JP3061868B2 - 電動機の固定子製造方法 - Google Patents
電動機の固定子製造方法Info
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- JP3061868B2 JP3061868B2 JP2406510A JP40651090A JP3061868B2 JP 3061868 B2 JP3061868 B2 JP 3061868B2 JP 2406510 A JP2406510 A JP 2406510A JP 40651090 A JP40651090 A JP 40651090A JP 3061868 B2 JP3061868 B2 JP 3061868B2
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- yoke
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層構造から成る複数磁
極をヨークに固定する電動機の固定子製造方法に関する
ものである。
極をヨークに固定する電動機の固定子製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電動機を小型化し、高いトルクを得るた
めの一手段として、固定子に設けられる複数個の磁極を
互いに独立させ、隣接する磁極へ磁束が漏れないように
構成する方法が採用されている。
めの一手段として、固定子に設けられる複数個の磁極を
互いに独立させ、隣接する磁極へ磁束が漏れないように
構成する方法が採用されている。
【0003】例えばこの種の従来技術として特開平2−
123948号に係る「固定子の製造方法」が知られて
おり、該製造方法では磁極とヨークを分割して打ち抜い
た磁極鋼板を別々に所定寸法に積層したのち、前記磁極
を外周に凸凹をもつ芯金に嵌着し仮固定し、この状態で
外周開口部より絶縁材とコイル巻線部を挿入し、ヨーク
内周に形成した磁極接合部に前記磁極の先端を圧入・固
定し、各磁極が位置決め・固定されたところで前記芯金
を除去するといった工程を採用している。
123948号に係る「固定子の製造方法」が知られて
おり、該製造方法では磁極とヨークを分割して打ち抜い
た磁極鋼板を別々に所定寸法に積層したのち、前記磁極
を外周に凸凹をもつ芯金に嵌着し仮固定し、この状態で
外周開口部より絶縁材とコイル巻線部を挿入し、ヨーク
内周に形成した磁極接合部に前記磁極の先端を圧入・固
定し、各磁極が位置決め・固定されたところで前記芯金
を除去するといった工程を採用している。
【0004】勿論、各磁極を放射状にブリッジにて連結
した状態で打ち抜き、外周開口部より絶縁材とコイル巻
線部を挿入後、ヨークに圧入・固定し、各磁極が独立す
るように、前記ブリッジの一部を削除する方法も知られ
ている。(例えば、特開昭60−167658号、特開
昭60−26436号等)
した状態で打ち抜き、外周開口部より絶縁材とコイル巻
線部を挿入後、ヨークに圧入・固定し、各磁極が独立す
るように、前記ブリッジの一部を削除する方法も知られ
ている。(例えば、特開昭60−167658号、特開
昭60−26436号等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では複数磁極の積層構造から成る各磁極に巻線を装
着し、固定子ヨークへ圧入嵌合する作業は面倒で、その
能率が悪いのみならず、圧入嵌合して形成される回転子
の挿入穴の精度も悪いといった問題点を有し、また、芯
金への磁極の仮固定、並びにヨークに圧入・固定した後
での該芯金の除去作業は非常に煩雑化し、量産性のある
製造方法とは言えない。さらに、各鉄心を放射状にブリ
ッジにて連結した状態でヨークに圧入・固定し、各磁極
が独立するように前記ブリッジの一部を削除する方法
は、回転子の挿入穴にバリやカエリが生じ、該挿入穴の
精度低下によって電動機に騒音が発生するという問題点
も有している。
方法では複数磁極の積層構造から成る各磁極に巻線を装
着し、固定子ヨークへ圧入嵌合する作業は面倒で、その
能率が悪いのみならず、圧入嵌合して形成される回転子
の挿入穴の精度も悪いといった問題点を有し、また、芯
金への磁極の仮固定、並びにヨークに圧入・固定した後
での該芯金の除去作業は非常に煩雑化し、量産性のある
