JPS63214556A - 油圧式伝動装置 - Google Patents
油圧式伝動装置Info
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- JPS63214556A JPS63214556A JP4443287A JP4443287A JPS63214556A JP S63214556 A JPS63214556 A JP S63214556A JP 4443287 A JP4443287 A JP 4443287A JP 4443287 A JP4443287 A JP 4443287A JP S63214556 A JPS63214556 A JP S63214556A
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Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(11産業上の利用分野
本発明は、油圧モータと油圧ポンプとが油圧閉回路をな
して接続され、油圧モータおよび油圧ポンプの少なくと
も一方には、摺接部を包囲する油室が設けられ、油圧閉
回路に含まれる被制御部材の作動を司る油圧アクチュエ
ータには制御用ポンプが供給油路を介して接続される油
圧式伝動装置に関する。
して接続され、油圧モータおよび油圧ポンプの少なくと
も一方には、摺接部を包囲する油室が設けられ、油圧閉
回路に含まれる被制御部材の作動を司る油圧アクチュエ
ータには制御用ポンプが供給油路を介して接続される油
圧式伝動装置に関する。
(2)従来の技術
たとえば特開昭61−118566号公報で開示されて
いるように、油圧ポンプまたは油圧モータの斜板および
シューの摺接部を包囲して潤滑油を保持する潤滑室を設
けることが知られている。
いるように、油圧ポンプまたは油圧モータの斜板および
シューの摺接部を包囲して潤滑油を保持する潤滑室を設
けることが知られている。
(3)発明が解決しようとする問題点
ところで、特開昭57−76357号公報で開示されて
いるように油圧ポンプおよび油圧モータが油圧閉回路を
なして接続されて成る油圧式伝動装置の油圧モータまた
は油圧ポンプに、上記技術を適用することが考えられる
。
いるように油圧ポンプおよび油圧モータが油圧閉回路を
なして接続されて成る油圧式伝動装置の油圧モータまた
は油圧ポンプに、上記技術を適用することが考えられる
。
ところが、摺接部からの漏洩油のみを潤滑室に一充満さ
せて潤滑している場合には、前記摺接部からの洩れが油
圧モータまたは油圧ポンプの回転速度や圧力により影響
されるために、漏洩油が少ないときには潤滑室に潤滑油
を充分に保持しえず、潤滑室内の温度が上昇し過ぎて、
斜板およびシューなどの摺接部材の耐久性を低下させる
惧れがある。
せて潤滑している場合には、前記摺接部からの洩れが油
圧モータまたは油圧ポンプの回転速度や圧力により影響
されるために、漏洩油が少ないときには潤滑室に潤滑油
を充分に保持しえず、潤滑室内の温度が上昇し過ぎて、
斜板およびシューなどの摺接部材の耐久性を低下させる
惧れがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、摺
接部を包囲する油室に効果的に潤滑油を供給して摺接部
材の耐久性を向上した油圧式伝動装置を提供することを
目的とする。
接部を包囲する油室に効果的に潤滑油を供給して摺接部
材の耐久性を向上した油圧式伝動装置を提供することを
目的とする。
B0発明の構成
(1)問題点を解決するための手段
本発明によれば、供給油路と、油圧閉回路の低圧側およ
び油室とは、供給油路の油圧が第1設定圧以上となるの
に応じて供給油路および油圧閉回路の低圧側間を連通ず
るともに、供給油路の油圧が第1設定圧よりも大きな第
2設定圧以上となるのに応じて供給油路および油室間を
連通ずる制御弁手段を介して接続される。
び油室とは、供給油路の油圧が第1設定圧以上となるの
に応じて供給油路および油圧閉回路の低圧側間を連通ず
るともに、供給油路の油圧が第1設定圧よりも大きな第
2設定圧以上となるのに応じて供給油路および油室間を
連通ずる制御弁手段を介して接続される。
(2)作用
上記構成によれば、油圧アクチェエータの非作動時には
供給油路の油圧が大であるのに応じて制御弁手段が作動
し、供給油路の油圧が第1設定圧を超えたときには油圧
閉回路に油が補給され、第1設定圧よりも大きな第2設
定圧を超えたときには油室に油が供給される。したがっ
て、摺接部からの漏洩油量が多いときには油圧閉回路に
充分な量の油が補給されるのに伴って油室への供給油量
は少量となり、これとは逆に漏洩油量が少ないときには
、油圧閉回路への補給油量が少なくなるのに応じて供給
油路の油圧が増大して油室への供給油量が増加し、油室
には常時充分な量の潤滑油を保持することができる。
供給油路の油圧が大であるのに応じて制御弁手段が作動
し、供給油路の油圧が第1設定圧を超えたときには油圧
閉回路に油が補給され、第1設定圧よりも大きな第2設
定圧を超えたときには油室に油が供給される。したがっ
て、摺接部からの漏洩油量が多いときには油圧閉回路に
充分な量の油が補給されるのに伴って油室への供給油量
は少量となり、これとは逆に漏洩油量が少ないときには
、油圧閉回路への補給油量が少なくなるのに応じて供給
油路の油圧が増大して油室への供給油量が増加し、油室
には常時充分な量の潤滑油を保持することができる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明を車両用油圧式無段変速機に適
用したときの実施例について説明すると、先ず本発明の
第1実施例を示す第1図において、車両用油圧式無段変
速機CVTは、エンジン已により駆動される入力軸2に
連結される定吐出量型油圧ポンプPと、該油圧ポンプP
と同一軸線上に配設される可変容量型油圧モータMとが
、油圧閉回路Cを構成すべく相互に接続されて成る。油
圧モータMは出力軸11、前、後進歯車装置G、副軸1
8および差動装置りを介して車輪Wに連結される。
用したときの実施例について説明すると、先ず本発明の
第1実施例を示す第1図において、車両用油圧式無段変
速機CVTは、エンジン已により駆動される入力軸2に
連結される定吐出量型油圧ポンプPと、該油圧ポンプP
と同一軸線上に配設される可変容量型油圧モータMとが
、油圧閉回路Cを構成すべく相互に接続されて成る。油
圧モータMは出力軸11、前、後進歯車装置G、副軸1
8および差動装置りを介して車輪Wに連結される。
油圧閉回路Cは、油圧ポンプPの吐出口および油圧モー
タMの吸入口間を接続する高圧油路chと、油圧モータ
Mの吐出口および油圧ポンプPの吸入口間を接続する低
圧油路C1とを備える。高圧油路chおよび低圧油路C
1は、被制御部材としてのクラッチ弁116を介して接
続される。このクラッチ弁116には、油圧アクチュエ
ータとしての複動式油圧シリンダ161におけるピスト
ンロンド162が連結される。また油圧モータMは、他
の被制御部材としてのモータ斜板63を備えており、該
モータ斜板63には、油圧アクチュエータとしての複動
式油圧シリンダ163のピストンロンド164が連結さ
れる。
タMの吸入口間を接続する高圧油路chと、油圧モータ
Mの吐出口および油圧ポンプPの吸入口間を接続する低
圧油路C1とを備える。高圧油路chおよび低圧油路C
1は、被制御部材としてのクラッチ弁116を介して接
続される。このクラッチ弁116には、油圧アクチュエ
ータとしての複動式油圧シリンダ161におけるピスト
ンロンド162が連結される。また油圧モータMは、他
の被制御部材としてのモータ斜板63を備えており、該
モータ斜板63には、油圧アクチュエータとしての複動
式油圧シリンダ163のピストンロンド164が連結さ
れる。
クラッチ弁116は、高圧および低圧油路Ch。
Cj!間を短絡させる開度と、両袖路ch、cx間を遮
断する開度との間を中間位置を有して切換える絞り弁で
あり、クラッチ弁116を短絡作動したときには、油圧
モータMへの作動油の供給が行なわれないので、油圧モ
ータMを不作動としたニュートラル状態となる。またク
