JPH1195292A - ストロボ回路 - Google Patents
ストロボ回路Info
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- JPH1195292A JPH1195292A JP25324297A JP25324297A JPH1195292A JP H1195292 A JPH1195292 A JP H1195292A JP 25324297 A JP25324297 A JP 25324297A JP 25324297 A JP25324297 A JP 25324297A JP H1195292 A JPH1195292 A JP H1195292A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation
- circuit
- voltage
- charging
- turned
- Prior art date
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- Pending
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- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1個の発光ダイオードで充電中の表示と充電
完了表示とを行う。 【解決手段】 発振トランジスタ22と発振トランス2
3から構成され、メインコンデンサ26の充電を行うブ
ロッキング発振回路は、ストロボ充電スイッチ21aが
ONとなっているときには、メインコンデンサ26が規
定充電電圧まで充電までは連続的に作動され、この後に
はメインコンデンサ26が規定充電電圧まで充電される
毎に発振停止回路が所定の時間だけ作動を停止すること
により断続的に作動する。充電状態表示用発光ダイオー
ド48aは、ブロッキング発振回路の作動中に一次コイ
ル35の両端子23a,23bの間に発生する電圧で点
灯するようにされ、充電中では連続的に点灯し、充電が
完了しているときには断続的に発光する。
完了表示とを行う。 【解決手段】 発振トランジスタ22と発振トランス2
3から構成され、メインコンデンサ26の充電を行うブ
ロッキング発振回路は、ストロボ充電スイッチ21aが
ONとなっているときには、メインコンデンサ26が規
定充電電圧まで充電までは連続的に作動され、この後に
はメインコンデンサ26が規定充電電圧まで充電される
毎に発振停止回路が所定の時間だけ作動を停止すること
により断続的に作動する。充電状態表示用発光ダイオー
ド48aは、ブロッキング発振回路の作動中に一次コイ
ル35の両端子23a,23bの間に発生する電圧で点
灯するようにされ、充電中では連続的に点灯し、充電が
完了しているときには断続的に発光する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ回路に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】露光量の不足する被写体などを撮影する
場合には、ストロボを発光させると、良好なプリント写
真を得ることができるから、レンズのFNo.の大きい
カメラや例えばレンズ付きフイルムユニット等の低価格
のものには、ストロボ装置(回路)が内蔵されているも
のがある。ストロボ撮影を行う時には、メインコンデン
サを規定充電電圧まで予め充電しておく必要があるた
め、通常はストロボ撮影に先立って充電スイッチをON
操作し、メインコンデンサを高電圧に充電するようにし
ている。
場合には、ストロボを発光させると、良好なプリント写
真を得ることができるから、レンズのFNo.の大きい
カメラや例えばレンズ付きフイルムユニット等の低価格
のものには、ストロボ装置(回路)が内蔵されているも
のがある。ストロボ撮影を行う時には、メインコンデン
サを規定充電電圧まで予め充電しておく必要があるた
め、通常はストロボ撮影に先立って充電スイッチをON
操作し、メインコンデンサを高電圧に充電するようにし
ている。
【0003】ストロボ回路としては、電源としての電池
の低電圧を昇圧回路で高電圧に変換し、この高電圧でメ
インコンデンサを充電する。昇圧回路としては、一般に
発振トランス,発振トランジスタを含む発振回路が用い
られており、発振トランジスタで発振トランスの一次コ
イルに流れる一次側電流を増減し、この時に生じる二次
コイルの交流をダイオード等で整流して、メインコンデ
ンサを充電している。
の低電圧を昇圧回路で高電圧に変換し、この高電圧でメ
インコンデンサを充電する。昇圧回路としては、一般に
発振トランス,発振トランジスタを含む発振回路が用い
られており、発振トランジスタで発振トランスの一次コ
イルに流れる一次側電流を増減し、この時に生じる二次
コイルの交流をダイオード等で整流して、メインコンデ
ンサを充電している。
【0004】ところで、ストロボ回路では、充電が完了
した時点でネオン管や発光ダイオードを点灯させること
により、充電が完了しストロボ発光の準備が整ったこと
を表示していた。このため、ユーザは、充電スイッチを
ON操作した後には、メインコンデンサが規定充電電圧
まで充電されてネオン管等が点灯するまで本当に充電が
行われているかを知ることができなかった。
した時点でネオン管や発光ダイオードを点灯させること
により、充電が完了しストロボ発光の準備が整ったこと
を表示していた。このため、ユーザは、充電スイッチを
ON操作した後には、メインコンデンサが規定充電電圧
まで充電されてネオン管等が点灯するまで本当に充電が
行われているかを知ることができなかった。
【0005】このような不都合を防止するために、充電
中に発光ダイオードを点灯させて充電が行われているこ
とを表示するようにしたストロボ回路が特開平9−15
692号公報により知られている。特開平9−1569
2号公報記載のストロボ回路では、発振回路の作動中に
発振トランスに発生する電圧を利用して発光ダイオード
を点灯させて充電中であることを表示し、メインコンデ
ンサが規定充電電圧に達した時にネオン管を点灯させて
充電完了を表示するようにしている。
中に発光ダイオードを点灯させて充電が行われているこ
とを表示するようにしたストロボ回路が特開平9−15
692号公報により知られている。特開平9−1569
2号公報記載のストロボ回路では、発振回路の作動中に
発振トランスに発生する電圧を利用して発光ダイオード
を点灯させて充電中であることを表示し、メインコンデ
ンサが規定充電電圧に達した時にネオン管を点灯させて
充電完了を表示するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように充電完了表示の発光ダイオードと、充電中表示の
ネオン管や発光ダイオードをそれぞれ設けるのは、ネオ
ン管や発光ダイオード及びその周辺の回路部品の点数が
増加することによる部品コストの上昇や、部品実装工程
数の増加による製造コストの上昇を招いてしまうといっ
た問題があった。特に低価格を特徴とするレンズ付きフ
イルムユニットでは、このような構成をとることが難し
い。
ように充電完了表示の発光ダイオードと、充電中表示の
ネオン管や発光ダイオードをそれぞれ設けるのは、ネオ
ン管や発光ダイオード及びその周辺の回路部品の点数が
増加することによる部品コストの上昇や、部品実装工程
数の増加による製造コストの上昇を招いてしまうといっ
た問題があった。特に低価格を特徴とするレンズ付きフ
イルムユニットでは、このような構成をとることが難し
い。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、少ない部品点数で充電完了表示と充電
中表示とを行うようにしたストロボ回路を提供すること
を目的とする。
れたものであり、少ない部品点数で充電完了表示と充電
中表示とを行うようにしたストロボ回路を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、メインコンデンサが所定の充
電電圧まで充電される毎に前記発振回路を所定の時間だ
け停止する発振停止回路と、前記発振回路の作動中に前
記発振回路に発生する電圧で点灯する発光素子とを備
え、充電スイッチがオンとなってからメインコンデンサ
が前記所定の充電電圧に達するまでの間では前記発振回
路が連続的に作動されることに応じて前記発光素子が連
続的に点灯されることで充電完了前の充電中であること
を表示し、前記メインコンデンサが規定充電電圧に達し
てからは前記発振停止回路によって前記発振回路が間欠
的に作動されることに応じて前記発光素子を断続的に点
灯させることで充電完了を表示するものである。
に、請求項1の発明では、メインコンデンサが所定の充
電電圧まで充電される毎に前記発振回路を所定の時間だ
け停止する発振停止回路と、前記発振回路の作動中に前
記発振回路に発生する電圧で点灯する発光素子とを備
え、充電スイッチがオンとなってからメインコンデンサ
が前記所定の充電電圧に達するまでの間では前記発振回
路が連続的に作動されることに応じて前記発光素子が連
続的に点灯されることで充電完了前の充電中であること
を表示し、前記メインコンデンサが規定充電電圧に達し
てからは前記発振停止回路によって前記発振回路が間欠
的に作動されることに応じて前記発光素子を断続的に点
灯させることで充電完了を表示するものである。
【0009】請求項2記載の発明では、発振トランス
は、各々が誘導結合された少なくとも一次コイルと二次
コイルとを備え、発振トランジスタの発振により前記一
次コイルに流れる一次側電流が増大した時に前記二次コ
イルに発生する起電力で前記メインコンデンサを充電す
るようにされており、前記発光素子は、前記一次コイル
の端子間に接続されており、前記発振トランスの作動中
に前記一次コイルの端子間に発生する電圧によって点灯
するようにしたものである。
は、各々が誘導結合された少なくとも一次コイルと二次
コイルとを備え、発振トランジスタの発振により前記一
次コイルに流れる一次側電流が増大した時に前記二次コ
イルに発生する起電力で前記メインコンデンサを充電す
るようにされており、前記発光素子は、前記一次コイル
の端子間に接続されており、前記発振トランスの作動中
に前記一次コイルの端子間に発生する電圧によって点灯
するようにしたものである。
【0010】請求項3記載の発明では、発振停止回路
は、メインコンデンサの充電電圧に応じて電位が比例的