製造方法とは言えない。さらに、各鉄心を放射状にブリ
ッジにて連結した状態でヨークに圧入・固定し、各磁極
が独立するように前記ブリッジの一部を削除する方法
は、回転子の挿入穴にバリやカエリが生じ、該挿入穴の
精度低下によって電動機に騒音が発生するという問題点
も有している。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転子挿入穴の寸法精度向上を図り、より簡単に出
来る電動機の固定子製造方法を提供することを目的とす
る
で、回転子挿入穴の寸法精度向上を図り、より簡単に出
来る電動機の固定子製造方法を提供することを目的とす
る
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、内周に複数の凹部を有する略環状のヨーク
と、一方の端部が幅広のブリッジ、もう一方の端部が前
記ヨークの凹部に嵌合する外周嵌合部、中間部がコイル
巻線部である積層構造からなる複数の磁極と、前記磁極
をブリッジを内側として外周嵌合部が前記ヨークの凹部
に対応するように放射線方向に配置し、外周嵌合部のす
くなくとも一部と内周のブリッジ先端の一部を除いた側
面を包囲し、かつ隣り合う磁極どうしを内周側で一体に
連結するように成形した樹脂からなる固定枠と、前記固
定枠を介して前記コイル巻線部に巻装されたコイル巻線
とからなり、前記複数の磁極の外周嵌合部と前記ヨーク
の複数の凹部はそれぞれ圧入固定されている電動機固定
子の製造方法であって、前記磁極の外周嵌合部を位置決
めし、かつ磁極を挿入した状態でコイル巻線部からブリ
ッジにかけて側面を包囲する空間を形成する外型と、前
記磁極のブリッジ先端を両側から突片で挟み込みながら
外側に向かって押し付けるように当接し、かつ前記磁極
側面を包囲する空間どうしを連結する通路を前記外型と
の間で形成する内型とかなる金型内に、前記ブリッジ先
端にテーパが形成されていて、前記突片の傾斜側面が前
記テーパに当接するように磁極を挿入し、しかる後前記
空間及び通路に樹脂を流し込み硬化させて固定枠を形成
し、この固定枠と前記磁極とが一体となった磁極体の固
定枠に巻線を巻装した後、前記磁極体をヨークに圧入固
定することを特徴とする電動機の固定子製造方法であり
ます。
に本発明は、内周に複数の凹部を有する略環状のヨーク
と、一方の端部が幅広のブリッジ、もう一方の端部が前
記ヨークの凹部に嵌合する外周嵌合部、中間部がコイル
巻線部である積層構造からなる複数の磁極と、前記磁極
をブリッジを内側として外周嵌合部が前記ヨークの凹部
に対応するように放射線方向に配置し、外周嵌合部のす
くなくとも一部と内周のブリッジ先端の一部を除いた側
面を包囲し、かつ隣り合う磁極どうしを内周側で一体に
連結するように成形した樹脂からなる固定枠と、前記固
定枠を介して前記コイル巻線部に巻装されたコイル巻線
とからなり、前記複数の磁極の外周嵌合部と前記ヨーク
の複数の凹部はそれぞれ圧入固定されている電動機固定
子の製造方法であって、前記磁極の外周嵌合部を位置決
めし、かつ磁極を挿入した状態でコイル巻線部からブリ
ッジにかけて側面を包囲する空間を形成する外型と、前
記磁極のブリッジ先端を両側から突片で挟み込みながら
外側に向かって押し付けるように当接し、かつ前記磁極
側面を包囲する空間どうしを連結する通路を前記外型と
の間で形成する内型とかなる金型内に、前記ブリッジ先
端にテーパが形成されていて、前記突片の傾斜側面が前
記テーパに当接するように磁極を挿入し、しかる後前記
空間及び通路に樹脂を流し込み硬化させて固定枠を形成
し、この固定枠と前記磁極とが一体となった磁極体の固
定枠に巻線を巻装した後、前記磁極体をヨークに圧入固
定することを特徴とする電動機の固定子製造方法であり
ます。
【0008】
【作用】この構成によって、磁極体を構成する各磁極を
ヨーク内周面に形成する嵌合溝に圧入・固定するだけ
で、ヨークに固定した後でブリッジの一部削除は行わな
い。また、各磁極を別々に前記嵌合溝に圧入するのでは
作業性が悪く、圧入・固定位置が一定しないために回転
子挿入穴寸法精度が低下することになる。しかし、本発
明ではヨークに圧入・固定する前に各磁極を樹脂でもっ
て位置決め・固定することができる。
ヨーク内周面に形成する嵌合溝に圧入・固定するだけ
