JPH1148747A - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
- Publication number
- JPH1148747A JPH1148747A JP20758197A JP20758197A JPH1148747A JP H1148747 A JPH1148747 A JP H1148747A JP 20758197 A JP20758197 A JP 20758197A JP 20758197 A JP20758197 A JP 20758197A JP H1148747 A JPH1148747 A JP H1148747A
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- JP
- Japan
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- air
- air passage
- outlet
- passage
- damper
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 混合する温風量又は冷風量を適宜制限し、或
いは流れ方向を調節し、各吹き出しモード時に所望の温
度の空気を吹き出し可能の自動車用空調装置の提供。 【解決手段】 第2通路43における空気混合部50の
上流側と第3通路44における混合部50の上流側との
境界部に回動可能にサブ2ダンパ38を設ける。第3通
路内に混合部を貫通しデフ吹き出し口47まで通ずる温
風中央ダクト52を設け、これを開閉するサブ1ダンパ
35を設ける。温風中央ダクトにフェイス吹出し口46
のサイド吹き出し部46bへ温風を吹き出す開口部を設
ける。エアミックスダンパ34には第1流量制御板58
を突設すると共に、第2通路の側部には先端部を波形状
の第2流量制御板59を突設する。第3通路と第4通路
45のリア吹き出し用通路45aとの境界部に温風孔5
6を設け、これを開閉するサブ3ダンパ39を設け、サ
ブ3ダンパはエアミックスダンパに連動する。
いは流れ方向を調節し、各吹き出しモード時に所望の温
度の空気を吹き出し可能の自動車用空調装置の提供。 【解決手段】 第2通路43における空気混合部50の
上流側と第3通路44における混合部50の上流側との
境界部に回動可能にサブ2ダンパ38を設ける。第3通
路内に混合部を貫通しデフ吹き出し口47まで通ずる温
風中央ダクト52を設け、これを開閉するサブ1ダンパ
35を設ける。温風中央ダクトにフェイス吹出し口46
のサイド吹き出し部46bへ温風を吹き出す開口部を設
ける。エアミックスダンパ34には第1流量制御板58
を突設すると共に、第2通路の側部には先端部を波形状
の第2流量制御板59を突設する。第3通路と第4通路
45のリア吹き出し用通路45aとの境界部に温風孔5
6を設け、これを開閉するサブ3ダンパ39を設け、サ
ブ3ダンパはエアミックスダンパに連動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用空調装置に
関し、具体的には各空気吹き出し口からの吹き出し温度
をそれぞれの用途に応じた最適な温度に調節することが
できる自動車用空調装置に関する。
関し、具体的には各空気吹き出し口からの吹き出し温度
をそれぞれの用途に応じた最適な温度に調節することが
できる自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの自動車には自動車用空調装
置(所謂カーエアコン)が装備されている。この自動車
用空調装置は、ベンチレーター(換気機能)、ヒーター
(暖房機能)、クーラー(冷房・除湿機能)を備えてお
り、温度、湿度、送風、換気などの調節を行って車室内
の環境を快適に保つ働きをする。
置(所謂カーエアコン)が装備されている。この自動車
用空調装置は、ベンチレーター(換気機能)、ヒーター
(暖房機能)、クーラー(冷房・除湿機能)を備えてお
り、温度、湿度、送風、換気などの調節を行って車室内
の環境を快適に保つ働きをする。
【0003】図20は従来の自動車用空調装置のシステ
ム構成例を示す斜視図、図21は車室内における空気吹
き出し口の配置例を示す斜視図である。
ム構成例を示す斜視図、図21は車室内における空気吹
き出し口の配置例を示す斜視図である。
【0004】図20に示すように、自動車のエンジンル
ーム1内には、クーラユニット3のエバポレータ(図示
せず)に冷媒を圧縮し液化して供給するために、コンプ
レッサ8とコンデンサ5とレシーバ7とが冷媒の流れに
沿って順に配設されている。また、ヒータユニット4の
ヒータコア(図示せず)にはラジエータ6から温水(冷
却液)が供給されるようになっている。
ーム1内には、クーラユニット3のエバポレータ(図示
せず)に冷媒を圧縮し液化して供給するために、コンプ
レッサ8とコンデンサ5とレシーバ7とが冷媒の流れに
沿って順に配設されている。また、ヒータユニット4の
ヒータコア(図示せず)にはラジエータ6から温水(冷
却液)が供給されるようになっている。
【0005】一方、車室2の前部には、ブロア9とクー
ラユニット3とヒータユニット4とが車幅方向に順に配
置されダクトで結合されている。従って、ブロア9から
クーラユニット3に送られた空気は、クーラユニット3
内のエバポレータによって冷却(冷房・除湿)された
後、その一部又は前部がエアミックスダンパ(図示せ
ず)によって振り分けられてヒータユニット4に送ら
れ、このヒータユニット4内のヒータコアによって加熱
される。そして、エアミックスダンパでヒータコアによ
って加熱された温風(加熱空気)とエバポレータによっ
て冷却された冷風(冷却空気)との混合割合が調節され
て乗員が所望する温度にされ、この空気が、車室2の前
部等に設けられたそれぞれのダクトに導かれて、車室2
内の各部に配置された空気吹き出し口からそれぞれ吹き
出されるように構成されている。
ラユニット3とヒータユニット4とが車幅方向に順に配
置されダクトで結合されている。従って、ブロア9から
クーラユニット3に送られた空気は、クーラユニット3
内のエバポレータによって冷却(冷房・除湿)された
後、その一部又は前部がエアミックスダンパ(図示せ
ず)によって振り分けられてヒータユニット4に送ら
れ、このヒータユニット4内のヒータコアによって加熱
される。そして、エアミックスダンパでヒータコアによ
って加熱された温風(加熱空気)とエバポレータによっ
て冷却された冷風(冷却空気)との混合割合が調節され
て乗員が所望する温度にされ、この空気が、車室2の前
部等に設けられたそれぞれのダクトに導かれて、車室2
内の各部に配置された空気吹き出し口からそれぞれ吹き
出されるように構成されている。
【0006】この空気吹き出し口は、例えば図21に示
すように配置されている。即ち、フロントガラス14の
近傍には車幅方向に亘ってデフ吹き出し口10a,10
bが設けられており、デフ吹き出し口10aからはフロ
ントガラス14の曇りを取るためにフロントガラス14
に向かって空気を吹き付け、デフ吹き出し口10bから
は側窓13前部の曇りを取るために側窓13前部に向か
って空気を吹き付けるようになっている。ダッシュボー
ド15にはセンタのフェイス吹き出し口11aと、サイ
ドのフェイス吹き出し口11bと、フロントのフット吹
き出し口12aとがそれぞれ設けられおり、フェイス吹
き出し口11a,11bからは前部座席の乗員の上半身
に向かって空気が吹き出され、フット吹き出し口12a
からは前記乗員の足元に向かって空気が吹き出されるよ
うになっている。
すように配置されている。即ち、フロントガラス14の
近傍には車幅方向に亘ってデフ吹き出し口10a,10
bが設けられており、デフ吹き出し口10aからはフロ
ントガラス14の曇りを取るためにフロントガラス14
に向かって空気を吹き付け、デフ吹き出し口10bから
は側窓13前部の曇りを取るために側窓13前部に向か
って空気を吹き付けるようになっている。ダッシュボー
ド15にはセンタのフェイス吹き出し口11aと、サイ
ドのフェイス吹き出し口11bと、フロントのフット吹
き出し口12aとがそれぞれ設けられおり、フェイス吹
き出し口11a,11bからは前部座席の乗員の上半身
に向かって空気が吹き出され、フット吹き出し口12a
からは前記乗員の足元に向かって空気が吹き出されるよ
うになっている。
【0007】更に、フェイス吹き出し口11bからは吹
き出し角度を変えることによって側窓13全体に空気を
吹き付けることもできるようになっており、このことに
よって側窓13全体の曇り取りを行うこともできる。ま
た、車室2内の後部にはリアのフット吹き出し口12b
が設けられており、このフット吹き出し口12bからは
後部座席の乗員の足元に向かって空気が吹き出されるよ
うになっている。
き出し角度を変えることによって側窓13全体に空気を
吹き付けることもできるようになっており、このことに
よって側窓13全体の曇り取りを行うこともできる。ま
た、車室2内の後部にはリアのフット吹き出し口12b
が設けられており、このフット吹き出し口12bからは
後部座席の乗員の足元に向かって空気が吹き出されるよ
うになっている。
【0008】そして、実際にどの吹き出し口から空気を
吹き出すかは、それぞれの吹き出しモードによって異な
る。例えば次のように吹き出しモードが設定されてい
る。
吹き出すかは、それぞれの吹き出しモードによって異な
る。例えば次のように吹き出しモードが設定されてい
る。
【0009】即ち、、フェイスモードではフェイス吹き
出し口11a,11bから空気を吹き出し、バイレベル
モードではフェイス吹き出し口11a,11bとフット
吹き出し口12a,12bとから等しい量の空気を吹き
出し、フットモードでは主にフット吹き出し口12a,
12bから空気を吹き出すと共にデフ吹き出し口10
a,10bからも多少の空気を吹き出し、ブレンドモー
ドではフット吹き出し口12a,12bとデフ吹き出し
口10a,10bとから等しい量の空気を吹き出し、デ
フモードでは主にデフ吹き出し口10a,10bから空
気を吹き出すと共にフット吹き出し口12a,12bか
らも多少の空気を吹き出すように設定されている。
出し口11a,11bから空気を吹き出し、バイレベル
モードではフェイス吹き出し口11a,11bとフット
吹き出し口12a,12bとから等しい量の空気を吹き
出し、フットモードでは主にフット吹き出し口12a,
12bから空気を吹き出すと共にデフ吹き出し口10
a,10bからも多少の空気を吹き出し、ブレンドモー
ドではフット吹き出し口12a,12bとデフ吹き出し
口10a,10bとから等しい量の空気を吹き出し、デ
フモードでは主にデフ吹き出し口10a,10bから空
気を吹き出すと共にフット吹き出し口12a,12bか
らも多少の空気を吹き出すように設定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、車室2
の各部には種々の空気吹き出し口10a,10b,11
a,11b,12a,12bが設けられており、これら
の空気吹き出し口10a,10b,11a,11b,1
2a,12bからはそれぞれの方向に吹き出しモードに
応じて空気が吹き出されるようになっているが、これら
の空気吹き出し温度は、それぞれの空気吹き出し口10
a,10b,11a,11b,12a,12bの機能を
十分に発揮して車室内の環境をより快適にすることがで
きるように、それぞれの空気吹き出し口10a,10
b,11a,11b,12a,12bの機能に応じて異
なる最適な温度にすることが望まれている。即ち、詳細
は後述するが、次のような吹き出し温度特性が望まれて
いる。
の各部には種々の空気吹き出し口10a,10b,11
a,11b,12a,12bが設けられており、これら
の空気吹き出し口10a,10b,11a,11b,1
2a,12bからはそれぞれの方向に吹き出しモードに
応じて空気が吹き出されるようになっているが、これら
の空気吹き出し温度は、それぞれの空気吹き出し口10
a,10b,11a,11b,12a,12bの機能を
十分に発揮して車室内の環境をより快適にすることがで
きるように、それぞれの空気吹き出し口10a,10
b,11a,11b,12a,12bの機能に応じて異
なる最適な温度にすることが望まれている。即ち、詳細
は後述するが、次のような吹き出し温度特性が望まれて
いる。
【0011】 フェイスモード時にフェイス吹き出し
口11a,11bから空気を吹き出すときには、エアミ
ックスダンパの開度に対して、吹き出し温度が直線的に
上昇するのではなく徐々に上昇するようにして(下に凸
の温度特性にして)、冷房効果を高める。 フットモード時やデフモード時にフット吹き出し口
12a,12bやデフ吹き出し口10a,10bから空
気を吹き出すときには、エアミックスダンパの開度に対
して、吹き出し温度が直線的に上昇するのではなく早め
に上昇するよにして(上に凸の温度特性にして)、暖房
効果を高める。 バイレベルモード時にフェイス吹き出し口11a,
11bとフット吹き出し口12a,12bとから空気を
吹き出すときには、フェイス吹き出し温度とフット吹き
出し温度とを適度に調節して適度な頭寒足熱状態となる
ようにする。
口11a,11bから空気を吹き出すときには、エアミ
ックスダンパの開度に対して、吹き出し温度が直線的に
上昇するのではなく徐々に上昇するようにして(下に凸
の温度特性にして)、冷房効果を高める。 フットモード時やデフモード時にフット吹き出し口
12a,12bやデフ吹き出し口10a,10bから空
気を吹き出すときには、エアミックスダンパの開度に対
して、吹き出し温度が直線的に上昇するのではなく早め
に上昇するよにして(上に凸の温度特性にして)、暖房
効果を高める。 バイレベルモード時にフェイス吹き出し口11a,
11bとフット吹き出し口12a,12bとから空気を
吹き出すときには、フェイス吹き出し温度とフット吹き
出し温度とを適度に調節して適度な頭寒足熱状態となる
ようにする。
【0012】 ブレンドモード時等にデフ吹き出し口
10a,10bとフット吹き出し口12a,12bとか
ら空気を吹き出すときには、フット吹き出し温度よりも
デフ吹き出し温度を高くしてフロントガラス14や側窓
13前部の曇り取りの機能を高める。 フェイスモード時等にフェイス吹き出し口11a,
11bから空気を吹き出すときには、センタのフェイス
吹き出し口11aからの吹き出し温度よりもサイドのフ
ェイス吹き出し口11bからの吹き出し温度を高くして
側窓13全体の曇り取りの機能を高める。 エアミックスダンパ全開/全閉時の風量急変を防止
して、よりよい温度特性が得られるようにする。
10a,10bとフット吹き出し口12a,12bとか
ら空気を吹き出すときには、フット吹き出し温度よりも
デフ吹き出し温度を高くしてフロントガラス14や側窓
13前部の曇り取りの機能を高める。 フェイスモード時等にフェイス吹き出し口11a,
11bから空気を吹き出すときには、センタのフェイス
吹き出し口11aからの吹き出し温度よりもサイドのフ
ェイス吹き出し口11bからの吹き出し温度を高くして
側窓13全体の曇り取りの機能を高める。 エアミックスダンパ全開/全閉時の風量急変を防止
して、よりよい温度特性が得られるようにする。
【0013】 フットモード時等にフット吹き出し口
12a,12bから空気を吹き出すときには、空調装置
から吹き出された空気がリアのフット吹き出し口12b
まで流れていく間に放熱によって温度が低下しても、フ
ロントのフット吹き出し口12aの吹き出し温度とリア
のフット吹き出し口12の吹き出し温度とが同じになる
ようにする。 上記を実現するためにフロントのフット吹き出し
口12aから吹き出される空気よりもリアのフット吹き
出し口12bから吹き出される空気のほうがより多くの
温風が混合されるようにする際に、この温風量がエアミ
ックスダンパの開度に応じた適切な量になるようにす
る。
12a,12bから空気を吹き出すときには、空調装置
から吹き出された空気がリアのフット吹き出し口12b
まで流れていく間に放熱によって温度が低下しても、フ
ロントのフット吹き出し口12aの吹き出し温度とリア
のフット吹き出し口12の吹き出し温度とが同じになる
ようにする。 上記を実現するためにフロントのフット吹き出し
口12aから吹き出される空気よりもリアのフット吹き
出し口12bから吹き出される空気のほうがより多くの
温風が混合されるようにする際に、この温風量がエアミ
ックスダンパの開度に応じた適切な量になるようにす
る。
【0014】また、この一方では、クーラーとヒーター
或いはブロアとクーラーとヒーターを一体化することに
よって、空調装置のコスト低減が図られている。即ち、
かかる一体化により、クーラーとヒーターとをつなぐダ
クト等が削除されて部品点数が削減され、空調装置の組
み立てが容易なり、更には自動車への装着性が向上する
ことによって、コスト低減が図られる。
或いはブロアとクーラーとヒーターを一体化することに
よって、空調装置のコスト低減が図られている。即ち、
かかる一体化により、クーラーとヒーターとをつなぐダ
クト等が削除されて部品点数が削減され、空調装置の組
み立てが容易なり、更には自動車への装着性が向上する
ことによって、コスト低減が図られる。
【0015】ところが、かかる一体化を行う場合、限ら
れたスペースの中で上記のような数々の温度特性を満足
させる必要があり、そのためには様々な構造上の工夫が
必要となる。特に、車室2内のデフ吹き出し口10a,
10bとフェイス吹き出し口11a,11bとフット吹
き出し口12a,12bの位置に対応するように、運転
席側からみて空調装置のデフ吹き出し口は奥側に位置
し、フェイス吹き出し口はデフ吹き出し口の手前側に位
置し、フット吹き出し口はフェイス吹き出し口の下方に
位置するようにすると、どうしても空調装置内で温風の
通路と冷風の通路とが交差するようになるが(詳細後
述)、この場合、単に温風と冷風とを混合させたので
は、何れの吹き出し口からも温風と冷風とを混合させた
一様な温度の空気しか出ないため、上記の温度特性を得
ることは困難であり、様々な工夫が必要となる。
れたスペースの中で上記のような数々の温度特性を満足
させる必要があり、そのためには様々な構造上の工夫が
必要となる。特に、車室2内のデフ吹き出し口10a,
10bとフェイス吹き出し口11a,11bとフット吹
き出し口12a,12bの位置に対応するように、運転
席側からみて空調装置のデフ吹き出し口は奥側に位置
し、フェイス吹き出し口はデフ吹き出し口の手前側に位
置し、フット吹き出し口はフェイス吹き出し口の下方に
位置するようにすると、どうしても空調装置内で温風の
通路と冷風の通路とが交差するようになるが(詳細後
述)、この場合、単に温風と冷風とを混合させたので
は、何れの吹き出し口からも温風と冷風とを混合させた
一様な温度の空気しか出ないため、上記の温度特性を得
ることは困難であり、様々な工夫が必要となる。
【0016】従って本発明は上記従来技術に鑑み、各吹
き出しモードに応じて混合する温風量又は冷風量を適宜
制限し、或いは温風の流れる方向を調節して、各吹き出
しモード時に各吹き出し口から所望の温度の空気を吹き
出すことができる自動車用空調装置を提供することを第
1課題とする。
き出しモードに応じて混合する温風量又は冷風量を適宜
制限し、或いは温風の流れる方向を調節して、各吹き出
しモード時に各吹き出し口から所望の温度の空気を吹き
出すことができる自動車用空調装置を提供することを第
1課題とする。
【0017】また、フット吹き出し口からの吹き出し温
度よりもデフ吹き出し口からの吹き出し温度を高くする
ことができる自動車用空調装置を提供することを第2課
題とする。
度よりもデフ吹き出し口からの吹き出し温度を高くする
ことができる自動車用空調装置を提供することを第2課
題とする。
【0018】また、サイドのフェイス吹き出し口からの
吹き出し温度をセンタのフェイス吹き出し口からの吹き
出し温度よりも高くすることができる自動車用空調装置
を提供することを第3課題とする。
吹き出し温度をセンタのフェイス吹き出し口からの吹き
出し温度よりも高くすることができる自動車用空調装置
を提供することを第3課題とする。
【0019】また、エアミックスダンパ全開/全閉時の
風量急変を防止して、よりよい温度特性を得ることがで
きる自動車用空調装置を提供することを第4課題とす
る。
風量急変を防止して、よりよい温度特性を得ることがで
きる自動車用空調装置を提供することを第4課題とす
る。
【0020】また、空調装置からリアのフット吹き出し
口までの放熱によって温度が低下しても、車室内のフロ
