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JPS6383453A - 斜板型油圧装置 - Google Patents

斜板型油圧装置

Info

Publication number
JPS6383453A
JPS6383453A JP22741486A JP22741486A JPS6383453A JP S6383453 A JPS6383453 A JP S6383453A JP 22741486 A JP22741486 A JP 22741486A JP 22741486 A JP22741486 A JP 22741486A JP S6383453 A JPS6383453 A JP S6383453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
oil
swash plate
shoe
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22741486A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Saga
佐賀 義光
Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP22741486A priority Critical patent/JPS6383453A/ja
Publication of JPS6383453A publication Critical patent/JPS6383453A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 +l)  産業上の利用分野 本発明は、回転軸に結合されたシリンダブロックと;該
シリンダブロックとの間に油密室を画成するとともに回
転軸との相対回転を可能にして配設された支持体と:前
記油密室内でシリンダブロックの端面に対向して支持体
に支承される斜板と;前記シリンダブロックに、その軸
線方向に摺動自在にかつ回転軸を囲む環状に配列された
多数のプランジャと;各プランジャの先端に共通にかつ
首振り自在に連結され°て前記斜板に摺接する環状一体
のシューと;該シューに係合する押え環と;軸方向移動
を許容されるとともに相対回転を阻止されて回転軸に結
合され、押え環に当接してシューを斜板側に押圧ずぺ(
弾発付勢され、前記シューおよび押え環と協働して、前
記油密室を斜板側の第1室とシリンダブロック側の第2
室とに区画するばね保持体と;を備える斜板型油圧装置
に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる斜板型油圧装置において、シリンダブロッ
クおよびシューの冷却は、シューおよび斜板間等の摺動
部から洩れ出た油を油密室に封入することにより行なわ
れるものであり、油密室内の油量または油圧が所定値以
上となったときに油を排出して封入油が高温になるのを
防止するために、第1および第2室に排出路がそれぞれ
接続されている。
(3)  発明が解決しようとする問題点ところが、シ
ューの摺動部から漏洩する油には、シューの回転に伴っ
て遠心力が作用する。このため、シューの外周側力<H
2む第2室には漏洩油が流れるが、シューの内周側が臨
む第1室には漏洩油が流れ難くなり、この傾向はシュー
の回転が高速化するほど顕著になる。これにより、第1
室には油の循環が充分に行なわれず、油温が上昇し、シ
ューの内周側が摩耗したり、焼付いたりするおそれがあ
る。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、第
1室への油の循環を充分に行ない得るようにした斜板型
油圧装置を提供することを目的とする。
B1発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、シュー、押え環およびばね保持体の少
なくとも1つには、第1および第2室間を相互に連通ず
る連通路が穿設され、第1室のみに排出路が接続される
(2)作 用 遠心力の作用によって第2室側に流れた漏洩油は、連通