で、ヨークに固定した後でブリッジの一部削除は行わな
い。また、各磁極を別々に前記嵌合溝に圧入するのでは
作業性が悪く、圧入・固定位置が一定しないために回転
子挿入穴寸法精度が低下することになる。しかし、本発
明ではヨークに圧入・固定する前に各磁極を樹脂でもっ
て位置決め・固定することができる。
【0009】積層構造からなる複数磁極は金型により位
置決めされた状態で該金型と磁極の間に残した空間へ樹
脂を流し込み、樹脂が硬化するならば各磁極は所定位置
にて一体化される。その後は、外周開口部に所定のコイ
ル巻線を挿入し、ヨークに圧入・固定する。前記磁極を
位置決めする樹脂は一種の絶縁体であって、外周開口部
に別の絶縁材を入れる必要は無くなる。
置決めされた状態で該金型と磁極の間に残した空間へ樹
脂を流し込み、樹脂が硬化するならば各磁極は所定位置
にて一体化される。その後は、外周開口部に所定のコイ
ル巻線を挿入し、ヨークに圧入・固定する。前記磁極を
位置決めする樹脂は一種の絶縁体であって、外周開口部
に別の絶縁材を入れる必要は無くなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】図1において、1は磁極体、2は磁極、3
はティース、4は側面、5は固定枠、14は開口部、1
5はヨーク、16は嵌合溝、17は回転子挿入穴であ
る。
はティース、4は側面、5は固定枠、14は開口部、1
5はヨーク、16は嵌合溝、17は回転子挿入穴であ
る。
【0012】以上のように構成された電動機の固定子、
及びその製造方法について、図2・図3を用いて詳細に
説明する。まず、図2において、磁極体1には複数の磁
極2が放射線方向に等間隔で配置されている。これら各
磁極2は同一形状を呈す複数片のティース3が積層され
て構成し、所定の位置に配置されるために磁極2の側面
4には固定枠5が嵌着している。固定枠5は樹脂を成形
した枠体であって、複数の磁極2は前記固定枠5を介し
て放射線方向に等間隔でもって位置決め・固定され、磁
極体1となる。
及びその製造方法について、図2・図3を用いて詳細に
説明する。まず、図2において、磁極体1には複数の磁
極2が放射線方向に等間隔で配置されている。これら各
磁極2は同一形状を呈す複数片のティース3が積層され
て構成し、所定の位置に配置されるために磁極2の側面
4には固定枠5が嵌着している。固定枠5は樹脂を成形
した枠体であって、複数の磁極2は前記固定枠5を介し
て放射線方向に等間隔でもって位置決め・固定され、磁
極体1となる。
【0013】ところで、前記固定枠5を隣合う磁極2間
に挿入したのでは、これら各磁極2が高精度にて位置決
めされないために、本発明では磁極2を金型によって正
確に位置決めし、該金型と磁極2との間に残した空間
(隙間)に樹脂を流し込み、硬化させる。
に挿入したのでは、これら各磁極2が高精度にて位置決
めされないために、本発明では磁極2を金型によって正
確に位置決めし、該金型と磁極2との間に残した空間
(隙間)に樹脂を流し込み、硬化させる。
【0014】ここで用いる前記位置決め金型の形態は特
別限定しないが、回転子挿入穴となる磁極内側と、ヨー
ク内周に圧入される磁極外側が、それぞれ位置決めされ
得るような金型が用いられ、該金型による位置決めと同
時に樹脂を流し込んで固着される。勿論、精度がいらな
い場合の位置決めは、磁極内側・外側のどちらか一方で
も良い。
別限定しないが、回転子挿入穴となる磁極内側と、ヨー
ク内周に圧入される磁極外側が、それぞれ位置決めされ
得るような金型が用いられ、該金型による位置決めと同
時に樹脂を流し込んで固着される。勿論、精度がいらな
い場合の位置決めは、磁極内側・外側のどちらか一方で
も良い。
【0015】図3は前記位置決め金型の具体例であり、
磁極2が内型6と外型7によって位置決めされる訳で、
内型6の外周には磁極2の数に相当する突片8が設けら
れていて、両突片8の間に磁極2のブリッジ9が嵌合す
る。前記ブリッジ9の先端にはテーパ10が形成されて
いて、前記突片8の傾斜側面11が該テーパ10に当接
して磁極2の内周を正確に位置決めする。一方、外型7
はヨークに圧入される磁極2外周の嵌合部12を拘束し
て位置決めし、複数個の割型で構成した外型7を内型6
の方向へ押圧するならば、これら各磁極2は内・外型6
・7間に拘束され放射線方向を向いて配置される。
