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JPS582946B2 - 8− チオメチルエルゴリンルイノ セイホウ - Google Patents

8− チオメチルエルゴリンルイノ セイホウ

Info

Publication number
JPS582946B2
JPS582946B2 JP50059191A JP5919175A JPS582946B2 JP S582946 B2 JPS582946 B2 JP S582946B2 JP 50059191 A JP50059191 A JP 50059191A JP 5919175 A JP5919175 A JP 5919175A JP S582946 B2 JPS582946 B2 JP S582946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
alk
general formula
acid
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50059191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50160300A (ja
Inventor
エドマンド・シー・コーンフエルド
ニコラス・ジエイ・バーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPS50160300A publication Critical patent/JPS50160300A/ja
Publication of JPS582946B2 publication Critical patent/JPS582946B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D457/00Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid
    • C07D457/02Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 8
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明方法の目的物質である8−チオメチルエルゴリン
類はプロラクチン阻害作用を有している。
エルゴリン骨核 を有する化合物は驚くべき多種の薬理活性を有している
たとえば、リセルグ酸およびイソリセルグ酸は8−カル
ボキシ−6−メチル−△9−エルゴリン(9,10−ジ
デヒドロエルゴリン)であるが、有用かつ独特の薬理活
性を有するリセルグ酸アミド類には天然物としての分娩
促進性アルカロイド(エルゴコルニン、エルゴクリプチ
ン、エルゴノビン、エルゴクリスチン、エルゴシン、エ
ルゴタミンなど)、合成分娩促進剤(メテルジン)、合
成幻覚剤(リセルグ酸ジエチルアミド、LSD)などが
含まれる。
一般にジヒドロエルゴットアルカロイドとして知られる
6−メチル−8−カルボキジエルゴリンアミド類は、エ
ルゴットアルカロイド自体よりは作用が緩和でかつ低毒
性の分娩促進剤である。
△9−エルゴリンの一種であるエルゴタミンは偏頭痛の
治療に用いられてきたが、最近エルゴコルニンおよび2
−ブロモーα一エルゴクリプチンがプロラクチン阻害作
用およびジメチルベンゾアントラセン(DMBA)によ
って発生したラットの腫瘍に対する阻害作用を有するこ
とが示された(Proc,Soc.Exp’tl.Bi
ol.Med.,135,469(1970);Eur
op.J.Cancer,353(1970);U.S
.P.3,752.888;3,752.814)。
D−6−メチル−8一シアンメチルエルゴリンはセモン
スキーら(Semonsky,et al ,Coll
.Czech.Chem.Commun.33,577
(1968))によって初めて合成され、ラットにおけ
るその妊娠阻害作用も同じグループによって公表された
(Nature,221,666(1969);U.S
.P.3,732.231)。
この化合物は、当初下垂体黄体刺激ホルモン(LTH)
および下垂体ゴナドトロピンの分泌を阻害すると考えら
れたが、またプロラクチンの分泌を阻害することも示唆
された(Seda,et al ,Reprod.Fe
rt.,24,263(1971):Mantle,e
tal,id.,441)。
セモンスキーら(Semonsky,et al,Co
ll.Czech,Chem.Comm.,36,22
0(1971))はまたD−6−メチル−8−エルゴリ
ニルアセタミドの製造法を公表するとともに、これがラ
ットに対して妊娠阻害作用および乳汁分泌阻害作用を有
することを報告している。
上記化合物の新生物に対する作用は知られていない。
置換基としてチオメチル基を有するエルゴリンおよびそ
の誘導体はこれまでに合成されたことがない。
本発明方法は下式で示される8−チオメチルエルゴリン
類を提供するものである。
〔式中、Rは水素、シアノ、CO−Alk、フエニルま
たはAlk、Alkは炭素数1ないし3のアルギルR′
