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JPH1155342A - 無線通信装置および位相回転量推定方法 - Google Patents

無線通信装置および位相回転量推定方法

Info

Publication number
JPH1155342A
JPH1155342A JP9211599A JP21159997A JPH1155342A JP H1155342 A JPH1155342 A JP H1155342A JP 9211599 A JP9211599 A JP 9211599A JP 21159997 A JP21159997 A JP 21159997A JP H1155342 A JPH1155342 A JP H1155342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase rotation
rotation amount
signal
phase
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9211599A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tanigawa
晃一 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9211599A priority Critical patent/JPH1155342A/ja
Publication of JPH1155342A publication Critical patent/JPH1155342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】準同期検波方式を採用するベースバンド受信部
において、位相回転推定用系列長を増加させることなく
位相回転量推定誤差を低減する。 【解決手段】I、Q信号をシンボル期間の1/16の間
隔でサンプルする。周波数オフセット除去部305は、
クロック再生回路304が抽出した最適タイミングでサ
ンプルした、位相回転量推定用系列中の各シンボルに加
え、その前後のサンプル点についても、1シンボル期間
後のサンプル点との間の位相回転量の算出を行い、全て
を平均化して1シンボルあたりの位相回転量を推定す
る。そして、推定値に基づいて、各シンボルの位相回転
を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機におけ
る復調の技術に関し、特に、復調方式として準同期検波
方式を採用するディジタル復調器において周波数オフセ
ットを除去する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話・PHS(Personal Han
dy phone System)等の移動体通信の普及が進み、年
々、その加入者は増加している。このため、現状の周波
数帯、変調方式では、やがて需要をまかなえなくなるこ
とが予測されている。
【0003】そこで、大容量の次期陸上無線通信方式の
実現を目的として、高能率変調方式である16QAM
(Quadrature Amplitude Modulation)や、準同期検波
方式と呼ばれる新しい復調方式の検討が進められてい
る。
【0004】ここで、従来より用いられている代表的な
復調方式としては、遅延検波、同期検波が知られてい
る。
【0005】遅延検波は、送信側で差動符号化を行い、
受信側で位相検波回路に加える基準信号として1シンボ
ル前の信号を用いるものである。そして、送信側で差動
符号化を行う必要があるために、差動符号化が容易なQ
PSK(Quadrature Phase Shift Keying)と呼ばれる
変調方式には適しているが、差動符号化が難しい16Q
AM等の多値変調には適さないという特徴をもってい
る。また、復調の際、差分情報を用いるため、原理的に
ノイズの影響を受けやすいという欠点もある。
【0006】一方、同期検波は、受信信号より搬送波を
再生し、これを位相検波回路に加える基準信号とするも
のである。そして、信号点の識別精度が要求される16
QAM等の多値変調では、位相ジッタの少ない搬送波を
再生する必要があるため、同期検波を実施するために
は、複雑な処理を行う必要がある。
【0007】さて、これらの復調方式に代わって、近年
検討が進められている復調方式が、準同期検波方式であ
る。この準同期検波方式は、同期検波方式の搬送波再生
処理に相当する処理をベースバンド部内のディジタル信
号処理で実現する方式である。