に変化する発振トランスの二次コイルの出力端子に接続
されメインコンデンサが規定充電電圧に達したときにツ
ェナ電流を流すツェナダイオードと、このツェナダイオ
ードのツェナ電流で充電される停止用コンデンサと、こ
の停止用コンデンサの放電電流で作動され、発振トラン
ジスタの入力端子を短絡することで発振回路の作動を停
止する停止用トランジスタと、前記停止用コンデンサと
前記停止用トランジスタとの間に接続された抵抗とを備
え、ツェナ電流で充電された前記停止用コンデンサから
の放電電流を前記抵抗を介して停止用トランジスタに流
して作動することによって、前記発振回路を前記所定の
時間だけ停止するものである。
は、メインコンデンサの充電電圧に応じて電位が比例的
に変化する発振トランスの二次コイルの出力端子に接続
されメインコンデンサが規定充電電圧に達したときにツ
ェナ電流を流すツェナダイオードと、このツェナダイオ
ードのツェナ電流で充電される停止用コンデンサと、こ
の停止用コンデンサの放電電流で作動され、発振トラン
ジスタの入力端子を短絡することで発振回路の作動を停
止する停止用トランジスタと、前記停止用コンデンサと
前記停止用トランジスタとの間に接続された抵抗とを備
え、ツェナ電流で充電された前記停止用コンデンサから
の放電電流を前記抵抗を介して停止用トランジスタに流
して作動することによって、前記発振回路を前記所定の
時間だけ停止するものである。
【0011】請求項4記載の発明では、充電スイッチと
連動してオンとオフが切り換えられて、ストロボ発光の
要否を選択する発光選択スイッチを備え、前記充電スイ
ッチと発光選択スイッチとがオンとされているときには
メインコンデンサの充電が行われるとともにストロボ発
光が許容され、オフとされているときにはメインコンデ
ンサの充電が行われないとともにメインコンデンサの充
電電圧にかかわらずストロボ発光が禁止されるようにし
たものである。
連動してオンとオフが切り換えられて、ストロボ発光の
要否を選択する発光選択スイッチを備え、前記充電スイ
ッチと発光選択スイッチとがオンとされているときには
メインコンデンサの充電が行われるとともにストロボ発
光が許容され、オフとされているときにはメインコンデ
ンサの充電が行われないとともにメインコンデンサの充
電電圧にかかわらずストロボ発光が禁止されるようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を実施したストロボ内蔵型
のレンズ付きフイルムユニット(以下ストロボ付きフイ
ルムユニットという)を図2に示す。ストロボ付きフイ
ルムユニットは、簡単な撮影機構を備えたユニット本体
1と、このユニット本体1に巻き付けられた外装紙2と
からなる。外装紙2には、撮影レンズ3,ファインダ4
等を露呈する開口が設けられ、また巻上げノブ5,シャ
ッタボタン6,ストロボ発光部7,操作レバー8,プリ
ントモード選択ツマミ9等を避けるようにして巻き付け
られているので、この外装紙2をユニット本体1に巻き
付けた状態で撮影操作を行うことができる。
のレンズ付きフイルムユニット(以下ストロボ付きフイ
ルムユニットという)を図2に示す。ストロボ付きフイ
ルムユニットは、簡単な撮影機構を備えたユニット本体
1と、このユニット本体1に巻き付けられた外装紙2と
からなる。外装紙2には、撮影レンズ3,ファインダ4
等を露呈する開口が設けられ、また巻上げノブ5,シャ
ッタボタン6,ストロボ発光部7,操作レバー8,プリ
ントモード選択ツマミ9等を避けるようにして巻き付け
られているので、この外装紙2をユニット本体1に巻き
付けた状態で撮影操作を行うことができる。
【0013】ユニット本体1内には、シャッタ機構、フ
イルム巻き上げ機構(図示省略)や、ストロボ回路とこ
れの電源である起電力が1.5Vの電池20(図1参
照)等が内蔵されている。また、ユニット本体1には、
カートリッジ本体(図示省略)とこのカートリッジから
引き出されてロール状にされた未露光の写真フイルムが
予め内蔵されている。
イルム巻き上げ機構(図示省略)や、ストロボ回路とこ
れの電源である起電力が1.5Vの電池20(図1参
照)等が内蔵されている。また、ユニット本体1には、
カートリッジ本体(図示省略)とこのカートリッジから
引き出されてロール状にされた未露光の写真フイルムが
予め内蔵されている。
【0014】操作レバー8は、ON位置とOFF位置と
のいずれか一方の位置に選択的に切り換え可能とされて
おり、ON位置に切り換えた場合には、ストロボ発光用
の充電が行われ、充電完了後には間欠的に補助充電が行
われる。また、操作レバー8をOFF位置に切り換える
ことで充電を停止することができる。さらに、操作レバ
ー8は、ストロボ発光の要否を選択するための操作部材
を兼ねており、ON位置ではストロボ発光が許容され、
OFF位置ではストロボ発光を禁止することができる。
のいずれか一方の位置に選択的に切り換え可能とされて
おり、ON位置に切り換えた場合には、ストロボ発光用
の充電が行われ、充電完了後には間欠的に補助充電が行
われる。また、操作レバー8をOFF位置に切り換える
ことで充電を停止することができる。さらに、操作レバ
ー8は、ストロボ発光の要否を選択するための操作部材
を兼ねており、ON位置ではストロボ発光が許容され、
OFF位置ではストロボ発光を禁止することができる。
【0015】このストロボ付きフイルムユニットは、各
撮影コマ毎にH,P,Cの各プリントモードのうちのい
ずれか1つを選択して撮影することできる。各撮影コマ
毎に選択されたプリントモードは、そのプリントモード
に応じたPARマークとして写真フイルムに光学的に記
録される。これにより、プリントモードにかかわらず全
ての撮影コマを同一サイズで写真フイルムに露光しなが
ら、作成されるプリント写真のプリントサイズ(アスペ
クト比)を撮影時に指定することができる。PARマー
クは、選択されたプリントモードに応じた個数のビット
数で露光される。
撮影コマ毎にH,P,Cの各プリントモードのうちのい
ずれか1つを選択して撮影することできる。各撮影コマ
毎に選択されたプリントモードは、そのプリントモード
に応じたPARマークとして写真フイルムに光学的に記
録される。これにより、プリントモードにかかわらず全
ての撮影コマを同一サイズで写真フイルムに露光しなが
ら、作成されるプリント写真のプリントサイズ(アスペ
クト比)を撮影時に指定することができる。PARマー
クは、選択されたプリントモードに応じた個数のビット
数で露光される。
【0016】Hプリントモードで撮影した撮影コマから
は、Hプリントサイズ(89mm×158mm)のプリ
ント写真が作成される。同様にしてPプリントモードで
撮影された撮影コマからは、Pプリントサイズ(89m
m×252mm)のプリント写真が、Cプリントモード
で撮影された撮影コマからは、従来の標準サイズである
Cプリントサイズ(89mm×127mm)のプリント
写真がそれぞれ作成される。
は、Hプリントサイズ(89mm×158mm)のプリ
ント写真が作成される。同様にしてPプリントモードで
撮影された撮影コマからは、Pプリントサイズ(89m
m×252mm)のプリント写真が、Cプリントモード
で撮影された撮影コマからは、従来の標準サイズである
Cプリントサイズ(89mm×127mm)のプリント
写真がそれぞれ作成される。
【0017】プリントモード選択ツマミ9は、前述のプ
リントモードを選択するためのものであり、これをユニ
ット本体1の前面に記された「H」,「P」,「C」の
文字のいずれかの位置にセットすることによって、その
セットした位置の文字に対応したプリントモードを選択
することができる。ファインダ4は、各プリントモード
における撮影範囲(プリント範囲)を確認できるように
されている。また、図3に示すように、ファインダ4の
接眼部4aの近傍には、充電状態を表示するための表示
窓10が設けられている。
リントモードを選択するためのものであり、これをユニ
ット本体1の前面に記された「H」,「P」,「C」の
文字のいずれかの位置にセットすることによって、その
セットした位置の文字に対応したプリントモードを選択
することができる。ファインダ4は、各プリントモード
における撮影範囲(プリント範囲)を確認できるように
されている。また、図3に示すように、ファインダ4の
接眼部4aの近傍には、充電状態を表示するための表示
窓10が設けられている。
【0018】上記ストロボ付きフイルムユニットの電気
回路を図1に示す。ストロボ回路は、電池20,充電ス
イッチ21a、発光選択スイッチ21b,NPN型の発
振トランジスタ22,発振トランス23,ストロボ発光
部7の内部に配されたストロボ放電管(Xe管)25,
電解型のメインコンデンサ26,トリガコンデンサ2
7,トリガコイル28,トリガスイッチ29,整流用ダ
イオード31,発振停止回路40等から構成されてい
る。また、このストロボ回路には、PARマークを写真
フイルムに露光するためのPARマーク露光回路50が
組み込まれている。
回路を図1に示す。ストロボ回路は、電池20,充電ス
イッチ21a、発光選択スイッチ21b,NPN型の発
振トランジスタ22,発振トランス23,ストロボ発光
部7の内部に配されたストロボ放電管(Xe管)25,
電解型のメインコンデンサ26,トリガコンデンサ2
7,トリガコイル28,トリガスイッチ29,整流用ダ
イオード31,発振停止回路40等から構成されてい
る。また、このストロボ回路には、PARマークを写真
フイルムに露光するためのPARマーク露光回路50が
組み込まれている。
【0019】充電スイッチ21aと発光選択スイッチ2
1bとは、操作レバー8にそれぞれ連動しており、それ
ぞれ操作レバー8がON位置にある時にONとなり、O
FF位置にある時にOFFとされる。発振トランジスタ
22と発振トランス23とは、電池20を電源とし、こ
の電池20の低電圧を高電圧に変換してメインコンデン
サ26を充電する周知のブロッキング発振回路を構成し
ている。このブロッキング発振回路は、PARマークの
露光時の他は充電スイッチ21aがONとなっている間
だけ発振動作を行う。
1bとは、操作レバー8にそれぞれ連動しており、それ
ぞれ操作レバー8がON位置にある時にONとなり、O
FF位置にある時にOFFとされる。発振トランジスタ
22と発振トランス23とは、電池20を電源とし、こ
の電池20の低電圧を高電圧に変換してメインコンデン
サ26を充電する周知のブロッキング発振回路を構成し
ている。このブロッキング発振回路は、PARマークの