路を経て第1室に流れ、したがって第1室の油の循環が
充分に行なわれる。
(3)実施例 以下、図面により本発明を車両用油圧式無段変速機の定
容量型油圧ポンプに適用したときの実施例について説明
すると、先ず本発明の一実施例を示す第1図において、
車両用油圧式無段変速機CVTは、斜板型油圧装置とし
ての定容量型油圧ポンプPと、可変容量型油圧モータM
とが油圧閉回路をなして連結されて成り、2つのケース
半体1a、lbを結合して成るミッションケース1内に
収容される。
油圧ポンプPは、回転軸としての入力軸2にスプライン
3により結合されたシリンダブロック4と、該シリンダ
ブロック4に入力軸2を囲むように設けられた環状配列
の多数のシリンダ孔5,5・・・にそれぞれ摺合される
多数のプランジャ6.6・・・とを備える。入力軸2に
は、図示しないエンジンからの動力がフライホイール7
を介して伝達される。
一方、油圧モータMは、前記油圧ポンプPのシリンダブ
ロック4を同心に囲繞してそれと相対的に回転し得るよ
うに配設された支持体としてのモータシリンダ8と、8
亥モータシリンダ8にその回転中心を囲むように設けら
れた多数のシリンダ孔9.9・・・にそれぞれ摺合した
多数のモータプランジャ10.10・・・とを備える。
モータシリンダ8の軸方向両端には、支軸11゜12が
同一軸線上で突設されており、一方の支軸11はニード
ルベアリング13を介して一方のケース半体1aの端壁
に、また他方の支軸12はボールベアリング14を介し
て他方のケース半体1bの端壁にそれぞれ支承される。
入力軸2は、一方のケース半体1aの端壁を油密に貫通
し、支軸11内に同心に配置される。しかも支軸11の
内面と入力軸2の外面との間には複数のニードルベアリ
ング15が介装されており、これにより入力軸2および
シリンダブロック4と、支軸11およびモータシリンダ
8とは相対回転可能である。
支軸11は、油圧モータMの出力軸として機能するもの
であり、この支軸11と平行にしてミッションケース1
の両端壁にローラベアリング16およびボールベアリン
グ17を介して回転自在に支承された副軸18と、前記
支軸11との間には、前、後進歯車装置Gが設けられる
この前、後進歯車装置Gは、支軸11に固定された一対
の駆動歯車19.20と、一方の駆動歯車19に噛合し
て副軸18に回転自在に支承される被動歯車21と、他
方の駆動歯車20に対応して副軸18に回転自在に支承
される被動歯車22と、駆動歯車20および被動歯車2
2に噛合する中間歯車23と、両被動歯車21.22の
対向部位にそれぞれ一体に設けられた駆動クラッチ歯輪
21a、22a間で副軸18に固定された被動クラッチ
歯輪24と、被動クラッチ歯輪24および再駆動クラッ
チ歯輪21a、  22aを択一的に連結するためのク
ラッチ部材25とを有し、クラッチ部材25にはそれを
選択作動せしめるべくシフトフォーク26が係合される
副軸18には、差動装置りの入力歯車27に噛合した歯
車28が一体に設けられており、クラッチ部材25の作
動に応じて差動装置りが車両の前進方向および後進方向
に切換えて駆動される。
第2図において、モータシリンダ8と、油圧ポンプPの
シリンダブロック4との間には、油密室31が画成され
、この油密室31内でモータシリンダ8の内側にはシリ
ンダブロック4の端面に対向する斜板32が支承される
。この斜板32には、円環状一体のシュー33が摺接さ
れる。
各プランジャ6.6・・・と、前記シュー33とは連接
杆44を介して首振自在に連結されており、シュー33
の内周段部にはローラヘアリング42を介してモータシ
リンダ8に支承された押え環34が当接されており、さ
らに押え環34には、軸方向の移動を許容するとともに
相対回転を■止すべくスプライン36を介して入力軸2
に結合されたばね保持体35が当接する。またばね保持
体35およびシリンダブロック4間には入力軸2を囲繞
するコイルばね37が介装されており、このコイルばね
37のばね力によりばね保持体35は押え環34を介し
てシュー33を斜板32に向けて弾発的に押圧する。し
かもばね保持体35と押え環34とは球面で接触してお
