JPS6069067A - フェニルプロピルアゾ−ル,その製造法およびそれを有効成分とする植物病害防除剤 - Google Patents
フェニルプロピルアゾ−ル,その製造法およびそれを有効成分とする植物病害防除剤Info
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- JPS6069067A JPS6069067A JP17891383A JP17891383A JPS6069067A JP S6069067 A JPS6069067 A JP S6069067A JP 17891383 A JP17891383 A JP 17891383A JP 17891383 A JP17891383 A JP 17891383A JP S6069067 A JPS6069067 A JP S6069067A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
本発明は、一般式[I]
〔式中、R1は水素原子またはメチル基を表わし、R2
はイソプロピル基または
はイソプロピル基または
【−ブチル基を表わし、Xは水
素原子または塩素原子を表わし、Az は1,2.4−
)リアゾール−1−イル基またはl−イミダゾリル基を
表わす。〕 で示されるフェニルプロピルアゾール(以下本発明化合
物と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とする
植物病害防除剤に関する。 ある種のフェニルプロピルアゾール、例えば1−(8−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−エチルプロピルシ
イミダゾールや1−(8−(2,4−ジクロロフェニル
)−2−(n−ブチル)プロピル)−1,2,4−トリ
アゾールが植物病害防除剤の有効成分として用いうるこ
とは、アメリカ特許第4118461号明細書やベルギ
ー特許第667245号明細書に記載されている。しか
しながら、これらの化合物は後述の試販例から明らかな
ように植物病害防除剤の有効成分として必すしも常に充
分なものであるとはいえない。 本発明化合物は多くの植物病害に対して予防的、治療的
あるいは浸透移行的防除効力を有する。このような植物
病害には、イネのいもぢ病(Pyricularia
oryzae )、ごま葉枯病(CochliolJo
lus m1yabeanus へ紋枯病(Rhizo
ct−onia 5olani )、ムギ類のうどんこ
病(Erysiphegraminis f、 sp、
]】ordei 、 f、 sp、 tritici
)、さひ病(Puccinia striiform
is 、 P、 graminis 、 P、 rec
o−ndita 、 P、hordei )、アイスボ
ット(Pseudocer−cosporella h
erpotrichoides)、製形病(R,h y
n ch −osporiu+n 5ecalis)、
葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯1
jj (Lcptosphaeria nodorum
)、カンキツのそうか病(Elsinoe fawc
etti)、リンゴのモニリア病(ScleroLin
ia mali )、腐らん病(Valsamali)
、うどんこ病(Podosphaera 1eucot
richa)。 黒朕病(Venturia 1naequalis)
、ナシの黒星病(Venturia nasbicol
a)、赤星病(Gymnosporangiumhar
aeanum )、モモの灰屋病(Sclerotin
ia cinerea)、晩腐病(Glornerel
la cingulata ) 、うどんこ病([J
ncinula necator ) 、さび病(Ph
akopsora ampelop−sidisL カ
キの落葉病(Cercoopora kaki 、My
cospha−erella nawae)、ウリ類の
うどんこ病(5phaerot−heca fulig
inea)、ナスのうどんこ病(Erysiphe c
i−choracearum )、アブラナ科野菜の白
斑病(Cerco−sporel la brassi
cae )、 ネギのさび病(Pucciniaall
ii)、ダイズの紫斑病(Cercospora ki
kuchii )、黒点病(Diaporthe ph
aseolorum war 、 5ojae )、ラ
ッカセイの黒渋病(Mycosphaerella p
ersonatum )、褐斑病(Cercospor
a arachidicola )、エントウのうどん
こ病(Erysiphe pisi ) 、イチビのう
どんこ病(Sphaerotheca humuli
) 、タバコのうどんこ病(Erysiphe cic
horacearum八テンサイの褐斑病(Ceへco
spora beticola )、バラの黒星病(D
iploca−rpon rosae )、うどんこ病
(Sphaerotheca pannosa)、キク
の褐斑病(Septoria chrysanthem
i−indici )、白さび病(Puccinia
horiana)、・:種、々、の作物の灰色かび病(
Botrytin cinerea )、菌核病(5c
lero−tinia sclerotiorum )
等がある。 従って、本発明化合物は水田、畑地、果樹園、牧草地、
芝生地等の植物病害防除剤の有効成分として用いること
ができる。 次に本発明化合物の製法ついて述べる。 本発明化合物は、一般式1川 〔式中、R1、I<2およびXは前記と同じ意味を有し
、Yはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ基また
はアリールスルホニルオキシ基を表わす。〕 で示されるフェニルプロパン化合物と0.8〜8.6当
量のIH−1、2、4−)リアゾールまたはイミダゾー
ルとを溶媒中、01〜2.4当量の反応助剤の存在下あ
るいは非存在下0〜160℃、0.5〜12時間反応さ