露光時の他は充電スイッチ21aがONとなっている間
だけ発振動作を行う。
【0020】発振トランス23は、それぞれが誘導結合
された一次コイル35,二次コイル36,三次コイル3
7とから構成されている。この発振トランス23では、
一次コイル35の各端子が第1端子23a,第2端子2
3bに、二次コイル36の一方の端子が第5端子23e
に、他方の端子が三次コイル37の一方の端子と共有端
子である第4端子23dに、三次コイル37の他方の端
子が第3端子23cになっている。また、二次コイル3
6には、中間出力端子23fが設けられている。
された一次コイル35,二次コイル36,三次コイル3
7とから構成されている。この発振トランス23では、
一次コイル35の各端子が第1端子23a,第2端子2
3bに、二次コイル36の一方の端子が第5端子23e
に、他方の端子が三次コイル37の一方の端子と共有端
子である第4端子23dに、三次コイル37の他方の端
子が第3端子23cになっている。また、二次コイル3
6には、中間出力端子23fが設けられている。
【0021】一次コイル35は、その第1端子23aが
発振トランジスタ22のコレクタ端子に接続され、第2
端子23bが電池20のプラス電極に接続されている。
この一次コイル35に流れる一次側電流は、電池20か
ら供給され、発振トランジスタ22によって制御され
る。また、三次コイル37は、その第3端子23cが抵
抗38a,38bを介して発振トランジスタ22のベー
ス端子に接続され、二次コイル36との共有端子である
第4端子23dが充電スイッチ21aを介して電池20
のプラス電極に接続されている。発振トランジスタ22
は、そのエミッタ端子が電池20のマイナス電極に接続
されてグランドされている。
発振トランジスタ22のコレクタ端子に接続され、第2
端子23bが電池20のプラス電極に接続されている。
この一次コイル35に流れる一次側電流は、電池20か
ら供給され、発振トランジスタ22によって制御され
る。また、三次コイル37は、その第3端子23cが抵
抗38a,38bを介して発振トランジスタ22のベー
ス端子に接続され、二次コイル36との共有端子である
第4端子23dが充電スイッチ21aを介して電池20
のプラス電極に接続されている。発振トランジスタ22
は、そのエミッタ端子が電池20のマイナス電極に接続
されてグランドされている。
【0022】このように接続された発振トランジスタ2
2は、充電スイッチ21aがONとなると、この充電ス
イッチ21a,三次コイル37,抵抗38a、38bを
介して電池20からのバイアス電流がベース電流として
流れることで作動を開始する。作動開始後には、電池2
0からのバイアス電流と二次コイル36からの帰還電流
(二次側電流)とがベース電流として発振トランジスタ
22に流れ、帰還電流が増大することで発振トランジス
タ22が発振してコレクタ電流、すなわ一次側電流を増
大させる。
2は、充電スイッチ21aがONとなると、この充電ス
イッチ21a,三次コイル37,抵抗38a、38bを
介して電池20からのバイアス電流がベース電流として
流れることで作動を開始する。作動開始後には、電池2
0からのバイアス電流と二次コイル36からの帰還電流
(二次側電流)とがベース電流として発振トランジスタ
22に流れ、帰還電流が増大することで発振トランジス
タ22が発振してコレクタ電流、すなわ一次側電流を増
大させる。
【0023】二次コイル36は、その第5端子23eが
整流用ダイオード31を介してメインコンデンサ26の
プラス端子に接続されている。そして、この二次コイル
36は、第5端子23e,整流用ダイオード31,メイ
ンコンデンサ26,発光選択スイッチ21b,抵抗38
b,発振トランジスタ22の入力端子間(ベース−エミ
ッタ間),電池20、充電スイッチ21a,二次コイル
36の第4端子23dが順番に接続されて充電ループを
形成している。
整流用ダイオード31を介してメインコンデンサ26の
プラス端子に接続されている。そして、この二次コイル
36は、第5端子23e,整流用ダイオード31,メイ
ンコンデンサ26,発光選択スイッチ21b,抵抗38
b,発振トランジスタ22の入力端子間(ベース−エミ
ッタ間),電池20、充電スイッチ21a,二次コイル
36の第4端子23dが順番に接続されて充電ループを
形成している。
【0024】二次コイル36は、発振トランジスタ22
が発振すると、すなわち一次側電流が増大すると、一次
コイル35との巻線比に応じた高電圧、例えば350V
の起電力を発生する。この起電力は、第4端子23dか
ら第5端子23eに向けて二次側電流を流す向きであ
る。発光選択スイッチ21bがONの時には、整流用ダ
イオード31によって、二次コイル36で発生した起電
力による二次側電流が充電ループに流れる。
が発振すると、すなわち一次側電流が増大すると、一次
コイル35との巻線比に応じた高電圧、例えば350V
の起電力を発生する。この起電力は、第4端子23dか
ら第5端子23eに向けて二次側電流を流す向きであ
る。発光選択スイッチ21bがONの時には、整流用ダ
イオード31によって、二次コイル36で発生した起電
力による二次側電流が充電ループに流れる。
【0025】メインコンデンサ26は、充電ループに流
れる二次側電流で充電される。このメインコンデンサ2
6は、規定充電電圧が例えば300Vに設定されてお
り、この規定充電電圧まで充電されているときにストロ
ボ発光を行うと、設計上の光量のストロボ光を得ること
ができる。また、発光選択スイッチ21bは、充電スイ
ッチ21aと連動してONとなるため、メインコンデン
サ26を充電するためにブロッキング発振回路が発振動
作を行っているときには、二次側電流が流れることを許
容する。
れる二次側電流で充電される。このメインコンデンサ2
6は、規定充電電圧が例えば300Vに設定されてお
り、この規定充電電圧まで充電されているときにストロ
ボ発光を行うと、設計上の光量のストロボ光を得ること
ができる。また、発光選択スイッチ21bは、充電スイ
ッチ21aと連動してONとなるため、メインコンデン
サ26を充電するためにブロッキング発振回路が発振動
作を行っているときには、二次側電流が流れることを許
容する。
【0026】上記のようにして充電されるメインコンデ
ンサ26は、そのマイナス電極と電気的に接続された金
属製の外ケースの電位がグランド(電池20のマイナス
電極)と等電位を維持しながら、外ケース内に収容され
たプラス電極の電位が高くなるように充電される。すな
わち、このストロボ回路は、プラス充電を行う。このよ
うにして、プラス充電を行うと、電池20のマイナス電
極と等電位な露出面積の大きな電池ケースとメインコン
デンサ26の外ケースとの電位差が小さくなるなるの
で、これらの直接にあるいは水濡れ等により間接に触れ
てしまった場合にでも感電する危険性がない。
ンサ26は、そのマイナス電極と電気的に接続された金
属製の外ケースの電位がグランド(電池20のマイナス
電極)と等電位を維持しながら、外ケース内に収容され
たプラス電極の電位が高くなるように充電される。すな
わち、このストロボ回路は、プラス充電を行う。このよ
うにして、プラス充電を行うと、電池20のマイナス電
極と等電位な露出面積の大きな電池ケースとメインコン
デンサ26の外ケースとの電位差が小さくなるなるの
で、これらの直接にあるいは水濡れ等により間接に触れ
てしまった場合にでも感電する危険性がない。
【0027】ストロボ放電管25の両電極は、メインコ
ンデンサ26の両端子に接続されている。トリガコンデ
ンサ27と、トリガコイル28と、トリガスイッチ29
とは、シャッタ機構の作動に同期してストロボ発光させ
るためのトリガ回路を構成している。トリガコンデンサ
27は、メインコンデンサ26と同様に充電ループに流
れる二次側電流で充電される。トリガスイッチ29は、
シャッタ機構によってシャッタ羽根が全開されたときに
ONとなる。発光選択スイッチ21bがONの状態でト
リガスイッチ29がONとなった場合には、充電された
トリガコンデンサ27が放電し、この放電電流がトリガ
コイル28の一次コイル28aに流れて、トリガコイル
28の二次コイル28bに高電圧、例えば4KVのトリ
ガ電圧が発生する。このトリガ電圧は、トリガ電極25
aを介してストロボ放電管25に印加され、このトリガ
電圧の印加によって、メインコンデンサ26に充電され
た電荷がストロボ放電管25内で放電し、このストロボ
放電管25が発光する。
ンデンサ26の両端子に接続されている。トリガコンデ
ンサ27と、トリガコイル28と、トリガスイッチ29
とは、シャッタ機構の作動に同期してストロボ発光させ
るためのトリガ回路を構成している。トリガコンデンサ
27は、メインコンデンサ26と同様に充電ループに流
れる二次側電流で充電される。トリガスイッチ29は、
シャッタ機構によってシャッタ羽根が全開されたときに
ONとなる。発光選択スイッチ21bがONの状態でト
リガスイッチ29がONとなった場合には、充電された
トリガコンデンサ27が放電し、この放電電流がトリガ
コイル28の一次コイル28aに流れて、トリガコイル
28の二次コイル28bに高電圧、例えば4KVのトリ
ガ電圧が発生する。このトリガ電圧は、トリガ電極25
aを介してストロボ放電管25に印加され、このトリガ
電圧の印加によって、メインコンデンサ26に充電され
た電荷がストロボ放電管25内で放電し、このストロボ
放電管25が発光する。
【0028】発光選択スイッチ21bがOFFの状態で
トリガスイッチ29がONとなった場合には、トリガコ
ンデンサ27が放電しないためストロボ発光が行われな
い。なお、ダイオード39は、トリガコンデンサ27の
放電電流が流れることを許容するとともに、この部分で
充電ループを流れる二次側電流をグランドに流れ込まな
いようにしている。
トリガスイッチ29がONとなった場合には、トリガコ
ンデンサ27が放電しないためストロボ発光が行われな
い。なお、ダイオード39は、トリガコンデンサ27の
放電電流が流れることを許容するとともに、この部分で
充電ループを流れる二次側電流をグランドに流れ込まな
いようにしている。
【0029】発振停止回路40は、メインコンデンサ2
6が規定充電電圧まで充電されたときに、ブロッキング
発振回路による充電を停止するために設けられ、メイン
コンデンサ26の充電電圧の上昇とともに変化する二次
コイル36の中間出力端子23fの電位を利用して作動
される。また、発振停止回路40は、規定充電電圧まで
充電された後に、メインコンデンサ26の放電分を補う
