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JPWO2010044239A1 - 発光モジュール、発光モジュールの製造方法、および灯具ユニット - Google Patents

発光モジュール、発光モジュールの製造方法、および灯具ユニット Download PDF

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JPWO2010044239A1
JPWO2010044239A1 JP2010533816A JP2010533816A JPWO2010044239A1 JP WO2010044239 A1 JPWO2010044239 A1 JP WO2010044239A1 JP 2010533816 A JP2010533816 A JP 2010533816A JP 2010533816 A JP2010533816 A JP 2010533816A JP WO2010044239 A1 JPWO2010044239 A1 JP WO2010044239A1
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康章 堤
大長 久芳
久芳 大長
隆明 小松
隆明 小松
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

発光モジュール40において、光波長変換セラミック52は、半導体発光素子48が発する光の波長を変換して出射する。光学フィルタ50は、半導体発光素子48が発する主となる青色光Lbを透過し光波長変換セラミック52によって変換された主となる黄色光Lyを反射する。光学フィルタ50は、光波長変換セラミック52の表面上に設けられる。発光モジュール40は、光波長変換セラミック52の少なくとも一つの面に光学フィルタ50を設ける工程と、半導体発光素子48が発した光が光波長変換セラミック52に入射するよう半導体発光素子48および光波長変換セラミック52を配置する工程と、によって製造される。

Description

本発明は、発光モジュールおよびその製造方法、発光モジュールを備える灯具ユニットに関する。
近年、高寿命化や消費電力低減などを目的として、車両前方に光を照射する灯具ユニットなど強い光を照射するための光源としてLED(Light Emitting Diode)などの発光素子を有する発光モジュールを用いる技術の開発が進められている。しかし、このような用途で用いるためには発光モジュールに高輝度や高光度が求められることになる。このため、例えば白色光の取り出し効率を向上させるべく、主として青色光を発光する発光素子と、青色光により励起されて主として黄色光を発光する黄色系蛍光体と、発光素子から青色光を透過させ、黄色系蛍光体からの黄色光以上の波長の光を反射する青色透過黄色系反射手段と、を備える照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば変換効率を増大させるべく、発光層によって放出された光の経路内に配置されたセラミック層を備える構造体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−59864号公報 特開2006−5367号公報
LEDの用途は近年において益々広がりを見せており、LEDを含む発光モジュールの生産数増加に適切に対応することが強く求められている。このため、LEDを含む発光モジュールの製造工程の簡略化は、当該技術分野における重要な課題となっている。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、発光素子が発する光を有効に利用すると共に、その発光素子を含む発光モジュールの製造工程の簡略化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の発光モジュールは、ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、発光素子が発する光の波長を変換して出射する光波長変換部材と、発光素子が発する主となる波長の光を透過し光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を備える。光波長変換部材は、板状に形成され、光学フィルタは、光波長変換部材の表面上に設けられる。
この態様によれば、表面上に光学フィルタが設けられた板状の光波長変換部材を発光素子周辺に配置する、という簡易な工程で発光モジュールを製造することが可能となる。このため、例えば発光素子の上方に光学フィルタおよび光波長変換部材を順次積層していく場合に比べ、発光モジュールの製造工程を簡略化させることができる。
発光素子は、紫外線領域の波長の光を主として発するよう設けられてもよい。この態様によれば、紫外線領域の波長の光を可視光領域の波長の光に波長変換する光波長変換部材を用いることにより、発光素子の光の色による出射光の色への影響を抑制することができる。このため、より発光モジュールが出射することが可能な光の色の幅を広げることができる。
