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JPH1187996A - 部品を取り扱う作業機のツールの配置設定方法とその装置 - Google Patents

部品を取り扱う作業機のツールの配置設定方法とその装置

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Publication number
JPH1187996A
JPH1187996A JP9239190A JP23919097A JPH1187996A JP H1187996 A JPH1187996 A JP H1187996A JP 9239190 A JP9239190 A JP 9239190A JP 23919097 A JP23919097 A JP 23919097A JP H1187996 A JPH1187996 A JP H1187996A
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JP
Japan
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Application number
JP9239190A
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JP3946320B2 (ja
Inventor
Hiroshi Okamura
博 岡村
Sei Masuda
聖 益田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23919097A priority Critical patent/JP3946320B2/ja
Publication of JPH1187996A publication Critical patent/JPH1187996A/ja
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Publication of JP3946320B2 publication Critical patent/JP3946320B2/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を取り扱う作業機のツールの配置を、ど
んな場合も安定して効率よく最適解に近い状態で設定で
きるようにすることを目的とする。 【解決手段】 次の作業に必要な部品を、1つ前の作業
時に各作業機に配置されている既配置ツールに対応する
ものについてはその既配置ツールのある作業機に優先し
て振り分け、各作業機に振り分けられた部品を取り扱う
ツールの配置は、優先して振り分けられた部品に対応す
る既配置ツールについては1つ前の作業時の配置をその
まま優先設定するとともに、各作業機の新たに振り分け
られた部品に対応して新たに振り分けられるツールの配
置は、既配置ツールないしは既に配置設定された既配置
設定ツールとの、大きさおよび隣接位置関係などから、
互いに干渉しない位置関係となる配置に設定し、次の作
業に対応することにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数配置されたツ
ールを、その都度作業対象となる部品の種類に応じ選
択、使用して、対応する部品を取り扱い所定の作業をす
る作業機数を複数用いる場合の、ツールの配置設定方法
とその装置に関するもので、例えば、多数の各種電子部
品を取り扱い、それらを回路基板に装着ないしは実装
し、電子回路基板を生産するような場合に利用される。
【0002】
【従来の技術】電子部品を回路基板に装着ないしは実装
する作業機が取り扱う電子部品は種々様々であり、その
形状ないしは形態、大きさが種々に異なる。これらの電
子部品をミスなく取り扱って高精度に装着ないしは実装
するのに、電子部品を取り扱うツールは電子部品の種類
に合った適正なものが必要となる。この種のツールには
電子部品をまわりから掴んで保持するチャック、電子部
品を接続状態で保持するコネクタ、電子部品を真空吸着
して保持する吸着ノズルなどがある。また、これらが取
り扱う電子部品の大きさが大きく違えば、それに合わせ
るために、同じ種類のツールでも大きさの違うものが必
要になる。
【0003】複数配置された異種のツールを選択、使用
する作業機は、一連の作業中に使用ツールをその都度必
要なものと取り替えることにより、1つの作業機で多種
類の電子部品を装着するのに対応でき、いわゆる異形部
品装着機または異形部品実装機として実用されている。
このような作業機は、さらに多くの部品を取り扱って所
定の電子回路基板を生産するために、複数併用され、ツ
ールを取り替えないタイプの装着機などとも併用され
る。
【0004】このような複数の作業機を用いる生産ライ
ンシステムでの、各装着機への部品の振り分け、それに
対応した異形部品装着機へのツールの振り分けと、振り
分けたツールの配置は、多種類の部品をツールの取り替
えを伴い所定の順序で取り扱っていくとき、各ツールや
部品を取り扱う動作軌跡や動作軌跡の違い、あるいは取
扱部品数の違いなどが反映した部品の取り扱い時間の違
い、あるいはツールによって部品を取り扱うときの難易
度の違いなどをもたらし、生産性や歩留り率などに大き
く影響する重要な設定要素である。
【0005】従来、各異形部品装着機への部品およびツ
ールの振り分けと、振り分けたツールの配置とを設定す
るのに、図7に示すフローチャートのような手法が適用
されている。これにつき説明すると、先ずステップ#1
1で、それまでの経験に基づき、あるいは、1つ前部品
装着作業時に設定されていた部品の振り分けに従い、各
異形部品装着機に必要な複数のツールを初期振り分けす
る。次のステップ#12で、各異形部品装着機でのそれ
に振り分けられた各ツールにつき、部品装着作業のため
の初期配置を決める。その後ステップ#13で、生産ラ
インシステムにおける各装着機に、これから装着しよう
とする各電子部品を振り分ける。異形部品装着機の場
合、それぞれにつき先に初期振り分け、初期配置したツ
ールに対応した電子部品が振り分けられる。
【0006】続くステップ#14では、以上のような設
定条件に基づく各部品装着機での部品装着時間(1点当
たりの装着時間×装着点数)が算出され、各部品装着機
での装着時間の相互バランスを判定する。例えば、ある
部品装着機の部品装着時間が短いのに、他の部品装着機
での部品装着時間が長いと、装着時間の短い部品装着機
では無駄な待ち時間が長くなってしまうと言ったことが
生じる。そこで、各部品装着機での部品装着時間の最大
の差が所定の範囲内かどうかを判定する。所定の範囲内
であれば、設定した現ツール配置位置を最終結果として
部品装着作業に移る。所定の範囲内でなければ、ステッ
プ#15でツールの振り分けと配置とを修正した後、前
記の判定を行い、所定範囲内になるまで同じ操作を繰り
返す。繰り返し回数が所定の回数を越えたら、設定操作
を終了し、それまでで、部品装着時間の相互バランスが
最も採れているツール配置に最終決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子部品を
クリーム半田などを利用した仮止め状態で回路基板に装
着して置き、後にリフロー炉でクリーム半田の溶融、固
化を図って実装状態にする場合、回路基板を搬送しなが
ら種々の電子部品を仮止め状態に装着していくのに、大
きな電子部品ほど慣性により動きやすい。従って、取り
扱い部品の小さい装着機から、取り扱い部品の大きい装
着機までを生産ラインシステムの上流側から下流側に順
次に並べて、搬送速度を順次に低速化させ、部品の大き
さに対応した一定以下の慣性しか生じないようにする配
慮が一般になされている。
【0008】このような部品の振り分け条件に加え、上
記従来のように異形部品装着機に先に振り分けられ、配
置されているツールに振り分け部品を対応させる条件を
配慮すると、部品の振り分けの設定操作がより複雑にな
る。
【0009】また、この複雑化する部品の振り分け設定
操作は、各装着機での装着時間の差が最小となるように
一定の手順に従って部品の振り分けを行えば、部品だけ
を見た最適振り分けはできるものの、その基本条件にな
っている各異形部品装着機についてのツールの初期振り
分けや初期配置の設定は、一定のルールに従った最適な
ものではなく、先に述べたような繰り返しの修正が必要
なことに変わりはなく、ツールの振り分けの修正の都
度、部品の振り分けも修正する必要がある。結局、部品
およびツールの振り分けおよび配置の設定操作は、複雑
な上、各作業者の経験的なもの、あるいは試行錯誤的な
ものであり、最終決定までなお多くの時間を費やす原因
になっている。
【0010】近時では、電子回路基板の用途が多品種少
量の製品分野にも広く及んでいて、生産する電子回路基
板の種類変更に伴う作業替えの頻度が高くなっている
中、部品およびツールの振り分けおよび配置の適正化と
その設定操作の簡易化および安定化が特に望まれてい
る。
【0011】本発明の目的は、対象替えする次の作業に
必要なツールの最適解に近い振り分けおよび配置をどん
な場合も安定して効率よく設定することができる、部品
を取り扱う作業機のツールの配置設定方法およびその装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の部品を取り扱う作業機のツール配
置設定方法は、複数配置されたツールを、その都度作業
対象となる部品の種類に応じ選択、使用して、対応する
部品を取り扱い所定の作業をする作業機を複数用いる場
合に、対象替えする次の作業に必要な部品を、1つ前の
作業時に各作業機に配置されている既配置ツールに対応
するものについてはその既配置ツールのある作業機に優
先して振り分け、各作業機に振り分けられた部品を取り
扱うツールの配置は、優先して振り分けられた部品に対
応する既配置ツールについては1つ前の作業時の配置を
そのまま優先設定するとともに、各作業機の新たに振り
分けられた部品に対応して新たに振り分けられるツール
については、既配置ツールないしは既に配置設定された
既配置設定ツールとの、大きさおよび隣接位置関係など
から、互いに干渉しない位置関係となる配置に設定する
ことを特徴とする。
【0013】このように、対象替えによる次の作業に必
要な部品を、1つ前の作業時に各作業機に配置されてい
る既配置ツールに対応するものはその既配置ツールのあ
る作業機に優先して振り分けることにより、既配置ツー
ルの作業替えのための必要交換数が最小となるので、そ
の分だけ段取り時間が短くなり、各作業機に振り分けら
れた部品を取り扱うツールの配置を、優先して振り分け
られた部品に対応する既配置ツールは1つ前の作業時の