磁極2が内型6と外型7によって位置決めされる訳で、
内型6の外周には磁極2の数に相当する突片8が設けら
れていて、両突片8の間に磁極2のブリッジ9が嵌合す
る。前記ブリッジ9の先端にはテーパ10が形成されて
いて、前記突片8の傾斜側面11が該テーパ10に当接
して磁極2の内周を正確に位置決めする。一方、外型7
はヨークに圧入される磁極2外周の嵌合部12を拘束し
て位置決めし、複数個の割型で構成した外型7を内型6
の方向へ押圧するならば、これら各磁極2は内・外型6
・7間に拘束され放射線方向を向いて配置される。
【0016】又同図に示すごとく、外型7は各磁極2の
開口部へ挿入してその嵌合部12を位置決めしている
が、磁極2の側面4との間には僅かな空間13を形成し
ていて、該空間13は隣合う磁極2の側面4に形成した
空間13と連通している。そして、この空間13に樹脂
を流し込み硬化させるならば前記図2に示したような固
定枠5が形成されて、各磁極2は位置ズレすることなく
固着される。
開口部へ挿入してその嵌合部12を位置決めしている
が、磁極2の側面4との間には僅かな空間13を形成し
ていて、該空間13は隣合う磁極2の側面4に形成した
空間13と連通している。そして、この空間13に樹脂
を流し込み硬化させるならば前記図2に示したような固
定枠5が形成されて、各磁極2は位置ズレすることなく
固着される。
【0017】ところで、このように構成した磁極体1の
開口部14からは所定のコイル巻線群が巻装されて後ヨ
ークに圧入・固定されて固定子が完成する。
開口部14からは所定のコイル巻線群が巻装されて後ヨ
ークに圧入・固定されて固定子が完成する。
【0018】図1はこの固定子を表しており、各磁極2
の嵌合部12はヨーク15の内周面に形成した嵌合溝1
6に圧入・固定されて一体化し、磁極体1の中心部には
回転子挿入穴17が設けられる。
の嵌合部12はヨーク15の内周面に形成した嵌合溝1
6に圧入・固定されて一体化し、磁極体1の中心部には
回転子挿入穴17が設けられる。
【0019】以上のように、本発明の固定子は、積層構
造を成す磁極を固定枠を介して固着して磁極体を構成
し、該磁極体は各磁極を位置決め金型にて固定した状態
で樹脂を流し込んで製造するので、精度の良好な電動機
の固定子を容易に得ることができる。
造を成す磁極を固定枠を介して固着して磁極体を構成
し、該磁極体は各磁極を位置決め金型にて固定した状態
で樹脂を流し込んで製造するので、精度の良好な電動機
の固定子を容易に得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、それぞれ分解し
たティースの積層構造で構成した磁極を位置決め金型で
所定位置に固定し、その状態で樹脂を流し込んで固着し
た磁極体をヨークに圧入して製造するもので、その生産
性は非常に高くなる。すなわち、従来のようなブリッジ
部の削除工程や、磁極の仮固定作業はなくなる。又、位
置決め精度は極めて高く、高品質の固定子が得られる。
そして、この磁極は固定枠にて固着し、磁極体として一
個の独立部品となるため取扱いが便利で、又、ヨークへ
の圧入作業も省力化される。さらに、各磁極を固着する
固定枠は絶縁体としても機能するため、コイル巻線群を
開口部に巻装するに際し、特別に絶縁を施す必要性が無
くなる等のすぐれた電動機の固定子製造方法を実現でき
る。
たティースの積層構造で構成した磁極を位置決め金型で
所定位置に固定し、その状態で樹脂を流し込んで固着し
た磁極体をヨークに圧入して製造するもので、その生産
性は非常に高くなる。すなわち、従来のようなブリッジ
部の削除工程や、磁極の仮固定作業はなくなる。又、位
置決め精度は極めて高く、高品質の固定子が得られる。
そして、この磁極は固定枠にて固着し、磁極体として一
個の独立部品となるため取扱いが便利で、又、ヨークへ
の圧入作業も省力化される。さらに、各磁極を固着する
固定枠は絶縁体としても機能するため、コイル巻線群を
開口部に巻装するに際し、特別に絶縁を施す必要性が無
くなる等のすぐれた電動機の固定子製造方法を実現でき
る。
【図1】本発明の一実施例の固定子の断面図
【図2】本発明の一実施例の磁極体の断面図
【図3】本発明の磁極を位置決め金型により固定した場
合の部分拡大図
合の部分拡大図