ラッチ弁116が遮断作動しているときには、油圧ポン
プPおよび油圧モータM間で作動油の循環作用が生じる
ので、駆動力の伝達が行なわれ、車両走行状態となる。
断する開度との間を中間位置を有して切換える絞り弁で
あり、クラッチ弁116を短絡作動したときには、油圧
モータMへの作動油の供給が行なわれないので、油圧モ
ータMを不作動としたニュートラル状態となる。またク
ラッチ弁116が遮断作動しているときには、油圧ポン
プPおよび油圧モータM間で作動油の循環作用が生じる
ので、駆動力の伝達が行なわれ、車両走行状態となる。
さらにクラッチ弁116の開度が中間位置となると、そ
の開度に応じて作動油の循環が生起し、半クラツチ状態
となる。モータ斜板63を回動すると、油圧モータMの
吐出量が変化し、それによって出力軸11すなわち車輪
Wの無段変速が行なわれる。
の開度に応じて作動油の循環が生起し、半クラツチ状態
となる。モータ斜板63を回動すると、油圧モータMの
吐出量が変化し、それによって出力軸11すなわち車輪
Wの無段変速が行なわれる。
入力軸2には、制御用ポンプFが連動、連結されており
、この制御用ポンプFの吐出口は供給油路170に接続
される。該供給油路170および油タンクTと、前記両
油圧シリンダ161,163との間には、切換弁171
,172がそれぞれ介装されており、この切換弁171
,172の切換作動により、各油圧シリンダ161,1
63の作動方向すなわち°クラッチ弁116およびモー
タ斜板63の作動が制御される。しかも両切換弁171
.172の作動は、制御回路173によって制御される
ものであり、該制御回路173は、それに入力されるエ
ンジン回転センサS1、スロットル開度センサS2、車
速センサS3、シフトポジションセンサS4、ブレーキ
センサS5、油温センサS6およびエンジン冷却水温セ
ンサS7などからの信号に応じて切換弁171,172
の作動を制御する。
、この制御用ポンプFの吐出口は供給油路170に接続
される。該供給油路170および油タンクTと、前記両
油圧シリンダ161,163との間には、切換弁171
,172がそれぞれ介装されており、この切換弁171
,172の切換作動により、各油圧シリンダ161,1
63の作動方向すなわち°クラッチ弁116およびモー
タ斜板63の作動が制御される。しかも両切換弁171
.172の作動は、制御回路173によって制御される
ものであり、該制御回路173は、それに入力されるエ
ンジン回転センサS1、スロットル開度センサS2、車
速センサS3、シフトポジションセンサS4、ブレーキ
センサS5、油温センサS6およびエンジン冷却水温セ
ンサS7などからの信号に応じて切換弁171,172
の作動を制御する。
また供給油路170と、逆止弁138,138を介して
油圧閉回路Cに接続された補給油路137および油室と
しての油圧モータMの潤滑室75に連なる潤滑油路17
4との間には制御弁手段としての制御弁175が介装さ
れており、この制御弁175の働きにより、供給油路1
70の油圧がほぼ一定に調圧されるとともに、該供給油
路170の油圧が一定値を超えたときに供給油路170
から補給油路137を経て油圧閉回路Cに補給油が補給
され、さらに供給油路170の油圧が大きくなったとき
に供給油路170から潤滑油路174を介して潤滑室7
5に潤滑油が供給される。
油圧閉回路Cに接続された補給油路137および油室と
しての油圧モータMの潤滑室75に連なる潤滑油路17
4との間には制御弁手段としての制御弁175が介装さ
れており、この制御弁175の働きにより、供給油路1
70の油圧がほぼ一定に調圧されるとともに、該供給油
路170の油圧が一定値を超えたときに供給油路170
から補給油路137を経て油圧閉回路Cに補給油が補給
され、さらに供給油路170の油圧が大きくなったとき
に供給油路170から潤滑油路174を介して潤滑室7
5に潤滑油が供給される。
第2図において、無段変速機CVTの具体的な構造を説
明すると、該無段変速機CVTは、2つのケース半体1
a、lbを結合して成るミッションケースl内に収容さ
れる。
明すると、該無段変速機CVTは、2つのケース半体1
a、lbを結合して成るミッションケースl内に収容さ
れる。
油圧ポンプPは、入力軸2にスプライン3により結合さ
れたポンプシリンダ4と、該ポンプシリンダ4に入力軸
2を囲むように設けられた環状配列の多数のシリンダ孔
5.5・・・にそれぞれ摺合される多数のプランジャ6
.6・・・とを備える。入力軸2は、エンジンEからの
動力がフライホイール7を介して伝達される。
れたポンプシリンダ4と、該ポンプシリンダ4に入力軸
2を囲むように設けられた環状配列の多数のシリンダ孔
5.5・・・にそれぞれ摺合される多数のプランジャ6
.6・・・とを備える。入力軸2は、エンジンEからの
動力がフライホイール7を介して伝達される。
一方、油圧モータMは、前記油圧ポンプPのポンプシリ
ンダ4を同心に囲繞してそれと相対的に回転し得るよう
に配設されたモータシリンダ8と、該モータシリンダ8
にその回転中心を囲むように設けられた多数のシリンダ
孔9,9・・・にそれぞれ摺合した多数のモータプラン
ジャ10.10・・・とを備える。
ンダ4を同心に囲繞してそれと相対的に回転し得るよう
に配設されたモータシリンダ8と、該モータシリンダ8
にその回転中心を囲むように設けられた多数のシリンダ
孔9,9・・・にそれぞれ摺合した多数のモータプラン
ジャ10.10・・・とを備える。
モータシリンダ8の軸方向一端には出力軸11が同軸に
突設され、他端には支軸12が同軸に突設される。出力
軸11はニードルベアリング13を介して一方のケース
半体1aの端壁に、また支軸12はボールベアリング1
4を介して他方のケース半体1bの端壁にそれぞれ支承
される。
突設され、他端には支軸12が同軸に突設される。出力
軸11はニードルベアリング13を介して一方のケース
半体1aの端壁に、また支軸12はボールベアリング1
4を介して他方のケース半体1bの端壁にそれぞれ支承
される。
入力軸2は、一方のケース半体1aの端壁を油密に貫通
し、出力軸11内に同心に配置される。
し、出力軸11内に同心に配置される。
しかも出力軸11の内面と入力軸2の外面との間には複
数のニードルベアリング15が介装されており、これに
より入力軸2およびポンプシリンダ4と、出力軸11お
よびモータシリンダ8とは相対回転可能である。
数のニードルベアリング15が介装されており、これに
より入力軸2およびポンプシリンダ4と、出力軸11お
よびモータシリンダ8とは相対回転可能である。
出力軸11と、該出力軸11に平行にしてミッションケ
ース1の両端壁にローラベアリング16およびボールベ
アリング17を介して回転自在に支承された副軸18と
の間に、前、後進歯車装置Gが設けられる。
ース1の両端壁にローラベアリング16およびボールベ
アリング17を介して回転自在に支承された副軸18と
の間に、前、後進歯車装置Gが設けられる。
この前、後進歯車装置Gは、出力軸11に固定された一
対の駆動歯車19.20と、一方の駆動歯車19に噛合
して副軸18に回転自在に支承される被動歯車21と、
他方の駆動歯車20に対応して副軸18に回転自在に支
承される被動歯車22と、駆動歯車20および被動歯車
22に噛合する中間歯車23と、両被動歯車21.22
の対向部位にそれぞれ一体に設けられた駆動クラッチ歯
輪21a、223間で副軸18に固定された被動クラッ
チ歯輪24と、被動クラッチ歯輪24および再駆動クラ
ッチ部材21a、22aを択一的に連結するためのクラ
ッチ部材25とを有し、クラッチ部材25にはそれを選
択作動せしめるべくシフトフォーク26が係合される。
対の駆動歯車19.20と、一方の駆動歯車19に噛合
して副軸18に回転自在に支承される被動歯車21と、
他方の駆動歯車20に対応して副軸18に回転自在に支
承される被動歯車22と、駆動歯車20および被動歯車
22に噛合する中間歯車23と、両被動歯車21.22
の対向部位にそれぞれ一体に設けられた駆動クラッチ歯
輪21a、223間で副軸18に固定された被動クラッ
チ歯輪24と、被動クラッチ歯輪24および再駆動クラ
ッチ部材21a、22aを択一的に連結するためのクラ