配置をそのまま優先設定することにより、既配置ツール
の作業替えのための配置替えが最小になるので、その分
だけ段取り時間が短くなり、各作業機の新たに振り分け
られた部品に対応して新たに振り分けられ配置設定され
るツールは、既配置ツールを除いた少ないものとなって
従来必要とした各種条件を容易に満たせるし、既配置ツ
ールないしは既に配置設定された既配置設定ツールと
の、大きさおよび隣接位置関係などから、互いに干渉し
ない位置関係となるように設定するなど簡単な所定の条
件を配慮することにより、前記新たな部品の振り分け
と、これに基づくツールの振り分けおよび配置上、ツー
ルどうしが干渉し合うようなことが防止されるので、従
来に比しより最適解に近い、部品の振り分けと、これに
基づくツールの振り分けおよび配置が得られる。
【0014】いずれの設定操作も、一定のルールに従っ
た結果のものであるので、従来のように人の経験に基づ
いたり、試行錯誤するようなものではなく、どんな場合
も安定して所定の進捗性を持って効率よく最適解ないし
はそれに近い設定ができる。
【0015】ここで、次の作業に必要な部品の振り分け
に際し、1つ前の作業時の既配置ツールに対応せず新た
に振り分ける部品は、各作業機での所定の作業に必要な
時間の相互の差が最小となるように各作業機に振り分け
ると、1つ前の作業時の作業実績を踏襲しながら新たに
必要となる少ない部品およびツールについてのそのよう
な設定だけで、各作業機での作業時間の差が最小っとな
るように、作業時間の相互バランスを採ることができ
る。また、前記新たな部品の振り分けに対応して新たに
振り分けるツールの配置を、既配置ツールないしは既配
置設定ツールの隣へ順次設定するのに、これら隣り合う
双方のツールの外接円の半径の和が、その隣り合うツー
ルの配置位置間のピッチよりも大きいときに双方のツー
ルが干渉し合うものと判定し、前記隣の位置を1つ空け
てその次の空いている配置位置に設定すると、配置替え
するツールの大きさの違いによる相互干渉も一定のルー
ルに従った手順にて回避することができ、そのために設
定操作が特に複雑になったり時間が長引いたりすること
はない。
【0016】本発明の部品を取り扱う作業機のツール配
置決定装置は、各作業機での取り扱い部品の種類の情報
と、その部品を取り扱うべく配置されているツールの種
類および配置位置の情報とを入力する第1の入力手段
と、これら入力された情報を記憶し、かつ新たな情報の
入力があると記憶内容を更新する記憶手段と、次の作業
で取り扱う部品の種類の情報およびそれを取り扱うツー
ルの種類の情報を入力する第2の入力手段と、前記記憶
手段に記憶された1つ前の作業時の取り扱い部品の種類
の情報およびそれを取り扱ったツールの種類と配置の情
報とを比較し、請求項1または2に記載の方法の手順に
従って、次の作業機に必要な部品の振り分けと、この振
り分けられた部品を取り扱うツールの振り分けおよび配
置を設定する演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】これら、各手段の適時的な動作によって、
入力された次の作業に必要な部品情報およびツール情報
と、また1つ前の作業に関し記憶手段に記憶された、部
品情報およびツール情報とから、前記のようなツールの
配置設定の方法を、所定のルールに従った演算手段の働
きによって自動的に、迅速かつ正確に達成することがで
きる。
【0018】演算手段からの、作業機ごとに設定した部
品およびツールの振り分け情報および配置情報を、表示
手段により表示すると、作業者はそれを参照しながら戸
惑いなく容易に作業できるし、間違いにくくなる。表示
手段は、各作業機を管理、制御する上位のホスト制御手
段に設けられて、各作業機でのツール交換を指示し、管
理するようにしてもよいし、これに併せ、あるいは別
に、表示手段を、各作業機に備えて、それぞれの部品を
取り扱う作業機での部品およびツールの振り分けおよび
配置に個別に利用できるようにすると便利である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な一実施の
形態につき実施例とともに、図1〜図6を参照しながら
説明する。
【0020】本実施の形態は、ツールを選択、使用しな
がら対応する部品を取り扱い所定の作業を行う複数の作
業機として、図2に示すような電子部品2を取り扱って
回路基板1に装着し電子回路基板を生産する異形部品装
着機の場合の一例としている。電子回路基板は多数の電
子部品を装着して構成されることが多く、普通1台の作
業機では到底足りない。そこで、複数の作業機に対して
回路基板1を順次に搬送してそれぞれの作業機で電子部
品2を装着していき、必要な種類および数の電子部品2
を装着して、所定の電子回路基板が得られるように生産
ラインシステムが構成される。作業機としては1つある
いは複数あるツールを取り替えないで用いて、主として
微細な複数種類の電子部品2を高速で装着できるように
するタイプのいわゆる高速装着機など各種タイプのもの
がある。一例として、図1に、高速装着機A、B、比較
的大きく異形な各種の電子部品をツール20を取り替え
ながら取り扱う異形部品装着機C、Dを生産ライン上に
順次に配列し、高速装着機Aを上流側、異形部品装着機
Dを下流側として所定の回路基板1を生産するようにし
ている。
【0021】異形部品装着機C、Dは、電子部品2の形
