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JPS5925369Y2 - 吸液性物品 - Google Patents

吸液性物品

Info

Publication number
JPS5925369Y2
JPS5925369Y2 JP15613678U JP15613678U JPS5925369Y2 JP S5925369 Y2 JPS5925369 Y2 JP S5925369Y2 JP 15613678 U JP15613678 U JP 15613678U JP 15613678 U JP15613678 U JP 15613678U JP S5925369 Y2 JPS5925369 Y2 JP S5925369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
absorbing
layer
absorbent article
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15613678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5572928U (ja
Inventor
泰男 仙福
忠 田村
邦和 岸本
文英 大槻
Original Assignee
日本バイリ−ン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本バイリ−ン株式会社 filed Critical 日本バイリ−ン株式会社
Priority to JP15613678U priority Critical patent/JPS5925369Y2/ja
Publication of JPS5572928U publication Critical patent/JPS5572928U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5925369Y2 publication Critical patent/JPS5925369Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は生理用ナプキン、おむつ、失禁患者用の防漏シ
ーツ、化粧水用含浸布等に用いられる吸液性物品に関し
、特に婦人の日常的な軽度の分泌液が下着を汚すのを防
止するためのナプキン(パンチイ保護材)として好適に
用いられる吸液性物品に関するもので゛ある。
従来生理用ナプキン、おむつ等の吸液性物品として粉砕
パルプを主体とする嵩高な吸液層とフィルム層の防漏層
とを多孔性表面材で包被したものが一般的に用いられて
いる。
近頃これらの吸液性物品として種々のタイプのものが出
現し、特に軽度の生理経血又はおりもの等を処理するも
のに適した薄構造のものとして表面材、吸液材、防漏材
を三層構造となるよう積層し、接着により一体化された
吸液性部品が提案されている(米国特許第388149
0号)。
これに記載されている薄構造の吸液性物品は以下に述べ
るような方法で作られる。
まず粉砕パルプをシート化した吸液材の表面に接着剤を
塗布し、その上に表面材を重ねて二層構造物とする。
次いでこの二層構造物に線状圧縮部が形成されるように
してエンボス加工が施される。
更に吸液材の下部に防漏材を接着剤にて積層することに
より三層薄構造の吸液性物品が作られる。
線状圧縮部は、この部分において粉砕パルプ相互間に水
素結合が生じているので吸液層が厚み方向に剥離するの
を防止する効果を奏すると共に液体が浸透して来た時に
は線に沿って液体を拡散するという効果を奏する。
然し乍らこの吸液性物品は使用時、つまり継続的に液体
と接していると次第に線状圧縮部における吸液材相互の
水素結合がとけてきて吸液層が厚み方向に剥離し、着用
箇所よりはがれたり、ずれたりするという欠点があった
又線状圧縮部における吸液材相互の水素結合がとけると
浸透してくる液体を良好に拡散することができず、吸液
性物品の一表面に液体が溜まり使用感が悪いという欠点
もあった。
そこで本考案はこれらの欠点をことごとく克服した吸液
性物品を提供するものであり、つまり使用時における吸
液性物品の剥離を防止すると共に拡散性をも良好に維持
するように工夫したものである。
本考案の吸液性物品の構成は、液体を吸収保留する吸液
層の上部に配置された多孔性繊維質表面層、吸液層の下
部に配置された熱溶融性樹脂フィルムを具えた液体不透
過性防漏層とよりなる三層構造の吸液性物品において、
前記吸液性物品は圧縮部と未圧縮部とを具え、圧縮部分
は表面層の厚さの少なくも一部が熱溶融性樹脂フィルム
中に押し込まれていることを特徴とするものである。
本考案を更に図面に基づいて詳細に説明すると、第1図
は本考案の吸液性物品の一実施態様である生理用ナプキ
ンの平面図である。
第2図は第1図のX−X線断面図である。
1は多孔性繊維質表面層であり、例えば不織布、合繊紙
等が表面材として用いられる。
特にポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維等の熱融着
性かつ疎水性繊維単独で作られた不織布表面材は人体に
害がなくかつ液体を吸収せず常に乾いた状態を保つので
表面層として用いて特に好適である。
2は粉砕パルプを主体とする吸液層である。
粉砕パルプと多量の水に接触した場合に膨潤してゲルを
形成する如き高吸液保液物質、例えばデンプン−アクリ
アニトリルグラフト共重合物のアルカリ金属塩粉末との
混合物を吸液材として用いると、粉砕パルプ単独の場合
よりも、単位重量当りの吸液量が増大し、薄構造で高吸
液量の吸液性物品を得ることができる。
又この混合物に更に疎水性かつ熱融着性物質、例えばポ
リエチレン樹脂を混入したものは吸液層内部で液体を拡
散させるという効果を奏すると共に圧縮部においてこの
物質が熱融着性を発揮している場合には三層構造が強固