ッチ部材25とを有し、クラッチ部材25にはそれを選
択作動せしめるべくシフトフォーク26が係合される。
副軸18には、差動装置りの入力歯車27に噛合した歯
車28が一体に設けられており、クラッチ部材25の作
動に応じて差動装置りが車両の前進方向および後進方向
に切換えて駆動される。
車28が一体に設けられており、クラッチ部材25の作
動に応じて差動装置りが車両の前進方向および後進方向
に切換えて駆動される。
モータシリンダ8と、油圧ポンプPのポンプシリンダ4
との間には、油密室31が画成され、この油密室31内
でモータシリンダ8の内側にはポンプシリンダ4の端面
に対向する斜板32が支承される。この斜板32には、
円環状一体のシュー33が摺接される。
との間には、油密室31が画成され、この油密室31内
でモータシリンダ8の内側にはポンプシリンダ4の端面
に対向する斜板32が支承される。この斜板32には、
円環状一体のシュー33が摺接される。
各プランジャ6.6・・・と、前記シュー33とは連接
杆44を介して首振自在に連結されており、シュー33
の内周段部にはローラベアリング42を介してモータシ
リンダ8に支承された押え環34が当接されており、さ
らに押え環34には、軸方向の移動を許容するとともに
相対回転を阻止すべくスプライン36を介して入力軸2
に結合されたばね保持体35が当接する。またばね保持
体35およびポンプシリンダ4間には人力軸2を囲繞す
るコイルばね37が介装されており、このコイルばね3
7のばね力によりばね保持体35は押え環34を介して
シュー33を斜板32に向けて弾発的に押圧する。しか
もばね保持体35と押え環34とは球面で接触しており
、ばね保持体35は押え環34に万遍なく接触してコイ
ルばね37の弾発力を押え環34に伝える。
杆44を介して首振自在に連結されており、シュー33
の内周段部にはローラベアリング42を介してモータシ
リンダ8に支承された押え環34が当接されており、さ
らに押え環34には、軸方向の移動を許容するとともに
相対回転を阻止すべくスプライン36を介して入力軸2
に結合されたばね保持体35が当接する。またばね保持
体35およびポンプシリンダ4間には人力軸2を囲繞す
るコイルばね37が介装されており、このコイルばね3
7のばね力によりばね保持体35は押え環34を介して
シュー33を斜板32に向けて弾発的に押圧する。しか
もばね保持体35と押え環34とは球面で接触しており
、ばね保持体35は押え環34に万遍なく接触してコイ
ルばね37の弾発力を押え環34に伝える。
油密室31は、前記シュー33、押え環34およびばね
保持体35により、斜板32側の第1室31aと、ポン
プシリンダ4例の第2室31bとに区画される。
保持体35により、斜板32側の第1室31aと、ポン
プシリンダ4例の第2室31bとに区画される。
第1室31aには、斜板32とシュー33との摺動面の
内周側が臨んでおり、その摺動面から洩れた潤滑油が第
1室31aに流れ出る。ところで、斜板32およびシュ
ー33間の潤滑を果すために、シュー33の前面には環
状の油圧ポケット38が設けられており、この油圧ポケ
ット38は、シュー33、連接杆44およびプランジャ
6に穿設された油孔39,40.41を介して、各プラ
ンジャ6およびポンプシリンダ4間に画成されているポ
ンプ室45に連通される。したがって、ポンプ室45の
圧油は、油孔41,40.39を通して油圧ポケット3
8に供給される。これにより、シュー33および斜板3
2の摺動面が潤滑される。
内周側が臨んでおり、その摺動面から洩れた潤滑油が第
1室31aに流れ出る。ところで、斜板32およびシュ
ー33間の潤滑を果すために、シュー33の前面には環
状の油圧ポケット38が設けられており、この油圧ポケ
ット38は、シュー33、連接杆44およびプランジャ
6に穿設された油孔39,40.41を介して、各プラ
ンジャ6およびポンプシリンダ4間に画成されているポ
ンプ室45に連通される。したがって、ポンプ室45の
圧油は、油孔41,40.39を通して油圧ポケット3
8に供給される。これにより、シュー33および斜板3
2の摺動面が潤滑される。
しかもそれと同時に油圧ポケット38の油圧は、プラン
ジャ6の突出推力を受けるようにシュー33に圧力を及
ぼすのでシュー33と斜板32との接触圧力を低減する
。
ジャ6の突出推力を受けるようにシュー33に圧力を及
ぼすのでシュー33と斜板32との接触圧力を低減する
。
一方、斜板32とシュー33との摺動面の外周側に臨む
ようにして、モータシリンダ8、斜板32、シュー33
およびローラベアリング42により、前記摺動面を囲繞
する円環状の潤滑室43が画成されており、この潤滑室
43は第2室31bの一部を構成する。
ようにして、モータシリンダ8、斜板32、シュー33
およびローラベアリング42により、前記摺動面を囲繞
する円環状の潤滑室43が画成されており、この潤滑室
43は第2室31bの一部を構成する。
潤滑室43には、油圧ポケット38内の圧油がシュー3
3および斜板32間の摺動面を通して絶えず漏洩してお
り、その漏洩油は潤滑室43を満たした後、ローラベア
リング42を通して第2室31b側に流れる。したがっ
て潤滑室43には常に新しい潤滑油が保持され、その油
によってシュー33および斜板32の摺動面をシュー3
3の外側からも確実に潤滑することができる。
3および斜板32間の摺動面を通して絶えず漏洩してお
り、その漏洩油は潤滑室43を満たした後、ローラベア
リング42を通して第2室31b側に流れる。したがっ
て潤滑室43には常に新しい潤滑油が保持され、その油
によってシュー33および斜板32の摺動面をシュー3
3の外側からも確実に潤滑することができる。
また、第2室31bには前記潤滑室43からの油の他に
、プランジャ6およびシリンダ孔5の摺動面、ならびに
ポンプシリンダ4および分配盤46の摺動面からの漏洩
油が流入する。
、プランジャ6およびシリンダ孔5の摺動面、ならびに
ポンプシリンダ4および分配盤46の摺動面からの漏洩
油が流入する。
ばね保持体35には、第1室31aおよび第2室31b
間を連通ずる連通路47が穿設される。
間を連通ずる連通路47が穿設される。
ポンプシリンダ4およびシュー33の対向端部には、相
互に噛合する傘歯車61.62が固設される。これらの
傘歯車61.62は歯数を等しくした同期歯車に形成さ
れており、入力軸2とともにポンプシリンダ4が回転す
ると、シュー33が傘歯車61.62を介して同期的に
回転駆動される。これにより、斜板32の傾斜面の上り
側を走るプランジャ6は斜板32から連接杆44を介し
て吐出行程を与えられ、また、同傾斜面の下り側を走る
プランジャ6は吸入行程を与えられる。
互に噛合する傘歯車61.62が固設される。これらの
傘歯車61.62は歯数を等しくした同期歯車に形成さ
れており、入力軸2とともにポンプシリンダ4が回転す
ると、シュー33が傘歯車61.62を介して同期的に
回転駆動される。これにより、斜板32の傾斜面の上り
側を走るプランジャ6は斜板32から連接杆44を介し
て吐出行程を与えられ、また、同傾斜面の下り側を走る
プランジャ6は吸入行程を与えられる。
油圧モータMにおいて、モータシリンダ8に対向する円
環状のモータ斜板63が、同じく円環状の斜板ホルダ6
4に嵌着される。この斜板ホルダ64は、その両外側に
突出する一対のトラニオン軸65を一体に備えており、
それらのトラニオン軸65がミッションケース1に枢支
される。したがってモータ斜板63は斜板ホルダ64と
ともにトラニオン軸65の軸線まわりに傾動することが
できる。
環状のモータ斜板63が、同じく円環状の斜板ホルダ6
4に嵌着される。この斜板ホルダ64は、その両外側に
突出する一対のトラニオン軸65を一体に備えており、
それらのトラニオン軸65がミッションケース1に枢支
される。したがってモータ斜板63は斜板ホルダ64と
ともにトラニオン軸65の軸線まわりに傾動することが
できる。
各モータプランジャ10の先端は、モータ斜板63に摺
接する複数のモータシュー66に首振り自在に連結され
る。しかも各モータシュー66のモータ斜板63への摺
接状態を保持するために、各モータシュ−66の背面を