せることによって製造することができる。 溶媒には、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジイソプロピルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン、ニトロエタン、ニトロベンゼン等の二1・口化物、
アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル、ホ
ルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド等の酸アミ
ド、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物
等、あるいはそれらの混合物がある。 反応助剤には、ピリジン、トリエチルアミン、N、N−
ジエチルアニリン等の有機塩基、等の無機塩基、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド等がある。 反応終了後は通常の後処理を行い、必要ならば、クロマ
トグラフィー 再結晶等1こよって精製する。 次に本発明化合物の製造例を示す。 製造例 〔本発明化合物(6)の製造〕メタンスルホン
酸8−(2,4−ジクロロフェニル)−2−イソプロピ
ルプロピル3F、イミダゾール1.25’および乾燥N
。 N−ジメチルホルムアミド20dを混合し、0.3yの
60%水素化ナトリウムを加え、6時間加熱還流した。 冷後、反応混合物を水200dに注ぎ、クロロホルムで
抽出した。無水硫酸す) IJウムで乾燥後、溶媒全留
去し、賎演をシリカゲルカラムクロマトクラフィーに付
し、アセトン−n−へキサン混合溶媒で溶出して目的物
1.8yを得た。 このような製造法によって製造できる本発明化合物のい
くつかを第1表に示す。 第 1 表 alTriは1,2.4−)リアゾール−1−イル基を
表わし、1m は1−イミダゾリル基を示す。 本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合は、他の何らの成分も加えずそのままで用いてもよ
いが、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製
剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤、
粉剤等に製剤する。 これらの製剤には有効成分として本発明化合物を重凰比
で0.1〜95.0%、好ましくは0.2〜90.0%
含有する。 固体担体には、カオリンクレー、アッタパルジャイトク
レー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライト、タ
ルク、珪藻土、方解石、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻
粉、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素等の微
粉末あるいは粒状物があり、液体担体には、キシレン、
メチルナフタレン等の芳香族炭化水素、インプロパツー
ル、エチレングリコール、セロソルブ等のアルコール、
アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン、
大豆油、綿実油等植物油、ジメチルスルホキシド、アセ
トニトリル、乳化、分散、湿展等のために用いられる界
面活性剤には、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(ア
リール)スルホン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルりん酸エ
ステル塩、ナフタレンスルホン酸ポルマリン縮合物等の
陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキノプロピレンブロッ
クコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤等がある。製剤用−1補助剤には、リグニンスルホ
ン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビ
アガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PA
P(酸性りん酸イソプロピル)等力ある。 次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第1表の化合
物番号で示す。 部は重凰部である。 製剤例1 本発明化合物fil 50部、リグニンスルホン酸カル
シウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含
水酸化珪素45部をよく粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物(2710部、ポリオキシエチレンスチリ
ルフェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム6部およびキシレン70部をよく混合して
乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物(7)2部、合成含水酸化珪素1部、リグ
ニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部お
よびカオリンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加え
てよく練り合せた後、造粒乾燥して粒剤を得る、 製剤例4 本発明化合物+8125部、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート8部、CMC8部および水69部を
混合し、有効成分の粒度が5ミクロン以下になるまで湿
式粉砕して懸濁剤を得るう これらの製剤はそのままであるいは水等で希釈し、茎葉
処理あるいは土壌処理する。土壌処理の場合は製剤を土
壌表面に散布する(必要に応じ、散布後土壌と混和する