状や大きさの差が大きく、同一のツールでは取り扱えな
い、いわゆる異形部品の複数種を選択的に取り扱って装
着を行うもので、図3に示すようなNO.1〜NO.5
と言った複数のツール配置部18が図2に示す一部に設
けられ、取り替え使用する複数種のツール20を予め配
置しておけるようにしている。
【0022】電子部品2は種々な形態、形状、大きさの
ものがあり、それぞれに応じた各種の供給形態がある。
図2に示すように電子部品2をテーピング部品としてリ
ール3に巻取り、これを部品供給カセット4に装着し、
各作業機に振り分けられる電子部品2の種類に応じたも
のを部品供給部5に装備する。他の供給形態としてはバ
ルク部品供給カセットを用いて供給するもの、電子部品
をパレットに収容して種々の形式で供給するものなどが
あり、選択使用される。1つの作業機にそれら異なった
供給形態のものを複合して用いることも行われ、1つの
作業機で取り扱われる電子部品2の種類は様々である。
【0023】図2に示す異形部品装着機C、Dは、平面
より見て互いに直交するXY2方向に移動するXY移動
機構7により支持した装着ヘッド19を有し、ツール配
置部18、部品供給部5、および回路基板1への部品装
着位置のそれぞれに移動される。装着ヘッド19はその
下面のツール接続部21に着脱できるように接続したツ
ール20によって、部品供給部5にて供給される各種の
電子部品2を順次にピックアップし、ピックアップした
電子部品2はその都度回路基板1上の所定の位置に装着
する。装着ヘッド19は各種の電子部品2をピックアッ
プする際、必要に応じてツール配置部18にて、次の電
子部品2に対応するツール20を初期装着し、あるいは
取り替え装着する。本実施の形態の異形部品装着機C、
Dは装着ヘッド19に2つのツール接続部21を有し、
図3に〜で示す移動を伴って2つのツール20を同
時に装着して併用できるようにしている。装着ヘッド1
9に装着するツール20の数は1つでも、あるいは3つ
以上でもよく、同時装着数が多いほど、ツールを取り替
える必要頻度を少なくすることができる。しかし、機構
および制御が複雑になるので適宜選択すればよい。回路
基板1は基板搬送・位置決め機構8によって一端側のロ
ーディング部8aから受け入れ、図2の回路基板1の位
置が示す部品装着位置まで搬入して一旦位置決めし、必
要なだけの電子部品2の装着に供した後に他端側のアン
ローディング部8bから搬出する。
【0024】高速装着機A、高速装着機B、異形部品装
着機C、および異形部品装着機Dなどを用いて電子回路
基板を生産性および歩留りよく生産するのに、作業対象
となる電子回路基板の品種に応じて必要な各種の電子部
品2を、どの作業機で取り扱うかの振り分けと、この振
り分けに応じて異形部品装着機C、Dが取り扱うことに
なる電子部品2の種類に応じたツールを各異形部品装着
機C、Dに振り分け、かつ、各異形部品装着機C、Dの
ツール配置部18に振り分けられたツールを配置する。
これらの電子部品2およびツールの振り分けと、ツール
の配置は、上記したように電子回路基板1の生産性や歩
留りに大きく影響する。これらの振り分けと配置が一旦
最適解ないしはそれに近い条件で設定できても、生産品
種が変化すると、必要な電子部品2とその高速装着機
A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異形部品
装着機Dへの最適振り分け条件も変化する。同時に異形
部品装着機C、Dでの最適に振り分けられた電子部品に
対応したツールの振り分けも変化し、振り分けられたツ
ールの配置替えも必要となる。
【0025】各異形部品装着機C、Dは、例えば図4に
示すようなマイクロコンピュータなどを利用した各種の
演算機能を内部に持った制御装置31により内部の、ま
たは外部接続されたプログラムファイル32等に格納さ
れた制御プログラムに従い動作制御される。制御装置3
1は、操作パネル30から入力され、あるいは、部品供
給部5の部品センサおよびツール配置部18のツールセ
ンサが検出する部品情報、およびツール情報から、装備
された部品供給カセット6の位置およびそれに収容され
て供給される電子部品2の種類、ツール配置部18の各
位置とそこに配置されたツール20の種類を認識するこ
とができ、制御プログラムに従い、その都度必要とする
電子部品2を供給しながら、供給される電子部品2の種
類に応じたツール20を選択、使用してピックアップ
し、位置決めされている回路基板1の所定位置に装着す
る作業を自動的に遂行させる。この際、供給される電子
部品2の種類が現装着ツール20で取り扱えない場合
は、ツール配置部18に配置されている他のツール20
のうちの、必要なものと取り替えてから電子部品2のピ
ックアップを行い、回路基板1の所定位置に装着する。
操作パネル30から入力され、あるいは何らかのトラブ
ルに基づいて発生される停止信号が入力されると、部品
装着動作を停止する。生産品種が同じである間の前記部
品情報、ツール情報、および部品装着順序などを必要に
応じて読み書きできる記憶手段33に記憶し、それら情
報に変化があると記憶手段33は記憶内容を新しい情報
に書き換え更新する。もっとも、その時々の情報を履歴
として順次記憶していくこともできる。
【0026】一方、高速装着機A、高速装着機B、異形
部品装着機C、および異形部品装着機Dのそれぞれは、