押える押え板67が、斜板ホルダ64にボルト68で固
着されたリング69により回転自在に支持される。各モ
ータシュー66と各モータプランジ中10との連結部は
、周方向複数位置で押え板67を貫通するものであり、
したがって押え板67はモータシュー66とともに回転
する。
接する複数のモータシュー66に首振り自在に連結され
る。しかも各モータシュー66のモータ斜板63への摺
接状態を保持するために、各モータシュ−66の背面を
押える押え板67が、斜板ホルダ64にボルト68で固
着されたリング69により回転自在に支持される。各モ
ータシュー66と各モータプランジ中10との連結部は
、周方向複数位置で押え板67を貫通するものであり、
したがって押え板67はモータシュー66とともに回転
する。
各モータシュー66は、モータ斜板63に摺接する前面
に油圧ポケット70をそれぞれ備える。
に油圧ポケット70をそれぞれ備える。
一方、各シリンダ孔9の閉塞端と各モータプランジ中1
0との間に画成された油圧室71は、モータプランジャ
10およびモータシュー66に穿設された一連の油孔7
2.73を介して油圧ポケット70に連通される。した
がって、油圧室71の圧油は、油孔72,73を通して
油圧ポケット70に供給され、モータプランジャIOの
突出推力を受けるようにモータシュー66に圧力を及ぼ
す。
0との間に画成された油圧室71は、モータプランジャ
10およびモータシュー66に穿設された一連の油孔7
2.73を介して油圧ポケット70に連通される。した
がって、油圧室71の圧油は、油孔72,73を通して
油圧ポケット70に供給され、モータプランジャIOの
突出推力を受けるようにモータシュー66に圧力を及ぼ
す。
これによりモータシュー66およびモータ斜板63間の
接触圧力が低減されるとともに、モータシュー66およ
びモータ斜板63の摺動面が潤滑される。
接触圧力が低減されるとともに、モータシュー66およ
びモータ斜板63の摺動面が潤滑される。
斜板ホルダ64の内周面には、押え板67の内周面に小
間隙を存して対向する円筒状の隔壁体74が嵌着され、
この隔壁体74、斜板ホルダ64および押え板67によ
り、モータシュー66およびモータ斜板63の摺動面を
包囲する潤滑室75が画成される。
間隙を存して対向する円筒状の隔壁体74が嵌着され、
この隔壁体74、斜板ホルダ64および押え板67によ
り、モータシュー66およびモータ斜板63の摺動面を
包囲する潤滑室75が画成される。
而して、各油圧ポケット70内の圧油は、モータシュー
66およびモータ斜板63の摺動面を通して絶えず漏洩
しており、洩れた油は潤滑油として潤滑室75を満たし
た後、押え板67まわりの各部の隙間から漏出する。し
たがって、潤滑室75には常に新しい潤滑油が保持され
、その油によってモータシュー66およびモータ斜板6
3の摺動面をモータシュー66の外側からも確実に潤滑
することができる。
66およびモータ斜板63の摺動面を通して絶えず漏洩
しており、洩れた油は潤滑油として潤滑室75を満たし
た後、押え板67まわりの各部の隙間から漏出する。し
たがって、潤滑室75には常に新しい潤滑油が保持され
、その油によってモータシュー66およびモータ斜板6
3の摺動面をモータシュー66の外側からも確実に潤滑
することができる。
この場合、潤滑室75の圧力が油圧ポケット70の圧力
に近づくと、油圧ポケット70のモータシュー66に対
する流体支承機能が損なわれるので、潤滑室75が大気
圧に近い圧力状態を保ちつつ油を保持するように、油圧
ポケット70からの漏洩油量に応じて押え板67まわり
の各部の隙間が適当に選定される。
に近づくと、油圧ポケット70のモータシュー66に対
する流体支承機能が損なわれるので、潤滑室75が大気
圧に近い圧力状態を保ちつつ油を保持するように、油圧
ポケット70からの漏洩油量に応じて押え板67まわり
の各部の隙間が適当に選定される。
ミッションケース1には、斜板ホルダ64すなわちモー
タ斜板63を傾動駆動するために、サーボモータ81が
設けられる。このサーボモータ81は、ミッションケー
ス1に固定されるサーボシリンダ82と、サーボシリン
ダ82内を左側油室83および右側油室84に区画すべ
くサーボシリンダ82に摺合されるサーボピストン85
と、サーボピストン85に一体に設けられて左側油室8
3側のサーボシリンダ82の端壁を油密にかつ移動自在
に貫通するピストンロッド86と、サーボピストン85
およびピストンロッド86に穿設した弁孔87に先端部
が摺合されるとともにサーボシリンダ82の右側油室8
4側の端壁を油密にかつ移動自在に貫通するパイロット
弁88とから構成される。
タ斜板63を傾動駆動するために、サーボモータ81が
設けられる。このサーボモータ81は、ミッションケー
ス1に固定されるサーボシリンダ82と、サーボシリン
ダ82内を左側油室83および右側油室84に区画すべ
くサーボシリンダ82に摺合されるサーボピストン85
と、サーボピストン85に一体に設けられて左側油室8
3側のサーボシリンダ82の端壁を油密にかつ移動自在
に貫通するピストンロッド86と、サーボピストン85
およびピストンロッド86に穿設した弁孔87に先端部
が摺合されるとともにサーボシリンダ82の右側油室8
4側の端壁を油密にかつ移動自在に貫通するパイロット
弁88とから構成される。
ピストンロッド86は、ピン89を介して斜板ホルダ6
4に連結される。また左側油室83には、サーボシリン
ダ82に設けた油路90が常時連通しており、この油路
90から供給される油圧がサーボピストン85に作用す
る。サーボピストン85およびピストンロフト86には
パイロット弁88の右動に応じて右側油室84を弁孔8
7に連通させる通路91と、パイロット弁88の左動に
応じて右側油室84を左側油室83に連通させる通路9
2とが穿設される。さらに弁孔87は、還流路93を介
して、ミツシランケース1内の底部の油タンクTに連通
される。
4に連結される。また左側油室83には、サーボシリン
ダ82に設けた油路90が常時連通しており、この油路
90から供給される油圧がサーボピストン85に作用す
る。サーボピストン85およびピストンロフト86には
パイロット弁88の右動に応じて右側油室84を弁孔8
7に連通させる通路91と、パイロット弁88の左動に
応じて右側油室84を左側油室83に連通させる通路9
2とが穿設される。さらに弁孔87は、還流路93を介
して、ミツシランケース1内の底部の油タンクTに連通
される。
サーボピストン85は、パイロット弁88の左動および
右動に追従するように、油路90から供給される油圧に
よって増幅作動し、それにより斜板ホルダ64すなわち
モータ斜板63が図示の最大傾斜位置と、各モータプラ
ンジャ10に対して直角となる直角位置との間で傾動さ
れる。この際、モータ斜板63はモータシリンダ8の回
動に伴って各モータプランジャIOに往復動を与えて膨
張、収縮を繰返させるが、モータプランジャ10のスト
ロークは、モータ斜板63の傾きに応じて無段階に調節
される。
右動に追従するように、油路90から供給される油圧に
よって増幅作動し、それにより斜板ホルダ64すなわち
モータ斜板63が図示の最大傾斜位置と、各モータプラ
ンジャ10に対して直角となる直角位置との間で傾動さ
れる。この際、モータ斜板63はモータシリンダ8の回
動に伴って各モータプランジャIOに往復動を与えて膨
張、収縮を繰返させるが、モータプランジャ10のスト
ロークは、モータ斜板63の傾きに応じて無段階に調節
される。
油圧ポンプPおよび油圧モータM間には、分配盤46お
よび分配環97を介して油圧閉回路Cが。
よび分配環97を介して油圧閉回路Cが。
形成される。而して入力軸2でポンプシリンダ4を回転
したときに、吐出行程のプランジャ6を収容したシリン
ダ5のポンプ室45から吐出される高圧の作動油が膨張
行程のモータプランジャ10を収容したシリンダ孔9の
油圧室71に給送される。一方、収縮行程のモータプラ
ンジャ10を収容したシリンダ孔9の油圧室71から排
出された作動油は、吸入行程にあるプランジャ6を収容
したシリンダ孔5のポンプ室45に還流する。この間、
吐出行程のプランジャ10が斜板32を介してモータシ
