角形状であり、ハウジングシェル23を取付台座11に固定するためのボルト(図示層略)を装着する板状に形成している。
また、メス型内側ハウジング22を外包するハウジングシェル23は、取付台座11に取付けられ、コネクタ固定部233を取付台座11の固定部分112にボルト固定することで導通し、電磁シールドを奏するように金属製である。
このように構成されたハウジングシェル23は、シェル本体232を高さ方向Hに分割した分割シェル31,32を組み付けて構成している。
詳述すると、幅方向W及び奥行き方向Dに沿う仮想水平面(図示省略)でシェル本体232を分割し、仮想水平面より上方側Huのアッパーシェル31と、仮想水平面より下方側Hdのロアシェル32とを高さ方向Hに組み付けて構成している。なお、仮想水平面は、ハーネス側コネクタ20を組み付けた状態で、ハーネス挿通筒部221における上端部に近い位置となる。
シェル本体232の仮想水平面より上方側Huの部分とコネクタ固定部233とでアッパーシェル31を構成するとともに、シェル本体232の仮想水平面より下方側Hdの部分とハーネス挿通筒外部231とでロアシェル32を構成し、アッパーシェル31とロアシェル32とを接合部33で高さ方向Hに組み付けてハウジングシェル23を構成している。
なお、接合部33を構成するアッパーシェル31における下端部とロアシェル32における上端部とは高さ方向Hから視て奥行き方向Dの奥側Dbに向かって開放された角型U字状である。当該角型U字状の縁部のうち幅方向Wの両側に配置された側面部分の縁部に沿って形成した接合凸部34をロアシェル32の上端部の内面側に沿わせて組み付けた接合部33で接合している。
詳述すると、接合凸部34は、底面視角型U字状に形成されたアッパーシェル31における幅方向Wの両側に配置された側面部分の下方側Hdの端縁の内面側に沿って下方側Hdに突出するように形成している。
上述したように、接合凸部34をロアシェル32の上端部の内面側に沿わせて、アッパーシェル31とロアシェル32を接合して組付けたシェル本体232の接合部33は面一となる。
また、底面視角型U字状に形成したアッパーシェル31の奥側Dbの下方側Hdの端縁の内面側に沿って下方側Hdに突出するよう導電接続片36を設けている。なお、アッパーシェル31の下端部から突出する幅方向Wの両側の接合凸部34と導電接続片36とは連続し、導電接続片36には固定ボルトを螺合するボルト孔を設けている。
このように構成した導電接続片36は、アッパーシェル31とロアシェル32とを組み付けた状態において、平面視角型U字状に形成したロアシェル32の奥側Dbの側面の内面側に配置され、ボルト締結されて、アッパーシェル31とロアシェル32とを導電可能に接続する導電接続部37(図1参照)を構成することなる。
ハウジングシール24は、保持部本体222における内壁222bの背面視形状と一致する平面視四角形状のリング状であり、ゴム製である。
ハウジングシール24は、メス型内側ハウジング22における内壁222bに対して外嵌し、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との組付け状態において、機器側コネクタ10のオス型ハウジング15とハーネス側コネクタ20のメス型内側ハウジング22との間を封止するシール材である。
ハウジングシールカバー25は、メス型内側ハウジング22の内壁222bに奥行き方向Dの奥側Dbから取付けて、メス型内側ハウジング22の保持部本体222に配置したハーネス側端子21を固定するものである。
ワイヤーシール26は、2本の高圧電線201を挿通する孔261を有し、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201とハーネス挿通筒部221の内面との間を封止するシール部材である。そのため、ワイヤーシール26はハーネス挿通筒部221の内部に配置できる長円状に形成している。
シェルシール28は、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221に外嵌し、ハーネス挿通筒部221とハーネス挿通筒外部231との間を封止するシール部材である。シェルシール28はハーネス挿通筒部221に外嵌できる長円状に形成している。
リテーナ27は、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201をハーネス挿通筒外部231に保持するものであり、2本の高圧電線201を挿通する孔を有している。