ントのフット吹き出し口からの吹き出し温度とリアのフ
ット吹き出し口からの吹き出し温度とを同程度すること
ができる自動車用空調装置を提供することを第5課題と
する。
口までの放熱によって温度が低下しても、車室内のフロ
ントのフット吹き出し口からの吹き出し温度とリアのフ
ット吹き出し口からの吹き出し温度とを同程度すること
ができる自動車用空調装置を提供することを第5課題と
する。
【0021】また、上記第5課題を解決するためにフロ
ントのフット吹き出し口から吹き出される空気よりもリ
アのフット吹き出し口から吹き出される空気のほうがよ
り多くの温風が混合されるようにする際に、この温風量
をエアミックスダンパの開度に応じた適切な量にするこ
とができる自動車用空調装置を提供することを第6課題
とする。
ントのフット吹き出し口から吹き出される空気よりもリ
アのフット吹き出し口から吹き出される空気のほうがよ
り多くの温風が混合されるようにする際に、この温風量
をエアミックスダンパの開度に応じた適切な量にするこ
とができる自動車用空調装置を提供することを第6課題
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記第1課題を解決する
第1発明の自動車用空調装置は、上流側に配設したエバ
ポレータと、このエバポレータよりも下流側下方に配設
したヒータコアと、前記エバポレータの下流側から斜め
下方へと延びて前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1
空気通路と、前記エバポレータの下流側から前記ヒータ
コアをバイパスするように斜め上方へと延びてケース上
部のフェイス吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、前
記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空気
通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し口
まで通ずる第3空気通路と、前記第2空気通路と前記第
3空気通路とが交差する空気混合部から前記第3空気通
路の外側を通り下方へと延びて前記ケース下部のフット
吹き出し口まで通ずる第4空気通路と、前記第1空気通
路の上流側と前記第2空気通路の上流側との境界部に、
前記第1空気通路側から前記第2空気通路側に亘って回
動可能に設け、前記エバポレータで冷却された空気を前
記第1空気通路側と前記第2空気通路側とに振り分けて
前記空気混合部で混合される温風と冷風との流量割合を
調整するエアミックスダンパと、前記第2空気通路の下
流側と前記第4空気通路の上流側との境界部に、前記第
2空気通路側から前記第4空気通路側に亘って回動可能
に設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し
先を前記フェイス吹き出し口と前記フット吹き出し口と
に切り換え可能なフェイス/フットダンパと、前記第2
空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側との境界
部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通路側に亘
って回動可能に設け、前記空気混合部から流れてくる空
気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス
吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動車用空調
装置であって、前記第2空気通路における前記空気混合
部の上流側と前記第3空気通路における前記空気混合部
の上流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記第
3空気通路側に亘って回動可能にサブダンパを設けたこ
とを特徴とする。
第1発明の自動車用空調装置は、上流側に配設したエバ
ポレータと、このエバポレータよりも下流側下方に配設
したヒータコアと、前記エバポレータの下流側から斜め
下方へと延びて前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1
空気通路と、前記エバポレータの下流側から前記ヒータ
コアをバイパスするように斜め上方へと延びてケース上
部のフェイス吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、前
記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空気
通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し口
まで通ずる第3空気通路と、前記第2空気通路と前記第
3空気通路とが交差する空気混合部から前記第3空気通
路の外側を通り下方へと延びて前記ケース下部のフット
吹き出し口まで通ずる第4空気通路と、前記第1空気通
路の上流側と前記第2空気通路の上流側との境界部に、
前記第1空気通路側から前記第2空気通路側に亘って回
動可能に設け、前記エバポレータで冷却された空気を前
記第1空気通路側と前記第2空気通路側とに振り分けて
前記空気混合部で混合される温風と冷風との流量割合を
調整するエアミックスダンパと、前記第2空気通路の下
流側と前記第4空気通路の上流側との境界部に、前記第
2空気通路側から前記第4空気通路側に亘って回動可能
に設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し
先を前記フェイス吹き出し口と前記フット吹き出し口と
に切り換え可能なフェイス/フットダンパと、前記第2
空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側との境界
部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通路側に亘
って回動可能に設け、前記空気混合部から流れてくる空
気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス
吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動車用空調
装置であって、前記第2空気通路における前記空気混合
部の上流側と前記第3空気通路における前記空気混合部
の上流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記第
3空気通路側に亘って回動可能にサブダンパを設けたこ
とを特徴とする。
【0023】また、上記第1課題を解決する第2発明の
自動車用空調装置は、第1発明の自動車用空調装置にお
いて、前記サブダンパは、前記サブダンパを前記第3空
気通路側に回動させることにより前記ヒータコアから前
記第3空気通路を通って前記空気混合部に流入する温風
の量を制限し、前記サブダンパを前記第2空気通路側に
回動させることにより前記エバポレータから前記第2空
気通路を通って前記空気混合部に流入する冷風の量を制
限し、又は前記サブダンパを所定の中間開度にすること
により前記ヒータコアから前記第3空気通路を通って前
記空気混合部に流入する温風を前記第4空気通路側に案
内して、前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出すフ
ェイスモード時、前記フェイス吹き出し口と前記フット
吹き出し口とから空気を吹き出すバイレベルモード時、
前記フット吹き出し口から空気を吹き出すフットモード
時、前記フット吹き出し口と前記デフ吹き出し口とから
空気を吹き出すブレンドモード時、又は前記デフ吹き出
し口から空気を吹き出すデフモード時に、前記フェイス
吹き出し口、前記フット吹き出し口、又は前記デフ吹き
出し口から所望の温度の空気を吹き出すよう構成したこ
とを特徴とする。
自動車用空調装置は、第1発明の自動車用空調装置にお
いて、前記サブダンパは、前記サブダンパを前記第3空
気通路側に回動させることにより前記ヒータコアから前
記第3空気通路を通って前記空気混合部に流入する温風
の量を制限し、前記サブダンパを前記第2空気通路側に
回動させることにより前記エバポレータから前記第2空
気通路を通って前記空気混合部に流入する冷風の量を制
限し、又は前記サブダンパを所定の中間開度にすること
により前記ヒータコアから前記第3空気通路を通って前
記空気混合部に流入する温風を前記第4空気通路側に案
内して、前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出すフ
ェイスモード時、前記フェイス吹き出し口と前記フット
吹き出し口とから空気を吹き出すバイレベルモード時、
前記フット吹き出し口から空気を吹き出すフットモード
時、前記フット吹き出し口と前記デフ吹き出し口とから
空気を吹き出すブレンドモード時、又は前記デフ吹き出
し口から空気を吹き出すデフモード時に、前記フェイス
吹き出し口、前記フット吹き出し口、又は前記デフ吹き
出し口から所望の温度の空気を吹き出すよう構成したこ
とを特徴とする。
【0024】上記第2課題を解決する第3発明の自動車
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記第3空気通路内には前記空気混合部を貫通して前記
デフ吹き出し口まで通ずる温風ダクトを設け、この温風
ダクトによって前記ヒータコアからの温風の一部を冷風
と混合させることなく前記デフ吹き出し口へと導くよう
構成すると共に、前記温風ダクトの下流端開口部には前
記デフダンパと連動して前記下流端開口部を開閉するサ
ブダンパを設けたことを特徴とする。
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記第3空気通路内には前記空気混合部を貫通して前記
デフ吹き出し口まで通ずる温風ダクトを設け、この温風
ダクトによって前記ヒータコアからの温風の一部を冷風
と混合させることなく前記デフ吹き出し口へと導くよう
構成すると共に、前記温風ダクトの下流端開口部には前
記デフダンパと連動して前記下流端開口部を開閉するサ
ブダンパを設けたことを特徴とする。
【0025】上記第3課題を解決する第4発明の自動車
用空調装置は、第3発明の自動車用空調装置において、
前記フェイス吹き出し口は前記デフ吹き出し口側のサイ
ド吹き出し部と、このサイド吹き出し部の外側のセンタ
吹き出し部とに分け、前記センタ吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のセンタのフェイス吹き出し口から車
室内に吹き出す一方、前記サイド吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のサイドのフェイス吹き出し口から車
両の側窓に向かって吹き付けるよう構成すると共に、前
記温風ダクトの下流側には、前記温風ダクトを流れる温
風を前記サイド吹き出し部へと吹き出すための開口部を
形成したことを特徴とする。
用空調装置は、第3発明の自動車用空調装置において、
前記フェイス吹き出し口は前記デフ吹き出し口側のサイ
ド吹き出し部と、このサイド吹き出し部の外側のセンタ
吹き出し部とに分け、前記センタ吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のセンタのフェイス吹き出し口から車
室内に吹き出す一方、前記サイド吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のサイドのフェイス吹き出し口から車
両の側窓に向かって吹き付けるよう構成すると共に、前
記温風ダクトの下流側には、前記温風ダクトを流れる温
風を前記サイド吹き出し部へと吹き出すための開口部を
形成したことを特徴とする。
【0026】上記第4課題を解決する第5発明の自動車
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記エアミックスダンパの前記第1空気通路側面には第
1流量制御板を突設すると共に、前記第2空気通路の側
部には先端側を波形状に形成した第2流量制御板を前記
エバポレータ側に突設し、前記エアミックスダンパが前
記第1空気通路を塞ぐ全閉状態から前記第2空気通路側
に向かって開き始めたときには、前記第1流量制御板に
より、前記第1空気通路に流れる空気量を漸増させると
共に、前記エアミックスダンパが全開に近づいて前記第
2空気通路を塞ぐときには、前記第2流量制御板によ
り、前記第2空気通路を流れる空気量を漸減させるよう
構成したことを特徴とする。
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記エアミックスダンパの前記第1空気通路側面には第
1流量制御板を突設すると共に、前記第2空気通路の側
部には先端側を波形状に形成した第2流量制御板を前記
エバポレータ側に突設し、前記エアミックスダンパが前
記第1空気通路を塞ぐ全閉状態から前記第2空気通路側
に向かって開き始めたときには、前記第1流量制御板に
より、前記第1空気通路に流れる空気量を漸増させると
共に、前記エアミックスダンパが全開に近づいて前記第
2空気通路を塞ぐときには、前記第2流量制御板によ
り、前記第2空気通路を流れる空気量を漸減させるよう
構成したことを特徴とする。
【0027】上記第5課題を解決する第6発明の自動車
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記第4空気通路は前記第3空気通路側のリア吹き出し
用通路と、このリア吹き出し用通路の外側のフロント吹
き出し用通路とに分けて、前記フット吹き出し口は前記
リア吹き出し用通路先端のリア吹き出し部と、前記フロ
ント吹き出し用通路先端のフロント吹き出し部とに分け
ると共に、前記第3空気通路側から前記リア吹き出し用
通路側へ前記ヒータコアからの温風の一部を導くため
に、前記第3空気通路と前記リア吹き出し用通路との境
界部を貫通して設けた温風孔と、前記フェイス吹き出し
口から空気を吹き出す際に前記温風孔を開くサブダンパ
とを備えたことを特徴とする。
用空調装置は、上流側に配設したエバポレータと、この
エバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコア
と、前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて
前記ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、前
記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパス
するように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス吹
き出し口まで通ずる第2空気通路と、前記ヒータコアの
下流側から上方へと延びて前記第2空気通路と交差する
と共に前記ケース上部のデフ吹き出し口まで通ずる第3
空気通路と、前記第2空気通路と前記第3空気通路とが
交差する空気混合部から前記第3空気通路の外側を通り
下方へと延びて前記ケース下部のフット吹き出し口まで
通ずる第4空気通路と、前記第1空気通路の上流側と前
記第2空気通路の上流側との境界部に、前記第1空気通
路側から前記第2空気通路側に亘って回動可能に設け、
前記エバポレータで冷却された空気を前記第1空気通路
側と前記第2空気通路側とに振り分けて前記空気混合部
で混合される温風と冷風との流量割合を調整するエアミ
ックスダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第4
空気通路の上流側との境界部に、前記第2空気通路側か
ら前記第4空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空
気混合部から流れてくる空気の吹き出し先を前記フェイ
ス吹き出し口と前記フット吹き出し口とに切り換え可能
なフェイス/フットダンパと、前記第2空気通路の下流
側と前記第3空気通路の下流側との境界部に、前記第2
空気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能に
設け、前記空気混合部から流れてくる空気の吹き出し先
を前記デフ吹き出し口と、前記フェイス吹き出し口又は
前記フット吹き出し口とに切り換え可能なデフダンパと
を、前記ケース内に有する自動車用空調装置であって、
前記第4空気通路は前記第3空気通路側のリア吹き出し
用通路と、このリア吹き出し用通路の外側のフロント吹
き出し用通路とに分けて、前記フット吹き出し口は前記
リア吹き出し用通路先端のリア吹き出し部と、前記フロ
ント吹き出し用通路先端のフロント吹き出し部とに分け
ると共に、前記第3空気通路側から前記リア吹き出し用
通路側へ前記ヒータコアからの温風の一部を導くため
に、前記第3空気通路と前記リア吹き出し用通路との境
界部を貫通して設けた温風孔と、前記フェイス吹き出し
口から空気を吹き出す際に前記温風孔を開くサブダンパ
とを備えたことを特徴とする。
【0028】上記第6課題を解決する第7発明の自動車
用空調装置は、第6発明の自動車用空調装置において、
前記サブダンパは、前記エアミックスダンパが前記第1
空気通路側から前記第2空気通路側へ回動して前記第1
空気通路から前記ヒータコアに流れる空気量を増加させ
るのに応じて、前記温風孔の開度を大きくし、且つ前記
エアミックスダンパが前記第2空気通路側から前記第1
空気通路側へ回動して前記第1空気通路から前記ヒータ
コアに流れる空気量を減少させるのに応じて、前記温風
孔の開度を小さくするように、前記エアミックスダンパ
に連動して開閉する構成であることを特徴とする。
用空調装置は、第6発明の自動車用空調装置において、
前記サブダンパは、前記エアミックスダンパが前記第1
空気通路側から前記第2空気通路側へ回動して前記第1
空気通路から前記ヒータコアに流れる空気量を増加させ
るのに応じて、前記温風孔の開度を大きくし、且つ前記
エアミックスダンパが前記第2空気通路側から前記第1
空気通路側へ回動して前記第1空気通路から前記ヒータ
コアに流れる空気量を減少させるのに応じて、前記温風
孔の開度を小さくするように、前記エアミックスダンパ
に連動して開閉する構成であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、本発明は自動車用空調
装置全体のうち、エバポレータやヒーターコアを一体的
に備えて車室前部に配設される部分(所謂室内機)の構
成に工夫を施したものであるため、ここではこの部分に
付いて詳細に説明し、その他の部分(即ちエンジンルー
ム内に設置されるコンプレッサやコンデンサ等)につい
ては従来と同様として説明及び図示を省略する。
に基づき詳細に説明する。なお、本発明は自動車用空調
装置全体のうち、エバポレータやヒーターコアを一体的
に備えて車室前部に配設される部分(所謂室内機)の構
成に工夫を施したものであるため、ここではこの部分に
付いて詳細に説明し、その他の部分(即ちエンジンルー
ム内に設置されるコンプレッサやコンデンサ等)につい
ては従来と同様として説明及び図示を省略する。
【0030】[構成]図1は本発明の実施の形態に係る
自動車用空調装置の斜視図、図2は図1のA−A線矢視
拡大断面図、図3は前記自動車用空調装置に備えた温風
中央ダクト部分を抽出して示す拡大斜視図、図4は前記
自動車用空調装置のフット吹き出し口部分を抽出して示
す拡大斜視図、図5は前記自動車用空調装置に備えたエ
アミックスダンパ部を抽出して示す図2のB方向矢視
図、図6は前記エアミックスダンパが開き始めたときの
状態と全閉に近づいたときの状態とを示す説明図、図7
は車室内における空気吹き出し口及び前記自動車用空調
装置の操作部の配置例を示す斜視図、図8は前記操作部
の拡大正面図である。
自動車用空調装置の斜視図、図2は図1のA−A線矢視
拡大断面図、図3は前記自動車用空調装置に備えた温風
中央ダクト部分を抽出して示す拡大斜視図、図4は前記
自動車用空調装置のフット吹き出し口部分を抽出して示
す拡大斜視図、図5は前記自動車用空調装置に備えたエ
アミックスダンパ部を抽出して示す図2のB方向矢視
図、図6は前記エアミックスダンパが開き始めたときの
状態と全閉に近づいたときの状態とを示す説明図、図7
は車室内における空気吹き出し口及び前記自動車用空調
装置の操作部の配置例を示す斜視図、図8は前記操作部
の拡大正面図である。
【0031】図1に示すように、本実施の形態に係る自