り、ばね保持体35は押え環34に万遍なく接触してコ
イルばね37の弾発力を押え環34に伝える。
油密室31は、前記シュー33、押え環34およびばね
保持体35により、斜板32例の第1室31aと、シリ
ンダブロック4例の第2室31bとに区画される。
第1室31aには、斜板32とシュー33との摺動面の
内周側が臨んでおり、その摺動面から洩れた潤滑油が第
1室31aに流れ出る。ところで、斜板32およびシュ
ー33間の潤滑を果すために、シュー33の前面には環
状の油圧ポケット38が設けられており、この油圧ポケ
ット38は、シュー33、連接杆44およびプランジャ
6に穿設された油孔39,40.41を介して、各プラ
ンジャ6およびシリンダブロック4間に画成されている
ポンプ室45に連通される。したがって、ポンプ室45
の圧油は、油孔41,40.39を通して油圧ポケット
3日に供給される。これにより、シュー33および斜板
32の摺動面が潤滑される。
しかもそれと同時に油圧ポケット38の油圧は、プラン
ジャ6の突出推力を受けるようにシュー33に圧力を及
ぼすのでシュー33と斜板32との接触圧力を低減する
一方、斜板32とシュー33との摺動面の外周側に臨む
ようにして、モータシリンダ8、斜板32、シュー33
およびローラベアリング42により、前記摺動面を囲繞
する円環状の潤滑室43が画成されており、この潤滑室
43は第2室31aの一部を構成する。
潤滑室43には、油圧ポケット38内の圧油がシュー3
3および斜板32間の摺動面を通して絶えず漏洩してお
り、その漏洩油は潤滑室43を満たした後、ローラベア
リング42を通して第2室31b側に流れる。したがっ
て潤滑室43には常に新しい潤滑油が保持され、その油
によってシュー33および斜板32の摺動面をシュー3
3の外側からも確実に潤滑することができる。
また、第2室31bには前記潤滑室43からの油の他に
、プランジャ6およびシリンダ孔5の摺動面、ならびに
シリンダブロック4および分配盤46の摺動面からの漏
洩油が流入する。
ばね保持体35には、第1室31aおよび第2室31b
間を連通ずる連通路47が穿設される。
またモータシリンダ8の支軸11と入力軸2との間には
、第1室31aに通じる第1排出路48が形成され、こ
の第1排出路48は、第2排出路49、圧力制御弁50
および第3排出路51を介して、ミッションケースl内
の底部に設けられた油タンク(図示せず)に接続される
第3図において、圧力制御弁50は、第2および第3排
出路4.9.51間の連通、遮断を切換えるための有底
円筒状スプール弁体52と、そのスプール弁体52を遮
断方向に付勢するばね53とを備える。ミッションケー
ス1におけるケース半休1aの端壁には、入力軸2と平
行な有底穴54が穿設されており、スプール弁体52は
有底穴54の閉塞端との間に油室55を画成して有底穴
54に摺合される。また有底穴54の途中に嵌着された
止め環56により有底穴54の開放端側への移動を規制
された支持部材57が有底穴54に挿入されており、こ
の支持部材57とスプール弁体52との間にばね53が
介装される。したがってスプール弁体52は油室55の
油圧による開弁方向の力と、ばね53による閉弁方向の
力との釣合いにより摺動する。
油室55には、ケース半体1aの端壁に穿設された第2
排出路49が連通される。また有底穴54の途中には、
油室55との連通、遮断状態をスプール弁体52によっ
て切換えられる環状溝58が設けられており、前記端壁
に穿設された第3排出路51が環状溝58に連通される
したがって、圧力制御弁50は、油室55すなわち油密
室31の油圧がばね53で設定される値よりも大となっ
たときに開弁じ、油密室31の油圧を所定値に調圧する
シリンダブロック4およびシュー33の対向端部には、
相互に噛合する傘歯車61.62が固設される。これら
の傘歯車61.62は歯数を等しくした同期歯車に形成
されており、人力軸2とともにシリンダブロック4が回
転すると、シュー33が傘歯車61.62を介して同期
的に回転駆動される。これにより、斜板32の傾斜面の
上り側を走るプランジャ6は斜板32から連接杆44を
介して吐出行程を与えられ、また、同傾斜面の下り側を