リテーナ27は、図7及び図8に示すように、ハーネス挿通筒外部231に挿入されて固定されるリテーナ固定部271と、ハーネス挿通筒外部231から突出するとともに、高圧電線201を保持する電線保持部272とが設けられている。リテーナ27において、高圧電線201が挿通する挿通方向(高さ方向H)においてリテーナ固定部271と電線保持部272とは同程度の長さに形成している。
また、電線保持部272は、挿通された高圧電線201を保持する電線挿通孔273を有し、リテーナ固定部271と一体で構成された固定側保持部274と、固定側保持部274に対して装着される装着保持部275とが設けられている。
さらに、リテーナ固定部271には、ハーネス挿通筒部221の下端部が連結される圧入連結部276が設けられている。
固定側保持部274は電線挿通孔273の奥側Dbの半分である固定側円弧溝273aを有し、装着保持部275は、電線挿通孔273の手前側Dfの半分を構成する装着側円弧溝273bを有している。
なお、電線挿通孔273は、ワイヤーハーネス200を構成する2本の高圧電線201に対応して、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ設けており、電線挿通孔273は挿通する高圧電線201の外径と同じあるいはわずかに小径に形成し、電線挿通孔273を構成する内面には、高圧電線201の外面、つまり絶縁被覆203に食い込むリブ278を設けている。
具体的には、リテーナ27は、ハーネス挿通筒外部231に一部を挿入可能な長円柱状に形成され、リテーナ固定部271と固定側保持部274とを有するリテーナ本体50と、装着保持部275を構成するリテーナカバ60との二部品で構成している。
リテーナ本体50は、リテーナ固定部271を構成する外筒部51と、外筒部51に対して所定間隔を隔てて配置した内筒部52と、下方側Hdに向かって突出する固定側保持部274とを一体構成している。
外筒部51は、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221の下端部に外嵌する長円状であり、内筒部52はハーネス挿通筒部221の肉厚に対応する間隔で配置され、外筒部51と内筒部52とで、ハーネス挿通筒部221の下端部と圧入連結する圧入連結部276を構成している。
なお、内筒部52の内側には長円柱状の挿通空間55を形成しており、挿通空間55を形成する内筒部52の内面の円弧部分は、挿通空間55に挿通されるワイヤーハーネス200の高圧電線201の外径よりひとまわり大きな径で形成している。
また、内筒部52の外面には、外筒部51に向かって突出するとともに、圧入連結部276へのハーネス挿通筒部221の圧入方向(高さ方向H)に延設された潰しリブ53が設けられている。潰しリブ53は、長円状の内筒部52における直線部分に所定間隔を隔てて複数設けている。
また、外筒部51には、ハーネス挿通筒外部231に設けた係止開口236に対応する箇所に、係止開口236に係止する係止ロック54を備えている。係止ロック54は、係止開口236に対して上方側Huに向かって挿入でき、下方側Hdに係止する爪形状で形成している。
外筒部51と内筒部52とで構成するリテーナ固定部271に対して、装着状態で下方側Hdに向かって突出する固定側保持部274は、長円状のリテーナ固定部271の半分と同形状の略半長円状、つまり略半オーバル状に形成され、電線挿通孔273の略半分を形成する固定側円弧溝273aと、リテーナカバ60を係止固定する係止固定部277を構成する固定フック277aを備えている。
電線挿通孔273の略半分である略半円状の固定側円弧溝273aは、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ設けられ、固定フック277aは、固定側円弧溝273aの幅方向Wの外側に設けられている。また、固定側円弧溝273aを形成する内面には、高さ方向Hに延びるリブ278が周面に沿って所定間隔を隔てて複数本配置されている。
なお、固定側保持部274の外周面は、リテーナ固定部271の外周面の半分と同じ形状である。
略半長円状、つまり略半オーバル状に形成された固定側保持部274と組み合わされて電線保持部272を構成する装着保持部275、つまりリテーナカバ60は、固定側保持部274と略対称な略半長円状、つまり略半オーバル状に形成されている。
装着保持部275を構成するリテーナカバ60は、固定側保持部274に備えた固定側円弧溝273aと組み合わされて電線挿通孔273を構成する、電線挿通孔273の略半分である略半円状の装着側円弧溝273bと、リテーナ本体50にリテーナカバ60を係止固定する係止固定部277を構成する装着側フック277bを備えている。