リンダ8に与える反動トルクと、膨、張行程のモータプ
ランジャ10がモータ斜板63から受ける反動トルクと
の和によってモータシリンダ8すなわち支軸11が回転
駆動される。
したときに、吐出行程のプランジャ6を収容したシリン
ダ5のポンプ室45から吐出される高圧の作動油が膨張
行程のモータプランジャ10を収容したシリンダ孔9の
油圧室71に給送される。一方、収縮行程のモータプラ
ンジャ10を収容したシリンダ孔9の油圧室71から排
出された作動油は、吸入行程にあるプランジャ6を収容
したシリンダ孔5のポンプ室45に還流する。この間、
吐出行程のプランジャ10が斜板32を介してモータシ
リンダ8に与える反動トルクと、膨、張行程のモータプ
ランジャ10がモータ斜板63から受ける反動トルクと
の和によってモータシリンダ8すなわち支軸11が回転
駆動される。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシリンダ8
の変速比は次式によって与えられる。
の変速比は次式によって与えられる。
モータシリンダ8の回転数
油圧ポンプPの容量
この式から明らかなように、モータプランジャ10のス
トロークによって定まる油圧モータMの容量を零から成
る値に変えれば、変速比を1から成る必要な値まで変え
ることができる。
トロークによって定まる油圧モータMの容量を零から成
る値に変えれば、変速比を1から成る必要な値まで変え
ることができる。
モータシリンダ8は、その軸方向に分割された第1〜第
4部分8a〜8dから構成される。第1部分8aには、
前記出力軸11が一体に設けられ、斜板32は第1部−
分8aに設けられる。また第2゜第3および第4部分8
b〜8dにシリンダ孔9が設けられる。第3部分8Cは
分配盤46を構成するものであり、第4部分8dには支
軸12が一体に設けられる。
4部分8a〜8dから構成される。第1部分8aには、
前記出力軸11が一体に設けられ、斜板32は第1部−
分8aに設けられる。また第2゜第3および第4部分8
b〜8dにシリンダ孔9が設けられる。第3部分8Cは
分配盤46を構成するものであり、第4部分8dには支
軸12が一体に設けられる。
第1および第2部分13a、3bは複数のボルト98に
より結合され、第2.第3および第4部分8b〜8dは
それらの各接合部にノックピン99゜100を嵌入して
相互に位置決めした状態で複数のボルト101により一
体的に結合される。
より結合され、第2.第3および第4部分8b〜8dは
それらの各接合部にノックピン99゜100を嵌入して
相互に位置決めした状態で複数のボルト101により一
体的に結合される。
入力軸2の内端部はニードルベアリング105を介して
分配盤46の中心に支持されており、ポンプシリンダ4
はばね37により分配盤46に弾発的に摺接される。
分配盤46の中心に支持されており、ポンプシリンダ4
はばね37により分配盤46に弾発的に摺接される。
ケース半体1bにおける端壁の外面側には、ポル)10
6により、支持板107が固着されており、この支持板
107には、モータシリンダ8の支軸12内に突入する
円筒状の固定軸108が固定的に連結される。この固定
軸108の内端には、分配盤46に摺接する分配環97
が偏心的に支持されており、分配環97により、モータ
シリンダ8の第4部分8dに設けられている中空部10
9が内側室110と外側室111とに区画される。
6により、支持板107が固着されており、この支持板
107には、モータシリンダ8の支軸12内に突入する
円筒状の固定軸108が固定的に連結される。この固定
軸108の内端には、分配盤46に摺接する分配環97
が偏心的に支持されており、分配環97により、モータ
シリンダ8の第4部分8dに設けられている中空部10
9が内側室110と外側室111とに区画される。
一方、分配盤46には吐出および吸入ポート112.1
13が穿設されており、その吐出ボート112により吐
出行程にあるプランジャ6のポンプ室45と内側室11
0とが連通され、吸入ポート113により吸入行程にあ
るプランジャ6のポンプ室45と外側室111とが連通
される。また分、配盤46には多数の連絡ポー)114
.114・・・が穿没されており、これらの連絡ボート
114゜114・・・によりモータシリンダ8の各油圧
室71が内側室110または外側室111に連通される
。
13が穿設されており、その吐出ボート112により吐
出行程にあるプランジャ6のポンプ室45と内側室11
0とが連通され、吸入ポート113により吸入行程にあ
るプランジャ6のポンプ室45と外側室111とが連通
される。また分、配盤46には多数の連絡ポー)114
.114・・・が穿没されており、これらの連絡ボート
114゜114・・・によりモータシリンダ8の各油圧
室71が内側室110または外側室111に連通される
。
したがって、ポンプシリンダ4の回転時には、プランジ
ャ6の吐出行程により生成された高圧の作動油を吐出ポ
ート112から内側室110に流入させ、さらに内側室
110と連通状態にある連絡ボート114を経て膨張行
程のモータプランジャlOの油圧室71に流入させてモ
ータプランジャ10に推力を与える。一方、収縮行程の
モータプランジャ10により排出される作動油は、外側
室111に連通ずる連絡ボート114および吸入ポート
113を介して、吸入行程にあるプランジャ6のポンプ
室45に還流し、このような作動油の循環により前述の
ような油圧ポンプPから油圧モータMへの伝動が行なわ
れる。
ャ6の吐出行程により生成された高圧の作動油を吐出ポ
ート112から内側室110に流入させ、さらに内側室
110と連通状態にある連絡ボート114を経て膨張行
程のモータプランジャlOの油圧室71に流入させてモ
ータプランジャ10に推力を与える。一方、収縮行程の
モータプランジャ10により排出される作動油は、外側
室111に連通ずる連絡ボート114および吸入ポート
113を介して、吸入行程にあるプランジャ6のポンプ
室45に還流し、このような作動油の循環により前述の
ような油圧ポンプPから油圧モータMへの伝動が行なわ
れる。
固定軸108の側壁には、内側室110および外側室1
11間を連通し得るたとえば2個の短絡ポート115が
穿設され、それらの短絡ボート1l5を開閉する円筒状
のクラッチ弁116が固定軸108内に回転自在に嵌合
される。このクラッチ弁116は、その先端寄り側壁に
前記短絡ボート115に対応した弁孔117を備え、ま
た基端部には油圧シリンダ161 (第1図参照)に連
なる操作軸118が連結される操作連結部119が設け
られる。
11間を連通し得るたとえば2個の短絡ポート115が
穿設され、それらの短絡ボート1l5を開閉する円筒状
のクラッチ弁116が固定軸108内に回転自在に嵌合
される。このクラッチ弁116は、その先端寄り側壁に
前記短絡ボート115に対応した弁孔117を備え、ま
た基端部には油圧シリンダ161 (第1図参照)に連
なる操作軸118が連結される操作連結部119が設け
られる。
クラッチ弁116を回動操作させて弁孔117を短絡ポ
ート115に合致させた全開時にはクラッチ・オフ状態
、弁孔117を短絡ポート115からずらせて全閉した
ときにはクラッチ・オン状態、弁孔117および短絡ポ
ート115をわずかにずらせて半開状態にしたときには
半クラツチ状態が得られる。すなわち、クラッチ・オフ
状態では吐出ボート112から内側室110に吐出され
る作動油が短絡ポート115を通して外側室11および
吸入ボート113に直ちに短絡して油圧モータMが不作
動となり、またクラッチ・オン状態では上記のような作
動油の短絡が阻止され、油圧ポンプPから油圧−モータ
Mへの作動油の循環作用が生起し、通常の伝動が行なわ
れる。
ート115に合致させた全開時にはクラッチ・オフ状態
、弁孔117を短絡ポート115からずらせて全閉した
ときにはクラッチ・オン状態、弁孔117および短絡ポ
ート115をわずかにずらせて半開状態にしたときには
半クラツチ状態が得られる。すなわち、クラッチ・オフ
状態では吐出ボート112から内側室110に吐出され
る作動油が短絡ポート115を通して外側室11および
吸入ボート113に直ちに短絡して油圧モータMが不作
