JPS5829735A - ベンズアルデヒド類の製造法 - Google Patents
ベンズアルデヒド類の製造法Info
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- JPS5829735A JPS5829735A JP12537481A JP12537481A JPS5829735A JP S5829735 A JPS5829735 A JP S5829735A JP 12537481 A JP12537481 A JP 12537481A JP 12537481 A JP12537481 A JP 12537481A JP S5829735 A JPS5829735 A JP S5829735A
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- chloride
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- benzal
- metal
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、染料、香料、医薬、農薬、その他の有機合成
原料として有用なベンズアルデヒド類を製造する方法に
関し、更に詳しくはノ・ロゲン原子又はトリフルオロメ
チル基で置換された、又は置換されていないベンザルク
ロライド類ヲ加水分解してベンズアルデヒド類を製造す
る方法に関する。
原料として有用なベンズアルデヒド類を製造する方法に
関し、更に詳しくはノ・ロゲン原子又はトリフルオロメ
チル基で置換された、又は置換されていないベンザルク
ロライド類ヲ加水分解してベンズアルデヒド類を製造す
る方法に関する。
一般に、ベンザルクロライド類を単に水と混合して加熱
するたけではベンズアルデヒド類への加水分解速度が遅
いため、従来は種々の触媒を用いてベンザルクロライド
類を加水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法が
知られている。
するたけではベンズアルデヒド類への加水分解速度が遅
いため、従来は種々の触媒を用いてベンザルクロライド
類を加水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法が
知られている。
例えば、
(1) 酸又はアルカリ水溶液を用いてベンザルクロ
ライド類を加水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する
方法〔オーガニツクシンセシス(Organic 5i
nthesis ) )レクチイブ第■巻153頁、ア
ナリチカ・ケミ力・アクタ(Analytica Ch
imica Acta ) vol iO,P4ろ〕、
(2)塩化第−銅又は塩化第二銅の存在下、ベンザルク
ロライド類を加水分解し、ベンズアルデヒドを製造する
方法(特公昭46−7927号、同51へ6129号)
、 (3) ベンザルクロライド類に鉄塩の水溶液を添加
し、加水分解してベンズアルデヒド類を製造する方法(
特公昭4B−691号)、(4)無水塩化亜鉛の存在下
、ベンザルクロライド類を加水分解し、ベンズアルデヒ
ド類を製造する方法(特公昭5B−766号)、(5)
酸化亜鉛の存在下、ベンザルクロライド類を加水分
解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特開昭52
−25755号)、等の方法がある。
ライド類を加水分解し、ベンズアルデヒド類を製造する
方法〔オーガニツクシンセシス(Organic 5i
nthesis ) )レクチイブ第■巻153頁、ア
ナリチカ・ケミ力・アクタ(Analytica Ch
imica Acta ) vol iO,P4ろ〕、
(2)塩化第−銅又は塩化第二銅の存在下、ベンザルク
ロライド類を加水分解し、ベンズアルデヒドを製造する
方法(特公昭46−7927号、同51へ6129号)
、 (3) ベンザルクロライド類に鉄塩の水溶液を添加
し、加水分解してベンズアルデヒド類を製造する方法(
特公昭4B−691号)、(4)無水塩化亜鉛の存在下
、ベンザルクロライド類を加水分解し、ベンズアルデヒ
