JP2568093B2 - ペルハロ炭化水素次亜塩素酸エステルの製造方法 - Google Patents
ペルハロ炭化水素次亜塩素酸エステルの製造方法Info
- Publication number
- JP2568093B2 JP2568093B2 JP62219299A JP21929987A JP2568093B2 JP 2568093 B2 JP2568093 B2 JP 2568093B2 JP 62219299 A JP62219299 A JP 62219299A JP 21929987 A JP21929987 A JP 21929987A JP 2568093 B2 JP2568093 B2 JP 2568093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- catalyst
- reactants
- formula
- carried out
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/18—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds
- C07C41/22—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds by introduction of halogens; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C71/00—Esters of oxyacids of halogens
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J27/00—Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
- B01J27/06—Halogens; Compounds thereof
- B01J27/08—Halides
- B01J27/12—Fluorides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明の分野 本発明はクロル−オキシ−ハロ化合物の製造に関す
る。更に特定すれば、本発明は、一般式: [式中RはF或は、随意塩素及び(または)臭素をも含
みうる炭素1〜12個のふっ素化炭化水素基であり、R′
はF或はペルフルオルアルキル基である]のクロルハロ
化合物を製造するための連続的製造方法に関する。
る。更に特定すれば、本発明は、一般式: [式中RはF或は、随意塩素及び(または)臭素をも含
みうる炭素1〜12個のふっ素化炭化水素基であり、R′
はF或はペルフルオルアルキル基である]のクロルハロ
化合物を製造するための連続的製造方法に関する。
本発明の背景 ペルフルオルアルカンのクロル−オキシ誘導体の製造
は技術文献ないし特許文献から知られているが、それら
方法は、以下に詳述する如く大抵不満足なものである。
は技術文献ないし特許文献から知られているが、それら
方法は、以下に詳述する如く大抵不満足なものである。
SchackおよびNayaの両名は、CF3OCl製造の一連の第1
段階で−78℃〜室温範囲の温度を用い、またより進んだ
段階で−78℃を用いるバッチ法を報告している[J.A.C.
S.(1969)2902〜91、11]。この方法は液相の反応体を
用い、場合に依ってはその自生圧下で実施される。より
進んだ段階での反応で採用される低い温度は、室温での
その不安定性が高いためと記述されている。第1段階に
関しても、初期化合物の形成速度は、室温でさえあまり
高くない(1時間後わずか60%)。
段階で−78℃〜室温範囲の温度を用い、またより進んだ
段階で−78℃を用いるバッチ法を報告している[J.A.C.
S.(1969)2902〜91、11]。この方法は液相の反応体を
用い、場合に依ってはその自生圧下で実施される。より
進んだ段階での反応で採用される低い温度は、室温での
その不安定性が高いためと記述されている。第1段階に
関しても、初期化合物の形成速度は、室温でさえあまり
高くない(1時間後わずか60%)。
米国特許第3,842,156号は、その請求項でSbF5、HCl又
はBF3タイプの気体触媒を記しており、そして該触媒が
従来法の金属ふっ化物より良くまた気相反応にも適する
としている。実際、記述された製造は、液相の反応体に
対し−20℃で実施されているが、反応時間はかなり長い
(24時間)。
はBF3タイプの気体触媒を記しており、そして該触媒が
従来法の金属ふっ化物より良くまた気相反応にも適する
としている。実際、記述された製造は、液相の反応体に
対し−20℃で実施されているが、反応時間はかなり長い
(24時間)。
米国特許第3,769,312号の場合も、−78℃〜0℃好ま
しくは−20℃の低い温度で実施されるバッチタイプの方
法で、反応時間は10時間程度である。
しくは−20℃の低い温度で実施されるバッチタイプの方
法で、反応時間は10時間程度である。
そして、仏国特許第1,589,946号は、専ら気相、室