光学フィルタは、光波長変換部材の表面のうち、光が入射すべき入射面と、入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に設けられてもよい。光波長変換部材は、発光素子が発した光が光学フィルタを透過して入射面に入射するよう配置されてもよい。この態様によれば、側面からの光の漏出を抑制することができる。このため、発光素子が発する光をより効率的に利用することができ、発光モジュールが出射する光の輝度をより高めることができる。
本発明の別の態様は、発光モジュールの製造方法である。この方法は、発光素子を有する発光モジュールの製造方法であって、入射した光の波長を変換して出射する板状の光波長変換部材の少なくとも一つの面に、発光素子が発する主となる波長の光を透過し光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタを設ける工程と、発光素子が発した光が光波長変換部材に入射するよう発光素子および光波長変換部材を配置する工程と、を備える。
この態様によれば、板状の光波長変換部材に予め光学フィルタを設けることにより、発光素子周辺にその光波長変換部材を設けるという簡易な工程で発光モジュールを製造することが可能となる。このため、例えば発光素子の上方に光学フィルタおよび光波長変換部材を順次積層していく場合に比べ、発光モジュールの製造工程を簡略化させることができる。
光学フィルタを設ける工程では、光波長変換部材の表面のうち、発光素子からの光が入射すべき入射面と、入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に光学フィルタを設けてもよい。発光素子および光波長変換部材を配置する工程では、発光素子が発した光が光学フィルタを透過して光波長変換部材の入射面に入射するよう発光素子および光波長変換部材を配置してもよい。
この態様によれば、光波長変換部材の入射面と側面に予め光学フィルタを設けることができる。このため、例えば入射面に光学フィルタを設け側面に光学フィルタとは別の反射層などを設ける場合に比べ、簡易に発光モジュールを製造することができる。
本発明のさらに別の態様は、灯具ユニットである。この灯具ユニットは、ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、発光素子が発する光の波長を変換して出射する光波長変換部材と、発光素子が発する主となる波長の光を透過し光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を有する発光モジュールと、発光モジュールから出射された光を集光する光学部材と、を備える。光波長変換部材は、板状に形成され、光学フィルタは、光波長変換部材の表面上に設けられる。
この態様によれば、製造工程が簡略化された発光モジュールを用いて灯具ユニットを製造することが可能となる。このため、灯具ユニット全体の低コスト化に繋げることができる。
本発明のさらに別の態様は、発光モジュールである。この発光モジュールは、ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、発光素子が発する光の波長を変換して出射する透明な光波長変換部材と、発光素子が発する主となる波長の光を透過し光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を備える。
この態様によれば、光波長変換部材が透明であるため、その内部を光が通過するときの光度の減少を抑制することができる。このため、発光素子が発する光を効率的に利用することが可能となる。
光波長変換部材は、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上であってもよい。
発明者の鋭意なる研究開発の結果、光波長変換部材の変換波長域の光の全光線透過率が40%以上の透明な状態であれば、光波長変換部材による光の波長の適切な変換と光波長変換部材を通過する光の光度の減少抑制とを両立することが可能であることが判明した。したがってこの態様によれば、光度減少を抑制しつつ光波長変換部材を通過する光の波長を適切に変換することが可能となる。
光学フィルタは、発光素子が発する光の波長範囲と光波長変換部材によって変換された光の波長範囲とが互いに重なる所定の重複波長範囲の光に対しては、反射率よりも透過率が高くてもよい。
発明者の鋭意なる研究開発の結果、このような重複波長領域において反射率よりも透過率を高くすることで、光波長変換部材による光の波長の変換と光の利用効率とを適切に両立することが可能であることが判明した。したがってこの態様によれば、光の変換効率減少を抑制しつつ光波長変換部材を通過する光の波長を適切に変換することが可能となる。
光波長変換部材の少なくとも片面側に設けられた光拡散部材をさらに備えてもよい。または、光波長変換部材は、少なくとも片面が光を拡散するよう形成されていてもよい。
この態様によれば、光波長変換部材を出た光を拡散させることができ、発光モジュールが発する光のムラを抑制することができる。