は水素またはハロゲンをそれぞれ表わす。
R″およびR′″はそれぞれ水素を表わすかまたは一体
となってそれぞれが結合している炭素間に二重結合を形
成する。
ただし、Rがシアノであって、R′が水素である場合を
除く。
Alkは炭素数1〜3のアルキルと定義されているとお
り、それぞれメチル、エチル、プロビル、イソプロビル
を包含する。
上式においてR″およびR′″がそれぞれ水素であると
きの本発明化合物はD−6−メチル−8−チオメチル(
またはメルカプトメチル)エルゴリンである。
また、R″とR′″が一体となって二重結合を形成する
ときの本発明化合物はD−6−メチル−8−チオメチル
(またはメルカプトメチル)−9,10−ジデヒドロエ
ルゴリンである。
上記式で示される化合物群には次のような化合物が含ま
れる。
D−2−クロロ−6−メチル−8−プロピオニルチオメ
チルエルゴリン D−2−クロロ−6−メチル−8−ブチリルチオメチル
−9,10−ジテヒドロエルゴリンD−2−クロロ−6
−メチル−8−フエニルメルカブトメチル−9,10−
ジテヒドロエルゴリン D−2−ブロモ−6−メチル−8−フエニルメルカブト
メチル−9,10−ジデヒドロエルゴリン D−2−クロロ−6−メチル−8−エチルメルカプトメ
チル−9,10−ジデヒドロエルゴリンD−6−メチル
−8−プロビルメチカプトメチルエルゴリン D−6−メチル−8−イソブロピルメルカプトメチルエ
ルゴリンなど。
本発明の目的物質である上記8−チオメチルエルゴリン
類は、 一般式 〔式中、R′,R″およひR′″は前記と同意義を有す
る。
〕で表わされる8−ヒドロキジメチルエルゴリン類の水
酸基に関する活性誘導体をR−S−〔式中、Rは前記と
同意義を有する。
〕なる親核基を供与し得る化合物と反応させ、必要に応
じて生成物を加水分解することにより製造される。
ここで、R−S一基を供与し得る化合物とは通常それら
の塩であって、水硫化金属、チオシアン酸塩 ルキルチオール塩なとである。
一方、8−ヒドロキシメチルエルゴリン類の水酸基に関
する活性誘導体として特に有用なのはスルホン酸エステ
ルであって、メシル(メタンスルホニル)、トシル(p
−トルエンスルホニル)などのエステルがこれに含まれ
る。
これらのスルホン酸エステルはそれ自体既知であるかま
たは対応するヒドロキシ体から常法によって誘導される
チオフェノールまたはアルキルチオールを用いて本発明
方法を実施するときは、水素化ナトリウムまたはナトリ
ウムメチラートによりこれらをナトリウム塩に変じてお
くのが普通である。
またナオシアン酸アルカリ金属や水硫化アルカリ金属も
使用される。
親核置換反応は、ジメナルホルムアミド(DMF)、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)などの不活性溶媒中で
実施される。
この反応は通常室温で行われるが、必要あれば室温ない
し100℃の範囲で加熱しながら反応させてもよい。
反応生成物の単離は標準的な技法によって行われ、多く
の場合フロリシルによるクロマトグラフイーで精製され
る。
前記式でR=Hの成積体は、たとえばR=CO−Alk
の成積体を塩基の存在下に加水分解することによっても
製造できる。
本発明目的物質は結晶性の白色固体であって、薬学的に
許容され得る無毒性酸の塩に変換され得る。
これらの塩類も本発明目的物質の範囲に含まれる。
塩類の形成に用いられる無毒性酸には、塩酸、硝酸、リ
ン酸、硫酸、シュウ化水素酸、ヨウ化水素酸、亜硝酸、
亜リン酸などの無機酸および脂肪族モノまたはジカルボ
ン酸、フエニル置換アルカン酸、ヒドロキシアルカン酸
、ヒドロキシアルカンジオイツク酸、芳香族酸、脂肪族
または芳香族スルホン酸などの有機酸が含まれる。
これらの酸から得られる塩としては、硫酸塩、ピロ硫酸
塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸
塩、リン酸−水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、
ピロリン酸塩、塩酸塩、シュウ化水素酸塩、ヨウ化水素
酸塩、フツ化水素酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカ
ン酸塩、カプリル酸塩アクリル酸塩、キ酸塩、イソ酪酸
塩、カブリン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオール酸塩、
シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、
セバチン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン−1
,4−ジオイソク酸塩、ヘキシン1,6−ジオイソク酸
塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩
、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキ
シ安息香酸塩、フクル酸塩、テレフクル酸塩、ベンゼン
スルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、クロロベンゼン