動車用空調装置21は、車幅方向に沿って図中左側(助
手席側)に位置するブロア部22と図中右側に位置する
クーラー/ヒーター部23とを一体的に結合してなるも
のである。
動車用空調装置21は、車幅方向に沿って図中左側(助
手席側)に位置するブロア部22と図中右側に位置する
クーラー/ヒーター部23とを一体的に結合してなるも
のである。
【0032】ブロア部22では、ケース24内にフィル
タ20と、ブロワファン25とブロワファン25を回転
駆動するブロアモータ26とからなるブロア30とが設
けられいる。また、ケース24の上部には、車室内の空
気取り入れ口27と、車外の空気取り入れ口28とが設
けられると共に、これらの空気取り入れ口27,28の
切り換えを行うためのフレッシュ/リサーキュレーティ
ングダンパ29が、空気取り入れ口27,28の境界部
に回動可能に設けられている。
タ20と、ブロワファン25とブロワファン25を回転
駆動するブロアモータ26とからなるブロア30とが設
けられいる。また、ケース24の上部には、車室内の空
気取り入れ口27と、車外の空気取り入れ口28とが設
けられると共に、これらの空気取り入れ口27,28の
切り換えを行うためのフレッシュ/リサーキュレーティ
ングダンパ29が、空気取り入れ口27,28の境界部
に回動可能に設けられている。
【0033】従って、フレッシュ/リサーキュレーティ
ングダンパ29をエンジンルーム側に倒して空気取り入
れ口27を開けると、この空気取り入れ口27からブロ
ア30によりフィルタ20を介して車室内の空気が取り
入れられて内気循環(リサーキュレーティング)モード
となり、フレッシュ/リサーキュレーティングダンパ2
9を車室側に倒して空気取り入れ口28を開けると、こ
の空気取り入れ口28からブロア30によりフィルタ2
0を介して車外の空気が取り入れられて外気導入(フレ
ッシュ)モードとなる。
ングダンパ29をエンジンルーム側に倒して空気取り入
れ口27を開けると、この空気取り入れ口27からブロ
ア30によりフィルタ20を介して車室内の空気が取り
入れられて内気循環(リサーキュレーティング)モード
となり、フレッシュ/リサーキュレーティングダンパ2
9を車室側に倒して空気取り入れ口28を開けると、こ
の空気取り入れ口28からブロア30によりフィルタ2
0を介して車外の空気が取り入れられて外気導入(フレ
ッシュ)モードとなる。
【0034】そして、ブロワ30により空気取り入れ口
27又は28を介して取り入れられた空気は、隣接する
クーラー/ヒーター部23へと導かれる。
27又は28を介して取り入れられた空気は、隣接する
クーラー/ヒーター部23へと導かれる。
【0035】クーラー/ヒーター部23では、ケース3
1内にエバポレータ32と、ヒーターコア33と、エア
ミックスダンパ34と、デフダンパ36と、フェイス/
フットダンパ37と、サブ1ダンパ35と、サブ2ダン
パ38と、サブ3ダンパ39と、複数の空気通路とが設
けられている。
1内にエバポレータ32と、ヒーターコア33と、エア
ミックスダンパ34と、デフダンパ36と、フェイス/
フットダンパ37と、サブ1ダンパ35と、サブ2ダン
パ38と、サブ3ダンパ39と、複数の空気通路とが設
けられている。
【0036】詳述すると、図2に示すように、ケース3
1は上ケース31aと下ケース31bとからなってお
り、エバポレータ32等を配設した後に、上ケース31
aと下ケース31bとを合せ面40で着脱可能に結合さ
せて一体のケースとなっている。
1は上ケース31aと下ケース31bとからなってお
り、エバポレータ32等を配設した後に、上ケース31
aと下ケース31bとを合せ面40で着脱可能に結合さ
せて一体のケースとなっている。
【0037】ケース31内のエンジンルーム側端部には
ブロア部22から車幅方向(図2の紙面と直交する方
向)に延びてクーラー/ヒーター部23へと通ずる送風
通路41が設けられており、ブロア30によって取り込
まれた空気が、この送風通路41を介してケース31内
のエンジンルーム側端部へと導入されるようになってい
る。そして、ケース31内には、この導入された空気の
流れに沿って、上流側に前記空気を冷却(冷房・除湿)
するためのエバポレータ32が配設され、このエバポレ
ータ32よりも下流側下方に前記空気を加熱するための
ヒーターコア33が配設されている。なお、エバポレー
タ31から垂れてきたドレン水は、ケース31の下端部
に設けられた排水孔57から排水される(矢印p参
照)。
ブロア部22から車幅方向(図2の紙面と直交する方
向)に延びてクーラー/ヒーター部23へと通ずる送風
通路41が設けられており、ブロア30によって取り込
まれた空気が、この送風通路41を介してケース31内
のエンジンルーム側端部へと導入されるようになってい
る。そして、ケース31内には、この導入された空気の
流れに沿って、上流側に前記空気を冷却(冷房・除湿)
するためのエバポレータ32が配設され、このエバポレ
ータ32よりも下流側下方に前記空気を加熱するための
ヒーターコア33が配設されている。なお、エバポレー
タ31から垂れてきたドレン水は、ケース31の下端部
に設けられた排水孔57から排水される(矢印p参
照)。
【0038】また、ケース31内には、仕切り板を適宜
配設して、第1空気通路42と第2空気通路43と第3
空気通路44と第4空気通路45とが形成されている。
第1空気通路42は、エバポレータ32の下流側から斜
め下方へと延びて、ヒーターコア33の上流側まで通じ
ている。第2空気通路43は、エバポレータ32の下流
側からヒーターコア33をバイパスするように斜め上方
へと延びて、ケース31上部のフェイス吹き出し口46
まで通じている。第3空気通路44は、ヒーターコア3
3の下流側から上方へと延びて第2空気通路43と交差
すると共に、ケース31上部のデフ吹き出し口47まで
通じている。第4空気通路45は、第2空気通路43と
第3空気通路44とが交差する空気混合部50から第3
空気通路44の外側を通り下方へと延びて、ケース31
下部のフット吹き出し口48まで通じている。
配設して、第1空気通路42と第2空気通路43と第3
空気通路44と第4空気通路45とが形成されている。
第1空気通路42は、エバポレータ32の下流側から斜
め下方へと延びて、ヒーターコア33の上流側まで通じ
ている。第2空気通路43は、エバポレータ32の下流
側からヒーターコア33をバイパスするように斜め上方
へと延びて、ケース31上部のフェイス吹き出し口46
まで通じている。第3空気通路44は、ヒーターコア3
3の下流側から上方へと延びて第2空気通路43と交差
すると共に、ケース31上部のデフ吹き出し口47まで
通じている。第4空気通路45は、第2空気通路43と
第3空気通路44とが交差する空気混合部50から第3
空気通路44の外側を通り下方へと延びて、ケース31
下部のフット吹き出し口48まで通じている。
【0039】なお、フェイス吹き出し口46は仕切り板
51で仕切られていて、デフ吹き出し口47側に位置す
るサイド吹き出し部46aと、このサイド吹き出し部4
6aの外側に位置するセンタ吹き出し部46bとに分け
られている。
51で仕切られていて、デフ吹き出し口47側に位置す
るサイド吹き出し部46aと、このサイド吹き出し部4
6aの外側に位置するセンタ吹き出し部46bとに分け
られている。
【0040】また、図4に示すように、第4空気通路4
5は、仕切り板65を第4空気通路45内に設けること
によって、第3空気通路44側で且つ中央部に位置する
リア吹き出し用通路45aと、このリア吹き出し用通路
45aの外側のフロント吹き出し用通路45bとに分け
られており、このことによって、フット吹き出し口48
は、リア吹き出し用通路45a先端(図中下端)のリア
吹き出し部48aと、フロント吹き出し用通路45b先
端(図中下端)のフロント吹き出し部48bとに分けら
れている。
5は、仕切り板65を第4空気通路45内に設けること
によって、第3空気通路44側で且つ中央部に位置する
リア吹き出し用通路45aと、このリア吹き出し用通路
45aの外側のフロント吹き出し用通路45bとに分け
られており、このことによって、フット吹き出し口48
は、リア吹き出し用通路45a先端(図中下端)のリア
吹き出し部48aと、フロント吹き出し用通路45b先
端(図中下端)のフロント吹き出し部48bとに分けら
れている。
【0041】そして、図2に示すように、空気通路4
2,43,44,45の各部には、それぞれのモータ
(図示せず)によって回動されるエアミックスダンパ3
4と、デフダンパ36と、フェイス/フットダンパ37
と、サブ1ダンパ35と、サブ2ダンパ38と、サブ3
ダンパ39とがそれぞれ配設されている。
2,43,44,45の各部には、それぞれのモータ
(図示せず)によって回動されるエアミックスダンパ3
4と、デフダンパ36と、フェイス/フットダンパ37
と、サブ1ダンパ35と、サブ2ダンパ38と、サブ3
ダンパ39とがそれぞれ配設されている。
【0042】エアミックスダンパ34は、第1空気通路
42の上流側と第2空気通路43の上流側との境界部
に、第1空気通路42から第2空気通路43に亘って回
動可能に設けられており、その開度を0〜100%の間
で変化させることによって、エバポレータ32で冷却さ
れた空気(矢印a参照)を第1空気通路42側と第2空
気通路43側とに振り分けて(矢印i,b参照)、空気
混合部50で混合される温風(加熱空気)と冷風(冷却
空気)との流量割合(矢印b,j参照)を調節すること
ができる。
42の上流側と第2空気通路43の上流側との境界部
に、第1空気通路42から第2空気通路43に亘って回
動可能に設けられており、その開度を0〜100%の間
で変化させることによって、エバポレータ32で冷却さ
れた空気(矢印a参照)を第1空気通路42側と第2空
気通路43側とに振り分けて(矢印i,b参照)、空気
混合部50で混合される温風(加熱空気)と冷風(冷却
空気)との流量割合(矢印b,j参照)を調節すること
ができる。
【0043】また、図2及び図5に示すように、エアミ
ックスダンパ34の第1空気通路42側面には、第1流
量制御板58が突設されると共に、第2空気通路43の
側部には、先端側が波形状に形成された第2流量制御板
59が、前記エバポレータ側に突設されている。
ックスダンパ34の第1空気通路42側面には、第1流
量制御板58が突設されると共に、第2空気通路43の
側部には、先端側が波形状に形成された第2流量制御板
59が、前記エバポレータ側に突設されている。
【0044】このため、図6中に実線で示すように、エ
アミックスダンパ34が第1空気通路42を塞ぐ全閉状
態から第2空気通路43側に向かって開き始めたときに
は、第2空気通路43を流れる冷風は減少するが、第1
流量制御板58により、第1空気通路42を流れる空気
量(冷風)はあまり増えずに漸増する。即ち、ヒータコ
ア33から第3空気通路44へ流れる温風は漸増する。
その後、前記温風は急増する。そして、図6中に一点鎖
線で示すように、エアミックスダンパ34が全開に近づ
いて第2空気通路43を塞ぐときには、第2流量制御板
59により、第2空気通路43を流れる冷風量が漸減す
る。その結果、第1空気通路42側へ流れる冷風が漸増
して、ヒータコア33から第3空気通路44へ流れる温
風が漸増する。つまり、エアミックスダンパ34の全開
/全閉時に風量が急変することはない(図11参照)。
アミックスダンパ34が第1空気通路42を塞ぐ全閉状
態から第2空気通路43側に向かって開き始めたときに
は、第2空気通路43を流れる冷風は減少するが、第1
流量制御板58により、第1空気通路42を流れる空気
量(冷風)はあまり増えずに漸増する。即ち、ヒータコ
ア33から第3空気通路44へ流れる温風は漸増する。
その後、前記温風は急増する。そして、図6中に一点鎖
線で示すように、エアミックスダンパ34が全開に近づ
いて第2空気通路43を塞ぐときには、第2流量制御板
59により、第2空気通路43を流れる冷風量が漸減す
る。その結果、第1空気通路42側へ流れる冷風が漸増
して、ヒータコア33から第3空気通路44へ流れる温
風が漸増する。つまり、エアミックスダンパ34の全開
/全閉時に風量が急変することはない(図11参照)。
【0045】フェイス/フットダンパ37は、第2空気
通路43の下流側と第4空気通路45の上流側との境界
部に、第2空気通路43側から第4空気通路45側に亘
って回動可能に設けられており、空気混合部50から流
れてくる空気の吹き出し先を、フェイス吹き出し口46
とフット吹き出し口48とに切り換えることができる。
通路43の下流側と第4空気通路45の上流側との境界
部に、第2空気通路43側から第4空気通路45側に亘
って回動可能に設けられており、空気混合部50から流
れてくる空気の吹き出し先を、フェイス吹き出し口46
とフット吹き出し口48とに切り換えることができる。
【0046】即ち、フェイス/フットダンパ37を第4
空気通路45側に回動させて、第4空気通路45の入口
を塞ぎ、フェイス吹き出し口46を全開にすると(図2
中に実線で示す状態にすると)、フェイス吹き出し口4
6のセンタ吹き出し部46aとサイド吹き出し部46b
とから空気が吹き出される(矢印c,d,e参照)。
空気通路45側に回動させて、第4空気通路45の入口
を塞ぎ、フェイス吹き出し口46を全開にすると(図2
中に実線で示す状態にすると)、フェイス吹き出し口4
6のセンタ吹き出し部46aとサイド吹き出し部46b
とから空気が吹き出される(矢印c,d,e参照)。
【0047】また、フェイス/フットダンパ37の基端
部の車幅方向両端部には2の小さな孔37aが開けられ
ており、フェイス/フットダンパ37によって第4空気
通路45の入口を塞いでいても、孔37aから5%の流
量の空気を第4空気通路45側に流すことができるよう
になっている。なお、孔37aは、フェイス/フットダ
ンパ46を第2空気通路43側に回動させてフェイス吹
き出し口46を塞いだときには、孔37aから空気が漏
れることがないように、フェイス吹き出し口46の周縁
部によって塞がれるようになっている。
部の車幅方向両端部には2の小さな孔37aが開けられ
ており、フェイス/フットダンパ37によって第4空気
通路45の入口を塞いでいても、孔37aから5%の流
量の空気を第4空気通路45側に流すことができるよう
になっている。なお、孔37aは、フェイス/フットダ
ンパ46を第2空気通路43側に回動させてフェイス吹
き出し口46を塞いだときには、孔37aから空気が漏
れることがないように、フェイス吹き出し口46の周縁
部によって塞がれるようになっている。
【0048】一方、フェイス/フットダンパ37を第2
空気通路43側に回動させて、フェイス吹き出し口46
を塞ぎ、第4空気通路45の入口を全開にすると(図2
中に一点鎖線で示す状態にすると)、フット吹き出し口
48のフロント吹き出し部48bとリア吹き出し部48
aとから空気が吹き出される(矢印f,g,h,n参
照)。また、フェイス/フットダンパ37を所定の中間
開度にして、フェイス吹き出し口46とフット吹き出し
口48との両方から空気を吹き出すようにすることもで
きる。
空気通路43側に回動させて、フェイス吹き出し口46
を塞ぎ、第4空気通路45の入口を全開にすると(図2
中に一点鎖線で示す状態にすると)、フット吹き出し口
48のフロント吹き出し部48bとリア吹き出し部48
aとから空気が吹き出される(矢印f,g,h,n参
照)。また、フェイス/フットダンパ37を所定の中間
開度にして、フェイス吹き出し口46とフット吹き出し
口48との両方から空気を吹き出すようにすることもで
きる。
【0049】デフダンパ36は、第2空気通路43の下
流側と第3空気通路44の下流側との境界部に、第2空
気通路43側から第3空気通路44側に亘って回動可能
に設けられており、空気混合部50から流れてくる空気
の吹き出し先を、デフ吹き出し口47と、フェイス/フ
ットダンパ37の状態に応じてフェイス吹き出し口46
又はフット吹き出し口48とに切り換えることができ
る。
流側と第3空気通路44の下流側との境界部に、第2空
気通路43側から第3空気通路44側に亘って回動可能
に設けられており、空気混合部50から流れてくる空気
の吹き出し先を、デフ吹き出し口47と、フェイス/フ
ットダンパ37の状態に応じてフェイス吹き出し口46
又はフット吹き出し口48とに切り換えることができ
る。
【0050】即ち、デフダンパ36を第3空気通路44
側に回動させて、デフ吹き出し口47を塞ぐと、フェイ
ス吹き出し口46又はフット吹き出し口48から空気が
吹き出される。一方、デフダンパ36を第2空気通路4
3側に回動させて第2空気通路43を塞ぐと(但し、こ
のときデフダンパ36の下方には多少の隙間を有してい
る)、主にデフ吹き出し口47から空気が吹き出される
(矢印k参照)。また、詳細は後述するが、デフダンパ
36を所定の中間開度にして、デフ吹き出し口47とフ
ット吹き出し口48の両方から空気を吹き出すようにす
ることもできる。
側に回動させて、デフ吹き出し口47を塞ぐと、フェイ
ス吹き出し口46又はフット吹き出し口48から空気が
吹き出される。一方、デフダンパ36を第2空気通路4
3側に回動させて第2空気通路43を塞ぐと(但し、こ
のときデフダンパ36の下方には多少の隙間を有してい
る)、主にデフ吹き出し口47から空気が吹き出される
(矢印k参照)。また、詳細は後述するが、デフダンパ
36を所定の中間開度にして、デフ吹き出し口47とフ
ット吹き出し口48の両方から空気を吹き出すようにす
ることもできる。
【0051】サブ1ダンパ35は、第3空気通路44内
に設けられている温風中央ダクト52の下流端開口部を
開閉するために、第3空気通路44の下流側に回動可能
に設けられており、デフダンパ36と連動する。即ち、
図2中に実線で示すように、デフダンパ36を第4空気
通路45側に回動させてデフ吹き出し口47を閉じると
きには、サブ1ダンパ35も図1中右側(第3空気通路
44側)に回動して温風中央ダクト52の下流端開口部
を閉じる一方、デフダンパ36を第2空気通路43側に
回動させてデフ吹き出し口47を全開したとき又は僅か
に開けたときには、サブ1ダンパ35も図1中左側に回
動して温風中央ダクト52の下流端開口部を開く。
に設けられている温風中央ダクト52の下流端開口部を
開閉するために、第3空気通路44の下流側に回動可能
に設けられており、デフダンパ36と連動する。即ち、
図2中に実線で示すように、デフダンパ36を第4空気
通路45側に回動させてデフ吹き出し口47を閉じると
きには、サブ1ダンパ35も図1中右側(第3空気通路
44側)に回動して温風中央ダクト52の下流端開口部
を閉じる一方、デフダンパ36を第2空気通路43側に
回動させてデフ吹き出し口47を全開したとき又は僅か
に開けたときには、サブ1ダンパ35も図1中左側に回
動して温風中央ダクト52の下流端開口部を開く。
【0052】図2及び図3に示すように、温風中央ダク
ト52は、空気混合部50を貫通してデフ吹き出し口4
7まで通ずるように第3空気通路44内の中央部に設け
られており、ヒーターコア33からの温風の一部を冷風
と混合させることなくデフ吹き出し口47へと導くこと
ができる。また、温風中央ダクト52の下流側には、温
風中央ダクト52の上面52dの一部を斜め上方に突出
するように傾斜させることによって開口部52aが形成
されており、この開口部52aからは温風中央ダクト5
2を流れる温風をフェイス吹き出し口46のサイド吹き
出し部46bへ吹き出すようになっている。
ト52は、空気混合部50を貫通してデフ吹き出し口4
7まで通ずるように第3空気通路44内の中央部に設け
られており、ヒーターコア33からの温風の一部を冷風
と混合させることなくデフ吹き出し口47へと導くこと
ができる。また、温風中央ダクト52の下流側には、温
風中央ダクト52の上面52dの一部を斜め上方に突出
するように傾斜させることによって開口部52aが形成
されており、この開口部52aからは温風中央ダクト5
2を流れる温風をフェイス吹き出し口46のサイド吹き
出し部46bへ吹き出すようになっている。
【0053】サブ2ダンパ38は、第2空気通路43に
おける空気混合部50の上流側と第3空気通路44にお
ける空気混合部50の上流側との境界部に、第2空気通
路43側から第3空気通路44側に亘って回動可能に設
けられている。しかも、サブ2ダンパ38は長手方向の
中央部が切欠かかれてコ字状に形成されると共に、温風
中央ダクト52を挟むように配設されており、温風中央
ダクト52の両側面52b,52cとの間に隙間が設け
られている。
