JPS584587A - 電気機器のケ−シング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気機器のケーシングに関するものであり、そ
の目的とするところは、電気機器のケーシングに付着し
だ液滴を水玉状にしてころがり落とし水切りを手軽に行
なうことのできる電気機器のケーシングを提供すること
にある。

合成樹脂や金属材でできた電気機器のケーシングに水が
付着したとき、その表面に肉薄状に拡がっている為、水
切りをすべく電気機器を振っても一部の水は残留し、該
残留した水が充電部に流れ込んで短絡を起こすという欠
点や、手が滑るという欠点があった。手の滑りを防止す
る手段として指や手がなじむよう表面に突起を形成した
ものは提案されているが、該突起は大きすぎ水切りの作
用を有していなかった。この電気機器が電気かみそりで
ひげ屑ぞ水洗により除去するようにしたものは、ひげ屑
はひげと該ひげと同時に剃られる皮膚や脂肪の混合であ
るため、粘性、腐蝕性があり固化しやすいものであるか
ら、ひげ溜め室に水が残留すると原水によりひげ肩肉に
細菌が発生するとともにひげ屑がひげ溜室内にこびりつ
き、該細菌により悪臭が発生し、不潔であるとともに顔
に押し当てて使用するため悪臭が特に気になるという欠
点があった。

本発明は上記の欠点に鑑みてなされたものであり、刃を
水洗する電気かみそりを実施例とした電気機器について
詳述する。第１図乃至第４図において、ケーシング１は
合成樹脂材で形成されており、円筒状の本体ケース２と
、該本体ケース２の上端に固定された外刃取付台３と、
該外刃取付台３の外側に設けられて該外刃取付台３に形
成した開口部４を開閉する蓋体５と、本体ケース２の下
端開口縁に着脱自在に取付けられる下カバー６とで構成
されている。ケーシング１の表面には円錐台状の複数個
の微小突起７が突設されている。該微小突起７は例えば
高さが１５乃至３０ミクロン、底面の直径が１５乃至３
０ミクロンのものが頂端間距離１５乃至３０′ミクロン
でマトリクス状に配列されている。本体ケースにはモー
タ８と電池（図示せず）が収容されている。モータ８の
出力軸９は外刃取付台３が底面を形成するひげ溜め室１
ｏ内に突出しており、該出力軸９の自由端には継手１１
を介して内刃ブロックＩ２が着脱自在に取付けられてい
る。

内刃ブロック１２は合成樹脂材で形成された内刃基台１
３と、該内刃基台７に固定された金属製の押上ばね１４
と、該押上ばねＩ４により浮沈自在に支持した金属製の
内刃１５とで構成されている。外刃１６は外刃基台１７
を介して外刃取付台３に螺着されてお・　リ、外刃１６
の刃穴１８から導入されたひげを内刃１５とで切断して
ひげ溜め室１０にためる。外刃取付台３の開口部４を開
閉する蓋体５にも開口部１９が形成されており、第３図
に示すように蓋体５を回動させることにより開口部４と
開口部１９とは一致し、ひげ溜め室１０が外部と連通し
ている。このとき、電気かみそりを刃部を下方にして水
につけて内刃ブロック１２を駆動させるとひげ溜め室１
０内に水流が発生し、ひげ溜め室１０内や内刃ブロック
１２や外刃１６に付着したひげ屑をひげ溜め室１０の外
部に放出することができるのである。防水リング２０は
本体ケース２に外周縁を当接させるとともにモータ８の
出力軸９に内周縁を当接させて水がモータ８内部に侵入
しないようにしている。２１は電源スィッチである。微
小突起は該突起の表面に付着しだ液滴ａが水玉状になる
接触角ｅ（第５図参照）の大きな材質（例えば７）素樹
脂）で形成されているのが望ましい。合成樹脂材、及び
金属部品に微小突起を形成する方法としてエンチング朝
より金型に微小凹所を形成し、該金型を使用して部品の
表面に微小突起を形成すれば良く、部品の材質が接触角
Ｑの小さいものであれば接触角ｅの大きなシートに微小
突起を形成し、該シートを貼着したり、微小突起を形成
した部品に接触角ｅの大きな樹脂を吹き付ければ良い。

接触角θは材料上に付着しだ液滴（ａ）が材料上に拡が
るぬれ易さの性質をみる判断尺度であり、固体表面上に
おかれた液滴ａの形状は重力の作用が無視できると球面
の一部とみなせ、液滴（、）の高さｈおよび底面の半径
をＸとすると、接触角θはθ−２ｔａｎ−’（”　）で
表わすことができ、接触角θの大きな材料で形成された
微小突起の表面上に付着した液滴（ａ）は第６図に示す
ように表面張力により微小突起上に乗り、すこし傾斜す
るとハスの葉をころがる水滴のように微小突起間をスム
ーズにころがり落ちるのであり、水切り性能が良く短時
間で乾くのである。水切り性能が最も良い微小突起の大
きさ、及び頂端間距離は、液体が有する粘性係数、及び
材料が有するぬれ易さにより多少変化するが、水の場合
は高さが１５乃至３０ミクロン、底面め直径が１５乃至
８０ミクロンの円錐台状の微小突起をマトリクス状に頂
端間距離が１５乃至３０ミクロンで配列したものが最も
良いのである。

このように、ひけ屑を水洗により除去するようにした電
気かみそりのケーシングの表面に先細の微小突起を形成
したものは、水切りが良いので振って水を切ることによ
りほとんどの水を排出することができるので、ひげ溜め
室内に多少のひげ屑が残っていても細菌が繁殖すること
がなく、該細菌により悪臭が発生することがないのであ
る。

このように本発明に係る電気機器のケーシングは、表面
に先細の微小突起を複数個形成したことを特徴とするも
のであるから、電気機器を振って水切りをするとほとん
どの水を振り落とすことができ残留した水が充電部に流
れ込んで短絡を起こ゛すことがないという効果があり、
更に、手に微小突起がなじむとともに水分の付着がない
ので手が滑らないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の電気機器のケーシングの一実施例を示す
ものであり、第１図は電気かみそりの外観斜視図、第２
図は電気かみそりの要部断面図、第３図は水洗いによる
ひげ屑の除去を示す断面図、第４図は微小突起の拡大図
、第５図、及び第６図は液滴の付着状態図である。 ７・・微小突起。 特許出願人 松下電工株式会社 代理人弁理士　　竹　元　敏　丸 （ほか２名） Ｉ３　図 ｌＩ４１ｉｌｌ 第６図 第５１１１ 　　　ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表面に先細の微小突起を複数個形成したことを特徴
   とする電気機器のケーシング。 ２、前記の微小突起はマ）　ＩＪクス状に配列されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電気機
   器のケーシング。 ３、前記の微小突起は接触角の大きな樹脂材料で形成さ
   れている特許請求の範囲第１項記載の電気機器のケーシ
   ング。