固定側円弧溝273aと組み付けて電線挿通孔273を構成する装着側円弧溝273bは、固定側円弧溝273aに対応して幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ設けられ、装着側フック277bは、装着側円弧溝273bの幅方向Wの外側に設けられている。また、装着側円弧溝273bを形成する内面には、固定側円弧溝273aと同様にリブ278が周面に沿って所定間隔を隔てて複数本配置されている。
なお、装着保持部275を構成するリテーナカバ60の外周面は、リテーナ固定部271の外周面の半分と同じ形状である。
上述のように構成した各要素は、以下で説明するように組み付けてハーネス側コネクタ20を構成することができる。
ハウジングシール24はメス型内側ハウジング22の保持部本体222における内壁222bに外嵌して、外壁222aと内壁222bの間に配置され、ハウジングシールカバー25は内壁222bの開口側に装着される。
ワイヤーシール26は孔261に高圧電線201を挿通して、ワイヤーハーネス200に装着され、シェルシール28は、メス型内側ハウジング22におけるハーネス挿通筒部221に外嵌して装着される。
先端にハーネス側端子21が装着された高圧電線201で構成するワイヤーハーネス200は、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221から挿入され、保持部本体222の内部にハーネス側端子21が配置されるように装着される。
メス型内側ハウジング22は、接合部33でアッパーシェル31とロアシェル32とが組付けされたハウジングシェル23の内部に配置される。なお、メス型内側ハウジング22の保持部本体222はシェル本体232の内部に配置され、ハーネス挿通筒部221はハーネス挿通筒外部231の内部に配置される。このとき、ハーネス挿通筒外部231の下端部よりハーネス挿通筒部221の下端部は上方側Huに配置される。
ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの内部に、ワイヤーハーネス200に外嵌するリテーナ27が配置される。具体的には、ハーネス挿通筒外部231の内部に配置されたハーネス挿通筒部221の下端部より下方側Hdにリテーナ固定部271が配置され、電線保持部272がハーネス挿通筒外部231の下端部より下方側Hdに突出する態様で装着される。
このとき、リテーナ固定部271を構成するリテーナ本体50の係止ロック54がハーネス挿通筒外部231に設けた係止開口236に係止して固定される。
また、リテーナ固定部271に設けた圧入連結部276にハーネス挿通筒部221の下端部が圧入されてメス型内側ハウジング22とリテーナ27とは連結される。また、圧入連結部276にハーネス挿通筒部221の下端部を圧入した際にリテーナ固定部271を有するリテーナ本体50の潰しリブ53はハーネス挿通筒部221によって変形し、ハーネス挿通筒部221と圧入連結部276とは堅固に連結されている。
また、リテーナ本体50とリテーナカバ60とを組み付けて構成したリテーナ27の電線保持部272において、電線挿通孔273を挿通する高圧電線201の外周面を、電線挿通孔273を構成する電線保持部272の内面に設けたリブ278が局所的に押圧して、ハーネス挿通筒外部231に対して固定される。また、ハーネス挿通筒部221が圧入連結部276に圧入されたリテーナ27と、高圧電線201とは固定される。
このように組み付けられたハーネス側コネクタ20と、機器側コネクタ10とを嵌合し、機器側コネクタ10の機器側端子12とハーネス側コネクタ20の保持部本体222の内部に配置したハーネス側端子21とを接続することで、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とが導通するコネクタ接続構造1を構成することができる。
上述のように機器側コネクタ10と嵌合させてコネクタ接続構造1を構成するハーネス側コネクタ20の組付け手順について、図10乃至図15とともに説明する。
まず、詳述すると、図10(a)に示すように、ワイヤーハーネス200に対してリテーナ27を構成するリテーナ本体50を予め挿通し、図10(b)に示すように、孔261に高圧電線201を挿通して、ワイヤーシール26を予め挿通する。このとき、ワイヤーハーネス200を構成する高圧電線201の先端にはハーネス側端子21は取り付けられず、電線202が露出した状態である。
図11(a)に示すように、ワイヤーハーネス200の先端の電線202にハーネス側端子21を取り付けるとともに、ワイヤーハーネス200に対して、ハウジングシェル23を構成するロアシェル32を予め挿通する。そして、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221にシェルシール28を装着する。