おける空気混合部50の上流側と第3空気通路44にお
ける空気混合部50の上流側との境界部に、第2空気通
路43側から第3空気通路44側に亘って回動可能に設
けられている。しかも、サブ2ダンパ38は長手方向の
中央部が切欠かかれてコ字状に形成されると共に、温風
中央ダクト52を挟むように配設されており、温風中央
ダクト52の両側面52b,52cとの間に隙間が設け
られている。
【0054】また、温風中央ダクト52の両側には仕切
り板53a,53bが設けられている。これらの仕切り
板53a,53bは、温風中央ダクト52の両側面52
b,52cと平行に設けられて狭い通路54a,54b
を形成すると共に、サブ2ダンパ38の内側面38a,
38bに接してこの部分からの空気の漏れを防止してい
る。なお、温風中央ダクト52の両側面52b,52c
はデフダンパ36の内側面36a,36bにも接してお
り、この部分からの空気の漏れも防止している。
り板53a,53bが設けられている。これらの仕切り
板53a,53bは、温風中央ダクト52の両側面52
b,52cと平行に設けられて狭い通路54a,54b
を形成すると共に、サブ2ダンパ38の内側面38a,
38bに接してこの部分からの空気の漏れを防止してい
る。なお、温風中央ダクト52の両側面52b,52c
はデフダンパ36の内側面36a,36bにも接してお
り、この部分からの空気の漏れも防止している。
【0055】従って、図3中に実線で示すように、サブ
2ダンパ38を第3空気通路44側に回動させたときに
は、空気混合部50の上流側で、サブ2ダンパ38の側
方の隙間(通路54a,54b)のみを残して、第3空
気通路44の大部分がサブ2ダンパ38によって塞がれ
る。このため、ヒーターコア33(図2参照)から第3
空気通路44を通って流れてきた温風は、狭い通路54
a,54aから空気混合部50へ流入することになる。
一方、エバポレータ32(図2参照)から第2空気通路
43を通って流れてきた冷風は、仕切り板53a,53
bの両側から空気混合部50に流入する。つまり、サブ
2ダンパ38を第3空気通路44側に回動させることに
より、冷風量は確保しつつ、温風量のみをサブ2ダンパ
38によって制限することができる。
2ダンパ38を第3空気通路44側に回動させたときに
は、空気混合部50の上流側で、サブ2ダンパ38の側
方の隙間(通路54a,54b)のみを残して、第3空
気通路44の大部分がサブ2ダンパ38によって塞がれ
る。このため、ヒーターコア33(図2参照)から第3
空気通路44を通って流れてきた温風は、狭い通路54
a,54aから空気混合部50へ流入することになる。
一方、エバポレータ32(図2参照)から第2空気通路
43を通って流れてきた冷風は、仕切り板53a,53
bの両側から空気混合部50に流入する。つまり、サブ
2ダンパ38を第3空気通路44側に回動させることに
より、冷風量は確保しつつ、温風量のみをサブ2ダンパ
38によって制限することができる。
【0056】また、図3中に一点鎖線で示すように、サ
ブ2ダンパ38を第2空気通路43側に回動させたとき
には、空気混合部50の上流側で、サブ2ダンパ38の
側方の隙間(通路54a,54b)と上方の隙間55
a,55bのみを残して、第2空気通路43の大部分が
サブ2ダンパ38によって塞がれる。このため、エバポ
レータ32から第2空気通路43を通って流れてきた冷
風は、狭い通路54a,54bから空気混合部50へ流
入することになる。一方、ヒーターコア33から第3空
気通路44を通って流れてきた温風は、仕切り板53
a,53bの両側から空気混合部50に流入する。つま
り、サブ2ダンパ38を第2空気通路43側に回動させ
ることにより、温風量は確保しつつ、冷風量のみをサブ
2ダンパ38によって制限することができる。
ブ2ダンパ38を第2空気通路43側に回動させたとき
には、空気混合部50の上流側で、サブ2ダンパ38の
側方の隙間(通路54a,54b)と上方の隙間55
a,55bのみを残して、第2空気通路43の大部分が
サブ2ダンパ38によって塞がれる。このため、エバポ
レータ32から第2空気通路43を通って流れてきた冷
風は、狭い通路54a,54bから空気混合部50へ流
入することになる。一方、ヒーターコア33から第3空
気通路44を通って流れてきた温風は、仕切り板53
a,53bの両側から空気混合部50に流入する。つま
り、サブ2ダンパ38を第2空気通路43側に回動させ
ることにより、温風量は確保しつつ、冷風量のみをサブ
2ダンパ38によって制限することができる。
【0057】更には、詳細は後述するが、サブ2ダンパ
38を所定の中間開度にすることにより、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風の流量と共に流れる方向を調節することもで
きる。
38を所定の中間開度にすることにより、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風の流量と共に流れる方向を調節することもで
きる。
【0058】サブ3ダンパ39は、図2及び図4に示す
ように、第3空気通路44内において空気混合部50の
上流側に回動可能に設けられており、前記上流側に形成
された温風孔56を開閉する。温風孔56は、第3空気
通路44と、第4空気通路45のリア吹き出し用通路4
5aとの境界部を貫通するように設けられており、ヒー
ターコア33からの温風の一部を第3空気通路44側か
らリア吹き出し用通路45a側へ導くことができる。こ
のことによって、リア吹き出し部48aからの吹き出し
温度が、フロント吹き出し部48bからの吹き出し温度
よりも高くなる。
ように、第3空気通路44内において空気混合部50の
上流側に回動可能に設けられており、前記上流側に形成
された温風孔56を開閉する。温風孔56は、第3空気
通路44と、第4空気通路45のリア吹き出し用通路4
5aとの境界部を貫通するように設けられており、ヒー
ターコア33からの温風の一部を第3空気通路44側か
らリア吹き出し用通路45a側へ導くことができる。こ
のことによって、リア吹き出し部48aからの吹き出し
温度が、フロント吹き出し部48bからの吹き出し温度
よりも高くなる。
【0059】また、サブ3ダンパ39は、フェイス/フ
ットダンパ37とエアミックスダンパ34とに連動する
ようになっている。即ち、フェイス/フットダンパ37
によって第4空気通路45の入口を塞いだときには、サ
ブ3ダンパ39も温風孔56を塞ぐ。更に、エアミック
スダンパ34の開度が小さいとき(即ち第1空気通路4
2側へ流れる空気量が少ないとき)には、吹き出し温度
を低くしたいときであるから、リア吹き出し部48aか
ら吹き出す空気の温度もあまり高くしたくないため、サ
ブ3ダンパ39によって温風孔56の開度を小さくし、
エアミックスダンパ34の開度が大きいとき(即ち第1
空気通路42側へ流れる空気量が多いとき)には、吹き
出し温度を高くしたいときであるから、リア吹き出し部
48aから吹き出す空気の温度も高くしたいため、サブ
3ダンパ39によって温風孔56の開度を大きくする。
ットダンパ37とエアミックスダンパ34とに連動する
ようになっている。即ち、フェイス/フットダンパ37
によって第4空気通路45の入口を塞いだときには、サ
ブ3ダンパ39も温風孔56を塞ぐ。更に、エアミック
スダンパ34の開度が小さいとき(即ち第1空気通路4
2側へ流れる空気量が少ないとき)には、吹き出し温度
を低くしたいときであるから、リア吹き出し部48aか
ら吹き出す空気の温度もあまり高くしたくないため、サ
ブ3ダンパ39によって温風孔56の開度を小さくし、
エアミックスダンパ34の開度が大きいとき(即ち第1
空気通路42側へ流れる空気量が多いとき)には、吹き
出し温度を高くしたいときであるから、リア吹き出し部
48aから吹き出す空気の温度も高くしたいため、サブ
3ダンパ39によって温風孔56の開度を大きくする。
【0060】なお、自動車用空調装置21の各吹き出し
口は、図7に示す車室2内の各吹き出し口(図20と同
様であるためここでの詳細な説明は省略する)に図示し
ないダクトを介して通じている。即ち、デフ吹き出し口
47は車室2内のデフ吹き出し口11a,11bに通じ
ており、フェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し部4
6aは車室2内のフェイス吹き出し口11aに通じてお
り、フェイス吹き出し口46のサイド吹き出し部46b
は車室2内のフェイス吹き出し口11bに通じており、
フット吹き出し口48のフロント吹き出し部48bは車
室2内のフット吹き出し口12aに通じており、フット
吹き出し口48のリア吹き出し部48aは車室2内のフ
ット吹き出し口12bに通じている。
口は、図7に示す車室2内の各吹き出し口(図20と同
様であるためここでの詳細な説明は省略する)に図示し
ないダクトを介して通じている。即ち、デフ吹き出し口
47は車室2内のデフ吹き出し口11a,11bに通じ
ており、フェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し部4
6aは車室2内のフェイス吹き出し口11aに通じてお
り、フェイス吹き出し口46のサイド吹き出し部46b
は車室2内のフェイス吹き出し口11bに通じており、
フット吹き出し口48のフロント吹き出し部48bは車
室2内のフット吹き出し口12aに通じており、フット
吹き出し口48のリア吹き出し部48aは車室2内のフ
ット吹き出し口12bに通じている。
【0061】また、車室2内のダッシュボード15には
自動車用空調装置21の操作部60が設けられている。
図8に示すように、操作部60には、起動/停止スイッ
チ61、フレッシュ/リサーキュレーティング切り換え
スイッチ62、温度調節スイッチ63、吹き出しモード
選択スイッチ64等が設けられている。
自動車用空調装置21の操作部60が設けられている。
図8に示すように、操作部60には、起動/停止スイッ
チ61、フレッシュ/リサーキュレーティング切り換え
スイッチ62、温度調節スイッチ63、吹き出しモード
選択スイッチ64等が設けられている。
【0062】起動/停止スイッチ61では、自動車用空
調装置21の起動/停止操作を行うことができると共
に、ブロア30を制御して風量の切り換えを行うことが
できる。フレッシュ/リサーキュレーティング切り換え
スイッチ62では、フレッシュ/リサーキュレーティン
グダンパ29を回動させて空気取り入れ口27,28の
切り換えを行うことにより、内気循環モードと外気導入
モードとの切り換えを行うことができる。温度調節スイ
ッチ63では、吹き出し温度の調節を行うことができ
る。即ち、この温度調節スイッチ63による温度設定に
基づいてエアミックスダンパ34の開度が調節される。
吹き出しモード選択スイッチ64では、つまみをフェイ
スモード選択位置64a、バイレベルモード選択位置6
4b、フットモード選択位置64c、ブレンドモード選
択位置64d又はデフモード選択位置64eにまわすこ
とによって、それぞれの吹き出しモードを選択すること
ができる。
調装置21の起動/停止操作を行うことができると共
に、ブロア30を制御して風量の切り換えを行うことが
できる。フレッシュ/リサーキュレーティング切り換え
スイッチ62では、フレッシュ/リサーキュレーティン
グダンパ29を回動させて空気取り入れ口27,28の
切り換えを行うことにより、内気循環モードと外気導入
モードとの切り換えを行うことができる。温度調節スイ
ッチ63では、吹き出し温度の調節を行うことができ
る。即ち、この温度調節スイッチ63による温度設定に
基づいてエアミックスダンパ34の開度が調節される。
吹き出しモード選択スイッチ64では、つまみをフェイ
スモード選択位置64a、バイレベルモード選択位置6
4b、フットモード選択位置64c、ブレンドモード選
択位置64d又はデフモード選択位置64eにまわすこ
とによって、それぞれの吹き出しモードを選択すること
ができる。
【0063】[作用・効果]上記構成の自動車用空調装
置21の作用・効果を、表1、表2及び図9〜図19に
基づいて各吹き出しモード毎に説明する。なお、表1は
各吹き出しモード時のダンパ開閉状態一覧表、表2は各
吹き出しモード時の配風比一覧表、図9はフェイスモー
ド時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図10はフェイ
スモード時の吹き出し温度特性を示す説明図、図11は
エアミックスダンパの開度に対する風量特性を示す説明
図、図12はバイレベルモード時のダンパ開閉状態等を
示す説明図、図13はバイレベルモード時の吹き出し温
度特性を示す説明図、図14はフットモード時のダンパ
開閉状態等を示す説明図、図15はフットモード時の吹
き出し温度特性を示す説明図、図16はブレンドモード
時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図17はブレンド
モード時の吹き出し温度特性を示す説明図、図18はデ
フモード時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図19は
デフモード時の吹き出し温度特性を示す説明図である。
置21の作用・効果を、表1、表2及び図9〜図19に
基づいて各吹き出しモード毎に説明する。なお、表1は
各吹き出しモード時のダンパ開閉状態一覧表、表2は各
吹き出しモード時の配風比一覧表、図9はフェイスモー
ド時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図10はフェイ
スモード時の吹き出し温度特性を示す説明図、図11は
エアミックスダンパの開度に対する風量特性を示す説明
図、図12はバイレベルモード時のダンパ開閉状態等を
示す説明図、図13はバイレベルモード時の吹き出し温
度特性を示す説明図、図14はフットモード時のダンパ
開閉状態等を示す説明図、図15はフットモード時の吹
き出し温度特性を示す説明図、図16はブレンドモード
時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図17はブレンド
モード時の吹き出し温度特性を示す説明図、図18はデ
フモード時のダンパ開閉状態等を示す説明図、図19は
デフモード時の吹き出し温度特性を示す説明図である。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】<フェイスモード>吹き出しモード選択ス
イッチ64によってフェイスモードを選択したときに
は、表1及び図9に示すように、エアミックスダンパ3
4は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%
開度の間で調節され、デフダンパ36は第3空気通路4
4側に回動されてデフ吹き出し口47を全閉し、フェイ
ス/フットダンパ37は第4空気通路45側に回動され
てフェイス吹き出し口46を全開にし、サブ1ダンパ3
5は第3空気通路44側に回動されて温風中央ダクト5
2の下流端開口部を全閉し、サブ2ダンパ38は第3空
気通路44側に回動されて温風側(第3空気通路44
側)を閉じ、サブ3ダンパ39は温風孔56を閉じる。
イッチ64によってフェイスモードを選択したときに
は、表1及び図9に示すように、エアミックスダンパ3
4は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%
開度の間で調節され、デフダンパ36は第3空気通路4
4側に回動されてデフ吹き出し口47を全閉し、フェイ
ス/フットダンパ37は第4空気通路45側に回動され
てフェイス吹き出し口46を全開にし、サブ1ダンパ3
5は第3空気通路44側に回動されて温風中央ダクト5
2の下流端開口部を全閉し、サブ2ダンパ38は第3空
気通路44側に回動されて温風側(第3空気通路44
側)を閉じ、サブ3ダンパ39は温風孔56を閉じる。
【0067】従って、このフェイスモード時には、エバ
ポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合部
50に流入する冷風(矢印a1参照)と、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風(矢印a2参照)とが空気混合部50におい
て混合され、この混合された空気(矢印a4参照)が、
フェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し部46aとサ
イド吹き出し部46bとから吹き出される(矢印a5,
a6参照)。
ポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合部
50に流入する冷風(矢印a1参照)と、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風(矢印a2参照)とが空気混合部50におい
て混合され、この混合された空気(矢印a4参照)が、
フェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し部46aとサ
イド吹き出し部46bとから吹き出される(矢印a5,
a6参照)。
【0068】そして更に、サブ2ダンパ38によって温
風量が制限される。即ち、温風側(第3空気通路44
側)をサブ2ダンパ38によって塞ぐことにより、温風
が狭い通路54a,54bからのみ空気混合部50に流
入することになり、空気混合部50で混合される温風量
が制限される。このため、図10に示すように、エアミ
ックスダンパ34の開度に対して、フェイス吹き出し口
46のセンタ吹き出し部46aからの吹き出し温度70
とサイド吹き出し部46bからの吹き出し温度71は、
下に凸の特性曲線となる。
風量が制限される。即ち、温風側(第3空気通路44
側)をサブ2ダンパ38によって塞ぐことにより、温風
が狭い通路54a,54bからのみ空気混合部50に流
入することになり、空気混合部50で混合される温風量
が制限される。このため、図10に示すように、エアミ
ックスダンパ34の開度に対して、フェイス吹き出し口
46のセンタ吹き出し部46aからの吹き出し温度70
とサイド吹き出し部46bからの吹き出し温度71は、
下に凸の特性曲線となる。
【0069】つまり、サブ2ダンパ38を設けずに単に
温風と冷風とを混合させると、エアミックスダンパ34
の開度に対して、吹き出し温度70,71は直線的に上
昇する特性となってしまうが、上記のようにサブ2ダン
パ38によって温風量を制限することにより、吹き出し
温度70,71を、エアミックスダンパ34の開度に対
して、直線的ではなく徐々に上昇するようにして(下に
凸の温度特性にして)、冷房効果を高めることができ
る。
温風と冷風とを混合させると、エアミックスダンパ34
の開度に対して、吹き出し温度70,71は直線的に上
昇する特性となってしまうが、上記のようにサブ2ダン
パ38によって温風量を制限することにより、吹き出し
温度70,71を、エアミックスダンパ34の開度に対
して、直線的ではなく徐々に上昇するようにして(下に
凸の温度特性にして)、冷房効果を高めることができ
る。
【0070】即ち、低温領域ではエアミックスダンパ3
4の開度に対する吹き出し温度70,71の変化率が小
さくなるため、きめ細かな温度調節を行うことができる
ようになる。このことは、フェイスモードを選択するの
は主に冷房を行うときであることから、非常に有効であ
る。
4の開度に対する吹き出し温度70,71の変化率が小
さくなるため、きめ細かな温度調節を行うことができる
ようになる。このことは、フェイスモードを選択するの
は主に冷房を行うときであることから、非常に有効であ
る。
【0071】また、ヒーターコア33からの温風の一部
は温風中央ダクト52に入り、この温風中央ダクト52
の下流側に形成された開口部52aからサイド吹き出し
部46bへと流れる(矢印a3参照)。このため、図1
0に示すように、センタ吹き出し部46aからの吹き出
し温度70よりもサイド吹き出し部46bからの吹き出
し温度71の方が高くなる。
は温風中央ダクト52に入り、この温風中央ダクト52
の下流側に形成された開口部52aからサイド吹き出し
部46bへと流れる(矢印a3参照)。このため、図1
0に示すように、センタ吹き出し部46aからの吹き出
し温度70よりもサイド吹き出し部46bからの吹き出
し温度71の方が高くなる。
【0072】従って、このサイド吹き出し部46aから
吹き出された空気を、図7に示すサイドのフェイス吹き
出し口11bから側窓13全体に吹き付けることによ
り、側窓13の曇り取りの機能が向上する。このこと