なお、この態様においても、発光素子は、紫外線領域の波長の光を主として発するよう設けられてもよい。また、光学フィルタは、光波長変換部材の表面のうち、光が入射すべき入射面と、入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に設けられてもよく、光波長変換部材は、発光素子が発した光が光学フィルタを透過して入射面に入射するよう配置されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、灯具ユニットである。この灯具ユニットは、ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、発光素子が発する光の波長を変換して出射する透明な光波長変換部材と、発光素子が発する主となる波長の光を透過し光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を有する発光モジュールと、発光モジュールから出射された光を集光する光学部材と、を備える。
光波長変換部材を透明にすると、その内部を光が通過するときの光度の減少が抑制される。このような光波長変換部材の透明化は、例えば蛍光材料などの光波長変換材料をセラミック化することにより実現することができる。したがってこの態様によれば、発光素子が発する光を効率的に利用することが可能となる。なお上述と同様に、光波長変換部材は、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上であってもよい。
本発明によれば、発光素子が発する光を有効に利用すると共に、その発光素子を含む発光モジュールの製造工程の簡略化を図ることができる。
第1の実施形態に係る車両用前照灯の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る発光モジュール基板の構成を示す図である。 (a)は、第1の実施形態に係る光学フィルタの光の透過および反射の性質を示す図であり、(b)は、第1の実施形態に係る光学フィルタに透過するための最大入射角度を示す図である。 (a)は、製造途中における発光モジュールを示す図であり、(b)は、製造された発光モジュールを示す図である。 第2の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す図である。 第3の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す図である。 第4の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す図である。 第5の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す図である。 第6の実施形態に係る発光モジュールの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る車両用前照灯10の構成を示す断面図である。車両用前照灯10は、灯具ボディ12、前面カバー14、および灯具ユニット16を有する。以下、図1において左側を灯具前方、右側を灯具後方として説明する。また、灯具前方にみて右側を灯具右側、左側を灯具左側という。図1は、灯具ユニット16の光軸を含む鉛直平面によって切断された車両用前照灯10を灯具左側から見た断面を示している。なお、車両用前照灯10が車両に装着される場合、車両には互いに左右対称に形成された車両用前照灯10が車両左前方および右前方のそれぞれに設けられる。図1は、左右いずれかの車両用前照灯10の構成を示している。
灯具ボディ12は開口を有する箱状に形成される。前面カバー14は透光性を有する樹脂またはガラスによって椀状に形成される。前面カバー14は、縁部が灯具ボディ12の開口部に取り付けられる。こうして、灯具ボディ12と前面カバー14とによって覆われる領域に灯室が形成される。
灯室内には、灯具ユニット16が配置される。灯具ユニット16は、エイミングスクリュー18によって灯具ボディ12に固定される。下方のエイミングスクリュー18はレベリングアクチュエータ20が作動することにより回転するよう構成されている。このため、レベリングアクチュエータ20を作動させることで、灯具ユニット16の光軸を上下方向に移動することが可能となっている。
灯具ユニット16は、投影レンズ30、支持部材32、リフレクタ34、ブラケット36、発光モジュール基板38、および放熱フィン42を有する。投影レンズ30は、灯具前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具前方に投影する。支持部材32は、投影レンズ30を支持する。発光モジュール基板38には発光モジュール40が設けられている。リフレクタ34は、発光モジュール40からの光を反射して、投影レンズ30の後方焦点面に光源像を形成する。このようにリフレクタ34および投影レンズ30は、発光モジュール40が発した光を灯具前方に向けて集光する光学部材として機能する。放熱フィン42は、ブラケット36の後方側の面に取り付けられ、主に発光モジュール40が発した熱を放熱する。
支持部材32には、シェード32aが形成されている。車両用前照灯10はロービーム用光源として用いられ、シェード32aは、発光モジュール40から発せられリフレクタ34にて反射した光の一部を遮ることで、車両前方においてロービーム用配光パターンにおけるカットオフラインを形成する。ロービーム用配光パターンは公知であることから説明を省略する。