なお、ハーネス挿通筒部221へのシェルシール28の装着及びワイヤーハーネス200へのロアシェル32の装着は、メス型内側ハウジング22をワイヤーハーネス200に装着する次のステップまでの間であればいつ行ってもよい。
また、高圧電線201の先端から露出する電線202にハーネス側端子21を取り付ける方法としては、例えば、超音波振動溶接等によって取り付ければよい。また、上述の説明では、ハーネス側端子21を高圧電線201の先端から露出する電線202に取り付けるまでのステップにおいて、高圧電線201の先端から電線202が露出する態様で説明したが、ハーネス側端子21を取り付ける当該ステップで先端の絶縁被覆203を所定長さスリップして電線202を露出させてからハーネス側端子21を取り付けてもよい。
図11(b)に示すように、ワイヤーハーネス200に対して、シェルシール28を装着したメス型内側ハウジング22を装着し、ハーネス側端子21が先端に取り付けられた高圧電線201に対して、図12(a)に示すように、予め挿通したワイヤーシール26を所定位置に配置する。
なお、所定位置とは、ハーネス挿通筒部221の下端部から上方側Huの内部に挿入された位置となり、孔261に挿通された高圧電線201とハーネス挿通筒部221との間をワイヤーシール26でシールすることができる。
続いて、図12(b)に示すように、装着したメス型内側ハウジング22に対してロアシェル32を所定位置に配置する。また、メス型内側ハウジング22の内壁222bに対してハウジングシール24及びハウジングシールカバー25を装着する(図13(a)参照)。なお、メス型内側ハウジング22の内壁222bへのハウジングシール24及びハウジングシールカバー25の取付けは、高圧電線201へのメス型内側ハウジング22の装着後であればどのタイミングで行ってもよい。
図13(b)に示すように、所定位置に配置したロアシェル32に対して、接合凸部34をロアシェル32の周縁部に沿わせて接合部33で嵌合させてアッパーシェル31を装着する。このとき、アッパーシェル31における手前側Dfの導電接続片36とロアシェル32とをボルト(図示省略する)で締結して組み付けたアッパーシェル31とロアシェル32とを固定し、ハウジングシェル23を構成する。
アッパーシェル31とロアシェル32とを固定して構成したハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に対して、図14(a)及び図14(b)に示すように、リテーナ27を構成するリテーナ本体50を所定位置に装着する。
詳しくは、リテーナカバ60とを組み付けてリテーナ27を構成するリテーナ本体50のリテーナ固定部271を、ハーネス挿通筒外部231の内部に挿入し、係止ロック54をハーネス挿通筒外部231に設けた係止開口236に係止して固定する。この状態では、リテーナ本体50の圧入連結部276にハーネス挿通筒部221の下端部を圧入して、リテーナ本体50とメス型内側ハウジング22とは一体化している。なお、高圧電線201は、リテーナ固定部271における挿通空間55を挿通するとともに、固定側保持部274における固定側円弧溝273aに配置されているだけであり、リテーナ27に対して固定されていない。
また、この状態では、図14(a)及び図14(b)に示すように、リテーナ本体50において電線保持部272を構成する固定側保持部274がハーネス挿通筒外部231から突出することとなる。
そして、図15に示すように、ハーネス挿通筒外部231から突出するリテーナ本体50の固定側保持部274に対して、装着保持部275を構成するリテーナカバ60を取り付け、リテーナ本体50の固定フック277aとリテーナカバ60の装着側フック277bを係止して係止固定部277を構成し、リテーナ本体50とリテーナカバ60とを固定してリテーナ27を構成し、ハーネス側コネクタ20の組み付けは完了する。
このように、リテーナ本体50とリテーナカバ60とを組み付けて構成したリテーナ27では、固定側保持部274に設けた固定側円弧溝273aと装着保持部275に設けた装着側円弧溝273bとで電線挿通孔273が構成され、電線挿通孔273を挿通する高圧電線201の絶縁被覆203をリブ278が押圧して、高圧電線201はリテーナ27に対して固定される。
このように、リテーナ27に固定された高圧電線201は、リテーナ27の圧入連結部276に圧入連結されたメス型内側ハウジング22、及び係止ロック54が係止開口236に係止して固定したハウジングシェル23に対しても、リテーナ27を介して固定されることとなる。