は、特に、湿度の高い外気を導入して冷房を行うために
特に窓が曇り易い中間期(春、秋)の冷房時に、側窓1
3の曇りを防止するのに有効である。
吹き出された空気を、図7に示すサイドのフェイス吹き
出し口11bから側窓13全体に吹き付けることによ
り、側窓13の曇り取りの機能が向上する。このこと
は、特に、湿度の高い外気を導入して冷房を行うために
特に窓が曇り易い中間期(春、秋)の冷房時に、側窓1
3の曇りを防止するのに有効である。
【0073】また、温風中央ダクト52の両側の通路5
4a,54bから流入した温風の一部は、冷風とあまり
混ざり合わずにフェイス/フットダンパ37の表面上を
流れて、このフェイス/フットダンパ37に形成された
孔37aからフロント吹き出し用通路45bに流れ込み
(矢印a7参照)、フット吹き出し口48のフロント吹
き出し部48bから吹き出される(矢印a8参照)。こ
のため、図10に示すように、このフロント吹き出し部
48bからの吹き出し温度72を、フェイス吹き出し口
46のセンタ吹き出し部46aやサイド吹き出し部46
bからの吹き出し温度70,71よりも高くすることが
できる。
4a,54bから流入した温風の一部は、冷風とあまり
混ざり合わずにフェイス/フットダンパ37の表面上を
流れて、このフェイス/フットダンパ37に形成された
孔37aからフロント吹き出し用通路45bに流れ込み
(矢印a7参照)、フット吹き出し口48のフロント吹
き出し部48bから吹き出される(矢印a8参照)。こ
のため、図10に示すように、このフロント吹き出し部
48bからの吹き出し温度72を、フェイス吹き出し口
46のセンタ吹き出し部46aやサイド吹き出し部46
bからの吹き出し温度70,71よりも高くすることが
できる。
【0074】また、エアミックスダンパ34に第1流量
制御板58を突設したことにより、エアミックスダンパ
34が第1空気通路42を塞ぐ全閉状態から第2空気通
路43側に向かって開き始めたときには、第1流量制御
板58により、第1空気通路42を流れる空気量(即ち
第3空気通路44を流れる温風量)を漸増させることが
できる。また、第2空気通路43の側部に第2流量制御
板59を突設したことにより、エアミックスダンパ34
が全開に近づいて第2空気通路43を塞ぐときには、第
2流量制御板59により、第2空気通路43を流れる冷
風量を漸減させることができる。即ち、第3空気通路4
4を流れる温風量を漸増させることができる。
制御板58を突設したことにより、エアミックスダンパ
34が第1空気通路42を塞ぐ全閉状態から第2空気通
路43側に向かって開き始めたときには、第1流量制御
板58により、第1空気通路42を流れる空気量(即ち
第3空気通路44を流れる温風量)を漸増させることが
できる。また、第2空気通路43の側部に第2流量制御
板59を突設したことにより、エアミックスダンパ34
が全開に近づいて第2空気通路43を塞ぐときには、第
2流量制御板59により、第2空気通路43を流れる冷
風量を漸減させることができる。即ち、第3空気通路4
4を流れる温風量を漸増させることができる。
【0075】つまり、第1及び第2流量制御板58,5
9を設けない場合には、エアミックスダンパ34の開度
に対する温風量の特性が図11中に点線で示すように逆
S字状の特性となって、エアミックスダンパ34の全開
/全閉時に風量が急変してしまう。これに対して、第1
及び第2流量制御板58,59を設けた場合には、エア
ミックスダンパ34の開度に対する温風量の特性が図1
1中に実線で示すようにS字状の特性となって、エアミ
ックスダンパ34の全開/全閉時における風量の急変を
防止することができる。このため、よりよい温度特性が
得られる。
9を設けない場合には、エアミックスダンパ34の開度
に対する温風量の特性が図11中に点線で示すように逆
S字状の特性となって、エアミックスダンパ34の全開
/全閉時に風量が急変してしまう。これに対して、第1
及び第2流量制御板58,59を設けた場合には、エア
ミックスダンパ34の開度に対する温風量の特性が図1
1中に実線で示すようにS字状の特性となって、エアミ
ックスダンパ34の全開/全閉時における風量の急変を
防止することができる。このため、よりよい温度特性が
得られる。
【0076】なお、このフェイスモード時の配風比は、
表2に示すように、フェイス吹き出し口46からの吹き
出し量が95%、フット吹き出し口48(フロント吹き
出し部48b)からの吹き出し量が5%である。
表2に示すように、フェイス吹き出し口46からの吹き
出し量が95%、フット吹き出し口48(フロント吹き
出し部48b)からの吹き出し量が5%である。
【0077】<バイレベルモード>吹き出しモード選択
スイッチ64によってバイレベルモードを選択したとき
には、表1及び図12に示すように、エアミックスダン
パ34は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜10
0%開度の間で調節され、デフダンパ36は第3空気通
路44側に回動されてデフ吹き出し口47を全閉し、フ
ェイス/フットダンパ37は所定の中間開度に設定され
てフェイス吹き出し口46とフット吹き出し口48の両
方を開き、サブ1ダンパ35は第3空気通路44側に回
動されて温風中央ダクト52の下流端開口部を全閉し、
サブ2ダンパ38は所定の中間開度に設定され、サブ3
ダンパ39はエアミックスダンパ34に連動して温風孔
56の開度を調節する。
スイッチ64によってバイレベルモードを選択したとき
には、表1及び図12に示すように、エアミックスダン
パ34は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜10
0%開度の間で調節され、デフダンパ36は第3空気通
路44側に回動されてデフ吹き出し口47を全閉し、フ
ェイス/フットダンパ37は所定の中間開度に設定され
てフェイス吹き出し口46とフット吹き出し口48の両
方を開き、サブ1ダンパ35は第3空気通路44側に回
動されて温風中央ダクト52の下流端開口部を全閉し、
サブ2ダンパ38は所定の中間開度に設定され、サブ3
ダンパ39はエアミックスダンパ34に連動して温風孔
56の開度を調節する。
【0078】従って、このバイレベルモード時には、エ
バポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合
部50に流入する冷風(矢印b1参照)と、ヒーターコ
ア33から第3空気通路44を通って空気混合部50に
流入する温風(矢印b2参照)とが空気混合部50にお
いて混合され、この混合された空気(矢印b3参照)
が、フェイス吹き出し口46側とフット吹き出し口48
側とに分流され(矢印b4,b5参照)、フェイス吹き
出し口46のセンタ吹き出し部46a及びサイド吹き出
し部46bと、フット吹き出し口48のフロント吹き出
し部48b及びリア吹き出し部48aとから吹き出され
る(矢印b7,b12,b9,b10参照)。
バポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合
部50に流入する冷風(矢印b1参照)と、ヒーターコ
ア33から第3空気通路44を通って空気混合部50に
流入する温風(矢印b2参照)とが空気混合部50にお
いて混合され、この混合された空気(矢印b3参照)
が、フェイス吹き出し口46側とフット吹き出し口48
側とに分流され(矢印b4,b5参照)、フェイス吹き
出し口46のセンタ吹き出し部46a及びサイド吹き出
し部46bと、フット吹き出し口48のフロント吹き出
し部48b及びリア吹き出し部48aとから吹き出され
る(矢印b7,b12,b9,b10参照)。
【0079】そして更に、ヒーターコア33からの温風
の一部は、サブ2ダンパ38に案内されて冷風と混ざり
合わずに第4空気通路45に流入する。また、このとき
サブ2ダンパ38によって冷風量が少し制限される。
の一部は、サブ2ダンパ38に案内されて冷風と混ざり
合わずに第4空気通路45に流入する。また、このとき
サブ2ダンパ38によって冷風量が少し制限される。
【0080】このため、図13に示すように、フェイス
吹き出し口46のセンタ吹き出し部46aからの吹き出
し温度70及びサイド吹き出し部46bからの吹き出し
温度71よりも、フット吹き出し口48のフロント吹き
出し部48bからの吹き出し温度72及びリア吹き出し
部48aからの吹き出し温度73の方が高い頭寒足熱状
態であって、且つ適度な頭寒足熱状態となる。
吹き出し口46のセンタ吹き出し部46aからの吹き出
し温度70及びサイド吹き出し部46bからの吹き出し
温度71よりも、フット吹き出し口48のフロント吹き
出し部48bからの吹き出し温度72及びリア吹き出し
部48aからの吹き出し温度73の方が高い頭寒足熱状
態であって、且つ適度な頭寒足熱状態となる。
【0081】つまり、もしサブ2ダンパ38がなけれ
ば、冷風が制限されないためフェイス吹き出し口46側
の吹き出し温度はもっと低くなり、また温風を第4空気
通路45側に案内することができないためにフット吹き
出し口48側の吹き出し温度はもっと低くなってしまう
ため、適度な頭寒足熱状態とはならない。これに対し
て、サブ2ダンパ38を設けて所定の中間開度に設定す
ることにより、上記のように冷風を制限することができ
ると共に温風を案内することができる(即ち温風の流れ
る方向を調節することができる)ため、適度な頭寒足熱
状態を実現することができる。
ば、冷風が制限されないためフェイス吹き出し口46側
の吹き出し温度はもっと低くなり、また温風を第4空気
通路45側に案内することができないためにフット吹き
出し口48側の吹き出し温度はもっと低くなってしまう
ため、適度な頭寒足熱状態とはならない。これに対し
て、サブ2ダンパ38を設けて所定の中間開度に設定す
ることにより、上記のように冷風を制限することができ
ると共に温風を案内することができる(即ち温風の流れ
る方向を調節することができる)ため、適度な頭寒足熱
状態を実現することができる。
【0082】また、図12に示すように、ヒーターコア
33からの温風の一部が温風孔56を通ってリア吹き出
し用通路45a内に流入するため(矢印b11参照)、
図13に示すように、フット吹き出し口48のフロント
吹き出し部48bからの吹き出し温度72よりも、リア
吹き出し部48aからの吹き出し温度73の方が高くな
る。従って、図7に示す車室2内のフット吹き出し口1
2aからの吹き出し温度と、フット吹き出し口12bか
らの吹き出し温度とを同じにすることができる。
33からの温風の一部が温風孔56を通ってリア吹き出
し用通路45a内に流入するため(矢印b11参照)、
図13に示すように、フット吹き出し口48のフロント
吹き出し部48bからの吹き出し温度72よりも、リア
吹き出し部48aからの吹き出し温度73の方が高くな
る。従って、図7に示す車室2内のフット吹き出し口1
2aからの吹き出し温度と、フット吹き出し口12bか
らの吹き出し温度とを同じにすることができる。
【0083】しかも、サブ3ダンパ39がエアミックス
ダンパ34と連動して温風孔56の開度を調節するた
め、エアミックスダンパ34の開度に応じた適度な量の
温風が温風孔56を通ってリア吹き出し用通路45a内
に流入することになり、よりよい温度特性が得られる。
ダンパ34と連動して温風孔56の開度を調節するた
め、エアミックスダンパ34の開度に応じた適度な量の
温風が温風孔56を通ってリア吹き出し用通路45a内
に流入することになり、よりよい温度特性が得られる。
【0084】また、このバイレベルモード時にも、上記
フェイスモードにおける説明と同様の理由から、図13
に示すようにフェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し
部46aからの吹き出し温度70よりも、サイド吹き出
し部46bからの吹き出し温度71の方が高くなる。
フェイスモードにおける説明と同様の理由から、図13
に示すようにフェイス吹き出し口46のセンタ吹き出し
部46aからの吹き出し温度70よりも、サイド吹き出
し部46bからの吹き出し温度71の方が高くなる。
【0085】なお、このバイレベルモード時の配風比
は、表2に示すように、フェイス吹き出し口46からの
吹き出し量が50%、フット吹き出し口48からの吹き
出し量が50%である。
は、表2に示すように、フェイス吹き出し口46からの
吹き出し量が50%、フット吹き出し口48からの吹き
出し量が50%である。
【0086】<フットモード>吹き出しモード選択スイ
ッチ64によってフットモードを選択したときには、表
1及び図14に示すように、エアミックスダンパ34は
温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%開度
の間で調節され、デフダンパ36は所定の中間開度に設
定されてデフ吹き出し口47を僅かに開き、フェイス/
フットダンパ37は第2空気通路43側に回動されてフ
ット吹き出し口48(第4空気通路45の入口)を全開
にし、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温風中
央ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダンパ
38は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第2空
気通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミック
スダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節する。
ッチ64によってフットモードを選択したときには、表
1及び図14に示すように、エアミックスダンパ34は
温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%開度
の間で調節され、デフダンパ36は所定の中間開度に設
定されてデフ吹き出し口47を僅かに開き、フェイス/
フットダンパ37は第2空気通路43側に回動されてフ
ット吹き出し口48(第4空気通路45の入口)を全開
にし、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温風中
央ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダンパ
38は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第2空
気通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミック
スダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節する。
【0087】従って、このフットモード時には、エバポ
レータ32から第2空気通路43を通って空気混合部5
0に流入する冷風(矢印c1参照)と、ヒーターコア3
3から第3空気通路44を通って空気混合部50に流入
する温風(矢印c2参照)とが空気混合部50において
混合され、この混合された空気が、主にフット吹き出し
口48側に流れる共に、デフ吹き出し口47側へも流れ
て(矢印c3,c4参照)、フット吹き出し口48のフ
ロント吹き出し部48b及びリア吹き出し部48aと、
デフ吹き出し口47とから吹き出される(矢印c3,c
5,c6参照)。
レータ32から第2空気通路43を通って空気混合部5
0に流入する冷風(矢印c1参照)と、ヒーターコア3
3から第3空気通路44を通って空気混合部50に流入
する温風(矢印c2参照)とが空気混合部50において
混合され、この混合された空気が、主にフット吹き出し
口48側に流れる共に、デフ吹き出し口47側へも流れ
て(矢印c3,c4参照)、フット吹き出し口48のフ
ロント吹き出し部48b及びリア吹き出し部48aと、
デフ吹き出し口47とから吹き出される(矢印c3,c
5,c6参照)。
【0088】そして更に、ヒーターコア33からの温風
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印c7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印c8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印c7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印c8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
【0089】このため、図15に示すように、フット吹
き出し口48のフロント吹き出し部48bからの吹き出
し温度72よりもデフ吹き出し口47からの吹き出し温
度74の方が高くなる。従って、デフ吹き出し口47か
らの吹き出しによるフロントガラス14や側窓13前部
(図7参照)の曇り取りの機能をより高めることができ
る。また、フット吹き出し口48のリア吹き出し部48
aからの吹き出し温度73は、フロント吹き出し部48
bからの吹き出し温度72よりも高くなり、車室2内へ
の吹き出し温度を同じにすることができる。なお、リア
吹き出し部48からの吹き出し温度73は、デフ吹き出
し口47からの吹き出し温度74よりも高くなるが、車
室2内に吹き出されるときには放熱によって低下してい
るため、デフ吹き出し温度よりも低くなる。
き出し口48のフロント吹き出し部48bからの吹き出
し温度72よりもデフ吹き出し口47からの吹き出し温
度74の方が高くなる。従って、デフ吹き出し口47か
らの吹き出しによるフロントガラス14や側窓13前部
(図7参照)の曇り取りの機能をより高めることができ
る。また、フット吹き出し口48のリア吹き出し部48
aからの吹き出し温度73は、フロント吹き出し部48
bからの吹き出し温度72よりも高くなり、車室2内へ
の吹き出し温度を同じにすることができる。なお、リア
吹き出し部48からの吹き出し温度73は、デフ吹き出
し口47からの吹き出し温度74よりも高くなるが、車
室2内に吹き出されるときには放熱によって低下してい
るため、デフ吹き出し温度よりも低くなる。
【0090】また、リア吹き出し部48aからの吹き出
し温度73やデフ吹き出し口47からの吹き出し温度7
4は、サブ2ダンパ38によって冷風量を制限している
ことから、図15に示すように上に凸の温度特性とな
る。即ち、エアミックスダンパ34の開度に対して、低
温領域ではすぐに温度が上昇し、高温領域では緩やかに
上昇する。このことは、リア吹き出し部48aやデフ吹
き出し口47からは暖房等のために比較的高い温度の空
気を吹き出すことが多いため、効果的である。
し温度73やデフ吹き出し口47からの吹き出し温度7
4は、サブ2ダンパ38によって冷風量を制限している
ことから、図15に示すように上に凸の温度特性とな
る。即ち、エアミックスダンパ34の開度に対して、低
温領域ではすぐに温度が上昇し、高温領域では緩やかに
上昇する。このことは、リア吹き出し部48aやデフ吹
き出し口47からは暖房等のために比較的高い温度の空
気を吹き出すことが多いため、効果的である。
【0091】なお、このフットモード時の配風比は、表
2に示すように、フット吹き出し口48からの吹き出し
量が80%、デフ吹き出し口47からの吹き出し量が2
0%である。
2に示すように、フット吹き出し口48からの吹き出し
量が80%、デフ吹き出し口47からの吹き出し量が2
0%である。
【0092】<ブレンドモード>吹き出しモード選択ス
イッチ64によってブレンドモードを選択したときに
は、表1及び図16に示すように、エアミックスダンパ
34は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100
%開度の間で調節され、デフダンパ36は所定の中間開
度に設定されて第2空気通路43側を少し開き、フェイ
ス/フットダンパ37は第2空気通路43側に回動され
てフット吹き出し口48(第4空気通路45の入口)を
全開にし、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温
風中央ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダ
ンパ38は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第
2空気通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミ
ックスダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節す
る。
イッチ64によってブレンドモードを選択したときに
は、表1及び図16に示すように、エアミックスダンパ
34は温度調節スイッチ63の設定に応じて0〜100
%開度の間で調節され、デフダンパ36は所定の中間開
度に設定されて第2空気通路43側を少し開き、フェイ
ス/フットダンパ37は第2空気通路43側に回動され
てフット吹き出し口48(第4空気通路45の入口)を
全開にし、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温
風中央ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダ
ンパ38は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第
2空気通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミ
ックスダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節す
る。
【0093】従って、このブレンドモード時には、エバ
ポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合部
50に流入する冷風(矢印d1参照)と、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風(矢印d2参照)とが空気混合部50におい
て混合され、この混合された空気が、デフ吹き出し口4
7側とフット吹き出し口48側とに分流されて(矢印d
3,d4参照)、デフ吹き出し口47と、フット吹き出
し口48のフロント吹き出し部48b及びリア吹き出し
部48aとから吹き出される(矢印d3,d5,d6参
照)。
ポレータ32から第2空気通路43を通って空気混合部
50に流入する冷風(矢印d1参照)と、ヒーターコア
33から第3空気通路44を通って空気混合部50に流
入する温風(矢印d2参照)とが空気混合部50におい
て混合され、この混合された空気が、デフ吹き出し口4
7側とフット吹き出し口48側とに分流されて(矢印d
3,d4参照)、デフ吹き出し口47と、フット吹き出
し口48のフロント吹き出し部48b及びリア吹き出し
部48aとから吹き出される(矢印d3,d5,d6参
照)。
【0094】そして更に、ヒーターコア33からの温風
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印d7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印d8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印d7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印d8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
【0095】従って、このブレンドモードの場合にも、
図17に示すように、エアミックスダンパ34の開度に
対して、上記フットモードの場合と同様の吹き出し温度
特性が得られる。
図17に示すように、エアミックスダンパ34の開度に
対して、上記フットモードの場合と同様の吹き出し温度
特性が得られる。
【0096】なお、このブレンドモード時の配風比は、
表2に示すように、デフ吹き出し口47からの吹き出し
量が50%、フット吹き出し口48からの吹き出し量が
50%である。
表2に示すように、デフ吹き出し口47からの吹き出し
量が50%、フット吹き出し口48からの吹き出し量が
50%である。
【0097】<デフモード>吹き出しモード選択スイッ
チ64によってデフモードを選択したときには、表1及
び図18に示すように、エアミックスダンパ34は温度
調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%開度の間
で調節され、デフダンパ36は第2空気通路43側に回
動されてデフ吹き出し口47を全開にし、フェイス/フ
ットダンパ37は第2空気通路43側に回動されてフッ
ト吹き出し口48(第4空気通路45入口)を全開に
し、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温風中央
ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダンパ3
8は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第2空気
通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミックス
ダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節する。
チ64によってデフモードを選択したときには、表1及
び図18に示すように、エアミックスダンパ34は温度
調節スイッチ63の設定に応じて0〜100%開度の間
で調節され、デフダンパ36は第2空気通路43側に回
動されてデフ吹き出し口47を全開にし、フェイス/フ
ットダンパ37は第2空気通路43側に回動されてフッ
ト吹き出し口48(第4空気通路45入口)を全開に
し、サブ1ダンパ35は図中左側に回動されて温風中央
ダクト52の下流端開口部を全開にし、サブ2ダンパ3
8は第2空気通路43側に回動されて冷風側(第2空気
通路43側)を閉じ、サブ3ダンパ39はエアミックス
ダンパ34に連動して温風孔56の開度を調節する。
【0098】従って、このデフモード時には、エバポレ
ータ32から第2空気通路43を通って空気混合部50
に流入する冷風(矢印e1参照)と、ヒーターコア33
から第3空気通路44を通って空気混合部50に流入す
る温風(矢印e2参照)とが空気混合部50において混
合され、この混合された空気が、主にデフ吹き出し口4
7側(矢印e3)に流れると共にデフダンパ36の先端
側の隙間からフット吹き出し口48側へも流れて(矢印
e4参照)、デフ吹き出し口47と、フット吹き出し口
48のフロント吹き出し部48b及びリア吹き出し部4
8aとから吹き出される(矢印e3,e5,e6参
照)。
ータ32から第2空気通路43を通って空気混合部50
に流入する冷風(矢印e1参照)と、ヒーターコア33
から第3空気通路44を通って空気混合部50に流入す
る温風(矢印e2参照)とが空気混合部50において混
合され、この混合された空気が、主にデフ吹き出し口4
7側(矢印e3)に流れると共にデフダンパ36の先端
側の隙間からフット吹き出し口48側へも流れて(矢印
e4参照)、デフ吹き出し口47と、フット吹き出し口
48のフロント吹き出し部48b及びリア吹き出し部4
8aとから吹き出される(矢印e3,e5,e6参
照)。
【0099】そして更に、ヒーターコア33からの温風
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印d7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印d8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
の一部は、温風中央ダクト52を通って冷風と混ざり合
わず温風中央ダクト52の下流端開口部からデフ吹き出
し口47へと吹き出される(矢印d7参照)。また、ヒ
ータコア33からの温風の一部は、温風孔56を通って
リア吹き出し用通路45aへ流れる(矢印d8参照)。
しかも、このときサブ2ダンパ38によって冷風が制限
される。
【0100】従って、このデフモードの場合にも、図1
9に示すように、エアミックスダンパ34の開度に対し
て、上記フットモードの場合と同様の吹き出し温度特性
が得られる。
9に示すように、エアミックスダンパ34の開度に対し
て、上記フットモードの場合と同様の吹き出し温度特性
が得られる。
【0101】このデフモード時の配風比は、表2に示す
ように、デフ吹き出し口47からの吹き出し量が80
%、フット吹き出し口48からの吹き出し量が20%で
ある。
ように、デフ吹き出し口47からの吹き出し量が80
%、フット吹き出し口48からの吹き出し量が20%で
ある。
【0102】なお、上記では、温風ダクトを第3空気通
路44の中央部に1つだけ設けたが(温風中央ダクト5
2)、温風ダクトの設置位置や個数は必ずしもこれに限
定するものではなく、例えば、温風ダクトを第3空気通
路44の側部に1つ設けたり、第3空気通路44の両側
部に2つ設けたりしてもよい。
路44の中央部に1つだけ設けたが(温風中央ダクト5
2)、温風ダクトの設置位置や個数は必ずしもこれに限
定するものではなく、例えば、温風ダクトを第3空気通
路44の側部に1つ設けたり、第3空気通路44の両側
部に2つ設けたりしてもよい。
【0103】また、上記では、サブ2ダンパ38と温風
中央ダクト52との間に隙間を設けることによって、サ
ブ2ダンパ38が温風側(第3空気通路44側)又は冷
風側(第2空気通路43側)を塞いだときの温風又は冷
風の流路を確保する構成としているが、必ずしもこれに
限定するものではなく、サブ2ダンパ38に孔を設けた
り、サブ2ダンパ38を所定開度に保持するようにした
りしてもよい。つまり、サブ2ダンパ38によって空気
混合部52に流入する温風量や冷風量を制限することが
できる構成であればよい。
中央ダクト52との間に隙間を設けることによって、サ
ブ2ダンパ38が温風側(第3空気通路44側)又は冷
風側(第2空気通路43側)を塞いだときの温風又は冷
風の流路を確保する構成としているが、必ずしもこれに
限定するものではなく、サブ2ダンパ38に孔を設けた
り、サブ2ダンパ38を所定開度に保持するようにした
りしてもよい。つまり、サブ2ダンパ38によって空気
混合部52に流入する温風量や冷風量を制限することが
できる構成であればよい。
【0104】但し、仕切り板53a,53aを設けるこ
との効果を考慮すれば、サブ2ダンパ38と温風中央ダ
クト52との間に隙間を設ける構成の方が望ましい。即
ち、上記では、サブ2ダンパ38と温風中央ダクト52
との間に隙間を設けると共に、仕切り板53a,53b
を設けて狭い通路54a,54bを形成する構成として
いる。これは、サブ2ダンパ38を冷風側(第2空気通
路43側)に回動させて冷風量を制限する場合に、仕切
り板53a,53bを設けて冷風の通路を狭くすること
により摩擦損失を高めて、できるだけ冷風量を抑え、所
望の流量となるようにするためである。サブ2ダンパ3
8と温風中央ダクト52との間の隙間を狭くすることに
よって所望の流量となるように調整することもできる
が、かかる調整は仕切り板54a,54bを設けて狭い
通路54a,54bを形成する方が容易である。また、
仕切り板54a,54bは、サブ2ダンパ38を冷風側
(第2空気通路43側)に回動させたときに、仕切り板
54a,54bの外側を流れる温風が仕切り板54a,
54bの内側を流れる冷風と混合しないようにして、デ
フ吹き出し口47からの吹き出し温度を高める働きもあ
る。
との効果を考慮すれば、サブ2ダンパ38と温風中央ダ
クト52との間に隙間を設ける構成の方が望ましい。即
ち、上記では、サブ2ダンパ38と温風中央ダクト52
との間に隙間を設けると共に、仕切り板53a,53b
を設けて狭い通路54a,54bを形成する構成として
いる。これは、サブ2ダンパ38を冷風側(第2空気通
路43側)に回動させて冷風量を制限する場合に、仕切
り板53a,53bを設けて冷風の通路を狭くすること
により摩擦損失を高めて、できるだけ冷風量を抑え、所
望の流量となるようにするためである。サブ2ダンパ3
8と温風中央ダクト52との間の隙間を狭くすることに
よって所望の流量となるように調整することもできる
が、かかる調整は仕切り板54a,54bを設けて狭い
通路54a,54bを形成する方が容易である。また、
仕切り板54a,54bは、サブ2ダンパ38を冷風側
(第2空気通路43側)に回動させたときに、仕切り板
54a,54bの外側を流れる温風が仕切り板54a,
54bの内側を流れる冷風と混合しないようにして、デ
フ吹き出し口47からの吹き出し温度を高める働きもあ
る。
【0105】また、上記では、サブ3ダンパ39を第3
空気通路44側に設けたが、これに限定するものではな
く、リア吹き出し用通路45a側に設けてもよい。ま
た、上記では、空気混合部50の近傍に1つの温風孔5
6を設けているが、これに限定するものではなく、温風
孔は空気混合部50の上流側の他の位置に設けてもよ
く、また複数設けてもよい。
空気通路44側に設けたが、これに限定するものではな
く、リア吹き出し用通路45a側に設けてもよい。ま
た、上記では、空気混合部50の近傍に1つの温風孔5
6を設けているが、これに限定するものではなく、温風
孔は空気混合部50の上流側の他の位置に設けてもよ
く、また複数設けてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、第1発明の自動車用空調装置は、上流
側に配設したエバポレータと、このエバポレータよりも
下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレータ
の下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上流
側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下流
側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方へ
と延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる第
2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと延
びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上部
のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第2
空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部か
ら前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記ケ
ース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第2空気通路に
おける前記空気混合部の上流側と前記第3空気通路にお
ける前記空気混合部の上流側との境界部に、前記第2空
気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能にサ
ブダンパを設けたことを特徴とする。
説明したように、第1発明の自動車用空調装置は、上流
側に配設したエバポレータと、このエバポレータよりも
下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレータ
の下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上流
側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下流
側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方へ
と延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる第
2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと延
びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上部
のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第2
空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部か
ら前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記ケ
ース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第2空気通路に
おける前記空気混合部の上流側と前記第3空気通路にお
ける前記空気混合部の上流側との境界部に、前記第2空
気通路側から前記第3空気通路側に亘って回動可能にサ
ブダンパを設けたことを特徴とする。
【0107】従って、この第1発明の自動車用空調装置
によれば、サブダンパを第2空気通路における空気混合
部の上流側と第3空気通路における空気混合部の上流側
との境界部に、第2空気通路側から第3空気通路側に亘
って回動可能に設けたことにより、各吹き出しモードに
応じてこのサブダンパにより空気混合部で混合する温風
量又は冷風量を適宜制限し、或いは温風の流れる方向を
調節して、各吹き出しモード時に各吹き出し口から所望
の温度の空気を吹き出すことができる。
によれば、サブダンパを第2空気通路における空気混合
部の上流側と第3空気通路における空気混合部の上流側
との境界部に、第2空気通路側から第3空気通路側に亘
って回動可能に設けたことにより、各吹き出しモードに
応じてこのサブダンパにより空気混合部で混合する温風
量又は冷風量を適宜制限し、或いは温風の流れる方向を
調節して、各吹き出しモード時に各吹き出し口から所望
の温度の空気を吹き出すことができる。
【0108】また、第2発明の自動車用空調装置は、第
1発明の自動車用空調装置において、前記サブダンパ
は、前記サブダンパを前記第3空気通路側に回動させる
ことにより前記ヒータコアから前記第3空気通路を通っ
て前記空気混合部に流入する温風の量を制限し、前記サ
ブダンパを前記第2空気通路側に回動させることにより
前記エバポレータから前記第2空気通路を通って前記空
気混合部に流入する冷風の量を制限し、又は前記サブダ
ンパを所定の中間開度にすることにより前記ヒータコア
から前記第3空気通路を通って前記空気混合部に流入す
る温風を前記第4空気通路側に案内して、前記フェイス
吹き出し口から空気を吹き出すフェイスモード時、前記
フェイス吹き出し口と前記フット吹き出し口とから空気
を吹き出すバイレベルモード時、前記フット吹き出し口
から空気を吹き出すフットモード時、前記フット吹き出
し口と前記デフ吹き出し口とから空気を吹き出すブレン
ドモード時、又は前記デフ吹き出し口から空気を吹き出
すデフモード時に、前記フェイス吹き出し口、前記フッ
ト吹き出し口、又は前記デフ吹き出し口から所望の温度
の空気を吹き出すよう構成したことを特徴とする。
1発明の自動車用空調装置において、前記サブダンパ
は、前記サブダンパを前記第3空気通路側に回動させる
ことにより前記ヒータコアから前記第3空気通路を通っ
て前記空気混合部に流入する温風の量を制限し、前記サ
ブダンパを前記第2空気通路側に回動させることにより
前記エバポレータから前記第2空気通路を通って前記空
気混合部に流入する冷風の量を制限し、又は前記サブダ
ンパを所定の中間開度にすることにより前記ヒータコア
から前記第3空気通路を通って前記空気混合部に流入す
る温風を前記第4空気通路側に案内して、前記フェイス
吹き出し口から空気を吹き出すフェイスモード時、前記
フェイス吹き出し口と前記フット吹き出し口とから空気
を吹き出すバイレベルモード時、前記フット吹き出し口
から空気を吹き出すフットモード時、前記フット吹き出
し口と前記デフ吹き出し口とから空気を吹き出すブレン
ドモード時、又は前記デフ吹き出し口から空気を吹き出
すデフモード時に、前記フェイス吹き出し口、前記フッ
ト吹き出し口、又は前記デフ吹き出し口から所望の温度
の空気を吹き出すよう構成したことを特徴とする。
【0109】従って、この第2発明の自動車用空調装置
によれば、サブダンパを第2空気通路における空気混合
部の上流側と第3空気通路における空気混合部の上流側
との境界部に、第2空気通路側から第3空気通路側に亘
って回動可能に設けたことにより、各吹き出しモードに
応じてこのサブダンパにより空気混合部で混合する温風
量又は冷風量を適宜制限し、或いは温風の流れる方向を
調節して、各吹き出しモード時に各吹き出し口から所望