【0008】搬送波再生処理の際、ベースバンド部から
RF(Radio Frequency)部へフィードバック制御が必
要になる同期検波に対して、準同期検波では、搬送波再
生処理に相当する処理をベースバンド部内で閉じて行な
えるため、処理が簡単化でき、また、関連する処理をデ
ィジタル信号処理プロセッサ(Digital Signal Processe
r:DSP)のソフトウェアにより実現できるため、実施
上柔軟性を持つという利点をもっている。このような準
同期検波方式を含む伝送装置としては、たとえば、電子
情報通信学会技術報告RCS92−122 pp.37
−42「陸上移動通信用16QAM/TDMA伝送実験
装置の開発」に記載された伝送装置が知られている。
【0009】以下、従来の準同期検波方式の技術を適用
した移動体通信システムについて説明する。
【0010】図9に、移動通信システムのシステム構成
を示す。
【0011】図示するように、移動体通信システムは、
基地局210、および移動局220から構成される。
【0012】基地局210は、ベースバンド送信部21
1、ベースバンド受信部212、RF部213から構成
される。また、移動局220は、ベースバンド送信部2
21、ベースバンド受信部222、RF部223から構
成される。
【0013】このような構成において、基地局210で
発生したデータ214はベースバンド送信部211で変
調され、RF部213を経て無線区間へ送出される。
【0014】移動局220では基地局から送られた無線
信号をRF部223にて受信し、ベースバンド受信部2
22にて復調し、データ225を得る。
【0015】ここで、ベースバンド受信部222は、図
10のように構成される。
【0016】すなわち、ースバンド受信部222は、局
部発振器301、位相検波回路302、LPF303、
クロック再生回路304、周波数オフセット除去部30
5、識別再生回路306、および各部の動作タイミング
の基準となるフレーム同期部307から構成される。
【0017】そして、このような構成のベースバンド受
信部222において、受信信号310には、局部発振器
301が生成した局部発振信号、局部発振信号をπ/2移
相した信号が各々乗ぜられる。局部発振信号、局部発振
信号をπ/2移相した信号が乗ぜられた2つの信号は、そ
れぞれ二つのLPF303においてフィルタリングさ
れ、受信I(同相成分)信号311、受信Q(直交成
分)信号312となる。
【0018】その後、クロック再生回路304が受信信
号310から抽出した最適タイミングにより、識別再生
回路306にて受信I信号311、受信Q信号312か
ら復調信号313を得る。
【0019】ここで、局部発振器301の生成する局部
発振信号の周波数と送信側の搬送波の周波数との間には
発振器の精度などに応じた誤差(周波数オフセット)が
存在する。
【0020】図11に、このような周波数オフセットが
ない場合(401)と周波数オフセットがある場合(4
02)の、受信I信号311、および受信Q信号312
から成るコンスタレーションを示す。図示するように、
周波数オフセットがある場合(402)、コンスタレー
ションに位相回転が発生し、402に示すように、円状
に点が描かれるため、このままでは正しい復調を行うこ
とができない。
【0021】そこで、準同期検波方式では、周波数オフ
セット除去部305にて、位相回転量(周波数オフセッ
ト量)を推定し、推定された位相回転量だけ、受信信号
中のデータに対して逆回転操作を行うことによって位相
回転の補正(周波数オフセット除去)を行う。
【0022】このために、送信側では、一定周期ごと
に、受診側で位相回転を推定するための位相回転量推定
用系列501をフレーム中の所定位置に埋め込み、デー
タ502と共に送信する。図12に、この位相回転量推
定用系列501を埋め込んだ送信信号系列を示す。
【0023】一方、受信側では、フレーム同期部307
にて、時間軸上でフレーム同期を取りフレームタイミン
グを抽出する。周波数オフセット除去部305は、フレ
ームタイミングに基づいて、受信IQ信号から位相回転
量推定用系列501部分を抽出し、これを基に位相回転
量を推定する。
【0024】図13に、この位相回転量を推定する処理
の手順を示す。
【0025】なお、ここでは、前述した電子情報通信学
会技術報告RCS92−122 pp.37−42「陸
上移動通信用16QAM/TDMA伝送実験装置の開
発」に記載の周波数オフセット推定方法を適用した処理
を示す。
【0026】さて、この処理では、位相回転量推定用系
列501として、同期をとるためのユニークな系列(ユ