上述したように、先端にハーネス側端子21が装着された高圧電線201と、ハーネス側端子21を内部に配置するメス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23とが備えられたハーネス側コネクタ20は、ハーネス側端子21を内部に配置する保持部本体222及びシェル本体232と、保持部本体222及びシェル本体232と連通するとともに、高圧電線201を挿入するハーネス挿通筒部221及びハーネス挿通筒外部231とを有し、高圧電線201においてハーネス挿通筒外部231に挿入された部分に外嵌して保持するリテーナ27が設けられている。リテーナ27は、ハーネス挿通筒外部231に挿入されて固定されるリテーナ固定部271と、ハーネス挿通筒外部231から突出するとともに、高圧電線201を保持する電線保持部272とが設けられている。電線保持部272は、挿通された高圧電線201を保持する電線挿通孔273を有している。電線保持部272は、リテーナ固定部271と一体で構成され、固定側円弧溝273aを有する固定側保持部274と、装着側円弧溝273bを有するとともに、固定側保持部274に対して装着される装着保持部275(リテーナカバ60)とが設けられている。そのため、高圧電線201に振動が作用しても振動の影響がハーネス側コネクタ20に及ぶことを抑制できる。
詳しくは、上述の構成により、リテーナ固定部271によってロアシェル32にリテーナ27が固定された状態で、リテーナ固定部271と一体に構成された固定側保持部274に対して装着保持部275を装着することで電線挿通孔273が構成されるとともに、ハーネス挿通筒外部231に挿通された高圧電線201を固定することができる。つまり、メス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23に対して高圧電線201はリテーナ27を介して固定されており、高圧電線201に振動が作用しても、振動の影響がメス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23に及ぶことを抑制できる。
また、リテーナ固定部271と一体に構成された固定側保持部274に対して装着保持部275を装着することで高圧電線201を固定する電線保持部272は、ハーネス挿通筒外部231より突出しているため、固定側保持部274に対して装着保持部275を容易に装着することができる。
さらに、メス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23、高圧電線201及びリテーナ27のそれぞれの相対位置関係を調整してから、ハーネス挿通筒外部231より突出する固定側保持部274に対して装着保持部275を装着して高圧電線201を保持し、メス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23に対して高圧電線201を容易に精度よく固定することができる。
また、電線挿通孔273を形成する内面に、つまり固定側円弧溝273aと装着側円弧溝273bに高圧電線201の外面を局所的に押圧するリブ278が設けられているため、装着保持部275を固定側保持部274に装着することで電線挿通孔273に挿通された高圧電線201の外面を局所的にリブ278が押圧する。そのため、リテーナ27の電線保持部272に対する高圧電線201の固定力を増大させて、確実に高圧電線201を保持することができる。
また、装着保持部275と固定側保持部274とは別体構成されているため、高圧電線201を固定側保持部274に設けた固定側円弧溝273aに対して容易に配置することができる。
そして、高圧電線201を固定側円弧溝273aに配置した固定側保持部274に対して装着保持部275を装着するとともに係止固定部277で係止することで、電線挿通孔273に挿通された高圧電線201を容易且つ確実に保持することができる。
また、高圧電線201においてハーネス挿通筒部221に挿入された部分に外嵌するワイヤーシール26がリテーナ27よりも上方側Huに設けられているため、リテーナ27よりも上方側Huでハーネス挿通筒部221と高圧電線201との間を封止することができる。また、ワイヤーシール26がリテーナ27よりも上方側Huに配置されているため、リテーナ27によって、ワイヤーシール26が不用意に抜け出ることを防止できる。
また、高圧電線201は2本設けられ、電線挿通孔273は、高圧電線201に応じて2つ設けられているため、各高圧電線201をそれぞれの電線挿通孔273に挿通して確実に保持することができる。