図5に示すようなマイクロコンピュータなどを利用した
各種演算機能を持ったホスト制御装置41によって集中
管理および制御される。ホスト制御装置41は操作パネ
ル42から種々な入力を受けるとともに、高速装着機
A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異形部品
装着機Dのそれぞれについての各種情報が入力され、内
部の、あるいは外部接続されたプログラムファイル43
等に格納された制御プログラムに従って、高速装着機
A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異形部品
装着機Dの各種管理、および関連制御を行い、高速装着
機A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異形部
品装着機Dの管理情報、動作情報を読み書きできる記憶
手段44に記憶し、それらの情報に変化があると記憶手
段44は記憶内容を新たな情報に書き換え更新する。も
っとも、その時々の情報を履歴として順次記憶していく
こともできる。
【0027】ここで、1つ前の生産品種から現生産品種
に対象替えする際の、高速装着機A、高速装着機B、異
形部品装着機C、および異形部品装着機Dへの電子部品
2およびツール20の振り分けと配置を設定する本実施
の形態の手法につき、下記の表1に示す一実施例を参照
しながら説明する。
【0028】
【表1】
【0029】表1は、設備名の欄に示す高速装着機A、
高速装着機B、異形部品装着機C、および異形部品装着
機Dそれぞれの、部品供給部番号の欄に1〜9、1〜
8、1〜7、および1、2、101〜104の番号を付
して示す各部品供給セクションに振り分けた電子部品2
の種類例(部品名称の欄に示す)と、異形部品装着機
C、Dそれぞれにつき振り分けたツール20の種類例
(使用ツールの欄に示す)、およびその配置例(ツール
配置の欄に1〜5の番号の各ツール配置位置とそれに対
応させたツール20の種類とで示す)とを、1つ前の生
産品種時から現生産品種時に品種替えをした場合につき
示している。なお、高速装着機A、Bはツール20の装
着数に係わらず、新たなツール20を取り替え使用する
ものでなく、また取り替えの必要のないように電子部品
2を振り分けるもので、ツール20に関する情報は省略
してある。
【0030】高速装着機A、高速装着機B、異形部品装
着機C、および異形部品装着機Dへの電子部品2および
ツール20の振り分けと、ツール20の配置の初期の設
定は従来通りに行う。表1に示す1つ前生産品種時のデ
ータは、初期の設定により最適解として電子回路基板の
生産実績を持ったものとする。この1つ前生産品種から
現生産品種に対象替えするに当たり、基本的には、高速
装着機A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異
形部品装着機Dのいずれに対しても、1つ前生産品種時
に振り分けられていた電子部品2に対応するものは、そ
の振り分け位置のままとする。高速装着機Aに対する1
005C1、1608C1〜2等の電子部品2、高速装
着機Bに対する部品2125C2〜3、MINIDI
2、3261R1〜2等の電子部品2、異形部品装着機
Cに対する3216R3、S0P8P1等の電子部品、
異形部品装着機Dに対するQFP40P1等の電子部品
2がそれであり、前記のような振り分けによって部品供
給部5での電子部品2の必要入れ替え数が最小となる。
【0031】しかし、異形部品装着機C、Dのように、
ツール配置部18に複数配置されたツール20を、その
都度作業対象となる電子部品2の種類に応じ選択、使用
して、対応する電子部品2を取り扱い所定の作業をする
作業機を複数併用する場合には、異形部品装着機C、D
に1つ前生産品種時に振り分けられ、かつ配置されてい
るツール20との関係も配慮する必要がある。
【0032】本実施の形態では、現生産品種に対象替え
する次の作業に必要な電子部品2を、1つ前生産品種時
に各異形部品装着機C、Dに配置されている既配置ツー
ル20に対応するものについてはその既配置ツール20
のある作業機に優先して振り分ける。各異形部品装着機
C、Dに振り分けられた電子部品2を取り扱うツール2
0の配置は、優先して振り分けられた電子部品2に対応
する既配置ツール20については1つ前生産品種時の配
置をそのまま優先設定するとともに、各異形部品装着機
C、Dの新たに振り分けられた電子部品2に対応して新
たに振り分けられるツール20については、既配置ツー
ル20ないしは既に配置設定された既配置設定ツール2
0との、大きさおよび隣接位置関係などから、互いに干
渉しない位置関係となる配置に設定する。
【0033】このように、対象替えによる次の作業に必
要な電子部品2を、1つ前生産品種時に各異形部品装着
機C、Dに配置されている既配置ツールに対応するもの
はその既配置ツールのある各異形部品装着機C、Dに優
先して振り分けることにより、既配置ツールの作業替え
のための必要交換数が最小となるので、その分だけ段取
り時間が短くなる。
【0034】また、各異形部品装着機C、Dに振り分け
られた電子部品2を取り扱うツール20の配置を、優先
して振り分けられた電子部品2に対応する既配置ツール
20は1つ前生産品種時の配置をそのまま優先設定する
ことにより、既配置ツール20の生産品種替えのための
