JPS5828469Y2 - コガタデンチドケイノモ−タコウゾウ - Google Patents
コガタデンチドケイノモ−タコウゾウInfo
- Publication number
- JPS5828469Y2 JPS5828469Y2 JP1975016794U JP1679475U JPS5828469Y2 JP S5828469 Y2 JPS5828469 Y2 JP S5828469Y2 JP 1975016794 U JP1975016794 U JP 1975016794U JP 1679475 U JP1679475 U JP 1679475U JP S5828469 Y2 JPS5828469 Y2 JP S5828469Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- stator
- coil core
- rotor
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、小型電池時計のうちでパルス電流により運転
されるモータの電気的絶縁に関するものである。
されるモータの電気的絶縁に関するものである。
近年、MOS−IC技術の開発により複雑な回路構成も
非常に高密度化され、小型時計の分野も急激な電子化が
進んでいる。
非常に高密度化され、小型時計の分野も急激な電子化が
進んでいる。
例えば、高周波の水晶発振を毎秒1ステツプの間けつ送
りで運転するいわゆる水晶時計用の回路も数ミリメータ
角に収納され急速に商品化されつつある。
りで運転するいわゆる水晶時計用の回路も数ミリメータ
角に収納され急速に商品化されつつある。
本考案はこの様な情勢に鑑み、電子回路よりパルス電流
を供給され、時計の運転をつかさどる変換器のうちで、
特にコイル部分の電気的絶縁を見直し、性能を向上し、
加工を容易にし、低コストのモータを供給しようとする
ものである。
を供給され、時計の運転をつかさどる変換器のうちで、
特にコイル部分の電気的絶縁を見直し、性能を向上し、
加工を容易にし、低コストのモータを供給しようとする
ものである。
これを小型水晶時計の変換器で最も広く応用されている
と思われるステップモータ変換器の場合を例にとって説
明する。
と思われるステップモータ変換器の場合を例にとって説
明する。
第1図はステップモータ変換器のモデル図である。
小型水晶時計において一般的には、ステータ1.2とコ
イル3は別体で加工されるが一体になっていても原理的
には同一である。
イル3は別体で加工されるが一体になっていても原理的
には同一である。
コイル3には回路より第2図に示す様な反転パルス電流
が与えられる。
が与えられる。
この電流によりコイル3には、コイル巻数と前記パルス
電流の波高値iの積に比例する磁力が発生する。
電流の波高値iの積に比例する磁力が発生する。
この磁力をステータ1,2により永久磁石を有するロー
タ4付近まで導き、ロータ4の永久磁石との吸引、反発
によりロータ4を回転させ輪列部さらには指示部へと回
転を伝達している。
タ4付近まで導き、ロータ4の永久磁石との吸引、反発
によりロータ4を回転させ輪列部さらには指示部へと回
転を伝達している。
この為、巻線の効率を上げることは、小型時計において
重要な点である。
重要な点である。
ところでロータ4は、磁石が双極子である性質上極数を
偶数個持っており、ステータ1,2に対し1パルスごと
その極性を交互にした状態で静止する。
偶数個持っており、ステータ1,2に対し1パルスごと
その極性を交互にした状態で静止する。
従って正常な運転を続ける為には、コイル3に供給され
るパルス電流は、第2図に示す如く連続的に反転して与
えられるのが一般的である。
るパルス電流は、第2図に示す如く連続的に反転して与
えられるのが一般的である。
さらに小型電池時計の場合これらモータの構成部材は、
電池と共に同一の機枠に固定されており、電池の一方の
極は機枠に短絡されるのが通例であり安定性も高い。
電池と共に同一の機枠に固定されており、電池の一方の
極は機枠に短絡されるのが通例であり安定性も高い。
この為、もしコイル3の端末部の一部が機枠と電気的に
短絡した場合には、コイルの短終部と電池の一方の極が
同電位となり、コイル3に反転パルス電流が与えられて
も、コイルには二方向のうち実質的に一方向のみの電流
しか流れないことになる。
短絡した場合には、コイルの短終部と電池の一方の極が
同電位となり、コイル3に反転パルス電流が与えられて
も、コイルには二方向のうち実質的に一方向のみの電流
しか流れないことになる。
従来より用いられている小型電池時計のモータ1駆動回
路を第5図に示す。
路を第5図に示す。
10,11,12゜13はMOSトランジスターで、端
子14と15には交互にバルン信号が印加さ和る。
子14と15には交互にバルン信号が印加さ和る。
端子14に信号が印加されるときはトランジスタ11と
12がONL、端子15に信号が印加されるときはトラ
ンジスタ10と13がONすることになり、コイル3に
二方向に電流を流すことができる。
12がONL、端子15に信号が印加されるときはトラ
ンジスタ10と13がONすることになり、コイル3に
二方向に電流を流すことができる。
ここで、もしコイルの一層目がコイル芯と短絡した場合
を考える。
を考える。
第5図中、点線16で示された所が短絡部分である。
図から明らかなように、コイルが短絡すると、端子14