1 磁極体 2 磁極 3 ティース 4 側面 5 固定枠 6 内型 7 外型 8 突片 9 ブリッジ 10 テーパ 11 傾斜側面 12 嵌合部 13 空間 14 開口部 15 ヨーク 16 嵌合溝 17 回転子挿入穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲木 重夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 米津 孝義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−224651(JP,A) 特開 平1−133542(JP,A) 特開 昭48−10224(JP,A) 特開 昭62−60447(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 内周に複数の凹部を有する略環状のヨー
クと、一方の端部が幅広のブリッジ、もう一方の端部が
前記ヨークの凹部に嵌合する外周嵌合部、中間部がコイ
ル巻線部である積層構造からなる複数の磁極と、前記磁
極をブリッジを内側として外周嵌合部が前記ヨークの凹
部に対応するように放射線方向に配置し、外周嵌合部の
すくなくとも一部と内周のブリッジ先端の一部を除いた
側面を包囲し、かつ隣り合う磁極どうしを内周側で一体
に連結するように成形した樹脂からなる固定枠と、前記
固定枠を介して前記コイル巻線部に巻装されたコイル巻
線とからなり、前記複数の磁極の外周嵌合部と前記ヨー
クの複数の凹部はそれぞれ圧入固定されている電動機固
定子の製造方法であって、 前記磁極の外周嵌合部を位置決めし、かつ磁極を挿入し
た状態でコイル巻線部からブリッジにかけて側面を包囲
する空間を形成する外型と、前記磁極のブリッジ先端を
両側から突片で挟み込みながら外側に向かって押し付け
るように当接し、かつ前記磁極側面を包囲する空間どう
しを連結する通路を前記外型との間で形成する内型とか
なる金型内に、前記ブリッジ先端にテーパが形成されて
いて、前記突片の傾斜側面が前記テーパに当接するよう
に磁極を挿入し、しかる後前記空間及び通路に樹脂を流
し込み硬化させて固定枠を形成し、この固定枠と前記磁
極とが一体となった磁極体の固定枠に巻線を巻装した
後、前記磁極体をヨークに圧入固定することを特徴とす
る電動機の固定子製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406510A JP3061868B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電動機の固定子製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406510A JP3061868B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電動機の固定子製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222442A JPH04222442A (ja) | 1992-08-12 |
JP3061868B2 true JP3061868B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18516134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2406510A Expired - Fee Related JP3061868B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 電動機の固定子製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061868B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2406510A patent/JP3061868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04222442A (ja) | 1992-08-12 |
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