ニークワード)等を使用している。ユニークワードを使
用して位相回転量推定を行う場合、受信系列単体からだ
けでは位相回転量を推定できないため、推定の過程で、
受信部内部にあらかじめ格納した送信側が送信するもの
と同じユニークワードの系列を基準系列として使用す
る。
【0027】図13中の、(Ii、Qi)が、受信系列中
の位相回転量推定用系列501中の先頭からi番目のシ
ンボル位置の信号点を表しており、(Isi、Qsi)が
基準系列中の先頭からi番目のシンボル位置の信号点を
表している。
【0028】さて、図示するように、この処理では、処
理ブロック601より、位相回転推定処理を開始し、処
理ブロック602にて変数の初期化を行う。rSUMは、
各シンボル点での回転量を加算していくための変数であ
り、iは処理中のシンボルを表す変数である。
【0029】次に、処理ブロック603にて、受信系列
のi番目のシンボル位置(Ii、Qi)の位相角度t
riを、アークタンジェントにより求める。同様に基準と
なるユニークワードのiシンボル位置(Isi、Qsi
の位相角度tSiも求め(処理ブロック604)、両者の
差より(初期位相+iシンボル区間の位相回転量)ri
を算出する(処理ブロック605)。ここで初期位相と
は、位相回転量推定用系列501の先頭のシンボルの時
点ですでに存在する位相回転量を表す。
【0030】以下、riを算出したのと同様に、受信系
列の(i+1)シンボル目と、ユニークワードの(i+
1)シンボル目からそれぞれの位相角度tri+1、tSi+1
を求め(処理手順ブロック606、および607)、両
者の差より(初期位相+(i+1)シンボル区間の位相
回転量)ri+1を算出する(処理ブロック608)。
【0031】そしてri+1からriを差し引くことによっ
て、1シンボル区間の位相回転量Δrを算出する(処理
ブロック609)。こうして得られる1シンボル区間の
位相回転量Δrを位相回転量推定用系列501の各シン
ボルに渡って算出し、平均化することによってr
1symbolを得る。
【0032】すなわち、iシンボル、および(i+1)
シンボルより得られる位相回転量ΔrをrSUMに加算し
ていき(処理ブロック610)、i←i+1を行うこと
により次のシンボルへと処理を移し(処理ブロック61
1)、i<(N−1)の条件を満たす場合(614)に
は、まだ、位相回転量推定用系列(シンボル長N)のN
シンボルに対して位相回転量算出を終えていないと判定
し、処理ブロック606から611までの処理を続け
る。
【0033】逆に、i<(N−1)の条件を満たさない
場合(613)には、位相回転量推定用系列のNシンボ
ルに対して位相回転量Δrの算出を終了したと判定し、
位相回転量の合計値rSUMを(N−1)で割ることによ
って、位相回転量の平均値を求め、これを位相回転量の
推定値r1symbolとする。
【0034】このように、従来は、位相回転量Δrの算
出はシンボル単位で行われており、位相回転量Δrの平
均化の回数は、位相回転推定用系列のシンボル数−1に
一致する。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】復調方式として準同期
検波を採用する場合、周波数オフセット除去は必須の要
素技術である。周波数オフセット除去部にて十分な周波
数オフセット除去が得られない場合、コンスタレーショ
ンで位相回転が生じるため、信号点識別の際、安定した
識別が得られず、ビット誤り率は劣化してしまう。した
がって、準同期検波では、周波数オフセット除去部にて
精度よく位相回転量(周波数オフセット)を推定し、補
正を行う必要がある。
【0036】そして、特に、ノイズの影響が大きい場合
には、位相回転量推定値r1symbolの推定誤差が大きく
なるため、より多くの推定情報を用いて平均化を行い、
位相回転量の推定値r1symbolの推定誤差を低減させる
必要がある。
【0037】しかし、図13に示した従来の処理では、
位相回転量Δrの平均化の回数は位相回転量推定用系列
として使用するユニークワードに含まれるシンボル数−
1に一致するため、位相回転量推定値r1symbolの精度
誤差を低減するためには、位相回転量推定用系列のシン
ボル数を増加させる必要がある。そして、その場合、デ
ータの伝送効率が低下してしまう。
【0038】そこで、本発明は、準同期検波方式を採用
するシステムにおいて、データの伝送効率を低下するこ
となく位相回転量推定値の精度誤差を低減することを目
的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、たとえば、受信信号に対して局部発振器を用