にパルスが印加されたとき、電流は短絡部分16からト
ランジスタ11を通って○側に流れ、端子15にパルス
が印加されたとき、電流は短絡部分16からトランジス
タ13を通って○側に流れることになる。
にパルスが印加されたとき、電流は短絡部分16からト
ランジスタ11を通って○側に流れ、端子15にパルス
が印加されたとき、電流は短絡部分16からトランジス
タ13を通って○側に流れることになる。
従ってコイルにはあたかも二方向の電流が流れるが、コ
イルの短絡部分はコイルの一層目で発生しているので、
一方のコイル巻数は著しく少なく、ロータを回動させる
ことはできない。
イルの短絡部分はコイルの一層目で発生しているので、
一方のコイル巻数は著しく少なく、ロータを回動させる
ことはできない。
よって、コイルが一層目で短絡すると、実質的にコイル
には一方向の電流しか流れないことになって、モータは
正常に運転されない。
には一方向の電流しか流れないことになって、モータは
正常に運転されない。
従って小型電池時計のモータにおいて、コイル3は機枠
と電気的に絶縁するのが不可欠となっている。
と電気的に絶縁するのが不可欠となっている。
即ち、従来の実施例を考えた場合、第3図に示す様にコ
イル3の両端末3a 、3bは、リード線を印刷した絶
縁板7にハンダ付けなどの端末処理を施し機枠5と電気
的に絶縁されている。
イル3の両端末3a 、3bは、リード線を印刷した絶
縁板7にハンダ付けなどの端末処理を施し機枠5と電気
的に絶縁されている。
さらに、コイル3は、銅などの金属導線の表面にプラス
チックなどの絶縁塗料を薄く焼きつけた細線即ちコイル
用線を、適当な張力をもって高透磁材のコイル芯3cの
上に層状にきつく巻き重ねたものであり、このコイル芯
3cとコイル用線の巻線一層目の接触部において、特に
コイル芯3C断面は機枠5に固定する関係上方形などの
様に角をもっている場合がほとんどでこの角の部分の接
触部においてコイル用線の絶縁塗料がはげやすく絶縁が
不良になる場合が多く、第3図に示す様に、コイル芯3
cの回りにビニルテープなどの絶縁膜6を巻いたりプラ
スチックのコイル絶縁用枠をかぶせたりしてその上に巻
線を施しコイルの絶縁を行なっていた。
チックなどの絶縁塗料を薄く焼きつけた細線即ちコイル
用線を、適当な張力をもって高透磁材のコイル芯3cの
上に層状にきつく巻き重ねたものであり、このコイル芯
3cとコイル用線の巻線一層目の接触部において、特に
コイル芯3C断面は機枠5に固定する関係上方形などの
様に角をもっている場合がほとんどでこの角の部分の接
触部においてコイル用線の絶縁塗料がはげやすく絶縁が
不良になる場合が多く、第3図に示す様に、コイル芯3
cの回りにビニルテープなどの絶縁膜6を巻いたりプラ
スチックのコイル絶縁用枠をかぶせたりしてその上に巻
線を施しコイルの絶縁を行なっていた。
巻線二層目以後は、プラスチックの絶縁塗料を焼きつけ
たコイル用線同士の接触になる為、絶縁不良は皆無とい
ってよく、絶縁に対し注意を払う必要はほとんどない。
たコイル用線同士の接触になる為、絶縁不良は皆無とい
ってよく、絶縁に対し注意を払う必要はほとんどない。
小型時計に於て、コイル芯3cの回りに絶縁膜やコイル
絶縁用枠を巻くことは容易でなく、用いること自体だけ
でもコスト高となっていた。
絶縁用枠を巻くことは容易でなく、用いること自体だけ
でもコスト高となっていた。
さらに、コイル用線に比べ数倍も厚みのある絶縁膜やコ
イル絶縁用枠を巻きつけることにより、実際のコイル巻
数が減少し、コイル巻径が大きくなり巻線効率を下げて
いた。
イル絶縁用枠を巻きつけることにより、実際のコイル巻
数が減少し、コイル巻径が大きくなり巻線効率を下げて
いた。
さらにコイル端末処理部分は、ネジ8ピン9などの機枠
5への固定手段を構する部分と重なり合う場合が多く、
そのスペースも非常に小さくならざるを得ない。
5への固定手段を構する部分と重なり合う場合が多く、
そのスペースも非常に小さくならざるを得ない。
この為、コイル端末処理も非常な困難をきわめていた。
本考案はこの様な点に留意して、コイル部分のみでの絶
縁を考えるのでなく、ロータ4剣徐くモータ部分全体を
機枠5より絶縁しようとするものである。
縁を考えるのでなく、ロータ4剣徐くモータ部分全体を
機枠5より絶縁しようとするものである。
一実施例を第4図に示すと、コイル3及びステータ1,
2を固定するピン9と機枠5の間並びにステータ1,2
と機枠5の間に絶縁物10を介在させようとするもので
ある。
2を固定するピン9と機枠5の間並びにステータ1,2
と機枠5の間に絶縁物10を介在させようとするもので
ある。
こうすれは、絶縁膜6を用いなくとも巻線一層目とコイ
ル芯3Cの短絡によるモータの止りを防止できる。
ル芯3Cの短絡によるモータの止りを防止できる。
さらに一層目の短絡による電流ロスは非常に微少であり
短絡しないものに比べ性能上はとんど変らない為巻線効
率も上昇でき、絶縁膜使用による加工コストも低減でき
る。
短絡しないものに比べ性能上はとんど変らない為巻線効
率も上昇でき、絶縁膜使用による加工コストも低減でき
る。
その上コイル端末のうち巻き始め3bはコイル3、ステ
ータ1,2のうち余裕のとれるどの場所にでも直接ハン
ダ付せ等の端末処理をしてもよくスペース上の利点もあ
る。
ータ1,2のうち余裕のとれるどの場所にでも直接ハン
ダ付せ等の端末処理をしてもよくスペース上の利点もあ
る。
こうすれば加工コストが低下し、より高性能のモータを