配置替えが最小になるので、その分だけ段取り時間が短
くなる。
【0035】しかも、各異形部品装着機C、Dの新たに
振り分けられた電子部品2に対応して新たに振り分けら
れ配置設定されるツール20は、既配置ツールを除いた
少ないものとなって従来必要とした各種条件を容易に満
せるし、既配置ツール20ないしは既に配置設定された
既配置設定ツール20との、大きさおよび隣接位置関係
などから、互いに干渉しない位置関係となるように設定
するなど簡単な所定の条件を配慮することにより、前記
新たな電子部品2の振り分けと、これに基づくツール2
0の振り分けおよび配置上、ツール20どうしが干渉し
合うようなことが防止される。
【0036】これらによって、本実施の形態では、従来
に比しより最適解に近い、電子部品2の振り分けと、こ
れに基づくツール20の振り分けおよび配置が得られる
し、いずれの設定操作も、一定のルールに従った結果の
ものであるので、従来のように人の経験に基づいたり、
試行錯誤するようなものではなく、どんな場合も常に所
定の進捗性を持って効率よく最適解ないしはそれに近い
設定ができる。
【0037】ここで、次の作業に必要な電子部品2の振
り分けに際し、1つ前生産品種時の既配置ツール20に
対応せず新たに振り分ける電子部品2は、各異形部品装
着機C、Dでの所定の作業に必要な時間の相互の差が最
小となるように各異形部品装着機C、Dに振り分ける
と、1つ前生産品種時の作業実績を踏襲しながら新たに
必要となる少ない電子部品2およびツール20について
のそのような設定だけで、各異形部品装着機C、Dでの
作業時間の差が最小っとなるように、作業時間の相互バ
ランスを採ることができる。
【0038】また、前記新たな電子部品2の振り分けに
対応して新たに振り分けるツール20の配置を、既配置
ツール20ないしは既配置設定ツール20の隣へ順次に
設定するのに、これら隣り合う双方のツール20の外接
円の半径の和が、その隣り合うツール20の配置位置間
のピッチよりも大きいときに双方のツール20が干渉し
合うものと判定し、前記隣の位置を1つ空けてその次の
空いている配置位置に設定すると、配置替えするツール
20の大きさの違いによる相互干渉も一定のルールに従
った手順にて回避することができ、そのために設定操作
が特に複雑になったり時間がなが引いたりするようなこ
とはない。
【0039】1つ前の生産品種時の部品情報および、ツ
ール情報は、各異形部品装着機C、Dの記憶手段33の
記憶内容によって得られるし、現生産品種に必要な電子
部品2の種類と振り分け情報は、操作パネル30から入
力され、あるいは部品センサからの情報によって得られ
る。そして、これらの異形部品装着機C、Dごとの情報
はホスト制御装置41によって、各高速装着機A、高速
装着機B、異形部品装着機C、および異形部品装着機D
の情報の一部として認識することができる。従って、ホ
スト制御装置41はそのような情報に基づき、前記のよ
うな操作を所定のルールに従い自動的に演算して迅速か
つ正確に達成することができる。ここにホスト制御装置
41は本発明で言う演算手段をなしている。しかし、本
発明の演算手段は必要な機能を発揮する限りどのような
ものでもよい。
【0040】設定した電子部品2の振り分け情報、およ
びツールの振り分け、配置情報を自身のホスト制御装置
41に接続された操作パネル44、あるいは各異形部品
装着機C、Dの制御装置31に接続された操作パネル3
0に表示し、現生産品種のための電子部品2の振り分け
情報、およびツール20の振り分け、配置情報を作業者
に与え、それらの作業が円滑に行われるようにすること
ができる。
【0041】以下、図6に示すフローチャートに基づい
てさらに具体的に説明すると、先ずステップ#1で、図
1の生産ラインシステムに対して、1つ前生産品種と異
なる品種の電子回路基板を今から生産する現生産品種に
必要な電子部品2を振り分ける操作を行う。
【0042】これは、前記表1に示すように1つ前生産
品種時に装着した電子部品2と同じ電子部品2は、1つ
前の生産品種時に振り分けられていた同一作業機へ振り
分ける。また、現生産品種にしかない電子部品2は、高
速装着機A、高速装着機B、異形部品装着機C、および
異形部品装着機Dの各作業機での装着時間が最も均等に
なるように補正しながら振り分ける。
【0043】例えば、高速装着機Aに関する部品供給部
番号1の部品名称1005C1のように、1つ前生産品
種時も装着していた電子部品2は、1つ前生産品種時と
同じ高速装着機Aの同じ部品供給番号1に振り分ける。
高速装着機Aの部品供給部番号2の部品名称1005R
1は現生産品種でのみ装着する電子部品2で、これにつ
いては、共通部品を振り分けた後の装着時間で、装着時
間が小さい高速装着機Aから優先的に振り分け、各高速
装着機A、高速装着機B、異形部品装着機C、および異
形部品装着機Dの各作業機での装着時間が、与えられた
制約条件の中で最も均等化するように振り分ける。異形
部品装着機C、Dの場合は、電子部品2だけでなく、電
子部品2の振り分けに対応したツール20の振り分け、
および振り分けたツール20の配置を決定する必要があ
る。
【0044】例えば、表1の現生産品種での各異形部品
装着機Cの場合、チャック小、チャック中、コネクタ
中、IKEI3用の計4種のツール20を配置しなけれ
ばならない場合を示している。ステップ#2では、各作