ための充電間隔を調整する機能も有している。
6が規定充電電圧まで充電されたときに、ブロッキング
発振回路による充電を停止するために設けられ、メイン
コンデンサ26の充電電圧の上昇とともに変化する二次
コイル36の中間出力端子23fの電位を利用して作動
される。また、発振停止回路40は、規定充電電圧まで
充電された後に、メインコンデンサ26の放電分を補う
ための充電間隔を調整する機能も有している。
【0030】この発振停止回路40は、ツェナダイオー
ド41,停止用トランジスタ42,停止用コンデンサ4
3、ダイオード44,抵抗45等から構成されている。
ダイオード44は、そのアノードが中間出力端子23f
に接続されており、カソードが抵抗44aを介してツェ
ナダイオード41のカソードに接続されている。このツ
ェナダイオード41は、ツェナ電圧Vzが例えば10V
のものが用いられ、アノードが停止用コンデンサ43を
介してグランドされている。停止用コンデンサ43は、
ツェナダイオード41に流れるツェナ電流(逆方向電
流)で充電される。
ド41,停止用トランジスタ42,停止用コンデンサ4
3、ダイオード44,抵抗45等から構成されている。
ダイオード44は、そのアノードが中間出力端子23f
に接続されており、カソードが抵抗44aを介してツェ
ナダイオード41のカソードに接続されている。このツ
ェナダイオード41は、ツェナ電圧Vzが例えば10V
のものが用いられ、アノードが停止用コンデンサ43を
介してグランドされている。停止用コンデンサ43は、
ツェナダイオード41に流れるツェナ電流(逆方向電
流)で充電される。
【0031】停止用トランジスタ42は、そのベース端
子が停止用コンデンサ43のツェナダイオード41側の
一端に、コレクタ端子が抵抗38bを介して発振トラン
ジスタ22のベース端子にそれぞれ接続され、エミッタ
端子がグランドされている。この停止用トランジスタ4
2は、充電された停止用コンデンサ43の充電電圧から
得られるベース電圧でON(エミッタ・コレクタ間の導
通状態)となり、停止用コンデンサ42が抵抗45、4
6、停止用トランジスタ42で放電してその充電電圧が
所定の電圧まで下がった時にOFFとなる。これによ
り、停止用トランジスタ42は、停止用コンデンサ4
2,抵抗45、46の静電容量,抵抗値によって決まる
時定数に応じた時間T1だけONとなる。
子が停止用コンデンサ43のツェナダイオード41側の
一端に、コレクタ端子が抵抗38bを介して発振トラン
ジスタ22のベース端子にそれぞれ接続され、エミッタ
端子がグランドされている。この停止用トランジスタ4
2は、充電された停止用コンデンサ43の充電電圧から
得られるベース電圧でON(エミッタ・コレクタ間の導
通状態)となり、停止用コンデンサ42が抵抗45、4
6、停止用トランジスタ42で放電してその充電電圧が
所定の電圧まで下がった時にOFFとなる。これによ
り、停止用トランジスタ42は、停止用コンデンサ4
2,抵抗45、46の静電容量,抵抗値によって決まる
時定数に応じた時間T1だけONとなる。
【0032】中間出力端子23fの電位は、メインコン
デンサ26をプラス充電しているため、二次コイル36
に起電力が生じた時に上昇するようにしてブロッキング
発振回路の作動中に振幅し、またメインコンデンサ26
の充電電圧の上昇にともなって全体的にレベルが上昇す
る。この中間出力端子23fは、メインコンデンサ26
が規定充電電圧に達して二次コイル36に起電力が発生
した時に、その電位と一定なグランドの電位(=0V)
との電位差(以下、中間出力電圧Vaという)が、所定
の電圧Vonとなるように、二次コイル36での位置が
決められている。電圧Vonは、ツェナダイオード41
のツェナ電圧Vzにダイオード44等の電圧降下分(約
0.5V)を加算した電圧値に設定されている。
デンサ26をプラス充電しているため、二次コイル36
に起電力が生じた時に上昇するようにしてブロッキング
発振回路の作動中に振幅し、またメインコンデンサ26
の充電電圧の上昇にともなって全体的にレベルが上昇す
る。この中間出力端子23fは、メインコンデンサ26
が規定充電電圧に達して二次コイル36に起電力が発生
した時に、その電位と一定なグランドの電位(=0V)
との電位差(以下、中間出力電圧Vaという)が、所定
の電圧Vonとなるように、二次コイル36での位置が
決められている。電圧Vonは、ツェナダイオード41
のツェナ電圧Vzにダイオード44等の電圧降下分(約
0.5V)を加算した電圧値に設定されている。
【0033】例えば、規定充電電圧300V、ツェナダ
イオード41のツェナ電圧Vzが10Vとした場合に
は、二次コイル36の巻線数に対しての中間出力端子2
3fと第4出力端子23dの間の巻線数が約1/30と
なる位置に中間出力端子23fが設けられ、電圧Von
が10.5Vとされる。
イオード41のツェナ電圧Vzが10Vとした場合に
は、二次コイル36の巻線数に対しての中間出力端子2
3fと第4出力端子23dの間の巻線数が約1/30と
なる位置に中間出力端子23fが設けられ、電圧Von
が10.5Vとされる。
【0034】このようにして中間出力端子23fの位置
を決めることにより、メインコンデンサ26が規定充電
電圧に達した時にツェナダイオード41にツェナ電流が
流れ、このツェナ電流で停止用コンデンサがほぼ瞬間的
に充電され、この充電後に停止用トランジスタ42がO
Nとなる。停止用トランジスタ42がONとなると、こ
の停止用トランジスタ42によって発振トランジスタ2
2の入力端子であるベース端子とエミッタ端子が短絡さ
れて発振トランジスタ22がOFFとされる。これによ
りブロッキング発振回路を停止してメインコンデンサ2
6の充電が停止される。また、停止用コンデンサ43の
充電電圧で停止用トランジスタ22を時間T1の間ON
とすることで、確実にブロッキング発振回路を停止させ
ている。
を決めることにより、メインコンデンサ26が規定充電
電圧に達した時にツェナダイオード41にツェナ電流が
流れ、このツェナ電流で停止用コンデンサがほぼ瞬間的
に充電され、この充電後に停止用トランジスタ42がO
Nとなる。停止用トランジスタ42がONとなると、こ
の停止用トランジスタ42によって発振トランジスタ2
2の入力端子であるベース端子とエミッタ端子が短絡さ
れて発振トランジスタ22がOFFとされる。これによ
りブロッキング発振回路を停止してメインコンデンサ2
6の充電が停止される。また、停止用コンデンサ43の
充電電圧で停止用トランジスタ22を時間T1の間ON
とすることで、確実にブロッキング発振回路を停止させ
ている。
【0035】さらに、充電スイッチ21aがONのとき
に停止用トランジスタ33がONからOFFに転じた場
合には、再び発振トランジスタ22が作動を開始する。
したがって、充電スイッチ21aをONとしておけば、
充電がいったん停止された後にメインコンデンサ26の
放電分を補うようにして補助充電が行われ、この補助充
電でメインコンデンサ26の充電電圧が高くなると、再
び充電が停止される。したがって、補助充電が間欠的に
行われる。この間欠的な補助充電で電池20の電力消費
を低く抑えながらメインコンデンサ26の充電電圧をほ
ぼ規定充電電圧に維持する。補助充電は、前述の発振停
止回路40内の時定数によって決まる時間T1毎に行わ
れ、この時定数を変えることで、補助充電の間隔を適宜
に調節することができる。
に停止用トランジスタ33がONからOFFに転じた場
合には、再び発振トランジスタ22が作動を開始する。
したがって、充電スイッチ21aをONとしておけば、
充電がいったん停止された後にメインコンデンサ26の
放電分を補うようにして補助充電が行われ、この補助充
電でメインコンデンサ26の充電電圧が高くなると、再
び充電が停止される。したがって、補助充電が間欠的に
行われる。この間欠的な補助充電で電池20の電力消費
を低く抑えながらメインコンデンサ26の充電電圧をほ
ぼ規定充電電圧に維持する。補助充電は、前述の発振停
止回路40内の時定数によって決まる時間T1毎に行わ
れ、この時定数を変えることで、補助充電の間隔を適宜
に調節することができる。
【0036】なお、ツェナ電流の流れ始めでは、このツ
ェナ電流が停止用コンデンサ43に充電されるため、停
止用トランジスタ42がすぐにはONとならず、メイン
コンデンサ26が規定充電電圧に達した時点よりも少し
遅れてONとなるから、充電停止時のメインコンデンサ
26の充電電圧は、遅れの分だけ規定充電電圧よりも少
し高くなる。
ェナ電流が停止用コンデンサ43に充電されるため、停
止用トランジスタ42がすぐにはONとならず、メイン
コンデンサ26が規定充電電圧に達した時点よりも少し
遅れてONとなるから、充電停止時のメインコンデンサ
26の充電電圧は、遅れの分だけ規定充電電圧よりも少
し高くなる。
【0037】ダイオード44は、中間出力端子23fか
らツェナダイオード41にツェナ電流を流す向きの電圧
だけを取り出す整流用であるとともに、ツェナダイオー
ド41に対しての温度補償回路になっている。半導体素
子は、周知のように温度によって特性が変化し、ツェナ
ダイオード41についても、その温度によってツェナ電
圧Vzが変化する。ツェナダイオード41のツェナ電圧
Vzが変化すると、メインコンデンサ26の充電電圧に
バラツキが生じてしまうことになる。そして、メインコ
ンデンサ26の充電電圧の変化に対して中間出力電圧V
aの変化は小さいからツェナ電圧Vzの僅かな変化が充
電電圧の大きな変化となってしまう。
らツェナダイオード41にツェナ電流を流す向きの電圧
だけを取り出す整流用であるとともに、ツェナダイオー
ド41に対しての温度補償回路になっている。半導体素
子は、周知のように温度によって特性が変化し、ツェナ
ダイオード41についても、その温度によってツェナ電
圧Vzが変化する。ツェナダイオード41のツェナ電圧
Vzが変化すると、メインコンデンサ26の充電電圧に
バラツキが生じてしまうことになる。そして、メインコ
ンデンサ26の充電電圧の変化に対して中間出力電圧V
aの変化は小さいからツェナ電圧Vzの僅かな変化が充
電電圧の大きな変化となってしまう。
【0038】このような不都合を防止するために、温度
係数の符号(正,負)が互いに異なるダイオード44と
ツェナダイオード41とを組み合わせて用いることによ
り、これらの全体の温度係数をほぼ「0」とし、充電完
了時のメインコンデンサ26の充電電圧のバラツキの発
生を防止している。なお、一般に、ツェナ電圧Vzが1