の温度の空気を吹き出すことができる。
によれば、サブダンパを第2空気通路における空気混合
部の上流側と第3空気通路における空気混合部の上流側
との境界部に、第2空気通路側から第3空気通路側に亘
って回動可能に設けたことにより、各吹き出しモードに
応じてこのサブダンパにより空気混合部で混合する温風
量又は冷風量を適宜制限し、或いは温風の流れる方向を
調節して、各吹き出しモード時に各吹き出し口から所望
の温度の空気を吹き出すことができる。
【0110】例えば、フェイスモード時には、フェイス
/フットダンパを第4空気通路側に回動させ且つデフダ
ンパを第3空気通路側に回動させてフェイス吹き出し口
から空気を吹き出すようにすると共に、サブダンパを第
3空気通路側に回動させて、ヒータコアから第3空気通
路を通って空気混合部に流れる温風量を制限することに
より、フェイス吹き出し口からの吹き出し温度を、エア
ミックスダンパの開度に対して比較的ゆっくりと上昇す
る特性とすることができる。
/フットダンパを第4空気通路側に回動させ且つデフダ
ンパを第3空気通路側に回動させてフェイス吹き出し口
から空気を吹き出すようにすると共に、サブダンパを第
3空気通路側に回動させて、ヒータコアから第3空気通
路を通って空気混合部に流れる温風量を制限することに
より、フェイス吹き出し口からの吹き出し温度を、エア
ミックスダンパの開度に対して比較的ゆっくりと上昇す
る特性とすることができる。
【0111】従って、低温領域ではエアミックスダンパ
の開度に対する吹き出し温度の変化率が小さくなるた
め、きめ細かな温度調節を行うことができるようにな
る。このことは、フェイスモードを選択するのは主に冷
房を行うときであることから、非常に有効である。
の開度に対する吹き出し温度の変化率が小さくなるた
め、きめ細かな温度調節を行うことができるようにな
る。このことは、フェイスモードを選択するのは主に冷
房を行うときであることから、非常に有効である。
【0112】フットモード時には、フェイス/フットダ
ンパを第2空気通路側に回動させ且つデフダンパを第3
空気通路側に回動させてフット吹き出し口から空気を吹
き出すようにすると共に、サブダンパを第2空気通路側
に回動させて、エバポレータから第2空気通路を通って
空気混合部に流れる冷風量を制限することにより、フッ
ト吹き出し口からの吹き出し温度を、エアミックスダン
パの開度に対して比較的はやく上昇する特性とすること
ができる。このことは、フット吹き出し口からは暖房の
ために比較的高い温度の空気を吹き出すことが多いた
め、効果的である。
ンパを第2空気通路側に回動させ且つデフダンパを第3
空気通路側に回動させてフット吹き出し口から空気を吹
き出すようにすると共に、サブダンパを第2空気通路側
に回動させて、エバポレータから第2空気通路を通って
空気混合部に流れる冷風量を制限することにより、フッ
ト吹き出し口からの吹き出し温度を、エアミックスダン
パの開度に対して比較的はやく上昇する特性とすること
ができる。このことは、フット吹き出し口からは暖房の
ために比較的高い温度の空気を吹き出すことが多いた
め、効果的である。
【0113】バイレベルモード時には、フェイス/フッ
トダンパを所定の中間開度にしてフェイス吹き出し口と
フット吹き出し口とから空気を吹き出すようにすると共
に、サブダンパも所定の中間開度にすることにより、ヒ
ーターコアからの温風の一部を冷風と混ざり合わずに第
4空気通路に流入するよう案内し且つ冷風量を少し制限
するため、フット吹き出し口からの吹き出し温度を高め
ると共にフェイス吹き出し口からの吹き出し温度も少し
高めることができ、適度な頭寒足熱状態を実現すること
ができる。
トダンパを所定の中間開度にしてフェイス吹き出し口と
フット吹き出し口とから空気を吹き出すようにすると共
に、サブダンパも所定の中間開度にすることにより、ヒ
ーターコアからの温風の一部を冷風と混ざり合わずに第
4空気通路に流入するよう案内し且つ冷風量を少し制限
するため、フット吹き出し口からの吹き出し温度を高め
ると共にフェイス吹き出し口からの吹き出し温度も少し
高めることができ、適度な頭寒足熱状態を実現すること
ができる。
【0114】また、第3発明の自動車用空調装置は、上
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第3空気通路内
には前記空気混合部を貫通して前記デフ吹き出し口まで
通ずる温風ダクトを設け、この温風ダクトによって前記
ヒータコアからの温風の一部を冷風と混合させることな
く前記デフ吹き出し口へと導くよう構成すると共に、前
記温風ダクトの下流端開口部には前記デフダンパと連動
して前記下流端開口部を開閉するサブダンパを設けたこ
とを特徴とする。
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第3空気通路内
には前記空気混合部を貫通して前記デフ吹き出し口まで
通ずる温風ダクトを設け、この温風ダクトによって前記
ヒータコアからの温風の一部を冷風と混合させることな
く前記デフ吹き出し口へと導くよう構成すると共に、前
記温風ダクトの下流端開口部には前記デフダンパと連動
して前記下流端開口部を開閉するサブダンパを設けたこ
とを特徴とする。
【0115】従って、この第3発明の自動車用空調装置
によれば、温風ダクトによってヒータコアからの温風の
一部を冷風と混合させることなくデフ吹き出し口へと導
くため、デフ吹き出し口からの吹き出し温度を高めるこ
とができ、このことによってフロントガラス等の曇り取
りの機能を高めることができる。
によれば、温風ダクトによってヒータコアからの温風の
一部を冷風と混合させることなくデフ吹き出し口へと導
くため、デフ吹き出し口からの吹き出し温度を高めるこ
とができ、このことによってフロントガラス等の曇り取
りの機能を高めることができる。
【0116】また、第4発明の自動車用空調装置は、第
3発明の自動車用空調装置において、前記フェイス吹き
出し口は前記デフ吹き出し口側のサイド吹き出し部と、
このサイド吹き出し部の外側のセンタ吹き出し部とに分
け、前記センタ吹き出し部から吹き出した空気は車室内
のセンタのフェイス吹き出し口から車室内に吹き出す一
方、前記サイド吹き出し部から吹き出した空気は車室内
のサイドのフェイス吹き出し口から車両の側窓に向かっ
て吹き付けるよう構成すると共に、前記温風ダクトの下
流側には、前記温風ダクトを流れる温風を前記サイド吹
き出し部へと吹き出すための開口部を形成したことを特
徴とする。
3発明の自動車用空調装置において、前記フェイス吹き
出し口は前記デフ吹き出し口側のサイド吹き出し部と、
このサイド吹き出し部の外側のセンタ吹き出し部とに分
け、前記センタ吹き出し部から吹き出した空気は車室内
のセンタのフェイス吹き出し口から車室内に吹き出す一
方、前記サイド吹き出し部から吹き出した空気は車室内
のサイドのフェイス吹き出し口から車両の側窓に向かっ
て吹き付けるよう構成すると共に、前記温風ダクトの下
流側には、前記温風ダクトを流れる温風を前記サイド吹
き出し部へと吹き出すための開口部を形成したことを特
徴とする。
【0117】従って、この第4発明の自動車用空調装置
によれば、温風ダクトを流れる温風を、この温風ダクト
の開口部からサイド吹き出し部へと吹き出すため、車室
内のサイドのフェイス吹き出し口からの吹き出し温度
を、車室内のセンタのフェイス吹き出し口からの吹き出
し温度よりも高くすることができ、側窓の曇り取りの機
能を高めることができる。
によれば、温風ダクトを流れる温風を、この温風ダクト
の開口部からサイド吹き出し部へと吹き出すため、車室
内のサイドのフェイス吹き出し口からの吹き出し温度
を、車室内のセンタのフェイス吹き出し口からの吹き出
し温度よりも高くすることができ、側窓の曇り取りの機
能を高めることができる。
【0118】また、第5発明の自動車用空調装置は、上
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記エアミックスダ
ンパの前記第1空気通路側面には第1流量制御板を突設
すると共に、前記第2空気通路の側部には先端側を波形
状に形成した第2流量制御板を前記エバポレータ側に突
設し、前記エアミックスダンパが前記第1空気通路を塞
ぐ全閉状態から前記第2空気通路側に向かって開き始め
たときには、前記第1流量制御板により、前記第1空気
通路に流れる空気量を漸増させると共に、前記エアミッ
クスダンパが全開に近づいて前記第2空気通路を塞ぐと
きには、前記第2流量制御板により、前記第2空気通路
を流れる空気量を漸減させるよう構成したことを特徴と
する。
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記エアミックスダ
ンパの前記第1空気通路側面には第1流量制御板を突設
すると共に、前記第2空気通路の側部には先端側を波形
状に形成した第2流量制御板を前記エバポレータ側に突
設し、前記エアミックスダンパが前記第1空気通路を塞
ぐ全閉状態から前記第2空気通路側に向かって開き始め
たときには、前記第1流量制御板により、前記第1空気
通路に流れる空気量を漸増させると共に、前記エアミッ
クスダンパが全開に近づいて前記第2空気通路を塞ぐと
きには、前記第2流量制御板により、前記第2空気通路
を流れる空気量を漸減させるよう構成したことを特徴と
する。
【0119】従って、この第5発明の自動車用空調装置
によれば、エアミックスダンパが第1空気通路を塞ぐ全
閉状態から第2空気通路側に向かって開き始めたときに
は、第1流量制御板により、第1空気通路に流れる空気
量を漸増させると共に、エアミックスダンパが全開に近
づいて第2空気通路を塞ぐときには、第2流量制御板に
より、第2空気通路を流れる空気量を漸減させるため、
エアミックスダンパ全開/全閉時の風量急変を防止する
ことができ、このことによって、よりよい温度特性を得
ることができる。
によれば、エアミックスダンパが第1空気通路を塞ぐ全
閉状態から第2空気通路側に向かって開き始めたときに
は、第1流量制御板により、第1空気通路に流れる空気
量を漸増させると共に、エアミックスダンパが全開に近
づいて第2空気通路を塞ぐときには、第2流量制御板に
より、第2空気通路を流れる空気量を漸減させるため、
エアミックスダンパ全開/全閉時の風量急変を防止する
ことができ、このことによって、よりよい温度特性を得
ることができる。
【0120】また、第6発明の自動車用空調装置は、上
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第4空気通路は
前記第3空気通路側のリア吹き出し用通路と、このリア
吹き出し用通路の外側のフロント吹き出し用通路とに分
けて、前記フット吹き出し口は前記リア吹き出し用通路
先端のリア吹き出し部と、前記フロント吹き出し用通路
先端のフロント吹き出し部とに分けると共に、前記第3
空気通路側から前記リア吹き出し用通路側へ前記ヒータ
コアからの温風の一部を導くために、前記第3空気通路
と前記リア吹き出し用通路との境界部を貫通して設けた
温風孔と、前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出す
際に前記温風孔を開くサブダンパとを備えたことを特徴
とする。
流側に配設したエバポレータと、このエバポレータより
も下流側下方に配設したヒータコアと、前記エバポレー
タの下流側から斜め下方へと延びて前記ヒータコアの上
流側まで通ずる第1空気通路と、前記エバポレータの下
流側から前記ヒータコアをバイパスするように斜め上方
へと延びてケース上部のフェイス吹き出し口まで通ずる
第2空気通路と、前記ヒータコアの下流側から上方へと
延びて前記第2空気通路と交差すると共に前記ケース上
部のデフ吹き出し口まで通ずる第3空気通路と、前記第
2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気混合部
から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延びて前記
ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空気通路
と、前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上
流側との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空
気通路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで
冷却された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通
路側とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と
冷風との流量割合を調整するエアミックスダンパと、前
記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側と
の境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通路
側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れて
くる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前記
フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フット
ダンパと、前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通
路の下流側との境界部に、前記第2空気通路側から前記
第3空気通路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合
部から流れてくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し
口と、前記フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し
口とに切り換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に
有する自動車用空調装置であって、前記第4空気通路は
前記第3空気通路側のリア吹き出し用通路と、このリア
吹き出し用通路の外側のフロント吹き出し用通路とに分
けて、前記フット吹き出し口は前記リア吹き出し用通路
先端のリア吹き出し部と、前記フロント吹き出し用通路
先端のフロント吹き出し部とに分けると共に、前記第3
空気通路側から前記リア吹き出し用通路側へ前記ヒータ
コアからの温風の一部を導くために、前記第3空気通路
と前記リア吹き出し用通路との境界部を貫通して設けた
温風孔と、前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出す
際に前記温風孔を開くサブダンパとを備えたことを特徴
とする。
【0121】従って、この第6発明の自動車用空調装置
によれば、第3空気通路とリア吹き出し用通路との境界
部を貫通するように設けた温風孔によって、第3空気通
路側からリア吹き出し用通路側へヒータコアからの温風
の一部を導くため、リア吹き出し部からの吹き出し温度
をフロント吹き出し部からの吹き出し温度よりも高くす
ることができ、このことによって、空調装置から車室内
のリアのフット吹き出し口までの放熱による温度低下に
対応し、車室内のフロントのフット吹き出し口からの吹
き出し温度とリアのフット吹き出し口からの吹き出し温
度とを同程度にすることができる。
によれば、第3空気通路とリア吹き出し用通路との境界
部を貫通するように設けた温風孔によって、第3空気通
路側からリア吹き出し用通路側へヒータコアからの温風
の一部を導くため、リア吹き出し部からの吹き出し温度
をフロント吹き出し部からの吹き出し温度よりも高くす
ることができ、このことによって、空調装置から車室内
のリアのフット吹き出し口までの放熱による温度低下に
対応し、車室内のフロントのフット吹き出し口からの吹
き出し温度とリアのフット吹き出し口からの吹き出し温
度とを同程度にすることができる。
【0122】また、第7発明の自動車用空調装置は、第
6発明の自動車用空調装置において、前記サブダンパ
は、前記エアミックスダンパが前記第1空気通路側から
前記第2空気通路側へ回動して前記第1空気通路から前
記ヒータコアに流れる空気量を増加させるのに応じて、
前記温風孔の開度を大きくし、且つ前記エアミックスダ
ンパが前記第2空気通路側から前記第1空気通路側へ回
動して前記第1空気通路から前記ヒータコアに流れる空
気量を減少させるのに応じて、前記温風孔の開度を小さ
くするように、前記エアミックスダンパに連動して開閉
する構成であることを特徴とする。
6発明の自動車用空調装置において、前記サブダンパ
は、前記エアミックスダンパが前記第1空気通路側から
前記第2空気通路側へ回動して前記第1空気通路から前
記ヒータコアに流れる空気量を増加させるのに応じて、
前記温風孔の開度を大きくし、且つ前記エアミックスダ
ンパが前記第2空気通路側から前記第1空気通路側へ回
動して前記第1空気通路から前記ヒータコアに流れる空
気量を減少させるのに応じて、前記温風孔の開度を小さ
くするように、前記エアミックスダンパに連動して開閉
する構成であることを特徴とする。
【0123】従って、この第7発明の自動車用空調装置
によれば、サブダンパがエアミックスダンパに連動して
温風孔の開度を調節するため、エアミックスダンパの開
度に応じた適度な量の温風が温風孔を通ってリア吹き出
し用通路内に流入することになり、よりよい温度特性を
得ることができる。
によれば、サブダンパがエアミックスダンパに連動して
温風孔の開度を調節するため、エアミックスダンパの開
度に応じた適度な量の温風が温風孔を通ってリア吹き出
し用通路内に流入することになり、よりよい温度特性を
得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る自動車用空調装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視拡大断面図である。
【図3】前記自動車用空調装置に備えた温風中央ダクト
部分を抽出して示す拡大斜視図である。
部分を抽出して示す拡大斜視図である。
【図4】前記自動車用空調装置のフット吹き出し口部分
を抽出して示す拡大斜視図である。
を抽出して示す拡大斜視図である。
【図5】前記自動車用空調装置に備えたエアミックスダ
ンパ部を抽出して示す図2のB方向矢視図である。
ンパ部を抽出して示す図2のB方向矢視図である。
【図6】前記エアミックスダンパが開き始めたときの状
態と全閉に近づいたときの状態とを示す説明図である。
態と全閉に近づいたときの状態とを示す説明図である。
【図7】車室内における空気吹き出し口及び前記自動車
用空調装置の操作部の配置例を示す斜視図である。
用空調装置の操作部の配置例を示す斜視図である。
【図8】前記操作部の拡大正面図である。
【図9】フェイスモード時のダンパ開閉状態等を示す説
明図である。
明図である。
【図10】フェイスモード時の吹き出し温度特性を示す
説明図である。
説明図である。
【図11】エアミックスダンパの開度に対する風量特性
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図12】バイレベルモード時のダンパ開閉状態等を示
す説明図である。
す説明図である。
【図13】バイレベルモード時の吹き出し温度特性を示
す説明図である。
す説明図である。
【図14】フットモード時のダンパ開閉状態等を示す説
明図である。
明図である。
【図15】フットモード時の吹き出し温度特性を示す説
明図である。
明図である。
【図16】ブレンドモード時のダンパ開閉状態等を示す
説明図である。
説明図である。
【図17】ブレンドモード時の吹き出し温度特性を示す
説明図である。
説明図である。
【図18】デフモード時のダンパ開閉状態等を示す説明
図である。
図である。
【図19】デフモード時の吹き出し温度特性を示す説明
図である。
図である。
【図20】従来の自動車用空調装置のシステム構成例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図21】車室内における空気吹き出し口の配置例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