業機、特に各異形部品装着機C、Dに振り分けられたツ
ール20をツール配置部18の各ツールポジションN
O.1〜NO.5に配置設定する。この工程はステップ
#2a〜ステップ#2cの3段階ある。ステップ#2a
では1つ前生産品種で使用したツール20は同一の各異
形部品装着機C、Dの同一の配置位置に設定するもの
で、異形部品装着機Cのツール配置欄において、ツール
ポジション番号1のチャック小は1つ前生産品種時と同
じであり、共通して使用するツール20は同じ配置位置
に振り分ける。
【0045】ステップ#2bは現生産品種にしかないツ
ール20を、その取り扱い部品の寸法が小さいものから
大きなものに順に並ぶように配置していくもので、各異
形部品装着機Cのツール配置位置で、ツールポジション
番号3のコネクタ中とツールポジション番号5のIKE
I3用が該当ツール20で、取り扱い部品寸法の小さい
ものから大きなものに順に並んでいる。ここに、コネク
タ中とIKEI3用ではIKEI3用の方が寸法が大き
い。
【0046】ステップ#2cでは、ステップ#2bで配
置設定したもののうち、隣どうしのツールポジションの
ツール20どうしが干渉し合わないかチェックするもの
で、隣り合う両方のツール20の半径の和が、ツールポ
ジションの間隔より大きければ、1つツールポジション
を空けてその次の空いているツールポジションに配置設
定する。異形部品装着機Cのツール配置結果ではコネク
タ中とIKEI3用の隣接チェックの結果、ツールポジ
ションを1個空けて配置している。
【0047】このような干渉を判断する操作は、新たに
必要となるツール20を振り分けた後に行うこともでき
るが、ツール20の1つを既配置ツール20ないしは既
配置設定ツール20の隣に配置設定していく都度行い、
干渉する条件であると、その次の空いているツールポジ
ションに配置設定するようにしてもよく、この方が操作
に無駄がなくてよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の部品を取り扱う作業機のツール
配置設定方法の特徴によれば、1つ前の作業時に各作業
機に配置されている既配置ツールの作業替えのための必
要交換数が最小となり、既配置ツールの作業替えのため
の配置替えが最小になるので、段取り時間が短くなり、
各作業機の新たに振り分けられた部品に対応して新たに
必要となるツールを配置設定するのに、ツールどうしが
干渉し合うようなことが防止されるので、従来に比しよ
り最適解に近い、部品の振り分けと、これに基づくツー
ルの振り分けおよび配置が得られる。しかも、これら
は、一定のルールに従って設定操作した結果のものであ
るので、従来のように人の経験に基づいたり、試行錯誤
するようなものではなく、どんな場合も安定して所定の
進捗性を持って効率よく最適解ないしはそれに近い設定
ができる。
【0049】また、次の特徴によれば、1つ前の作業時
の作業実績を踏襲しながら新たに必要となる少ない部品
およびツールについてのそのような設定だけで、各作業
機での作業時間の差が最小となるように、作業時間の相
互バランスを採ることができる。
【0050】また、別の特徴によれば、配置替えするツ
ールの大きさの違いによる相互干渉も一定のルールに従
った手順にて回避することができ、そのために設定操作
が特に複雑になったり時間が長引いたりすることはな
い。
【0051】本発明の部品を取り扱う作業機のツール配
置決定装置の特徴によれば、各手段の適時的な動作によ
って、入力された次の作業に必要な部品情報およびツー
ル情報と、また1つ前の作業に関し記憶手段に記憶され
た、部品情報およびツール情報とから、前記のようなツ
ールの配置設定の方法を、所定のルールに従った演算手
段の働きによって自動的に、迅速かつ正確に達成するこ
とができる。
【0052】次の特徴によれば、作業者はそれを参照し
ながら戸惑いなく容易に作業できるし、間違いにくくな
る。
【0053】別の特徴によれば、各作業機を管理、制御
する上位のホスト制御手段での表示にて、各作業機での
ツール交換を指示し、管理することができる。
【0054】今1つの特徴によれば、ホスト制御手段で
の表示に併せ、あるいは別に、各作業機にて表示して、
それぞれの部品およびツールの振り分けおよび配置に個
別に利用されるようにもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な1つの実施の形態における複
数の異形部品装着機を含む生産ラインシステムの一例を
示すブロック図である。
【図2】図1の生産ラインシステムに配置された異形部
品装着機の一例を示す斜視図である。
【図3】図2の装着機の部品を取り扱うツールの配置部
と装着ヘッドとの関係を示す平面図である。
【図4】図2の装置の制御装置のブロック図である。
【図5】図1の生産ラインシステムの全体を管理し、制
御するホスト制御装置のブロック図である。
【図6】図5のホスト制御装置の部品の振り分け、ツー
ルの振り分けおよび配置を設定するシーケンス制御を示
すフローチャートである。
【図7】従来の部品の振り分け、ツールの振り分けおよ
び配置を決定する操作の手順を示すフローチャートであ
る。
【符合の説明】