いた位相検波を行う位相検波回路と、受信信号に基づい
て当該受信信号に含まれる所定のシンボル値のパターン
を有する位相回転量推定用系列を抽出する抽出タイミン
グを生成するフレーム同期部と、受信信号からシンボル
を識別する最適タイミングを抽出するクロック生成部
と、前記抽出タイミングと最適タイミングとに基づい
て、周波数オフセットによる、位相検波された信号の位
相回転を補正する周波数オフセット除去部とを備えた無
線通信装置であって、前記周波数オフセット除去部は、
シンボル周期よりも短い間隔で位相検波された信号に含
まれる位相回転量推定用系列をサンプルし、前記最適タ
イミングに対応するサンプル点と、その他のサンプル点
とについて、各々、1シンボル期間後のサンプル点との
間の位相回転量の算出を行い、各サンプル点について算
出した位相回転量を平均化して1シンボルあたりの位相
回転量を推定する位相回転量推定手段と、位相回転量推
定手段が推定した1シンボルあたりの位相回転量に従っ
て、前記最適タイミングに対応するサンプル点のシンボ
ルの位相回転を補正する位相補正手段とを有することを
特徴とする無線通信装置を提供する。
【0040】このように、クロック再生回路で再生され
た最適タイミングだけでなく、位相検波された受信信号
を所定の時間間隔でサンプルして取り込み、その他のサ
ンプル点も位相回転算出時に利用することによって、位
相回転推定用系列長を増加させることなく、平均化回数
を増加させ、位相回転量推定誤差を低減することができ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動体通信シ
ステムの一実施形態について説明する。
【0042】図1に、本実施形態に係る移動体通信シス
テムの構成を示す。
【0043】図示するように、移動体通信システムは、
1以上の基地局210、1以上の移動局220から構成
される。
【0044】基地局210は、ベースバンド送信部21
1、ベースバンド受信部212、RF部213から構成
される。また、移動局220は、ベースバンド送信部2
21、ベースバンド受信部222、RF部223から構
成される。
【0045】このような構成において、基地局210で
発生したデータ214はベースバンド送信部211で変
調され、RF部213を経て無線区間へ送出される。
【0046】移動局220では基地局から送られた無線
信号をRF部223にて受信し、ベースバンド受信部2
22にて復調し、データ225を得る。
【0047】また、逆に、移動局220で発生したデー
タ224はベースバンド送信部221で変調され、RF
部223を経て無線区間へ送出される。
【0048】基地局210では移動局220から送られ
た無線信号をRF部213にて受信し、ベースバンド受
信部212にて復調し、データ215を得る。
【0049】以上のように、データの無線伝送に関し、
基地局210と移動局220は同様の構成を備え対称的
な動作を行う。そこで、以下では、基地局210から移
動局220にデータを送信する場合の動作、移動局21
の構成を代表例として選択し、その詳細を説明し、移動
局220から基地局210にデータを送信する場合の動
作、基地局210の構成の詳細については説明を省略す
る。
【0050】ここで、図2に、移動局220ベースバン
ド受信部222の構成を示す。
【0051】図示するように、ベースバンド受信部22
2は、局部発振器301、位相検波回路302、LPF
303、クロック再生回路304、周波数オフセット除
去部305、識別再生回路306、および各部の動作タ
イミングの基準となるフレーム同期部307から構成さ
れる。
【0052】そして、このような構成のベースバンド受
信部222において、受信信号310には、局部発振器
301が生成した局部発振信号、局部発振信号をπ/2移
相した信号が各々乗ぜられる。局部発振信号、局部発振
信号をπ/2移相した信号が乗ぜられた2つの信号は、そ
れぞれ二つのLPF303においてフィルタリングさ
れ、受信I(同相成分)信号311、受信Q(直交成
分)信号312となる。
【0053】その後、クロック再生回路304が受信信
号310から抽出した最適タイミングにより、識別再生
回路306にて受信I信号311、受信Q信号312か
ら復調信号313を得る。
【0054】ここで、前述したように、局部発振器30
1の生成する局部発振信号の周波数と送信側の搬送波の
周波数との間には発振器の精度などに応じた誤差(周波
数オフセット)が存在し、先に図2の402で示したよ
うに、コンスタレーションに位相回転が発生し、円状に
点が描かれるため、このままでは正しい復調を行うこと