走るプランジャ6は吸入行程を与えられる。
油圧モータMにおいて、モータシリンダ8に対向する円
環状のモータ斜板63が、同じく円環状の斜板ホルダ6
4に嵌着される。この斜板ホルダ64は、その両外側に
突出する一対のトラニオン軸65を一体に備えており、
それらのトラニオン軸65がミッションケース1に枢支
される。したがってモータ斜板63は斜板ホルダ64と
ともにトラニオン軸65の軸線まわりに傾動することが
 。
できる。
各モータプランジャ10の先端は、モータ斜板63に摺
接する複数のモータシュー66に首振り自在に連結され
る。しかも各モータシュー66のモータ斜板63への摺
接状態を保持するために、各モータシュー66の背面を
押える押え板67が、斜板ホルダ64にボルト68で固
着されたリング69により回転自在に支持される。各モ
ータシュー66と各モータプランジャ10との連結部は
、周方向複数位置で押え板67を貫通するものであり、
したがって押え板67はモータシュー66とともに回転
する。
各モータシュー66は、モータ斜板63に摺接する前面
に油圧ポケッ1−70をそれぞれ備える。
一方、各シリンダ孔9の閉塞端と各モータプランジャ1
0との間に画成された油圧室71は、モータプランジャ
10およびモータシュー66に穿設された一連の油孔7
2.73を介して油圧ポケット70に連通される。した
がって、油圧室71の圧油は、油孔72,73を通して
油圧ポケット70に供給され、モータプランジャ10の
突出推力を受けるようにモータシュー66に圧力を及ぼ
す。
これによりモータシュー66およびモーフ斜板63間の
接触圧力が低減されるとともに、モータシュー66およ
びモータ斜板63の摺動面が潤滑される。
斜板ホルダ64の内周面には、押え板67の内周面に小
間隙を存して対向する円筒状の隔壁体74が嵌着され、
この隔壁体74、斜板ホルダ64および押え板67によ
り、モータシュー66およびモータ斜板63の摺動面を
包囲する潤滑室75が画成される。
而して、各油圧ポケット70内の圧油は、モータシュー
66およびモータ斜板63の摺動面を通して絶えず漏洩
しており、洩れた油は潤滑油として潤滑室75を満たし
た後、押え板67まわりの各部の隙間から漏出する。し
たがって、潤滑室75には常に新しい潤滑油が保持され
、その油によってモータシュー66およびモータ斜板6
3の摺動面をモータシュー66の外側からも確実に潤滑
することができる。
この場合、潤滑室75の圧力が油圧ポケット70の圧力
に近づくと、油圧ポケット70のモータシュー66に対
する流体支承機能が損なわれるので、潤滑室75が大気
圧に近い圧力状態を保ちつつ油を保持するように、油圧
ポケット70からの漏洩油量に応じて押え仮67まわり
の各部の隙間が適当に選定される。
ミッションケースlには、斜板ホルダ64すなわちモー
タ斜板63を傾動駆動するために、サーボモータ81が
設けられる。このサーボモータ81は、ミッションケー
ス1に固定されるサーボシリンダ82と、サーボシリン
ダ82内を左側油室83および右側油室84に区画すべ
くサーボシリンダ82に摺合されるサーボピストン85
と、サーボピストン85に一体に設けられて左側油室8
3側のサーボシリンダ82の端壁を油密にかつ移動自在
に貫通するピストンロッド86と、サーボピストン85
およびピストンロッド86に穿設した弁孔87に先端部
が摺合されるとともにサーボシリンダ82の右側油室8
4側の端壁を油密にかつ移動自在に貫通するパイロット
弁88とから構成される。
ピストンロッド86は、ピン89を介して斜板ホルダ6
4に連結される。また左側油室83には、サーボシリン
ダ82に設けた油路90が常時連通しており、この油路
90から供給される油圧がサーボピストン85に作用す
る。サーボピストン85およびピストンロッド86には
パイロット弁88の右動に応じて右側油室84を弁孔8
7に連通させる通路91と、パイロット弁88の左動に
応じて右側油室84を左側油室83に連通させる通路9
2とが穿設される。さらに弁孔87は、還流路93を介
して、ミッションケース1内の底部の油タンクに連通さ
れる。
サーボピストン85は、パイロット弁88の左動および