21 自動車用空調装置 22 ブロア部 23 クーラー/ヒーター部 24 ケース 25 ブロアファン 26 ブロアモータ 27 車室内の空気取り入れ口 28 車外の空気取り入れ口 29 フレッシュ/リサーキュレーティングダンパ 30 ブロア 31 ケース 31a 上ケース 31b 下ケース 32 エバポレータ 33 ヒータコア 34 エアミックスダンパ 35 サブ1ダンパ 36 デフダンパ 37 フェイス/フットダンパ 37a 孔 38 サブ2ダンパ 38a,38b 内側面 39 サブ3ダンパ 40 合せ面 41 送風通路 42 第1空気通路 43 第2空気通路 44 第3空気通路 45 第4空気通路 45a リア吹き出し用通路 45b フロント吹き出し用通路 46 フェイス吹き出し口 46a センタ吹き出し部 46b サイド吹き出し部 47 デフ吹き出し口 48 フット吹き出し口 48a リア吹き出し部 48b フロント吹き出し部 50 空気混合部 51 仕切り板 52 温風中央ダクト 52a 開口部 52b,52c 側面 52d 上面 53a,53b 仕切り板 54a,54b 通路 56 温風孔 58,59 流量制御板 65 仕切り板
フロントページの続き (72)発明者 山本 隆英 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 古田 太 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 坂田 薫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 上流側に配設したエバポレータと、 このエバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコ
アと、 前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて前記
ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、 前記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパ
スするように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス
吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、 前記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空
気通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し
口まで通ずる第3空気通路と、 前記第2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気
混合部から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延び
て前記ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空
気通路と、 前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上流側
との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで冷却
された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通路側
とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と冷風
との流量割合を調整するエアミックスダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前
記フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フッ
トダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記
フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り
換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動
車用空調装置であって、 前記第2空気通路における前記空気混合部の上流側と前
記第3空気通路における前記空気混合部の上流側との境
界部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通路側に
亘って回動可能にサブダンパを設けたことを特徴とする
自動車用空調装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載する自動車用空調装置に
おいて、 前記サブダンパは、前記サブダンパを前記第3空気通路
側に回動させることにより前記ヒータコアから前記第3
空気通路を通って前記空気混合部に流入する温風の量を
制限し、前記サブダンパを前記第2空気通路側に回動さ
せることにより前記エバポレータから前記第2空気通路
を通って前記空気混合部に流入する冷風の量を制限し、
又は前記サブダンパを所定の中間開度にすることにより
前記ヒータコアから前記第3空気通路を通って前記空気
混合部に流入する温風を前記第4空気通路側に案内し
て、前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出すフェイ
スモード時、前記フェイス吹き出し口と前記フット吹き
出し口とから空気を吹き出すバイレベルモード時、前記
フット吹き出し口から空気を吹き出すフットモード時、
前記フット吹き出し口と前記デフ吹き出し口とから空気
を吹き出すブレンドモード時、又は前記デフ吹き出し口
から空気を吹き出すデフモード時に、前記フェイス吹き
出し口、前記フット吹き出し口、又は前記デフ吹き出し
口から所望の温度の空気を吹き出すよう構成したことを
特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項3】 上流側に配設したエバポレータと、 このエバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコ
アと、 前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて前記
ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、 前記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパ
スするように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス
吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、 前記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空
気通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し
口まで通ずる第3空気通路と、 前記第2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気
混合部から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延び
て前記ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空
気通路と、 前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上流側
との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで冷却
された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通路側
とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と冷風
との流量割合を調整するエアミックスダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前
記フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フッ
トダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記
フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り
換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動
車用空調装置であって、 前記第3空気通路内には前記空気混合部を貫通して前記
デフ吹き出し口まで通ずる温風ダクトを設け、この温風
ダクトによって前記ヒータコアからの温風の一部を冷風
と混合させることなく前記デフ吹き出し口へと導くよう
構成すると共に、前記温風ダクトの下流端開口部には前
記デフダンパと連動して前記下流端開口部を開閉するサ
ブダンパを設けたことを特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載する自動車用空調装置に
おいて、 前記フェイス吹き出し口は前記デフ吹き出し口側のサイ
ド吹き出し部と、このサイド吹き出し部の外側のセンタ
吹き出し部とに分け、前記センタ吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のセンタのフェイス吹き出し口から車
室内に吹き出す一方、前記サイド吹き出し部から吹き出
した空気は車室内のサイドのフェイス吹き出し口から車
両の側窓に向かって吹き付けるよう構成すると共に、 前記温風ダクトの下流側には、前記温風ダクトを流れる
温風を前記サイド吹き出し部へと吹き出すための開口部
を形成したことを特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項5】 上流側に配設したエバポレータと、 このエバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコ
アと、 前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて前記
ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、 前記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパ
スするように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス
吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、 前記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空
気通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し
口まで通ずる第3空気通路と、 前記第2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気
混合部から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延び
て前記ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空
気通路と、 前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上流側
との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで冷却
された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通路側
とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と冷風
との流量割合を調整するエアミックスダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前
記フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フッ
トダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記
フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り
換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動
車用空調装置であって、 前記エアミックスダンパの前記第1空気通路側面には第
1流量制御板を突設すると共に、前記第2空気通路の側
部には先端側を波形状に形成した第2流量制御板を前記
エバポレータ側に突設し、 前記エアミックスダンパが前記第1空気通路を塞ぐ全閉
状態から前記第2空気通路側に向かって開き始めたとき
には、前記第1流量制御板により、前記第1空気通路に
流れる空気量を漸増させると共に、 前記エアミックスダンパが全開に近づいて前記第2空気
通路を塞ぐときには、前記第2流量制御板により、前記
第2空気通路を流れる空気量を漸減させるよう構成した
ことを特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項6】 上流側に配設したエバポレータと、 このエバポレータよりも下流側下方に配設したヒータコ
アと、 前記エバポレータの下流側から斜め下方へと延びて前記
ヒータコアの上流側まで通ずる第1空気通路と、 前記エバポレータの下流側から前記ヒータコアをバイパ
スするように斜め上方へと延びてケース上部のフェイス
吹き出し口まで通ずる第2空気通路と、 前記ヒータコアの下流側から上方へと延びて前記第2空
気通路と交差すると共に前記ケース上部のデフ吹き出し
口まで通ずる第3空気通路と、 前記第2空気通路と前記第3空気通路とが交差する空気
混合部から前記第3空気通路の外側を通り下方へと延び
て前記ケース下部のフット吹き出し口まで通ずる第4空
気通路と、 前記第1空気通路の上流側と前記第2空気通路の上流側
との境界部に、前記第1空気通路側から前記第2空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記エバポレータで冷却
された空気を前記第1空気通路側と前記第2空気通路側
とに振り分けて前記空気混合部で混合される温風と冷風
との流量割合を調整するエアミックスダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第4空気通路の上流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第4空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記フェイス吹き出し口と前
記フット吹き出し口とに切り換え可能なフェイス/フッ
トダンパと、 前記第2空気通路の下流側と前記第3空気通路の下流側
との境界部に、前記第2空気通路側から前記第3空気通
路側に亘って回動可能に設け、前記空気混合部から流れ
てくる空気の吹き出し先を前記デフ吹き出し口と、前記
フェイス吹き出し口又は前記フット吹き出し口とに切り
換え可能なデフダンパとを、前記ケース内に有する自動
車用空調装置であって、 前記第4空気通路は前記第3空気通路側のリア吹き出し
用通路と、このリア吹き出し用通路の外側のフロント吹
き出し用通路とに分けて、前記フット吹き出し口は前記
リア吹き出し用通路先端のリア吹き出し部と、前記フロ
ント吹き出し用通路先端のフロント吹き出し部とに分け
ると共に、 前記第3空気通路側から前記リア吹き出し用通路側へ前
記ヒータコアからの温風の一部を導くために、前記第3
空気通路と前記リア吹き出し用通路との境界部を貫通し
て設けた温風孔と、 前記フェイス吹き出し口から空気を吹き出す際に前記温
風孔を開くサブダンパとを備えたことを特徴とする自動
車用空調装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載する自動車用空調装置に
おいて、 前記サブダンパは、前記エアミックスダンパが前記第1
空気通路側から前記第2空気通路側へ回動して前記第1
空気通路から前記ヒータコアに流れる空気量を増加させ
るのに応じて、前記温風孔の開度を大きくし、且つ前記
エアミックスダンパが前記第2空気通路側から前記第1
空気通路側へ回動して前記第1空気通路から前記ヒータ
コアに流れる空気量を減少させるのに応じて、前記温風
孔の開度を小さくするように、前記エアミックスダンパ
に連動して開閉する構成であることを特徴とする自動車
用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20758197A JPH1148747A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20758197A JPH1148747A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 自動車用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148747A true JPH1148747A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16542134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20758197A Withdrawn JPH1148747A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148747A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005000613A1 (de) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Behr Gmbh & Co. Kg | Klimatisierungseinrichtung für fahrzeuge sowie verfahren zum betreiben einer klimatisierungseinrichtung |
JP2007307928A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和ユニットおよび空気調和装置 |
JP2009143330A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Calsonic Kansei Corp | 自動車用空気調和装置 |
JP2011051465A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
CN107042745A (zh) * | 2017-04-06 | 2017-08-15 | 南方英特空调有限公司 | 一种汽车空调箱后吹面结构 |
JP2017144842A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社デンソー | 空調ケース |
US10308094B2 (en) | 2014-05-30 | 2019-06-04 | Hanon Systems | Warm or cold air channel with slots to optimize control curves |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20758197A patent/JPH1148747A/ja not_active Withdrawn
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CN107042745B (zh) * | 2017-04-06 | 2023-05-16 | 南方英特空调有限公司 | 一种汽车空调箱后吹面结构 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |