JPS6363783B2 - - Google Patents
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- JPS6363783B2 JPS6363783B2 JP57018905A JP1890582A JPS6363783B2 JP S6363783 B2 JPS6363783 B2 JP S6363783B2 JP 57018905 A JP57018905 A JP 57018905A JP 1890582 A JP1890582 A JP 1890582A JP S6363783 B2 JPS6363783 B2 JP S6363783B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- speed
- gear
- pressure
- shift
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
- F16H61/0262—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
- F16H61/0265—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signals
- F16H61/0267—Layout of hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
- F16H61/0202—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
- F16H61/0251—Elements specially adapted for electric control units, e.g. valves for converting electrical signals to fluid signals
- F16H2061/026—On-off solenoid valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/14—Inputs being a function of torque or torque demand
- F16H59/18—Inputs being a function of torque or torque demand dependent on the position of the accelerator pedal
- F16H59/20—Kickdown
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明は自動変速機の最高速段及び高速段間、特
にオーバードライブ及び第3速間における変速制
御する変速制御装置に関するものである。
にオーバードライブ及び第3速間における変速制
御する変速制御装置に関するものである。
自動変速機は通常エンジン吸入負圧に対応した
スロツトル圧と、車速に対応したガバナ圧との平
衡関係によりシフト弁を作動させて自動変速作用
を行なう。一方、車両は燃費の向上を目的として
変速機にオーバードライブを設定することが多く
行なわれつつあり、自動変速機においてもその例
外でなく、自動変速機の場合第3速(高速段)の
上にオーバードライブ(最高速段)を設定して、
オーバードライブ化を実現する。そして、かかる
自動変速機における第3速及びオーバードライブ
(OD)間の変速も上記シフト弁と同種のシフト
弁により行なわれ、その変速点は例えば第8図に
実線(アツプシフト)及び点線(ダウンシフト)
で示す如きものであつた。
スロツトル圧と、車速に対応したガバナ圧との平
衡関係によりシフト弁を作動させて自動変速作用
を行なう。一方、車両は燃費の向上を目的として
変速機にオーバードライブを設定することが多く
行なわれつつあり、自動変速機においてもその例
外でなく、自動変速機の場合第3速(高速段)の
上にオーバードライブ(最高速段)を設定して、
オーバードライブ化を実現する。そして、かかる
自動変速機における第3速及びオーバードライブ
(OD)間の変速も上記シフト弁と同種のシフト
弁により行なわれ、その変速点は例えば第8図に
実線(アツプシフト)及び点線(ダウンシフト)
で示す如きものであつた。
ところで、排気対策が社会情勢から不可欠とな
つた今日のエンジンは、車速に対するエンジン吸
入負圧がエンジン燃料供給系、いわる気化器ある
いは燃料噴射装置の絞り弁開度(%)毎に第7図
の如く変化する傾向を生じ、絞り開度50%以上の
大開度ではエンジン吸入負圧が絞り弁全開(100
%)時のそれとほとんど似た値となる。これがた
め、通常絞り弁開度50%以上で走行している時に
生ずる3→OD変速やOD→3変速は共に第8図
の変速線上でエンジン吸入負圧が零に近い値とな
る時に行なわれることとなり、当該変速が適当な
車速で行なわれるとは言い難い。この時、運転者
が要求する変速特性は、例えば50〜100Km/hの
車速域において絞り弁開度50%の線(第8図に
α)を境にそれ以上の領域Aでオーバードライブ
から第3速へダウンシフトさせたいし、又それ以
上の領域Bではオーバードライブのままに保ちた
い。しかるに、通常の変速特性では、領域Aでも
第3速へのダウンシフトが行なわれず、オーバー
ドライブのため絞り弁開度に対応した所定の加速
力が得られないし、又領域Bで第3速へのダウン
シフトが行なわれてしまい、オーバードライブに
よる燃費向上効果が十分達成されなくなる。
つた今日のエンジンは、車速に対するエンジン吸
入負圧がエンジン燃料供給系、いわる気化器ある
いは燃料噴射装置の絞り弁開度(%)毎に第7図
の如く変化する傾向を生じ、絞り開度50%以上の
大開度ではエンジン吸入負圧が絞り弁全開(100
%)時のそれとほとんど似た値となる。これがた
め、通常絞り弁開度50%以上で走行している時に
生ずる3→OD変速やOD→3変速は共に第8図
の変速線上でエンジン吸入負圧が零に近い値とな
る時に行なわれることとなり、当該変速が適当な
車速で行なわれるとは言い難い。この時、運転者
が要求する変速特性は、例えば50〜100Km/hの
車速域において絞り弁開度50%の線(第8図に
α)を境にそれ以上の領域Aでオーバードライブ
から第3速へダウンシフトさせたいし、又それ以
上の領域Bではオーバードライブのままに保ちた
い。しかるに、通常の変速特性では、領域Aでも
第3速へのダウンシフトが行なわれず、オーバー
ドライブのため絞り弁開度に対応した所定の加速
力が得られないし、又領域Bで第3速へのダウン
シフトが行なわれてしまい、オーバードライブに
よる燃費向上効果が十分達成されなくなる。
この問題解決のために第8図の変速線を移行す
ることが、即ち変速線を領域Aでダウンシフトが
行なわれるよう高車速側に移行させるか、又は領
域Bでダウンシフトが行なわれないよう低車速側
に移行させることが考えられるが、この場合いず
れか一方の要求は達成されるものの他方の要求か
ら益々遠去かることになることから、問題の解決
とならない。
ることが、即ち変速線を領域Aでダウンシフトが
行なわれるよう高車速側に移行させるか、又は領
域Bでダウンシフトが行なわれないよう低車速側
に移行させることが考えられるが、この場合いず
れか一方の要求は達成されるものの他方の要求か
ら益々遠去かることになることから、問題の解決
とならない。
発明は、オーバードライブ式自動変速機の場
合、オーバードライブ(最高速段)選択状態より
その直下の第3速(高速段)選択状態へ強制的に
ダウンシフトさせる最高速段禁止手段を具えてい
ることから、車速に対するエンジン吸入負圧の変
化特性がほぼ同じになるエンジン燃料系の大絞り
弁開度域以下の絞り弁開度で最高速段を必要とす
る領域が、最高速段及び高速段間の変速を行なう
シフト弁のスロツトル圧受圧面積とガバナ圧受圧
面積との相関関係で決まる最高速段選択領域内に
含まれるよう該シフト弁のスロツトル圧受圧面積
とガバナ圧受圧面積との相関関係を選定し(上記
B領域でもダウンシフトが行なわれることのない
ようにし)、上記大絞り弁開度域(50%以上)及
び特定の車速(95Km/h)以下で上記最高速段禁
止手段を作動させる(上記A領域でダウンシフト
を行なう)ダウンシフト手段を設けて、当該最高
速段及び高速段間の変速が前記要求通りに行なわ
れるようにした自動変速機の変速制御装置を提供
しようとするものである。
合、オーバードライブ(最高速段)選択状態より
その直下の第3速(高速段)選択状態へ強制的に
ダウンシフトさせる最高速段禁止手段を具えてい
ることから、車速に対するエンジン吸入負圧の変
化特性がほぼ同じになるエンジン燃料系の大絞り
弁開度域以下の絞り弁開度で最高速段を必要とす
る領域が、最高速段及び高速段間の変速を行なう
シフト弁のスロツトル圧受圧面積とガバナ圧受圧
面積との相関関係で決まる最高速段選択領域内に
含まれるよう該シフト弁のスロツトル圧受圧面積
とガバナ圧受圧面積との相関関係を選定し(上記
B領域でもダウンシフトが行なわれることのない
ようにし)、上記大絞り弁開度域(50%以上)及
び特定の車速(95Km/h)以下で上記最高速段禁
止手段を作動させる(上記A領域でダウンシフト
を行なう)ダウンシフト手段を設けて、当該最高
速段及び高速段間の変速が前記要求通りに行なわ
れるようにした自動変速機の変速制御装置を提供
しようとするものである。
以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明装置により変速制御すべき前進
4速(第4速はオーバードライブ)後退1速の自
動変速機における動力伝達部分を模式的に示した
もので、エンジンクランクシヤフト4により駆動
されるトルク・コンバータ1、インプツトシヤフ
ト7、ダイレクトクラツチ185、ODバンドブ
レーキ186、OD用遊星歯車群187、中間シ
ヤフト188、フロント・クラツチ104、リ
ア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・リバース・ブレーキ107、一方向ブ
レーキ108、中間シヤフト109、第1遊星歯
車群110、第2遊星歯車群111、アウトプツ
トシヤフト112、第1ガバナー弁113、第2
ガバナー弁114、オイル・ポンプ13より構成
される。トルク・コンバータ1はポンプ翼車3、
タービン翼車8、ステータ翼車9より成り、ポン
プ翼車3はクランクシヤフト4により駆動され、
中に入つているトルク・コンバータ作動油を回し
インプツトシヤフト7に固定されたタービン翼車
8にトルクを与える。トルクは更にインプツトシ
ヤフト7によつて変速歯車列に伝えられる。ステ
ータ翼車9はワンウエイクラツチ10を介してス
リーブ12上に置かれる。ワンウエイクラツチ1
0はステータ翼車9にクラツチシヤフト4と同方
向の回転すなわち矢印方向の回転(以下正転と略
称する)は許すが反対方の回転(以下逆転と略称
する)は許さない構造になつている。
4速(第4速はオーバードライブ)後退1速の自
動変速機における動力伝達部分を模式的に示した
もので、エンジンクランクシヤフト4により駆動
されるトルク・コンバータ1、インプツトシヤフ
ト7、ダイレクトクラツチ185、ODバンドブ
レーキ186、OD用遊星歯車群187、中間シ
ヤフト188、フロント・クラツチ104、リ
ア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・リバース・ブレーキ107、一方向ブ
レーキ108、中間シヤフト109、第1遊星歯
車群110、第2遊星歯車群111、アウトプツ
トシヤフト112、第1ガバナー弁113、第2
ガバナー弁114、オイル・ポンプ13より構成
される。トルク・コンバータ1はポンプ翼車3、
タービン翼車8、ステータ翼車9より成り、ポン
プ翼車3はクランクシヤフト4により駆動され、
中に入つているトルク・コンバータ作動油を回し
インプツトシヤフト7に固定されたタービン翼車
8にトルクを与える。トルクは更にインプツトシ
ヤフト7によつて変速歯車列に伝えられる。ステ
ータ翼車9はワンウエイクラツチ10を介してス
リーブ12上に置かれる。ワンウエイクラツチ1
0はステータ翼車9にクラツチシヤフト4と同方
向の回転すなわち矢印方向の回転(以下正転と略
称する)は許すが反対方の回転(以下逆転と略称
する)は許さない構造になつている。
インプツトシヤフト7はOD遊星歯車群187
の遊星歯車群支持体192に接続する。
の遊星歯車群支持体192に接続する。
遊星歯車群186は内歯歯車190と太陽歯車
191のそれぞれに噛合いながら自転と同時に公
転する。
191のそれぞれに噛合いながら自転と同時に公
転する。
内歯歯車190は中間シヤフト188により第
1遊星歯車群110に接続する。ODバンドブレ
ーキ186は太陽歯車191を固定又は解放する
ものである。
1遊星歯車群110に接続する。ODバンドブレ
ーキ186は太陽歯車191を固定又は解放する
ものである。
第1遊星歯車群110は中間シヤフト188に
固定される内歯歯車117、中空伝導シヤフト1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車11
7および太陽歯車119のそれぞれに噛み合いな
がら自転と同時に公転し得る2個以上の小歯車か
ら成る遊星歯車120、アウトプツトシヤフト1
12に固定された遊星歯車120を支持する遊星
歯車支持体121から構成され、第2遊星歯車群
111はアウトプツトシヤフト112に固定され
る内歯歯車122、中空伝導シヤフト118に固
定される太陽歯車123、内歯歯車122および
太陽歯車123のそれぞれに噛み合いながら自転
と同時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊
星歯車124、遊星歯車124を支持する遊星歯
車支持体125により構成される。フロント・ク
ラツチ104は内歯歯車190により駆動される
中間シヤフト188と、両太陽歯車119,12
3と一体になつて回転する中空伝導シヤフト11
8とを結合し、リア・クラツチ105は中間シヤ
フト188と第1遊星歯車群110の内歯歯車1
17とを結合する働きをする。セカンド・ブレー
キ106は中空伝導シヤフト118を固定するこ
とにより、両太陽歯車119,123を固定し、
ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯車
群111の遊星歯車支持体125を固定する働き
をする。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体
125に正転は許すが、逆転は許さない構造にな
つている。第1ガバナー弁113および第2ガバ
ナー弁114はアウトプツトシヤフト112に固
定され車速に応じたガバナー圧を発生する。
固定される内歯歯車117、中空伝導シヤフト1
18に固定される太陽歯車119、内歯歯車11
7および太陽歯車119のそれぞれに噛み合いな
がら自転と同時に公転し得る2個以上の小歯車か
ら成る遊星歯車120、アウトプツトシヤフト1
12に固定された遊星歯車120を支持する遊星
歯車支持体121から構成され、第2遊星歯車群
111はアウトプツトシヤフト112に固定され
る内歯歯車122、中空伝導シヤフト118に固
定される太陽歯車123、内歯歯車122および
太陽歯車123のそれぞれに噛み合いながら自転
と同時に公転し得る2個以上の小歯車から成る遊
星歯車124、遊星歯車124を支持する遊星歯
車支持体125により構成される。フロント・ク
ラツチ104は内歯歯車190により駆動される
中間シヤフト188と、両太陽歯車119,12
3と一体になつて回転する中空伝導シヤフト11
8とを結合し、リア・クラツチ105は中間シヤ
フト188と第1遊星歯車群110の内歯歯車1
17とを結合する働きをする。セカンド・ブレー
キ106は中空伝導シヤフト118を固定するこ
とにより、両太陽歯車119,123を固定し、
ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊星歯車
群111の遊星歯車支持体125を固定する働き
をする。一方向ブレーキ108は遊星歯車支持体
125に正転は許すが、逆転は許さない構造にな
つている。第1ガバナー弁113および第2ガバ
ナー弁114はアウトプツトシヤフト112に固
定され車速に応じたガバナー圧を発生する。
次に選速桿をD(前進自動変速)位置に設定し
た場合における動力伝動列を説明する。
た場合における動力伝動列を説明する。
この場合は始めに前進入力クラツチであるダイ
レクトクラツチ185とリア・クラツチ105が
締結されている。エンジンからトルクコンバータ
1を経た動力は、インプツトシヤフト7から遊星
歯車支持体192に伝達され、ダイレクトクラツ
チ185が締結されているため遊星歯車群187
全体がインターロツクされ、インプツトシヤフト
7と同じ回転を中間シヤフト188に伝え、その
後この回転はリア・クラツチ105を通つて第1
遊星歯車群110の内歯歯車117に伝達され
る。内歯歯車117は遊星歯車120を正転させ
る。従つて太陽歯車119は逆転し、太陽歯車1
19と一体になつて回転する第2遊星歯車群11
1の太陽歯車123を逆転させるため第2遊星歯
車群111の遊星歯車124は正転する。一方向
ブレーキ108は太陽歯車123が遊星歯車支持
体125を逆転させるのを阻止し、前記反力ブレ
ーキとして働く。このため第2遊星歯車群111
の内歯歯車122は正転する。従つて内歯歯車1