スルホン酸塩、キジレンスルホン酸塩、フエニル酢酸塩
エニルプロピオン酸塩、フエニル酪酸塩、クエン酸塩、
乳酸塩、β−ヒドロキジ酪酸塩、グリコール酸塩、リン
ゴ酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスル
ホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン
−2−スルホン酸塩などがある。
本発明化合物はプロラクチン阻害剤として有用である。
本発明化合物によるプロラクチン分泌明害効果は次の実
験によって証明される。
実験 スプラク・ドウリー(Spraque−Dawley)
の成雄ラット(体重約200g)を使用した。
すべてのラットは、制御された射光(射光時間:午前6
時〜午後8時)のもとに空調された舎屋に収容され、実
験用飼料(lab chow)およひ水は任意に与えら
れた。
各実験において、ラットは断首により致死せしめ、各1
50μlの血清をプロラクチンの検定に供した。
各雄ラットは、エルゴリン誘導体投与の18時間前にレ
セルピン20mgを水に懸濁して腹腔内に投与された。
レセルピンはプロラクチンの濃度レベルを一様に上昇せ
しめるために投与した。
被検化合物は、10%エタノール中に10μg/mlの
濃度に溶解し、一定投与量50μg/kgを腹腔内に注
射した。
各被検化合物について1群10匹のラットを使用し、1
0匹のコントロール群には10%エタノールの等量を投
与した。
投与1時間後にすべてのラットを断首により致死せしめ
、血清を分離してプロラクチンの検定を行った。
結果は統計的に処理し、有意水準“p”をスチュデント
“t”検定(Student’s“t”test)によ
って算出した。
処置ラットのプロラクチンレベルとコントロールラット
のプロラクチンレベルの差茶コントロールラットのプロ
ラクナンレベルで割ることにより本発明化合物のプロラ
クチン分泌に対する阻害率開を求めた。
下記の表は一連の本発明化合物のプロラクナン阻害率(
%)を示す。
同表において、第1欄は化合物名、第2欄はプロラクチ
ン阻害試験における投与量、第3欄はプロラクチン阻害
率(%)、第4欄は有意水準である。
本発明化合物は、プロラクチン阻害剤として有用である
と同時に、雌哺乳動物の乳腺癌の増大を抑制するために
有用である可能性がある。
本発明化合物は、たとえばとうもろこし油などの植物油
に懸濁して投与することもできるし、これを薬学的に許
容しうる酸付加塩の水溶液として投与することもできる
その他、常用の剤型およひ投与法も必要に応じて利用し
うる。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 1 D−6−メチル−8−フエニルメルカブトメチルエルゴ
リンの製造 D−6−メチル−8−ヒドロキジメチルエルゴリン10
gをピリジン200mlに懸濁し、これにメタンスルホ
ニルクロリド60mlとピリジン200mlからなる溶
液を徐々に加えた。
この混液を窒素気流中室温で約0.5時間攪拌した後、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液2.5lに注加した。
アルカリ性水層を水6lで希釈し、室温に放置した。
生成したD−6−メチル−8−メシルオキシメチルエル
ゴリンは上記溶液から徐々に結晶化した。
さらに析出させるために溶液を約0℃に冷却した。
ついで溶液を沢過し、得られるケーキをエタノールから
再結晶した。
さらに、濾液を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を分
離し、減圧下に酢酸エチルを留去することにより、相当
量のD−6−メチル=8−メシルオキシメチルエルゴリ
ンが得られた。
このD−6−メチル−8−メシルオキシメチルエルゴリ
ンをエタノールから再結晶するとmp192〜194℃
(分解)の物質を与えた。
元素分析 計算値C.61.05;H.6.63;N.8.38;
S.9.59 実験値C.60.85;H.6.46;N.8.45;
S.9.30 チオフェノール2.5mlをDMSO2.5mlに溶か
し、ナトリウムメチラート1.1gを加えた。
ついでこのチオフェノール・ナトリウムの溶液に、D−
6−メチル−8−メシルオキシメチルエルゴリン700
mgをDMSO50mlに溶かした溶液を滴下した。
滴下終了後反応液を窒素気流中室温で約2時間攪拌し、
ついで飽和酒石酸水溶液に注加した。
この酸性溶液をクロロホルムで抽出し、抽出液を分離し
て放棄した。
酸性水層を過剰の14N水酸化アンモニウムで塩基性と
し、この塩基性水溶液をクロロホルムで抽出した。
クロロホルム抽出液を分離し、乾燥した。
クロロホルム留去後の残渣を酢酸エチルに溶かし、この
酢酸エチル溶液を充分に水洗し、ついで飽和食塩水で洗
った。
酢酸エチル層を乾燥し、酢酸エチルを減圧下に留去し、
残留するD−6−メチル−8−フエニルメルカプトメチ
ルエルゴリンをエタノールから再結晶するとmp194
〜195℃(分解)を示した。
この化合物をクロロホルムに溶かし、フロリシル(2.