ド類を製造する方法(特公昭5B−766号)、(5)
酸化亜鉛の存在下、ベンザルクロライド類を加水分
解し、ベンズアルデヒド類を製造する方法(特開昭52
−25755号)、等の方法がある。
しかし、以上の方法は次に述べるような欠点がある。
(1)の酸又はアルカリ水溶液?用いる方法は、必要と
し、かつ廃アリカリ又は廃酸の処理が厄介である。
し、かつ廃アリカリ又は廃酸の処理が厄介である。
(21、(3) 、 +41の金属塩を触媒とする方法
は、一般に、反応速度が遅く、特に電子吸引基を有する
ベンザルクロライド類の場合は非常に遅くなるし、触媒
量?増やすと重合反応等の副反応が増大する。
は、一般に、反応速度が遅く、特に電子吸引基を有する
ベンザルクロライド類の場合は非常に遅くなるし、触媒
量?増やすと重合反応等の副反応が増大する。
(5)の酸化亜鉛を触媒とする方法は、トリフルオロ置
換ベンザルクロライド類を原料とする場合、反応が殆ん
ど進行しないばかりでなく、酸化亜鉛と反応生成物の分
離工程が含まれ、連続式の反応方法には適していない。
換ベンザルクロライド類を原料とする場合、反応が殆ん
ど進行しないばかりでなく、酸化亜鉛と反応生成物の分
離工程が含まれ、連続式の反応方法には適していない。
以上のように、従来の方法は、副生物の生成、容器効率
の低さ、連続処理が不可能、反応残渣の後処理、トリフ
ルオロ置換ベンザルクロライド類に対する反応速度が極
めて遅い等の欠点があり、工業的に適した方法とは言い
難い。
の低さ、連続処理が不可能、反応残渣の後処理、トリフ
ルオロ置換ベンザルクロライド類に対する反応速度が極
めて遅い等の欠点があり、工業的に適した方法とは言い
難い。
また、以上の液相での加水分解のほかに、二酸化珪素又
は酸化アルミニウム単独、もしくはこれに塩化第−銅又
は塩化第二銅?担持させた触媒を用いて気相にてペンザ
ルハロアナイド類を加水分解する方法が提案されている
(特開昭48−5755号)。
は酸化アルミニウム単独、もしくはこれに塩化第−銅又
は塩化第二銅?担持させた触媒を用いて気相にてペンザ
ルハロアナイド類を加水分解する方法が提案されている
(特開昭48−5755号)。
しかし、この方法は連続処理には適するものの、特にト
リフルオロメチル基のように強い電子吸引基を有するベ
ンザルクロライド類を原:料とする場合、二酸化珪素又
は酸化アルミニウム単独を担持させた触媒では、初期の
反応速度も極めて遅い上、トリフルオロメチル基の一部
カ加水分解を受けて副生ずる弗化水素により二酸化珪素
又は酸化アルミニウムが弗素化されて、活性が低下して
しまい、トリフルオロメチル基置換ベンザルクロライド
類には適用できない。
リフルオロメチル基のように強い電子吸引基を有するベ
ンザルクロライド類を原:料とする場合、二酸化珪素又
は酸化アルミニウム単独を担持させた触媒では、初期の
反応速度も極めて遅い上、トリフルオロメチル基の一部
カ加水分解を受けて副生ずる弗化水素により二酸化珪素
又は酸化アルミニウムが弗素化されて、活性が低下して
しまい、トリフルオロメチル基置換ベンザルクロライド
類には適用できない。
また、二酸化珪素又は酸化アルミニウムに塩化第−銅又
は塩化第二銅を担持させた触媒を用いる場合においても
、tリフルオロメチル置換ベンザル々ロライドに適用す
る場合には、初期の活性が充分でなく、しかも活性の経
時的低下が著しく、長時間の連続製造には適していない
。
は塩化第二銅を担持させた触媒を用いる場合においても
、tリフルオロメチル置換ベンザル々ロライドに適用す
る場合には、初期の活性が充分でなく、しかも活性の経
時的低下が著しく、長時間の連続製造には適していない
。
本発明者らは、加水分解され離く、かつ高沸点のトリフ
ルオロメチル基置換ベンザルクロライド類分原料とする
場合でも短時間に目的とするベンズアルデヒド類が高純
度、高収率で得られ、しかも連続して製造できる製造方
法について鋭意検討を重ねた結果、触媒としては金属塩
化物、金属硫酸塩が有効であり、担体としては活性炭が
優れていることを見い出し、本発明に到達した。
ルオロメチル基置換ベンザルクロライド類分原料とする
場合でも短時間に目的とするベンズアルデヒド類が高純
度、高収率で得られ、しかも連続して製造できる製造方
法について鋭意検討を重ねた結果、触媒としては金属塩
化物、金属硫酸塩が有効であり、担体としては活性炭が
優れていることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、金属塩化物及び/又は金属硫酸塩を
担持した活性炭の存在下で、一般式(Xはハロゲン原子
又はトリフルオロメチル基を表わし、n二O,j、2を
示す) で示されるベンザルクロライド類?気相にて加水分解し
て一般式 (X、nは上述の通り) で示されるベンズアルデヒド類を製造すること全特徴と
するベンズアルデヒド類の製造法に関するものである。
担持した活性炭の存在下で、一般式(Xはハロゲン原子
又はトリフルオロメチル基を表わし、n二O,j、2を
示す) で示されるベンザルクロライド類?気相にて加水分解し
て一般式 (X、nは上述の通り) で示されるベンズアルデヒド類を製造すること全特徴と
するベンズアルデヒド類の製造法に関するものである。
本発明方法において、活性炭は、その種類、形状、粒径
等について特に限定されるものではなく、通常用いられ
る市販の活性炭でよい。活性炭に金属塩化物、金属硫酸
塩を担持させる方法は特に限定されないが、通常は浸漬
法によって行われ、これら金属塩の水m液に数時間〜−
昼夜漬漕した後、80〜100”Cで空気乾燥すればよ
い。なお、浸漬時の温度は特に限定されず、室温で充分
であるが、硫酸塩は一般に溶解度が低いため担持量を大
きくしたい場合には加温して浸漬すればよい。これら金
属塩の担持量は担体罠対して10〜40重量%が好まし
い範囲であり、10重量%以下では触媒としての活性に
問題があり、40重量%以上にしても担持量にみあった
効果はない。また、浸漬の際に用いる金属塩水溶液の濃
度は、上記の担持量になるように決定すればよい。
等について特に限定されるものではなく、通常用いられ
る市販の活性炭でよい。活性炭に金属塩化物、金属硫酸
塩を担持させる方法は特に限定されないが、通常は浸漬
法によって行われ、これら金属塩の水m液に数時間〜−
昼夜漬漕した後、80〜100”Cで空気乾燥すればよ
い。なお、浸漬時の温度は特に限定されず、室温で充分
であるが、硫酸塩は一般に溶解度が低いため担持量を大
きくしたい場合には加温して浸漬すればよい。これら金
属塩の担持量は担体罠対して10〜40重量%が好まし
い範囲であり、10重量%以下では触媒としての活性に
問題があり、40重量%以上にしても担持量にみあった
効果はない。また、浸漬の際に用いる金属塩水溶液の濃
度は、上記の担持量になるように決定すればよい。
本発明方法を連続式で実施するには、先ず、加熱した気
化器に所定量の水層ベンザルクロライド類を送入、気化
させる。この場合の気化器の温度は、ベンザルクロライ
ド類の処理量と気化器の能力を勘案して後段の反応にお
いて充分に気相状態が維持できる範囲を設定すればよく
、一般的ニは200〜540 ’Cの範囲が採られる。
化器に所定量の水層ベンザルクロライド類を送入、気化
させる。この場合の気化器の温度は、ベンザルクロライ
ド類の処理量と気化器の能力を勘案して後段の反応にお
いて充分に気相状態が維持できる範囲を設定すればよく
、一般的ニは200〜540 ’Cの範囲が採られる。
次いで、気化した水とベンザルクロライド類は加熱した
触媒充填層に通過させ、これにより所、定の金属塩?担
持した活性炭の表面に接触して気相加水分解と生起する
。この場合の温度は、当然、用いるベンザルクロライド
類の沸点以上であればよく、反応全体を通じて気相状態
が保持でき、しかも用いる金属塩触媒が昇華あるいは気
化逸散しない温度範囲が好適であり、一般には100〜
500℃の範囲が採用される。この一連続式におけるベ
ンザルクロライド類と水蒸気との使用モル比は、化学量
論的には−cHct2基1個に対してほぼ1モルの水蒸
気とするのが゛好ましいが、通常は5〜10倍モル過剰
量の水蒸気を使用し、触媒充填層?通過する速度はり、
H,S、V、 (液空間速度)で0.15〜L5 hr
−’が好ましい。また反応時間は通常数秒〜数十秒、好
ましくは2秒〜20秒程度で充分である。このよう圧し
て連続して生成するベンズアルデヒド類の多くは水と分
離した状態で得られるが、いくつかのアルデヒド類は水
と懸濁した状態で得られる。後者の場合は適当な有機溶
媒にて抽出し単離することができ、更に真空蒸留で精製
することができる。
触媒充填層に通過させ、これにより所、定の金属塩?担
持した活性炭の表面に接触して気相加水分解と生起する
。この場合の温度は、当然、用いるベンザルクロライド
類の沸点以上であればよく、反応全体を通じて気相状態
が保持でき、しかも用いる金属塩触媒が昇華あるいは気
化逸散しない温度範囲が好適であり、一般には100〜
500℃の範囲が採用される。この一連続式におけるベ
ンザルクロライド類と水蒸気との使用モル比は、化学量
論的には−cHct2基1個に対してほぼ1モルの水蒸
気とするのが゛好ましいが、通常は5〜10倍モル過剰
量の水蒸気を使用し、触媒充填層?通過する速度はり、
H,S、V、 (液空間速度)で0.15〜L5 hr
−’が好ましい。また反応時間は通常数秒〜数十秒、好
ましくは2秒〜20秒程度で充分である。このよう圧し
て連続して生成するベンズアルデヒド類の多くは水と分
離した状態で得られるが、いくつかのアルデヒド類は水
と懸濁した状態で得られる。後者の場合は適当な有機溶
媒にて抽出し単離することができ、更に真空蒸留で精製
することができる。
本発明方法で用いられる代表的な金属塩化物としては、
塩化第一マンガン、塩化第二鉄、塩化第一コバルト、塩
化第一ニッケル、塩化第一パラジウム、塩化第二銅、塩
化亜鉛、塩化第一スズ等があり、また金属硫酸塩として
は、硫酸第一鉄、硫酸第二銅等があり、これらはいずれ
もハロゲン原子、トリフルオロメチル基等の強い電子吸
引基を有し、加水分解2受は難い高沸点のベンザルクロ
ライド類に対しても充分高い活性を示し、かつ経時的な
活性の低下も極めて少ないものである。
塩化第一マンガン、塩化第二鉄、塩化第一コバルト、塩
化第一ニッケル、塩化第一パラジウム、塩化第二銅、塩
化亜鉛、塩化第一スズ等があり、また金属硫酸塩として
は、硫酸第一鉄、硫酸第二銅等があり、これらはいずれ
もハロゲン原子、トリフルオロメチル基等の強い電子吸
引基を有し、加水分解2受は難い高沸点のベンザルクロ
ライド類に対しても充分高い活性を示し、かつ経時的な
活性の低下も極めて少ないものである。
また、本発明方法で用いられる代表的なベンザルクロラ
イド類としては、ベンザルクロライド、o−、rn−ま
たはp−クロルベンザルクロライド、o−、m−または
p−ブロムベンザルクロライド、o−、m−またはp−
フルオロベンザルクロライド、O−,1ll−またはp
−)リフルオロメチルベンザルクロライド、2,4−ジ
クロルベンザルクロライド、2.5−ジクロルベンザル
クロライド、2,6−ジクロルベンザルクロライド、2
,4−ジブロムベンザルクロライド1.2,5−ジブロ
ムベンザルクロライド、2,6−ジブロムベンザルクロ
ライド等をあげることができる。
イド類としては、ベンザルクロライド、o−、rn−ま
たはp−クロルベンザルクロライド、o−、m−または
p−ブロムベンザルクロライド、o−、m−またはp−
フルオロベンザルクロライド、O−,1ll−またはp
−)リフルオロメチルベンザルクロライド、2,4−ジ
クロルベンザルクロライド、2.5−ジクロルベンザル
クロライド、2,6−ジクロルベンザルクロライド、2
,4−ジブロムベンザルクロライド1.2,5−ジブロ
ムベンザルクロライド、2,6−ジブロムベンザルクロ
ライド等をあげることができる。
そして上記のようなベンザルクロライド類より本発明方
法によって次のようなベンズアルデヒド類を得ることが
できる。ペンズアルデヒード、0−9■−またはp−ク
ロルベンズアルデヒド、o−、m−1りはp−ブロムベ
ンズアルデヒド、o−、m−4&はp−フルオロベンズ
アルテヒ”、’ −s ffl −”!りはI)−)リ
フルオロメチルベンズアルデヒド、2,4−ジクロルベ
ンズアルデヒド、2,5−ジクロルベンズアルデヒド、
2.6−ジクロルベンズアルデヒド、2,4−ジブロム
ベンズアルデヒド、2,5−ジブロムベンズアルデヒド
、2,6−ジブロムベンズアルデヒド等である。
法によって次のようなベンズアルデヒド類を得ることが
できる。ペンズアルデヒード、0−9■−またはp−ク
ロルベンズアルデヒド、o−、m−1りはp−ブロムベ
ンズアルデヒド、o−、m−4&はp−フルオロベンズ
