JPS5913877B2 - 自動縫製方法

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【発明の詳細な説明】縫製作業は従来より作業者とミシンと生地との三者か一
体となり、作業が進められるものである為はとんどのミ
シンが作業者の、例えば視線に合わせて針が上下に連動
して平担におかれた生地を縫製するいわゆる立型、ミシ
ンで構成されている。

（勿論、特殊用途としてカマス用項縫ミシンとかすくい
縫ミシンは存在する。

）近年の作業者を不要とする自動縫製ユニットにおいて
は、生地パーツをパレットでクランプし縫製部位に追従
させる方式が採用されているが、これは布帛生地の場合
、可能であってもメリヤス等ニット生地にあっては生地
の腰折れ現象が激しく、その使用が難かしく又、煩わし
い。

その為安息香酸等を使用して一時的に生地を硬化させ扱
い易くして縫製する方法も提案されている。

本発明は上記の欠点を解決したもので以下説明する。

即ち、伸縮生地の一端を台より懸吊させると生地の縫製
部位に当る部位は重力により、生地のしわがなくなり、
安定した状態におかれる。

この状態で生地を縫製するにあたって、ミシン針が水平
方向で往復動するようにミシンを配置して縫製する。

尚、ミシンを固定して生地を移動させるか、又は生地を
固定してミシンを移動させるかいずれかの方法でよい。

本発明は以上のように伸縮生地の一端を懸吊させること
により、重力によって下方の縫製部位は常に一定の張力
が加えられ、安定した状態におかれる。

また、従来のように作業者か生地を無理に引張ったりす
ることなく、無緊張に近い状態で縫製されるので極めて
安定した縫目が得られるなどの効果がある。

【特許請求の範囲】

１伸縮生地を台より懸吊させ、生地の重力により生地
を安定させると共にミシン針を水平方向に往復動するよ
うにミシンを配置し、縫製することを特徴とする自動縫
製方法。