に一体化され層間剥離をより良好に防止するという効果
を奏する。
3は液体不透過性防漏層であり、本考案においては熱溶
融性樹脂フィルムを具えていることが必須要件である。
この熱溶融性樹脂フィルムは防漏材として寄与すると共
に圧縮部において溶融して表面層の厚さの少なくとも一
部が押し込まれて固化しており三層を強固に一体化して
いる。
又熱溶融性樹脂フィルムの下部に薄紙が積層されている
液体不透過性防漏材は、吸液性物品を生理用ナプキンと
して使用する際に、感圧性粘着剤を塗布するのに好適で
ある。
即ち感圧性粘着剤は熱溶融性樹脂フィルムよりも薄紙と
なじみがよく、使用前または使用中に粘着剤が剥離する
ことはなく生理用ナプキンがずれることはない。
本考案の吸液性物品の製造方法について述べると、表面
材、吸液材、防漏材を順に重ね合わせて、防漏材中に具
備された熱溶融性樹脂フィルムの軟化する程度に加熱さ
せたエンボスロールが表面材に当接するようにエンボス
−スムースロール間に導入させることによって簡単に製
造される。
エンボスロールに施されている彫刻模様としては、吸液
性物品に線状圧縮部を与えるような模様が最も好ましい
このようにして得られる本考案の吸液性物品は第2図に
示すように表面層1の厚さの少なくとも一部が液体不透
過性防漏層3を構成する熱溶融性樹脂フィルム4中に押
し込まれた構造となっているので継続的に液体と接して
いても吸液層2が厚み方向に剥離することはない。
又圧縮部における熱溶融性樹脂フィルム4中に押し込ま
れた吸液層部や圧縮部に隣接する吸液層部6に存在する
吸液材は強く圧縮されているので、圧縮部が吸液性物品
の長手方向に延びる場合、例えば第1図に示すような線
状圧縮部である場合は、浸透してくる液体を良好に長手
方向に拡散させるので液体が表面層に溜まることはなく
、しかも吸液層全体を有効に使用することができ吸液量
を増大させることができる。
実施例 多孔性繊維質表面材として、2テ゛ニール、51mm長
のポリプロピレン繊維15重量部と3デニール、51m
m長のレーヨー繊維85重量部とを均一に混合したウェ
ブにポリアクリル酸エチルエステルラテックスを含浸、
乾燥して、得られた17g/m”の不織布、吸液材とし
て、粉砕パルプ92重量部、デンプン−アクリロニトリ
ルグラフト共重合物のアルカノ金属塩粉末5重量部とポ
リエチレン樹脂粉末3重量部とを均一に混合して得られ
た130 g/m2のシート状物、液体不透過性防漏材
としてポリエチレン樹脂フィルムと薄紙との積層物を用
い、液体不透過性防漏材、吸液材、多孔性繊維質表面材
の順に積層して、これに第1図のような圧縮部を与える
彫刻模様を有するエンボスロールにて、16σCの条件
で加熱加圧して三層積層物を得る。
この三層積層物を楕円形に打ち抜き裁断した後、薄紙上
に感圧粘着剤、この表面に離型紙を当接して生理用ナプ
キンを得た。
この生理用ナプキンは継続的に液体と接していても吸液
層が厚み方向に剥離することがないので着用箇所からず
れることなく、しかも液体を良好に長手方向に拡散する
ので吸液容量の大きい有用なものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の吸液性物品の一実施態様である生理用
ナプキンの平面図であり、第2図は第1図の吸液性物品
のX−X断面図である。 1は多孔性繊維質表面層、2は吸液層、3は液体不透過
性防漏層、4は熱溶融性樹脂フィルム、5は薄紙、6は
圧縮部に隣接する吸液層部である。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)液体を吸収保留する吸液層、吸液層の上部に配置
    された多孔性繊維質表面層、吸液層の下部に配置された
    熱溶融性樹脂フィルムを具えた液体不透過性防漏層とよ
    りなる三層構造の吸液性物品において、前記吸液性物品
    は圧縮部と未圧縮部とを具え、圧縮部分は表面層の厚さ
    の少なくとも一部が熱溶融性樹脂フィルム中に押し込ま
    れていることを特徴とする吸液性物品。
  2. (2)吸液層として、粉砕パルプと、多量の水に接触し
    た場合に膨潤してゲルを形成する如き高吸液保液物質と
    の混合物を用いた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    吸液性物品。
  3. (3)吸液層として、粉砕パルプ、多量の水に接触した
    場合に膨潤してゲルを形成する如き高吸液保液物質、疎
    水性かつ熱融着性物質との混合物を用いた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の吸液性物品。
  4. (4)圧縮部が吸収性物品の長手方向に延びる線状圧縮
    部である実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の吸液性物品。
  5. (5)液体不透過性防漏層が熱溶融性樹脂フィルムと薄
    紙との二層積層物よりなり、薄紙が吸収性物品の裏面に
    配置されている実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれかに記載の吸液性物品。
JP15613678U 1978-11-15 1978-11-15 吸液性物品 Expired JPS5925369Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5572928U JPS5572928U (ja) 1980-05-20
JPS5925369Y2 true JPS5925369Y2 (ja) 1984-07-25

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ID=29145820

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