また、ハーネス挿通筒外部231に挿通されたリテーナ固定部271を係止固定する係止ロック54が設けられているため、ハーネス挿通筒外部231に対して係止ロック54を係止してリテーナ固定部271を固定することができる。したがって、ハーネス挿通筒外部231に対してリテーナ固定部271を挿入して係止ロック54を係止固定することができ、例えば、螺合手段で固定する場合などに比べて組付け性を向上することができる。
また、ハウジングシェル23と、ハウジングシェル23の内部に配置されるメス型内側ハウジング22とが設けられ、ハウジングシェル23はシェル本体232とハーネス挿通筒外部231を有し、メス型内側ハウジング22は保持部本体222とハーネス挿通筒部221を有している。リテーナ固定部271は、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に挿入されるとともに、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221と連結される圧入連結部276が設けられている。
そのため、ハウジングシェル23のシェル本体232の内部にメス型内側ハウジング22の保持部本体222を配置し、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231の内部にメス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221を配置することとなる。そして、高圧電線201をメス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221から挿入し、高圧電線201の先端に設けたハーネス側端子21をメス型内側ハウジング22の保持部本体222の内部に配置することとなる。
また、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に挿入されたリテーナ固定部271によってリテーナ27はハウジングシェル23に固定され、ハウジングシェル23に固定されたリテーナ27の圧入連結部276にメス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221が連結されることで、メス型内側ハウジング22はリテーナ27を介してハウジングシェル23に固定されることとなる。このように、ハウジングシェル23とメス型内側ハウジング22とでリテーナ27を介して固定された二重構造を構成することができる。
また、リテーナ固定部271は、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に固定されているため、リテーナ固定部271がハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231に固定されたリテーナ27を介してメス型内側ハウジング22をしっかりと固定することができる。
また、圧入連結部276は、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221の下端部が圧入される構成であるため、リテーナ27に対してメス型内側ハウジング22をしっかりと連結することができる。
また、圧入連結部276を構成する内筒部52に、圧入方向(高さ方向H)に交差する方向に突出する潰しリブ53が設けられているため、圧入連結部276にメス型内側ハウジング22を圧入することで、潰しリブ53が変形してより堅固にリテーナ27に対してメス型内側ハウジング22を連結することができる。
また、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221にシェルシール28が設けているため、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221と、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231との間を封止でき、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221と、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231との間を通って、ハーネス側コネクタ20の内部に異物が侵入することを防止できる。
また、ハウジングシェル23のハーネス挿通筒外部231にリテーナ27のリテーナ固定部271が配置されているため、シェルシール28が不用意に抜け出ることを防止することができる。
この発明の構成と、実施形態との対応において、この発明のハーネス側端子はハーネス側端子21に対応し、
以下同様に、
電線は高圧電線201に対応し、
ハウジングはメス型内側ハウジング22及びハウジングシェル23に対応し、
コネクタはハーネス側コネクタ20に対応し、
本体部は保持部本体222及びシェル本体232に対応し、
電線挿入部はハーネス挿通筒部221及びハーネス挿通筒外部231に対応し、
リテーナはリテーナ27に対応し、
リテーナ固定部はリテーナ固定部271に対応し、
電線保持部は電線保持部272に対応し、
電線挿通孔は電線挿通孔273に対応し、
固定側保持部は固定側保持部274に対応し、
装着保持部は装着保持部275(リテーナカバ60)に対応し、
押圧部はリブ278に対応し、
係止部は係止固定部277に対応し、
電線シールはワイヤーシール26に対応し、
リテーナ係止部は係止ロック54に対応し、
外部シェルはハウジングシェル23に対応し、
内部ハウジングはメス型内側ハウジング22に対応し、
連結部は圧入連結部276に対応し、
潰し凸部は潰しリブ53に対応し、
ハウジングシールはシェルシール28に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、固定側保持部274に略半円状の固定側円弧溝273aを設けるとともに、装着保持部275に略半円状の装着側円弧溝273bを設け、固定側保持部274と装着保持部275とを組み付けて略円形状の電線挿通孔273を構成したが、固定側保持部274に高さ方向Hから視て略U字状の固定側円弧溝273aを構成し、略U字状の固定側円弧溝273aの開口を装着保持部275で塞ぐように構成してもよい。
また、高圧電線201に外嵌して、ハーネス挿通筒部221の内部に配置されたワイヤーシール26は、ハーネス挿通筒外部231に配置されたリテーナ27のリテーナ固定部271によってワイヤーシール26を押圧してプレストレスを作用させてシール性を向上してもよい。
また、リテーナ27において高圧電線201の本数(2本)に対応してふたつの電線挿通孔273が設けられたが、例えば、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置したふたつの電線挿通孔273同士を幅方向Wに延びるスリットを設けて連通するように構成されていてもよい。なお、ワイヤーハーネス200を1本の高圧電線201で構成してもよいし、3本以上の高圧電線201で構成してもよい。
さらにまた、リテーナ27における電線保持部272を、別体構成された固定側保持部274と装着保持部275とで構成したが、固定側保持部274の2つの固定側円弧溝273aのそれぞれに対して、装着側円弧溝273bを有する別々の装着保持部275を組み付けるように構成してもよい。また、装着保持部275が固定側保持部274に対してヒンジ結合して一体構成してもよい。
また、電線挿通孔273を形成する内面に高さ方向Hに延びるリブ278を設けたが、リブ278の代わりに半球状の凸状などリブ以外の凸部を設けてもよいし、電線挿通孔273を形成する内面を凹凸面で構成してもよい。
また、圧入連結部276を構成する内筒部52に潰しリブ53を設けたが、ハーネス挿通筒部221における圧入連結部276に圧入する部分に潰しリブ53を設けてもよいし、ハーネス挿通筒部221における圧入連結部276に圧入する部分と内筒部52との両方に潰しリブ53を設けてもよい。なお、両方に潰しリブ53を設ける場合は、それぞれの潰しリブ53がずれるように配置するとよい。
また、上述の説明では、シールド性を奏するため、内部に樹脂製のメス型内側ハウジング22を配置するハウジングシェル23を金属製で構成したが、内部に配置するメス型内側ハウジング22を金属製とし、ハウジングシェル23を樹脂製としてもよい。
また、上述の説明では、メス型内側ハウジング22のハーネス挿通筒部221の下端部をリテーナ27の圧入連結部276に圧入してメス型内側ハウジング22とリテーナ27とを連結したが、リテーナ27とハーネス挿通筒部221とが連結できれば、圧入でなくてもよい。
さらに、上述の説明ではハウジングシェル23をアッパーシェル31とロアシェル32と接合部33で組み付けて構成したが、一体型のハウジングシェルであってもよい。ハウジングシェル23が分割型か一体型か、或いは分割型における分割の位置などは、設計形状と組み立ての都合で、適宜選択しうる。
20…ハーネス側コネクタ
21…ハーネス側端子
22…メス型内側ハウジング
23…ハウジングシェル
26…ワイヤーシール
27…リテーナ
28…シェルシール
32…ロアシェル
53…潰しリブ
54…係止ロック
60…リテーナカバ
201…高圧電線
221…ハーネス挿通筒部
222…保持部本体
231…ハーネス挿通筒外部
232…シェル本体
271…リテーナ固定部
272…電線保持部
273…電線挿通孔
274…固定側保持部
275…装着保持部
278…リブ
276…圧入連結部
277…係止固定部

Claims (12)

  1. 先端にハーネス側端子が装着された電線と、
    前記ハーネス側端子を内部に配置するハウジングとが備えられたコネクタであって、
    前記ハウジングは、
    前記ハーネス側端子を内部に配置する本体部と、
    該本体部と連通するとともに、前記電線を挿入する電線挿入部とを有し、
    前記電線において前記電線挿入部に挿入された部分に外嵌して保持するリテーナが設けられ、
    該リテーナは、
    前記電線挿入部に挿入されて固定されるリテーナ固定部と、
    前記電線挿入部から突出するとともに、前記電線を保持する電線保持部とが設けられ、
    該電線保持部は、挿通された前記電線を保持する電線挿通孔を有するとともに、
    前記リテーナ固定部と一体で構成され、前記電線挿通孔の一部を構成する固定側保持部と、
    前記電線挿通孔の他の部分を構成するとともに、前記固定側保持部に対して装着される装着保持部とが設けられた
    コネクタ。
  2. 前記電線挿通孔を形成する内面に、前記電線の外面を局所的に押圧する押圧部が設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記装着保持部と前記固定側保持部とは別体構成され、
    別体構成された前記装着保持部と前記固定側保持部とを組み付けて係止固定する係止部が設けられた
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記電線において前記電線挿入部に挿入された部分に外嵌し、前記リテーナよりも先端側で前記電線挿入部と前記電線との間を封止する電線シールが設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記電線は複数設けられ、前記電線挿通孔は、電線数に応じて複数設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記電線挿入部に挿通された前記リテーナ固定部を係止固定するリテーナ係止部が設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  7. 前記ハウジングは、
    外部シェルと、該外部シェルの内部に配置される内部ハウジングとが設けられ、
    前記外部シェル及び前記内部ハウジングとは、それぞれ前記本体部及び前記電線挿入部を有し、
    前記リテーナ固定部は、
    前記外部シェルの前記電線挿入部に挿入されるとともに、
    前記内部ハウジングの前記電線挿入部と連結される連結部が設けられた
    請求項1に記載のコネクタ。
  8. 前記リテーナ固定部は、前記外部シェルの前記電線挿入部に固定される
    請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記連結部は、前記内部ハウジングの前記電線挿入部が圧入される構成である
    請求項7又は請求項8に記載のコネクタ。
  10. 前記内部ハウジングにおいて前記連結部に圧入される部分及び前記連結部のうち少なくとも一方に、前記内部ハウジングの前記電線挿入部を前記連結部に圧入する圧入方向に交差する方向に突出する潰し凸部が設けられた
    請求項9に記載のコネクタ。
  11. 前記内部ハウジングの前記電線挿入部と、前記外部シェルの前記電線挿入部との間を封止するハウジングシールが設けられた
    請求項7に記載のコネクタ。
  12. 先端にハーネス側端子が装着された電線と、前記ハーネス側端子を内部に配置するハウジングとが備えられたコネクタにおいて、前記ハーネス側端子を内部に配置する本体部と、該本体部と連通するとともに、前記電線を挿通する電線挿入部とを有する前記ハウジングの前記電線挿入部に挿入されて固定されるリテーナ固定部と、
    前記電線挿入部から突出するとともに、前記電線を保持する電線保持部とが設けられ、
    該電線保持部は、挿通された前記電線を保持する電線挿通孔を有するとともに、
    前記リテーナ固定部と一体で構成され、前記電線挿通孔の一部を構成する固定側保持部と、
    前記電線挿通孔の他の部分を構成するとともに、前記固定側保持部に対して装着される装着保持部とが設けられ、
    前記電線挿入部に挿通された前記電線に外嵌して保持する
    リテーナ。
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