ができない。
【0055】そこで、ベースバンド受信部222の周波
数オフセット除去部305にて、位相回転量(周波数オ
フセット量)を推定し、推定された位相回転量だけ、受
信信号中のデータに対して逆回転操作を行うことによっ
て位相回転の補正(周波数オフセット除去)を行う。
【0056】このために、基地局210では、一定周期
ごとに、移動局220で位相回転を推定するための位相
回転量推定用系列501をフレーム中の所定位置に埋め
込み、データ502と共に送信する。この埋め込みの形
式は、先に図3に示した送信信号系列と同様である。
【0057】ここで、本実施形態において使用する位相
回転量推定用系列を図3示す。
【0058】位相回転量推定用系列は、801に示され
るようにIQ平面で対角の2つの信号点(QPSK変調
方式の時、(0、0)と(1、1)の点)を交互にとる
信号とする。
【0059】横軸に時間をとった場合、位相回転量推定
用系列のI、Q信号は802、803のように示される
系列であり、1シンボル後に位相が180度反転する特
徴を有する。この系列は定期的にゼロ点を通るため、ク
ロックタイミングの推定系列としても兼用可能であり、
プリアンブルパターンとして一般によく用いられる系列
である。
【0060】さて、このような位相回転量推定系列を受
診する移動局220のベースバンド受信部222では、
フレーム同期部307にて、時間軸上でフレーム同期を
取りフレームタイミングを抽出する。周波数オフセット
除去部305は、フレームタイミングに基づいて、受信
IQ信号から回転量推定用系列501部分を抽出し、こ
れを基に位相回転量を推定し、推定値に従って位相回転
量を補正することにより周波数オフセットを除去する。
【0061】以下、この周波数オフセット除去部305
で行われる位相回転量の推定および位相回転量の補正の
詳細について説明する。
【0062】まず、図4に、周波数オフセット除去部3
05の構成を示す。
【0063】図示するように、周波数オフセット除去部
305は、LPF303からのI信号311、Q信号31
2をそれぞれ一時的に蓄積しておくためのバッファ70
1、および位相回転推定・補正のための信号処理を行う
ためのDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)702よ
り構成されている。
【0064】DSP702は内部にメモリ703を備
え、この目盛り703には、DSPのソフトウェア言語
で記述された、位相回転推定・補正のための信号処理手
順(プログラム)が格納されている。
【0065】起動時には、DSP702は、タイミング
制御信号710待機の状態にある。タイミング制御信号
710は、フレーム同期部307が、抽出しフレームタ
イミングに基づき出力する位相回転量推定用系列の受信
タイミングに同期した制御信号である。タイミング制御
信号710により、推定系列の取り込み開始タイミング
が通知されると、DSP702は、バッファ701に蓄
積された入力信号系列311、312、および、クロッ
クタイミング(最適タイミング)711を取り込み、位
相回転量推定、および、位相回転補正を行う。
【0066】ここで、図5に位相回転量推定処理で使用
するサンプル点を示す。図5は位相回転量推定用系列I
信号802について、位相回転算出時に使用するサンプ
ル点を示している。本処理では、1シンボル区間につ
き、クロック再生回路304によって受信信号310よ
り抽出されたクロックタイミング(最適タイミング)に
対応する点(901)と、その前後のサンプル点(90
2、903)の計3個のサンプル点を使用し、位相回転
量推定を行う。ここでは、I信号311が、1/16シ
ンボル間隔でサンプリングされバッファ701に格納さ
れているものとする。Q312信号についても同様であ
る。
【0067】では、図6に位相回転量推定処理の処理手
順を示す。
【0068】図示するように、この処理では、処理ブロ
ック101より位相回転推定を開始し、処理ブロック1
02にて必要な変数の初期を行う。(ΔISUM、Δ
SUM)は、各シンボル点での回転量をIQ座標形式で
加算していくための変数であり、iは処理中のシンボル
を表す変数である。
【0069】そして、受信系列中の位相回転量推定用系
列の1シンボル目の最適タイミング(サンプル値でいう
と0サンプル目)の受信信号(I0、Q0)、および2シ
ンボル目の最適識別タイミング(サンプル値でいうと1
6サンプル目)の受信信号(I16、Q16)より、1シン
ボル目から2シンボル目までの区間の位相回転量をIQ
座標形式にて算出する(処理ブロック103)。