22と一体回転するアウトプツトシヤフト112
も正転し、前記第1速の減速比が得られる。この
状態において車速が上がりセカンド・ブレーキ1
06が締結されると第1速の場合と同様にインプ
ツトシヤフト7からインターロツクされたOD遊
星歯車群187を介しリア・クラツチ105を通
つた動力は内歯歯車117に伝達される。セカン
ド・ブレーキ106は太陽歯車119の回転を阻
止し、前進反力ブレーキとして働く。このため静
止した太陽歯車119のまわりを遊星歯車120
が自転しながら公転し、従つて遊星歯車支持体1
21およびこれと一体になつているアウトプツト
シヤフト112は減速されてはいるが、第1速の
場合よりは早い速度で正転し、前進第2速の減速
比が得られる。更に車速が上がりセカンド・ブレ
ーキ106が解放されフロント・クラツチ104
が締結されると、インプツトシヤフト7に伝達さ
れた動力は、遊星歯車群187を介し、一方はリ
ア・クラツチ105を経て内歯歯車117に伝達
され、他方はフロントクラツチ104を経て太陽
歯車119に伝達される。従つて内歯歯車11
7、太陽歯車119はインターロツクされ、遊星
歯車支持体121およびアウトプツトシヤフト1
12と共にすべて同一回転速度で正転し前進第3
速が得られる。この場合、入力クラツチに該当す
るものはフロントクラツチ104およびリアクラ
ツチ105であり、遊星歯車によるトルク増大は
行われないため反力ブレーキはない。
レクトクラツチ185とリア・クラツチ105が
締結されている。エンジンからトルクコンバータ
1を経た動力は、インプツトシヤフト7から遊星
歯車支持体192に伝達され、ダイレクトクラツ
チ185が締結されているため遊星歯車群187
全体がインターロツクされ、インプツトシヤフト
7と同じ回転を中間シヤフト188に伝え、その
後この回転はリア・クラツチ105を通つて第1
遊星歯車群110の内歯歯車117に伝達され
る。内歯歯車117は遊星歯車120を正転させ
る。従つて太陽歯車119は逆転し、太陽歯車1
19と一体になつて回転する第2遊星歯車群11
1の太陽歯車123を逆転させるため第2遊星歯
車群111の遊星歯車124は正転する。一方向
ブレーキ108は太陽歯車123が遊星歯車支持
体125を逆転させるのを阻止し、前記反力ブレ
ーキとして働く。このため第2遊星歯車群111
の内歯歯車122は正転する。従つて内歯歯車1
22と一体回転するアウトプツトシヤフト112
も正転し、前記第1速の減速比が得られる。この
状態において車速が上がりセカンド・ブレーキ1
06が締結されると第1速の場合と同様にインプ
ツトシヤフト7からインターロツクされたOD遊
星歯車群187を介しリア・クラツチ105を通
つた動力は内歯歯車117に伝達される。セカン
ド・ブレーキ106は太陽歯車119の回転を阻
止し、前進反力ブレーキとして働く。このため静
止した太陽歯車119のまわりを遊星歯車120
が自転しながら公転し、従つて遊星歯車支持体1
21およびこれと一体になつているアウトプツト
シヤフト112は減速されてはいるが、第1速の
場合よりは早い速度で正転し、前進第2速の減速
比が得られる。更に車速が上がりセカンド・ブレ
ーキ106が解放されフロント・クラツチ104
が締結されると、インプツトシヤフト7に伝達さ
れた動力は、遊星歯車群187を介し、一方はリ
ア・クラツチ105を経て内歯歯車117に伝達
され、他方はフロントクラツチ104を経て太陽
歯車119に伝達される。従つて内歯歯車11
7、太陽歯車119はインターロツクされ、遊星
歯車支持体121およびアウトプツトシヤフト1
12と共にすべて同一回転速度で正転し前進第3
速が得られる。この場合、入力クラツチに該当す
るものはフロントクラツチ104およびリアクラ
ツチ105であり、遊星歯車によるトルク増大は
行われないため反力ブレーキはない。
次に更に車速が上昇すると、ダイレクトクラツ
チ185が解放し、ODバンドブレーキ186が
締結する。ODバンドブレーキ186が締結する
と、太陽歯車191が固定される。
チ185が解放し、ODバンドブレーキ186が
締結する。ODバンドブレーキ186が締結する
と、太陽歯車191が固定される。
このためインプツトシヤフト7の回転は遊星歯
車189により内歯歯車190を正転方向に増速
回転させ、中間シヤフト188より、リアクラツ
チ105、フロントクラツチ104に伝達されて
第4速のオーバーライブが得られる。
車189により内歯歯車190を正転方向に増速
回転させ、中間シヤフト188より、リアクラツ
チ105、フロントクラツチ104に伝達されて
第4速のオーバーライブが得られる。
次に選速桿をR(後退走行)位置に設定した場
合の動力伝動列を説明する。この場合は、ダイレ
クトクラツチ185とフロント・クラツチ104
とロー・リバース・ブレーキ107が締結され
る。エンジンからトルクコンバータ1を経た動力
は、インプツトシヤフト7からダイレクトクラツ
チ185の締結でインターロツクされた遊星歯車
群187を介してフロント・クラツチ104、中
空伝動シヤフト118を通つてサン・ギア11
9,123に導びかれる。この時、リア・プラネ
ツト・キヤリア125がロー・リバース・ブレー
キ107により固定されているので、サン・ギヤ
119,123の上記正転でインターナル・ギヤ
122が減速されて逆転され、このインターナ
ル・ギヤと一体回転するアウトプツト・シヤフト
112から後退の減速比が得られる。
合の動力伝動列を説明する。この場合は、ダイレ
クトクラツチ185とフロント・クラツチ104
とロー・リバース・ブレーキ107が締結され
る。エンジンからトルクコンバータ1を経た動力
は、インプツトシヤフト7からダイレクトクラツ
チ185の締結でインターロツクされた遊星歯車
群187を介してフロント・クラツチ104、中
空伝動シヤフト118を通つてサン・ギア11
9,123に導びかれる。この時、リア・プラネ
ツト・キヤリア125がロー・リバース・ブレー
キ107により固定されているので、サン・ギヤ
119,123の上記正転でインターナル・ギヤ
122が減速されて逆転され、このインターナ
ル・ギヤと一体回転するアウトプツト・シヤフト
112から後退の減速比が得られる。
第2図は上記自動変速機に係わる変速制御装置
の油圧系統を示したもので、オイル・ポンプ1
3、ライン圧調整弁128、増圧弁129、トル
ク・コンバータ1、選速弁130、第1ガバナー
弁113、第2ガバナー弁114、1―2シフト
弁131、2―3シフト弁132、3―ODシフ
ト弁133、OD解除弁197、スロツトル減圧
弁133、カツト・ダウン弁134、セカンド・
ロツク弁135、2―3タイミング弁136、ソ
レノイド・ダウン・シフト弁137、スロツト
ル・バツク・アツプ弁138、バキユーム・ダイ
ヤフラム140、フロントクラツチ104、リ
ア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、サーボ141、ロー・リバース・ブレーキ1
07、ダイレクトクラツチ185、ODバンドブ
レーキ186、サーボ186a、アキユームレー
タ200、OD解除ソレノイド198及び油圧回
路網よりなる。オイル・ポンプ13は原動機によ
り駆動軸4およびトルク・コンバータ1のポンプ
翼車3を介して駆動され、エンジン作動中は常に
リザーバ142からストレーナ143を通して有
害なゴミを除去した油を吸いあげライン圧回路1
44へ送出す。
の油圧系統を示したもので、オイル・ポンプ1
3、ライン圧調整弁128、増圧弁129、トル
ク・コンバータ1、選速弁130、第1ガバナー
弁113、第2ガバナー弁114、1―2シフト
弁131、2―3シフト弁132、3―ODシフ
ト弁133、OD解除弁197、スロツトル減圧
弁133、カツト・ダウン弁134、セカンド・
ロツク弁135、2―3タイミング弁136、ソ
レノイド・ダウン・シフト弁137、スロツト
ル・バツク・アツプ弁138、バキユーム・ダイ
ヤフラム140、フロントクラツチ104、リ
ア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、サーボ141、ロー・リバース・ブレーキ1
07、ダイレクトクラツチ185、ODバンドブ
レーキ186、サーボ186a、アキユームレー
タ200、OD解除ソレノイド198及び油圧回
路網よりなる。オイル・ポンプ13は原動機によ
り駆動軸4およびトルク・コンバータ1のポンプ
翼車3を介して駆動され、エンジン作動中は常に
リザーバ142からストレーナ143を通して有
害なゴミを除去した油を吸いあげライン圧回路1
44へ送出す。
油はライン圧調整弁128によつて所定の圧力
に調整されて作動油圧として選速弁130へ送ら
れる。ライン圧調整弁128はスプール172と
バネ173よりなり、スプール172にはバネ1