温、バッチ態様で実施されるCF3COClの合成に関し;数
時間の反応時間を挙げている。この特許は、MgF2とAl2O
3から特別な仕方で調製した触媒を用いている。
温、バッチ態様で実施されるCF3COClの合成に関し;数
時間の反応時間を挙げている。この特許は、MgF2とAl2O
3から特別な仕方で調製した触媒を用いている。
それ故、検討した従来法より本発明者等が結論し得た
ことは、反応が液相で実施され、しかも反応時間がかな
り長いということである。而して、好適な温度は0℃よ
り低く或は最高0℃、好ましくは−78℃〜−20℃であ
る。Schackに依れば、第1段階の室温で、収率は1時間
後に60%にすぎず、99%の収率に達するには、約12時間
を必要とする。
ことは、反応が液相で実施され、しかも反応時間がかな
り長いということである。而して、好適な温度は0℃よ
り低く或は最高0℃、好ましくは−78℃〜−20℃であ
る。Schackに依れば、第1段階の室温で、収率は1時間
後に60%にすぎず、99%の収率に達するには、約12時間
を必要とする。
気相での唯一の方法は、仏国特許第1,589,946号に開
示されたもので、CF3OClの合成に限定され、しかも常に
バッチ法による。この方法も亦、示されている時間はか
なり長い。
示されたもので、CF3OClの合成に限定され、しかも常に
バッチ法による。この方法も亦、示されている時間はか
なり長い。
本発明 本発明の目的は、従来技術の方法の制約ないし欠点を
示さないクロル−オキシ化合物の改良された製造方法を
提供することである。
示さないクロル−オキシ化合物の改良された製造方法を
提供することである。
更に特定するに、本発明の目的は、クロル−オキシ化
合物を連続的に製造するための工業的方法を提供するこ
とである。
合物を連続的に製造するための工業的方法を提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、初期のクロル−オキシ化合物を
選択的態様で且つ高収率で製造することを可能にする工
業的方法を提供することである。
選択的態様で且つ高収率で製造することを可能にする工
業的方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、生成物の不安定性の高さに
関連したリスクや制約を排除するようにして、後続の単
離および(又は)加工を必要とせずに、クロル−オキシ
化合物を高い生産性および高い純度を以て製造すること
を可能にする工業的方法を提供することである。
関連したリスクや制約を排除するようにして、後続の単
離および(又は)加工を必要とせずに、クロル−オキシ
化合物を高い生産性および高い純度を以て製造すること
を可能にする工業的方法を提供することである。
然るに、本発明者等は、驚くべきことに、上記および
他の目的が、好ましくはK,Rb,Cs,BaおよびSrより選ばれ
るアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属のふっ化物
(特にCsF)によって達成される固体触媒(好ましくは
金属特に銅で担持ないし混合されたもの)の存在下、酸
素原子をカルボニルの形で炭素原子に直接結合させた分
子構造の有機化合物すなわち後記一般式(II)の有機化
合物とFClとを気相連続態様で直接反応させることによ
り遂行されることを見出した。本発明方法のかかる触媒
は、数時間程度のかなり長い寿命の触媒活性を示す。
他の目的が、好ましくはK,Rb,Cs,BaおよびSrより選ばれ
るアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属のふっ化物
(特にCsF)によって達成される固体触媒(好ましくは
金属特に銅で担持ないし混合されたもの)の存在下、酸
素原子をカルボニルの形で炭素原子に直接結合させた分
子構造の有機化合物すなわち後記一般式(II)の有機化
合物とFClとを気相連続態様で直接反応させることによ
り遂行されることを見出した。本発明方法のかかる触媒
は、数時間程度のかなり長い寿命の触媒活性を示す。
反応温度は0〜100℃好ましくは25〜50℃範囲の値に
保持される。反応時間は常に10分以内特に1分以内であ
る。
保持される。反応時間は常に10分以内特に1分以内であ
る。
特に活性な触媒を用いて上記条件下で作業することに
より、反応が秒単位の非常に短い時間内で定量的収率を
以て生じることが分かっているので、不活性ガスによる
反応体の希釈は、信頼しうる制御を遂行するのに適して
いる。該不活性ガスは、例えば窒素又は、反応条件下で
不活性なクロルフルオルカーボン特にC2F4Cl2又はHeで
ありうる。
より、反応が秒単位の非常に短い時間内で定量的収率を
以て生じることが分かっているので、不活性ガスによる
反応体の希釈は、信頼しうる制御を遂行するのに適して
いる。該不活性ガスは、例えば窒素又は、反応条件下で
不活性なクロルフルオルカーボン特にC2F4Cl2又はHeで
ありうる。
反応は、大気圧に等しいか或はそれより高い圧力で実
施しうる。