【0070】図3の位相回転用推定系列では、1シンボ
ル後のサンプル点で振幅がほぼ一致と見なせ、かつ位相
が反転することに着目すると、以下の式で位相回転量
(ΔI、ΔQ)を算出できる。
【0071】 ΔI =−I16×I0−Q16×Q0 ΔQ =−Q16×I0+I16×Q0 次に、最適タイミングから1サンプル前の点についても
同様に位相回転量を算出する(処理ブロック105)。
即ち、1シンボル目、および2シンボル目の最適タイミ
ングのそれぞれ直前のサンプル点(−1サンプル目、お
よび15サンプル目)から1シンボル区間(16サンプ
ル区間)の位相回転量を算出する。
【0072】同様に1シンボル目、および2シンボル目
の最適識別タイミングのそれぞれ直後のサンプル点(1
サンプル目、および17サンプル目)から1シンボル区
間(16サンプル区間)の位相回転量を算出する(処理
ブロック107)。
【0073】そして、算出された計3点の位相回転量を
それぞれ(ΔISUM、ΔQSUM)にベクトル加算する(処
理ブロック104、106、108)。
【0074】次に、i←i+1を行うことにより次のシ
ンボルへと処理を移し(処理ブロック109)、同様に
位相回転推定用系列501の2シンボル目から3シンボ
ル目の位相回転量、3シンボル目から4シンボル目の位
相回転量、…、31シンボル目から32シンボル目につ
いても、位相回転量を3個ずつ順に算出する。最後に、
位相回転推定用系列(32シンボル)より得られた計
(31×3)個の位相回転量をベクトル加算した結果で
ある(ΔISUM、ΔQSUM)を正規化することにより平均
位相回転量(ΔI1symbol、ΔQ1symbol)を得る(11
3)。
【0075】そして、これを位相回転量推定値とする。
【0076】なお、以上の処理では、振幅最大となるサ
ンプル点、その前後のサンプル点のみを位相回転量算出
に使用した。これは、図7に示すように、ノイズによる
信号点の広がり1002が同じであっても、振幅値の大
きなサンプル点(左図)では、ノイズの影響1002は
位相回転1001に対して相対的に小さくなり、逆にゼ
ロ点付近のサンプル点(右図)では、ノイズの影響10
02は位相回転1001に対して相対的に大きくなるた
め、振幅最大の点(クロック再生回路で再生されたタイ
ミング)付近のサンプル点では位相回転量推定結果の誤
差は小さく、逆にゼロ点付近のサンプル点では誤差が大
きくなることを考慮したものである。
【0077】しかし、一定値の系列を位相回転推定用系
列501に使用する場合は、振幅の変動のないため、図
7に示したような各サンプル点における位相回転量推定
の精度差はない。従って位相回転量推定に使用するサン
プル点として全サンプル点を使用でき、大きな改善効果
が得られる。ただし、振幅の変動のない一定値の系列を
位相回転推定用系列501に使用する場合には、処理手
順ブロック103の符号を以下のように修正する(10
5、107についても同様に符号を修正する)ようにす
る。
【0078】 ΔI =I16×(i+1)×I16×i+Q16×(i+1)×Q16×i ΔQ =Q16×(i+1)×I16×i−I16×(i+1)×Q16×i 以上、位相回転量推定処理について説明した。
【0079】次に、位相回転補正処理について説明す
る。
【0080】図8に、位相回転補正処理の処理手順を示
す。
【0081】図示するように、この処理では、処理ブロ
ック1101より位相回転補正を開始し、処理ブロック
1102にて変数の初期化を行なう。
【0082】送受の固定的な位相オフセット量があるた
め、位相回転推定値の初期値(ΔI0、ΔQ0)には、最
適タイミングの第1シンボル目の受信値(I0、Q0
と、対応する位相回転量推定用系列の信号点(PI0
PQ0)の位相差を代入する。最適タイミングのiシン
ボル目のデータ(Ii、Qi)に対する位相回転推定量
(ΔIi、ΔQi)は次式より算出される。
【0083】 ΔIi=ΔI1symbol×ΔIi-1−ΔQ1symbol×ΔQi-1 ΔQi=ΔQ1symbol×ΔIi-1+ΔI1symbol×ΔQi-1 (i≧1、ΔI0=1、ΔQ0=0) 得られた位相回転推定量を用いて次式より、補正後のi
シンボル目の信号(INEWi、QNEWi)が得られる。
【0084】 INEWi=Ii×ΔIi+Qi×ΔQiNEWi=Qi×ΔIi−Ii×ΔQi 以上、本発明の一実施形態について説明した。
【0085】なお、以上の位相回転量推定の処理におい
て用いるサンプル点の位置や数は、適宜、用途や構成上
の要請に応じて、先に説明したものと異なるものを用い
るようにしてもよい。また、移動体通信システムへの適
