JPS5815201Y2 - マワリドメオユウスル゜−クヨウニツプル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、回り止めを有するスポーク用ニップルに関
する。

従来、スポーク用ニップルは、リムのたこ孔に挿入され
、スポークと螺合される。

そして、リムにタイヤおよびチューブ等が組付けられ、
空気が注入されて車輪として使用されるが、使用中の衝
撃、振動および荷重等により生ずる回漕的運動により、
ニップルが回動し、スポークを緩ませる欠点があった。

この考案は、このような欠点を除去することを目的とす
るもので、以下に、その構成を図示の実施例について説
明すれば、頭部１下部の丸胴２に丸胴２の直径より大径
の回り止め３が設けられており、また、頭部１と回り止
め３との間に座金４が保持されている。

上記の回り止め３は、例えば第１図および第３図に示す
ように、条痕５に構成され、丸胴２に転造板を転動圧接
することにより塑性変形を生じさせて作用される。

従って、この転造板の転動圧接により、内部ネジ６にお
ける当該部位の有効径が縮少（Ａ＞Ｂ）されている。

また、頭部１には、◇形状で凹型に圧印された締付は溝
Ｔが設けられている。

この締付は溝７は、頭部１の中心に開口しているネジ６
穴の谷径より大きく、且つ頭部１の外径より小さく、直
角に交差しており、さらに当り面８が軸心に対して平行
をなしている。

この考案は、このように構成されているので、第５図に
示すように、当該ニップルをリム９のたこ孔１０に挿入
し、スポーク１１と螺合するが、この場合、座金４は頭
部１と回り止め３との間に保持されているため、脱落し
、紛失する虞れはなく、また、第７図および第８図に示
すように、頭部１の締付は溝７と同形状の嵌合部１２を
有するドライバー１３を使用して自動締付けをすれば、
上記のような頭部１の締付は溝Ｔおよび当り面８の構造
作用により、ドライバー１３が締付は溝７から滑って外
れたり、浮き上ったりする虞れはなく、従って、締付は
溝７の破損がないばかりか、強い押付は力を要さずに充
分な締付はトルクを伝達することができ、作業者にとっ
て、作業性が良好で、疲労度が極めて低い。

さらは、第６図に示すように、回り止め３の、リム９の
たこ孔１０に対する摩擦係合作用により、上記のように
締付は完了後、使用中の衝撃、振動および荷重等により
生じる回漕的運動に対して、ニップルが回動し、スポー
ク１１を緩ませる虞れはない。

しかも、内部ネジ６において、有効径に径差（Ａ＞Ｂ）
が設けられているので、上記の締付は作業によってニッ
プルとスポーク１１が緊締され、従って、上記スポーク
１１の緩まない効果がさらに助長される。

このように、この考案によれば、破損がないばかりか、
締付は作業が能率的に行なわれ得、且つ使用に耐えて緊
締状態が保持され得る、極めて有効なスポーク用ニップ
ルを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の実施の一例を示すもので、第１図は
側面図、第２図は平面図、第３図は第４図のＣ−Ｃ線に
おける断面図、第４図は第２図におけるＡ−Ａ線におけ
る断面図、第５図は締付は完了前における第２図Ｂ−Ｂ
線側面断面図、第６図は第５図におけるＤ−Ｄ線断面図
（但しスポークは省略）、第７図・第８図は本考案実施
のため使用するドライバーであって、夫々は側面図・平
面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 頭部１下部の丸胴２に座金４を保持し、丸胴２の直径よ
   り大径の回り止め３を設け、リム９のたこ孔１０に挿入
   しスポーク１１と螺合することで、スポーク１１に受け
   る荷重等により回動しないようにしてなる、回り止めを
   有するスポーク用ニップル。