施しうる。
前記触媒は50〜1000ミクロン好ましくは250〜500ミク
ロン範囲の粒度で用いられ、それは粉砕によって得るこ
とができる。触媒は好ましくは、数mm程度の大きさの金
属粒子と混合される。金属は例えばCu,Ni又はAlであり
うる。特に、触媒は金属粒子によって担持される。
ロン範囲の粒度で用いられ、それは粉砕によって得るこ
とができる。触媒は好ましくは、数mm程度の大きさの金
属粒子と混合される。金属は例えばCu,Ni又はAlであり
うる。特に、触媒は金属粒子によって担持される。
用いられる反応体はH2OおよびHFのないものでなけれ
ばならず、またH2および水素化化合物(例 アルコー
ル、アルデヒド、炭化水素)は存在すべきでない。
ばならず、またH2および水素化化合物(例 アルコー
ル、アルデヒド、炭化水素)は存在すべきでない。
記述の如く、本発明の目的であるクロル−オキシ−ハ
ロ化合物は直接用いられるので、後続使用特にオレフィ
ンと反応させ次いで、変性ふっ素化ポリマー、プラスト
マーおよびフルオルエラストマーの製造に用いられる入
手困難な化合物フルオルアルキル−ビニルエーテルを脱
ハロゲン化によって得るのに本化合物は単離精製の必要
がない。
ロ化合物は直接用いられるので、後続使用特にオレフィ
ンと反応させ次いで、変性ふっ素化ポリマー、プラスト
マーおよびフルオルエラストマーの製造に用いられる入
手困難な化合物フルオルアルキル−ビニルエーテルを脱
ハロゲン化によって得るのに本化合物は単離精製の必要
がない。
周知の如く、この経路によるフルオルアルキル−ビニ
ルエーテルの工業的規模における製造の蓋然性は、フル
オル−クロル−オキシ化合物の製造コストが高過ぎるこ
とによりこれまで制約があった。
ルエーテルの工業的規模における製造の蓋然性は、フル
オル−クロル−オキシ化合物の製造コストが高過ぎるこ
とによりこれまで制約があった。
事実、従来法に依れば、該化合物はこれまで、ミリモ
ル程度の極く少量の反応体を用いたバッチ態様によって
常時製造されてきた。
ル程度の極く少量の反応体を用いたバッチ態様によって
常時製造されてきた。
本発明に用いられる出発化合物はカルボニル基を含
み、一般式: [式中R′はF又はペルフルオルアルキルであり得、 R=F或は、式(I)で定義したタイプの他のハロゲン
をも含みうるふっ素化炭化水素]を有する。
み、一般式: [式中R′はF又はペルフルオルアルキルであり得、 R=F或は、式(I)で定義したタイプの他のハロゲン
をも含みうるふっ素化炭化水素]を有する。
特に、出発化合物は、R′=F、R=F若しくはC1〜
C6ペルフルオルアルキルの化合物例えばCOF2、CF3COF、
C2F5COF、C3F6COF、CF2Br COFである。
C6ペルフルオルアルキルの化合物例えばCOF2、CF3COF、
C2F5COF、C3F6COF、CF2Br COFである。
特に、CF3OClを得るのに、出発化合物COF2は、本出願
人の所有に係るイタリア国特許出願21,172A/86で第1段
階として開示されたCOとF2との反応による連続プロセス
に従い有利に製造される。FClとの後続反応では、この
第1段階からの気体反応混合物が直接用いられる。
人の所有に係るイタリア国特許出願21,172A/86で第1段
階として開示されたCOとF2との反応による連続プロセス
に従い有利に製造される。FClとの後続反応では、この
第1段階からの気体反応混合物が直接用いられる。
反応体は、好ましくは僅かな加圧下等モル量気相で、
各反応体の流量を触媒1g当り5・10-6モル/hrとして連
続供給される。而して、各反応体の流量は触媒1g当たり
10-4〜10-1モル/hr範囲であることが好ましい。
各反応体の流量を触媒1g当り5・10-6モル/hrとして連
続供給される。而して、各反応体の流量は触媒1g当たり
10-4〜10-1モル/hr範囲であることが好ましい。
一般的に、反応器はステンレス鋼製、銅製又は銅合金
製であり、或は反応体に対し不活性な他の材料で製せら
れたものである。
製であり、或は反応体に対し不活性な他の材料で製せら
れたものである。
本発明によって呈される特定の利点は、本発明方法で
得られるクロル−オキシ化合物が、対応エーテルを取得
すべくハロゲン化オレフィンとの反応で、可能な希釈剤
との気体混合物としてそのまま使用しうることにある。
得られるクロル−オキシ化合物が、対応エーテルを取得
すべくハロゲン化オレフィンとの反応で、可能な希釈剤
との気体混合物としてそのまま使用しうることにある。
本発明の実際の具体化に関する一層の理解に資するた
め、非制限的例を以下に示す。
め、非制限的例を以下に示す。
全ての例で、反応体FClを用いるとき、それは、400℃
に保持せる11容量のニッケル製反応器に、3 l/hrの塩素
と3.1 l/hrのふっ素を搬入させることにより得た。反応
器出口において、冷トラップを−80℃で冷却し続けるこ
とにより、ClF3の除去を確実にした。而して、得られた
気体は純度の高いFClであり、そのまま反応体として下
記例で用いられた。
に保持せる11容量のニッケル製反応器に、3 l/hrの塩素