5g)を用いてクロマトグラフした。
クロロホルム−メタノール(19:1)混液で展開し、
TLCで検定しながらD−6−メチル−8−フエニルメ
ルカプトメチルエルゴリンを含む分画を集めた。
合併した分画から溶媒を留去した後残渣をエーテル−ヘ
キサン混液から再結晶して、mp195〜196℃(分
解)のD−6−メチル−8−フエニルメルカブトメチル
エルゴリンを得た。
元素分析 計算値 C.75.82;H.6.95;N.8.04
;S.9.20 実験値 C.75.85;H.6.69;N.7.97
;S.9.19 同様にして、D−6−メチル−8−メシルオキシメチル
−9,10−ジデヒドロエルゴリンとチオフェノールを
反応させてD−6−メチル−8−フエニルメルカブトメ
チル−9,10−ジデヒドロエルゴリンを得た。
本品は、メタノールから再結晶するとmp Ca.20
0−203℃(分解)を示した。
元素分析 計算値 C.76.26;H.6.40;N.8.08
;S.9.25 実験値 C.76.02;H.6.42;N.7.99
;S.9.02 本品をテトラヒドロフランに溶かし レイン酸のテトラヒドロフラン溶液を加えてマレイン酸
を製造し、メタノールより再結晶するとmp198〜1
99℃を示した。
元素分析 計算値 C.67.51;H.5.67;N.6.06
;S.6.93 実験値 C.67.29;H.5.89;N.5.79
;S.6.71 実施例 2 D−6−メチル−8−メチルメルカブトメチルエルゴリ
ンの製造 ジメチルホルムアミド(DMF)10mlを約0℃に冷
却し、メタンチオール1mlを加えた後50%水素化ナ
トリウム(鉱油懸濁)1.0gを少しづつ加えた。
この混液を約1時間攪拌した後室温まで昇温させた。
ついで実施例2の操作にならってD−6−メチル−8−
メシルオキシメチルエルゴリン1gをDMF50mlに
溶かした溶液を上記メタンチオール・ナトリウムの溶液
に滴下した。
生成物を、実施例2の方法により単離、精製してmp
Ca.153〜155℃のD−6−メチル−8−メチル
メルカプトメチルエルゴリンを得た。
これをエーテル−ヘキサン混液より再結晶することによ
り(実施例1のクロマトグラフイーは省略)mp 15
3〜154℃のD−6−メチル−8一メチルメルカプト
メチルエルゴリンを得た。
元素分析 計算値 C.71.28;H.7.74;N.9.78
;S.11.19 実験値 C.71.08;H.7.59;N.9.83
;S.10.99 同様にして、D−6−メチル−8−メチルメル?ブトメ
チル−9,10−ジデヒドロエルゴリンを対応する8−
メシルオキシメチル化合物とメチルメルカブタンの反応
により製造した。
本品は、エーテル−ヘキサン混液より再結晶するとmp
181〜183℃(分解)を示した。
元素分析 計算値 C.71.79;H.7.09;N.9.85
;S.11.27 実験値 C.72.01;H.6.84;N.9.62
;S.11.27 本品のエーテル溶液に当量のマレイン酸のエーテル溶液
を加えてマレイン酸塩を得た。
このマレイン酸塩はmp159〜160℃(分解)を示
した。
実施例 3 D−6−メチル−8−アセチルメルカブトメチルエルゴ
リンの製造 実施例2記載の方法により、DMF中でチオ酢酸(ナト
リウム塩として)とD−6−メチル−8−メシルオキシ
メチルエルゴリンを反応させ、同実施例に従ってD−6
−メチル−8−アセチルメルカブトメチルエルゴリンを
単離精製した。
粗製品をフロリシル上で2%エタノール含有クロロホル
ムを用いてクロマトグラフして、精製D−6〜メチル−
8−アセチルメルカブトメチルエルゴリンを得た。
mpl5:3−155℃(分解)。元素分析 計算値 C.68.75;H.7.05;N.8.91
;S.10.20 実験値 C.68.70;H.7.22;N.8.62
;S,10.47 同様にして、D−6−メチル−8−アセチルメルカブト
メチル−9,10−ジデヒドロエルゴリンを対応する8
−メシルオキシメチル化合物から製造した。
これをエーテルーヘキサン混液より再結晶して得た精製
品はmp 165〜167℃(分解)を示した。
元素分析 計算値 C.69.20;H.6.45;N.8.97
;S.10.26 実験値 C.69.48;H.6.71;N.9.00
;S.10.56 本品のエーテル溶液に当量のマレイン酸を含むエーテル
溶液を加えると、mp178〜179℃(分解)のマレ