図2は、第1の実施形態に係る発光モジュール基板38の構成を示す図である。発光モジュール基板38は、発光モジュール40、基板44、および透明カバー46を有する。基板44はプリント配線基板であり、上面に発光モジュール40が取り付けられている。発光モジュール40は、無色の透明カバー46によって覆われている。
発光モジュール40は、半導体発光素子48、光学フィルタ50、および光波長変換セラミック52が積層されるよう設けられている。具体的には、半導体発光素子48が基板44上に直接取り付けられ、この上に光学フィルタ50、光波長変換セラミック52の順に積層されている。
半導体発光素子48は、LED素子によって構成される。第1の実施形態では、半導体発光素子48として、青色の波長の光を主として発する青色LEDが採用されている。具体的には、半導体発光素子48は、サファイヤ基板上にInGaN系半導体層を結晶成長させることにより形成されるInGaN系LED素子によって構成されている。半導体発光素子48は、例えば1mm角のチップとして形成され、発する青色光の中心波長は470nmとなるよう設けられている。なお、半導体発光素子48の構成や発する光の波長が上述したものに限られないことは勿論である。
図3(a)は、第1の実施形態に係る光学フィルタ50の光の透過および反射の性質を示す図である。光波長変換セラミック52は、いわゆる発光セラミック、または蛍光セラミックと呼ばれるものであり、青色光によって励起される蛍光体であるYAG(Yttrium Alminium Garnet)粉末を用いて作成されたセラミック素地を焼結することにより得ることができる。このような光波長変換セラミックの製造方法は公知であることから詳細な説明は省略する。
こうして得られた光波長変換セラミック52は、半導体発光素子48が主として発する青色光Lbの波長を変換して黄色光Lyを出射する。このため、発光モジュール40からは、光波長変換セラミック52をそのまま透過した青色光Lbと、光波長変換セラミック52によって波長が変換された黄色光Lyとの合成光が出射する。こうして白色の光を発光モジュール40から発することが可能となる。
また、光波長変換セラミック52には、透明なものが採用されている。第1の実施形態において「透明」とは、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上のことを意味するものとする。発明者の鋭意なる研究開発の結果、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上の透明な状態であれば、光波長変換セラミック52による光の波長を適切に変換できると共に、光波長変換セラミック52を通過する光の光度の減少も適切に抑制できることが判明した。さらに、光波長変換セラミック52の全光線透過率が50%以上、より好ましくは60%以上の場合、光の波長変換と光度の減少抑制がより良い結果となることが判明した。したがって、光波長変換セラミック52をこのように透明な状態にすることによって、半導体発光素子48が発する光をより効率的に変換することができる。
透過率は、例えば、島津製作所製の分光光度計Solid Spec 3700のように受光器の積分球を備えた分光透過計で測定することができる。第1の実施形態では、光波長変換セラミック52を積分球の開口部に設置して分光した測定光を光波長変換セラミック52に照射し、分光球に透過してきた透過光を受光器で測定した。
また、光波長変換セラミック52はバインダーレスの無機物で構成され、バインダーなどの有機物を含有する場合に比べて耐久性の向上が図られている。このため、例えば発光モジュール40に1W(ワット)以上の電力を投入することが可能となっており、発光モジュール40が発する光の輝度および光度を高めることが可能となっている。
なお、半導体発光素子48は青以外の波長の光を主として発するものが採用されてもよい。この場合も、光波長変換セラミック52には、半導体発光素子48が発する主とする光の波長を変換するものが採用される。なお、光波長変換セラミック52は、この場合においても半導体発光素子48が主として発する波長の光と組み合わせることにより白色または白色に近い色の波長の光となるよう、半導体発光素子48が発する光の波長を変換してもよい。
光学フィルタ50は、半導体発光素子48が主として発する青色光Lbを透過する。また、光学フィルタ50は、光波長変換セラミック52によって青色光Lbの波長が変換され主として発せられる黄色光Lyを反射する。この光学フィルタ50を半導体発光素子48と光波長変換セラミック52との間に配置することにより、まず半導体発光素子48が発する光の大部分を光波長変換セラミック52に出射させることができる。また、光波長変換セラミック52によって波長が変換される際に光が拡散することで半導体発光素子48に向かって進もうとする黄色の波長の光を反射することができる。このため、半導体発光素子48が発した光を効率よく利用することができ、発光モジュール40が発する光の光度や輝度の低下を抑制することが可能となる。
なお、第1の実施形態において、「透過する」とは、透過後の光度が透過前の光度より50%以上となることを意味するものとする。また、「反射する」とは、反射後の光度が反射前の光度より50%以上となることを意味するものとする。