用を例にとり実施形態を説明したが、準同期検波方式を
採用する、この他の無線通信システムにも、同様に適用
することができる。
【0086】本実施形態によれば、位相回転量推定用系
列長を増加させることなく、位相回転量の推定誤差を低
減できる。したがって、推定誤差による信号点識別誤り
を低減させることが出来る。これは、データ伝送サービ
スにおいて、より信頼性の高いデータ通信、音声サービ
スにおいては、より音声劣化の少ない高品質なサービス
を提供可能であるという効果を達する。特に最適識別タ
イミング付近の短い区間でノイズ変動が生じるような場
合には、平均化によってSN利得を向上できるため位相
回転量の推定誤差低減の効果が大きい。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、準同期
検波方式を採用するシステムにおいて、データの伝送効
率を低下することなく位相回転量推定値の精度誤差を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体通信システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ベースバンド受信部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】位相回転量推定系列を表す図である。
【図4】周波数オフセット除去部の構成を示すブロック
図である。
【図5】位相回転量推定に用いるサンプル点を示す図で
ある。
【図6】位相回転量推定処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】位相回転に対するノイズの影響を示す図であ
る。
【図8】位相回転補正処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】従来の移動体通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来のベースバンド受信部の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】周波数オフセットによる位相回転を示す図で
ある。
【図12】送信系列を示す図である。
【図13】従来の位相回転量推定処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
210:基地局、211:基地局ベースバンド送信部、
212:基地局ベースバンド受信部、213:基地局R
F部、214:データ(音声)入力、215:データ
(音声)出力、220:移動局、221:移動局ベース
バンド送信部、222:移動局ベースバンド受信部、2
23:移動局RF部、224:データ(音声)入力、2
25:データ(音声)出力、301:局部発振器、30
2:位相検波回路、303:LPF、304:クロック
再生回路、305:周波数オフセット除去部、306:
識別再生回路、307:フレーム同期部、310:受信
信号、311:受信I信号、312:受信Q信号、31
3:復調信号、401:周波数オフセットがない場合の
コンスタレーション、402:周波数オフセットがある
場合のコンスタレーション、501:位相回転推定用系
列、502:データ、701:LPF通過後の信号を蓄
積するためのバッファ、702:DSP、703:メモ
リ、710:タイミング制御信号、711:クロックタ
イミング(識別最適タイミング)801:位相回転量推
定用系列(IQ平面)、802:位相回転量推定用系列
I信号、803:位相回転量推定用系列Q信号、90
1:クロック再生回路で再生されるクロックタイミング
におけるサンプル点、902:直前のクロックタイミン
グにおけるサンプル点、903:直後のクロックタイミ
ングにおけるサンプル点 1001:位相回転量、1002:ノイズによる信号点
の広がり

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号に対して局部発振器を用いた位相
    検波を行う位相検波回路と、受信信号に基づいて当該受
    信信号に含まれる所定のシンボル値のパターンを有する
    位相回転量推定用系列を抽出する抽出タイミングを生成
    するフレーム同期部と、受信信号からシンボルを識別す
    る最適タイミングを抽出するクロック生成部と、前記抽
    出タイミングと最適タイミングとに基づいて、周波数オ
    フセットによる、位相検波された信号の位相回転を補正
    する周波数オフセット除去部とを備えた無線通信装置で
