JPS6014026B2 - パンテテイン−s−スルホン酸及びその塩の製造法 - Google Patents
パンテテイン−s−スルホン酸及びその塩の製造法Info
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- JPS6014026B2 JPS6014026B2 JP11298579A JP11298579A JPS6014026B2 JP S6014026 B2 JPS6014026 B2 JP S6014026B2 JP 11298579 A JP11298579 A JP 11298579A JP 11298579 A JP11298579 A JP 11298579A JP S6014026 B2 JPS6014026 B2 JP S6014026B2
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- Japan
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- sulfonic acid
- salts
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Description
本発明は、式〔1〕で表わされる化合物であってビヒズ
ス菌の増殖を促進する物質であるパンテティン−S−ス
ルホン酸およびその塩を、極めて容易にしかも高収率・
高純度で得るための新規にして有用な製法に関するもの
である。 (式中、Mは水素、アルカIJ金属または1′2アルカ
リ士類金属を表わす。 )近年、医学、食品化学、栄養学、特に小児栄養学の見
地から、腸内細菌の生理的意義が注目されるようになっ
た。 腸内細菌の内でも、ピヒズス(bifid瓜)菌の生理
的意義の重要性が特に注目されており、ビヒズス菌の増
殖を促進する因子、即ちビヒズス因子に関する研究がさ
かんに行なわれている。その結果、パンテチンが有力な
ビヒズス因子であることが発見されたが、パンテチンは
、非結晶性粘鋼物質であって取扱いが不便であるし、経
口投与した場合、強度の苦味を呈するし、大腸に達する
前に相当部分が分解吸収を受けるという欠点を有する。 パンテテインーSースルホン酸およびその塩は現在臨床
医薬として使用されているパンテチンと全く同様に生体
内におけるエネルギー代謝・脂質代謝・アセチル化作用
に重要な役割を有するコェンザィムAの前駆物質として
有用な化合物であることが知られているが(Japan
.J.Microbiol.Vou6(3)、239〜
242、1972)、このパンテテインーS−スルホン
酸及びその塩は、ビヒズス菌に対してパンテチンよりも
すぐれた活性を有し、上記したパンテチンの欠点をすべ
て解消しており、非常にすぐれたビヒズス因子であるこ
とが解明されるに到った。 従来より、このパンテティンーSースルホン酸及びその
塩は、原料としてパンテチン又はパンテティンを使用し
、これと亜硫酸ナトリウムをアンモニア性アルカリ条件
下でェアレーションして反応させ、製造している。 しかしながら、この従釆法では、原料であるパンテチン
又はパンテティンを製造するのに数工程を要し、そのう
え決定的な欠点は目的化合物であるパンテティン−S−
スルホン酸の収率が極めて低く、わずか10.6〜28
.2%程度にしかすぎない点である(Chem.Pha
nn.Bull.Vol.22(7)、1632〜16
3& 1974:特公昭49−21785)。このよう
に低収率であること、さらに、出発原料として高価なパ
ンテチンあるいはパンテティンを使用することは工業的
・経済的方法とはいいえない。本発明は、このような欠
点を排除して、原料としてパンテチン、パンテテインを
使用することなく入手容易なパントテン酸を原料として
わずか一工程で目的化合物を製造するための工業的な方
法であって、従来法とは全く比較にならない高い収率が
得られるという極めて顕著な効果が奏されるという特徴