なお、光学フィルタ50は、半導体発光素子48が発する光の波長範囲と光波長変換セラミック52によって変換された光の波長範囲とが互いに重なる所定の重複波長範囲の光に対しては、反射率よりも透過率が高くなるよう設けられている。発明者の鋭意なる研究開発の結果、このような重複波長領域において反射率よりも透過率を高くすることで、光波長変換セラミック52によって光の波長を適切に変換させつつ、半導体発光素子48が発する光を効率よく利用できることが判明した。したがって、これにより光の変換効率の減少を抑制しつつ光波長変換セラミック52を通過する光の波長を適切に変換することが可能となる。
図3(b)は、第1の実施形態に係る光学フィルタ50に透過するための最大入射角度を示す図である。光学フィルタ50は、透過可能な最大入射角θが45度以上90度未満となるよう設けられている。光学フィルタ50は、好ましくは透過可能な最大入射角θが50度以上90度未満となるよう設けられ、より好ましくは55度以上90度未満となるよう設けられる。発明者の鋭意なる研究開発の結果、光学フィルタ50に透過可能な最大入射角θをこのような値に設定することで光波長変換セラミック52に進む光度の減少を効果的に抑制することができることが判明した。したがって、光学フィルタ50を設けることによって半導体発光素子48が発する光の利用効率が減少することを回避することができる。
図4(a)および図4(b)は、第1の実施形態に係る発光モジュール40の製造工程を示す図であり、図4(a)は、製造途中における発光モジュール40を示す図である。
第1の実施形態では、光波長変換セラミック52は板状に形成され、光学フィルタ50は光波長変換セラミック52の一方の表面上に設けられる。第1の実施形態では、光学フィルタ50は、光波長変換セラミック52の一方の表面上に屈折率の異なる材料を交互に蒸着して積層することにより多層膜化したダイクロイックミラーにより構成される。なお、光学フィルタ50は上述したものに限られないことは勿論であり、例えばロングパスフィルタ、ショートパスフィルタ、またはバンドパスフィルタが採用されてもよい。
こうして板状の光波長変換セラミック52の一方の面に光学フィルタ50を設け、セラミックユニット54を作成する。このように作成されたセラミックユニット54も板状になるため、例えば粉体の波長変換材料を用いる場合に比べ、発光モジュール40の製造時における取り扱いが容易となる。
次に、光学フィルタ50が半導体発光素子48の発光面である上面に当接するよう、セラミックユニット54を半導体発光素子48の上方に配置する。セラミックユニット54は、半導体発光素子48の上面に接着によって固定してもよく、他の取付方法によって固定してもよい。なお、半導体発光素子48の上面と光学フィルタ50の下面との間に空間が設けられてもよい。こうして、半導体発光素子48が発した光が光学フィルタ50を透過して光波長変換セラミック52に入射するよう、半導体発光素子48および光波長変換セラミック52とが配置される。
図4(b)は、製造された発光モジュール40を示す図である。このように、板状の光波長変換セラミック52の一方の面に予め光学フィルタ50を設けてセラミックユニット54を作成することにより、簡易な工程で発光モジュール40を製造することが可能となる。このため、例えば半導体発光素子48の上方に光学フィルタを積層し、さらに粉状の蛍光体である光波長変換材料を積層する場合に比べ、発光モジュール40を簡易に製造することが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る発光モジュール60の構成を示す図である。なお、発光モジュール40に代えて発光モジュール60が設けられる以外は、車両用前照灯10の構成は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
発光モジュール60は、光波長変換セラミック52の上面に、さらに光拡散板62が設けられる。光拡散板62が設けられる以外は、発光モジュール60の構成は発光モジュール40の構成と同様である。光波長変換セラミック52を透明にすることにより半導体発光素子48が発する光のムラがそのまま外部に伝わりやすくなるため、発光モジュール40が発する光にムラが発生する可能性が高くなる。このように光拡散板62を設けることで、発光モジュール40が発する光のムラを抑制することができる。
なお、発光モジュール60の製造に際し、まず光波長変換セラミック52の一方の面に光学フィルタ50を予め設ける共に他方の面に光拡散板62を予め設けてセラミックユニット64を作成する。次に、光学フィルタ50が半導体発光素子48の発光面である上面に当接するよう、セラミックユニット64を半導体発光素子48の上方に配置する。こうして予め板状のセラミックユニット64を作成することにより、発光モジュール70の製造時における取り扱いが容易となる。なお、光拡散板62は光波長変換セラミック52の両面に設けられてもよい。
なお、光拡散板62に代えて、光波長変換セラミック52の他方の面に光を拡散するよう表面処理が施されていてもよい。たとえば、光波長変換セラミック52の他方の面または両面に微小な凹凸が生じるよう適度に表面を荒らすよう表面処理を施してもよい。これにより、別部材である光拡散板62を設けない場合においても、発光モジュール40が発する光のムラを抑制することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る発光モジュール70の構成を示す図である。なお、発光モジュール40に代えて発光モジュール70が設けられる以外は、車両用前照灯10の構成は第1の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