安価に供給できる。
安価に供給できる。
又さらにコイル一層目を意識的にコイル芯3cと短絡さ
せ巻き込み端末巻き始めの役割をさせコイル端末巻き終
り3aのみを処理する方式をとることも可能であり、こ
うすれば、端末処理が一方面ですむため、その効果は多
大なものとなる。
せ巻き込み端末巻き始めの役割をさせコイル端末巻き終
り3aのみを処理する方式をとることも可能であり、こ
うすれば、端末処理が一方面ですむため、その効果は多
大なものとなる。
以上は、水晶時計のステップモータ変換器について説明
したが、アンクルによる逆説進機を用いた場合でも、そ
の他の場合でも、前述の様になつていれば同様にして適
用できる。
したが、アンクルによる逆説進機を用いた場合でも、そ
の他の場合でも、前述の様になつていれば同様にして適
用できる。
第1図は、ステップモータの構造を示す原理図。
第2図は、コイルに供給される反転パルス電流の略図。
第3図は、従来の構造を示す断面図。第4図は、本考案
の一実施例を示す断面図。 第5図は、従来公知の時計用モータ駆動回路図。 1.2・・・ステータ、3・・・コイル、3a・・・コ
イル端末(巻き終り)、3b・・・コイル端末(巻き始
め)、3C・・・コイル芯、4・・・ロータ、5・・・
機枠、6・・・絶縁膜、7・・・リード線を印刷した絶
縁板、8・・・ネジ、9・・・機枠に固着したピン、1
0・・・絶縁物。
の一実施例を示す断面図。 第5図は、従来公知の時計用モータ駆動回路図。 1.2・・・ステータ、3・・・コイル、3a・・・コ
イル端末(巻き終り)、3b・・・コイル端末(巻き始
め)、3C・・・コイル芯、4・・・ロータ、5・・・
機枠、6・・・絶縁膜、7・・・リード線を印刷した絶
縁板、8・・・ネジ、9・・・機枠に固着したピン、1
0・・・絶縁物。
Claims (1)
- 永久磁石からなるローターと、該ロータをほぼ包囲する
円弧状端面を有する板状ステータ及び前記ステータを励
磁するための駆動コイルが巻回されたコイル芯とを有し
、時計機枠上にネジもしくはピン等の固定手段でステー
タ及び時計機枠と平行な状態でコイル芯が固定され、か
つ電池の一方の極が前記機枠と短絡されている小型電池
時計のモータ構造において、前記時計機枠と前記ステー
タ及びコイル芯はそれらを貫く固定手段に支持されてお
り、且つ、前記ステータ及びコイル芯は前記時計機枠と
の間に配置された絶縁部材によって前記時計機枠から完
全に絶縁されており、前記コイルの一対の端末の一方は
、ステータもしくはコイル芯の平面上に配置された絶縁
上のリード線に接続され、他の一方は、ステータもしく
はコイル芯の平面上に直接電気的に接続したことを特徴
とする小型電池時計のモータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975016794U JPS5828469Y2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 | コガタデンチドケイノモ−タコウゾウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975016794U JPS5828469Y2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 | コガタデンチドケイノモ−タコウゾウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5197715U JPS5197715U (ja) | 1976-08-05 |
JPS5828469Y2 true JPS5828469Y2 (ja) | 1983-06-21 |
Family
ID=28099771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975016794U Expired JPS5828469Y2 (ja) | 1975-02-05 | 1975-02-05 | コガタデンチドケイノモ−タコウゾウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828469Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141431Y2 (ja) * | 1978-12-07 | 1986-11-25 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051634U (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | 株式会社ケンウツド | 車載用盗難防止装置 |
-
1975
- 1975-02-05 JP JP1975016794U patent/JPS5828469Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051634U (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | 株式会社ケンウツド | 車載用盗難防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5197715U (ja) | 1976-08-05 |
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