を有する。 即ち、本発明は入手容易な原料より極めて簡単に高純度
のパンテテイン−S−スルホン酸およびその塩を高収率
に得ることができる実用工業的な方法に関するものであ
る。 本発明は、パントテン酸と2一アミノェタンチオール硫
酸から、1分子の水をカルボジィミド‘こより脱水すれ
ばパンテティン−Sースルホン酸が得られるということ
を発見し、これを基礎として完成されたものである。 さらには、脱水剤であるカルボジィミド単独よりもNー
ヒドロキシ化合物を添加することにより反応がいっそう
促進されることを見いだし、この発明を完成させたので
ある。 使用する原料としては、従来法のようにパンテチン、パ
ンテティンを使用する必要はなく、パントテン酸を直接
使用することができるという特徴を有する。 パントテン酸は、入手容易な化合物であって、一般には
カルシウム塩として市販されており、本法では、これを
塩の形で使用してもよく、またはイオン交瀕樹脂、シュ
ウ酸等によって遊離のパントテン酸にして使用してもよ
い。また、パントテン酸の光学異性体については生理的
活性を有するD−パントテン酸を使用する。もう1方の
出発原料である2−アミノェタンチオール硫酸はエチレ
ンィミンより式
ス菌の増殖を促進する物質であるパンテティン−S−ス
ルホン酸およびその塩を、極めて容易にしかも高収率・
高純度で得るための新規にして有用な製法に関するもの
である。 (式中、Mは水素、アルカIJ金属または1′2アルカ
リ士類金属を表わす。 )近年、医学、食品化学、栄養学、特に小児栄養学の見
地から、腸内細菌の生理的意義が注目されるようになっ
た。 腸内細菌の内でも、ピヒズス(bifid瓜)菌の生理
的意義の重要性が特に注目されており、ビヒズス菌の増
殖を促進する因子、即ちビヒズス因子に関する研究がさ
かんに行なわれている。その結果、パンテチンが有力な
ビヒズス因子であることが発見されたが、パンテチンは
、非結晶性粘鋼物質であって取扱いが不便であるし、経
口投与した場合、強度の苦味を呈するし、大腸に達する
前に相当部分が分解吸収を受けるという欠点を有する。 パンテテインーSースルホン酸およびその塩は現在臨床
医薬として使用されているパンテチンと全く同様に生体
内におけるエネルギー代謝・脂質代謝・アセチル化作用
に重要な役割を有するコェンザィムAの前駆物質として
有用な化合物であることが知られているが(Japan
.J.Microbiol.Vou6(3)、239〜
242、1972)、このパンテテインーS−スルホン
酸及びその塩は、ビヒズス菌に対してパンテチンよりも
すぐれた活性を有し、上記したパンテチンの欠点をすべ
て解消しており、非常にすぐれたビヒズス因子であるこ
とが解明されるに到った。 従来より、このパンテティンーSースルホン酸及びその
塩は、原料としてパンテチン又はパンテティンを使用し
、これと亜硫酸ナトリウムをアンモニア性アルカリ条件
下でェアレーションして反応させ、製造している。 しかしながら、この従釆法では、原料であるパンテチン
又はパンテティンを製造するのに数工程を要し、そのう
え決定的な欠点は目的化合物であるパンテティン−S−
スルホン酸の収率が極めて低く、わずか10.6〜28
.2%程度にしかすぎない点である(Chem.Pha
nn.Bull.Vol.22(7)、1632〜16
3& 1974:特公昭49−21785)。このよう
に低収率であること、さらに、出発原料として高価なパ
ンテチンあるいはパンテティンを使用することは工業的
・経済的方法とはいいえない。本発明は、このような欠
点を排除して、原料としてパンテチン、パンテテインを
使用することなく入手容易なパントテン酸を原料として
わずか一工程で目的化合物を製造するための工業的な方
法であって、従来法とは全く比較にならない高い収率が
得られるという極めて顕著な効果が奏されるという特徴
を有する。 即ち、本発明は入手容易な原料より極めて簡単に高純度
のパンテテイン−S−スルホン酸およびその塩を高収率