発光モジュール70は、光学フィルタ50と半導体発光素子48との間に、石英によって形成された透明または透光性を有する基板72が設けられる。光学フィルタ50はこの基板72にまず蒸着され、光学フィルタモジュール74が形成される。光学フィルタモジュール74は、基板72が半導体発光素子48に接するよう半導体発光素子48に取り付けられ、さらにその上に光波長変換セラミック52が積載される。
光学フィルタ50を半導体発光素子48の上面に蒸着させることもできる。また、光学フィルタ50は、光波長変換セラミック52よりもこのような基板72の方が簡易に蒸着することが可能である。このように光学フィルタ50を蒸着させた板状の光学フィルタモジュール74を予め形成することにより、光学フィルタ50の蒸着容易化と発光モジュール70の製造簡易化の双方を実現することができる。
また、例えば基板72を厚くするほど、その中を光が通過する際に基板72の端部から光が漏れ出るおそれがある。発明者による鋭意なる研究開発の結果、基板72の厚みを0.5mm以下にすることで、基板72端部からのこのような光の漏出を抑制することができ、半導体発光素子48が発する光の利用効率の低下が適切に抑制できることが確認されている。第3の実施形態では、光学フィルタ50を蒸着するときの熱によって反りが発生しないよう、0.5mm以下の厚さのうち適切な厚さが選択されている。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る発光モジュール80の構成を示す図である。なお、発光モジュール40に代えて発光モジュール80が設けられる以外は、車両用前照灯10の構成は第1の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
発光モジュール80は、半導体発光素子48、光学フィルタ82、および光波長変換セラミック84を有する。光学フィルタ82および光波長変換セラミック84は共に略均一の厚さで半球状に形成される。光学フィルタ82および光波長変換セラミック84の各々の材質などは光学フィルタ50および光波長変換セラミック52の各々と同様である。
光学フィルタ82は、光波長変換セラミック84の内面に蒸着され、カップ状のセラミックユニット86が形成される。セラミックユニット86は、半導体発光素子48を内包するよう、縁部が基板44に結合される。このように光波長変換セラミック84および光学フィルタ82を半球状に形成することで、半導体発光素子48が様々な方向に発する光の利用効率を向上させることができる。なお、セラミックユニット86の内部に封止部材が充填されていてもよい。封止部材は、例えばシリコーンなどの光透過性樹脂材料によって構成されていてもよい。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態に係る発光モジュール90の構成を示す図である。なお、発光モジュール40に代えて発光モジュール90が設けられる以外は、車両用前照灯10の構成は第1の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
発光モジュール90は、紫外線発光素子92、光学フィルタ94、および光波長変換セラミック96を有する。紫外線発光素子92は、紫外線を発するLED素子によって構成される。このようなLED素子は公知であることから、その詳細な説明は省略する。
光波長変換部材である光波長変換セラミック96は、紫外線によって励起され可視光を発する。紫外線によって励起され可視光を発する光波長変換部材は公知であることから、光波長変換セラミック96の構成に関する詳細な説明は省略する。
光波長変換セラミック96は紫外線によって励起され可視光を発するが、光波長変換セラミック96によって波長が変換されず光波長変換セラミック96を通過する紫外線が存在し得る。このため、発光モジュール90には光学フィルタ94が設けられている。光学フィルタ94は、光波長変換セラミック96の両面のうち、紫外線発光素子92に対向する面と逆の面に設けられる。光学フィルタ94は、光波長変換セラミック96が励起して発する可視光Lvを外部に透過させる。一方、光学フィルタ94は、光波長変換セラミック96をそのまま透過しようとする紫外光Luを反射して外部への放射を抑制する。これにより、有害になり得る紫外光Luの外部への放出を抑制することが可能となる。
(第6の実施形態)
図9は、第6の実施形態に係る発光モジュール120の断面図である。なお、発光モジュール40に代えて発光モジュール120が設けられる以外は、車両用前照灯10の構成は第1の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