73に加えて、増圧弁129のスプール174を
介しエンジン吸入負圧に対応する回路165のス
ロツトル圧と回路156のライン圧とが作用し、
これらにより生ずる力が、スプール172の上方
に回路144からオリフイス175を通して作用
するライン圧および回路176から作用する圧力
に対抗している。トルク・コンバータ1の作動油
圧は、回路144からライン圧調整弁128を経
て回路145へ導入されるオイルが作動油流入通
路50よりトルク・コンバータ1内に通流した後
作動油流出通路51及び保圧弁146を経て排除
される間、保圧弁146によつてある圧力以内に
保たれている。ある圧力以上では保圧弁146は
開かれて油はさらに回路147から動力伝達機構
の後部潤滑部に送られる。この潤滑油圧が高すぎ
る時はリリーフ弁148が開いて圧力は下げられ
る。一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路14
5から前部潤滑弁149を開いて潤滑油が供給さ
れる。選速弁130は手動による流体方向切換弁
で、スプール150によつて構成され、選速桿
(図示せず)にリンケージを介して結ばれ、運転
者による各選速操作によつてスプール150が動
いてライン圧回路144の圧送通路を切換えるも
のである。第2図に示されている状態はN(中立)
位置にある場合で、ライン圧回路144はスプー
ル150のランドにより開塞され、ポートa〜f
は全てドレンポートに通じている。第1ガバナー
弁113および第2ガバナー弁114は前進走行
の時に発生したガバナー圧により1―2シフト弁
131、および2―3シフト弁132を作動させ
て自動変速作用を行い、又ライン圧をも制御する
もので、選速弁130がD、又はの各前進走
行位置にある時、油圧はライン圧回路144から
選速弁130のポートcを経て第2ガバナー弁1
14に達し、車が走行すれば第2ガバナー弁11
4によつて調圧されたガバナー圧は回路157に
送り出されて第1ガバナー弁113に導入され、
ある車速になると第1ガバナー弁113のスプー
ル177が移動して回路157は回路158と導
通してガバナー圧が発生し、回路158よりガバ
ナー圧は1―2シフト弁131、2―3シフト弁
132、3―ODシフト弁133およびカツトダ
ウン弁134の各端面に作用し、これらの各弁を
右方に押しつけているそれぞれのバネ159,1
63,133S,134Sと釣合つている。又、選
速弁130のポートcから回路153、回路16
1および回路162を経て、セカンド・ブレーキ
106を締めつけるサーボ141の締結側油圧室
169に達する油圧回路の途中に1―2シフト弁
131とセカンド・ロツク弁135を順次設け、
更に選速弁130のポートbからセカンド・ロツ
ク弁135に達する回路152を設ける。
に調整されて作動油圧として選速弁130へ送ら
れる。ライン圧調整弁128はスプール172と
バネ173よりなり、スプール172にはバネ1
73に加えて、増圧弁129のスプール174を
介しエンジン吸入負圧に対応する回路165のス
ロツトル圧と回路156のライン圧とが作用し、
これらにより生ずる力が、スプール172の上方
に回路144からオリフイス175を通して作用
するライン圧および回路176から作用する圧力
に対抗している。トルク・コンバータ1の作動油
圧は、回路144からライン圧調整弁128を経
て回路145へ導入されるオイルが作動油流入通
路50よりトルク・コンバータ1内に通流した後
作動油流出通路51及び保圧弁146を経て排除
される間、保圧弁146によつてある圧力以内に
保たれている。ある圧力以上では保圧弁146は
開かれて油はさらに回路147から動力伝達機構
の後部潤滑部に送られる。この潤滑油圧が高すぎ
る時はリリーフ弁148が開いて圧力は下げられ
る。一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路14
5から前部潤滑弁149を開いて潤滑油が供給さ
れる。選速弁130は手動による流体方向切換弁
で、スプール150によつて構成され、選速桿
(図示せず)にリンケージを介して結ばれ、運転
者による各選速操作によつてスプール150が動
いてライン圧回路144の圧送通路を切換えるも
のである。第2図に示されている状態はN(中立)
位置にある場合で、ライン圧回路144はスプー
ル150のランドにより開塞され、ポートa〜f
は全てドレンポートに通じている。第1ガバナー
弁113および第2ガバナー弁114は前進走行
の時に発生したガバナー圧により1―2シフト弁
131、および2―3シフト弁132を作動させ
て自動変速作用を行い、又ライン圧をも制御する
もので、選速弁130がD、又はの各前進走
行位置にある時、油圧はライン圧回路144から
選速弁130のポートcを経て第2ガバナー弁1
14に達し、車が走行すれば第2ガバナー弁11
4によつて調圧されたガバナー圧は回路157に
送り出されて第1ガバナー弁113に導入され、
ある車速になると第1ガバナー弁113のスプー
ル177が移動して回路157は回路158と導
通してガバナー圧が発生し、回路158よりガバ
ナー圧は1―2シフト弁131、2―3シフト弁
132、3―ODシフト弁133およびカツトダ
ウン弁134の各端面に作用し、これらの各弁を
右方に押しつけているそれぞれのバネ159,1
63,133S,134Sと釣合つている。又、選
速弁130のポートcから回路153、回路16
1および回路162を経て、セカンド・ブレーキ
106を締めつけるサーボ141の締結側油圧室
169に達する油圧回路の途中に1―2シフト弁
131とセカンド・ロツク弁135を順次設け、
更に選速弁130のポートbからセカンド・ロツ
ク弁135に達する回路152を設ける。
従つて、選速桿をD位置に設定すると、選速弁
130のスプール150が動いてライン圧回路1
44はポートa,b、およびcに通じる。油圧は
ポートaからは回路151を通り一部はセカン
ド・ロツク弁135の下部に作用して、バネ17
9により上に押付けられているスプール178
が、ポートbから回路152を経て作用する油圧
によつて下げられることのないように、回路16
1および162が遮断されないようにする。ポー
トaからの油圧の一部はオリフイス166を経て
回路167から2―3シフト弁132に達し、ポ
ートCからの油圧は回路153を通り第2ガバナ
ー弁114、リア・クラツチ105および1―2
シフト弁131に達し、第2ガバナー弁114に
前記作用を行なわせ、リア・クラツチ105を締
結し、1―2シフト弁131の後述の作用を可能
にする。
130のスプール150が動いてライン圧回路1
44はポートa,b、およびcに通じる。油圧は
ポートaからは回路151を通り一部はセカン
ド・ロツク弁135の下部に作用して、バネ17
9により上に押付けられているスプール178
が、ポートbから回路152を経て作用する油圧
によつて下げられることのないように、回路16
1および162が遮断されないようにする。ポー
トaからの油圧の一部はオリフイス166を経て
回路167から2―3シフト弁132に達し、ポ
ートCからの油圧は回路153を通り第2ガバナ
ー弁114、リア・クラツチ105および1―2
シフト弁131に達し、第2ガバナー弁114に
前記作用を行なわせ、リア・クラツチ105を締
結し、1―2シフト弁131の後述の作用を可能
にする。
一方、ライン圧回路144のライン圧は3―
ODシフト弁133を介し油路193からOD解
除弁197に達し、油路194によりダイレクト
クラツチ185に達してこれを締結し、リア・ク
ラツチ105の締結と相俟つて変速機は前進第1
速の状態になる。この状態で車速がある速度にな
ると、回路158のガバナー圧により、1―2シ
フト弁131は、バネ159によつて右方に押付
けられているスプール160を左方に動かされて
次の如くに前進第1速から第2速への自動変速作
用が行われる。つまりこの時1―2シフト弁13
1は回路153と回路161とを導通し、回路1
53,161からの油圧がセカンド・クロツク弁
135を経て回路162からサーボ141の締結
側油圧室169に達し、セカンド・ブレーキ10
6を締結し、ダイレクトクラツチ185及びリ
ア・クラツチ105の締結と相俟つて変速機は前
進第2速の状態になる。この場合、1―2シフト
弁131は小型化しているため、変速点の速度は
上昇することなく所要の速度でスプール160は
左方に動き前進第1速から第2速への自動変速作
用が行われる。更に車速が上がりある速度になる
と回路158のガバナー圧がバネ163に打勝つ
て2―3シフト弁132のスプール164を左方
へ押つけて回路163が導通し、油圧は回路16
8から一部はサーボ141の解放側油圧室170
に達してセカンド・ブレーキ106を解放し、一