。、)かまたは土壌に潅注する。また、他の植物病害防
除剤と混合して用いることにより、防除効力の増強を期
待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草
剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用
いることもできる。 本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合、その施用量は通常1アールあたり1〜5oyであ
り、乳剤、水和剤、懸濁液等を水で希釈して施用する場
合、その施用濃度は0.001〜1.0%であり、粒剤
、粉剤等はなんら希釈することなくそのまま施用する。 次に、本発明化合物が植物病害防除剤の有効成分として
有用であることを試験例で示す。 なお1本発明化合物は第1表の化合物番号で示し、比較
対照に用いた化合物は第2表の化合物記号で示す。 第 2 表 また、防除効力は調査時の供試植物の発病「5」、lO
%程度認められればr4J、80%程度認められればr
i(J、50%程度認められれば「2」、7070程度
認められればrlJ、それ以上で化合物を供試していな
い場合の発病状態と差が認められな1すれば]0」とし
て、θ〜5の6段階に評価し、0、l、2.8.4.6
で示す。 試験例1 オオムギうどんこ病防除試験(予防効果ン プラスチックポットに砂壌土を詰め、オオムギ(赤神力
)を播種し、温室内でlO日間育成した。第一本葉が展
−したオオムギの幼苗に、製剤例1に準じて水和剤にし
た供試化合物を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面
に充分付着するように茎葉散布した。散布後オオムギう
どんこ病菌(Erysiphe gramuinis
f。 sp、 hordei )病菌の胞子をf&回した。接
種後20℃でlO日間育成し、防除効力を調査した。そ
の結果を第3表に示す。 第 8 表 試麩例2 イネいもち病防除試験(予防効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、イネ(近aB8号)を播種
し、温室内で20日間育成した。第三本葉が展開したイ
ネの幼苗に、製剤例2に準じて乳剤にした供試化合物を
水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着する
ように茎葉散布した。散布後1日間温室内で育成し、イ
ネいもち(Pyricularia oryzae )
病菌の胞子懸濁液を噴鵬、接種した。接種後28℃、多
湿下で4日間育成17、防除効力を調査した。 その結果を第4表に示す。 第 4 表 試験例3 コムキ赤さび病防除試験(治療効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73号)番
播種し、温室内で10日間育成した。第一本葉が展開し
たコムギの幼苗に、コムキ赤さび病菌(Puccini
a recondita )の胞子を接種した。接種後
28℃、多湿下で1日間育成し、製剤例4に準じて懸濁
剤にした供試化合物を水で希釈して所定濃度にし、それ
を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後23
℃温室内で12日間育成し、防除効力を調査した。その
結果を第5表に示す。 第5表
素原子または塩素原子を表わし、Az は1,2.4−
)リアゾール−1−イル基またはl−イミダゾリル基を
表わす。〕 で示されるフェニルプロピルアゾール(以下本発明化合
物と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とする
植物病害防除剤に関する。 ある種のフェニルプロピルアゾール、例えば1−(8−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−エチルプロピルシ
イミダゾールや1−(8−(2,4−ジクロロフェニル
)−2−(n−ブチル)プロピル)−1,2,4−トリ
アゾールが植物病害防除剤の有効成分として用いうるこ
とは、アメリカ特許第4118461号明細書やベルギ
ー特許第667245号明細書に記載されている。しか
しながら、これらの化合物は後述の試販例から明らかな
ように植物病害防除剤の有効成分として必すしも常に充
分なものであるとはいえない。 本発明化合物は多くの植物病害に対して予防的、治療的
あるいは浸透移行的防除効力を有する。このような植物
病害には、イネのいもぢ病(Pyricularia
oryzae )、ごま葉枯病(CochliolJo
lus m1yabeanus へ紋枯病(Rhizo
ct−onia 5olani )、ムギ類のうどんこ
病(Erysiphegraminis f、 sp、
]】ordei 、 f、 sp、 tritici
)、さひ病(Puccinia striiform
is 、 P、 graminis 、 P、 rec
o−ndita 、 P、hordei )、アイスボ
ット(Pseudocer−cosporella h
erpotrichoides)、製形病(R,h y
n ch −osporiu+n 5ecalis)、
葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯1
jj (Lcptosphaeria nodorum
)、カンキツのそうか病(Elsinoe fawc
etti)、リンゴのモニリア病(ScleroLin
ia mali )、腐らん病(Valsamali)
、うどんこ病(Podosphaera 1eucot
richa)。 黒朕病(Venturia 1naequalis)
、ナシの黒星病(Venturia nasbicol
a)、赤星病(Gymnosporangiumhar
aeanum )、モモの灰屋病(Sclerotin
ia cinerea)、晩腐病(Glornerel
la cingulata ) 、うどんこ病([J
ncinula necator ) 、さび病(Ph
akopsora ampelop−sidisL カ