アルテヒ”、’ −s ffl −”!りはI)−)リ
フルオロメチルベンズアルデヒド、2,4−ジクロルベ
ンズアルデヒド、2,5−ジクロルベンズアルデヒド、
2.6−ジクロルベンズアルデヒド、2,4−ジブロム
ベンズアルデヒド、2,5−ジブロムベンズアルデヒド
、2,6−ジブロムベンズアルデヒド等である。
次に、本発明方法における利点を説明すると、先ず第一
は本発明方法は気相加水分解反応であるため、長期間に
わたり連続してベンズアルデヒド類?製造できる点であ
る。第2は反応時間を著しく短縮できるので反応装置を
小型化できる点である。第5はハロゲン原子、トリフル
オロメチル基等の強い電子吸引基を有する加水分解を受
は難い高沸点のベンザルクロライド類に対しても充分な
高活性を示し、かつトリフルオロメチル基の一部の加水
分解により生成してくる弗化水素による影響を受けない
気相加水分解触媒゛を用いる点である。
は本発明方法は気相加水分解反応であるため、長期間に
わたり連続してベンズアルデヒド類?製造できる点であ
る。第2は反応時間を著しく短縮できるので反応装置を
小型化できる点である。第5はハロゲン原子、トリフル
オロメチル基等の強い電子吸引基を有する加水分解を受
は難い高沸点のベンザルクロライド類に対しても充分な
高活性を示し、かつトリフルオロメチル基の一部の加水
分解により生成してくる弗化水素による影響を受けない
気相加水分解触媒゛を用いる点である。
このように本発明方法は、従来の方法よりも非常に優れ
た方法であり、特にベンゼン核にトリフルオロメチル基
をもったベンザルクロライド類の工業的加水分解に適し
た方法である。
た方法であり、特にベンゼン核にトリフルオロメチル基
をもったベンザルクロライド類の工業的加水分解に適し
た方法である。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
加熱した気化器に、水を0.5797分、ベンザルクロ
ライドを0.5597分の割合で夫々定量ポンプで送ス
した。気化しなベンザルクロライドと水蒸気の混合気体
を、180℃に加熱した触媒充填反応管(4〜10メツ
シユの活性炭を20重量%塩化第二鉄水溶液に室温で2
4時間浸漬した後、80℃で5時間空気乾燥したものC
塩化第二鉄の担持量は活性炭に対して16重量%))を
25m7!充填)に導入し、接触反応させた。生成した
気体をクーラーにて冷却し、得られた懸濁液よりエーテ
ル抽出を行ない、乾燥後、エーテルを留去し、窒素気流
下で減圧蒸留を行った。
ライドを0.5597分の割合で夫々定量ポンプで送ス
した。気化しなベンザルクロライドと水蒸気の混合気体
を、180℃に加熱した触媒充填反応管(4〜10メツ
シユの活性炭を20重量%塩化第二鉄水溶液に室温で2
4時間浸漬した後、80℃で5時間空気乾燥したものC
塩化第二鉄の担持量は活性炭に対して16重量%))を
25m7!充填)に導入し、接触反応させた。生成した
気体をクーラーにて冷却し、得られた懸濁液よりエーテ
ル抽出を行ない、乾燥後、エーテルを留去し、窒素気流
下で減圧蒸留を行った。
以上の要領でベンザルクロライド100gを連続反応さ
せたところ、64.177のベンズアルデヒドが得られ
た。生成物の収率は理論量の97.4%であった。
せたところ、64.177のベンズアルデヒドが得られ
た。生成物の収率は理論量の97.4%であった。
実施例2
水o、1997分、m−クロルベンザルクロライドo、
211I/分を250″CK加熱した気化器で連続的に
気化し、200”Cの触媒充填層(実施例1と同一のも
のを25rnl充填)に通して反応させた。
211I/分を250″CK加熱した気化器で連続的に
気化し、200”Cの触媒充填層(実施例1と同一のも
のを25rnl充填)に通して反応させた。
この要領での一クロルベンザルクロライド100gを連
続反応させた結果、69;o gのm−クロルベンズア
ルデヒドを得た。生成物の収量は理論量の96.0%で
あった。
続反応させた結果、69;o gのm−クロルベンズア
ルデヒドを得た。生成物の収量は理論量の96.0%で
あった。
実施例3〜11
o −) +) フルオロメチルベンザルクロライドo
、25g/分、水o、18JF/分の供給割合とし、触
媒として表IK示すもの?用いる以外は実施例2と同一
の条件で、0−ト1yフルオロメチルベンザルクロライ
ド100gを連続的に加水分解した結果、0−)リフル
オロメチルベンズアルデヒドを表1に示す収量および収
率で得た。
、25g/分、水o、18JF/分の供給割合とし、触
媒として表IK示すもの?用いる以外は実施例2と同一
の条件で、0−ト1yフルオロメチルベンザルクロライ
ド100gを連続的に加水分解した結果、0−)リフル
オロメチルベンズアルデヒドを表1に示す収量および収
率で得た。
表 1
実施例12、比較例1
加熱した気化器に水を16 g / hro、〇−トリ
フルオロメチルベンザルクロライドを20g7”hr、
の割合で定量ポンプにて供給し気化した。気化した0−
)リフルオロベンザルクロライドと水の混合気・体を2
00 ’Cに加熱した次の触媒f25rnl充填した反
応管にそれぞれ導入し、15時間の連続接触反応2行わ
せた。
フルオロメチルベンザルクロライドを20g7”hr、
の割合で定量ポンプにて供給し気化した。気化した0−
)リフルオロベンザルクロライドと水の混合気・体を2
00 ’Cに加熱した次の触媒f25rnl充填した反
応管にそれぞれ導入し、15時間の連続接触反応2行わ
せた。
(1)4〜10メツシユの活性炭を20重量%塩化第二
鉄水溶液に室温で24時間浸漬した後、80℃で3時間
空気乾燥したもの。塩化第二鉄の担持量は活性炭に対し
て16重量%。・・・実施例12゜ f2) r −11205f、 100ccの水に
1609のCuCl2’2H20f 90℃で溶解され
な液に2時間浸漬後、400°Cで2時間加熱したもの
。
鉄水溶液に室温で24時間浸漬した後、80℃で3時間
空気乾燥したもの。塩化第二鉄の担持量は活性炭に対し
て16重量%。・・・実施例12゜ f2) r −11205f、 100ccの水に
1609のCuCl2’2H20f 90℃で溶解され
な液に2時間浸漬後、400°Cで2時間加熱したもの
。
塩化第二銅の担持量はγ−At203に対して28.0
重量%・・・・・・比較例1゜上記の結果は、第1図に
示す通りであった。
重量%・・・・・・比較例1゜上記の結果は、第1図に
示す通りであった。
第1図中、曲線1は実施例12の、曲線2は比較例1の
結果である。
結果である。
第1図から明らかなように、比較例1は実施例12に比
べ、転化率が低いばかりでなく、触゛媒活性の経時劣化
も著しいことが判る。
べ、転化率が低いばかりでなく、触゛媒活性の経時劣化
も著しいことが判る。
第1図は実施例の結果を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 金属塩化物及び/又は金属硫酸塩を担持した活性炭の存
在下で、一般式 (Xはハロゲン原子又はトリフルオロメチル基を表わし
、n = 0.1.2を示す)で示されるベンザルクロ
ライド類を気相にて加水分解して一般式 (X、nは前述の通り) で示されるベンズアルデヒド類を製造することを特徴と
するベンズアルデヒド類の製造法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12537481A JPS5829735A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ベンズアルデヒド類の製造法 |
GB08218612A GB2103208B (en) | 1981-07-21 | 1982-06-28 | Vapor phase catalytic hydrolysis of benzal chloride or its halogen- or trifluoromethyl-substitute to form benzaldehyde or substitute |
IT22211/82A IT1157289B (it) | 1981-07-21 | 1982-07-02 | Idrolisi catalitica in fas vapore di cloruro di benzale o il suo alogeno o trifluorometil-sostituto per formare benzaldeide o sostituto |
DE3226490A DE3226490C2 (de) | 1981-07-21 | 1982-07-15 | Verfahren zur Herstellung von Benzaldehyd oder dessen Halogen- oder Trifluormethylverbindungen durch katalytische Dampfphasenhydrolyse von Benzalchlorid oder den entsprechend substituierten Verbindungen |
FR8212665A FR2510101B1 (fr) | 1981-07-21 | 1982-07-20 | Procede d'hydrolyse catalytique en phase vapeur de chlorure de benzal ou son substitut avec un halogene ou un trifluoromethyle, pour former du benzaldehyde ou son substitut |
US06/400,011 US4450298A (en) | 1981-07-21 | 1982-07-20 | Vapor phase catalytic hydrolysis of benzal chloride or its halogen- or trifluoromethyl-substitute to form benzaldehyde or substitute |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS5829735A true JPS5829735A (ja) | 1983-02-22 |
JPS6230972B2 JPS6230972B2 (ja) | 1987-07-06 |
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Family Applications (1)
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JP12537481A Granted JPS5829735A (ja) | 1981-07-21 | 1981-08-12 | ベンズアルデヒド類の製造法 |
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JP (1) | JPS5829735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4621678A (en) * | 1982-09-13 | 1986-11-11 | Cosden Technology, Inc. | Heat exchanger apparatus for extruding thermoplastic compositions |
JP2006045095A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Central Glass Co Ltd | 3−ホルミル−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル誘導体とその製造方法 |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP12537481A patent/JPS5829735A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006045095A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Central Glass Co Ltd | 3−ホルミル−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル誘導体とその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6230972B2 (ja) | 1987-07-06 |
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