と3.1 l/hrのふっ素を搬入させることにより得た。反応
器出口において、冷トラップを−80℃で冷却し続けるこ
とにより、ClF3の除去を確実にした。而して、得られた
気体は純度の高いFClであり、そのまま反応体として下
記例で用いられた。
例 1 50cm3容量の円筒形鋼製反応器に銅線破片を充填し、
その上にふっ化セシウムをメタノール溶液から蒸着させ
た。このように準備した反応器内のCsF量は15gであっ
た。該反応器は温度調節浴で30℃に保持した。この反応
器に、上記方法により調製したふっ化塩素(FCl)6 l/h
rとトリフルオルアセチルふっ化物5 l/hrとの気体混合
物を供給した。トリフルオルアセチルふっ化物を確実に
完全転化させるために、それは、化学量論的量に対しわ
ずかに低い量とした。希釈剤としてヘリウムを30 l/hr
の量で用いた。反応混合物をIR分光光度計およびガスク
ロマトグラフィーで分析した。検知されたのは、わずか
に過剰使用されたFClの存在、 の消失およびクロマトグラフィーにより検出し得たCF3C
F2−OCl誘導体に相当する単一化合物の存在である。気
体のIRスペクトルは、J.A.C.S.91 2902(1969)に報告
されたものに相当する。
その上にふっ化セシウムをメタノール溶液から蒸着させ
た。このように準備した反応器内のCsF量は15gであっ
た。該反応器は温度調節浴で30℃に保持した。この反応
器に、上記方法により調製したふっ化塩素(FCl)6 l/h
rとトリフルオルアセチルふっ化物5 l/hrとの気体混合
物を供給した。トリフルオルアセチルふっ化物を確実に
完全転化させるために、それは、化学量論的量に対しわ
ずかに低い量とした。希釈剤としてヘリウムを30 l/hr
の量で用いた。反応混合物をIR分光光度計およびガスク
ロマトグラフィーで分析した。検知されたのは、わずか
に過剰使用されたFClの存在、 の消失およびクロマトグラフィーにより検出し得たCF3C
F2−OCl誘導体に相当する単一化合物の存在である。気
体のIRスペクトルは、J.A.C.S.91 2902(1969)に報告
されたものに相当する。
このようにして得た気体を、反応溶剤として作用する
CF2−CF2Clの入った、−80℃に保持せるガラス製反応器
に流し入れ、それと同時に次亜塩素酸エステル合成反応
器に供給されるトリフルオルアセチルふっ化物と等モル
量のCFCl=CFClを供給することにより、反応終了時、供
給オレフィに対し約70モル%の収率で形成せる主要生成
物: CFCl2−CFCl−O−CF2−CF3 (NMR分析で同定)を含む溶液を得た。該生成物は蒸溜
により単離し得た。他の反応副生成物は沸点が低く、オ
ーバヘッド製品として留去した。
CF2−CF2Clの入った、−80℃に保持せるガラス製反応器
に流し入れ、それと同時に次亜塩素酸エステル合成反応
器に供給されるトリフルオルアセチルふっ化物と等モル
量のCFCl=CFClを供給することにより、反応終了時、供
給オレフィに対し約70モル%の収率で形成せる主要生成
物: CFCl2−CFCl−O−CF2−CF3 (NMR分析で同定)を含む溶液を得た。該生成物は蒸溜
により単離し得た。他の反応副生成物は沸点が低く、オ
ーバヘッド製品として留去した。
例 2 例1と同じ反応器に、外部水冷管内で夫々3、3およ
び30 l/hr量のCO、F2およびヘリウムを混合することに
より形成した、ヘリウム30 l/hrによる、FCl(6 l/hr)
とCOF2(6 l/hr)との希釈混合物を流し入れた。
び30 l/hr量のCO、F2およびヘリウムを混合することに
より形成した、ヘリウム30 l/hrによる、FCl(6 l/hr)
とCOF2(6 l/hr)との希釈混合物を流し入れた。
本例では、反応器を50℃に保った。出口反応生成物に
おいて、転化はほぼ完全であり、気体のIRスペクトル
は、730および790cm-1における二つの吸収帯を示した。
技術文献は、これら吸収帯をCF3OClのOCl基の存在に帰
している。
おいて、転化はほぼ完全であり、気体のIRスペクトル
は、730および790cm-1における二つの吸収帯を示した。
技術文献は、これら吸収帯をCF3OClのOCl基の存在に帰
している。
例 3 例1と同じ反応器に、ヘリウム30 l/hrによる、FCl
(6 l/hr)とCF2Br−COF(4 l/hr)との希釈混合物を流
し入れた。反応器を20℃に保った。
(6 l/hr)とCF2Br−COF(4 l/hr)との希釈混合物を流
し入れた。反応器を20℃に保った。
反応器から出てくる流れに関し、CF2Br−COFが90%よ
り多く反応していることが観察された。それは、IR吸収
でC=O基がほとんど消失していること、また775およ
び1290cm-1で新たな二つの吸収帯が存在すること而して
それが先行例との類推により化合物 CF2Br−CF2OCl に帰せられることによって立証される。
り多く反応していることが観察された。それは、IR吸収
でC=O基がほとんど消失していること、また775およ