キの落葉病(Cercoopora kaki 、My
cospha−erella nawae)、ウリ類の
うどんこ病(5phaerot−heca fulig
inea)、ナスのうどんこ病(Erysiphe c
i−choracearum )、アブラナ科野菜の白
斑病(Cerco−sporel la brassi
cae )、 ネギのさび病(Pucciniaall
ii)、ダイズの紫斑病(Cercospora ki
kuchii )、黒点病(Diaporthe ph
aseolorum war 、 5ojae )、ラ
ッカセイの黒渋病(Mycosphaerella p
ersonatum )、褐斑病(Cercospor
a arachidicola )、エントウのうどん
こ病(Erysiphe pisi ) 、イチビのう
どんこ病(Sphaerotheca humuli
) 、タバコのうどんこ病(Erysiphe cic
horacearum八テンサイの褐斑病(Ceへco
spora beticola )、バラの黒星病(D
iploca−rpon rosae )、うどんこ病
(Sphaerotheca pannosa)、キク
の褐斑病(Septoria chrysanthem
i−indici )、白さび病(Puccinia
horiana)、・:種、々、の作物の灰色かび病(
Botrytin cinerea )、菌核病(5c
lero−tinia sclerotiorum )
等がある。 従って、本発明化合物は水田、畑地、果樹園、牧草地、
芝生地等の植物病害防除剤の有効成分として用いること
ができる。 次に本発明化合物の製法ついて述べる。 本発明化合物は、一般式1川 〔式中、R1、I<2およびXは前記と同じ意味を有し
、Yはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ基また
はアリールスルホニルオキシ基を表わす。〕 で示されるフェニルプロパン化合物と0.8〜8.6当
量のIH−1、2、4−)リアゾールまたはイミダゾー
ルとを溶媒中、01〜2.4当量の反応助剤の存在下あ
るいは非存在下0〜160℃、0.5〜12時間反応さ
せることによって製造することができる。 溶媒には、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ジイソプロピルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン、ニトロエタン、ニトロベンゼン等の二1・口化物、
アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル、ホ
ルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド等の酸アミ
ド、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物
等、あるいはそれらの混合物がある。 反応助剤には、ピリジン、トリエチルアミン、N、N−
ジエチルアニリン等の有機塩基、等の無機塩基、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド等がある。 反応終了後は通常の後処理を行い、必要ならば、クロマ
トグラフィー 再結晶等1こよって精製する。 次に本発明化合物の製造例を示す。 製造例 〔本発明化合物(6)の製造〕メタンスルホン
酸8−(2,4−ジクロロフェニル)−2−イソプロピ
ルプロピル3F、イミダゾール1.25’および乾燥N
。 N−ジメチルホルムアミド20dを混合し、0.3yの
60%水素化ナトリウムを加え、6時間加熱還流した。 冷後、反応混合物を水200dに注ぎ、クロロホルムで
抽出した。無水硫酸す) IJウムで乾燥後、溶媒全留
去し、賎演をシリカゲルカラムクロマトクラフィーに付
し、アセトン−n−へキサン混合溶媒で溶出して目的物
1.8yを得た。 このような製造法によって製造できる本発明化合物のい
くつかを第1表に示す。 第 1 表 alTriは1,2.4−)リアゾール−1−イル基を
表わし、1m は1−イミダゾリル基を示す。 本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合は、他の何らの成分も加えずそのままで用いてもよ
いが、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その他の製
剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤、
粉剤等に製剤する。 これらの製剤には有効成分として本発明化合物を重凰比
で0.1〜95.0%、好ましくは0.2〜90.0%
含有する。 固体担体には、カオリンクレー、アッタパルジャイトク
レー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライト、タ
ルク、珪藻土、方解石、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻
粉、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素等の微
粉末あるいは粒状物があり、液体担体には、キシレン、
メチルナフタレン等の芳香族炭化水素、インプロパツー
ル、エチレングリコール、セロソルブ等のアルコール、
アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン、
大豆油、綿実油等植物油、ジメチルスルホキシド、アセ
トニトリル、乳化、分散、湿展等のために用いられる界
面活性剤には、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(ア
リール)スルホン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルりん酸エ
ステル塩、ナフタレンスルホン酸ポルマリン縮合物等の
陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキノプロピレンブロッ
クコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤等がある。製剤用−1補助剤には、リグニンスルホ
ン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビ
アガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PA
P(酸性りん酸イソプロピル)等力ある。 次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第1表の化合
物番号で示す。 部は重凰部である。 製剤例1 本発明化合物fil 50部、リグニンスルホン酸カル
シウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含
水酸化珪素45部をよく粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物(2710部、ポリオキシエチレンスチリ
ルフェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン
酸カルシウム6部およびキシレン70部をよく混合して
乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物(7)2部、合成含水酸化珪素1部、リグ
ニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部お
よびカオリンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加え
てよく練り合せた後、造粒乾燥して粒剤を得る、 製剤例4 本発明化合物+8125部、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート8部、CMC8部および水69部を
混合し、有効成分の粒度が5ミクロン以下になるまで湿
式粉砕して懸濁剤を得るう これらの製剤はそのままであるいは水等で希釈し、茎葉
処理あるいは土壌処理する。土壌処理の場合は製剤を土
壌表面に散布する(必要に応じ、散布後土壌と混和する
。、)かまたは土壌に潅注する。また、他の植物病害防
除剤と混合して用いることにより、防除効力の増強を期
待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草
剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用
いることもできる。 本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合、その施用量は通常1アールあたり1〜5oyであ
り、乳剤、水和剤、懸濁液等を水で希釈して施用する場
合、その施用濃度は0.001〜1.0%であり、粒剤
、粉剤等はなんら希釈することなくそのまま施用する。 次に、本発明化合物が植物病害防除剤の有効成分として
有用であることを試験例で示す。 なお1本発明化合物は第1表の化合物番号で示し、比較
対照に用いた化合物は第2表の化合物記号で示す。 第 2 表 また、防除効力は調査時の供試植物の発病「5」、lO
%程度認められればr4J、80%程度認められればr
i(J、50%程度認められれば「2」、7070程度
認められればrlJ、それ以上で化合物を供試していな
い場合の発病状態と差が認められな1すれば]0」とし
て、θ〜5の6段階に評価し、0、l、2.8.4.6
で示す。 試験例1 オオムギうどんこ病防除試験(予防効果ン プラスチックポットに砂壌土を詰め、オオムギ(赤神力
)を播種し、温室内でlO日間育成した。第一本葉が展
−したオオムギの幼苗に、製剤例1に準じて水和剤にし
た供試化合物を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面
に充分付着するように茎葉散布した。散布後オオムギう
どんこ病菌(Erysiphe gramuinis
f。 sp、 hordei )病菌の胞子をf&回した。接
種後20℃でlO日間育成し、防除効力を調査した。そ
の結果を第3表に示す。 第 8 表 試麩例2 イネいもち病防除試験(予防効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、イネ(近aB8号)を播種
し、温室内で20日間育成した。第三本葉が展開したイ
ネの幼苗に、製剤例2に準じて乳剤にした供試化合物を
水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着する
ように茎葉散布した。散布後1日間温室内で育成し、イ
ネいもち(Pyricularia oryzae )
病菌の胞子懸濁液を噴鵬、接種した。接種後28℃、多
湿下で4日間育成17、防除効力を調査した。 その結果を第4表に示す。 第 4 表 試験例3 コムキ赤さび病防除試験(治療効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73号)番
播種し、温室内で10日間育成した。第一本葉が展開し
たコムギの幼苗に、コムキ赤さび病菌(Puccini
a recondita )の胞子を接種した。接種後
28℃、多湿下で1日間育成し、製剤例4に準じて懸濁
剤にした供試化合物を水で希釈して所定濃度にし、それ
を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後23
℃温室内で12日間育成し、防除効力を調査した。その
結果を第5表に示す。 第5表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔式中、R1は水素原子またはメチル基を表わし、R2
はイソプロピル基゛またはt−ブチル基を表わし、Xは
水素原子または塩素原子を表わし、Az は1,2.4
−)リアゾール−1−イル基またはl−イミダゾリル基
を表わす。〕 で示されるフェニルプロピルアゾール。゛(2)一般式 〔式中、klは水素原子またはメチル基を表わし、1?
2はイソプロピル基またはt−ブチル基を表わし、Xは
水素原子または塩素原子を表わし、Yはハロゲン原子、
アルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニル
オキシ基を表わす。〕 で示されるフェニルプロパン誘導体ト、一般式 〔式中、Az は1,2.4−)リアゾール−1−イル
基またはl−イミダゾリル基を表わす。〕 で示されるアゾールとを反応させることを特徴とする一
般式 〔式中、R1,R2t XおよびAzは前記と同じ意味
を有する。〕 で示すれるフェニルプロピルアゾールの製造法。 (3) 一般式 〔式中、 R1は水素原子またはメチル基を表わし、
R2はイソプロピル基または1−ブチル基を表わし、X
は水素原子または塩素原子を表わし、Az は1,2.
4−トリアゾール−1−イル基またはl−イミダゾリル
基を表わす。〕 で示すれるフェニルプロピルアゾールを有効成分として
含有とすることを特徴とする植物病害防除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17891383A JPS6069067A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フェニルプロピルアゾ−ル,その製造法およびそれを有効成分とする植物病害防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17891383A JPS6069067A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フェニルプロピルアゾ−ル,その製造法およびそれを有効成分とする植物病害防除剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6069067A true JPS6069067A (ja) | 1985-04-19 |
Family
ID=16056854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17891383A Pending JPS6069067A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | フェニルプロピルアゾ−ル,その製造法およびそれを有効成分とする植物病害防除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6069067A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1231210A3 (en) * | 1994-02-07 | 2002-12-04 | Eisai Co., Ltd. | Azole antifungal agents, processes for the preparation thereof, and intermediates |
WO2018060088A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 5-substituted imidazolylmethyldioxolane derivatives as fungiciides |
WO2018060090A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 5-substituted imidazolylmethyloxirane derivatives as fungicides |
WO2018060073A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazole derivatives |
WO2018060091A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazolylmethyl derivatives |
WO2018060074A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazolylmethyl derivatives |
WO2018060093A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 1,5-substituted imidazole derivatives as fungicides for crop protection. |
WO2018060075A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 1 -[2-(1 -chlorocyclopropyl)-2-hydroxy-3-(3-phenyl-1,2-oxazol-5-yl)propyl]-1h-imidazole-5-carbonitrile derivatives and related compounds as fungicides for crop protection |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP17891383A patent/JPS6069067A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1231210A3 (en) * | 1994-02-07 | 2002-12-04 | Eisai Co., Ltd. | Azole antifungal agents, processes for the preparation thereof, and intermediates |
EP1394162A1 (en) * | 1994-02-07 | 2004-03-03 | Eisai Co., Ltd. | Intermediates of azole antifungal agents and processes for the preparation thereof |
WO2018060088A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 5-substituted imidazolylmethyldioxolane derivatives as fungiciides |
WO2018060090A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 5-substituted imidazolylmethyloxirane derivatives as fungicides |
WO2018060073A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazole derivatives |
WO2018060091A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazolylmethyl derivatives |
WO2018060074A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | Novel 5-substituted imidazolylmethyl derivatives |
WO2018060093A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 1,5-substituted imidazole derivatives as fungicides for crop protection. |
WO2018060075A1 (en) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | Bayer Cropscience Aktiengesellschaft | 1 -[2-(1 -chlorocyclopropyl)-2-hydroxy-3-(3-phenyl-1,2-oxazol-5-yl)propyl]-1h-imidazole-5-carbonitrile derivatives and related compounds as fungicides for crop protection |
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