イン酸塩を得た。
元素分析 計算値 C.61.67;H.5.65;N.6.54
;S.7.48 実験値 C.61.95;H.5.50;N.6.84
;S.7.63 また、同様にしてD−2−クロロ−6−メチル−8−ア
セチルメルカブトメチルエルゴリンを製造した。
TLCによりD−2−クロロ−6−メチル−8−アセチ
ルメルカブトメチルエルゴリンを含むクロマトフラクシ
ョンを集め、溶媒を除いた後エーテル−ヘキサン混液よ
り再結晶して得た精製品はmp 140〜141℃を示
した。
元素分析 計算値C.61.97;H.6.07;N.8.03;
S.9.19;C7.10.16 実験値C.61.75;H.5.78;N.7.75;
S.9.41;Cl.10.32 さらに、チオ酢酸の代りにメチルメルカブタンを使用し
て同様の操作を行い、D−2−クロロー6−メチル−8
−メシルオキシメチルエルゴリンからD−2−クロロ−
6−メチル−8−メチルメルカプトメチルエルゴリンを
得た。
目的物質を含む分画をフロリシルク口マトグラフイーに
よって集め、濃縮残渣をエーテルーへキサン混液より再
結晶してmp 194〜195℃の精製D−2−クロロ
−6−メチル−8−メチルメルカプトメチルエルゴリン
を得た。
元素分析 計算値 C.63.63;H.6.60;N.8.73
;S.9.99;Cl.11.05 実験値C.63.42;H.6.55;N.8.47;
S.10.12;Cl.11.35 実施例 4 D−6−メチル−8−メルカプトメチルエルゴリンの製
造 D−6−メチル−8−アセチルメルカブトメチルエルゴ
リン(実施例3より)1.0g、エタノール100ml
および4N塩酸100mlの混液を窒素気流中で5.5
時間還流した。
反応液を冷却し、14N水酸化アンモニウムを過剰に加
えて塩基性にした。
塩基性水層をクロロホルムで抽出し、クロロホルム溶液
を濃縮して生成物D−6−メチル−8−メルカプトメチ
ルエルゴリンを含む残渣を得た。
この残渣をフロリシル75gを用いてクロマトグラフし
、5%エタノール含有クロロホルムで溶出した。
D−6−メチル−8−メルカブトメチルエルゴリンは、
TLCにより原料物質より極性が高く、従ってよく遅く
移動する物質として検出された。
D−6−メチル−8−メルカプトメチルエルゴリンを含
む分画を集め、エタノールより再結晶し、mp 255
〜257℃(分解)の精製品を得た。
元素分析 計算値C.70.55;H.7.40;N.10.28
;S.11.77 実験値C.70.31;H.7.65;N.10.04
;S.12.00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中 およひlはそれぞれ水素を表わすかまたは一体となって
    それぞれが結合している炭素間に二重結合を形成する。 〕で表わされる8−ヒドロキシメチルエルゴリン類の水
    酸基に関する活性誘導体を、 一般式 R−S−H 〔式中、Rは水素、シアン、CO−Alk,フエニルま
    たはAlkを表わし、Alkは炭素数1ないし3のアル
    キルを表わす。 〕で表わされる化合物のSH基に関する塩と反応させて
    、 一般式 〔式中、R,R′,R″およびR′″は前記と同意義を
    を有する。 ただし、R′が水素のとき、Rは水素またはシアノでは
    ないものとする。 〕で表わされる化合物を得ることを特徴とする8−チオ
    メチルエルゴリン類の製法。 2 一般式 〔式中、R′は水素またはハロゲンを表わし、R″およ
    ひR′″はそれぞれ水素を表わすかまたは一体となって
    それぞれが結合している炭素間に二重結合を形成する。 〕で表わされる8−ヒドロキジメチルエルゴリン類の水
    酸基に関する活性誘導体を 一般式 Alk−CO−S−H 〔式中、Alkは炭素数1ないし3のアルキルを表わす
    。 〕で表わされる化合物のSH基に関する塩と反応させて 一般式 〔式中、R′,R″,R′″およびAlkは前記と同意
    義を有する。 〕で表わされる化合物とし、これを加水分解して、一般
    式 〔式中、R′,R″およびR′″は前記と同意義を表わ
    す。 〕で表わされる化合物を得ることを特徴とする8−チオ
    メチルエルゴリン類の製法。
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