右動に追従するように、油路90から供給される油圧に
よって増幅作動し、それにより斜板ホルダ764すなわ
ちモータ斜板63が図示の最大傾斜位置と、各モータプ
ランジャ10に対して直角となる直角位置との間で傾動
される。この際、モータ斜板63はモータシリンダ8の
回動に伴って各モータプランジャ10に往復動を与えて
膨張、収縮を繰返させるが、モータプランジャ10のス
トロークは、モータ斜板63の傾きに応じて無段階に調
節される。
油圧ポンプPおよび油圧モータM間には、分配盤46お
よび分配環97を介して油圧閉回路が形成される。而し
て入力軸2でシリンダブロック4を回転したときに、吐
出行程のプランジャ6を収容したシリンダ5のポンプ室
45から吐出される高圧の作動油が膨張行程のモータプ
ランジャ10を収容したシリンダ孔9の油圧室71に給
送される。一方、収縮行程のモータプランジャIOを収
容したシリンダ孔9の油圧室7エから排出された作動油
は、吸入行程にあるプランジャ6を収容したシリンダ孔
5のポンプ室45に還流する。この間、吐出行程のプラ
ンジャ1oが斜板32を介してモータシリンダ8に与え
る反動トルクと、膨張行程のモータプランジャ10がモ
ータ斜板63がら受ける反動トルクとの和によってモー
タシリンダ8すなわち支軸11が回転駆動される。
この場合、シリンダブロック4に対するモータシリンダ
8の変速比は次式によって与えられる。
モータシリンダ8の回転数 油圧ポンプPの容量 この式から明らかなように、モータプランジャ10のス
トロークによって定まる油圧モータMの容量を零から成
る値に変えれば、変速比を1から成る必要な値まで変え
ることができる。
モータシリンダ8は、その軸方向に分割された1   
     第1〜第4部分8a〜8dから構成される。
第1部分8aには、前記支軸11が一体に設けられ、斜
板32は第1部分8aに設けられる。また第2゜第3お
よび第4部分8b〜8dにシリンダ孔9が設けられる。
第3部分8Cは分配盤46を構成するものであり、第4
部分8dには支軸12が一体に設けられる。
第1および第2部分8a、8bは複数のボルト98によ
り結合される。また第2.第3および第4分分8b〜8
dはそれらの各接合部にノックピン99,100を嵌入
して相互に位置決めした状態で複数のボルト101によ
り一体的に結合される。
入力軸2の内端部はニードルベアリング105を介して
分配盤46の中心に支持されており、シリンダブロック
4はばね37により分配盤46に弾発的に摺接される。
ケース半体1bにおける端壁の外面側には、ボルト10
6により、支持板107が固着されており、この支持板
107には、モータシリンダ8の支軸12内に突入する
円筒状の固定軸108が固定的に連結される。この固定
軸108の内端には、分配盤46に摺接する分配環97
が偏心的に支持されており、分配環97により、モータ
シリンダ8の第4部分8dに設けられている中空部10
9が内側室110と外側室111とに区画される。
一方、分配盤4Gには吐出および吸入ボー)112.1
13が穿設されており、その吐出ボートII2により吐
出行程にあるプランジャ6のポンプ室45と内側室11
0とが連通され、吸入ボート113により吸入行程にあ
るプランジャ6のポンプ室45と外側室111とが連通
される。また分配盤46には多数の連絡ボート114,
114・・・が穿設されており、これらの連絡ボート1
14゜114・・・によりモータシリンダ8の各油圧室
71が内側室110または外側室111に連通される。
したがって、シリンダブロック4の回転時には、プラン
ジャ6の吐出行程により生成された高圧の作動油を吐出
ポート112から内側室110に流入させ、さらに内側
室110と連通状態にある連絡ボート114を経て膨張
行程のモータプランジャ10の油圧室71に流入させて
モータプランジャ10に推力を与える。一方、収縮行程
のモータプランジャ10により排出される作動油は、外
側室111に連通ずる連絡ボート114および吸入ボー
ト113を介して、吸入行程にあるプランジャ6のポン
プ室45に速入し、このような作動油の潤滑により前述
のような油圧ポンプPから油圧モータMへの伝動が行な