発光モジュール120は、半導体発光素子48およびセラミックユニット122を備える。セラミックユニット122は、光学フィルタ124、および光波長変換部材である光波長変換セラミック126を有する。光波長変換セラミック126は、上述の光波長変換セラミック52と同様の材料により外形が矩形の板状に形成される。光波長変換セラミック126の表面は、光が入射すべき入射面126aと、光を出射すべき出射面126bと、入射面126aの縁部と出射面126bの縁部との間に位置する側面126cと、によって構成される。
側面126cは、入射面126aから出射面126bに近づくにしたがって光波長変換セラミック126の中央から徐々に離間するよう傾斜する。したがって、側面126cは、出射面126bに対し90°未満の角度で傾斜し、入射面126aに対し90°より大きい角度で傾斜する。
側面126cは、光波長変換セラミック126をダイシングする際に傾斜するよう削り取られて形成される。なお、側面126cが傾斜するよう光波長変換セラミック126を形成する方法はこれに限られないことは勿論である。
光学フィルタ124もまた、半導体発光素子48が主として発する青色光を透過する。また、光学フィルタ124は、光波長変換セラミック126によって青色光の波長が変換され主として発せられる黄色光を反射する。
光学フィルタ124は、光波長変換セラミック126の入射面126aおよび側面126cに設けられる。このように光波長変換セラミック126の表面のうち、光を出射させるべき出射面126bを除く表面に光学フィルタ124を設けることにより、出射面126b以外から漏れ出る光を抑制することができる。このため出射面126bから出射する光の輝度を高めることができる。さらに、側面126cは上述したように入射面126aに対して傾斜する。これにより、光波長変換セラミック126の内部において側面126cに向かう光を出射面126bに向けて反射させることができる。
第6の実施形態においても、光学フィルタ124は、光波長変換セラミック126の入射面126aおよび側面126cに屈折率の異なる材料を交互に蒸着して積層することにより多層膜化したダイクロイックミラーにより構成される。光学フィルタ124の透過可能な最大入射角θは、上述の光学フィルタ50と同様である。なお、光学フィルタ124がこれに限られないことは勿論である。こうして板状の光波長変換セラミック126に光学フィルタ124を設け、セラミックユニット122が作成される。
発光モジュール120を製造する場合、まず傾斜した側面126cを形成するよう光波長変換セラミックの基材をダイシングして光波長変換セラミック126を設ける。次に光波長変換セラミック126の出射面126bをマスキングし、光波長変換セラミック126の入射面126aおよび側面126cに光学フィルタ124を蒸着させる。その後、マスキングを除去する。こうしてセラミックユニット122が作成される。
次に、光学フィルタ124のうち光波長変換セラミック126の入射面126aに蒸着した部分を半導体発光素子48の発光面に当接させてセラミックユニット122を半導体発光素子48に固定する。これにより、光波長変換セラミック126の入射面126aと半導体発光素子48の発光面とが互いに対向する。半導体発光素子48の発光面と光波長変換セラミック126の入射面126aは概ね合同な矩形となっている。セラミックユニット122は、半導体発光素子48の発光面の縁部と光波長変換セラミック126の入射面126aの縁部が重なるよう半導体発光素子48に載置され固定される。セラミックユニット122は、半導体発光素子48の上面に接着によって固着される。なお、両者の固着方法は接着に限られないことは勿論である。また、半導体発光素子48の上面と光学フィルタ124との間に空間が設けられてもよい。こうして、半導体発光素子48が発した光が光学フィルタ124を透過して光波長変換セラミック126の入射面126aに入射するよう、半導体発光素子48および光波長変換セラミック126とが配置される。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 車両用前照灯、 38 発光モジュール基板、 40 発光モジュール、 42 放熱フィン、 44 基板、 46 透明カバー、 48 半導体発光素子、 50 光学フィルタ、 52 光波長変換セラミック、 54 セラミックユニット、 60 発光モジュール、 62 光拡散板、 70 発光モジュール、 72 基板、 74 光学フィルタモジュール、 80 発光モジュール、 82 光学フィルタ、 84 光波長変換セラミック、 86 セラミックユニット、 90 発光モジュール、 92 紫外線発光素子、 94 光学フィルタ、 96 光波長変換セラミック。
本発明によれば、発光素子が発する光を有効に利用すると共に、その発光素子を含む発光モジュールの製造工程の簡略化を図ることができる。

Claims (15)

  1. ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、
    前記発光素子が発する光の波長を変換して出射する光波長変換部材と、
    前記発光素子が発する主となる波長の光を透過し前記光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、
    を備え、
    前記光波長変換部材は、板状に形成され、