び1290cm-1で新たな二つの吸収帯が存在すること而して
それが先行例との類推により化合物 CF2Br−CF2OCl に帰せられることによって立証される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭47−26771(JP,B1) 米国特許3654335(US,A)
Claims (7)
- 【請求項1】式: [式中RはF或は、随意塩素及び(または)臭素をも含
みうる炭素1〜12個のふっ素化炭化水素基であり、R′
はF或はペルフルオルアルキル基である] のクロルハロ化合物を、アルカリ金属若しくはアルカリ
土類金属のふっ化物により構成される固体触媒の存在
下、式: [式中R及びR′は上記の如くである] の有機化合物とFClとの直接反応により製造する方法に
おいて、該反応を0〜100℃範囲の温度でしかも、反応
媒体中での前記反応体の滞留時間が10分より短くなるよ
う該反応体を連続供給し且つ反応生成物を除去する条件
下、また温度が予備設定値以下に保たれるよう反応熱を
除去する条件下気相で実施することを特徴とする方法。 - 【請求項2】Rが、炭素原子1〜6個を有するペルフル
オルアルキル基であることを特徴とする、特許請求の範
囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】式(II)の化合物とFClとの反応が、触媒
を含み且つ所望の熱交換を確保しうる固定層に反応体を
気相で連続的に通すことにより遂行されることを特徴と
する、特許請求の範囲第1項又は2項記載の方法。 - 【請求項4】触媒の担体として用いらるふっ素に対し本
質上不活性な金属物質の存在で実施されることを特徴と
する、特許請求の範囲第1項〜3項のいずれか一項記載
の方法。 - 【請求項5】触媒が、削り屑、ラッシヒリングおよび類
似充填体の如き金属物質と混合されていることを特徴と
する、特許請求の範囲第3項又は4項記載の方法。 - 【請求項6】金属物質が、黄銅およびモネルの如き銅又
はその合金であることを特徴とする、特許請求の範囲第
4項又は5項記載の方法。 - 【請求項7】反応体が、5〜70容量%範囲の濃度で不活
性ガスにより希釈された形で供給されることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項〜6項のいずれか一項記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT21631A/86 | 1986-09-08 | ||
IT21631/86A IT1197472B (it) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | Processo per la preparazione di ipocloriti di peraloidrocarburi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63139151A JPS63139151A (ja) | 1988-06-10 |
JP2568093B2 true JP2568093B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=11184593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62219299A Expired - Lifetime JP2568093B2 (ja) | 1986-09-08 | 1987-09-03 | ペルハロ炭化水素次亜塩素酸エステルの製造方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4801741A (ja) |
EP (1) | EP0259818B1 (ja) |
JP (1) | JP2568093B2 (ja) |
KR (1) | KR950008281B1 (ja) |
AU (1) | AU602162B2 (ja) |
CA (1) | CA1297121C (ja) |
DE (1) | DE3772304D1 (ja) |
ES (1) | ES2025111B3 (ja) |
IT (1) | IT1197472B (ja) |
SU (1) | SU1650006A3 (ja) |
UA (1) | UA7043A1 (ja) |
ZA (1) | ZA876597B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1230163B (it) * | 1989-06-28 | 1991-10-14 | Ausimont Srl | Procedimento per la preparazione di bromodifluoroacetilfluoruro. |
IT1306194B1 (it) * | 1999-01-08 | 2001-05-30 | Sued Chemie Mt Srl | Catalizzatori per reazioni esotermiche su letto fisso. |