1 回路基板 2 電子部品 5 部品供給部 8 基板搬送・位置決め機構 18 ツール配置部 19 装着ヘッド 20 ツール 21 ツール接続部 30 操作パネル 31 制御装置 32 プログラムファイル 33 記憶手段 41 ホスト制御装置 42 操作パネル 43 プログラムファイル 44 記憶手段 A、B 高速装着機 C、D 異形部品装着機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数配置されたツールを、その都度作業
    対象となる部品の種類に応じ選択、使用して、対応する
    部品を取り扱い所定の作業をする作業機を複数用いる場
    合の、作業機のツール配置設定方法であって、 対象替えする次の作業に必要な部品を、1つ前の作業時
    に各作業機に配置されている既配置ツールに対応するも
    のについてはその既配置ツールのある作業機に優先して
    振り分け、各作業機に振り分けられた部品を取り扱うツ
    ールの配置は、優先して振り分けられた部品に対応する
    既配置ツールについては1つ前の作業時の配置をそのま
    ま優先設定するとともに、各作業機の新たに振り分けら
    れた部品に対応して新たに振り分けられるツールの配置
    は、既配置ツールないしは既に配置設定された既配置設
    定ツールとの、大きさおよび隣接位置関係などから、互
    いに干渉しない位置関係となる配置に設定することを特
    徴とする部品を取り扱う作業機のツールの配置設定方
    法。
  2. 【請求項2】 次の作業に必要な部品の振り分けに際
    し、1つ前の作業時の既配置ツールに対応せず新たに振
    り分ける部品は、各作業機での所定の作業に必要な時間
    の相互の差が最小となるように各作業機に振り分ける請
    求項1に記載の部品を取り扱う作業機のツール配置設定
    方法。
  3. 【請求項3】 新たな部品の振り分けに対応して新たに
    振り分けるツールの配置を、既配置ツールないしは既配
    置設定ツールの隣に設定するのに、これら隣り合う双方
    のツールの外接円の半径の和が、その隣り合うツールの
    配置位置間のピッチよりも大きいときに双方のツールが
    干渉し合うものと判定し、前記隣の位置を1つ空けてそ
    の次の空いている配置位置に設定する請求項1、2のい
    ずれか一項に記載の部品を取り扱う作業機のツールの配
    置設定方法。
  4. 【請求項4】 各作業機での取り扱い部品の種類の情報
    と、その部品を取り扱うべく配置されているツールの種
    類および配置位置の情報とを入力する第1の入力手段
    と、これら入力された情報を記憶し、かつ新たな情報の
    入力があると記憶内容を更新する記憶手段と、次の作業
    で取り扱う部品の種類の情報およびそれを取り扱うツー
    ルの種類の情報を入力する第2の入力手段と、前記記憶
    手段に記憶された1つ前の作業時の取り扱い部品の種類
    の情報およびそれを取り扱ったツールの種類と配置の情
    報とを比較し、請求項1または2に記載の方法の手順に
    従って、次の作業機に必要な部品の振り分けと、この振
    り分けられた部品を取り扱うツールの振り分けおよび配
    置を設定する演算手段とを備えたことを特徴とする部品
    を取り扱う作業機のツール決定装置。
  5. 【請求項5】 演算手段からの、部品を取り扱う作業機
    ごとに設定された部品の振り分け情報、ツールの振り分
    け情報および配置情報を、表示する表示手段を備えた請
    求項4に記載の部品を取り扱う作業機のツール配置決定
    装置。
  6. 【請求項6】 表示手段は、各作業機を管理、制御する
    上位のホスト制御手段に設けられている請求項5に記載
    の部品を取り扱う作業機のツール配置決定装置。
  7. 【請求項7】 表示手段は、各作業機に備えている請求
    項5、6のいずれか一項に記載の部品を取り扱う作業機
    のツール配置決定装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313859B2 (en) 2001-09-28 2008-01-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for optimizing placement order by placement apparatuses that place electronic components on circuit board
JP2008306000A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Panasonic Corp ヘッドの配置決定方法
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JP2010021531A (ja) * 2008-06-12 2010-01-28 Panasonic Corp 実装条件決定方法
JP2011146551A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 段取り替え計画の決定方法および決定装置
WO2013124959A1 (ja) 2012-02-20 2013-08-29 富士機械製造株式会社 生産計画の決定方法および決定装置

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