    前記光学フィルタは、前記光波長変換部材の表面上に設けられることを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記発光素子は、紫外線領域の波長の光を主として発するよう設けられることを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記光学フィルタは、前記光波長変換部材の表面のうち、光が入射すべき入射面と、前記入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に設けられ、
    前記光波長変換部材は、前記発光素子が発した光が前記光学フィルタを透過して前記入射面に入射するよう配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の発光モジュール。
  4. 発光素子を有する発光モジュールの製造方法であって、
    入射した光の波長を変換して出射する板状の光波長変換部材の少なくとも一つの面に、前記発光素子が発する主となる波長の光を透過し前記光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタを設ける工程と、
    前記発光素子が発した光が前記光学フィルタを透過して前記光波長変換部材に入射するよう前記発光素子および前記光波長変換部材を配置する工程と、
    を備えることを特徴とする発光モジュールの製造方法。
  5. 前記光学フィルタを設ける工程では、前記光波長変換部材の表面のうち、前記発光素子からの光が入射すべき入射面と、前記入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に前記光学フィルタを設け、
    前記発光素子および前記光波長変換部材を配置する工程では、前記発光素子が発した光が前記光学フィルタを透過して前記光波長変換部材の入射面に入射するよう前記発光素子および前記光波長変換部材を配置することを特徴とする請求項4に記載の発光モジュールの製造方法。
  6. ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、前記発光素子が発する光の波長を変換して出射する光波長変換部材と、前記発光素子が発する主となる波長の光を透過し前記光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を有する発光モジュールと、
    前記発光モジュールから出射された光を集光する光学部材と、
    を備え、
    前記光波長変換部材は、板状に形成され、
    前記光学フィルタは、前記光波長変換部材の表面上に設けられることを特徴とする灯具ユニット。
  7. ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、
    前記発光素子が発する光の波長を変換して出射する透明な光波長変換部材と、
    前記発光素子が発する主となる波長の光を透過し前記光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、
    を備えることを特徴とする発光モジュール。
  8. 前記光波長変換部材は、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上であることを特徴とする請求項7に記載の発光モジュール。
  9. 前記光学フィルタは、前記発光素子が発する光の波長範囲と前記光波長変換部材によって変換された光の波長範囲とが互いに重なる所定の重複波長範囲の光に対しては、反射率よりも透過率が高いことを特徴とする請求項8に記載の発光モジュール。
  10. 前記光波長変換部材の少なくとも片面側に設けられた光拡散部材をさらに備えることを特徴とする請求項8または9に記載の発光モジュール。
  11. 前記光波長変換部材は、少なくとも片面が光を拡散するよう形成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の発光モジュール。
  12. 前記発光素子は、紫外線領域の波長の光を主として発するよう設けられることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の発光モジュール。
  13. 前記光学フィルタは、前記光波長変換部材の表面のうち、光が入射すべき入射面と、前記入射面の縁部と光を出射すべき出射面の縁部との間に位置する側面と、に設けられ、
    前記光波長変換部材は、前記発光素子が発した光が前記光学フィルタを透過して前記入射面に入射するよう配置されることを特徴とする請求項7から12のいずれかに記載の発光モジュール。
  14. ある範囲の波長の光を主として発する発光素子と、前記発光素子が発する光の波長を変換して出射する透明な光波長変換部材と、前記発光素子が発する主となる波長の光を透過し前記光波長変換部材によって変換された主となる波長の光を反射する光学フィルタと、を有する発光モジュールと、
    前記発光モジュールから出射された光を集光する光学部材と、
    を備えることを特徴とする灯具ユニット。
  15. 前記光波長変換部材は、変換波長域の光の全光線透過率が40%以上であることを特徴とする請求項14に記載の灯具ユニット。
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