に得ることができる実用工業的な方法に関するものであ
る。 本発明は、パントテン酸と2一アミノェタンチオール硫
酸から、1分子の水をカルボジィミド‘こより脱水すれ
ばパンテティン−Sースルホン酸が得られるということ
を発見し、これを基礎として完成されたものである。 さらには、脱水剤であるカルボジィミド単独よりもNー
ヒドロキシ化合物を添加することにより反応がいっそう
促進されることを見いだし、この発明を完成させたので
ある。 使用する原料としては、従来法のようにパンテチン、パ
ンテティンを使用する必要はなく、パントテン酸を直接
使用することができるという特徴を有する。 パントテン酸は、入手容易な化合物であって、一般には
カルシウム塩として市販されており、本法では、これを
塩の形で使用してもよく、またはイオン交瀕樹脂、シュ
ウ酸等によって遊離のパントテン酸にして使用してもよ
い。また、パントテン酸の光学異性体については生理的
活性を有するD−パントテン酸を使用する。もう1方の
出発原料である2−アミノェタンチオール硫酸はエチレ
ンィミンより式
〔0〕で示されるような分子内塩の形で
得られる入手容易な化合物である。十N比CH2CHぶ
S03‐
得られる入手容易な化合物である。十N比CH2CHぶ
S03‐
〔0〕脱水剤のカルボジィミドと
しては、各種のものが広く用いられるが、特にジシクロ
ヘキシルカルボジイミドが一般的である。 反応促進剤、N−ヒドロキシ化合物としては、各種のも
のが広く用いられるが、特に1ーヒドロキシベンゾトリ
アゾールまたはN−ヒドロキシサクシンィミドが好適で
ある。 反応に使用する溶媒としては、普通の脱水縮合反応に用
いられる各種の溶媒が適宜使用できる。 例えば、ピリジン・ジメチルホルムアミド・テトラヒド
ロフラン等が特に好適であり、またこれらの溶媒と水と
の混合溶媒も、特に好適である。反応温度は室温ないし
、それ以下で行い、反応に要する時間は通常、数時間で
ある。反応終了後、常法に従って目的化合物を反応混合
物より分離する。 たとえば、反応終了後、溶媒を減圧留去し、残査に水を
添加、冷却して析出する結晶を炉別し、さらに炉液を濃
縮後アルコールの添加によって目的物を分離し、これを
減圧乾燥すれば粉末状結晶を得ることができる。パンテ
ティン−S−スルホン酸は一般に塩の形で得られる。 各種の塩が製造可能であるが、とりわけアルカリ金属・
アルカリ土類金属塩が好適である。中でもカルシウム塩
が特に良い。遊離のパンテティン−S−スルホン酸は前
記の塩類を強酸性カチオン交換樹脂〔日十〕に通液すれ
ば、容易に得られる。 このようにして、パンテテイン−S−スルホン酸および
その塩を、例えば83.1〜87.8%もの高収率、高
純度でしかも工業的に得ることができる。 このようにして得られたパンテティンーS−スルホン酸
およびその塩は、パンテチンとは異なり、容易に粉末状
結晶で得られ、殆んど苦味を有しなく、しかもパンテチ
ンと全く同等の生理作用を呈するものである。さらにパ
ンテチンとは異なり、分子内に強酸性のスルホン酸基を
有するため、経口投与した湯合、分解吸収されることな
く大腸に達し、腸内細菌であるビヒズス菌の増殖をもた
らすという箸効を奏する。実施例 1 バントテン酸カルシウム23.8夕と2−アミノェタン
チオール硫酸15.7夕を水30叫に熔解し、ピリジン
200叫を加え氷浴で10q0まで冷却する。 ピリジン50の‘に溶解したジシクロヘキシルカルボジ
ィミド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後室温
で−晩、縄梓反応させる。次に溶媒を減圧除去し、銭査
に水100の‘を加え、析出結晶を炉別する。 炉液をクロロホルム50Mで2回抽出洗浄後、水層に活
性炭1.4夕を加え脱色する。活性炭を炉別した後、炉
液を濃縮し、銭査をエチルアルコール50の上に溶解す
る。 続いてインプロピルアルコール300の‘を加えて白色
の油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテーショ
ンにより除く。残った析出沈殿物を水100の‘に再溶
解して、強酸性カチオン交換樹脂(商品名:ダイヤイオ
ンSKIB〔H+〕)500の上に通液し、水にて港出
させる。溶出液に、水酸化カルシウム7.4夕を加え中
和する。過剰の水酸化カルシウムは中和液中に二酸化炭
素を吹きこみ、炭酸カルシウムとして沈殿させ、炉別す
る。炉液を減圧濃縮し、残査を減圧乾燥する。 その後さらに五酸化リン上で一昼夜乾燥すれば、パンテ
ティンーS−スルホン酸カルシウムの白色粉末状結晶3
1.3夕(収率83.1%)が得られる。この結晶の1
.R.スペクトルは標準品のそれと一致し、元素分析を
行えば次の通りとなる。C日N 計算値% 35.00 5.61 7.42測定値%
34.76 5.55 17.30実施例 2実施例
1で得られたパンテティン−Sースルホン酸カルシウム
7.5夕を水20泌に熔解し、強酸性カチオン交換樹脂
(商品名:ダイヤイオンSKIB〔H+〕)100の上
に通液し、水にて溶出させる。 減圧濃縮後、定量すれば、パンテティンーS−スルホン
酸6.9夕を得た。(収率96.3%)実施例 3パン
トテン酸カルシウム23.8夕と2一アミノェタンチオ
ール硫酸15.7夕を水30泌に溶解し、ピリジン50
の‘に溶解した1ーヒドロキシベンゾトリアゾール13
.5夕とピリジン150私を加え、氷格で10℃まで冷
却する。 ピリジン50叫に溶解したジシクロヘキシカルボジィミ
ド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後室温に戻
して一晩、蝿梓反応させる。 次に溶媒を減圧除去し、残査に水100のを加え、析出
結晶を炉別する。 炉液に残存するピーJジンを水との共雛により完全に留
去したのち、水150机を加え、析出結晶を炉昇りする
。 炉液をクロロホルム50の【で2回抽出洗浄後、水層に
活性炭1.4夕を加え脱色する。以下、実施例1と同様
の操作を行い、パンテテイン−Sースルホン酸カルシウ
ムの白色粉末状結晶33.1夕(収率87.8%)を得
た。実施例 6 実施例3で得られたパンテティン−S−スルホン酸カル
シウム22.6夕を水60の‘に熔解し、強酸性カチオ
ン交換樹脂(商品名:ダイヤイオンSKIB〔H+〕)
300の‘に通液し、水にて溶出させる。 溶出液に水酸化ナトリウム2.4夕を添加し中和する。
中和液を濃縮し、残査をエチルアルコール30の‘に溶
解する。続いてインプロピルアルコール180の‘を加
えて、油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテー
ションにより除く。残った析出沈澱物を減圧乾燥し、さ
らに五酸化リン上で一昼夜乾燥すればパンテティン−S
−スルホン酸ナトリウムの非常に吸湿性に富んだ白色粉
末状結晶21.3夕(収率93.5%)を得る。この結
晶の1.R.スペクトルは標準品のそれと一致し、元素
分析の結果は次の通りである。 C日N 計算値% 34.73 5.56・7.36測定値%
33.96 6.10 7.19実施例 5遊離のパン
トテン酸21.9夕と2−アミノェタンチオール硫酸1
6.7夕を水30の‘に溶解し、炭酸ナトリウム5.3
夕を加え、さらにピリジン50私に溶解した1ーヒドロ
キシベンゾトリアゾール13.5夕とピリジン150の
‘を加えて、氷格で10℃まで冷却する。 次にピリジン50の‘に溶解したジシクロヘキシルカル
ボジィミド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後
、室温で一晩、健枠反応させる。以下、実施例3と同様
の操作を行い、パンテティンーS−スルホン酸カルシウ
ムの白色粉末結晶32.8夕(収率809%)を得た。
実施例 6 パントテン酸カルシウム23.8夕と2一アミノェタン
チオール硫酸157夕を水30の‘に溶解し、ピリジン
50私に溶解したNーヒドロキシサクシンイミド11.