われる。
固定軸10日の側壁には、内側室110および外側室1
11間を連通し得るたとえば2個の短絡ボート115が
穿設され、それらの短絡ボート115を開閉する円筒状
のクラッチ弁116が固定軸108内に回転自在に嵌合
される。このクラッチ弁116は、その先端寄り側壁に
前記短絡ボート115に対応した弁孔117を備え、ま
た基端部には図示しないクラッチ制御装置に連なる操作
軸118が連結される操作連結部119が設けられる。
クラッチ弁116を回動操作させて弁孔117を短絡ボ
ート115に合致させた全開時にはクラッチ・オフ状態
、弁孔117を短絡ボート115からずらせて全閉した
ときにはクラッチ・オン状態、弁孔117および短絡ボ
ート115をわずかにずらせて半開状態にしたときには
半クラツチ状態が得られる。すなわち、クラッチ・オフ
状態では吐出ポート112から内側室110に吐出され
る作動油が短絡ボート115を通して外側室11および
吸入ボート113に直ちに短絡して油圧モータMが不作
動となり、またクラッチ・オン状態では上記のような作
動油の短絡が阻止され、油圧ポンプPから油圧モータM
への作動油の循環作用が生起し、通常の伝動が行なわれ
る。
クラッチ弁116には、パイロット弁120により操作
される油圧サーボモータ121が内蔵され、そのサーボ
ピストン122の先端部には、クラッチ弁116の内径
よりも小径の弁杆123が設けられる。この弁杆123
は内側室110に突入しており、その先端には吐出ボー
ト112に対する閉塞弁124が首振り自在に付設され
る。而して、サーボピストン122の左動により閉塞弁
124を分配盤46に密着させれば吐出ボート112を
閉じることができる。この閉塞は、モータ斜板73を直
立状態にして変速比を1とするときに行なうもので、こ
れによりプランジャ6を油圧的にロックしてシリンダブ
ロック4から各プランジャ6および斜板32を介してモ
ータシリンダ8を機械的に駆動することができ、その結
果、モータプランジャ10のモータ斜板63に対する推
力が消失し、その推力による各部ベアリングの負荷が取
除かれる。
固定軸108および支持板107には内側室110に連
通する油路139と、外側室111に連通する油路14
0とが穿設される。また支持板107には、サーボモー
タ81に連なる油路90に連通した油路141が穿設さ
れるとともに、該油路141と前記両油路139,14
0との連通状態を択一的に切換える切換弁142が配設
される。
この切換弁142は、両油路139,140の油圧が高
い方を油路141に連通せしめるべく作動する。したが
って、油圧モータMのモータ斜板63を傾動するための
サーボモータ81には、内側室110および外側室11
1の油圧が高い方から油圧が供給されることになる。
両サーボモータ81,121のバイロフト弁88.12
0には、リンク127.128の一端が連結されており
、リンク127の他端は図示しない操作手段により回動
される回動軸129に連動、連結される。また回動軸1
29には、カム130が設けられており、リンク128
の他端にはカム130に摺接するカムホロア131が設
けられる。
これにより、モータ斜板63を直立状態にずべくサーボ
モータ81を作動せしめたときに、サーボモータ121
が閉塞弁124で吐出ボート112を閉塞するように作
動する。
ケース半体1aにおける端壁の外側には、補給ポンプF
が装備される。この補給ポンプFは、人力軸2により駆
動されるものであり、ミッションケースl内底部の油タ
ンク(図示せず)から油を汲み上げて一定圧力の作動油
を生成する。そしてこの補給ポンプFの吐出ボート13
6は入力軸2内に設けられた油路137に連通し、油路
137は逆止弁138を介して内側室110に連通ずる
とともに、図示しない逆止弁を介して外側室111に連
通ずる。したがって、油圧ポンプPおよび油圧モータM
間の油圧閉回路から作動油が漏洩したときに、その漏洩
分を補給ポンプFから自動的に補給することができる。
次にこの実施例の作用について説明すると、シリンダブ
ロック4およびモータシリンダ8間に画成された油密室
31内には、シュー33および斜板32の摺動面と、シ