    あって、 前記周波数オフセット除去部は、 シンボル周期よりも短い間隔で位相検波された信号に含
    まれる位相回転量推定用系列をサンプルし、前記最適タ
    イミングに対応するサンプル点と、その他のサンプル点
    とについて、各々、1シンボル期間後のサンプル点との
    間の位相回転量の算出を行い、各サンプル点について算
    出した位相回転量を平均化して1シンボルあたりの位相
    回転量を推定する位相回転量推定手段と、 位相回転量推定手段が推定した1シンボルあたりの位相
    回転量に従って、前記最適タイミングに対応するサンプ
    ル点のシンボルの位相回転を補正する位相補正手段とを
    有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線通信装置であって、 前記位相回転量推定手段は、前記最適タイミングに対応
    するサンプル点と、当該サンプル点の前後の所定数のサ
    ンプル点とについて、各々、1シンボル期間後のサンプ
    ル点との間の位相回転量の算出を行い、各サンプル点に
    ついて算出した位相回転量を平均化して1シンボルあた
    りの位相回転量を推定することを特徴とする無線通信装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の無線通信装置であ
    って、 前記受信信号は、QPSK変調された信号であって、 前記位相検波回路は、前記受信信号からI信号とQ信号を
    位相検波し、 前記位相回転量推定用系列は、IQ平面において、(0、
    0)と、(1、1)の値を交互にとる系列であり、 前記位相回転量推定手段は、I0を位相回転量を求めるI
    信号のサンプル点、 をI0の1シンボル期間後のI信号のサンプル点、Q0を位
    相回転量を求めるQ信号のサンプル点、QnextをQ0の1
    シンボル期間後のQ信号のサンプル点として、位相検波
    されたI信号の各サンプル点の1シンボル後のサンプル
    点との間の位相回転量ΔIを、 ΔI =−Inext×I0−Qnext×Q0 によって求め、位相検波されたQ信号の各サンプル点の
    1シンボル後のサンプル点との間の位相回転量ΔQを、 ΔQ =−Qnext×I0+Inext×Q0 によって求めることを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】周波数オフセットによる、位相検波された
    信号の位相回転量を推定する位相回転量推定方法であっ
    て、 受信信号から抽出された、シンボルを識別する最適タイ
    ミングと、受信信号に含まれる所定のシンボル値のパタ
    ーンを有する位相回転量推定用系列を抽出すべき抽出タ
    イミングに従って、 シンボル周期よりも短い間隔で位相検波された信号に含
    まれる位相回転量推定用系列をサンプルし、前記最適タ
    イミングに対応するサンプル点と、その他のサンプル点
    とについて、各々、1シンボル期間後のサンプル点との
    間の位相回転量の算出を行い、各サンプル点について算
    出した位相回転量を平均化して1シンボルあたりの位相
    回転量を推定することを特徴とする位相回転量推定方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002007403A1 (fr) * 2000-07-14 2002-01-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme et procede de presomption de canaux
JP2002158727A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 受信同期方法
JP2007181234A (ja) * 2007-02-15 2007-07-12 Hitachi Kokusai Electric Inc プリアンブルパターン識別方法及び周波数偏差検出方法並びにシンボルタイミング検出方法
US7340232B2 (en) 2003-12-02 2008-03-04 Renesas Technology Corp. Receiving system and semiconductor integrated circuit device for processing wireless communication signal

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