JPS63299752A - 電動機の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、固定子鉄心を星型の歯部とこの歯部を囲繞す
る円筒の継鉄部とで構成する電動機の製造方法に関する
。

「従来の技術」 固定子鉄心を外径方向へ放射状に形成される、すなわち
星型の歯部とこれを囲繞するリング状の継鉄部とで形成
する電動機の製造方法は、歯部と継鉄部とを嵌合する結
果大きな公差を生じたり、嵌合が困難になるといった打
法きを行うと回転子が歯部の内径との間で接触すること
になる。

この様な危険を回避するため、回転子と歯部との空隙を
大きく形成すると空隙の磁束に大きな抵抗が発生して運
転効率が低下するといった問題になった。

そこで、この回転子と歯部の内径との間に形成される空
隙を正確に得ることが製造上の大きな問題点であり、こ
の問題点が解決されることによって運転効率の高い電動
機を得ることができた。

従来の電動機は、歯部が内径側に開口してスロットを形
成するものであり、この様な問題を発生することはなく
、通常０．１〜０．２ａｍ程度の空隙を容易に確保でき
た。

しかしながら、歯部が継鉄部から分離され、巻線後に結
合されることになると、プレス型による公差があり、組
立後に大きな公差を生じることがある。

「発明が解決しようとする問題点」 従って、継鉄部がリング状に形成されるとその円が正確
に形成されることによって歯部が打法きおよび嵌合の公
差によって生じる寸法誤差の結果が回転子との隣接部分
となる歯部内径が正確に円形にならないことになる。

このため、回転子との空隙を予め大きく設定する必要が
あり、効率の良い電動機を構成することが困難であった
。

本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
公差が少なく運転効率が良くなる電動機を得るための電
動機の製造方法を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、歯部の端部を継鉄部の内径側に衝合すると共
にアリとアリミゾによって嵌合するよう構成し、この嵌
合前に歯部に巻線を装着し、かつ固定子鉄心の外径側お
よび内径側を同時に支持する成形型に装着し、この成形
型で樹脂成形したことによって問題点を解決している。

「作用」 歯部の端部と継鉄部の内径側とを衝合させて両者をアリ
とアリミゾとで嵌合すると、継鉄部に対して歯部が正確
にその内径を形成することができる。

継鉄部は、リング状に形成されると径方向に変形が少な
く、プレスおよび組み立てによって大きな公差を生じる
ことはなく、内径側の公差が少なく形成できる。

従って、継鉄部によって歯部の内径が少ない公差で形成
できるため、樹脂でフレームを形成する場合、その成形
型によって継鉄部の外径側を基準にすることができる。

「実施例」 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明すると
、第１図は、本発明の電動機の製造方法を示すための電
動機の縦断面図、第２図は、その横断面図、第３図は、
成形型に取り付【プられる状態を示す要部の縦断面図で
ある。

第１図において、電動機は、鋼板がプレスで打扱かれ積
層されて一定子鉄心１を形成している。

そして、巻線２が施されており、内径側に回転子３が備
えられている。

回転子３は、固定子鉄心の外径側に嵌合されるブラケッ
トによって支持されており、ブラケット４ぼ、鋼板を絞
り成形したもので構成されている。

第２図において、電動機は、固定子鉄心１がリング状に
形成された継鉄部５に星型の歯部６が嵌合されて形成さ
れており、歯部６には、巻線２が施されている。

そして、継鉄部５と歯部６との嵌合は、アリアとアリミ
ゾ８とによって構成されている。

第３図において、電動機製造方法は、固定子鉄心１が巻
線２を備えて構成された俊、成形型の下型９に装着され
ており、上型１０が下型９に接合できるように構成され
ている。

そして、下型９には、固定子鉄心１の内径側に嵌合する
ガイドＡと固定子鉄心１の外径側に嵌合するガイドＢと
が形成されている。

ざらに、上型１０には、樹脂を注入するゲート１１が備
えられており、図示されない樹脂が注入され、加熱され
るように構成されている。

上型１０は、固定子鉄心１の一方の端部にフレームを形
成するように構成されているが、この一方の端部は、ブ
ラケット４が不要になるようにフレームに軸受ハウジン
グを形成するように構成されている。

この様な構成において、電動機の製造方法は、継鉄部５
および歯部６をプレスによって成形製作し、巻線を歯部
６に備えて組み立てる。

この組み立ては、リング状の継鉄部５に星型の歯部６を
嵌合して行い、その後成形型の下型９に固定子鉄心１を
装着して樹脂を注入する。

この様に樹脂でフレームが形成されると、成形型が固定
子鉄心１の外径側を基準にして芯がでるため、ブラケッ
ト４を外径側に嵌合しても回転子３の軸心が正確に１ｑ
られる。

特に、継鉄部５がリング状に形成されており、回転子３
に対する軸心が正確に形成されているため、この継鉄部
５の外径側を成形型の基準に設定することにより、固定
子鉄心１仝体が精度の良いものとなる。

「発明の効果」 本発明によれば、鋼板を打法き歯部と継鉄部を形成する
際、その嵌合部分となる部分をアリとアリミゾで形成し
、継鉄部の外周側と歯部の内周側とを同時に成形型に支
持させたため、真円度の良好な成形ができ、回転子と歯
部との間に形成される空隙を小さくすることができ、効
率の良い電動機を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の電動機の製造方法を示すための電動
機の縦断面図、第２図は、その横断面図、第３図は、成
形型に取り付けられる状態を示す要部の縦断面図である
。 １・・・固定子鉄心、　２・・・巻線、　３・・・回転
子、４・・・ブラケット、　５・・・継鉄部、　６・・
・歯部、９・・・下型、　１０・・・上型。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子鉄心を星型の歯部とこの歯部を囲繞する円筒の継
   鉄部とで構成する電動機の製造方法において、歯部の端
   部を継鉄部の内径側に衝合すると共にアリとアリミゾに
   よつて嵌合するよう構成し、この嵌合前に歯部に巻線を
   装着し、かつ固定子鉄心の外径側および内径側を同時に
   支持する成形型に装着し、この成形型で樹脂成形したこ
   とを特徴とする電動機の製造方法。