リンダブロック4および分配盤46の摺動面と、プラン
ジャ6およびシリンダ孔5の摺動面とからの漏洩油が封
入され、この封入油によりシュー33およびシリンダブ
ロック4の冷却が行なわれる。
ところで油密室31は、第1室31aと第2室31bと
に区画されており、第1室31aにはシュー33および
斜板32の摺動面の内周側が臨むのみである。このため
、シュー33および斜板32の摺動面から第1室31a
に漏洩する油は、シュー33および斜板32の回転によ
る遠心力の作用によって少なくなる。ところが、ばね保
持体35には第1室31aおよび第2室31b間を連通
ずる連通路47が設けられており、第1室31aは、第
1排出路48、第2排出路49、圧力制御弁50および
第3排出路5工を介して油タンクに接続される。
したがって、第2室31bから第1室31aに油を流通
させて、シュー33および斜板32の摺動面の内周側を
充分に冷却し、摩耗や焼付けが生じることを防止するこ
とができる。
本発明の他の実施例として、第4図で示すように、第1
室31aおよび第2室31b間を連通ずる連通路145
をシュー33に設けてもよく、また第5図で示すように
第1室31aおよび第2室31b間を連通ずる連通路1
46を押え環34に設けてもよい。さらに各連通路47
,145,146はそれぞれ複数ずつ設けられてもよく
、ばね保持体35、シュー33および押え環34に同時
に設けられてもよい。
以上の実施例では、油圧ポンプPに適用した場合につい
て述べたが、本発明は同様に構成された油圧モータにつ
いても適用可能である。
C8発明の効果 以上のように本発明によれば、シュー、押え環およびば
ね保持体の少な(とも1つには、第1および第2室間を
相互に連通ずる連通路が穿設され、第1室のみに排出路
が接続されるので、第1室にも油を充分に流通させて、
シューおよび斜板の摺動面の内周側を充分に冷却し、摩
耗や焼付が生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本発明の一実施例を示す
ものであり、第1図は本発明を適用した車両用油圧式無
段変速機の縦断側面図、第2図は第1図の要部拡大図、
第3図は第1図のm部拡大図、第4図および第5図は本
発明の他の実施例をそれぞれ示す第2図に対応した要部
拡大縦断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転軸に結合されたシリンダブロックと;該シリンダブ
    ロックとの間に油密室を画成するとともに回転軸との相
    対回転を可能にして配設された支持体と;前記油密室内
    でシリンダブロックの端面に対向して支持体に支承され
    る斜板と;前記シリンダブロックに、その軸線方向に摺
    動自在にかつ回転軸を囲む環状に配列された多数のプラ
    ンジャと;各プランジャの先端に共通にかつ首振り自在
    に連結されて前記斜板に摺接する環状一体のシューと;
    該シューに係合する押え環と;軸方向移動を許容される
    とともに相対回転を阻止されて回転軸に結合され、押え
    環に当接してシューを斜板側に押圧すべく弾発付勢され
    、前記シューおよび押え環と協働して、前記油密室を斜
    板側の第1室とシリンダブロック側の第2室とに区画す
    るばね保持体と;を備える斜板型油室装置において、シ
    ュー、押え環およびばね保持体の少なくとも1つには、
    第1および第2室間を相互に連通する連通路が穿設され
    、第1室のみに排出路が接続されることを特徴とする斜
    板型油圧装置。
JP22741486A 1986-09-26 1986-09-26 斜板型油圧装置 Pending JPS6383453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102970A (ja) * 1988-10-06 1990-04-16 Honda Motor Co Ltd 油圧式無段変速機の斜板制御サーボユニット

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