0V程度のツェナダイオード41は、温度係数が正とな
るから、ダイオード43としては、温度係数が負の整流
を目的としたダイオードであってよい。
係数の符号(正,負)が互いに異なるダイオード44と
ツェナダイオード41とを組み合わせて用いることによ
り、これらの全体の温度係数をほぼ「0」とし、充電完
了時のメインコンデンサ26の充電電圧のバラツキの発
生を防止している。なお、一般に、ツェナ電圧Vzが1
0V程度のツェナダイオード41は、温度係数が正とな
るから、ダイオード43としては、温度係数が負の整流
を目的としたダイオードであってよい。
【0039】このストロボ回路では、部品点数を少なく
すために1個の発光ダイオードを用い、この発光ダイオ
ードの点灯状態を変えることにより充電中表示と充電完
了表示を行う。しかし、発光ダイオードは、それが発光
(点灯)を開始する電圧である立ち上がり電圧が2.0
V程度であるため、ストロボ回路の電源としての電池2
0で直接に点灯することはできない。また、点灯状態を
変えるための部品を追加してしまうとの部品コスト及び
製造コストの上昇を招いてしまう。もちろん、発光ダイ
オードを点灯するために、昇圧回路や起電力の高い電池
を内蔵させたりすることは、部品コスト及び製造コスト
の上昇を招いてしまう。
すために1個の発光ダイオードを用い、この発光ダイオ
ードの点灯状態を変えることにより充電中表示と充電完
了表示を行う。しかし、発光ダイオードは、それが発光
(点灯)を開始する電圧である立ち上がり電圧が2.0
V程度であるため、ストロボ回路の電源としての電池2
0で直接に点灯することはできない。また、点灯状態を
変えるための部品を追加してしまうとの部品コスト及び
製造コストの上昇を招いてしまう。もちろん、発光ダイ
オードを点灯するために、昇圧回路や起電力の高い電池
を内蔵させたりすることは、部品コスト及び製造コスト
の上昇を招いてしまう。
【0040】そこで、上記のように構成されたストロボ
回路の作動状態の変化と、充電中における発振トランス
23に発生する電圧、この例では第1端子23aと第2
端子23bの間に発生する電圧(以下、第1・第2端子
間電圧という)とを利用し、充電状態表示用発光ダイオ
ード48aで充電中表示と充電完了表示を行う。
回路の作動状態の変化と、充電中における発振トランス
23に発生する電圧、この例では第1端子23aと第2
端子23bの間に発生する電圧(以下、第1・第2端子
間電圧という)とを利用し、充電状態表示用発光ダイオ
ード48aで充電中表示と充電完了表示を行う。
【0041】一次コイル35の端子間には、充電状態表
示回路48が接続されている。この充電状態表示回路4
8は、充電状態表示用発光ダイオード48aと、電流制
限用抵抗48bと、保護用ダイオード48cとから構成
されており、充電状態表示用発光ダイオード48aは、
そのカソードが一次コイル35の第2端子23bに接続
され、アノードが電流制限用抵抗48bを介して保護用
ダイオード48cのカソードに接続されている。そし
て、この保護用ダイオード48cのアノードが第1端子
23aに接続されている。なお、以下に説明するよう
に、充電状態表示用発光ダイオード48aの点灯は、実
際には高速に明滅した発光状態である。
示回路48が接続されている。この充電状態表示回路4
8は、充電状態表示用発光ダイオード48aと、電流制
限用抵抗48bと、保護用ダイオード48cとから構成
されており、充電状態表示用発光ダイオード48aは、
そのカソードが一次コイル35の第2端子23bに接続
され、アノードが電流制限用抵抗48bを介して保護用
ダイオード48cのカソードに接続されている。そし
て、この保護用ダイオード48cのアノードが第1端子
23aに接続されている。なお、以下に説明するよう
に、充電状態表示用発光ダイオード48aの点灯は、実
際には高速に明滅した発光状態である。
【0042】ブロッキング発振回路の作動中で発振トラ
ンス23の各コイル35〜37に逆起電力が発生し、ま
たこの逆起電力の発生にともなって発振トランジスタ2
2がOFF状態となっている時には、一次コイル35の
第1端子23aの電位はパルス状に上昇する。このた
め、図4に示すように一次コイル35に逆起電力が発生
する毎に、第1・第2端子間電圧がパルス状に大きくな
り、その電圧値は、充電状態表示用発光ダイオード48
aの立ち上がり電圧よりも高く、ピーク電圧で高い約6
Vとなる。そして、この第1・第2端子間電圧を充電状
態表示用発光ダイオード48aに印加することで、充電
状態表示用発光ダイオード48aが発光する。一次コイ
ル35に発生する逆起電力は間欠的に発生するが、ブロ
ッキング発振回路の作動中では非常に短い間隔で発生す
るので、充電状態表示用発光ダイオード48aは、高速
に明滅して発光するため視覚的には連続して点灯して見
える。
ンス23の各コイル35〜37に逆起電力が発生し、ま
たこの逆起電力の発生にともなって発振トランジスタ2
2がOFF状態となっている時には、一次コイル35の
第1端子23aの電位はパルス状に上昇する。このた
め、図4に示すように一次コイル35に逆起電力が発生
する毎に、第1・第2端子間電圧がパルス状に大きくな
り、その電圧値は、充電状態表示用発光ダイオード48
aの立ち上がり電圧よりも高く、ピーク電圧で高い約6
Vとなる。そして、この第1・第2端子間電圧を充電状
態表示用発光ダイオード48aに印加することで、充電
状態表示用発光ダイオード48aが発光する。一次コイ
ル35に発生する逆起電力は間欠的に発生するが、ブロ
ッキング発振回路の作動中では非常に短い間隔で発生す
るので、充電状態表示用発光ダイオード48aは、高速
に明滅して発光するため視覚的には連続して点灯して見
える。
【0043】これにより、充電スイッチ21aがONと
されてからメインコンデンサ26が規定充電電圧まで充
電される間の充電完了前の充電中では、ブロッキング発
振回路が連続的に作動することに応じて充電状態表示用
発光ダイオード48aが連続的に点灯される。また、メ
インコンデンサ26が規定充電電圧に達してからは、ブ
ロッキング発振回路が間欠的に作動することに応じて、
充電状態表示用発光ダイオード48aが消灯と点灯を繰
り返して間欠的に点灯する。
されてからメインコンデンサ26が規定充電電圧まで充
電される間の充電完了前の充電中では、ブロッキング発
振回路が連続的に作動することに応じて充電状態表示用
発光ダイオード48aが連続的に点灯される。また、メ
インコンデンサ26が規定充電電圧に達してからは、ブ
ロッキング発振回路が間欠的に作動することに応じて、
充電状態表示用発光ダイオード48aが消灯と点灯を繰
り返して間欠的に点灯する。
【0044】充電状態表示用発光ダイオード48aから
放出された光は、ライトガイド等を通してファインダ4
の接眼部4aの近傍に設けられた表示窓10に導かれ、
この表示窓10を通して確認される。撮影者は、この充
電状態表示用発光ダイオード48aが連続点灯している
ことで充電が行われていることを知ることができ、間欠
的に点灯していることで充電が完了したことを知ること
ができる。なお、充電完了表示時の点灯間隔(消灯して
いる時間)は時間T1であり、補助充電の間隔と合わせ
て、停止用回路40内の時定数を変えることで適宜に調
整することができる。また、充電状態表示用発光ダイオ
ード48aを表示窓10を臨む位置に設けて充電中と充
電完了との表示をする構成としてもよく、これらの表示
を他の位置で行ってもよい。
放出された光は、ライトガイド等を通してファインダ4
の接眼部4aの近傍に設けられた表示窓10に導かれ、
この表示窓10を通して確認される。撮影者は、この充
電状態表示用発光ダイオード48aが連続点灯している
ことで充電が行われていることを知ることができ、間欠
的に点灯していることで充電が完了したことを知ること
ができる。なお、充電完了表示時の点灯間隔(消灯して
いる時間)は時間T1であり、補助充電の間隔と合わせ
て、停止用回路40内の時定数を変えることで適宜に調
整することができる。また、充電状態表示用発光ダイオ
ード48aを表示窓10を臨む位置に設けて充電中と充
電完了との表示をする構成としてもよく、これらの表示
を他の位置で行ってもよい。
【0045】PARマーク露光回路50は、撮影毎にP
ARマークを写真フイルムに露光するためのものであ
り、PARマーク用発光ダイオード51、NPN型の第
1スイッチトランジスタ52,PNP型の第2スイッチ
トランジスタ53,ダイオード54,タイマ回路60等
から構成されている。タイマ回路60は、ストロボ発光
の有無にかかわず、トリガスイッチ29がONとなる
と、一定の時間Ta(例えば200msec)だけON
状態となる。
ARマークを写真フイルムに露光するためのものであ
り、PARマーク用発光ダイオード51、NPN型の第
1スイッチトランジスタ52,PNP型の第2スイッチ
トランジスタ53,ダイオード54,タイマ回路60等
から構成されている。タイマ回路60は、ストロボ発光
の有無にかかわず、トリガスイッチ29がONとなる
と、一定の時間Ta(例えば200msec)だけON
状態となる。
【0046】第1スイッチトランジスタ52,第2スイ
ッチトランジスタ53は、それぞれタイマ回路60がO
N状態となっている間だけONとされる。第2スイッチ
トランジスタ53がONになると、充電スイッチ21a
がOFFとなっていても、発振トランジスタ22にベー
ス電流を流してブロッキング発振回路が作動する。な
お、実際には、第2スイッチトランジスタ53は、第1
スイッチトランジスタ52がONとなっている間で一次
コイル35に逆起電力が発生している時にはOFFとな
る。
ッチトランジスタ53は、それぞれタイマ回路60がO
N状態となっている間だけONとされる。第2スイッチ
トランジスタ53がONになると、充電スイッチ21a
がOFFとなっていても、発振トランジスタ22にベー
ス電流を流してブロッキング発振回路が作動する。な
お、実際には、第2スイッチトランジスタ53は、第1
スイッチトランジスタ52がONとなっている間で一次
コイル35に逆起電力が発生している時にはOFFとな
る。
【0047】PARマーク用発光ダイオード51は、ア
ノードが一次コイル35の第1端子23aと接続されて
おり、カソードが電流制限用抵抗51aを介して第1ス
イッチトランジスタ52のコレクタ端子に接続されてい
る。これにより、第1スイッチトランジスタ52がON
となっている間で一次コイル35に逆起電力が発生して
いる時に第1端子23aに生じる電位上昇で発光され