5夕とピリジン150の‘を加え、氷格で10℃まで冷
却する。 ピリジン50泌に溶解したジシクロヘキシルカルボジイ
ミド20.6夕を加え、氷裕中で1時間、その後、室温
で一晩、蝿梓反応させる。次に溶媒を減圧除去し、残査
に水100の‘を加え析出結晶を炉別する。炉液をクロ
ロホルム50地で2回洗浄後、水層を一濃縮し、残査を
エチルアルコール50の‘に溶解する。 続いてインブロピルアルコール300の【を添加して白
色の油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテーシ
ョンにより除く。残った析出沈殿物を水100のともこ
再溶解し、実施例1と同様にイオン交換・中和・乾燥を
行えばパンテテインーS−スルホン酸カルシウムの白色
粉末状結晶31.9夕(収率84.7%)を得る。
しては、各種のものが広く用いられるが、特にジシクロ
ヘキシルカルボジイミドが一般的である。 反応促進剤、N−ヒドロキシ化合物としては、各種のも
のが広く用いられるが、特に1ーヒドロキシベンゾトリ
アゾールまたはN−ヒドロキシサクシンィミドが好適で
ある。 反応に使用する溶媒としては、普通の脱水縮合反応に用
いられる各種の溶媒が適宜使用できる。 例えば、ピリジン・ジメチルホルムアミド・テトラヒド
ロフラン等が特に好適であり、またこれらの溶媒と水と
の混合溶媒も、特に好適である。反応温度は室温ないし
、それ以下で行い、反応に要する時間は通常、数時間で
ある。反応終了後、常法に従って目的化合物を反応混合
物より分離する。 たとえば、反応終了後、溶媒を減圧留去し、残査に水を
添加、冷却して析出する結晶を炉別し、さらに炉液を濃
縮後アルコールの添加によって目的物を分離し、これを
減圧乾燥すれば粉末状結晶を得ることができる。パンテ
ティン−S−スルホン酸は一般に塩の形で得られる。 各種の塩が製造可能であるが、とりわけアルカリ金属・
アルカリ土類金属塩が好適である。中でもカルシウム塩
が特に良い。遊離のパンテティン−S−スルホン酸は前
記の塩類を強酸性カチオン交換樹脂〔日十〕に通液すれ
ば、容易に得られる。 このようにして、パンテテイン−S−スルホン酸および
その塩を、例えば83.1〜87.8%もの高収率、高
純度でしかも工業的に得ることができる。 このようにして得られたパンテティンーS−スルホン酸
およびその塩は、パンテチンとは異なり、容易に粉末状
結晶で得られ、殆んど苦味を有しなく、しかもパンテチ
ンと全く同等の生理作用を呈するものである。さらにパ
ンテチンとは異なり、分子内に強酸性のスルホン酸基を
有するため、経口投与した湯合、分解吸収されることな
く大腸に達し、腸内細菌であるビヒズス菌の増殖をもた
らすという箸効を奏する。実施例 1 バントテン酸カルシウム23.8夕と2−アミノェタン
チオール硫酸15.7夕を水30叫に熔解し、ピリジン
200叫を加え氷浴で10q0まで冷却する。 ピリジン50の‘に溶解したジシクロヘキシルカルボジ
ィミド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後室温
で−晩、縄梓反応させる。次に溶媒を減圧除去し、銭査
に水100の‘を加え、析出結晶を炉別する。 炉液をクロロホルム50Mで2回抽出洗浄後、水層に活
性炭1.4夕を加え脱色する。活性炭を炉別した後、炉
液を濃縮し、銭査をエチルアルコール50の上に溶解す
る。 続いてインプロピルアルコール300の‘を加えて白色
の油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテーショ
ンにより除く。残った析出沈殿物を水100の‘に再溶
解して、強酸性カチオン交換樹脂(商品名:ダイヤイオ
ンSKIB〔H+〕)500の上に通液し、水にて港出
させる。溶出液に、水酸化カルシウム7.4夕を加え中
和する。過剰の水酸化カルシウムは中和液中に二酸化炭
素を吹きこみ、炭酸カルシウムとして沈殿させ、炉別す
る。炉液を減圧濃縮し、残査を減圧乾燥する。 その後さらに五酸化リン上で一昼夜乾燥すれば、パンテ
ティンーS−スルホン酸カルシウムの白色粉末状結晶3
1.3夕(収率83.1%)が得られる。この結晶の1
.R.スペクトルは標準品のそれと一致し、元素分析を
行えば次の通りとなる。C日N 計算値% 35.00 5.61 7.42測定値%
34.76 5.55 17.30実施例 2実施例
1で得られたパンテティン−Sースルホン酸カルシウム
7.5夕を水20泌に熔解し、強酸性カチオン交換樹脂
(商品名:ダイヤイオンSKIB〔H+〕)100の上
に通液し、水にて溶出させる。 減圧濃縮後、定量すれば、パンテティンーS−スルホン
酸6.9夕を得た。(収率96.3%)実施例 3パン
トテン酸カルシウム23.8夕と2一アミノェタンチオ
ール硫酸15.7夕を水30泌に溶解し、ピリジン50
の‘に溶解した1ーヒドロキシベンゾトリアゾール13
.5夕とピリジン150私を加え、氷格で10℃まで冷
却する。 ピリジン50叫に溶解したジシクロヘキシカルボジィミ
ド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後室温に戻
して一晩、蝿梓反応させる。 次に溶媒を減圧除去し、残査に水100のを加え、析出
結晶を炉別する。 炉液に残存するピーJジンを水との共雛により完全に留
去したのち、水150机を加え、析出結晶を炉昇りする
。 炉液をクロロホルム50の【で2回抽出洗浄後、水層に
活性炭1.4夕を加え脱色する。以下、実施例1と同様
の操作を行い、パンテテイン−Sースルホン酸カルシウ
ムの白色粉末状結晶33.1夕(収率87.8%)を得
た。実施例 6 実施例3で得られたパンテティン−S−スルホン酸カル
シウム22.6夕を水60の‘に熔解し、強酸性カチオ
ン交換樹脂(商品名:ダイヤイオンSKIB〔H+〕)
300の‘に通液し、水にて溶出させる。 溶出液に水酸化ナトリウム2.4夕を添加し中和する。
中和液を濃縮し、残査をエチルアルコール30の‘に溶
解する。続いてインプロピルアルコール180の‘を加
えて、油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテー
ションにより除く。残った析出沈澱物を減圧乾燥し、さ
らに五酸化リン上で一昼夜乾燥すればパンテティン−S
−スルホン酸ナトリウムの非常に吸湿性に富んだ白色粉
末状結晶21.3夕(収率93.5%)を得る。この結
晶の1.R.スペクトルは標準品のそれと一致し、元素
分析の結果は次の通りである。 C日N 計算値% 34.73 5.56・7.36測定値%
33.96 6.10 7.19実施例 5遊離のパン
トテン酸21.9夕と2−アミノェタンチオール硫酸1
6.7夕を水30の‘に溶解し、炭酸ナトリウム5.3
夕を加え、さらにピリジン50私に溶解した1ーヒドロ
キシベンゾトリアゾール13.5夕とピリジン150の
‘を加えて、氷格で10℃まで冷却する。 次にピリジン50の‘に溶解したジシクロヘキシルカル
ボジィミド20.6夕を加え、氷浴中で1時間、その後
、室温で一晩、健枠反応させる。以下、実施例3と同様
の操作を行い、パンテティンーS−スルホン酸カルシウ
ムの白色粉末結晶32.8夕(収率809%)を得た。
実施例 6 パントテン酸カルシウム23.8夕と2一アミノェタン
チオール硫酸157夕を水30の‘に溶解し、ピリジン
50私に溶解したNーヒドロキシサクシンイミド11.
5夕とピリジン150の‘を加え、氷格で10℃まで冷
却する。 ピリジン50泌に溶解したジシクロヘキシルカルボジイ
ミド20.6夕を加え、氷裕中で1時間、その後、室温
で一晩、蝿梓反応させる。次に溶媒を減圧除去し、残査
に水100の‘を加え析出結晶を炉別する。炉液をクロ
ロホルム50地で2回洗浄後、水層を一濃縮し、残査を
エチルアルコール50の‘に溶解する。 続いてインブロピルアルコール300の【を添加して白
色の油状物を析出沈殿させ、アルコールをデカンテーシ
ョンにより除く。残った析出沈殿物を水100のともこ
再溶解し、実施例1と同様にイオン交換・中和・乾燥を
行えばパンテテインーS−スルホン酸カルシウムの白色
粉末状結晶31.9夕(収率84.7%)を得る。
Claims (1)
- 1 パントテン酸又はその塩と、2−アミノエタンチオ
ール硫酸とを、カルボジイミド及び/又はN−ヒドロキ
シ化合物の存在下で反応させることを特徴とするパンテ
テイン−S−スルホン酸及びその塩の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11298579A JPS6014026B2 (ja) | 1979-09-05 | 1979-09-05 | パンテテイン−s−スルホン酸及びその塩の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11298579A JPS6014026B2 (ja) | 1979-09-05 | 1979-09-05 | パンテテイン−s−スルホン酸及びその塩の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5639061A JPS5639061A (en) | 1981-04-14 |
JPS6014026B2 true JPS6014026B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=14600515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11298579A Expired JPS6014026B2 (ja) | 1979-09-05 | 1979-09-05 | パンテテイン−s−スルホン酸及びその塩の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014026B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1979-09-05 JP JP11298579A patent/JPS6014026B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
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