動となり、またクラッチ・オン状態では上記のような作
動油の短絡が阻止され、油圧ポンプPから油圧−モータ
Mへの作動油の循環作用が生起し、通常の伝動が行なわ
れる。
クラッチ弁116には、パイロット弁120により操作
される油圧サーボモータ121が内蔵され、そのサーボ
ピストン122の先端部には、クラッチ弁116の内径
よりも小径の弁杆123が設けられる。この弁杆123
は内側室110に突入しており、その先端には吐出ボー
ト112に対する閉塞弁124が首振り自在に付設され
る。而して、サーボピストン122の左動により閉塞弁
124を分配盤46に密着させれば吐出ポート112を
閉じることができる。この閉塞は、モータ斜板73を直
立状態にして変速比を1とするときに行なうもので、こ
れによりプランジャ6を油圧的にロックしてポンプシリ
ンダ4から各プランジャ6および斜板32を介してモー
タシリンダ8を機械的に駆動することができ、その結果
、モータプランジャ10のモータ斜板63に対する推力
が消失し、その推力による各部ベアリングの負荷が取除
かれる。
される油圧サーボモータ121が内蔵され、そのサーボ
ピストン122の先端部には、クラッチ弁116の内径
よりも小径の弁杆123が設けられる。この弁杆123
は内側室110に突入しており、その先端には吐出ボー
ト112に対する閉塞弁124が首振り自在に付設され
る。而して、サーボピストン122の左動により閉塞弁
124を分配盤46に密着させれば吐出ポート112を
閉じることができる。この閉塞は、モータ斜板73を直
立状態にして変速比を1とするときに行なうもので、こ
れによりプランジャ6を油圧的にロックしてポンプシリ
ンダ4から各プランジャ6および斜板32を介してモー
タシリンダ8を機械的に駆動することができ、その結果
、モータプランジャ10のモータ斜板63に対する推力
が消失し、その推力による各部ベアリングの負荷が取除
かれる。
固定軸108および支持板107には内側室110に連
通ずる油路139と、外側室111に連通ずる油路14
0とが穿設される。また支持板107には、サーボモー
タ81に連なる油路90に連通した油路141が穿設さ
れるとともに、該油路141と前記両袖路139,14
0との連通状態を択一的に切換える切換弁142が配設
される。
通ずる油路139と、外側室111に連通ずる油路14
0とが穿設される。また支持板107には、サーボモー
タ81に連なる油路90に連通した油路141が穿設さ
れるとともに、該油路141と前記両袖路139,14
0との連通状態を択一的に切換える切換弁142が配設
される。
この切換弁142は、両袖路139,140の油圧が高
い方を油路141に連通せしめるべく作動する。したが
って、油圧モータMのモータ斜板63を傾動するための
サーボモータ81には、内側室110および外側室11
1の油圧が高い方から油圧が供給されることになる。
い方を油路141に連通せしめるべく作動する。したが
って、油圧モータMのモータ斜板63を傾動するための
サーボモータ81には、内側室110および外側室11
1の油圧が高い方から油圧が供給されることになる。
両サーボモータ8L、L21のバイロフト弁88.12
0には、リンク127,128の一端が連結されており
、リンク127の他端は油圧シリンダ163 (第1図
参照)により回動される回動軸129に連動、連結され
る。また回動軸129には、カム130が設けられてお
り、リンク128の他端にはカム130に摺接するカム
ホロア131が設けられる。これにより、モータ斜板6
3を直立状態にすべくサーボモータ81を作動せしめた
ときに、サーボモータ121が閉塞弁124で吐出ボー
ト112を閉塞するように作動する。
0には、リンク127,128の一端が連結されており
、リンク127の他端は油圧シリンダ163 (第1図
参照)により回動される回動軸129に連動、連結され
る。また回動軸129には、カム130が設けられてお
り、リンク128の他端にはカム130に摺接するカム
ホロア131が設けられる。これにより、モータ斜板6
3を直立状態にすべくサーボモータ81を作動せしめた
ときに、サーボモータ121が閉塞弁124で吐出ボー
ト112を閉塞するように作動する。
ケース半体1aにおける端壁の外側には、制御用ポンプ
Fが装備される。この制御用ポンプFは、人力軸2によ
り駆動されるものであり、ミッションケース1内底部の
油タンクTから油を汲み上げる。
Fが装備される。この制御用ポンプFは、人力軸2によ
り駆動されるものであり、ミッションケース1内底部の
油タンクTから油を汲み上げる。
制御用ポンプFの吐出ボート136は、油圧シリンダ1
71,172に連なるべく、ケース半体1aの端壁に設
けられた供給油路170に連通される。また前記端壁お
よび入力軸2間にわたっては、補給油路137が設けら
れており、この補給油路137は逆止弁138を介して
内側室110に連通ずるとともに図示しない逆止弁を介
して外側室111に連通ずる。さらに前記端壁には、油
圧モータMの潤滑室75に通じる潤滑油路174が穿設
される。
71,172に連なるべく、ケース半体1aの端壁に設
けられた供給油路170に連通される。また前記端壁お
よび入力軸2間にわたっては、補給油路137が設けら
れており、この補給油路137は逆止弁138を介して
内側室110に連通ずるとともに図示しない逆止弁を介
して外側室111に連通ずる。さらに前記端壁には、油
圧モータMの潤滑室75に通じる潤滑油路174が穿設
される。
供給油路170と、補給油路137および潤滑油路17
4との間には、制御弁175が介装される。この制御弁
175は、供給油路170に連通ずる油圧室176の油
圧力と、その油圧力に対抗するばね177のばね力との
釣合いに応じて作動するスプール178を備え、該スプ
ール178の移動に応じて、供給油路170と補給油路
137および潤滑油路174とを遮断する状態、供給油
路170および補給油路137間を連通ずる状態、供給
油路170および潤滑油路174間を連通ずる状態の3
つの状態が切換えられる。
4との間には、制御弁175が介装される。この制御弁
175は、供給油路170に連通ずる油圧室176の油
圧力と、その油圧力に対抗するばね177のばね力との
釣合いに応じて作動するスプール178を備え、該スプ
ール178の移動に応じて、供給油路170と補給油路
137および潤滑油路174とを遮断する状態、供給油
路170および補給油路137間を連通ずる状態、供給
油路170および潤滑油路174間を連通ずる状態の3
つの状態が切換えられる。
ケース半体laの端壁には、入力軸2の軸線と直交する
軸線を有する有底穴179が穿設されており、スプール
178は該有底穴179にその底部との間に油圧室17
6を形成するようにして摺合される。しかも有底穴17
9の開放端側内面にはリング状の支持部材180が嵌合
、固着されており、この支持部材180とスプール17
8との間にばね177が介装される。
軸線を有する有底穴179が穿設されており、スプール
178は該有底穴179にその底部との間に油圧室17
6を形成するようにして摺合される。しかも有底穴17
9の開放端側内面にはリング状の支持部材180が嵌合
、固着されており、この支持部材180とスプール17
8との間にばね177が介装される。
油圧室176および供給油路170間は連通油路181
を介して連通されており、油圧室176には供給油路1
70の油圧が供給される。また、補給油路137および
前記潤滑油路174は軸線に沿って間隔をあけるととも
に補給油路137を油圧室176側にして有底穴179
の内側面に開口される。また供給油路170に連通する
油路182が補給油路137および潤滑油路174間で
有底穴179の内側面に開口され、核油路182との間
に潤滑油路174が位置するようにして有底穴179の
内側面に開口する油路183が供給油路170に連通さ
れる。
を介して連通されており、油圧室176には供給油路1
70の油圧が供給される。また、補給油路137および
前記潤滑油路174は軸線に沿って間隔をあけるととも
に補給油路137を油圧室176側にして有底穴179