る。なお、このPARマーク用発光ダイオード51は、
第1端子23aとグランド間に発生する、ピーク電圧が
約7Vのパルス電圧で発光する。
ノードが一次コイル35の第1端子23aと接続されて
おり、カソードが電流制限用抵抗51aを介して第1ス
イッチトランジスタ52のコレクタ端子に接続されてい
る。これにより、第1スイッチトランジスタ52がON
となっている間で一次コイル35に逆起電力が発生して
いる時に第1端子23aに生じる電位上昇で発光され
る。なお、このPARマーク用発光ダイオード51は、
第1端子23aとグランド間に発生する、ピーク電圧が
約7Vのパルス電圧で発光する。
【0048】このように構成されたPARマーク露光回
路50によって、充電スイッチ21aのON,OFFに
かかわらず、撮影毎に少なくとも時間Taだけブロッキ
ング発振回路が作動され、この間にPARマーク用発光
ダイオード51が繰り返し発光する。PARマーク用発
光ダイオード51から放出された光は、ライトガイドで
2つの光路に分けられて写真フイルムまで導かれる。こ
のライトガイドと写真フイルムとの間には、マスク板が
配されており、このマスク板がプリントモード選択ツマ
ミ9に連動して2つの光路中に挿脱されることにより、
選択されたプリントモードに応じた個数のビットのPA
RマークがPARマーク用発光ダイオード51から放出
された光で写真フイルムに露光される。
路50によって、充電スイッチ21aのON,OFFに
かかわらず、撮影毎に少なくとも時間Taだけブロッキ
ング発振回路が作動され、この間にPARマーク用発光
ダイオード51が繰り返し発光する。PARマーク用発
光ダイオード51から放出された光は、ライトガイドで
2つの光路に分けられて写真フイルムまで導かれる。こ
のライトガイドと写真フイルムとの間には、マスク板が
配されており、このマスク板がプリントモード選択ツマ
ミ9に連動して2つの光路中に挿脱されることにより、
選択されたプリントモードに応じた個数のビットのPA
RマークがPARマーク用発光ダイオード51から放出
された光で写真フイルムに露光される。
【0049】次に、上記構成の作用について図5を参照
しながら説明する。撮影者は、ストロボ付きフイルムユ
ニットの巻上げノブ5を回動操作し、写真フイルムを巻
き上げて、撮影の準備をする。この巻き上げによって、
シャッタチャージが行われる。次に、撮影者は、被写体
の種類や好みによって、プリントモード選択ツマミ9を
所望とする「C」,「P」,「H」のいずれかのプリン
トモードの位置にスライド移動させてセットする。
しながら説明する。撮影者は、ストロボ付きフイルムユ
ニットの巻上げノブ5を回動操作し、写真フイルムを巻
き上げて、撮影の準備をする。この巻き上げによって、
シャッタチャージが行われる。次に、撮影者は、被写体
の種類や好みによって、プリントモード選択ツマミ9を
所望とする「C」,「P」,「H」のいずれかのプリン
トモードの位置にスライド移動させてセットする。
【0050】また、ストロボ撮影を行う場合には、メイ
ンコンデンサ26の充電状態にかかわらず、操作レバー
8をスライド操作して、これをON位置とする。なお、
この操作レバー8は、ストロボ撮影が完了するまでON
位置にしておく。操作レバー8がON位置とされると、
充電スイッチ21aと発光選択スイッチ21bとがそれ
ぞれONとなる。
ンコンデンサ26の充電状態にかかわらず、操作レバー
8をスライド操作して、これをON位置とする。なお、
この操作レバー8は、ストロボ撮影が完了するまでON
位置にしておく。操作レバー8がON位置とされると、
充電スイッチ21aと発光選択スイッチ21bとがそれ
ぞれONとなる。
【0051】充電スイッチ21aがONとなると、電池
20から抵抗38a,38b,三次コイル37を介して
発振トランジスタ22にベース電流が流れ込み、発振ト
ランジスタ22が作動を開始し、発振トランス23から
の正帰還作用により発振して、一次コイル35に流れる
一次側電流を増大させる。そして、一次側電流が増大す
ると、二次コイル36には、第4端子23dから第5端
子23e方向に二次側電流を流す高電圧の起電力が生
じ、この起電力の生じた直後には、発振トランス23の
各コイル35〜37に逆起電力が生じ発振トランジスタ
22がOFFとなる。この逆起電力が消失すると、継続
して充電スイッチ21aがONとなっているから、再び
発振トランジスタ22が発振する。このようにして、充
電スイッチ21aがONとなると、ブロッキング発振回
路が作動を開始し、その作動が継続される。
20から抵抗38a,38b,三次コイル37を介して
発振トランジスタ22にベース電流が流れ込み、発振ト
ランジスタ22が作動を開始し、発振トランス23から
の正帰還作用により発振して、一次コイル35に流れる
一次側電流を増大させる。そして、一次側電流が増大す
ると、二次コイル36には、第4端子23dから第5端
子23e方向に二次側電流を流す高電圧の起電力が生
じ、この起電力の生じた直後には、発振トランス23の
各コイル35〜37に逆起電力が生じ発振トランジスタ
22がOFFとなる。この逆起電力が消失すると、継続
して充電スイッチ21aがONとなっているから、再び
発振トランジスタ22が発振する。このようにして、充
電スイッチ21aがONとなると、ブロッキング発振回
路が作動を開始し、その作動が継続される。
【0052】上記のようにして一次側電流が増大する毎
に二次コイル36に起電力が生じ、二次コイル36に起
電力が生じる毎に、発光選択スイッチ21bがONとな
っているので、この起電力による二次側電流が整流用ダ
イオード31を介して流れ、メインコンデンサ26とト
リガコンデンサ27とがそれぞれ充電され、メインコン
デンサ26の充電電圧が上昇される。
に二次コイル36に起電力が生じ、二次コイル36に起
電力が生じる毎に、発光選択スイッチ21bがONとな
っているので、この起電力による二次側電流が整流用ダ
イオード31を介して流れ、メインコンデンサ26とト
リガコンデンサ27とがそれぞれ充電され、メインコン
デンサ26の充電電圧が上昇される。
【0053】一方、このようにしてブロッキング発振回
路が作動して、メインコンデンサ26の充電が行われて
いる間で、一次コイル35に逆起電力が発生すると、第
1端子23aの電位が上昇し、また発振トランジスタ2
2がOFFとなっているため、第1・第2端子間電圧が
パルス状に大きくなり、充電状態表示用発光ダイオード
48aは、順方向電流が流れて発光する。このときに、
一次コイル35には逆起電力が短い間隔で繰り返し発生
するので、充電状態表示用発光ダイオード48aが連続
的に点灯する。
路が作動して、メインコンデンサ26の充電が行われて
いる間で、一次コイル35に逆起電力が発生すると、第
1端子23aの電位が上昇し、また発振トランジスタ2
2がOFFとなっているため、第1・第2端子間電圧が
パルス状に大きくなり、充電状態表示用発光ダイオード
48aは、順方向電流が流れて発光する。このときに、
一次コイル35には逆起電力が短い間隔で繰り返し発生
するので、充電状態表示用発光ダイオード48aが連続
的に点灯する。
【0054】この連続点灯した充電状態表示用発光ダイ
オード48aの光は、ライトガイドを通して表示窓10
に導かれる。これにより、撮影者に対して充電中である
ことが表示される。撮影者は、この表示窓10で充電状
態表示用発光ダイオード48aが連続点灯を確認するこ
とにより、現在充電が行われることを知ることができ
る。また、このときに、充電スイッチ21aがONにな
らない等により充電が行われていない場合には、充電状
態表示用発光ダイオード48aが点灯しないから、これ
を表示窓10を介して確認してすぐに対処することがで
きる。
オード48aの光は、ライトガイドを通して表示窓10
に導かれる。これにより、撮影者に対して充電中である
ことが表示される。撮影者は、この表示窓10で充電状
態表示用発光ダイオード48aが連続点灯を確認するこ
とにより、現在充電が行われることを知ることができ
る。また、このときに、充電スイッチ21aがONにな
らない等により充電が行われていない場合には、充電状
態表示用発光ダイオード48aが点灯しないから、これ
を表示窓10を介して確認してすぐに対処することがで
きる。
【0055】メインコンデンサ26の充電が進み、メイ
ンコンデンサ26の充電電圧が上昇するのにしたがっ
て、二次コイル36の中間出力端子23fの中間出力電
圧Vaは、振幅しながら徐々に全体的に電圧値が上昇す
る。そして、メインコンデンサ41が規定充電電圧に達
した状態で二次コイル36に起電力が発生すると、中間
出力電圧Vaが電圧Vonとなる。すると、中間出力端
子23fからダイオード44を介してグランドに向けて
ツェナダイオード41にツェナ電流が流れ、このツェナ
電流によって停止用コンデンサ43がフル充電される。
ンコンデンサ26の充電電圧が上昇するのにしたがっ
て、二次コイル36の中間出力端子23fの中間出力電
圧Vaは、振幅しながら徐々に全体的に電圧値が上昇す
る。そして、メインコンデンサ41が規定充電電圧に達
した状態で二次コイル36に起電力が発生すると、中間
出力電圧Vaが電圧Vonとなる。すると、中間出力端
子23fからダイオード44を介してグランドに向けて
ツェナダイオード41にツェナ電流が流れ、このツェナ
電流によって停止用コンデンサ43がフル充電される。
【0056】この後に停止用トランジスタ42は、停止
用コンデンサ43の充電電圧から抵抗45を介して動作
電圧以上のベース電圧が与えられてONとなり、発振ト
ランジスタ22の入力端子を短絡する。これにより、発
振トランジスタ22がOFFとされてブロッキング発振
回路が停止する。結果としてメインコンデンサ26の充
電電圧が規定充電電圧よりも少し高くなった時点で充電
が停止される。また、ブロッキング発振回路の停止にと
もなって充電状態表示用発光ダイオード48aが消灯す
る。
用コンデンサ43の充電電圧から抵抗45を介して動作
電圧以上のベース電圧が与えられてONとなり、発振ト
ランジスタ22の入力端子を短絡する。これにより、発
振トランジスタ22がOFFとされてブロッキング発振
回路が停止する。結果としてメインコンデンサ26の充
電電圧が規定充電電圧よりも少し高くなった時点で充電
が停止される。また、ブロッキング発振回路の停止にと
もなって充電状態表示用発光ダイオード48aが消灯す
る。
【0057】ブロッキング発振回路が停止すると、ツェ
ナダイオード41にツェナ電流が流れなくなるが、停止
用コンデンサ43が抵抗45,46、ONとなっている
停止用トランジスタ42を介して放電し、その充電電圧
が所定の大きさまで低下するまで、すなわちトリガスイ
ッチ29がONとなった時点から時間T1が経過するま
で停止用トランジスタ22はONを維持する。これによ
り、ブロッキング発振回路が時間T1だけ継続して停止
される。この間に、メインコンデンサ26は、内部放電
等により僅かであるが充電電圧が低下する。
ナダイオード41にツェナ電流が流れなくなるが、停止
用コンデンサ43が抵抗45,46、ONとなっている
停止用トランジスタ42を介して放電し、その充電電圧
が所定の大きさまで低下するまで、すなわちトリガスイ
ッチ29がONとなった時点から時間T1が経過するま
で停止用トランジスタ22はONを維持する。これによ
り、ブロッキング発振回路が時間T1だけ継続して停止
される。この間に、メインコンデンサ26は、内部放電
等により僅かであるが充電電圧が低下する。
【0058】時間T1が経過して停止用トランジスタ4
2がOFFに転じると、ONとなっている充電スイッチ
21aから発振トランジスタ22に再びベース電流が流
れ込むので、ブロッキング発振回路の作動が再開され、
二次コイル36に繰り返し発生する起電力でメインコン
デンサ26が充電される。これにより、メインコンデン
サ26の放電分を補うようにして補助充電が行われる。
2がOFFに転じると、ONとなっている充電スイッチ
21aから発振トランジスタ22に再びベース電流が流
れ込むので、ブロッキング発振回路の作動が再開され、
二次コイル36に繰り返し発生する起電力でメインコン
デンサ26が充電される。これにより、メインコンデン
サ26の放電分を補うようにして補助充電が行われる。
【0059】この補助充電によって、メインコンデンサ
26が規定充電電圧まで充電されると、上記同様にして
二次コイル36に起電力が発生すると、ツェナダイオー
ド41に流れるツェナ電流で停止用コンデンサ43が充
電された後に、停止用コンデンサ43の充電電圧で停止
用トランジスタ42がONとなってブロッキング発振回
路が時間T1だけ停止される。そして、時間T1の経過
後には、再び補助充電が行われる。これにより、メイン
コンデンサ26は、規定充電電圧まで充電された後に、
充電スイッチ21aがONとなっている間に補助充電が
時間T1毎に間欠的に行われ、その充電電圧がほぼ規定
充電電圧に保たれる。
26が規定充電電圧まで充電されると、上記同様にして
二次コイル36に起電力が発生すると、ツェナダイオー
ド41に流れるツェナ電流で停止用コンデンサ43が充
電された後に、停止用コンデンサ43の充電電圧で停止
用トランジスタ42がONとなってブロッキング発振回
路が時間T1だけ停止される。そして、時間T1の経過
後には、再び補助充電が行われる。これにより、メイン
コンデンサ26は、規定充電電圧まで充電された後に、
充電スイッチ21aがONとなっている間に補助充電が
時間T1毎に間欠的に行われ、その充電電圧がほぼ規定
充電電圧に保たれる。
【0060】このようにして、間欠的な補助充電を行っ
ている間にも、上記同様にして、一次コイル35には逆
起電力が繰り返し発生する。そして、この逆起電力が発
生する毎に、第1・第2端子間電圧がパルス状に上昇
し、充電状態表示用発光ダイオード48aが発光する。
逆起電力が発生する間隔は、ブロッキング発振回路が1
回の補助充電を行っている時間よりも十分に短いから、
1回の補助充電を行っている間には、充電状態表示用発
光ダイオード48aが点灯する。
ている間にも、上記同様にして、一次コイル35には逆
起電力が繰り返し発生する。そして、この逆起電力が発
生する毎に、第1・第2端子間電圧がパルス状に上昇
し、充電状態表示用発光ダイオード48aが発光する。
逆起電力が発生する間隔は、ブロッキング発振回路が1
回の補助充電を行っている時間よりも十分に短いから、
1回の補助充電を行っている間には、充電状態表示用発
光ダイオード48aが点灯する。
【0061】結果として、メインコンデンサ26の充電
完了後には、充電状態表示用発光ダイオード48aが間
欠的に点灯し、この間欠的な点灯が表示窓10に表示さ
れる。撮影者は、この充電状態表示用発光ダイオード4
8aの間欠的な点灯で充電が完了していることを確認し
たならば、シャッタボタン6を押圧操作して撮影を行
う。
完了後には、充電状態表示用発光ダイオード48aが間
欠的に点灯し、この間欠的な点灯が表示窓10に表示さ
れる。撮影者は、この充電状態表示用発光ダイオード4
8aの間欠的な点灯で充電が完了していることを確認し
たならば、シャッタボタン6を押圧操作して撮影を行
う。
【0062】このようにして充電状態表示用発光ダイオ
ード48aを間欠的に点灯させることによって充電完了
表示を行うため、充電状態表示用発光ダイオード48a
の立ち上がり電圧のバラツキ等の影響を受けることなく
充電完了をしていることを表示できる。また、充電状態
表示用発光ダイオード48aの点灯状態を連続的な点灯
から間欠的な点灯に切り換えて充電完了を表示している
ため、撮影者は、間違いなく充電完了を知ることができ
る。結果として、メインコンデンサ26をほぼ一定な充
電電圧(規定充電電圧)まで充電された状態で撮影を行
うことができ、撮影毎にストロボ発光量にバラツキが生
じないことになる。
ード48aを間欠的に点灯させることによって充電完了
表示を行うため、充電状態表示用発光ダイオード48a
の立ち上がり電圧のバラツキ等の影響を受けることなく
充電完了をしていることを表示できる。また、充電状態
表示用発光ダイオード48aの点灯状態を連続的な点灯
から間欠的な点灯に切り換えて充電完了を表示している
ため、撮影者は、間違いなく充電完了を知ることができ
る。結果として、メインコンデンサ26をほぼ一定な充
電電圧(規定充電電圧)まで充電された状態で撮影を行
うことができ、撮影毎にストロボ発光量にバラツキが生
じないことになる。
【0063】シャッタボタン6が押圧されると、シャッ
タ機構によってシャッタ羽根が作動され、このシャッタ
羽根が全開した瞬間にトリガスイッチ29がONとな
る。発光選択スイッチ21bがONとなっているから、
トリガスイッチ29がONとなると、トリガコンデンサ
27が放電し、この放電で発生したトリガコイル28か
らのトリガ電圧がストロボ放電管25に印加される。こ
れにより、メインコンデンサ26に充電された電荷がス
トロボ放電管26内で放電し、このストロボ放電管26
が発光してストロボ発光が行われる。
タ機構によってシャッタ羽根が作動され、このシャッタ
羽根が全開した瞬間にトリガスイッチ29がONとな
る。発光選択スイッチ21bがONとなっているから、
トリガスイッチ29がONとなると、トリガコンデンサ
27が放電し、この放電で発生したトリガコイル28か
らのトリガ電圧がストロボ放電管25に印加される。こ
れにより、メインコンデンサ26に充電された電荷がス
トロボ放電管26内で放電し、このストロボ放電管26
が発光してストロボ発光が行われる。
【0064】なお、操作レバー8をOFF位置にして充
電スイッチ21aをOFFとした状態では、ブロッキン
グ発振回路が作動することはないからメインコンデンサ
26への充電が行われず、充電状態表示用発光ダイオー
ド48aは消灯している。もちろん、メインコンデンサ
26が規定充電電圧に達していても充電状態表示用発光
ダイオード48aは消灯している。したがって、充電状
態表示用発光ダイオード48aが消灯していることで、
ストロボ発光が行わないことを知ることができる。そし
て、この状態で撮影を行えば、トリガスイッチ29がO
Nとなっても発光選択スイッチ21bがOFFとなって
いるのでトリガコンデンサ27が放電しないから、メイ
ンコンデンサ26の充電電圧の高低にかかわりなく、ス
トロボ発光が行われない。
電スイッチ21aをOFFとした状態では、ブロッキン
グ発振回路が作動することはないからメインコンデンサ
26への充電が行われず、充電状態表示用発光ダイオー
ド48aは消灯している。もちろん、メインコンデンサ
26が規定充電電圧に達していても充電状態表示用発光
ダイオード48aは消灯している。したがって、充電状
態表示用発光ダイオード48aが消灯していることで、
ストロボ発光が行わないことを知ることができる。そし
て、この状態で撮影を行えば、トリガスイッチ29がO
Nとなっても発光選択スイッチ21bがOFFとなって
いるのでトリガコンデンサ27が放電しないから、メイ
ンコンデンサ26の充電電圧の高低にかかわりなく、ス
トロボ発光が行われない。
【0065】撮影時のストロボ発光の有無にかかわりな
く、トリガスイッチ29がONとなると、PARマーク
露光回路50でブロッキング発振回路が時間Taだけ作
動される。そして、この間にPARマーク用発光ダイオ
ード51が繰り返し発光して、このPARマーク用発光
ダイオード51から放出された光で、プリントモード選
択ツマミ9で選択されたプリントモードに応じたPAR
マークが写真フイルムに露光される。時間Taが経過す
ると、充電スイッチ21aがONとなっている場合に
は、ブロッキング発振回路が継続して作動されメインコ
ンデンサ26が充電されるが、充電スイッチ21aがO
FFとなっている場合にはブロッキング発振回路はその
時点で停止する。
く、トリガスイッチ29がONとなると、PARマーク
露光回路50でブロッキング発振回路が時間Taだけ作
動される。そして、この間にPARマーク用発光ダイオ
ード51が繰り返し発光して、このPARマーク用発光
ダイオード51から放出された光で、プリントモード選
択ツマミ9で選択されたプリントモードに応じたPAR
マークが写真フイルムに露光される。時間Taが経過す
ると、充電スイッチ21aがONとなっている場合に
は、ブロッキング発振回路が継続して作動されメインコ
ンデンサ26が充電されるが、充電スイッチ21aがO
FFとなっている場合にはブロッキング発振回路はその
時点で停止する。
【0066】上記実施形態では、PARマーク露光回路
が組み込まれたストロボ回路について説明したが、この
PARマーク露光回路がないストロボ回路に本発明を適
用することができるのはいうまでもない。また、上記実
施形態では、発振停止回路を作動するために、メインコ
ンデンサの充電電圧の上昇とともその電位が変化(上
昇)する二次コイルの出力端子として中間出力端子を用
いたが、二次コイルの第5端子についても同様に電位が
変化するので、この第5端子を用いてもよい。なお、こ
の場合には、ツェナダイオードとしては、ツェナ電圧が
メインコンデンサの規定充電電圧に合わせてツェナ電圧
が高いものを用いる。また、第5端子を用いる場合に
は、この第5端子を直接に用いる他に、第5端子に接続
された整流用ダイオードを介して間接的に用いてもよ
い。
が組み込まれたストロボ回路について説明したが、この
PARマーク露光回路がないストロボ回路に本発明を適
用することができるのはいうまでもない。また、上記実
施形態では、発振停止回路を作動するために、メインコ
ンデンサの充電電圧の上昇とともその電位が変化(上
昇)する二次コイルの出力端子として中間出力端子を用
いたが、二次コイルの第5端子についても同様に電位が
変化するので、この第5端子を用いてもよい。なお、こ
の場合には、ツェナダイオードとしては、ツェナ電圧が
メインコンデンサの規定充電電圧に合わせてツェナ電圧
が高いものを用いる。また、第5端子を用いる場合に
は、この第5端子を直接に用いる他に、第5端子に接続
された整流用ダイオードを介して間接的に用いてもよ
い。
【0067】さらに、上記に説明したストロボ回路は、
プラス充電タイプのものであるが、電池の一方の電極の
電位に対して、メインコンデンサの一方(マイナス側)
の電位を下げるようにして充電するマイナス充電タイプ
のストロボ回路に対しても、本発明を利用することがで
きる。また、ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニ
ットについて説明したが、本発明のストロボ回路は、ス
トロボ装置を内蔵したカメラや、カメラに装着・接続す
るストロボ装置にも利用することができる。
プラス充電タイプのものであるが、電池の一方の電極の
電位に対して、メインコンデンサの一方(マイナス側)
の電位を下げるようにして充電するマイナス充電タイプ
のストロボ回路に対しても、本発明を利用することがで
きる。また、ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニ
ットについて説明したが、本発明のストロボ回路は、ス
トロボ装置を内蔵したカメラや、カメラに装着・接続す
るストロボ装置にも利用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
回路によれば、メインコンデンサが所定の充電電圧まで
充電される毎に発振停止回路で発振回路を所定の時間だ
け停止させるようにしたストロボ回路に、発振回路の作
動中にこの発振回路に発生する電圧で点灯する発光素子
を設け、充電スイッチがオンとなってからメインコンデ
ンサが所定の充電電圧に達するまでの間では、発振回路
が連続的に作動されるため発光素子が連続的に点灯され
て充電完了前の充電中であることが表示され、メインコ
ンデンサが規定充電電圧に達してからは発振停止回路に
よって発振回路が間欠的に作動されるため発光素子が間
欠的に点灯させれて充電完了が表示されるようにしたか
ら1個の発光素子で充電中と充電完了の両方の表示を行
うことができ、部品コスト、製造コストを低くすること
ができる。
回路によれば、メインコンデンサが所定の充電電圧まで
充電される毎に発振停止回路で発振回路を所定の時間だ
け停止させるようにしたストロボ回路に、発振回路の作
動中にこの発振回路に発生する電圧で点灯する発光素子
を設け、充電スイッチがオンとなってからメインコンデ
ンサが所定の充電電圧に達するまでの間では、発振回路
が連続的に作動されるため発光素子が連続的に点灯され
て充電完了前の充電中であることが表示され、メインコ
ンデンサが規定充電電圧に達してからは発振停止回路に
よって発振回路が間欠的に作動されるため発光素子が間
欠的に点灯させれて充電完了が表示されるようにしたか
ら1個の発光素子で充電中と充電完了の両方の表示を行
うことができ、部品コスト、製造コストを低くすること
ができる。
【図1】本発明を実施したストロボ回路の回路図であ
る。
る。
【図2】ストロボ回路を内蔵したレンズ付きフイルムユ
ニットの外観図である。
ニットの外観図である。
【図3】充電状態を確認する表示窓が近傍に設けられた
フィンダの接眼側を示す説明図である。
フィンダの接眼側を示す説明図である。
【図4】充電状態表示用発光ダイオードに印加される一
次コイルの端子間電圧を示す波形図である。
次コイルの端子間電圧を示す波形図である。
【図5】ストロボ発光を行うまでの各部の動作状態を示
す波形図である。
す波形図である。
8 操作レバー 20 電池 21a 充電スイッチ 21b 発光選択スイッチ 22 発振トランジスタ 23 発振トランス 23a〜23f 端子 25 ストロボ放電管 26 メインコンデンサ 29 トリガスイッチ 35〜37 コイル 40 発振停止回路 41 ツェナダイオード 42 停止用トランジスタ 43 停止用コンデンサ 48a 充電状態表示用発光ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 電源用の電池と、充電スイッチがオンと
なっている間に発振トラジスタと発振トランスを有した
発振回路を作動させることにより前記電池の低電圧を高
電圧に変換してメインコンデンサを充電するストロボ回
路において、 メインコンデンサが所定の充電電圧まで充電される毎に
前記発振回路を所定の時間だけ停止する発振停止回路
と、前記発振回路の作動中に前記発振回路に発生する電
圧で点灯する発光素子とを備え、充電スイッチがオンと
なってからメインコンデンサが前記所定の充電電圧に達
するまでの間では前記発振回路が連続的に作動されるこ
とに応じて前記発光素子が連続的に点灯されることで充
電完了前の充電中であることを表示し、前記メインコン
デンサが規定充電電圧に達してからは前記発振停止回路
によって前記発振回路が間欠的に作動されることに応じ
て前記発光素子を間欠的に点灯させることで充電完了を
表示することを特徴とするストロボ回路。 - 【請求項2】 前記発振トランスは、各々が誘導結合さ
れた少なくとも一次コイルと二次コイルとを備え、発振
トランジスタの発振により前記一次コイルに流れる一次
側電流が増大した時に前記二次コイルに発生する起電力
で前記メインコンデンサを充電するようにされており、
前記発光素子は、前記一次コイルの端子間に接続されて
おり、前記発振トランスの作動中に前記一次コイルの端
子間に発生する電圧によって点灯することを特徴とする
請求項1記載のストロボ回路。 - 【請求項3】 前記発振停止回路は、前記メインコンデ
ンサの充電電圧に応じて電位が比例的に変化する前記発
振トランスの二次コイルの出力端子に接続されメインコ
ンデンサが規定充電電圧に達したときにツェナ電流を流
すツェナダイオードと、このツェナダイオードのツェナ
電流で充電される停止用コンデンサと、この停止用コン
デンサの放電電流で作動され、前記発振トランジスタの
入力端子を短絡することで前記発振回路の作動を停止す
る停止用トランジスタと、前記停止用コンデンサと前記
停止用トランジスタとの間に接続された抵抗とを備え、
ツェナ電流で充電された前記停止用コンデンサからの放
電電流を前記抵抗を介して停止用トランジスタに流して
作動することによって、前記発振回路を前記所定の時間
だけ停止することを特徴とする請求項1または2記載の
ストロボ回路。 - 【請求項4】 前記充電スイッチと連動してオンとオフ
が切り換えられて、ストロボ発光の要否を選択する発光
選択スイッチを備え、前記充電スイッチと発光選択スイ
ッチとがオンとされているときにはメインコンデンサの
充電が行われるとともにストロボ発光が許容され、オフ
とされているときにはメインコンデンサの充電が行われ
ないとともにメインコンデンサの充電電圧にかかわらず
ストロボ発光が禁止されることを特徴とする請求項1な
いし3のいずれか1項に記載のストロボ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324297A JPH1195292A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ストロボ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324297A JPH1195292A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ストロボ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195292A true JPH1195292A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17248545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25324297A Pending JPH1195292A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ストロボ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195292A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001167893A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-22 | Goji:Kk | 閃光放電発光器 |
CN106338874A (zh) * | 2015-07-07 | 2017-01-18 | 佳能株式会社 | 照明装置及其控制方法 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25324297A patent/JPH1195292A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001167893A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-22 | Goji:Kk | 閃光放電発光器 |
CN106338874A (zh) * | 2015-07-07 | 2017-01-18 | 佳能株式会社 | 照明装置及其控制方法 |
CN106338874B (zh) * | 2015-07-07 | 2021-04-20 | 佳能株式会社 | 照明装置及其控制方法 |
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