部はフロント・クラツチ104に達してこれを締
結し、ダイレクトクラツチ185及びリア・クラ
ツチ105の締結と相俟つて変速機は前進第3速
の状態になる。
ODシフト弁133を介し油路193からOD解
除弁197に達し、油路194によりダイレクト
クラツチ185に達してこれを締結し、リア・ク
ラツチ105の締結と相俟つて変速機は前進第1
速の状態になる。この状態で車速がある速度にな
ると、回路158のガバナー圧により、1―2シ
フト弁131は、バネ159によつて右方に押付
けられているスプール160を左方に動かされて
次の如くに前進第1速から第2速への自動変速作
用が行われる。つまりこの時1―2シフト弁13
1は回路153と回路161とを導通し、回路1
53,161からの油圧がセカンド・クロツク弁
135を経て回路162からサーボ141の締結
側油圧室169に達し、セカンド・ブレーキ10
6を締結し、ダイレクトクラツチ185及びリ
ア・クラツチ105の締結と相俟つて変速機は前
進第2速の状態になる。この場合、1―2シフト
弁131は小型化しているため、変速点の速度は
上昇することなく所要の速度でスプール160は
左方に動き前進第1速から第2速への自動変速作
用が行われる。更に車速が上がりある速度になる
と回路158のガバナー圧がバネ163に打勝つ
て2―3シフト弁132のスプール164を左方
へ押つけて回路163が導通し、油圧は回路16
8から一部はサーボ141の解放側油圧室170
に達してセカンド・ブレーキ106を解放し、一
部はフロント・クラツチ104に達してこれを締
結し、ダイレクトクラツチ185及びリア・クラ
ツチ105の締結と相俟つて変速機は前進第3速
の状態になる。
次に更に車速があがりある速度になると、回路
158のガバナ圧がバネ133Sに打勝つて3―
ODシフト弁133のスプール133aを左方向
に押しつけるため、ライン圧回路144の油圧は
油路193への出力を止められ、同時に油路19
3はドレーンポート133dと通ずることから、
ダイレクトクラツチ185及びODバンドブレー
キ186の解放側サーボ室186Rに作用してる
油圧が油路194,195よりOD解除弁197
を介し油路193を通り3―ODシフト弁133
のドレーンポート133dより排出される。これ
がためダイレクトクラツチ185が解放し、ライ
ン圧回路144から油路201を経てサーボ18
6aの締結側油圧室に供給されているライン圧に
よりODバンドブレーキ186が締結することか
らオーバードライブ状態(第4速)となる。
158のガバナ圧がバネ133Sに打勝つて3―
ODシフト弁133のスプール133aを左方向
に押しつけるため、ライン圧回路144の油圧は
油路193への出力を止められ、同時に油路19
3はドレーンポート133dと通ずることから、
ダイレクトクラツチ185及びODバンドブレー
キ186の解放側サーボ室186Rに作用してる
油圧が油路194,195よりOD解除弁197
を介し油路193を通り3―ODシフト弁133
のドレーンポート133dより排出される。これ
がためダイレクトクラツチ185が解放し、ライ
ン圧回路144から油路201を経てサーボ18
6aの締結側油圧室に供給されているライン圧に
よりODバンドブレーキ186が締結することか
らオーバードライブ状態(第4速)となる。
なお、運転者がD位置での走行中大きな加速力
を所望してアクセルペダルをスロツトル開度が全
開に近くなるまで大きく踏込むと、図示せざるキ
ツクダウンスイツチがオンになり、ソレノイド・
ダウン・シフト弁137に対設したダウン・シフ
ト・ソレノイド137cが通電により附勢され
る。これにより、ソレノイド・ダウン・シフト弁
137のスプール137aはばね137bにより
第2図中上方にロツクされた位置から下方に押さ
れる。この時、回路154に通じていたキツクダ
ウン回路180がライン圧回路144に通じ、ラ
イン圧が回路144,180を経て1―2シフト
弁131及び2―3シフト弁132、3―ODシ
フト弁133にガバナ圧と対向するように供給さ
れる。この時オーバードライブでの走行中であれ
ば、先ず3―ODシフト弁133のスプール13
3aが上記ライン圧により左行位置からガバナ圧
に抗して右行位置へ強制的に押動され、ある車速
限度内でオーバードライブ状態から第3速へ強制
的にダウンシフトが行われる。
を所望してアクセルペダルをスロツトル開度が全
開に近くなるまで大きく踏込むと、図示せざるキ
ツクダウンスイツチがオンになり、ソレノイド・
ダウン・シフト弁137に対設したダウン・シフ
ト・ソレノイド137cが通電により附勢され
る。これにより、ソレノイド・ダウン・シフト弁
137のスプール137aはばね137bにより
第2図中上方にロツクされた位置から下方に押さ
れる。この時、回路154に通じていたキツクダ
ウン回路180がライン圧回路144に通じ、ラ
イン圧が回路144,180を経て1―2シフト
弁131及び2―3シフト弁132、3―ODシ
フト弁133にガバナ圧と対向するように供給さ
れる。この時オーバードライブでの走行中であれ
ば、先ず3―ODシフト弁133のスプール13
3aが上記ライン圧により左行位置からガバナ圧
に抗して右行位置へ強制的に押動され、ある車速
限度内でオーバードライブ状態から第3速へ強制
的にダウンシフトが行われる。
次に第3速での走行中に上記キツクダウンが行
われると、先ず2―3シフト弁132のスプール
164が前記ライン圧により左行位置からガバナ
圧に抗して右行位置へ強制的に押動され、ある車
速限度内で第3速から第2速へ強制的にダウンシ
フトし十分な加速力が得られる。又、第2速での
走行中に上記キツクダウンが行なわれるとこの時
は負荷が大きく低速のため、ガバナ圧も低いこと
から、回路180に導びかれたライン圧は1―2
シフト弁131のスプー160も左行位置からガ
バナ圧に抗して右動させる。従つて、この場合は
第2速から第1速への強制的なダウンシフトが行
なわれ、大負荷に対応した更に強力な加速力を得
ることができる。
われると、先ず2―3シフト弁132のスプール
164が前記ライン圧により左行位置からガバナ
圧に抗して右行位置へ強制的に押動され、ある車
速限度内で第3速から第2速へ強制的にダウンシ
フトし十分な加速力が得られる。又、第2速での
走行中に上記キツクダウンが行なわれるとこの時
は負荷が大きく低速のため、ガバナ圧も低いこと
から、回路180に導びかれたライン圧は1―2
シフト弁131のスプー160も左行位置からガ
バナ圧に抗して右動させる。従つて、この場合は
第2速から第1速への強制的なダウンシフトが行
なわれ、大負荷に対応した更に強力な加速力を得
ることができる。
選速桿を(前進第2速固定)位置に設定する
と選速弁130のスプール150は動いてライン
圧回路144はポートb,cおよびdに通じる。
油圧はポートbおよびcからはDの場合と同じ場
所に達し、リア・クラツチ105を締結し、一方
セカンド・ロツク弁135の下部にはこの位置
の場合は油圧が来ていないためと、スプール17
8の回路152に開いて油圧が作用する部分の上
下のランドの面積は下の方が大きいためセカン
ド・ロツク弁135のスプール178はバネ17
9の力に抗して下に押し下げられて回路152と
回路162が導通し、油圧はサーボ141の締結
側油圧室169に達しセカンド・ブレーキ106
を締結し、変速機は前進第2速の状態になる。ポ
ートdからは油圧は回路154を通りソレノイ
ド・ダウン・シフト弁137およびスロツトル・
バツク・アツプ弁138に達する。選速弁130
のポートaとライン圧回路144との間は断絶し
ていて、回路151から2―3シフト弁132に
は油圧が達していないためセカンド・ブレーキ1
06の解放とフロント・クラツチ104の締結は
行われず変速機は前進第3速の状態になることは
ない。従つてセカンド・ロツク弁135は選速弁
130と相俟つて変速機を前進第2速の状態に固
定しておく働きをする。選速桿を(前進第1速
固定)位置に設定するとライン圧回路144はポ
ートc,dおよびeに通じる。油圧はポートcお
よびdからはの場合と同じ場所に達し、リア・
クラツチ105を締結し、ポートeからは回路1
55より1―2シフト弁131を経て、回路17
1から一部はロー・リバース・ブレーキ107に
達して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバ
ース・ブレーキ107を締結し、変速機を前進第
1速の状態にし、一部は1―2シフト弁131の
左側に達してバネ159と共にスプール160を
右方に押しつけておくよう作用し、前進第1速は
固定される。
と選速弁130のスプール150は動いてライン
圧回路144はポートb,cおよびdに通じる。
油圧はポートbおよびcからはDの場合と同じ場
所に達し、リア・クラツチ105を締結し、一方
セカンド・ロツク弁135の下部にはこの位置
の場合は油圧が来ていないためと、スプール17
8の回路152に開いて油圧が作用する部分の上
下のランドの面積は下の方が大きいためセカン
ド・ロツク弁135のスプール178はバネ17
9の力に抗して下に押し下げられて回路152と
回路162が導通し、油圧はサーボ141の締結
側油圧室169に達しセカンド・ブレーキ106
を締結し、変速機は前進第2速の状態になる。ポ
ートdからは油圧は回路154を通りソレノイ
ド・ダウン・シフト弁137およびスロツトル・
バツク・アツプ弁138に達する。選速弁130
のポートaとライン圧回路144との間は断絶し
ていて、回路151から2―3シフト弁132に
は油圧が達していないためセカンド・ブレーキ1
06の解放とフロント・クラツチ104の締結は
行われず変速機は前進第3速の状態になることは
ない。従つてセカンド・ロツク弁135は選速弁
130と相俟つて変速機を前進第2速の状態に固
定しておく働きをする。選速桿を(前進第1速
固定)位置に設定するとライン圧回路144はポ
ートc,dおよびeに通じる。油圧はポートcお
よびdからはの場合と同じ場所に達し、リア・
クラツチ105を締結し、ポートeからは回路1
55より1―2シフト弁131を経て、回路17
1から一部はロー・リバース・ブレーキ107に
達して、前進反力ブレーキとして働くロー・リバ
ース・ブレーキ107を締結し、変速機を前進第
1速の状態にし、一部は1―2シフト弁131の
左側に達してバネ159と共にスプール160を
右方に押しつけておくよう作用し、前進第1速は
固定される。
OD解除弁197とOD解除ソレノイド198
からなる最高速段禁止手段としてのOD解除装置
は、前記オーバードライブ状態での走行中このオ
ーバードライブ状態を強制的に解除するためのも
ので、この解除を第3図に示す回路により制御す
る。この回路は電源67に抵抗R1を介して接続
した手動スイツチ68を具え、運転者がオーバー
ドライブを解除したい場合このスイツチ68を閉
じる。この時、スイツチ68はLレベル信号を
NANDゲート70に供給してこれにHレベル信
号を出力させ、該信号によりトランジスタTrを
導通する。かくてOD解除ソレノイド198が電
源67により附勢され、通常第2図に示す後退位
置にあるソレノイドプランジヤ198Pが飛出し
てオリフイス196を塞ぐことにより、ライン圧
回路144から油路201及びオリフイス196
aを経てOD解除弁197の左端にライン圧が供
給されるようになる。このライン圧はスプール1
97sをバネ199に抗し押動してオーバードラ
イブ状態ではドレンに通じている油路193を遮
断すると共に、油路194を油路201に通じさ
せる。これにより油路194,195にはライン
圧が出力され、これがダイレクトクラツチ185
を締結すると共にODバンドブレーキ186を解
放する結果、自動変速機はオーバードライブを運
転者の好み通り強制的に解除されて第3速選択状
態となる。
からなる最高速段禁止手段としてのOD解除装置
は、前記オーバードライブ状態での走行中このオ
ーバードライブ状態を強制的に解除するためのも
ので、この解除を第3図に示す回路により制御す
る。この回路は電源67に抵抗R1を介して接続
した手動スイツチ68を具え、運転者がオーバー
ドライブを解除したい場合このスイツチ68を閉
じる。この時、スイツチ68はLレベル信号を
NANDゲート70に供給してこれにHレベル信
号を出力させ、該信号によりトランジスタTrを
導通する。かくてOD解除ソレノイド198が電
源67により附勢され、通常第2図に示す後退位
置にあるソレノイドプランジヤ198Pが飛出し
てオリフイス196を塞ぐことにより、ライン圧
回路144から油路201及びオリフイス196
aを経てOD解除弁197の左端にライン圧が供
給されるようになる。このライン圧はスプール1
97sをバネ199に抗し押動してオーバードラ
イブ状態ではドレンに通じている油路193を遮
断すると共に、油路194を油路201に通じさ
せる。これにより油路194,195にはライン
圧が出力され、これがダイレクトクラツチ185
を締結すると共にODバンドブレーキ186を解
放する結果、自動変速機はオーバードライブを運
転者の好み通り強制的に解除されて第3速選択状
態となる。
本発明においては上記の自動変速機における3
―ODシフト弁133のスロツトル圧受圧面積と
ガバナ圧受圧面積との相関関係で決まる変速線が
第4図に実線(アツプシフト)及び点線(ダウン
シフト)で示す通常のものから、夫々低車速側に
移行して二点鎖線及び一点鎖線で示す如きものと
なるよう、つまり、シフト弁133の変速線によ
り規定されるOD選択領域が前記B領域(第8図
参照)を含むようシフト弁133のスロツトル圧
受圧面積とガバナ圧受圧面積との相関関係を選定
(従来のものと異なるよう変更)し、これにより
当該シフト弁133による変速点が第8図中Bで
示す領域においてOD→3変速を行わないような
ものとする。
―ODシフト弁133のスロツトル圧受圧面積と
ガバナ圧受圧面積との相関関係で決まる変速線が
第4図に実線(アツプシフト)及び点線(ダウン
シフト)で示す通常のものから、夫々低車速側に
移行して二点鎖線及び一点鎖線で示す如きものと
なるよう、つまり、シフト弁133の変速線によ
り規定されるOD選択領域が前記B領域(第8図
参照)を含むようシフト弁133のスロツトル圧
受圧面積とガバナ圧受圧面積との相関関係を選定
(従来のものと異なるよう変更)し、これにより
当該シフト弁133による変速点が第8図中Bで
示す領域においてOD→3変速を行わないような
ものとする。
本発明においては更に、第3図に示す如くOD
解除ソレノイド198を手動スイツチ68による
だけでなく、以下のダウンシフト手段によりエン
ジンの燃料供給系の絞り弁開度及び車速に応じて
もオン、オフ制御し得るようにする。この目的の
ためスロツトルスイツチ66と車速センサ64s
を設ける。スロツトルスイツチ66は例えば第7
図に示す如くエンジン吸入負圧に差を生じなくな
る絞り弁開度50%以上で閉じるものとし、抵抗
R2を介し電源67に接続する。かくて、スロツ
トルスイツチ66は絞り弁開度50%以上で閉じる
ことにより、Lレベル信号をORゲート69に供
給する。車速センサ64sは車速に対応した信号
を車速設定回路64に供給しており、該回路は入
力される車速信号から、車両の加速中は車速が例
えば第8図中ダウンシフトしたい領域Aの高速側
縁部にハツチング防止用ヒステリシス分を加算し
た値(この場合100Km/h)以上となる時Hレベ
ル信号をORゲート69に供給し、車両の減速中
は車速が上記ヒステリシス分を減じた例えば95
Km/h以下になるまでHレベル信号を出力し続
け、これ以下の車速になる時Lレベル信号をOR
ゲート69に供給するものとする。
解除ソレノイド198を手動スイツチ68による
だけでなく、以下のダウンシフト手段によりエン
ジンの燃料供給系の絞り弁開度及び車速に応じて
もオン、オフ制御し得るようにする。この目的の
ためスロツトルスイツチ66と車速センサ64s
を設ける。スロツトルスイツチ66は例えば第7
図に示す如くエンジン吸入負圧に差を生じなくな
る絞り弁開度50%以上で閉じるものとし、抵抗
R2を介し電源67に接続する。かくて、スロツ
トルスイツチ66は絞り弁開度50%以上で閉じる
ことにより、Lレベル信号をORゲート69に供
給する。車速センサ64sは車速に対応した信号
を車速設定回路64に供給しており、該回路は入
力される車速信号から、車両の加速中は車速が例
えば第8図中ダウンシフトしたい領域Aの高速側
縁部にハツチング防止用ヒステリシス分を加算し
た値(この場合100Km/h)以上となる時Hレベ
ル信号をORゲート69に供給し、車両の減速中
は車速が上記ヒステリシス分を減じた例えば95
Km/h以下になるまでHレベル信号を出力し続
け、これ以下の車速になる時Lレベル信号をOR
ゲート69に供給するものとする。
従つて、スロツトルスイツチ66からの信号と
車速設定回路64からの信号の論理和をとるOR
ゲート69は、両入力信号が共にLレベルとなる
第5図の斜線領域、即ち絞り弁開度50%以上で且
つ車速が100Km/h(車両加速中)又は95Km/h
(車両減速中)以下の間、Lレベル信号をNAND
ゲート70に供給し、これにHレベル信号を出力
させて前述した通りOD解除ソレノイド198の
附勢により自動変速機をオーバードライブ状態か
ら第3速へ強制的にダウンシフトさせることがで
きる。
車速設定回路64からの信号の論理和をとるOR
ゲート69は、両入力信号が共にLレベルとなる
第5図の斜線領域、即ち絞り弁開度50%以上で且
つ車速が100Km/h(車両加速中)又は95Km/h
(車両減速中)以下の間、Lレベル信号をNAND
ゲート70に供給し、これにHレベル信号を出力
させて前述した通りOD解除ソレノイド198の
附勢により自動変速機をオーバードライブ状態か
ら第3速へ強制的にダウンシフトさせることがで
きる。
ところで同じ絞り弁開度50%のもとでも、第3
速での走行中とオーバードライブでの走行中で
は、ギヤ比の違いから等負圧線は夫々第6図に
α1,α2で示す如くに異なり、又自動変速機の変速
パターンは変速直前のギヤ位置における負圧で表
わすため、線α1が3→OD変速線となり、線α2が
OD→3変速線となる。かくて、第4図につき前
述ように変速点を低車速側に移向させた3―OD
シフト弁133による変速と、第3図の回路を用
いてOD解除ソレノイド198及びOD解除弁1
97を作動させることにより行なう強制的ダウン
シフトとの組合せによるオーバードライブ及び第
3速間の変速を行なう本発明の変速制御装置は第
6図に示すようなOD←→変速パターンを提供す
る。
速での走行中とオーバードライブでの走行中で
は、ギヤ比の違いから等負圧線は夫々第6図に
α1,α2で示す如くに異なり、又自動変速機の変速
パターンは変速直前のギヤ位置における負圧で表
わすため、線α1が3→OD変速線となり、線α2が
OD→3変速線となる。かくて、第4図につき前
述ように変速点を低車速側に移向させた3―OD
シフト弁133による変速と、第3図の回路を用
いてOD解除ソレノイド198及びOD解除弁1
97を作動させることにより行なう強制的ダウン
シフトとの組合せによるオーバードライブ及び第
3速間の変速を行なう本発明の変速制御装置は第
6図に示すようなOD←→変速パターンを提供す
る。
これがため本発明変速制御装置は、第8図のA
領域に対応する第6図のA′領域でOD→3変速が
可能となつて、絞り弁開度に対応した所定の加速
力を得ることができると共に、第8図のB領域に
対応する第6図のB′領域では無意味に第3速へ
ダウンシフトされるのを防止して、オーバードラ
イブによる燃費向上効果を期待することができ
る。
領域に対応する第6図のA′領域でOD→3変速が
可能となつて、絞り弁開度に対応した所定の加速
力を得ることができると共に、第8図のB領域に
対応する第6図のB′領域では無意味に第3速へ
ダウンシフトされるのを防止して、オーバードラ
イブによる燃費向上効果を期待することができ
る。
第1図は本発明装置の適用対象である自動変速
機の動力伝達部分を示すスケルトン図、第2図は
同自動変速機の変速制御油圧回路図、第3図は本
発明装置の電子制御回路図、第4図は本発明にお
いて行なうべき3―ODシフト弁の変速点変更状
況を示す線図、第5図は本発明装置による強制的
OD→3ダウンシフト領域を示す線図、第6図は
本発明装置による3←→OD変速パターン図、第7
図はエンジン燃料供給系の絞り弁開度をパラメー
タとしたエンジン吸入負圧の変化特性図、第8図
は従来装置による3←→OD変速パターン図であ
る。 64s…車速センサ、64…車速比較回路、6
6…スロツトルスイツチ、67…電源、69…
ORゲート、70…NANDゲート、Tr…トラン
ジスタ、133…3―ODシフト弁、185…ダ
イレクトクラツチ、186…ODバンドブレー
キ、197…OD解除弁、198…OD解除ソレ
ノイド。
機の動力伝達部分を示すスケルトン図、第2図は
同自動変速機の変速制御油圧回路図、第3図は本
発明装置の電子制御回路図、第4図は本発明にお
いて行なうべき3―ODシフト弁の変速点変更状
況を示す線図、第5図は本発明装置による強制的
OD→3ダウンシフト領域を示す線図、第6図は
本発明装置による3←→OD変速パターン図、第7
図はエンジン燃料供給系の絞り弁開度をパラメー
タとしたエンジン吸入負圧の変化特性図、第8図
は従来装置による3←→OD変速パターン図であ
る。 64s…車速センサ、64…車速比較回路、6
6…スロツトルスイツチ、67…電源、69…
ORゲート、70…NANDゲート、Tr…トラン
ジスタ、133…3―ODシフト弁、185…ダ
イレクトクラツチ、186…ODバンドブレー
キ、197…OD解除弁、198…OD解除ソレ
ノイド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン吸入負圧に対応したスロツトル圧
と、車速に対応したガバナ圧との平衡関係により
シフト弁を作動させて自動変速作用を行い、最高
速段選択状態よりその直下の高速段選択状態へ強
制的にダウンシフトさせるよう作動する最高速段
禁止手段を具える自動変速機において、 車速に対するエンジン吸入負圧の変化特性がほ
ぼ同じになるエンジン燃料系の大絞り弁開度域以
下の絞り弁開度で最高速段を必要とする領域が、
最高速段と高速段との間の変速を行うシフト弁の
スロツトル圧受圧面積とガバナ圧受圧面積との相
関関係で決まる最高速段選択領域内に含まれるよ
う該シフト弁のスロツトル圧受圧面積とガバナ圧
受圧面積との相関関係を選定し、前記大絞り弁開
度域及び特定の車速以下で前記最高速段禁止手段
を作動させるダウンシフト手段を設けたことを特
徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018905A JPS58137650A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 自動変速機の変速制御装置 |
US06/462,337 US4573375A (en) | 1982-02-10 | 1983-01-31 | Control system and method for automatic transmission for automotive vehicle |
DE19833304442 DE3304442A1 (de) | 1982-02-10 | 1983-02-09 | Steuerung und steuerverfahren fuer ein automatisches kraftfahrzeuggetriebe |
FR8302068A FR2521079A1 (fr) | 1982-02-10 | 1983-02-09 | Systeme et procede de commande pour une transmission automatique de vehicule automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018905A JPS58137650A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58137650A JPS58137650A (ja) | 1983-08-16 |
JPS6363783B2 true JPS6363783B2 (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=11984606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57018905A Granted JPS58137650A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4573375A (ja) |
JP (1) | JPS58137650A (ja) |
DE (1) | DE3304442A1 (ja) |
FR (1) | FR2521079A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601031A (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の走行制御装置 |
JPS6078146A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-05-02 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
US4813307A (en) * | 1984-04-10 | 1989-03-21 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of controlling hydraulic pressure for an automatic transmission gear system |
JPS61103045A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-21 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 自動変速機 |
JPS61218849A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-09-29 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
JPS6217452A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置 |
US4722251A (en) * | 1985-07-31 | 1988-02-02 | Aisin-Warner Kabushiki Kaisha | Hydraulic circuit for controlling an automatic transmission |
US4727774A (en) * | 1985-07-31 | 1988-03-01 | Aisin-Warner Kabushiki Kaisha | Cut-back pressure control device for multi-speed automatic transmission |
US4722250A (en) * | 1985-07-31 | 1988-02-02 | Aisin-Warner Kabushiki Kaisha | Accumulator back pressure control apparatus for automatic transmission |
JPS6235151A (ja) * | 1985-08-08 | 1987-02-16 | Mazda Motor Corp | 自動変速機のライン圧制御装置 |
JPH0658134B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1994-08-03 | マツダ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP2735113B2 (ja) * | 1986-07-01 | 1998-04-02 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機における油圧制御装置 |
DE3786894T2 (de) * | 1986-11-29 | 1993-12-09 | Aisin Seiki | Fahrzeuggeschwindigkeitssteuersystem für Motorfahrzeuge mit Steuersystem für das automatische Getriebe. |
JPS63303257A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | ロックアップクラッチの制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5623061A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-04 | Toshiba Corp | Tele-printer |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB841706A (en) * | 1957-07-08 | 1960-07-20 | Lucas Industries Ltd | Means for automatically controlling a vehicle variable-speed power transmission mechanism |
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US3561296A (en) * | 1967-12-19 | 1971-02-09 | Nissan Motor | Hydraulic control system for automatic transmission |
JPS4842131B1 (ja) * | 1970-03-18 | 1973-12-11 | ||
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GB1373952A (en) * | 1971-03-05 | 1974-11-13 | Lucas Industries Ltd | Automatic transmission system |
DE2145666A1 (de) * | 1971-09-13 | 1973-03-22 | Bosch Gmbh Robert | Elektrohydraulische getriebeschaltvorrichtung |
JPS4932047A (ja) * | 1972-07-28 | 1974-03-23 | ||
JPS5146223B2 (ja) * | 1972-10-28 | 1976-12-08 | ||
CA1076677A (en) * | 1974-12-13 | 1980-04-29 | Torao Hattori | Apparatus for control of operation of overdrive mechanism in vehicle |
DE2738914C2 (de) * | 1977-08-29 | 1982-05-06 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Verfahren zum Schalten von Stufengetrieben in Kraftfahrzeugen |
JPS6026731B2 (ja) * | 1978-08-30 | 1985-06-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用変速機の変速時期指令装置 |
US4395926A (en) * | 1979-08-21 | 1983-08-02 | Toyota Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Hydraulic control system for automatic transmission |
JPS5833428B2 (ja) * | 1979-08-21 | 1983-07-19 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JPS56138552A (en) * | 1980-03-27 | 1981-10-29 | Toyota Motor Corp | Hydraulic pressure controlling apparatus for automatic transmission for vehicle |
JPS5725553A (en) * | 1980-07-21 | 1982-02-10 | Aisin Seiki Co Ltd | Automatic speed change control system |
US4462276A (en) * | 1980-09-09 | 1984-07-31 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmission with overdrive device |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP57018905A patent/JPS58137650A/ja active Granted
-
1983
- 1983-01-31 US US06/462,337 patent/US4573375A/en not_active Expired - Fee Related
- 1983-02-09 FR FR8302068A patent/FR2521079A1/fr not_active Withdrawn
- 1983-02-09 DE DE19833304442 patent/DE3304442A1/de not_active Ceased
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623061A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-04 | Toshiba Corp | Tele-printer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4573375A (en) | 1986-03-04 |
FR2521079A1 (fr) | 1983-08-12 |
DE3304442A1 (de) | 1983-08-25 |
JPS58137650A (ja) | 1983-08-16 |
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