の内側面に開口される。また供給油路170に連通する
油路182が補給油路137および潤滑油路174間で
有底穴179の内側面に開口され、核油路182との間
に潤滑油路174が位置するようにして有底穴179の
内側面に開口する油路183が供給油路170に連通さ
れる。
スプール178の外面には、油路182および補給油路
137間を連通可能な環状溝184と、油路183およ
び潤滑油路174間を連通可能な環状溝185とが、軸
方向に間隔をあけて設けられており、スプール178の
位置に応じて、油路182および補給油路137間、な
らびに油路183および潤滑油路174間の連通、遮断
が切換ねる。すなわち、油圧室176に導入されている
油圧の油圧力と、ばね177のばね力との釣合いに応じ
てスプール178が摺動するが、油圧室176の油圧が
低圧であるときには、油路182および補給油路137
間ならびに油路183および解放油路174間はともに
遮断しており、油圧室176の油圧が中圧の第1設定圧
以上になると油路183および潤滑油路174間が遮断
しているにも拘わらず油路182および補給油路137
間が連通し、さらに油圧室176の油圧が第1設定圧よ
りも大きな第2設定圧以上になると、油路183および
潤滑油路174間が連通ずる。
137間を連通可能な環状溝184と、油路183およ
び潤滑油路174間を連通可能な環状溝185とが、軸
方向に間隔をあけて設けられており、スプール178の
位置に応じて、油路182および補給油路137間、な
らびに油路183および潤滑油路174間の連通、遮断
が切換ねる。すなわち、油圧室176に導入されている
油圧の油圧力と、ばね177のばね力との釣合いに応じ
てスプール178が摺動するが、油圧室176の油圧が
低圧であるときには、油路182および補給油路137
間ならびに油路183および解放油路174間はともに
遮断しており、油圧室176の油圧が中圧の第1設定圧
以上になると油路183および潤滑油路174間が遮断
しているにも拘わらず油路182および補給油路137
間が連通し、さらに油圧室176の油圧が第1設定圧よ
りも大きな第2設定圧以上になると、油路183および
潤滑油路174間が連通ずる。
次にこの実施例の作用について説明すると、制御弁17
5は、油圧室176の油圧力とばね177のばね力との
釣合いに応じて作動し、油圧シリンダ161.163へ
の制御油圧すなわち供給油路170の油圧が第1設定値
よりも高くなると、油路182および補給油路137間
を連通して、余剰の油を油圧閉回路Cに供給し、油圧シ
リンダ161.163への制御油圧をほぼ一定に保つ。
5は、油圧室176の油圧力とばね177のばね力との
釣合いに応じて作動し、油圧シリンダ161.163へ
の制御油圧すなわち供給油路170の油圧が第1設定値
よりも高くなると、油路182および補給油路137間
を連通して、余剰の油を油圧閉回路Cに供給し、油圧シ
リンダ161.163への制御油圧をほぼ一定に保つ。
また油圧閉回路Cに余剰油を補給しても供給油路170
の油圧が高いままであると、スプール178は油路18
3および潤滑油路174間を連通ずる位置まで移動し、
供給油路170を潤滑室75に連通ずる。これにより、
潤滑室75に供給油路170からの余剰油が供給される
。
の油圧が高いままであると、スプール178は油路18
3および潤滑油路174間を連通ずる位置まで移動し、
供給油路170を潤滑室75に連通ずる。これにより、
潤滑室75に供給油路170からの余剰油が供給される
。
すなわち、油圧モータMにおけるモータ斜板63および
モータシュー66間からの漏洩油量が多く、潤滑室75
に潤滑油が充分に充満しているときには、油圧閉回路C
からの漏洩油量が多いので、油圧閉回路Cに補給油が多
量に供給され、それに伴って供給油路170の油圧が低
下し潤滑室75への供給油量が少量となる。これとは逆
に、モータ斜板63およびモータシュー66間から漏洩
油量が少ないときには、油圧閉口路Cからの漏洩油量が
少ないので、油圧閉回路Cへの補給油量が少なく、した
がって供給油路170の油圧が低下しないので、潤滑室
75に供給される油量が大となる。この結果、モー斜板
63およびモータシュー66間からの漏洩“油量の大小
に拘らず、潤滑室75に潤滑油を充分に保持することが
できる。
モータシュー66間からの漏洩油量が多く、潤滑室75
に潤滑油が充分に充満しているときには、油圧閉回路C
からの漏洩油量が多いので、油圧閉回路Cに補給油が多
量に供給され、それに伴って供給油路170の油圧が低
下し潤滑室75への供給油量が少量となる。これとは逆
に、モータ斜板63およびモータシュー66間から漏洩
油量が少ないときには、油圧閉口路Cからの漏洩油量が
少ないので、油圧閉回路Cへの補給油量が少なく、した
がって供給油路170の油圧が低下しないので、潤滑室
75に供給される油量が大となる。この結果、モー斜板
63およびモータシュー66間からの漏洩“油量の大小
に拘らず、潤滑室75に潤滑油を充分に保持することが
できる。
第3図は本発明の第2実施例を示すものであり、前述の
実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
制御弁手段185は、供給油路170の途中に接続され
る2つの圧力制御弁186,187により構成され、一
方の圧力制御弁186の下流側は補給油路137に接続
され、他方の圧力制御弁187の下流側は潤滑油路17
4に接続される。しかも一方の圧力制御弁186は、供
給油路170の油圧が第1設定圧以上になると開弁する
ように構成され、他方の圧力制御弁187は、第1設定
圧よりも高い第2設定圧以上で開弁するように構成され
る。
る2つの圧力制御弁186,187により構成され、一
方の圧力制御弁186の下流側は補給油路137に接続
され、他方の圧力制御弁187の下流側は潤滑油路17
4に接続される。しかも一方の圧力制御弁186は、供
給油路170の油圧が第1設定圧以上になると開弁する
ように構成され、他方の圧力制御弁187は、第1設定
圧よりも高い第2設定圧以上で開弁するように構成され
る。
この第2実施例によっても前記第1実施例と同様の効果
を奏することができる。
を奏することができる。
第4図は本発明の第3実施例を示すもので、第1実施例
における潤滑油路174の途中と、油タンクTとが、リ
リーフ弁188を介して接続される。しかもこのリリー
フ弁188は、第2設定圧よりも低い第3設定圧で開弁
するように構成される。
における潤滑油路174の途中と、油タンクTとが、リ
リーフ弁188を介して接続される。しかもこのリリー
フ弁188は、第2設定圧よりも低い第3設定圧で開弁
するように構成される。
この第3実施例によれば、潤滑室75内の油圧が供給油
路170の油圧よりも大となることが回避され、制御弁
175のリリーフ作動が正常に行なわれ、制御用ポンプ
Fの吐出圧が必要以上に上昇することが防止される。し
たがって動力伝達効率の低下が防止されるとともに、各
油圧シリンダ161.163の作動を円滑にすることが
できる。
路170の油圧よりも大となることが回避され、制御弁
175のリリーフ作動が正常に行なわれ、制御用ポンプ
Fの吐出圧が必要以上に上昇することが防止される。し
たがって動力伝達効率の低下が防止されるとともに、各
油圧シリンダ161.163の作動を円滑にすることが
できる。
第5図は本発明の第4実施例を示すものであり、第3図
の第2実施例における潤滑油路174の途中と油タンク
Tとがリリーフ弁18日を介して接続される。
の第2実施例における潤滑油路174の途中と油タンク
Tとがリリーフ弁18日を介して接続される。
この実施例によっても第3実施例と同様の効果を奏する
ことができる。
ことができる。
第6図および第7図は本発明の第5実施例を示すもので
あり、制御弁175を介して供給油路170に接続され
る潤滑油路174′および油路48が油室としての油圧
ポンプPの油密室31に接続される。前記油路48は、
入力軸2およびモータシリンダ8間に形成されており、
この油路48がケース半体1aの端壁に設けられた潤滑
油路174′および油密室31間を連通ずる。またモー
タシリンダ8には、油密室31内の油を排出するための
複数の排出孔189が穿設され、これらの排出孔189
は油密室31内に潤滑油を純分に保持し得る程度の小径
に定められる。
あり、制御弁175を介して供給油路170に接続され
る潤滑油路174′および油路48が油室としての油圧
ポンプPの油密室31に接続される。前記油路48は、
入力軸2およびモータシリンダ8間に形成されており、
この油路48がケース半体1aの端壁に設けられた潤滑
油路174′および油密室31間を連通ずる。またモー
タシリンダ8には、油密室31内の油を排出するための
複数の排出孔189が穿設され、これらの排出孔189
は油密室31内に潤滑油を純分に保持し得る程度の小径
に定められる。
この第5実施例によれば、油圧ポンプPの油密室31に
潤滑油を常時充分に保持することができる。
潤滑油を常時充分に保持することができる。
第8図は本発明の第6実施例を示すものであり、第5実
施例の油路48に代えて、モータシリンダ8には、潤滑
油路174′および油密室31間を連通ずる油路48′
が穿設される。
施例の油路48に代えて、モータシリンダ8には、潤滑
油路174′および油密室31間を連通ずる油路48′
が穿設される。
第9図は本発明の第7実施例を示すもので、制御弁手段
185における圧力制御弁187の下流側には、潤滑油
路174′および油路48を介して油密室31が接続さ
れる。
185における圧力制御弁187の下流側には、潤滑油
路174′および油路48を介して油密室31が接続さ
れる。
第10図および第11図は本発明の第8および第9実施
例を示すものであり、潤滑油路174′の途中および油
タンクT間がリリーフ弁188を介して接続される。
例を示すものであり、潤滑油路174′の途中および油
タンクT間がリリーフ弁188を介して接続される。
以上の各実施例では、潤滑室75および油密室31のい
ずれか一方に供給油路170から潤滑油を供給するよう
にしたが、潤滑室75および油密室31のいずれにも供
給油路170から潤滑油を供給するようにすることもで
きる。
ずれか一方に供給油路170から潤滑油を供給するよう
にしたが、潤滑室75および油密室31のいずれにも供
給油路170から潤滑油を供給するようにすることもで
きる。
C0発明の効果
以上のように本発明によれば、供給油路と、油圧閉回路
の低圧側および油室とは、供給油路の油圧が第1設定圧
以上となるのに応じて供給油路および油圧閉回路の低圧
側間を連通ずるともに、供給油路の油圧が第1設定圧よ
りも大きな第2設定圧以上となるのに応じて供給油路お
よび油室間を連通ずる制御弁手段を介して接続されるの
で、油圧アクチュエータに供給する油圧をほぼ一定に保
つとともに、摺接部からの漏洩油量に応じて油室に外部
から潤滑油を供給し、油室内に潤滑油を充分に保持して
摺接部の耐久性を向上することができる。
の低圧側および油室とは、供給油路の油圧が第1設定圧
以上となるのに応じて供給油路および油圧閉回路の低圧
側間を連通ずるともに、供給油路の油圧が第1設定圧よ
りも大きな第2設定圧以上となるのに応じて供給油路お
よび油室間を連通ずる制御弁手段を介して接続されるの
で、油圧アクチュエータに供給する油圧をほぼ一定に保
つとともに、摺接部からの漏洩油量に応じて油室に外部
から潤滑油を供給し、油室内に潤滑油を充分に保持して
摺接部の耐久性を向上することができる。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すものであ
り1.第1図は油圧回路図、第2図は具体的な構造を示
す縦断側面図、第3図、第4図および第5図は本発明の
第2、第3および第4実施例の第1図に対応した油圧回
路図、第6図および第7図は本発明の第5実施例を示す
もので、第6図は油圧回路図、第7図は第2図に対応し
た縦断側面図、第8図、第9図、第10図および第11
図は本発明の第6、第7、第8および第9実施例の第1
図に対応した油圧回路図である。 31・・・油室としての油密室、63・・・被制御部材
としてのモータ斜板、75・・・油室としての潤滑室、
116・・・被制御部材としてのクラッチ弁、161゜
163・・・油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
、170・・・供給油路、175・・・制御弁手段とし
ての制御弁、185・・・制御弁手段、C・・・油圧閉
回路、F・・・制御用ポンプ、M・・・油圧モータ、P
・・・油圧ポンプ
り1.第1図は油圧回路図、第2図は具体的な構造を示
す縦断側面図、第3図、第4図および第5図は本発明の
第2、第3および第4実施例の第1図に対応した油圧回
路図、第6図および第7図は本発明の第5実施例を示す
もので、第6図は油圧回路図、第7図は第2図に対応し
た縦断側面図、第8図、第9図、第10図および第11
図は本発明の第6、第7、第8および第9実施例の第1
図に対応した油圧回路図である。 31・・・油室としての油密室、63・・・被制御部材
としてのモータ斜板、75・・・油室としての潤滑室、
116・・・被制御部材としてのクラッチ弁、161゜
163・・・油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
、170・・・供給油路、175・・・制御弁手段とし
ての制御弁、185・・・制御弁手段、C・・・油圧閉
回路、F・・・制御用ポンプ、M・・・油圧モータ、P
・・・油圧ポンプ
Claims (1)
- 油圧モータと油圧ポンプとが油圧閉回路をなして接続さ
れ、油圧モータおよび油圧ポンプの少なくとも一方には
、摺接部を包囲する油室が設けられ、油圧閉回路に含ま
れる被制御部材の作動を司る油圧アクチュエータには、
制御用ポンプが供給油路を介して接続される油圧式伝動
装置において、供給油路と、油圧閉回路の低圧側および
油室とは、供給油路の油圧が第1設定圧以上となるのに
応じて供給油路および油圧閉回路の低圧側間を連通する
ともに、供給油路の油圧が第1設定圧よりも大きな第2
設定圧以上となるのに応じて供給油路および油室間を連
通する制御弁手段を介して接続されることを特徴とする
油圧式伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4443287A JPS63214556A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 油圧式伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4443287A JPS63214556A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 油圧式伝動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63214556A true JPS63214556A (ja) | 1988-09-07 |
Family
ID=12691331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4443287A Pending JPS63214556A (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 油圧式伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63214556A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211776U (ja) * | 1975-07-14 | 1977-01-27 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP4443287A patent/JPS63214556A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211776U (ja) * | 1975-07-14 | 1977-01-27 |
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