JP4754996B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-08-24 | 積水化成品工業株式会社 | 車体用バンパ芯材及びこれを用いた車体用バンパ |
US12037312B2 (en) * | 2018-04-25 | 2024-07-16 | Solvay Sa | Process for the preparation of fluorinated peroxides |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3654335A (en) | 1968-11-29 | 1972-04-04 | Allied Chem | Process for the preparation of polyhaloalkyl chlorosulfates |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3769312A (en) * | 1968-06-05 | 1973-10-30 | Allied Chem | Process for the preparation of polyhaloorgano hypochlorites |
FR1589946A (ja) * | 1968-10-24 | 1970-04-06 | ||
US3842156A (en) * | 1968-11-21 | 1974-10-15 | Allied Chem | Novel catalytic process for the preparation of polyhalohypochlorites |
IT1197474B (it) * | 1986-09-08 | 1988-11-30 | Ausimont Spa | Bromofluroetilipofluorito e procedimento per la sua preparazione |
-
1986
- 1986-09-08 IT IT21631/86A patent/IT1197472B/it active
-
1987
- 1987-09-03 ZA ZA876597A patent/ZA876597B/xx unknown
- 1987-09-03 JP JP62219299A patent/JP2568093B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-04 US US07/093,040 patent/US4801741A/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-04 CA CA000546142A patent/CA1297121C/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-07 DE DE8787113059T patent/DE3772304D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-07 UA UA4203263A patent/UA7043A1/uk unknown
- 1987-09-07 SU SU874203263A patent/SU1650006A3/ru active
- 1987-09-07 ES ES87113059T patent/ES2025111B3/es not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-07 EP EP87113059A patent/EP0259818B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-09-07 AU AU78121/87A patent/AU602162B2/en not_active Ceased
- 1987-09-07 KR KR1019870009882A patent/KR950008281B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3654335A (en) | 1968-11-29 | 1972-04-04 | Allied Chem | Process for the preparation of polyhaloalkyl chlorosulfates |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
UA7043A1 (uk) | 1995-03-31 |
AU7812187A (en) | 1988-03-10 |
EP0259818B1 (en) | 1991-08-21 |
SU1650006A3 (ru) | 1991-05-15 |
AU602162B2 (en) | 1990-10-04 |
EP0259818A3 (en) | 1988-05-04 |
EP0259818A2 (en) | 1988-03-16 |
ES2025111B3 (es) | 1992-03-16 |
US4801741A (en) | 1989-01-31 |
JPS63139151A (ja) | 1988-06-10 |
KR880003885A (ko) | 1988-06-01 |
KR950008281B1 (ko) | 1995-07-27 |
IT8621631A0 (it) | 1986-09-08 |
CA1297121C (en) | 1992-03-10 |
IT1197472B (it) | 1988-11-30 |
DE3772304D1 (de) | 1991-09-26 |
ZA876597B (en) | 1988-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3632243B2 (ja) | ジフルオロ酢酸フルオリドおよびジフルオロ酢酸エステルの製造方法 | |
US4873381A (en) | Hydrodehalogenation of CF3 CHClF in the presence of supported Pd | |
JP2843693B2 (ja) | 1,1,1,2−テトラフルオルエタンの製造方法 | |
EP0449977B1 (en) | Improved hydrogenolysis/dehydrohalogenation process | |
KR930001326B1 (ko) | 플루오로옥시 할로 화합물의 제조방법 | |
JPH0427218B2 (ja) | ||
RU2114813C1 (ru) | Способы получения 1,1,1,3,3-пентафторпропана, способ получения 1,1,1,3,3-пентафтор-2-галогено-3-хлорпропана, способ получения 1,1,1,2,3,3-гексахлорпропена, способ получения 1,1,1,3,3-пентафтор-2,3-дихлорпропана | |
US6583328B1 (en) | Method for the preparation of 1,1,1,3,3-pentafluoropropene and 1,1,1,3,3-pentafluoropropane | |
JPH06256235A (ja) | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 | |
JP2568093B2 (ja) | ペルハロ炭化水素次亜塩素酸エステルの製造方法 | |
US4499024A (en) | Continuous process for preparing bisfluoroxydifluoromethane | |
JP3847358B2 (ja) | 1,1,1−トリフルオロエタンの製造方法 | |
EP0196529B1 (en) | Process for preparation of alpha-, alpha-, alpha-, trifluoroanisoles | |
US5629458A (en) | Process for the preparation of 2 2 2 trifluoroethanol | |
US5241113A (en) | Process for producing trifluoroacetyl chloride | |
KR20000017260A (ko) | 플루오르화 벤질 알콜 및 벤즈알데히드의 제조 방법 | |
JP3431643B2 (ja) | ジフルオロベンズアルデヒドの製造方法 | |
KR101132492B1 (ko) | 1,2,3,4-테트라클로로헥사플루오로부탄의 제조 방법 | |
US4365101A (en) | Process for preparing benzotrifluoride and its derivatives | |
US5602288A (en) | Catalytic process for producing CF3 CH2 F | |
US20020156321A1 (en) | Continuous preparation of high purity Bis(fluoroxy)difluoromethane (BDM) at elevated pressure | |
RU2807184C2 (ru) | Способ получения циклобутана | |
RU2807184C9 (ru) | Способ получения циклобутана | |
US5629460A (en) | Process for the preparation of 1,1,1,3,3,3-hexafluoro-2-propanone | |
JP2739768B2 (ja) | 1,1,1,2―テトラフルオロエタンの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |